JP2010170933A - フレキシブルフラットケーブル - Google Patents

フレキシブルフラットケーブル Download PDF

Info

Publication number
JP2010170933A
JP2010170933A JP2009014055A JP2009014055A JP2010170933A JP 2010170933 A JP2010170933 A JP 2010170933A JP 2009014055 A JP2009014055 A JP 2009014055A JP 2009014055 A JP2009014055 A JP 2009014055A JP 2010170933 A JP2010170933 A JP 2010170933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
insulator layer
conductors
conductor
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009014055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4363664B1 (ja
Inventor
Eiichi Miyasaka
栄一 宮坂
Masanori Sugisaki
正徳 杉崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BANDO DENSEN KK
Original Assignee
BANDO DENSEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BANDO DENSEN KK filed Critical BANDO DENSEN KK
Priority to JP2009014055A priority Critical patent/JP4363664B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4363664B1 publication Critical patent/JP4363664B1/ja
Publication of JP2010170933A publication Critical patent/JP2010170933A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

【課題】フレキシブルフラットケーブルにおいて、ノイズ耐性を有するとともに端部における特性インピーダンスの低下を緩和する。
【解決手段】所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体11と、導体11の両端を露出するとともに導体11を両面から挟んでこれを被覆する第1の絶縁体層12aおよび第2の絶縁体層12bと、第1の絶縁体層12aの導体11とは反対側の面に設けられた絶縁性を有する第1の調整材層14aと、第1の調整材層14aの第1の絶縁体層12aとは反対側の面の端部に設けられたグランド板15と、第1の調整材層14aの第1の絶縁体層12aとは反対側の面に設けられ、グランド板15と導通された第1のシールド層16aとを有する構造とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、フレキシブルフラットケーブルに関するものである。
今日、デジタルカメラ、プリンタ、携帯電話機、パソコン等の各種外部記憶装置(CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ等)などの各種電子機器の内部配線材として、フレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)が用いられている。
このFFCは、所定間隔を開けて相互に平行に配置された複数の平板状の導体の両面を、接着剤層の形成されたポリエチレンテレフタレート等の樹脂フィルム(絶縁フィルム)で被覆した構造となっており、たとえば上記電子機器のプリント基板間の接続などに使用される。具体的には、FFCの両端部において露出した導体を、プリント基板に取り付けられる嵌合型コネクタの端子部(コンタクト)に挿入し、その後、コネクタのロック機構部を閉じることで、コネクタの端子部の先端部がFFCの導体に接触する。
ここで、FFCを信号の高速伝送用の配線材として用いる場合には、ノイズ耐性劣化およびインピーダンス低下が問題となる。
ノイズ耐性の劣化問題とは、高速度伝送ではノイズが漏洩しやすくなり、漏洩したノイズが近隣の配線材に入り込んで誤動作や伝送損失などを引き起こすというものである。
また、インピーダンスの低下問題とは、高速度伝送では、回路要素のインピーダンスと伝送路である配線材(ここでは、FFC)の特性インピーダンスとが異なると、電気エネルギー(信号)の一部が反射して伝達されなくなる(伝送損失が発生する)というものである。したがって、信号を効率よく伝達するために、回路要素と配線材との特性インピーダンスを統一することが必要とされる。
そして、これらの問題への対策として、FFCの全長に亘ってアルミニウムのシールド層を設け、これをFFCの両端に設けられたグランド板(コネクタに挿入されたときにコネクタのグランド端子と接触する部材)と導通して接地電位とすることが知られている。
特開2003−031033号公報 特開2005−339833号公報 特開2007−207629号公報 特開2008−047505号公報 特許第3982210号明細書
しかしながら、従来のFFCの構造では、導体とシールド層との間隔よりも導体とグランド板との間隔の方が狭くなってグランド板がシールド層よりも導体面に接近しているので、端部で特性インピーダンスが低下してしまう。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、ノイズ耐性を有するとともに端部における特性インピーダンスの低下を緩和することのできるフレキシブルフラットケーブルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のフレキシブルフラットケーブルは、所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体と、前記複数の導体を被覆する絶縁体層と、前記絶縁体層の一方面側において前記複数の導体と全域に亘って等間隔に設けられ、接続媒体のグランド端子と導通して接地電位となる接地電位層と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明のフレキシブルフラットケーブルは、所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体と、前記複数の導体の両端を露出するとともに、当該複数の導体を両面から挟んでこれを被覆する第1の絶縁体層および第2の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第1の調整材層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面の端部に設けられ、接続媒体のグランド端子と導通して接地電位となるグランド層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面に設けられ、前記グランド層と導通された第1のシールド層と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2に記載の発明において、前記第2の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第2の調整材層と、前記第2の調整材層の前記第2の絶縁体層とは反対側の面に設けられた第2のシールド層と、をさらに有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項2または3に記載の発明において、前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面の両端に設けられた補強板、をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、ノイズ耐性を有するとともに端部における特性インピーダンスの低下を緩和することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブルを示す平面図である。 図1のフレキシブルフラットケーブルのA−A’線に沿って破断した一方端部を示す断面図である。 図2のフレキシブルフラットケーブルにコネクタに挿入された端子が嵌合した状態を示す図である。 本発明の比較例としてのフレキシブルフラットケーブルを示す断面図である。 図1のフレキシブルフラットケーブルの特性インピーダンスを示す図である。 本発明の比較例としてのフレキシブルフラットケーブルの特性インピーダンスを示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブルを示す断面図図である。 図7のフレキシブルフラットケーブルにコネクタに挿入された端子が嵌合した状態を示す図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1および図2に示すように、本発明の一実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブル(FFC)10は、所定の間隔を開けて互いに平行に配置された複数の導体11と、これら複数の導体11の両端部分を露出して他の部分を被覆する絶縁体層12(第1の絶縁体層12a、第2の絶縁体層12b)とを有している。
信号線である導体11は屈撓性のある平板状の軟銅箔からなり、第1の絶縁体層12aと第2の絶縁体層12bとに両面から挟まれて複数本(ここでは9本)が一括して被覆されている。なお、絶縁体層12は、導体11側に接着剤層が形成された例えばポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリトリメチレンナフタレートなど)のフィルムからなり、導体11を挟んで第1の絶縁体層12aと第2の絶縁体層12bとをラミネート加工したものである。
但し、以下に説明する場合を含め、導体や絶縁体層などFFC10を構成する材料は本実施の形態に示すものに限定されるのもではなく、各部材に求められる機能を有する様々な材料が適用可能である。また、材料同士の接合は接着剤による貼着に限定されるものではなく、様々な接合手段が適用可能である。
図2において、導体11の下方に位置する第1の絶縁体層12aは、導体11の全長を覆っている。これに対して導体11の上方に位置する第2の絶縁体層12bは、導体11の両端部分以外の部分を覆っている。したがって、導体11は第2の絶縁体層12bが被覆された面の両端が露出した形状となっている。なお、導体11の露出部分には金(Au)あるいは錫(Sn)のメッキ層13が形成されて、コネクタ(図示せず)の端子(信号端子TS)との電気的な接触抵抗の低減が図られている。但し、メッキ層は形成されていなくてもよく、また金や錫以外で形成してもよい。
第1の絶縁体層12aにおける複数の導体11との反対側の面には、例えばポリエステル系樹脂のフィルムからなる絶縁性を有した第1の調整材層14aが貼着されている。さらに、この第1の調整材層14aの第1の絶縁体層12aとは反対側の面であって第1の調整材層14aの端部には、例えば表面に錫メッキの施された軟銅箔からなるグランド板15(グランド層、接地電位層の一部)が設けられている。このグランド板15は、FFC10が、回路要素(図示せず)との接続媒体であるコネクタと嵌合されたときにコネクタのグランド端子TGと導通して接地電位となる。
第1の調整材層14aの第1の絶縁体層12aとは反対側の面(換言すれば、絶縁体層12の一方面側)には、例えばアルミニウム箔など屈撓性を有する導電性金属からなる第1のシールド層16a(接地電位層の一部)が設けられている。この第1のシールド層16aは導電性を有する接着剤を介してグランド板15の一部(より正確には、FFCのコネクタ挿入方向と反対側)を覆うように導体11に沿って貼着されており、したがってグランド板15と第1のシールド層16aとは当該接着剤を介して導通され、FFC10がコネクタと嵌合されると第1のシールド層16aは接地電位となる。
したがって、本実施の形態のFFC10では、回路要素との接続媒体であるコネクタのグランド端子TGと接触して接地電位となるグランド板15、およびグランド板15と導通して当該グランド板15が接地電位となったときに接地電位となる第1のシールド層16aにより、FFC10の全長に亘って延びる接地電位層が構成されている。
前述した第1の絶縁体層12aにおける複数の導体11との反対側の面の両端には、例えばポリエステル系樹脂からなる所定の剛性を有する絶縁性の補強板17が設けられている。
前述のように、FFC10に屈撓性を持たせるため、必然的にその構成部材は何れも屈撓性に優れたものが使用されている。したがって、これら構成部材だけではコネクタに挿入するための剛性が不足してしまい、組み立て作業性が著しく劣ることになる。そこで、FFCの両端に補強板17を設けて幅方向に剛性を持たせている。なお、本発明において、補強板17は設けられていなくてもよい。
なお、本実施の形態のFFC10の寸法は、導体露出長L1=3mm、補強板長=4mm、補強板を含んだ部分の厚さT1=0.25mm、グランド板を含んだ部分の厚さT2=0.36mm、第1のシールド層および絶縁体層(第1の絶縁体層および第2の絶縁体層)を含んだ部分の厚さT3=0.45mmである。また、導体の厚さ=0.035mm、導体の幅0.32mm、ピッチP(導体の中心間距離)=0.5mm、全幅K=6mmである。また、FFC10の全長は、接続される回路要素との距離に応じて任意に設定される。なお、本発明のFFCはこれらの寸法に限定されるものではなく、自由に設定することができる。
以上の構成を有する本実施の形態のFFCがコネクタに挿入されときの端子の嵌合状態を図3に示す。図示するように、導体11にはコネクタの信号端子TSが接触し、グランド板15にはグランド端子TGが接触している。
前述した第1のシールド層16aは、ノイズ耐性の劣化および特性インピーダンスの低下を防止するために設けられる。すなわち、第1のシールド層16aを設けることにより、高速度伝送において漏洩した他の信号線からのノイズの進入が防止され、また、接続される回路要素との特性インピーダンスのマッチングが図られる。
ここで、本発明の比較例としてのFFCの断面図を図4に示す。
図4に示すFFC110は、所定の間隔を開けて互いに平行に配置された複数の導体111と、導体111の両端部分を露出して他の部分を被覆する絶縁体層112(112a、112b)とを有している。絶縁体層112aの導体111との反対面には、両端にグランド板115(FFC110がコネクタに挿入されたときにコネクタのグランド端子と接触して接地電位となる部材)が配置され、両端のグランド板115に挟まれるようにして絶縁性の調整材層114が貼着されている。そして、調整材層114の絶縁体層112aとの反対面には、シールド層116が、その両端がグランド板115と接触して設けられている。つまり、調整材層114は、シールド層116と絶縁体層112aとの間に発生するグランド板115の厚み相当の隙間を埋める部材として設けられている。
本実施の形態のFFC(図1〜図3)の特性インピーダンスを図5に、比較例であるFFC(図4)の特性インピーダンスを図6に、それぞれ示す。これらの図面において、波形の左側がFFCの端部に相当する。なお、測定器は、Agilent 86100C DCA−J、測定条件は、ディファレンシャルモードの伝送方式で、ライズタイムは35psである。
これらの図面に示すように、要求される特性インピーダンス100Ωに対して、何れのFFCも端部以外ではほぼ要求を満たしている。一方、本実施の形態のFFCでは、端部で劣化が認められるものの、それでも約93Ωのレベルは維持されている。これに対して比較例のFFCでは、端部で約67Ωと、大幅に劣化している。
これは、図4に示す比較例のFFCの構造では、導体111とシールド層116との間隔R3よりも導体111とグランド板115との間隔R4の方が狭くなってグランド板115がシールド層116よりも導体面に接近しているので、つまり、ともに接地電位となるグランド板115とシールド層116における導体111との間隔が異なっているので、当該箇所で静電容量が大きく変化しているためである。
これに対して、図1〜図3に示す本実施の形態のFFCの構造では、導体11と第1のシールド層16との間隔R1と導体11とグランド板15との間隔R2とが同じになっているので、つまり第1のシールド層16aおよびグランド板15という接地電位層の導体11との間隔が全域に亘って等しくなっているので、FFCの端部で静電容量は大きく変化していないためである。
このように、本実施の形態によれば、導体11と第1のシールド層16との間隔R1と導体11とグランド板15との間隔R2とが同じとなる構造のFFCであることから、ノイズ耐性を有するとともに端部における特性インピーダンスの低下を緩和することが可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
たとえば、以上の説明においてはシールド層(第1のシールド層16a)は導体11の片面側にのみ設けられているが、両面に設けるようにしてもよい。
すなわち、図7に示すように、第2の絶縁体層12bにおける複数の導体11とは反対側の面に第2の調整材層14bを貼着し、この第2の調整材層14bの第2の絶縁体層12bとは反対側の面に第2のシールド層16bを貼着するようにしてもよい。
なお、このような構成のFFCがコネクタに挿入されときの端子の嵌合状態を図8に示す。図3に示す場合と同様、導体11にはコネクタの信号端子TSが接触し、グランド板15にはグランド端子TGが接触している。したがって、第1のシールド層16aは接地電位とされるが、グランド端子TGと導通していない第2のシールド層16bの電位は不定となっている。
以上の説明では、本発明のフレキシブルフラットケーブルは、電子機器の内部配線材としてのみならず、電子機器同士の接続配線材としても用いることができる。
10 フレキシブルフラットケーブル(FFC)
11 導体
12 絶縁体層
12a 第1の絶縁体層
12b 第2の絶縁体層
13 メッキ層
14a 第1の調整材層
14b 第2の調整材層
15 グランド板(グランド層、接地電位層の一部)
16a 第1のシールド層(接地電位層の一部)
16b 第2のシールド層
17 補強板
TG グランド端子
TS 信号端子
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のフレキシブルフラットケーブルは、所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体と、
当該複数の導体を両面から挟んでこれを被覆するとともに、前記導体の両端の一部を所定の信号端子と接触可能に露出させる第1の絶縁体層および第2の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第1の調整材層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面の端部に設けられ、接地電位のグランド端子と接触されるグランド層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面に設けられ、前記グランド層と導通された第1のシールド層とを有し、前記第1の調整材層は、前記端部において、前記導体と前記第1のシールド層との間隔と、前記導体と前記グランド層との間隔とが同じ厚さとなるように調整されることを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明のフレキシブルフラットケーブルは、上記請求項1に記載の発明において、前記第2の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第2の調整材層と、前記第2の調整材層の前記第2の絶縁体層とは反対側の面に設けられた第2のシールド層と、をさらに有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または請求項2の何れかに記載の発明において、前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面の両端において、前記第1の調整材層が設けられていない前記第1の絶縁体層の上に設けられた補強板をさらに有することを特徴とする。
本発明の一実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブルを示す平面図である。 図1のフレキシブルフラットケーブルのA−A’線に沿って破断した一方端部を示す断面図である。 図2のフレキシブルフラットケーブルにコネクタに挿入された端子が嵌合した状態を示す図である。 本発明の比較例としてのフレキシブルフラットケーブルを示す断面図である。 図1のフレキシブルフラットケーブルの特性インピーダンスを示す図である。 本発明の比較例としてのフレキシブルフラットケーブルの特性インピーダンスを示す図である。 本発明の他の実施の形態に係るフレキシブルフラットケーブルを示す断面図である。 図7のフレキシブルフラットケーブルにコネクタに挿入された端子が嵌合した状態を示す図である。
これに対して、図1〜図3に示す本実施の形態のFFCの構造では、導体11と第1のシールド層16との間隔R1と導体11とグランド板15との間隔R2とが同じになっているので、つまり第1のシールド層16aおよびグランド板15という接地電位層の導体11との間隔が全域に亘って等しくなっているので、FFCの端部で静電容量は大きく変化していない。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のフレキシブルフラットケーブルは、所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体と、当該複数の導体を両面から挟んでこれを被覆するとともに、前記導体の両端の一部を所定の信号端子と接触可能に露出させる第1の絶縁体層および第2の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第1の調整材層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面のみの端部に設けられ、接地電位のグランド端子と接触されるグランド層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面に設けられ、前記グランド層と導通された第1のシールド層とを有し、前記第1の調整材層は、前記端部において、前記導体と前記第1のシールド層との間隔と、前記導体と前記グランド層との間隔とが同じ厚さとなるように調整されることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のフレキシブルフラットケーブルは、所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体と、当該複数の導体を両面から挟んでこれを被覆するとともに、前記導体の両端の一部を所定の信号端子と接触可能に露出させる第1の絶縁体層および第2の絶縁体層と、前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第1の調整材層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面の端部のみに設けられ、接地電位のグランド端子と接触されるグランド層と、前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面に設けられ、前記グランド層と導通された第1のシールド層とを有し、前記第1の調整材層は、前記端部において、前記導体と前記第1のシールド層との間隔と、前記導体と前記グランド層との間隔とが同じ厚さとなるように調整されることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体と、
    前記複数の導体を被覆する絶縁体層と、
    前記絶縁体層の一方面側において前記複数の導体と全域に亘って等間隔に設けられ、接続媒体のグランド端子と導通して接地電位となる接地電位層と、
    を有することを特徴とするフレキシブルフラットケーブル。
  2. 所定間隔を開けて相互に平行に配置された平板状の複数の導体と、
    前記複数の導体の両端を露出するとともに、当該複数の導体を両面から挟んでこれを被覆する第1の絶縁体層および第2の絶縁体層と、
    前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第1の調整材層と、
    前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面の端部に設けられ、接続媒体のグランド端子と導通して接地電位となるグランド層と、
    前記第1の調整材層の前記第1の絶縁体層とは反対側の面に設けられ、前記グランド層と導通された第1のシールド層と、
    を有することを特徴とするフレキシブルフラットケーブル。
  3. 前記第2の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面に設けられ、絶縁性を有する第2の調整材層と、
    前記第2の調整材層の前記第2の絶縁体層とは反対側の面に設けられた第2のシールド層と、
    をさらに有することを特徴とする請求項2記載のフレキシブルフラットケーブル。
  4. 前記第1の絶縁体層の前記複数の導体とは反対側の面の両端に設けられた補強板、
    をさらに有することを特徴とする請求項2または3記載のフレキシブルフラットケーブル。
JP2009014055A 2009-01-26 2009-01-26 フレキシブルフラットケーブル Expired - Fee Related JP4363664B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009014055A JP4363664B1 (ja) 2009-01-26 2009-01-26 フレキシブルフラットケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009014055A JP4363664B1 (ja) 2009-01-26 2009-01-26 フレキシブルフラットケーブル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4363664B1 JP4363664B1 (ja) 2009-11-11
JP2010170933A true JP2010170933A (ja) 2010-08-05

Family

ID=41393560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009014055A Expired - Fee Related JP4363664B1 (ja) 2009-01-26 2009-01-26 フレキシブルフラットケーブル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4363664B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146270A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Fujikura Ltd フラットケーブル
JP2013125700A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Hosiden Corp フレキシブルフラットケーブル
JPWO2019208737A1 (ja) * 2018-04-27 2021-05-13 住友電気工業株式会社 シールドフラットケーブル

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5593734B2 (ja) * 2010-03-01 2014-09-24 住友電気工業株式会社 シールドフラットケーブル、コネクタ付シールドフラットケーブル及びこれらの製造方法
CN111540509B (zh) * 2020-05-09 2021-12-28 厦门骏丰电子有限公司 一种ffc软性排线

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011146270A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Fujikura Ltd フラットケーブル
JP2013125700A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Hosiden Corp フレキシブルフラットケーブル
JPWO2019208737A1 (ja) * 2018-04-27 2021-05-13 住友電気工業株式会社 シールドフラットケーブル

Also Published As

Publication number Publication date
JP4363664B1 (ja) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4414365B2 (ja) 高速伝送用基板
WO2016047492A1 (ja) プリント配線板
JP2007234500A (ja) 高速伝送用fpc及びこのfpcに接続されるプリント基板
JP5527840B2 (ja) 挿入位置決め構造を有する回路配線
JP5967290B2 (ja) 高周波伝送線路
CN112005322B (zh) 屏蔽扁平电缆
US9666925B2 (en) Transmission line, a transmission line apparatus, and an electronic device
US20230019563A1 (en) High-frequency circuit
CN110556198B (zh) 屏蔽扁平电缆
JP4363664B1 (ja) フレキシブルフラットケーブル
US20120305294A1 (en) Flexible printed wiring board having connector connecting portion
JP2018037288A (ja) シールドフラットケーブル
JP6002083B2 (ja) 多層配線基板
CN213938408U (zh) 传输线路及其安装构造
JP6528576B2 (ja) コネクタ付きケーブル
JP2017139180A (ja) フレキシブルフラットケーブルおよびその製造方法
JP5141276B2 (ja) アダプタ構造,高周波ケーブルおよび接続構造体
JP2010016076A (ja) フレキシブルプリント基板及びこれを備えたリジッドフレキシブルプリント基板
JP5170198B2 (ja) 配線基板付ケーブルアセンブリ
JP2008288516A (ja) フレキシブル基板
JPWO2020012952A1 (ja) フラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法
US20130122749A1 (en) Television and electronic apparatus
JP6406453B2 (ja) 樹脂基板、樹脂基板の製造方法
JP4603065B2 (ja) 配線基板付ケーブルアセンブリ
JP2004235455A (ja) 可撓配線基板および液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20090813

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20090817

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees