JP2003198478A - 光波長分離装置及びこれを用いた光波長多重伝送システム - Google Patents

光波長分離装置及びこれを用いた光波長多重伝送システム

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JP2003198478A
JP2003198478A JP2001399277A JP2001399277A JP2003198478A JP 2003198478 A JP2003198478 A JP 2003198478A JP 2001399277 A JP2001399277 A JP 2001399277A JP 2001399277 A JP2001399277 A JP 2001399277A JP 2003198478 A JP2003198478 A JP 2003198478A
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Naomi Ohashi
尚美 大橋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光多重されるべき波長の異なる光信号の数が
減少した場合においても、光受信装置へ光信号が途絶え
ることが無く、かつ、光入力レベルの許容値を超えない
ように制御できる光波長分離装置及び光波長多重伝送シ
ステムを提供する。 【解決手段】 光波長分離装置は、波長分離部30が光
波長多重された光信号を波長毎に分離すると、光レベル
調整部281A〜28nAが各光信号のレベルを波長毎
に調整可能にする一方、光検出部261〜26nが波長
毎に分離された光信号をそれぞれ検出すると、制御部2
71A〜27nAが光信号レベルが高い場合ほど、対応
する波長の光信号レベルを減衰させて出力するように光
レベル調整部に制御信号を送出する。光波長多重伝送シ
ステムはこの光波長分離装置を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光波長分離装置及
びこの光波長分離装置を用いた光波長多重伝送システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の光波長多重伝送システムの
構成を示すブロック図である。この光波長多重伝送シス
テムは、互いに異なる波長λ1〜λnの光信号を生成す
る複数の光送信装置201〜20nが光波長多重装置2
1に接続されている。光波長多重装置21は光送信装置
201〜20nからそれぞれ送信された波長がλ1〜λ
nの光信号を波長多重して1本の光伝送路22に送出す
るものである。この光伝送路22は光ファイバで構成さ
れ、送信先の端末部に光信号を増幅する光増幅器23が
設けられている。そして、光増幅器23の出力端に、光
信号を波長分離する光波長分離装置24が接続されてい
る。さらに、光波長分離装置24には、ここで波長分離
されて出力された波長がλ1〜λnの各光信号を認識す
る光受信装置291〜29nが接続されている。
【0003】この光波長多重伝送システムは、各光送信
装置201〜20nからそれぞれ送信された波長がλ1
〜λnの各光信号を光波長多重装置21で波長多重して
1本の伝送路22に送出し、送出された光信号を光増幅
器23で増幅した後、光波長分離装置24で送信元と波
長が同一の光信号に分離し、それぞれ光受信装置291
〜29nに入力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された光波長多重伝送システムにあっては、
光増幅器23の利得に波長依存性があるため、光波長分
離装置24から出力される波長の異なる光信号レベルが
均一にならない場合があった。また、送信される光信号
の数が減少した場合、光増幅器23の出力における波長
毎の光信号レベルが高くなり過ぎて、光波長分離装置2
4から出力される光信号のレベルが光受信装置291〜
29nの許容入力レベルを超えてしまい、光受信装置2
91〜29nを破壊するおそれもあった。
【0005】このような光受信装置に対する光過入力を
保護し得るものとして、例えば、特開平9−32977
3号公報に開示された「光ブレーカー」がある。これ
は、光受信装置としての光デバイスの前段に光スイッチ
を配置し、光デバイスへの光入力レベルが許容値を超え
る場合、外部のモニタ用フォトダイオードと制御回路に
より、制御信号を送信して光スイッチをオフ状態にする
ものである。これにより、光波長分離装置の次段の光デ
バイスを光の過入力から保護することができる。
【0006】しかしながら、このような構成では光デバ
イスを光の過入力から保護できたとしても、その度毎に
光スイッチがオフ状態にされるため、各光受信装置への
信号が途絶えてしまうという問題があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、光多重されるべき波長の異なる光信号の
数が減少して光増幅器の出力における各波長の光レベル
が高くなる場合においても、対応する波長の光受信装置
へ光信号が途絶えることが無く、かつ、光受信装置の光
入力レベルの許容値を超えないように制御することので
きる光波長分離装置及びこれを用いた光波長多重伝送シ
ステムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、光波長多重された光信号を
波長分離部で波長毎に分離し、得られた各光信号のレベ
ルを調整するために複数の光レベル調整部を設けるとと
もに、波長分離された光信号をそれぞれ光カプラで分岐
して光信号のレベルを検出し、それぞれ検出された光信
号レベルが高い場合ほど、対応する波長の光信号レベル
を減衰させて出力するように制御部が光レベル調整部に
制御信号を送出するように構成したものである。このよ
うに構成することによって、波長の異なる光信号の数が
減少して光増幅器出力における各波長の光レベルが高く
なる場合でも、対応する波長の光受信装置へ光信号が途
絶えることが無く、かつ、光受信装置の光入力レベルの
許容値を超えないように制御することができる。
【0009】請求項2に係る発明は、光レベル調整部と
して、外部から加えられる制御信号により挿入損失が変
化する光導波路と、この光導波路に制御信号を加えるた
めのバイアスティとを備える。このように構成すること
によって、半導体集積回路における微細加工技術を応用
した高品質の減衰機能を持たせることができる。
【0010】請求項3に係る発明は、光導波路としてL
iNbO3光変調器を用いたものである。このように構
成したことにより、電界をかけることによって屈折率が
変えられて光レベルの調整ができる。
【0011】請求項4に係る発明は、光レベル調整部と
して、互いに減衰量の異なる複数の光アッテネータの入
力側に第1の光スイッチ群を配置し、出力側に第2の光
スイッチ群を配置し、これらの光スイッチ群をオン、オ
フ制御することによって光信号レベルを低減するように
構成したものである。このように構成したことにより光
スイッチのオン、オフ操作で光信号レベルを減衰させる
ことができる。
【0012】請求項5に係る発明は、光レベル調整部と
して、光信号経路に複数の光サーキュレータを直列に接
続し、これらの光サーキュレータの光信号の迂回路に互
いに減衰量の異なる複数の光アッテネータを接続したも
のを用いる。このように構成したことにより、光の減衰
率に応じた光サーキュレータを選択して制御信号を加え
ることで済む。
【0013】請求項6に係る発明は、光レベル調整部の
後段にそれぞれ接続された光受信装置の入力ダイナミッ
クレンジを考慮して、光信号の変化幅を抑制しようとす
るもので、波長分離された光信号を電気信号に変換する
信号変換部及びこの信号変換部の出力信号を基準値と比
較する比較部を含み、基準値として光受信装置の入力ダ
イナミックレンジの中間の光信号に対応する値を用い、
比較部の出力に応じて光レベル調整部内のバイアスティ
に制御信号を送出するように構成したものである。この
ように構成することによって、良好な伝送品質を確保す
ることができる。
【0014】請求項7に係る発明は、同じく、波長分離
された光信号を電気信号に変換する信号変換部及びこの
信号変換部の出力信号を基準値と比較する比較部を含
み、基準値として光受信装置の入力ダイナミックレンジ
の中間の光信号に対応する値を用い、比較部の出力に応
じて光レベル調整部内の第1及び第2の光スイッチ群に
制御信号を送出するように構成したものである。このよ
うに構成することによって、良好な伝送品質を確保する
ことができる。
【0015】請求項8に係る発明は、同じく、波長分離
された光信号を電気信号に変換する信号変換部及びこの
信号変換部の出力信号を基準値と比較する比較部を含
み、基準値として光受信装置の入力ダイナミックレンジ
の中間の光信号に対応する値を用い、比較部の出力に応
じて光レベル調整部内の光サーキュレータを選択する制
御信号を送出するように構成したものである。このよう
に構成することによって、良好な伝送品質を確保するこ
とができる。
【0016】請求項9に係る発明は、互いに波長の異な
る光信号を生成する複数の光送信装置と、光送信装置の
波長を多重する光波長多重装置と、光波長多重装置で波
長多重された光信号を伝送する光伝送路と、この光伝送
路により伝送された光信号を増幅する光増幅器と、この
光増幅器から出力された光信号を入力する上述した光波
長分離装置のいずれか一つとを備えたものである。この
ように構成することによって、波長の異なる光信号の数
が減少して光増幅器出力における各波長の光レベルが高
くなる場合でも、対応する波長の光受信装置へ光信号が
途絶えることが無く、かつ、光受信装置の光入力レベル
の許容値を超えないように制御することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す好適な
実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の各
実施の形態は、その構成及び動作が理解できる程度に概
略的に示してあるに過ぎず、したがって本発明はこれら
の構成に限定されるものではない。
【0018】図1は本発明に係る光波長多重伝送システ
ムの第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図中、図5に示した従来装置と同一の要素には同一の符
号を付してその説明を省略する。図1に示した第1の実
施の形態は、従来装置を示す図5中の光分離装置24に
代えて、その内部の構成が変更されている光波長分離装
置24Aを用いるようにした点が異なるだけで、これ以
外は従来装置と同一に構成されている。
【0019】ここで、光波長分離装置24Aは光増幅器
23から出力された光信号、すなわち、波長多重された
光信号を入力し、それぞれ波長がλ1〜λnの光信号に
分離する波長分離部30を有し、この波長分離部30に
は、それぞれ波長分離された光信号を受信する光カプラ
251〜25nが接続されている。これらの光カプラ2
51〜25nは、それぞれ入力した光信号を分岐して出
力する第1の出力端子と、第2の出力端子とを有し、こ
のうち、第1の出力端子には、それぞれ入力した光信号
のレベルを調整して光波長分離装置24Aの光信号出力
とする光レベル調整部281A〜28nAが接続され、
第2の出力端子には光信号を電気信号に変換する光検出
部261〜26nがそれぞれ接続されている。また、こ
れらの光検出部261〜26nにはその出力信号レベル
に応じて光レベル調整部281A〜28nAを制御する
制御信号を出力する制御部271A〜27nAが接続さ
れている。なお、光レベル調整部281A〜28nAの
制御信号は、制御部271A〜27nAとは別の系統に
て外部からも供給可能に構成されている。
【0020】以下、従来装置と構成を異にする部分を中
心にして、第1の実施の形態の概略動作について説明す
る。光送信装置201〜20nからそれぞれ波長がλ1
〜λnの光信号が出力され、光波長多重装置21に入力
される。光波長多重装置21では、波長がλ1〜λnの
各光波長を1つの光信号に多重し光伝送路22に送出す
る。光伝送路22を通った光信号は光増幅器23に入力
され、ここで増幅された後、光波長分離装置24Aに入
力される。
【0021】光波長分離装置24Aにおいては、波長分
離部30が波長多重された光信号を、波長がλ1〜λn
の各光信号に分離し、これらの光信号を光カプラ251
〜25nに送出する。光カプラ251〜25nは、それ
ぞれ入力された光信号を分岐して光検出部261〜26
nと光レベル調整部281A〜28nAにそれぞれ送出
する。このうち、光検出部261〜26nでは、入力さ
れた光信号を基に電気信号を生成し、制御部271A〜
27nAにそれぞれ送出する。制御部271A〜27n
Aでは入力された信号から制御信号を生成し、光レベル
調整部281A〜28nAにそれぞれ送出する。光レベ
ル調整部281A〜28nAでは、制御部271A〜2
7nAから送出された制御信号を基に光信号のレベルを
減衰させる。そして、光波長分離装置24Aの出力とし
てそれぞれ波長がλ1〜λnの光信号を送出する。
【0022】図2は光波長分離装置24Aを構成する光
検出部261〜26n及び光レベル調整部281A〜2
8nAの詳細な構成を説明するために、特に、波長がλ
1の光信号に対応して設けられる、光検出部261及び
光レベル調整部281Aの概略構成図である。このう
ち、光検出部261は、直流電源Vにカソードが接続さ
れたフォトダイオード(PD)31と、このフォトダイ
オード31のアノードに一端が接続され、多端が接地さ
れた抵抗(R1)32と、この抵抗32に並列接続され
たコンデンサ(C)33とによって、光信号を電圧信号
に変換する光電変換回路が形成され、さらに、フォトダ
イオード31のアノードに発生した電圧信号を一方入
力、基準電圧Vrefを他方入力として、これらの入力
の差を増幅するオペアンプ34を備え、このオペアンプ
34の出力信号を光検出部261の出力信号とするよう
に構成されている。
【0023】一方、光レベル調整部281Aは、光カプ
ラ251からの光信号を入力してそのレベルを調整して
出力することのできる光導波路35と、制御部271A
から加えられる電圧によって光導波路35の挿入損失を
変化させるために一端が光導波路35に接続され、多端
が抵抗(R2)37を介して接地されたバイアスティ3
6とで構成されている。
【0024】次に、光検出部261、制御部271A及
び光レベル調整部281Aの動作について説明する。波
長分離部30によって分離された波長がλ1の光信号は
光カプラ251に入力される。光カプラ251は入力さ
れた光信号を光検出部261と光レベル調整部281A
とに送出する。このうち、光検出部261においては、
これに入力された光信号をフォトダイオード31で受光
し、光信号レベルに対応した電流を抵抗32及びコンデ
ンサ33の並列回路に供給する。したがって、オペアン
プ34の一方の入力端子には波長がλ1の光信号レベル
に対応する電圧が印加される。オペアンプ34の他方の
入力端子に印加される基準電圧Vrefは、光受信装置
291の入力ダイナミックレンジの中間の光信号に対応
する電圧に設定されている。オペアンプ34は二つの入
力端子に印加された電圧の差に対応する電圧を出力して
制御部271Aに加える。
【0025】一方、光レベル調整部281Aに入力され
た光信号は、光導波路35に入力される。この光導波路
35は、バイアスティ36への印加電圧により光の挿入
損失が変化するという特徴を持っている。このような光
導波路35には、例えばLiNbO3光変調器といった
ものが使用される。この場合、制御部271Aからの制
御信号により、LiNbO3光変調器を用いた光導波路
35の光の挿入損失が変化するため、入力された光信号
レベルの減衰量を調整することができる。その後、光導
波路35で減衰された光信号は、光受信装置291に送
出される。この場合、オペアンプ34の基準電圧Vre
fとして、光受信装置291の入力ダイナミックレンジ
の中間の光信号に対応する電圧に設定することにより、
波長がλ1の光信号レベルの変動分を略半分に抑制する
ことができる。なお、図示を省略したが、波長がλ2〜
λnに対応する光検出部及び光レベル調整部において
も、波長がλ1の光信号に対する動作と同様な動作が行
われる。
【0026】このように、図1及び図2を用いて説明し
た第1の実施の形態によれば、波長の異なる光信号の数
が減少したことによる光増幅器23における残波長の光
信号レベルの増加分を補正し、光受信装置291〜29
nへの光入力レベルを許容範囲内に抑えることができる
ため、光受信装置291〜29nへの光信号が途絶える
こと無く、かつ、光受信装置291〜29nを破壊から
保護することができる。また、オペアンプ34の基準電
圧Vrefを光受信装置291〜29nの入力ダイナミ
ックレンジの中間の光強度に対応する値に設定すること
により良好な伝送品質を確保することができる。
【0027】図3は本発明に係る光波長分離装置の第2
の実施の形態の構成を示すブロック図であり、特に、図
2に示したと同様に、波長がλ1の光信号に対応して設
けられる、光検出部及び光レベル調整部の詳細な構成と
併せて示した光波長分離装置の概略構成図である。図
中、図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明
を省略する。ここに示した光波長分離装置24Bは、第
1の実施の形態を構成する光レベル調整部281Aとは
構成の異なる光レベル調整部281Bを用い、これを制
御部271Bが制御するようにした点が異なるだけで、
これ以外は図2と同様に構成されている。
【0028】ここで、光レベル調整部281Bは単一の
入力端子が複数本に分岐された光ファイバに磁界を作用
させてそれぞれをスイッチとして機能させる光スイッチ
群41と、一端が光スイッチ群41の各光ファイバに接
続された光アッテネータ431〜43nと、これらの光
アッテネータ431〜43nの他端に接続され、磁界を
作用させることによってそれぞれ光スイッチとして機能
する光スイッチ群42とを備え、この光スイッチ群42
の各光スイッチは単一の出力端子に接続され、この出力
端子から光信号が出力される構成になっている。なお、
光アッテネータ431〜43nは順次その減衰量を異な
らせたものが使用され、制御部271Bはオペアンプ3
4の出力レベルに応じて光アッテネータ431〜43n
のいずれか一つを選択するように、一つの光アッテネー
タの両端のスイッチをオン状態にするように光スイッチ
群41及び光スイッチ群42を制御するように構成され
ている。
【0029】上記のように構成された光波長分離装置の
第2の実施の形態の動作について、特に、図2と構成を
異にする部分を中心にして以下に説明する。光波長分離
装置24Bに入力された光波長多重信号は、波長分離部
30により、それぞれの波長がλ1〜λnの光信号に分
離される。このうち、波長がλ1の光信号は光カプラ2
51に入力され、光検出部261と光レベル調整部28
1Bにそれぞれ送出される。光検出部261では、入力
された波長がλ1の光信号をフォトダイオード31、抵
抗32及びコンデンサ33によって電圧に変換し、オペ
アンプ34の信号入力端子に加える。オペアンプ34で
は、入力された電圧値と基準電圧Vrefとを比較し、
その結果を電気信号として制御部271Bに送出する。
制御部271Bでは入力された信号に基づいて制御信号
を生成し、光レベル調整部281B内の光スイッチ群4
1及び光スイッチ群42にそれぞれ送出する。
【0030】ここで、基準電圧Vrefは、光信号の出
力レベルが光受信装置291〜29n(図1参照)の入
力ダイナミックレンジの中間になるような値に設定され
ている。制御部271Bは、オペアンプ34の出力レベ
ルが大きい場合ほど、光減衰率の大きい光アッテネータ
を光信号が通過するように光スイッチ群41及び光スイ
ッチ群42の互いに対応するスイッチをオン状態に制御
する。これにより、レベルの大きい光信号ほど大きく減
衰せしめられて光受信装置291に送出される。なお、
図示を省略した波長がλ2〜λnに対応する光検出部及
び光レベル調整部においても、波長がλ1の光信号に対
する動作と同様な動作が行われる。
【0031】このように、図3を用いて説明した第2の
実施の形態によれば、波長の異なる光信号の数が減少し
たことによる光増幅器23における残波長の光信号レベ
ルの増加分を補正し、光受信装置291〜29nへの光
入力レベルを許容範囲内に抑えることができるため、光
受信装置291〜29nへの光信号が途絶えること無
く、かつ、光受信装置291〜29nを破壊から保護す
ることができる。また、オペアンプ34の基準電圧Vr
efを光受信装置291〜29nの入力ダイナミックレ
ンジの中間の光強度に対応する値に設定することにより
良好な伝送品質を確保することができる。
【0032】図4は本発明に係る光波長分離装置の第3
の実施の形態の構成を示すブロック図であり、特に、図
2に示したと同様に、波長がλ1の光信号に対応して設
けられる、光検出部及び光レベル調整部の詳細な構成と
併せて示した光波長分離装置の概略構成図である。図
中、図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明
を省略する。ここに示した光波長分離装置24Cは、第
1の実施の形態を構成する光レベル調整部281Aとは
構成の異なる光レベル調整部281Cを用い、これを制
御部271Cが制御するようにした点が異なるだけで、
これ以外は図2と同様に構成されている。
【0033】ここで、光レベル調整部281Cはその入
力端子から出力端子まで光サーキュレータ51〜5nが
順次直列に接続され、各光サーキュレータ51〜5nの
迂回路としてのもう一つの端子にそれぞれ光減衰率が等
しいか、あるいは、互いに異なる光アッテネータ61〜
6nが接続されている。光サーキュレータ51〜5n
は、それぞれ「H」レベルの制御信号が加えられたと
き、入力された光信号を光アッテネータ61〜6nを介
して出力し、「L」レベルの信号が加えられたとき入力
された光信号をそのまま出力する特性を有している。
【0034】上記のように構成された第3の実施の形態
の動作について、特に、図2と構成を異にする部分を中
心にして以下に説明する。光波長分離装置24Cに入力
された光波長多重信号は、波長分離部30によって、そ
れぞれ波長がλ1〜λnの光信号に分離される。このう
ち、波長がλ1の光信号に着目すると、この光信号は光
カプラ251に入力され、光検出部261と光レベル調
整部281Cにそれぞれ送出される。光検出部261で
は、入力された波長がλ1の光信号をフォトダイオード
31、抵抗32及びコンデンサ33によって電圧に変換
して、オペアンプ34の入力信号端子に加える。オペア
ンプ34では、入力された電圧値と基準電圧Vrefと
を比較し、その結果を電気信号として制御部271Cに
送出する。制御部271Cでは入力された信号に基づい
て制御信号を生成し、光レベル調整部281C内の光サ
ーキュレータ51〜5nに制御信号を加える。
【0035】光サーキュレータ51〜5nは、制御部2
71Cから送出される制御信号により、入力された光信
号を光アッテネータ61〜6nに送出するか、そのまま
後段の光サーキュレータに送出するかのいずれかに制御
される。ここで、光サーキュレータ51〜5nは、制御
部271Cから送出される制御信号レベルが「H」の場
合は、入力された光信号を光アッテネータ61〜6nに
送出し、また制御信号レベルが「L」の場合には、入力
された光信号を後段の光サーキュレータにそのまま送出
する。
【0036】例えば、光検出部261から制御部271
Cに送出される信号の値が相対的に大きな値“A”であ
る場合、光レベル調整部281C内の光サーキュレータ
51〜5nには、それぞれ「H」「L」「H」・・・・
「H」というような制御信号が送出される。一方、光検
出部261から制御部271Cに送出される信号の値が
相対的に小さな値“B”である場合、光レベル調整部2
81C内の光サーキュレータ51〜5nには、それぞれ
「L」「L」「H」・・・「L」というような制御信号
が送出される。このように、制御部271Cは光検出部
261から送出される信号の値が大きい場合ほど、多く
の光サーキュレータに「H」の制御信号を加えて光信号
レベルを大きく減衰させ、光検出部261から送出され
る信号の値が小さい場合には、「H」の制御信号を加え
る光サーキュレータの数を少なくして光信号レベルの減
衰を低く抑える。
【0037】このようにして、光カプラ251から光レ
ベル調整部281Cに送出される光信号レベルが大きい
とき、光信号の減衰率を高くして光受信装置291に送
出され、逆に、光カプラ251から光レベル調整部28
1Cに送出される光信号レベルが小さいとき、光信号の
減衰率を低く抑えて光受信装置291に送出される。
【0038】かくして、図3を用いて説明した第3の実
施の形態によれば、波長の異なる光信号の数が減少した
ことによる光増幅器23における残波長の光信号レベル
の増加分を補正し、光受信装置291〜29nへの光入
力レベルを許容範囲内に抑えることができるため、光受
信装置291〜29nへの光信号が途絶えること無く、
かつ、光受信装置291〜29nを破壊から保護するこ
とができる。また、オペアンプ34の基準電圧Vref
を光受信装置291〜29nの入力ダイナミックレンジ
の中間の光強度に対応する値に設定することにより良好
な伝送品質を確保することができる。
【0039】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明に係る光波
長分離装置によれば、光波長多重された光信号を波長分
離部により波長毎に分離し、分離された各光信号のレベ
ルを光レベル調整部によって波長毎に調整することを可
能にするとともに、波長分離された光信号を光カプラで
それぞれ分岐し、分岐された光信号のレベルをそれぞれ
検出して光信号レベルが高い場合ほど、対応する波長の
光信号レベルを減衰させて出力するように光レベル調整
部を制御するように構成したので、光多重されるべき波
長の異なる光信号の数が減少して光増幅器の出力におけ
る各波長の光レベルが高くなる場合においても、対応す
る波長の光受信装置へ光信号が途絶えることが無く、か
つ、光受信装置の光入力レベルの許容値を超えないよう
に制御することができる。また、本発明に係る光波長多
重伝送システムは、上記の光波長分離装置を備えている
ため、光波長分離装置について説明したのと同様な効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光波長多重伝送システム及びこの
システムを構成する光波長分離装置の第1の実施の形態
を示すブロック図
【図2】図1に示した光波長分離装置の光検出部及び光
レベル調整部の詳細な構成を制御系統と併せて示したブ
ロック回路図
【図3】本発明に係る光分離装置の第2の実施の形態と
して、光検出部及び光レベル調整部の詳細な構成を制御
系統と併せて示したブロック回路図
【図4】本発明に係る光分離装置の第3の実施の形態と
して、光検出部及び光レベル調整部の詳細な構成を制御
系統と併せて示したブロック回路図
【図5】従来の光波長多重伝送システムの構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
201〜20n 光送信装置 21 光波長多重装置 22 光伝送路 23 光増幅器 24A、24B、24C 光波長分離装置 251〜25n 光カプラ 261〜26n 光検出部 271A〜27nA 制御部 281A〜28nA、281B、281C 光レベル調
整部 291〜29n 光受信装置 34 オペアンプ 35 光導波路 36 バイアスティ 41、42 光スイッチ群 431〜43n 光アッテネータ 51〜5n 光サーキュレータ 61〜6n 光アッテネータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 14/00 14/02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光波長多重された光信号を波長毎に分離
    する波長分離部と、前記波長分離部で分離された各光信
    号のレベルを波長毎に調整することが可能な複数の光レ
    ベル調整部と、前記波長分離部で分離された光信号をそ
    れぞれ分岐する複数の光カプラと、前記光カプラで分岐
    された光信号のレベルをそれぞれ検出する複数の光検出
    部と、前記光検出部でそれぞれ検出された光信号レベル
    が高い場合ほど、対応する波長の光信号レベルを減衰さ
    せて出力するように前記光レベル調整部に制御信号を送
    出する制御部とを備えた光波長分離装置。
  2. 【請求項2】 前記光レベル調整部は、外部から加えら
    れる制御信号により挿入損失が変化する光導波路と、前
    記光導波路に制御信号を加えるためのバイアスティと、
    前記バイアスティを終端する抵抗とを備えた請求項1に
    記載の光波長分離装置。
  3. 【請求項3】 前記光導波路は、LiNbO3光変調器
    で構成された請求項2に記載の光波長分離装置。
  4. 【請求項4】 前記光レベル調整部は、波長分離された
    光信号経路にそれぞれ設けられ、共通の入力端及び互い
    に分岐された出力端を有する第1の光スイッチ群と、互
    いに分岐された入力端及び共通の出力端を有する第2の
    光スイッチ群と、前記第1の光スイッチ群の各出力端と
    前記第2の光スイッチ群の各入力端との間にそれぞれ接
    続され、互いに減衰量の異なる複数の光アッテネータと
    を備えた請求項1に記載の光波長分離装置。
  5. 【請求項5】 前記光レベル調整部は、波長分離された
    光信号経路にそれぞれ直列に接続され、制御信号によっ
    て光信号を迂回させることのできる複数の光サーキュレ
    ータと、前記各光サーキュレータの光信号の迂回路に接
    続され、互いに減衰量の異なる複数の光アッテネータと
    を備えた請求項1に記載の光波長分離装置。
  6. 【請求項6】 前記光レベル調整部の後段にそれぞれ接
    続された複数の光受信装置を備え、前記光検出部は前記
    光カプラで分岐された光信号を電気信号に変換する信号
    変換部及びこの信号変換部の出力信号を基準値と比較す
    る比較部を含み、前記比較部の基準値として前記光受信
    装置の入力ダイナミックレンジの中間の光信号に対応す
    る値に設定し、前記光検出部の出力に対応して前記制御
    部が前記光レベル調整部内のバイアスティに制御信号を
    送出する請求項2又は3に記載の光波長分離装置。
  7. 【請求項7】 前記光レベル調整部の後段にそれぞれ接
    続された複数の光受信装置を備え、前記光検出部は前記
    光カプラで分岐された光信号を電気信号に変換する信号
    変換部及びこの信号変換部の出力信号を基準値と比較す
    る比較部を含み、前記比較部の基準値として前記光受信
    装置の入力ダイナミックレンジの中間の光信号に対応す
    る値に設定し、前記光検出部の出力に対応して前記制御
    部が前記光レベル調整部内の前記第1及び第2の光スイ
    ッチ群に制御信号を送出する請求項4に記載の光波長分
    離装置。
  8. 【請求項8】 前記光レベル調整部の後段にそれぞれ接
    続された複数の光受信装置を備え、前記光検出部は前記
    光カプラで分岐された光信号を電気信号に変換する信号
    変換部及びこの信号変換部の出力信号を基準値と比較す
    る比較部を含み、前記比較部の基準値として前記光受信
    装置の入力ダイナミックレンジの中間の光信号に対応す
    る値に設定し、前記光検出部の出力に対応して前記制御
    部が前記光レベル調整部内の前記光サーキュレータに制
    御信号を送出する請求項5に記載の光波長分離装置。
  9. 【請求項9】 互いに波長の異なる光信号を生成する複
    数の光送信装置と、前記光送信装置の波長を多重する光
    波長多重装置と、前記光波長多重装置で波長多重された
    光信号を伝送する光伝送路と、前記光伝送路により伝送
    された光信号を増幅する光増幅器と、前記増幅器から出
    力された光信号を入力する請求項1から8のいずれか1
    つに記載された光波長分離装置とを備えた光波長多重伝
    送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8050574B2 (en) 2007-03-16 2011-11-01 Fujitsu Limited Optical receiving apparatus and optical level adjusted quantity setting method therefor
JP2012034102A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Nec Corp 波長多重信号光受信装置および光波長多重伝送システム

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