JP2008235637A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】非オーミック性素子と抵抗変化層とを直列に接続した構成とすることで微細化、高密度化を実現しながら、かつ充分な電流容量を確保でき、誤作動等が生じずに安定に作動可能な不揮発性半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】抵抗変化層22を含む記憶素子26と非オーミック性材料層29を含む非オーミック性素子27とが基板に対して垂直方向に直列に接続されてなるメモリセルを備えており、非オーミック性素子27は抵抗変化層22上に形成された素子用層間絶縁層23に開口されたコンタクトホール24の内壁面から底面にかけて連続的に形成され、かつ抵抗変化層22に接続する下部接続電極層28と、この下部接続電極層28の表面に沿って形成された非オーミック性材料層29と、非オーミック性材料層29に接続し、コンタクトホール24に埋め込み形成された上部接続電極層30とにより構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、抵抗変化層を記憶素子に用いた不揮発性半導体記憶装置に関し、特に非オーミック性素子と記憶素子との構造に関する。
近年、電子機器におけるデジタル技術の進展に伴い、音楽、画像、情報等のデータを保存するために、大容量で、かつ不揮発性の半導体記憶装置の開発が活発に行われている。例えば、強誘電体を容量素子として用いる不揮発性半導体記憶装置は既に多くの分野で用いられている。さらに、このような強誘電体キャパシタを用いる不揮発性半導体記憶装置に対して、電気的パルスの印加によって抵抗値が変化し、その状態を保持し続ける材料を用いた不揮発性半導体記憶装置(以下、ReRAMとよぶ)が、通常の半導体プロセスとの整合性を取りやすいという点で注目されている。
例えば、1つのトランジスタと1つの記憶部とで構成されるReRAMにおいて、既存のDRAM工程をそのまま使用可能とするための構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このReRAMは、トランジスタとこのトランジスタのドレインに連結されている不揮発性の記憶素子からなる。そして、この記憶素子は、上部電極と下部電極の間に電流パルスによって抵抗が可逆的に変化する抵抗変化層を挟持して構成されている。抵抗変化層としては、ニッケル酸化膜(NiO)、バナジウム酸化膜(V)、亜鉛酸化膜(ZnO)、ニオブ酸化膜(Nb)、チタン酸化膜(TiO)、タングステン酸化膜(WO)またはコバルト酸化膜(CoO)等が用いられている。このような遷移金属酸化膜は閾値以上の電圧または電流が印加されたときに特定の抵抗値を示し、その抵抗値は新たに電圧または電流が印加されるまでは、その抵抗値を保持しつづけることが知られており、かつ既存のDRAM工程をそのまま使用して作製できるという特徴を有している。
上記例は1つのトランジスタと1つの不揮発性記憶部の構成からなるが、さらに大容量化を実現するためにクロスポイント型構成とすることが検討されている。このようなクロスポイント型のReRAMの場合には、ワード線とビット線とがクロスした交点に形成される記憶素子の抵抗値を読み取るときに、他の行や列の記憶素子の影響を避けるために記憶素子に対して直列に、非オーミック性素子であるダイオードを挿入することが行われている。
例えば、相互並行した間隔をもって配列された2以上のビット線と、相互並行した間隔をもって、上記ビット線と交差する方向に形成された2以上のワード線と、ビット線およびワード線の交差する位置であり、かつビット線上に形成された記憶素子と、この記憶素子およびワード線と接触するように記憶素子上に形成されたダイオードとを備えたReRAMが開示されている(例えば、特許文献2参照)。このような構成とすることで、単位セル構造を1つのダイオードと1つの記憶素子の連続積層構造とすることができ、アレイセル構造も簡単に実現できるだけでなく、一般的に公知の半導体工程をそのまま利用できるので製造工程を簡略化できるとしている。
さらに、このようなクロスポイント型構成のReRAMにおいて、ワード線とビット線との交点部分に、2層の電極層に挟まれた複合金属酸化物からなる記憶素子と、この記憶素子上に形成された金属薄膜−絶縁物薄膜−金属薄膜(MIM)構造の非オーミック性素子とからなるメモリプラグが形成された構成も示されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、このようなMIM構造の非オーミック性素子を用いた場合には、書き換え時の電流により絶縁物薄膜が破壊されるおそれがある。このため、電気的ストレスによる電気抵抗の変化により情報を記憶する抵抗変化層を有する記憶素子を備えたクロスポイント型アレイ構成において、双方向の電流を制御でき、非選択の記憶素子を流れる寄生電流を抑制可能とするReRAMの構成も提案されている(例えば、特許文献4)。具体的には、両端に絶対値が一定値を越える電圧が印加されると、その電圧極性に応じて双方向に電流が流れ、印加電圧の絶対値が上記一定値以下の場合に所定の微小電流より大きい電流が流れないスイッチング特性を有し、さらに絶対値が上記一定値を越える所定の高電圧が印加された場合に30kA/cm以上の電流密度の電流を定常的に流すことができる非オーミック性素子と上記記憶素子とを直列に接続した構成が示されている。
さらに、書き込み電流を低減でき、微細化、集積化に適したTMR素子を用いたランダムアクセスメモリ装置も示されている(例えば、特許文献5参照)。具体的な構成としては、磁化方向が可変で、一端が開放された円筒状の第1の磁性体と、この第1の磁性体の円筒内に絶縁層を介して形成され、磁化方向が一方の周方向に固定された柱状の第2の磁性体とを備えたTMR素子を半導体基板上に設け、このTMR素子と配線層とを接続孔を介して接続し、この接続孔内に縦方向にダイオードを形成する例が示されている。ダイオードの例としては、N型のポリシリコンとP型のポリシリコンとを埋め込み、接続孔内にPN接合を形成する構成が示されている。
特開2004−363604号公報 特開2006−140489号公報 米国特許第6753561号明細書 特開2006−203098号公報 特開2003−174149号公報
上記第1の例には、スイッチング機能を有する1つのダイオードと1つの記憶素子との構成が示されているが、抵抗変化層を含む記憶素子と非オーミック性素子であるダイオードとを直列に接続しながら、かつ微細化、大電流化を可能とするような構造についてはまったく記載も示唆もされていない。
一方、第2の例では、下部電極上に抵抗変化層を含む記憶素子を形成し、さらにこの記憶素子上にダイオードを形成し、ダイオード上に上部電極を形成する構成が示されており、このダイオードはNiOやTiO2等からなるP型酸化物とN型酸化物とで形成することが示されている。しかしながら、この第2の例に記載されているダイオードは記憶素子と同じ外形寸法で形成されているので、ダイオードの電流容量を大きくすることが困難である。ダイオードの電流容量が小さいと、書き込みに必要な電流を充分流すことができなく、ReRAMの安定な作動を阻害するという課題を有する。
また、第3の例では、メモリプラグ内に、抵抗変化層を含む記憶素子とMIM構造の非オーミック性素子のすべてを形成しているので、製造方法が複雑となる課題を有している。さらに、この構成では、非オーミック性素子の形状と記憶素子の形状とを同一としているので、電流容量を大きくすることもできない。このため、上記第2の例と同様にReRAMの安定な作動を阻害するという課題を有している。
また、上記第4の例では、非オーミック性素子を構成するスイッチング特性を有する材料として、ZnOやSrTiO等からなるバリスタ材料を用いるとしているが、バリスタ特性は粒界の特性に基づき発生するものであり、微細化するほどバリスタ特性のばらつきが大きくなるという課題を有している。
さらに、上記第5の例では、非オーミック性素子であるダイオードをTMR素子と直列に接続し、かつ接続孔内に縦方向にダイオードを形成する構成も示されているが、ダイオードを接続孔内に形成するため電流容量を十分確保することが困難である。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、非オーミック性素子と抵抗変化層とを直列に接続した構成とすることで微細化、高密度化を実現しながら、かつ充分な電流容量を確保でき、誤作動等が生じずに安定に作動可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の不揮発性半導体記憶装置は、抵抗変化層を含む記憶素子と非オーミック性材料層を含む非オーミック性素子とが直列に接続されてなるメモリセルを備えた装置であって、非オーミック性素子は、少なくとも抵抗変化層上に形成された素子用層間絶縁層に開口されたコンタクトホールの内壁面及び底面に亘って連続的に形成され、かつ抵抗変化層に接続されている下部接続電極層と、下部接続電極層の表面を被覆するように形成された非オーミック性材料層と、非オーミック性材料層に接続され、コンタクトホール内に埋め込むように形成された上部接続電極層とにより構成される。
このような構成とすることにより、非オーミック性素子をコンタクトホール内に立体的に構成することができるので、微細化を実現しながら電流容量を大きくすることができる。この結果、クロストークや書き込み不足等を防止することができ、高信頼性の不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
また、上記構成において、記憶素子は抵抗変化層上に上部導電層を有し、下部接続電極層は上部導電層に接続されている構成としてもよい。これにより、記憶素子と非オーミック性素子の材料構成を分離することができ、抵抗変化層に対して最適な上部導電層の材料を容易に選択することができる。また、抵抗変化層をコンタクトホール中に形成しない構成とすれば、抵抗変化層として100nm以下の厚みを有する材料を用いても、再現性よく、かつ安定に作製することができる。
また、上記構成において、基板上に形成された第1配線層と、素子用層間絶縁層上に形成された第2配線層とをさらに備え、抵抗変化層は少なくとも第1配線層上に形成され、第2配線層はコンタクトホールに接続して素子用層間絶縁層に形成された配線溝に埋め込むように形成され、かつ上部接続電極層に接続され、非オーミック性材料層はコンタクトホールの下部接続電極層の表面に加えて配線溝の内壁面にも被覆されている構成としてもよい。
このような構成とすることにより、非オーミック性素子を第2配線層の形成時に同時に形成することができる。また、一般的な半導体プロセスで形成する第2配線層と同時に非オーミック性素子を形成することができるので、従来の半導体プロセスと親和性がよく、微細プロセスであっても低コストで作製することができる。
また、上記構成において、上部接続電極層は第2配線層と同一の材料により形成されていてもよい。このような構成とすることにより、上部接続電極層と第2配線層との接続部がなくなるので寄生抵抗が減少し、高速動作を可能とすることができる。
また、上記構成において、第1配線層はストライプ状に複数本が形成され、第2配線層は第1配線層に対して交差するようにストライプ状に複数本が形成されており、メモリセルは第1配線層と第2配線層との交点に配置されている構成としてもよい。このようなクロスポイント構成とすることで、さらに大容量の不揮発性半導体記憶装置を実現することができる。
また、上記構成において、非オーミック性材料層はシリコン窒化膜からなるものであってもよい。シリコン窒化膜を用いることで、MSM(メタル/セミコンダクター/メタル)構成あるいはMIM(メタル/インシュレータ/メタル)構成からなる非オーミック性素子を安定に、かつ容易に作製することができる。この場合に、MIM構成とする場合には、シリコン窒化膜の構成を化学両論組成として絶縁性を有する組成とし、MSM構成とする場合には、化学両論組成からずれた窒素欠損型とすればよい。このような組成については、Siターゲットを用いた窒素ガス雰囲気中でのリアクティブスパッタリングにおいて、窒素流量を精密に制御することで実現できる。
また、上記構成において、抵抗変化層は酸化タンタルまたは酸化チタンからなるものであってもよい。このような材料を用いた場合であっても、安定で、かつ再現性の良好な不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
さらに、上記構成において、下部接続電極層と上部接続電極層のいずれかが、窒化タンタルまたは銅からなるものであってもよい。このような材料を用いることにより、下部接続電極層や上部接続電極層の密着性を向上できるだけでなく、第1配線層や第2配線層あるいは他の配線層との密着性も向上できる。
また、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、抵抗変化層を含む記憶素子と非オーミック性材料層を含む非オーミック性素子とが直列に接続されてなるメモリセルを備えた装置の製造方法であって、少なくとも抵抗変化層上に素子用層間絶縁層を形成する工程と、この抵抗変化層上で、かつ素子用層間絶縁層の所定の位置に抵抗変化層を露出するようにコンタクトホールを開口する工程と、コンタクトホールの内壁面から底面にかけて連続的な形状で、かつ抵抗変化層に接続する下部接続電極層を形成する工程と、下部接続電極層の表面を被覆するように非オーミック性材料層を形成する工程と、非オーミック性材料層に接続する上部接続電極層をコンタクトホールに埋め込み形成する工程とを含む方法からなる。
このような方法とすることにより、コンタクトホール中に立体的な構成の非オーミック性素子を安定に製造することができるので、微小サイズにしても大きな電流容量を有する不揮発性半導体記憶装置を製造することができる。
また、上記方法において、基板上に第1配線層を形成する工程と、素子用層間絶縁層上に第2配線層を形成する工程と、コンタクトホールが形成された素子用層間絶縁層中の上部に、第2配線層を埋め込むための配線溝を形成する工程をさらに含み、第1配線層を抵抗変化層の下層に、抵抗変化層に接続するように形成し、非オーミック性材料層をコンタクトホールの下部接続電極層の表面に加えて配線溝の内壁面を被覆するように形成した後に、第2配線層を上部接続電極層に接続するとともに配線溝に埋め込み形成する方法としてもよい。
このような方法とすることにより、半導体プロセスで一般的に用いられているダマシンプロセスを第2配線層形成プロセスとして用いることができるので、従来の半導体プロセスに対して親和性の良好なプロセスを用いて不揮発性半導体記憶装置を製造することができる。
また、上記方法において、上部接続電極層と第2配線層とを同一の材料により形成してもよい。このような方法とすることにより、製造工程を簡略化でき、低コスト化を実現できる。
また、上記方法において、第1配線層をストライプ状に複数本形成し、第2配線層を第1配線層に対して交差するようにストライプ状に複数本形成するとともに、メモリセルを第1配線層と第2配線層との交点に形成する方法としてもよい。このようなクロスポイント構成とすることにより、さらに大容量の不揮発性半導体記憶装置を容易に製造することができる。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、非オーミック性素子をコンタクトホールの内部に立体的に形成しているので、単位メモリセルの面積よりも実効的に大きな面積とすることができ、電流容量を大きくとることができる。これにより、クロストークと書き込み不足を有効に防止することができるという大きな効果を奏する。また、非オーミック性素子の上部接続電極層を第2配線層と一緒に形成することもできるので、より簡略で、安定な製造プロセスを実現できるという大きな効果も奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する場合がある。また、トランジスタや記憶部等の形状については模式的なものであり、その個数等についても図示しやすい個数としている。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置10の構成を説明する図で、(a)は平面図、(b)は1A−1A線に沿って切断した断面図を示す。なお、図1(a)の平面図においては、理解しやすくするために最上層の絶縁保護膜32の一部を切り欠いて示している。また、図2は、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10の概略の回路構成を説明するブロック図である。さらに、図3は、記憶素子26と非オーミック性素子27の構成を示すための要部拡大図で、(a)は平面図、(b)は3A−3A線に沿った断面図である。なお、図3においては、4個のメモリセルについて示しており、さらに絶縁保護膜32については図示していない。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10は、抵抗変化層22を含む記憶素子26と非オーミック性材料層29を含む非オーミック性素子27とが直列に接続されてなるメモリセルを備えた構成からなる。そして、この非オーミック性素子27は、少なくとも抵抗変化層22上に形成された素子用層間絶縁層23に開口されたコンタクトホール24の内壁面から底面にかけて連続的に形成され、かつ抵抗変化層22に接続する下部接続電極層28と、この下部接続電極層28の表面を被覆するように形成された非オーミック性材料層29と、上記非オーミック性材料層29に接続し、コンタクトホール24に埋め込み形成された上部接続電極層30とにより構成されている。
なお、本実施の形態では、記憶素子26は、コンタクトホール24の底面に露出した抵抗変化層22の露出部と、この露出部に接続している第1配線層21の接続領域部と、コンタクトホール24に形成された下部接続電極層28のうちの底面領域部とにより構成されている。この場合に、第1配線層21の接続領域部が下部導電層であり、下部接続電極層28の底面領域部が上部導電層となる。
また、本実施の形態では、基板11上に形成された第1配線層21と、素子用層間絶縁層23上に形成された第2配線層31とをさらに備えており、抵抗変化層22は第1配線層21上に形成され、この第1配線層に接続している。一方、第2配線層31は、コンタクトホール24に接続するように素子用層間絶縁層23に形成された配線溝25に埋め込み形成されており、かつ上部接続電極層30に接続している。さらに、この上部接続電極層30と第2配線層31とは、同一材料を用い、同一のプロセスを経て形成されている。
また、非オーミック性材料層29は、図3に詳細に示すようにコンタクトホール24の下部接続電極層28の表面に加えて、配線溝25の内壁面を被覆するように形成されている。
さらに、第1配線層21はストライプ状に複数本形成され、第2配線層31は第1配線層21に対して交差して形成されている。そして、記憶素子26と非オーミック性素子27とからなるメモリセルは、図1および図3からわかるように第1配線層21と第2配線層31との交点に配置されている。
抵抗変化層22としては、電圧または電流の印加により抵抗値が変化する特性が再現性よく生じる酸化タンタルまたは酸化チタンを用いることが好ましい。この場合に、これらの厚みは100nm以下とすることが要求されるが、本実施の形態では抵抗変化層22を第1配線層21上に形成することから、100nm以下の厚みであっても、良好な抵抗変化特性を有する抵抗変化層22を再現性よく形成することができる。このような材料は、閾値以上の電圧または電流が印加されたときに特定の抵抗値を示し、その抵抗値は新たに一定の大きさのパルス電圧またはパルス電流が印加されるまでは、その抵抗値を維持しつづけるので、記憶素子の材料として好適である。
また、非オーミック性材料層29としては、シリコン窒化膜を用いることが好ましい。シリコン窒化膜は半導体特性を有するように形成することが容易にでき、MSMダイオード構成からなる非オーミック性素子27を簡単な製造プロセスにより作製することができる。すなわち、半導体特性を有する窒素欠損型窒化シリコン(SiN)膜は、例えばSiターゲットを用いた窒素ガス雰囲気中でのリアクティブスパッタリングにより形成することができる。例えば、室温条件で、チャンバーの圧力を0.1Pa〜1Paとし、Ar/N流量を18sccm/2sccmとして作製すればよい。このようSiN膜を、例えば16nmの厚みで作製した場合、1.6Vの電圧印加で2.5×10A/cmの電流密度が得られ、0.4Vの電圧印加では5×10A/cmの電流密度が得られる。したがって、これらの電圧を基準として用いる場合には、オン/オフ比は50となり、不揮発性半導体記憶装置の非オーミック性素子27として充分使用可能である。
なお、このようなSiN膜は上記のようなリアクティブスパッタリング法だけでなく、CVD法で形成することもできる。さらに、シリコン薄膜を形成した後に、これを窒化処理して形成することもできる。
また、下部接続電極層28と上部接続電極層30のいずれかについて、窒化タンタルまたは銅を用いることが好ましい。特に、上部接続電極層30と第2配線層31を同一材料の銅を用いる場合には、一般的に半導体プロセスで多用されているダマシンプロセスを利用することもできるので、通常の半導体プロセスと親和性のよい製造プロセスとすることもできる。
なお、図1に示すように、第2配線層31は、記憶素子26と非オーミック性素子27とからなるメモリセルがマトリクス状に形成された領域外まで延在されており、このマトリクス領域外で半導体接続用配線18に接続している。そして、第2配線層31、半導体接続用配線18や埋め込み導体15、19等を保護するために絶縁保護膜32が設けられている。ただし、この絶縁保護膜32については、別の方法で保護することができる場合には特に設ける必要はない。
さらに、本実施の形態においては、基板11としてシリコン単結晶基板を用い、この基板11にはトランジスタ等の能動素子12を集積した半導体回路が設けられている。図1では、能動素子12は、ソース領域12a、ドレイン領域12b、ゲート絶縁膜12cおよびゲート電極12dからなるトランジスタを示しているが、これらの能動素子12だけでなく、一般にDRAM等のメモリ回路に必要な素子を含む。さらに、基板11には、第1層間絶縁層13および第2層間絶縁層14が形成されており、これらにより半導体電極配線17、第1配線層21および能動素子12が電気的に分離されている。なお、第1配線層21は、第2層間絶縁層14中に埋め込み形成されている。また、半導体電極配線17については、従来はアルミニウムが主に用いられていたが、最近では微細化しても低抵抗を実現できる銅が主に用いられる。
第1配線層21および半導体接続用配線18は、メモリセルが形成されたマトリクス領域とは異なる領域において能動素子12にそれぞれ接続されている。すなわち、図1においては、第1配線層21は、埋め込み導体15、16および半導体電極配線17を介して能動素子12のソース領域12aに接続されている。なお、半導体接続用配線18についても、埋め込み導体19を介して同様に別の能動素子(図示せず)に接続されている。
第1配線層21は、例えばTi−Al−N合金、CuあるいはAl等を用いてスパッタリングにより成膜し、露光プロセスとエッチングプロセスを経ることで容易に形成できる。なお、本実施の形態では、第1配線層21上に直接抵抗変化層22を形成した例を示しているが、このような構成のみに限定されることはない。例えば、第1配線層21として銅等の低抵抗材料を用い、この第1配線層21上に抵抗変化層22に対して安定で、かつ密着性のよい導体材料、例えば窒化チタン(TiN)等を形成した後に抵抗変化層22を形成する構成としてもよい。この場合には、記憶素子26は、コンタクトホール24の底面に露出した抵抗変化層22の露出部と、この露出部の抵抗変化層22に接続している窒化チタン(TiN)層と、コンタクトホール24に形成された下部接続電極層29のうちの底面領域部とにより構成されることになる。すなわち、下部接続電極層29のうちの底面領域部が記憶素子26の上部導電層となり、露出部の抵抗変化層22に接続している窒化チタン(TiN)層が下部導電層となる。さらに、抵抗変化層22上にも、例えば窒化チタン(TiN)層を形成してもよい。この場合には、記憶素子26は、コンタクトホール24の底面に露出した窒化チタン(TiN)層と、抵抗変化層22の露出部と、この露出部の抵抗変化層に接続している窒化チタン(TiN)層とにより構成されることになる。この場合には、抵抗変化層22は同じ窒化チタン(TiN)層からなる下部導電層と上部導電層に挟まれて記憶素子26が構成されていることになる。
また、素子用層間絶縁層23としては、絶縁性の酸化物材料を用いることができる。具体的には、CVD法による酸化シリコン(SiO)やオゾン(O)とテトラエトキシシラン(TEOS)を用いてCVD法により形成したTEOS−SiO膜あるいはシリコン窒化(SiN)膜を用いることができる。さらに、低誘電率材料であるシリコン炭窒化(SiCN)膜やシリコン炭酸化(SiOC)膜あるいはシリコンフッ素酸化(SiOF)膜等を用いてもよい。なお、第1層間絶縁層13および第2層間絶縁層14についても、上記材料を用いることができる。
図2に示すように、記憶素子26と非オーミック性素子27とが直列に接続されてメモリセルを構成している。そして、記憶素子26の一端が第1配線層21に接続され、この第1配線層21を介してビット線デコーダ6および読み出し回路7に接続されている。一方、非オーミック性素子27の一端は第2配線層31に接続された後、半導体接続用配線18を介してワード線デコーダ5に接続されている。このように、第1配線層21がビット線で、第2配線層31がワード線となり、これらがマトリクス状に配置されている。さらに、ビット線デコーダ6、ワード線デコーダ5および読み出し回路7で周辺回路が構成されるが、これらの周辺回路は例えばMOSFETからなる能動素子12により構成されている。
次に、図4から図8を用いて本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10の製造方法について説明する。なお、図4から図8においては、能動素子12が形成された基板11については図示せず、第2層間絶縁層14から上層のみについて示し、かつ図3と同様に4個のメモリセル部分について示す。また、図4から図8に示す断面図については、図4に示す4A−4A線に沿った部分について示している。
図4は、第2層間絶縁層14上に、第1配線層21と抵抗変化層22とをストライプ状に複数本形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
図5は、抵抗変化層22を含む第2層間絶縁層14上に、素子用層間絶縁層23を形成し、さらに抵抗変化層22の所定の箇所にコンタクトホール24を開口した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
図6は、コンタクトホール24に接続するように素子用層間絶縁層23に配線溝25を形成した状態を示す図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
図7は、素子用層間絶縁層23に開口したコンタクトホール24の内壁面と底面とに下部接続電極層28を形成する工程を示す図で、(a)は素子用層間絶縁層23上に下部接続電極層28となる導体薄膜35を形成した状態の断面図、(b)はコンタクトホール24を埋め込むようにフォトレジスト36を形成した状態の断面図、(c)はフォトレジスト36で保護されていない領域の導体薄膜35をエッチングした後、フォトレジスト36を除去した状態の断面図である。
そして、図8は、非オーミック性素子27と第2配線層31とを同時に形成していく工程を示す図で、(a)はコンタクトホール24と配線溝25を含めて非オーミック性材料層29を形成した状態を示す断面図、(b)はさらに第2配線層31と上部接続電極層30となる導体薄膜37を形成した状態を示す断面図、(c)は非オーミック性材料層29と導体薄膜37とをCMPにより除去して、コンタクトホール24中に非オーミック性素子27を、配線溝25中に第2配線層31を形成した状態を示す断面図である。
まず、図4に示すように、基板(図示せず)の第2層間絶縁層14上に、第1配線層21と抵抗変化層22とを形成する。なお、第1配線層21と抵抗変化層22とは、第2層間絶縁層14中に埋め込み形成されているが、これは以下のようにすれば形成できる。すなわち、第2層間絶縁層14に第1配線層21と抵抗変化層22とを埋め込むためのストライプ形状の溝と半導体電極配線17に接続するためのコンタクトホールを形成する。これらについては、一般的な半導体プロセスで用いられている技術を用いれば容易に形成することができる。このような溝とコンタクトホールを形成後、第1配線層21となる導体薄膜および抵抗変化層22を形成した後、例えばCMPを行えば、図4に示すような形状を得ることができる。なお、本実施の形態では、抵抗変化層22としては酸化タンタルをスパッタリング法により形成した。この成膜方法としては、スパッタリング法だけでなく、CVD法やALD法等を用いてもよい。
次に、図5に示すように、この第1配線層21と抵抗変化層22とが形成された第2層間絶縁層14上に、例えばCVD法を用いてTEOS−SiOからなる素子用層間絶縁層23を形成する。なお、この素子用層間絶縁層23としては、先述したように種々の材料を用いることができる。
さらに、その後、抵抗変化層22上の素子用層間絶縁層23に一定の配列ピッチでコンタクトホール24を形成する。このコンタクトホール24は、図5からわかるように抵抗変化層22の幅より小さな外形としている。なお、図では四角形状としているが、円形状でも楕円形状でも、あるいはさらに他の形状であってもよい。このようなコンタクトホール24は、一般的な半導体プロセスにより形成することができるので詳細な説明を省略する。本実施の形態では、第1配線層21と抵抗変化層22とを同じ幅に形成しているが、第1配線層21よりも抵抗変化層22の幅のほうが狭く形成される場合には、コンタクトホール24は抵抗変化層22の幅よりも狭く形成することが必要とされる。コンタクトホール24の底面には下部接続電極層28が形成されるので、この下部接続電極層28が直接第1配線層21に接続されないようにすることが要求されるからである。
つぎに、図6に示すように、コンタクトホール24に接続し、第1配線層21に交差するストライプ状の配線溝25を形成する。この配線溝25の形成は、通常の半導体プロセスにより行うことができるので詳細な説明を省略する。
つぎに、図7(a)に示すように、コンタクトホール24と配線溝25とを形成した素子用層間絶縁層23上に、下部接続電極層28となる導体薄膜35を形成する。本実施の形態では、この導体薄膜35として、銅をスパッタリングにより形成した。
次に、図7(b)に示すように、フォトレジストを塗布し、一般的な露光プロセスと現像プロセスを行うことで、コンタクトホール24のみにフォトレジスト36を残す加工を行った。そして、このような加工を行った後、露出している領域の導体薄膜35をエッチングにより除去し、さらにフォトレジスト36を除去することで、図7(c)に示す形状が得られる。
次に、図8(a)に示すように、コンタクトホール24中の下部接続電極層28の表面および配線溝25の内壁面を含めて素子用層間絶縁層23上に、非オーミック性材料層29を形成した。この非オーミック性材料層としては、上述したように窒化シリコン膜を用いることが好ましい。本実施の形態では、先述したように窒素欠損型窒化シリコン(SiN)膜を用いた。このような半導体特性を有するSiN膜は、例えばSiターゲットを用いた窒素ガス雰囲気中でのリアクティブスパッタリングにより形成することができる。例えば、室温条件で、チャンバーの圧力を0.1Pa〜1Paとし、Ar/N流量を18sccm/2sccmとして作製すればよい。このようなSiN膜を、例えば16nmの厚みで作製した場合、1.6Vの電圧印加で2.5×10A/cmの電流密度が得られ、0.4Vの電圧印加では5×10A/cmの電流密度が得られた。したがって、これらの電圧を基準として用いる場合には、オン/オフ比は50となり、不揮発性半導体記憶装置の非オーミック性素子27として充分使用可能であることが見出された。
なお、このようなSiN膜は上記のようなリアクティブスパッタリング法だけでなく、CVD法で形成することもできる。さらに、シリコン薄膜を形成した後に、これを窒化処理して形成することもできる。
次に、図8(b)に示すように、上部接続電極層30と第2配線層31となる導体薄膜37を形成した。この導体薄膜37としては、例えば銅が好適な材料である。導体薄膜37は、配線溝25の高さよりも高くなるような厚みに形成する。
その後、図8(c)に示すように、CMPプロセスを用いて素子用層間絶縁層23上の導体薄膜37と非オーミック性材料層29とを除去する。この工程により、コンタクトホール24中に上部接続電極層30が埋め込まれ、かつ配線溝25中に第2配線層31が埋め込み形成される。
以上の工程を経ることで、抵抗変化層22を含む記憶素子26と非オーミック性材料層29を含む非オーミック性素子27とが縦方向に直列に接続されたメモリセルを有する不揮発性半導体記憶装置10を製造することができる。本実施の形態の製造方法の場合には、抵抗変化層22を第1配線層21と同時に形成し、かつ加工するとともに、非オーミック性素子27と第2配線層31とをほぼ同じ工程で作製することができる。さらに、非オーミック性素子27はコンタクトホール24中において立体的に形成されるので、電流容量を大きくすることができ、微細なセル構成としても充分な電流容量を確保することができる。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のメモリセル領域の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は9A−9A線に沿った断面図である。なお、図9においては、4個のメモリセルについて示しており、さらに絶縁保護膜や基板等については図示していない。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じであり、メモリセル領域、特に抵抗変化層22の形状が異なることが特徴である。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置においては、抵抗変化層22を第1配線層21上のみでなく、第1配線層21と第2配線層31との交点間の第2層間絶縁層14上にも形成している。このように抵抗変化層22を形成することで、コンタクトホール24を第1配線層21の幅と同じ大きさ、あるいはさらに大きくすることもできるので、メモリセルを微細化しても記憶素子としての面積を大きく確保することができる。また、非オーミック性素子27はコンタクトホール24中に立体的に形成すので、記憶素子26よりもさらに素子面積を大きくすることも可能となる。この結果、より微細化が可能な不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
なお、本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と基本的には同じであり、第1配線層21を成膜して所定のパターン形状に加工後、抵抗変化層22を形成して同様にパターン加工を行う工程を付加する点が異なるだけであるので、製造方法についての説明を省略する。
(第3の実施の形態)
図10は、本発明の第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のメモリセル領域の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は10A−10A線に沿った断面図である。なお、図10においては、4個のメモリセルについて示しており、さらに絶縁保護膜や基板等については図示していない。本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の全体構成は第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じであり、メモリセル領域、特に抵抗変化層22の形状が異なる。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置においては、抵抗変化層22を第1配線層21と第2配線層31の交点近傍で、第1配線層21および第2配線層31のそれぞれの幅より大きく、かつ、それぞれを分離した形状としたことが特徴である。このように抵抗変化層22を形成することで、コンタクトホール24を第1配線層21の幅と同じ大きさ、あるいはさらに大きくすることもできるので、メモリセルを微細化しても記憶素子としての面積を大きく確保することができる。また、非オーミック性素子27はコンタクトホール24中に立体的に形成するので、記憶素子26よりもさらに素子面積を大きくすることも可能となる。この結果、より微細化が可能な不揮発性半導体記憶装置を実現できる。
本実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、第2の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置10と同じであるので、さらなる説明を省略する。
なお、第1の実施の形態から第3の実施の形態では、記憶素子と非オーミック性素子とからなるメモリセルを基板上に1段のみ形成する構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。同様なメモリセルを2段以上設けてもよい。
さらに、第1の実施の形態から第3の実施の形態では、第2配線層を配線溝に埋め込み形成する構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、素子用層間絶縁層にはコンタクトホールのみを開口し、第2配線層は素子用層間絶縁層上に形成するようにしてもよい。このような構成において、さらに積層することが必要な場合には、例えば第2配線層を形成後、この第2配線層を覆うように絶縁層を形成した後、CMPを行えば平坦化することができる。
さらに、第1の実施の形態から第3の実施の形態では、非オーミック性材料層をコンタクトホールの下部接続電極層の表面に加えて配線溝の内壁面に沿っても形成する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、コンタクトホールの下部接続電極層の表面にのみ形成するようにしてもよい。
本発明の不揮発性半導体記憶装置は、製造方法を簡略化しながら、かつ非オーミック性素子をコンタクトホール中に立体的に形成することができるので、微細化しても電流容量を充分確保することができるのでクロストークや書き込み不足を防止することが可能となり、高信頼性の不揮発性半導体記憶装置を実現できる。この結果、不揮発性半導体記憶装置を用いる種々の電子機器分野に有用である。
本発明の第1の実施の形態における不揮発性記憶装置を示す図で、(a)は不揮発性半導体記憶装置の構成を説明する平面図、(b)は(a)の1A−1A線の断面を矢印方向から見た断面図 第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置の概略の回路構成を説明するブロック図 本発明の第1の実施の形態における不揮発性記憶装置を示す図で、(a)は不揮発性半導体記憶装置において、記憶素子と非オーミック性素子の構成を示すための要部拡大図の平面図、(b)は(a)の3A−3A線のの断面を矢印方向からみた断面図 本発明の第1の実施の形態における不揮発性記憶装置を示す図で、(a)は、第2層間絶縁層上に、第1配線層と抵抗変化層とをストライプ状に複数本形成した状態を示す平面図、(b)は(a)の4A−4A線の断面を矢印方向から見た断面図 本発明の第1の実施の形態における不揮発性記憶装置の製造方法において、(a)は抵抗変化層を含む第2層間絶縁層上に素子用層間絶縁層を形成し、さらに抵抗変化層の所定の箇所にコンタクトホールを開口した状態を示す平面図、(b)は(a)の4A−4A線の断面を矢印方向から見た断面図 本発明の第1の実施の形態における不揮発性記憶装置の製造方法において、(a)はコンタクトホールに接続するように素子用層間絶縁層に配線溝を形成した状態を示す平面図、(b)は(a)の4A−4A線の断面を矢印方向から見た断面図 本発明の第1の実施の形態における不揮発性記憶装置の製造方法において、(a)は素子用層間絶縁層上に上部接続電極層となる導体薄膜を形成した状態の断面図、(b)はコンタクトホールを埋め込むようにフォトレジストを形成した状態の断面図、(c)はフォトレジストで保護されていない領域の導体薄膜をエッチングした後、フォトレジストを除去した状態の断面図 本発明の第1の実施の形態における不揮発性記憶装置の製造方法において、(a)はコンタクトホールと配線溝を含めて非オーミック性材料層を形成した状態を示す断面図、(b)はさらに第2配線層と上部接続電極層となる導体薄膜を形成した状態を示す断面図、(c)は非オーミック性材料層と導体薄膜とをCMPにより除去して、コンタクトホール中に非オーミック性素子を、配線溝中に第2配線層を形成した状態を示す断面図 本発明の第2の実施の形態における不揮発性記憶装置を示す図で、(a)はメモリセル領域の構成を示す平面図、(b)は(a)の9A−9A線の断面を矢印方向から見た断面図 本発明の第3の実施の形態における不揮発性記憶装置を示す図で、(a)はメモリセル領域の構成を示す平面図、(b)は(a)の10A−10A線の断面を矢印方向から見た断面図
符号の説明
5 ワード線デコーダ
6 ビット線デコーダ
7 読み出し回路
10 不揮発性半導体記憶装置(ReRAM)
11 基板
12 能動素子
12a ソース領域
12b ドレイン領域
12c ゲート絶縁膜
12d ゲート電極
13 第1層間絶縁層
14 第2層間絶縁層
15,16,19 埋め込み導体
17 半導体電極配線
18 半導体接続用配線
21 第1配線層
22 抵抗変化層
23 素子用層間絶縁層
24 コンタクトホール
25 配線溝
26 記憶素子
27 非オーミック性素子
28 下部接続電極層
29 非オーミック性材料層
30 上部接続電極層
31 第2配線層
32 絶縁保護膜
35,37 導体薄膜
36 フォトレジスト

Claims (12)

  1. 抵抗変化層を含む記憶素子と非オーミック性材料層を含む非オーミック性素子とが直列に接続されてなるメモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記非オーミック性素子は、
    少なくとも前記抵抗変化層上に形成された素子用層間絶縁層に開口されたコンタクトホールの内壁面及び底面に亘って連続的に形成され、かつ、前記抵抗変化層に接続されている下部接続電極層と、
    前記下部接続電極層の表面を被覆するように形成された前記非オーミック性材料層と、
    前記非オーミック性材料層に接続され、前記コンタクトホール内に埋め込むように形成された上部接続電極層と
    を有して構成されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記記憶素子は、前記抵抗変化層上に上部導電層を有し、前記下部接続電極層は前記上部導電層に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記基板上に形成された第1配線層と、
    前記素子用層間絶縁層上に形成された第2配線層とをさらに備え、
    前記抵抗変化層は、少なくとも前記第1配線層上に形成され、
    前記第2配線層は、前記コンタクトホールに接続して前記素子用層間絶縁層に形成された配線溝に埋め込むように形成され、かつ、前記上部接続電極層に接続され、
    前記非オーミック性材料層は、前記コンタクトホールの前記下部接続電極層の表面に加えて前記配線溝の内壁面にも被覆されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記上部接続電極層は、前記第2配線層と同一の材料により形成されていることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記第1配線層は、ストライプ状に複数本が形成され、
    前記第2配線層は、前記第1配線層に対して交差するようにストライプ状に複数本が形成されており、
    前記メモリセルは前記第1配線層と前記第2配線層との交点に配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記非オーミック性材料層は、シリコン窒化膜からなることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記抵抗変化層は、酸化タンタルまたは酸化チタンからなることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記下部接続電極層と前記上部接続電極層のいずれかが、窒化タンタルまたは銅からなることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 抵抗変化層を含む記憶素子と非オーミック性材料層を含む非オーミック性素子とが直列に接続されてなるメモリセルを備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    少なくとも前記抵抗変化層上に素子用層間絶縁層を形成する工程と、
    前記抵抗変化層上で、かつ、前記素子用層間絶縁層の所定の位置に前記抵抗変化層を露出するようにコンタクトホールを開口する工程と、
    前記コンタクトホールの内壁面から底面にかけて連続的な形状で、かつ、前記抵抗変化層に接続する下部接続電極層を形成する工程と、
    前記下部接続電極層の表面を被覆するように前記非オーミック性材料層を形成する工程と、
    前記非オーミック性材料層に接続する上部接続電極層を前記コンタクトホールに埋め込み形成する工程と
    を含むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 前記基板上に第1配線層を形成する工程と、
    前記素子用層間絶縁層上に第2配線層を形成する工程と、
    前記コンタクトホールが形成された前記素子用層間絶縁層中の上部に、前記第2配線層を埋め込むための配線溝を形成する工程をさらに含み、
    前記第1配線層を前記抵抗変化層の下層に、前記抵抗変化層に接続するように形成し、
    前記非オーミック性材料層を、前記コンタクトホールの前記下部接続電極層の表面に加えて前記配線溝の内壁面を被覆するように形成した後に、前記第2配線層を前記上部接続電極層に接続するとともに前記配線溝に埋め込み形成することを特徴とする請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 前記上部接続電極層と前記第2配線層とを同一の材料により形成することを特徴とする請求項10に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  12. 前記第1配線層をストライプ状に複数本形成し、
    前記第2配線層を前記第1配線層に対して交差するようにストライプ状に複数本形成するとともに、
    前記メモリセルを前記第1配線層と前記第2配線層との交点に形成することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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