JP2008235593A - フレキシブルプリント配線板 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレキシブルプリント配線板の屈曲配線部におけるクラックの発生を抑制することができるフレキシブルプリント配線板を提供することを目的とする。
【解決手段】フレキシブルプリント配線板10は、基材20上に設けられた導体により形成された配線30を有するとともに、配線30が屈曲して形成された屈曲配線部15を備える。屈曲配線部15の内側における外周18は屈曲して形成されている。屈曲配線部15における外周18は、中心C1を有する円の一部を形成する円弧であり、屈曲配線部15の配線30は、中心C2を有する円の一部を形成する円弧である。屈曲配線部15における外周18の円弧と屈曲配線部15の配線30の円弧の各々の中心角A1,A2が互いに等しく、外周18の曲率半径Rは、配線30の曲率半径rよりも大きく、屈曲配線部15における外周18は、屈曲配線部15の配線30よりも、屈曲配線部15の内側に位置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、折り畳み型携帯電話のヒンジ部において使用される、フレキシブルプリント配線板に関する。
一般に、第1の筐体と第2の筐体とが、第1の筐体に形成された第1の係合部と第2の筐体に形成された第2の係合部とから構成されるヒンジ部を介して、回動可能に接続されている折り畳み型電子機器が知られている。例えば、図4に示すように、使用者の操作を受け付ける操作部110が設けられた筐体100と、情報を表示する表示部210が設けられた筐体200とが、筐体100に形成された係合部120と筐体200に形成された係合部220とから構成されるヒンジ部300を介して、回動可能に接続されている折り畳み型携帯電話が知られている。このような折り畳み型電子機器のヒンジ部には、第1の筐体及び第2の筐体に収容されている配線板または電子部品の信号伝送用電極を接続するために、フレキシブルプリント配線板が使用されている。
このようなフレキシブルプリント配線板は、ヒンジ部を構成する第1の係合部及び第2の係合部においてフレキシブルプリント配線板が第1の筐体及び第2の筐体に収容されるために、屈曲配線部を備えている。より具体的には、図5に示すように、フレキシブルプリント配線板50は、基材60上に設けられた導体により形成された配線70を有するとともに、配線70が屈曲して形成された屈曲配線部55を備えている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、上述のフレキシブルプリント配線板は、その幅が狭いことが好ましく、屈曲配線部においてフレキシブルプリント配線板と配線との間隔が一定の長さに形成され、ひいてはフレキシブルプリント配線板の幅が大きくならないように形成されている。即ち、図5に示すように、屈曲配線部55の内側(図中の矢印Xの方)におけるフレキシブルプリント配線板50の外周58は屈曲して形成され、屈曲配線部55における外周58と配線70とは、同一の中心Cを有する円の一部を形成する円弧である。そして、屈曲配線部55の内側におけるフレキシブルプリント配線板50の外周58の曲率半径Rは、屈曲配線部55の最も内側の配線70aの曲率半径rよりも小さくなっている。
特開2004−311740号公報(図2)
ここで、上述のフレキシブルプリント配線板50の構成は、屈曲配線部55においてフレキシブルプリント配線板50と配線70aとの間隔が大きくならないようにするための構成としては有効であるものの、屈曲配線部55の内側において、配線70aにクラックが生じる可能性があるという問題があった。即ち、折り畳み型電子機器のヒンジ部に使用されるフレキシブルプリント配線板50は、折り畳み型電子機器の折り畳みによって折り畳まれるため、フレキシブルプリント配線板50の折り畳みに伴い、フレキシブルプリント配線板50の屈曲配線部55の内側周辺部(例えば、図5に示す周辺部S)に応力が発生する。その結果、屈曲配線部55の内側における配線70aにクラックが生じる可能性があるという問題があった。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、フレキシブルプリント配線板の屈曲配線部におけるクラックの発生を抑制し、優れた接続信頼性を有するフレキシブルプリント配線板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、基材上に設けられた導体により形成された配線を有するとともに、配線が屈曲して形成された屈曲配線部を備えるフレキシブルプリント配線板であって、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周は屈曲して形成され、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周は、第1の中心を有する円の一部を形成する円弧であるとともに、屈曲配線部の配線は、第2の中心を有する円の一部を形成する円弧であり、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周の円弧と屈曲配線部の配線の円弧の各々の中心角が互いに等しく、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周の曲率半径は、屈曲配線部の配線の曲率半径よりも大きく、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周は、屈曲配線部の配線よりも、屈曲配線部の内側に位置することを特徴とする。
同構成によれば、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周の円弧と、屈曲配線部の配線の円弧とは、それぞれ異なる中心を有する円の一部であるとともに、それらの円弧の中心角が互いに等しい。そして、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周の曲率半径は、屈曲配線部の配線の曲率半径よりも大きく、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周が、屈曲配線部の配線よりも、屈曲配線部の内側に位置する。そのため、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周と配線との間隔を確保することができる。従って、本発明のフレキシブルプリント配線板を、例えば、折り畳み型電子機器のヒンジ部において使用する際に、屈曲配線部の内側における配線を形成する導体に応力が発生することを抑制することができる。その結果、フレキシブルプリント配線板の屈曲配線部におけるクラックの発生を抑制することができる。なお、屈曲配線部の内側とは、屈曲配線部に形成された配線を円弧とする円の中心側である。また、円弧の中心角とは、円弧と、その円弧を一部とする円の中心とを結んで形成される扇形の中心角である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板であって、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周の円弧と屈曲配線部の配線の円弧の各々の中心角が70度以上150度以下であることを特徴とする。
同構成によれば、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周の円弧と屈曲配線部の配線の円弧の各々の中心角が70度以上であるため、クラックの発生を抑制するための屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周と配線との間隔を確実に確保することができる。また、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周と屈曲配線部の配線の円弧の各々の中心角が150度以下であるため、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周と配線との間隔が不要に大きくなることを抑制することができる。従って、フレキシブルプリント配線板の屈曲配線部におけるクラックの発生を効果的に抑制することができるとともに、屈曲配線部におけるフレキシブルプリント配線板の幅が不要に大きくなることを抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板であって、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周の曲率半径をRとし、屈曲配線部の配線の曲率半径をrとした場合に、1.2r≦R≦3.0rの関係を有することを特徴とする。
同構成によれば、1.2r≦Rであるため、クラックの発生を抑制するための屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周と配線との間隔を確実に確保することができ、R≦3.0rであるため、屈曲配線部の内側におけるフレキシブルプリント配線板の外周と配線との間隔が不要に大きくなることを抑制することができる。従って、フレキシブルプリント配線板の屈曲配線部におけるクラックの発生を効果的に抑制することができるとともに、屈曲配線部におけるフレキシブルプリント配線板の幅が不要に大きくなることを抑制することができる。
本発明によれば、フレキシブルプリント配線板の屈曲配線部におけるクラックの発生を抑制することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板の概略構成を示す上面図と部分拡大図である。図1の部分拡大図において、実線部分は後述する屈曲配線部を表している。なお、本実施形態においては、折り畳み型電子機器のヒンジ部において使用されるフレキシブルプリント配線板として、折り畳み型携帯電話の、第1の筐体に収容されている配線板と、第2の筐体に収容されている電子部品との、信号伝送用電極間を接続するフレキシブルプリント配線板を例に挙げて説明する。
このフレキシブルプリント配線板10は、図1に示すように、柔軟な樹脂フィルムにて形成された絶縁性の基材20の片面に、接着剤(不図示)を介して、配線30を形成する導体を設けた、いわゆる片面板である。また、フレキシブルプリント配線板10の導体が設けられたその片面には、配線30を覆うように、接着剤と樹脂フィルムにより構成された絶縁層(不図示)が設けられている。
また、フレキシブルプリント配線板10は、図1に示すように、配線30に接続された電極31が設けられた電極接続部11と、配線30に接続された電極32が設けられた電極接続部12とを備えている。これら電極接続部11,12は、それぞれ、第1の筐体に収容されている配線板に形成された信号伝送用電極(不図示)、第2の筐体に収容されている電子部品に形成された信号伝送用電極(不図示)に接続される。
さらに、フレキシブルプリント配線板10は、図1に示すように、基材20上に設けられた導体により形成された複数の配線30を有する直線配線部13,14、屈曲配線部15,16、及び屈曲間配線部17を備える。以下において、配線30を有するこれらの配線部13〜17の構成を詳述する。
直線配線部13における配線30及びフレキシブルプリント配線板10の外周18は、図1に示すように、所定の間隔で形成されるとともに、直線状かつ平行に延びて形成されている。従って、図1の部分拡大図に示すように、直線配線部13におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30との間隔W1は一定である。このような直線配線部13は電極接続部11に連続するとともに、直線配線部13の配線30に電極31が接続されている。直線配線部14についても、図1に示すように、直線配線部13と同様の構成を備えており、直線配線部14は電極接続部12に連続するとともに、直線配線部14の配線30に電極32が接続されている。
また、屈曲配線部15における配線30及びフレキシブルプリント配線板の外周18は、図1に示すように、屈曲して形成されている。屈曲した複数の配線30は、図1の部分拡大図に示すように、それぞれ、同じ中心C2を有する円の一部を形成する円弧であるため、配線30同士の間隔は変化せず、屈曲配線部15の最も内側の配線30aの曲率半径rは、他の配線30に比べて、最も小さい。このような屈曲配線部15は直線配線部13に連続している。即ち、屈曲配線部15における配線30は、直線配線部13における配線30に連続するとともに、屈曲配線部15におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18は、直線配線部13におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と連続している。なお、屈曲配線部15の内側とは、屈曲配線部15に形成された配線30を円弧とする円の中心C2側であって、図中の矢印Xの方である。また、屈曲配線部16についても、図1に示すように、屈曲配線部15と同様の構成を備えており、屈曲配線部16は直線配線部14に連続している。即ち、屈曲配線部16における配線30は、直線配線部14における配線30と連続するとともに、屈曲配線部16におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18は、直線配線部14におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と連続している。なお、屈曲配線部16の内側は、図中の矢印Yの方である。
以上のように構成された配線部13〜16が連続するように、屈曲間配線部17は、図1に示すように、屈曲配線部15と屈曲配線部16に連続している。即ち、屈曲間配線部17における配線30は、屈曲配線部15,16における配線30に連続するとともに、屈曲間配線部17におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18は、屈曲配線部15,16におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と連続している。従って、電極接続部11,12、直線配線部13,14、屈曲配線部15,16、および屈曲間配線部17に形成された配線30は連続している。
基材20を構成する樹脂フィルムとしては、柔軟性に優れた樹脂材料からなるものが使用される。このような樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム等の、フレキシブルプリント配線板用として汎用性のある樹脂のフィルムがいずれも使用可能である。また、特に柔軟性に加えて高い耐熱性や機械的強度を有しているものが好ましく、このような樹脂フィルムとしては、例えば、ポリアミド系の樹脂フィルム、ポリイミド、ポリアミドイミド等のポリイミド系の樹脂フィルム、耐熱性ポリエステルフィルム、及びポリエチレンナフタレート等が好適に使用される。また、絶縁層を構成する樹脂フィルムとしては、基材20を構成する樹脂フィルムと同様のものを使用することができる。
また、接着剤としては、柔軟性や耐熱性にすぐれたものが好ましく、このような接着剤としては、例えば、ナイロン系、エポキシ樹脂系、ブチラール樹脂系、アクリル樹脂系等の、各種の樹脂系の接着剤が挙げられる。さらに、これらの接着剤樹脂中にセラミック径フィラーやゴム系フィラーを分散させて使用することもできる。
また、配線30を形成する導体としては、金属箔を使用することができ、銅箔が好適に使用される。また、この金属箔を、常法によりエッチングして、加工することにより、配線30を有する導体が形成されている。
ここで、本発明のフレキシブルプリント配線板10においては以下の点に特徴がある。即ち、図1に示すように、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18は、中心C1を有する円の一部を形成する円弧であるとともに、屈曲配線部15の配線30は、中心C2を有する円の一部を形成する円弧である。また、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の円弧と屈曲配線部15の配線30の円弧の各々の中心角A1,A2が互いに等しく、さらに、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の曲率半径Rは、屈曲配線部15の配線30の曲率半径rよりも大きい。そして、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18は、屈曲配線部15の配線30よりも、屈曲配線部15の内側に位置する。以上のような特徴的構成を備えるため、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30aとの間隔W2を確保することができる。なお、円弧の中心角とは、円弧と、その円弧を一部とする円の中心とを結んで形成される扇形の中心角である。
また、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の円弧と屈曲配線部15の配線30aの円弧の各々の中心角A1,A2が、70度以上150度以下であることが望ましい。これは、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30aとの間隔W2を十分に確保するとともに、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30aとの間隔W2が不要に大きくなることを抑制するためである。
また、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の曲率半径をRとし、屈曲配線部15の配線30aの曲率半径をrとした場合に、1.2r≦R≦3.0rの関係を有することが望ましい。これは、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30aとの間隔W2を十分に確保するとともに、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30aとの間隔W2が不要に大きくなることを抑制するためである。
以上に説明した本実施形態のフレキシブルプリント配線板によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本発明のフレキシブルプリント配線板10においては、上述した特徴的構成を備えているため、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30との間隔W2を確保することができる。従って、フレキシブルプリント配線板10を、例えば、折り畳み型携帯電話のヒンジ部において使用する際に、屈曲配線部15の内側における配線30を形成する導体に応力が発生することを抑制することができる。その結果、フレキシブルプリント配線板10の屈曲配線部15におけるクラックの発生を抑制することができる。
(2)本発明のフレキシブルプリント配線板10においては、中心角A1,A2が70度以上150度以下であるため、クラックの発生を抑制するための屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30aとの間隔W2を確実に確保するとともに、間隔W2が不要に大きくなることを抑制することができる。従って、フレキシブルプリント配線板10の屈曲配線部15におけるクラックの発生を効果的に抑制することができるとともに、屈曲配線部15におけるフレキシブルプリント配線板10の幅が不要に大きくなることを抑制することができる。
(3)本発明のフレキシブルプリント配線板10においては、曲率半径Rと曲率半径rは、1.2r≦R≦3.0rの関係を有するため、クラックの発生を抑制するための屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18と配線30aとの間隔W2を確実に確保するとともに、間隔W2が不要に大きくなることを抑制することができる。従って、フレキシブルプリント配線板10の屈曲配線部15におけるクラックの発生を効果的に抑制することができるとともに、屈曲配線部15におけるフレキシブルプリント配線板10の幅が不要に大きくなることを抑制することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。上記実施形態は、例えば、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の曲率半径Rを、屈曲配線部15の最も内側の配線30aの曲率半径rよりも大きくしていたが、屈曲配線部15の配線30a以外の配線の曲率半径より大きくしてもよい。即ち、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の曲率半径Rが、屈曲配線部15の配線30のうちの、少なくとも最も内側の配線30aの曲率半径rよりも大きければよい。
・屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の円弧と屈曲配線部15の配線30aの円弧の各々の中心角A1,A2が70度以上150度以下であることが望ましいが、この範囲に含まれない角度を有する中心角であってもよい。例えば、図2に示すように、屈曲配線部15の内側におけるフレキシブルプリント配線板10の外周18の円弧と、屈曲配線部15の配線30aの円弧は、それら円弧の中心角B1,B2が60度であってもよい。
・上記実施形態においては、フレキシブルプリント配線板10は、屈曲配線部15,16に連続する屈曲間配線部17を備えていたが、屈曲間配線部17を備えなくてもよい。即ち、図3に示すように、屈曲配線部15,16が連続するようにしてもよい。
・上記実施形態においては、フレキシブルプリント配線板10は、絶縁性の基材の片面に導体を設けた、いわゆる片面板を例に挙げて説明したが、いわゆる両面板のフレキシブルプリント配線板や、多層フレキシブルプリント配線板であってもよい。
本発明の活用例としては、例えば、折り畳み型携帯電話のヒンジ部において使用される、フレキシブルプリント配線板が挙げられる。
本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板を示す上面図と部分拡大図。 本発明の変形例に係るフレキシブルプリント配線板を示す上面図と部分拡大図。 本発明の変形例に係るフレキシブルプリント配線板を示す上面図と部分拡大図。 本願に係るフレキシブルプリント配線板が使用される折り畳み型電子機器を示す斜視図。 従来のフレキシブルプリント配線板を示す上面図と部分拡大図。
符号の説明
10…フレキシブルプリント配線板、15,16…屈曲配線部、18…外周、20…基材、30,30a…配線、A1,A2…中心角、C1…中心(第1の中心)、C2…中心(第2の中心)、R,r…曲率半径。

Claims (3)

  1. 基材上に設けられた導体により形成された配線を有するとともに、前記配線が屈曲して形成された屈曲配線部を備えるフレキシブルプリント配線板であって、
    前記屈曲配線部の内側における前記フレキシブルプリント配線板の外周は屈曲して形成され、
    前記屈曲配線部の内側における前記フレキシブルプリント配線板の外周は、第1の中心を有する円の一部を形成する円弧であるとともに、前記屈曲配線部の前記配線は、第2の中心を有する円の一部を形成する円弧であり、
    前記屈曲配線部の内側における前記フレキシブルプリント配線板の外周の円弧と前記屈曲配線部の前記配線の円弧の各々の中心角が互いに等しく、
    前記屈曲配線部の内側における前記フレキシブルプリント配線板の外周の曲率半径は、前記屈曲配線部の前記配線の曲率半径よりも大きく、
    前記屈曲配線部の内側における前記フレキシブルプリント配線板の外周は、前記屈曲配線部の前記配線よりも、前記屈曲配線部の内側に位置する
    ことを特徴とするフレキシブルプリント配線板。
  2. 前記屈曲配線部の内側における前記フレキシブルプリント配線板の外周の円弧と前記屈曲配線部の前記配線の円弧の各々の中心角が70度以上150度以下であることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板。
  3. 前記屈曲配線部の内側における前記フレキシブルプリント配線板の外周の曲率半径をRとし、前記屈曲配線部の前記配線の曲率半径をrとした場合に、1.2r≦R≦3.0rの関係を有することを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板。
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