JP2008235084A - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

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一敏 三田
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征彦 鎌田
Yuichiro Takahara
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Abstract

【課題】
インバータ回路の発振周波数の切り換えにおいてランプ電流の遮断に時間遅れが生じないようにして、調光度を大きくできるように改良した放電ランプ点灯装置を提供する。
【解決手段】
放電ランプ点灯装置は、直流電源RDCと、直流電源から出力される直流電圧を入力して高周波電圧に変換するインバータ回路INVと、共振回路RCを含みインバータ回路の出力端に接続されていて、放電ランプDLを接続する負荷回路LCと、インバータ回路から放電ランプに入力する高周波電力を低減させて放電ランプを調光点灯する調光手段と、調光信号に対応した調光レベルで放電ランプを点灯するように調光手段を制御し、少なくとも深調光時にはパルス状高周波電圧を放電ランプに繰り返し印加してパルス制御方式の調光制御を行い、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中インバータ回路の動作を停止させる制御手段CCとを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電ランプを調光点灯する放電ランプ点灯装置に関する。
ランプ電圧にパルス電圧を重畳することで放電ランプを深調光するように構成した放電ランプ点灯装置は既知である(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された放電ランプ点灯装置は、定格点灯から調光下限までは直流チョッパの出力電圧を変化させることでインバータ回路の出力電圧の実効値が変化するようにして調光し、調光下限の近傍においてはランプ電圧にパルス電圧を重畳するように構成している。直流チョッパの入力端には、交流電源電圧を整流平滑化する直流電源を接続している。ランプ電圧に重畳されるパルス電圧は、インバータ回路のスイッチング周波数を負荷回路中の共振回路の共振周波数に近づけることで形成している。これに対して、隣接するパルス電圧の繰り返しの間において、放電ランプは消灯するが、インバータ回路の発振周波数を高くして共振回路の共振周波数から遠ざけることにより、放電ランプの消灯中もインバータ回路が連続して相対的に低圧の高周波電圧を発生している。
特許文献1に記載された放電ランプ点灯装置は、パルス電圧の繰り返しの間にもインバータ回路が相対的に低圧の高周波電圧を出力しているものの、基本的には従来から広く実用されているパルス幅制御の調光に該当している。
特開2003−197391号公報
ところが、特許文献1に記載の上記放電ランプ点灯装置は、上述のような回路動作を行うため、図7の(a)に示すように、インバータ回路の駆動信号の繰り返し周波数が低い値のf1から高い値のf3に切り換わった瞬間に図7の(b)に示すランプ電流が遮断されないで、尾を引きながら低減し、やがて遮断される。
すなわち、上記放電ランプ点灯装置においては、発振周波数の転換時にランプ電流が遮断するまでに時間遅れを伴う。その時間遅れは数百μs程度に達する。例えば、発振周波数f1からf3への切り換えにおいては、ランプ電流レベルが飽和するまでに約150μsの時間を要する。また、発振周波数f1からf3への切り換えにおいて、放電ランプが消灯まで約200μsの時間を要する。発振周波数f3からf1への切り換えにおいては、共振回路の有する開放電圧特性が影響する。
そうして、インバータ回路の発振周波数の切り換えにおいて時間遅れが生じると、所望の程度の深調光を行うのが困難になるとともに、スイッチング素子などの回路部品にストレスを生じるという問題がある。
本発明は、インバータ回路の発振周波数の切り換えにおいてランプ電流の遮断に時間遅れが生じないようにして、調光度を大きくできるように改良した放電ランプ点灯装置を提供することを目的とする。
本発明の放電ランプ点灯装置は、直流電源と;直流電源から出力される直流電圧を入力して高周波電圧に変換するインバータ回路と;共振回路を含みインバータ回路の出力端に接続されていて、放電ランプを接続する負荷回路と;インバータ回路から放電ランプに入力する高周波電力を低減させて放電ランプを調光点灯する調光手段と;調光信号に対応した調光レベルで放電ランプを点灯するように調光手段を制御し、少なくとも深調光時にはパルス状高周波電圧を放電ランプに繰り返し印加してパルス制御方式の調光制御を行い、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中インバータ回路の動作を停止させる制御手段と;を具備していることを特徴としている。
本発明は、以下の態様を許容する。
〔直流電源について〕 直流電源は、後述するインバータ回路から見た入力供給手段であり、直流電圧を出力する。交流電圧を整流した直流電源、電池電源またはキャパシタなどであってもよい。
また、直流電源は、直流電圧変換機能を具備していることを許容する。直流電圧変換機能は、本発明において特段限定されないが、例えば昇圧チョッパ、降圧チョッパなどを単独で、または多段的に組み合わせ接続して用いることができる。
〔インバータ回路について〕 インバータ回路は、直流電源から出力される電源リップルを含む直流電圧を高周波に変換する手段であり、少なくとも1つのスイッチング素子を含んでいる。本発明において、インバータ回路の回路方式は特段限定されない。例えば、ハーフブリッジ形インバータ、フルブリッジ形インバータ、一石形インバータなどを用いることができる。
また、インバータ回路は、後述する制御手段から駆動信号の供給を受ける他励形であり、駆動信号の繰り返し周波数を変化させることで、その発振周波数が可変するように構成されている。なお、周波数を可変にすることにより、高周波出力を一定にしたり、後述するように調光したりすることができる。
さらに、インバータ回路は、所望により絶縁形または非絶縁形の出力トランスを含んでいることが許容される。
〔負荷回路について〕 負荷回路は、共振回路を含み、インバータ回路の出力端に接続される。そして、放電ランプは、負荷回路に接続される。共振回路は、好ましくは直列共振回路であり、かつ放電ランプは、共振電圧が印加される回路上の位置に接続される。
また、負荷回路は、そこに接続する放電ランプに対して限流インピーダンスを提供する。限流インピーダンスとして共振回路のリアクタンスを利用することができる。
〔調光手段について〕 調光手段は、調光信号に応じて放電ランプを調光点灯させる手段であり、前記直流電源および前記インバータ回路のいずれか一方または両方を調光のために作用させることを含んでいる。すなわち、前記直流電源および前記インバータ回路のいずれか一方または両方は、それらが調光のために利用される場合には、調光手段の少なくとも一部を構成する。以下にそのような場合の主な態様を列挙する。
1.直流電源から出力される直流電圧の実効値を低減させて調光を行う高周波電圧制御方式の態様。すなわち、直流電源から出力される直流電圧を低下させると、これに伴ってインバータ回路から出力される高周波電圧が低下するので、この高周波電圧を放電ランプに印加すると、放電ランプに投入される高周波電力が低減して放電ランプが調光点灯する。直流電源の直流電圧出力を調光信号に応じて低下させるためには、チョッパ回路、例えば昇圧チョッパや降圧チョッパなどを直流電源に追加することができる。
2.インバータ回路の発振周波数を変化させて調光を行う周波数制御方式の態様。すなわち、負荷回路の共振回路に印加する高周波電圧の発振周波数を変化すると、放電ランプの負荷回路の共振特性上の動作点が移動して共振度合いが変化するので、放電ランプに印加される高周波電圧の実効値を調光信号に応じて変化させて放電ランプを調光することができる。例えば、共振特性曲線の共振点より周波数が高い遅相領域においては、周波数が高くなるにしたがって放電ランプに印加される電圧が低下して、調光度が大きくなる。
3.上記1.および2.の態様を併用する態様。すなわち、上記1.および2.の態様を併用して調光を行うこともできる。
4.パルス状高周波電圧を繰り返し印加するパルス制御方式の態様。すなわち、本態様においては、放電ランプにパルス状高周波電圧を繰り返し印加する、換言すれば高い波高値の高周波電圧を間欠的に印加することで、放電ランプを調光することができる。隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中、放電ランプに電圧が実質的に印加しない状態にする。
本発明においては、パルス制御方式の期間中インバータ回路の発振動作を行うのに必要な駆動信号の供給を停止する。そのため、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中放電ランプに高周波電圧が印加されなくなる。
次に、インバータ回路がハーフブリッジ形インバータである場合において、発振動作を行うために必要な駆動信号の供給を停止するための制御手段が行う制御について、本発明において選択可能な3つの態様を以下に説明する。
(1)第1の態様では、ハーフブリッジ形インバータの一対のスイッチング素子に対する駆動信号をともに停止して、一対のスイッチング素子をともにオフさせる。
(2)第2の態様では、ハーフブリッジ形インバータの負荷回路と直列に接続する一方のスイッチング素子に対する駆動信号を停止してオフ状態にし、負荷回路に並列接続する他方のスイッチング素子に対するある繰り返し周波数の駆動信号を継続して供給して、駆動信号によって間欠的にオン状態にする。
(3)第3の態様では、ハーフブリッジ形インバータの一方のスイッチング素子に対する駆動信号を停止してオフ状態にし、負荷回路に並列接続する他方のスイッチング素子に対して連続した駆動信号を供給して連続オン状態にする。
上述の3つの態様によれば、いずれもパルス制御において隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中インバータ回路は発振動作を停止する。その結果、ランプ電流の遮断に時間遅れが生じにくくなり、深い調光を行うことができる。
加えて、第2および3の態様においては、負荷回路に並列接続する他方のスイッチング素子がインバータ回路の休止中に間欠的に、または連続して、オン状態になるので、負荷回路中の共振回路に蓄積される電気的エネルギーが当該スイッチング素子を通じて消費されるため、ランプ電流の遮断における時間遅れが一層小さくなる。このため、従来技術におけるよりさらに深い調光を行うことができる。
ところで、前記4.のパルス制御方式の態様において、調光度を変化させるには、パルス状高周波電圧のデューティを変化したり、高周波電圧の持続時間を固定してパルス状高周波電圧の繰り返し周期を変化させたりすればよい。要するに、パルス状高周波電圧のデューティ比を変化させればよい。
一方、パルス状高周波電圧の繰り返し周波数は、人間の目に明るさのちらつきを感じなくなるとされている100Hz以上にするのが好ましい。しかしながら、熱陰極形の放電ランプを深調光点灯する場合に、パルス状高周波電圧の繰り返し周波数を1kHz以上にすると、再点弧時に発生する瞬間的な強い光出力によって生じる明るさのちらつきが顕著に低減することが分かった。したがって、パルス状高周波電圧の繰り返し周波数は、好適には1kHz以上である。
また、パルス状高周波電圧を形成するためには、直流電源の直流電圧出力を高くしたり、インバータ回路の発振周波数を負荷回路の相対的に共振点側へ近づけたりする制御を行えばよい。
以上列挙した調光のための前記直流電源および前記インバータ回路における作動の各態様の中で、1.〜3.の態様は、図1に示す放電ランプの周波数−ランプ電流特性曲線において、周波数f0〜f2の間の特性曲線が比較的緩やかな安定点灯域において適用するのに好適である。すなわち、いわゆるf2を下限とする調光下限までの調光時に適用するのに好適な態様である。
これに対して、4.の態様は、図1に示す放電ランプの周波数−ランプ電流特性曲線において、周波数f2〜f3の間の特性曲線が急激に変化する不安定点灯域において適用するのに好適である。すなわち、深調光時に適用するのに好適な態様である。しかし、4.の態様は、上述の安定域においても適用することができる態様である。なお、本発明においては、少なくとも深調光時には、本態様を採用して放電ランプの調光を行うものである。
〔制御手段について〕 制御手段は、前記調光手段を制御して放電ランプを調光点灯させる手段である。すなわち、制御手段は、放電ランプを調光点灯させるために、放電ランプの定格点灯からいわゆる調光下限までの制御と深調光時の制御とを司る。なお、深調光とは、上述のいわゆる調光下限よりさらに調光度合いが進んだ深い調光であり、一般的には20%以下、好ましくは3%以下、さらに望ましくは限りなく0%まで接近した調光をいう。したがって、本発明は、深調光まで可能な調光を行える放電ランプ点灯装置を提供しようとするものである。
放電ランプの定格点灯からいわゆる調光下限までの制御は、前記1.〜4.のいずれの制御方式によってもよい。なお、周波数制御方式のよる場合、インバータ回路の発振周波数図1に示す放電ランプの周波数−ランプ電流特性曲線において、その特性曲線が比較的緩やかな安定点灯域の中で放電ランプに印加される高周波電圧が放電ランプを再点弧可能な周波数f1を選択するのが好ましい。なお、制御手段は、調光信号に応じて周波数制御方式の調光制御を行うために、調光信号を周波数に変換する機能を有している。
そうすれば、発振周波数がf1に達した後引続き調光度を大きくして、パルス制御方式に移行する際に、周波数f1でパルス状高周波電圧を発生させることにより、上記移行の際に光出力の不自然な変化が生じにくくなる。
参考までに負荷回路の共振特性曲線における周波数f1を図2に示す。なお、図1および図2において、横軸の周波数はインバータ回路の発振周波数を、縦軸のランプ電圧は無負荷時に放電ランプに印かされる電圧を、それぞれ意味する。また、図中の符号f0は共振周波数、f3はランプ電流が0となる周波数、f2は安定点灯域と不安定点灯域の境界周波数を示す。
深調光時の制御は、放電ランプに印加されるパルス状高周波電圧を形成するための制御を行う。パルス状高周波電圧を形成するための制御は、前記4.に述べた態様となるように制御することであるが、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中インバータ回路の動作を休止させるように駆動信号を前述の(1)〜(3)にように回路動作が行われるように制御する。
制御手段によってインバータ回路の発振周波数を制御するには、制御手段で形成する駆動信号の繰り返し周波数を変化させる。駆動信号の繰り返し周波数とインバータ回路の発振周波数とは等しくなる。
制御手段からインバータ回路に供給される駆動信号の
制御手段をマイコンおよびDSP(ディジタルシグナルプロセッサ)などのディジタルデバイスやアナログICを主体として構成する。これにより、高速制御が可能になるとともに、きめ細かい調光制御が可能になる。すなわち、制御手段がデジタルデバイスを含む場合、パルス状高周波電圧に含まれる高周波電圧が1波形単位になるまで持続時間が極めて短い範囲まで制御して調光することができる。そうすれば、調光制御をきめ細かく正確に行うことができる。また、調光制御以外の各種制御のための手段を併せて組み込むことが可能になる。
本発明によれば、深調光時において、パルス制御方式による制御の際に隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中、インバータ回路の動作を停止させるので、インバータ回路の発振周波数の切り換えにおいてランプ電流の遮断に時間遅れが生じないようになり、調光度を大きくした放電ランプ点灯装置を提供することができる。
また、ハーフブリッジ形インバータ回路を用い場合、パルス制御方式による制御おいて、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中、インバータ回路の動作を停止させる際に負荷回路に並列接続するスイッチング素子を連続的または間欠的にオン状態に制御することにより、負荷回路中に蓄積された電気的エネルギーを速やかに消費させることができるので、ランプ電流の遮断に時間遅れがより一層生じにくくなる。
さらに、パルス制御方式による制御おいて、制御手段がデジタルデバイスを含む場合、パルス状高周波電圧に含まれる高周波電圧が1波形単位になるまで持続時間を制御するように構成することが可能になり、その結果きめ細かい調光を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図3は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第1の形態を示す回路図である。
本形態において、放電ランプ点灯装置は、直流電源RDC、インバータ回路INV、負荷回路LC、制御手段CC、ランプ電圧検出回路VlD、ランプ電流検出回路IlDおよびフィラメント加熱回路FHCを具備している。なお、符号DLは放電ランプ、DMは調光信号発生手段である。
直流電源RDCは、全波整流回路FBRおよび昇圧チョッパBUCからなる。全波整流回路FBRは、その交流入力端が商用交流原電ACに接続する。昇圧チョッパBUCは、その入力端が全波整流回路FBRの直流出力端に接続している。
インバータ回路INVは、ハーフブリッジ形インバータからなり、昇圧チョッパBUCの出力端であるところの平滑コンデンサC1の両端間に直列接続している一対のスイッチング素子Q1、Q2を備え、スイッチング素子Q2の両端間に高周波電圧を出力する。なお、本形態において、インバータ回路INVは、本発明の調光手段を兼ねている。
負荷回路LCは、直流カットコンデンサC2および共振回路RCが直列回路を形成して構成されていて、インバータ回路INVのスイッチング素子Q2の両端に接続している。共振回路RCは、インダクタL1および共振コンデンサC3の直列共振回路からなる。
制御手段CCは、調光信号発生手段DMに対応し、かつ後述するランプ電圧検出回路VlDおよびランプ電流検出回路IlDの検出出力に基づいて、ランプ電力を調光度に応じた値を維持するように帰還制御を行う。
ランプ電圧検出回路VlDは、放電ランプDLの電気的状態を検出する一方の手段として放電ランプDLのランプ電圧を検出する手段である。検出されたランプ電圧は、制御手段CCに制御入力する。
ランプ電流検出回路IlDは、放電ランプDLの電気的状態を検出する他方の手段としての放電ランプDLのランプ電流を検出する手段である。検出されたランプ電流は、制御手段CCに制御入力する。
制御手段CCは、ランプ電圧検出回路VlDおよびランプ電流検出回路IlDに基づいてランプ電力を帰還制御して、調光信号に対応して制御された駆動信号をインバータ回路INVのスイッチング素子Q1、Q2に対して供給する。
フィラメント加熱回路FHCは、放電ランプDLの一対のフィラメント電極を所要に加熱するように配設されている。
放電ランプは、熱陰極形の蛍光ランプなどを用いることができる。蛍光ランプとしては、一般照明用、高周波点灯専用形、コンパクト形および電球形などの各種蛍光ランプが適応する。
調光信号発生手段DMは、操作に応じて所望の調光度の調光信号を発生して、制御手段CCに供給する。なお、調光信号発生手段DMは、放電ランプ点灯装置から離間した位置に配設されてもよいし、放電ランプ点灯装置の内部に配設されてもよい。
次に、第1の形態における回路動作について説明する。
インバータ回路INVは、制御手段CCから供給される駆動信号により動作して高周波電圧を出力する。すなわち、インバータ回路INVのスイッチング素子Q1、Q2は、制御手段CCから送出される駆動信号によりスイッチング動作を交互に行い、インバータ回路INVは、駆動信号の繰り返し周波数に等しい発振周波数の高周波電圧を出力する。
負荷回路LCは、インバータ回路INVの出力端に接続しているので、共振回路RCの電圧がインバータ回路INVの発振周波数に応じた値になり、そこに接続している放電ランプDLに対して発振周波数に応じた値の電圧を印加する。
放電ランプDLは、共振回路RCの共振特性と発振周波数とにより決定される上述の高周波電圧の印加により始動して点灯する。
次に、周波数制御方式による調光の場合について説明する。例えば、定格点灯から調光度を大きくしていく場合、制御手段CCは、調光信号に対応して駆動信号の繰り返し周波数を順次増大していく。このとき、駆動信号の繰り返し周波数は、次のように制御される。すなわち、インバータ回路INVの発振周波数が共振周波数f0に相対的に接近した周波数のときに放電ランプDLに始動電圧が印加されるので、放電ランプDLは点灯を開始する。もちろん、フィラメント電極は、始動に先立って予め所要に加熱される。
放電ランプDLの点灯後、インバータ回路INVの発振周波数を順次低下させていくと、負荷回路の共振特性により放電ランプDLに印加される電圧が低下していくので、放電ランプDLの光出力レベルが低減して調光度が大きくなる。なお、予め所定の周波数、例えばf1に達したときに、パルス制御方式の調光制御に移行するように構成しておくことができる。
次に、パルス制御方式による調光の場合について説明する。パルス制御方式においては、パルス状高周波電圧が間欠的に放電ランプDLに印加されるが、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中は高周波を発生するための駆動信号が発生しないので、放電ランプDLは消灯する。パルス状高周波電圧を発生しているときのインバータ回路INVの発振周波数は、共振周波数に相対的に近い所定周波数f1に設定される。
図4は、(a)がパルス制御方式にける放電ランプDLに流れるランプ電流で、(b)が対応する駆動信号の波形図である。
図から理解できるように、繰り返し周波数f1の駆動信号が間欠的に発生し、発生時にランプ電流が間欠的に流れているが、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中は駆動信号が休止するので、パルス状高周波電圧に対応して流れるランプ電流の遮断時の時間遅れが殆ど生じていない。この点は図11との比較参照により容易に理解できるであろう。
図5は、駆動信号の繰り返し周波数と熱陰極形放電ランプの始動電圧の関係を示すグラフである。図において、横軸は周波数で駆動信号の繰り返し周波数を意味し、縦軸は始動電圧で熱陰極形放電ランプの始動電圧を意味する。
図から理解できるように、熱陰極形放電ランプの始動電圧が駆動信号の繰り返し周波数が1kHz近傍から低下しだし、1kHz以上になると、急激に低下する。なお、1kHz未満では始動電圧が高い状態でほぼ一定である。始動電圧が低くなり、点灯中のランプ電圧との差が小さくなると、再点弧時に発生する瞬間的な強い光出力によって生じる明るさのちらつきが低減する。
図6は、本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第2および第3の形態を示す波形図である。図において、放電電流はランプ電流、Q1ゲート信号はハーフブリッジ形インバータ回路回路の負荷回路に直列接続する一方のスイッチング素子Q1の駆動信号、Q2ゲート信号は他方のスイッチング素子Q2の駆動信号である。図は、パルス状高周波電圧の放電ランプDLに対する印加が立ち下がるときに、他方のスイッチング素子Q2に対する駆動信号の3つの形態を示している。
本発明の第2形態は、図6において、下から3番目のQ2波形である。すなわち、制御手段CCがスイッチング素子Q1の駆動信号の供給を停止した後も引続き駆動信号を供給する。これにより、インバータ回路回路INVは発振を停止するが、スイッチング素子Q2は間欠的にオン状態になり、負荷回路LCの共振回路RC中に蓄えられた電気的エネルギーを消費する。
本発明の第3の形態は、図6において下から2番目のQ2波形である。すなわち、制御手段CCがスイッチング素子Q1の駆動信号を停止した後、連続した駆動信号を供給する。これにより、インバータ回路INVは発振を停止するが、スイッチング素子Q2は連続オンになり、負荷回路LCの共振回路RC中に蓄えられた電気的エネルギーを消費する。
なお、図6において最下部のQ2波形は、第1の形態におけるもので、スイッチング素子Q2の駆動信号はQ1と同時的に停止される。
放電ランプの周波数−ランプ電流特性曲線を示すグラフ 共振回路の共振特性と放電ランプのランプ電圧の関係を示すグラフ 本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第1の形態を示す回路図 同じく各部の波形図であり、(a)がパルス制御方式における放電ランプDLに流れるランプ電流で、(b)が対応する駆動信号の波形図 駆動信号の繰り返し周波数と熱陰極形放電ランプの始動電圧の関係を示すグラフ 本発明の放電ランプ点灯装置を実施するための第2および第3の形態を示す波形図 従来の放電ランプ点灯装置におけるパルス状高周波電圧の印加により流れるランプ電流の波形図および駆動信号の波形図
符号の説明
BUC…昇圧チョッパ回路、C1…平滑コンデンサ、C2…直流カットコンデンサ、C3…共振コンデンサ、CC…制御手段、DL…放電ランプ、DM…調光信号発生手段、FBR…全波整流回路、FHC…フィラメント加熱回路、IlD…ランプ電流検出回路、INV…インバータ回路、L1…インダクタ、LC…負荷回路、Q1、Q2…スイッチング素子、RC…共振回路、VlD…ランプ電圧検出回路

Claims (3)

  1. 直流電源と;
    直流電源から出力される直流電圧を入力して高周波電圧に変換するインバータ回路と;
    インバータ回路の出力端に接続されていて、放電ランプを接続する負荷回路と;
    インバータ回路から放電ランプに入力する高周波電力を低減させて放電ランプを調光点灯する調光手段と;
    調光信号に対応した調光レベルで放電ランプを点灯するように調光手段を制御し、少なくとも深調光時にはパルス状高周波電圧を放電ランプに繰り返し印加してパルス制御方式の調光制御を行い、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中インバータ回路の動作を停止させる制御手段と;
    を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  2. インバータ回路は、直流電源に対して直列接続し、負荷回路に対して一方が直列接続し、他方が並列接続した一対のスイッチング素子を備えたハーフブリッジ形インバータ回路からなり;
    制御手段は、パルス制御方式の調光制御時において、隣接するパルス状高周波電圧の間の期間中、ハーフブリッジ形インバータ回路の一方のスイッチング素子の動作を停止するとともに方のスイッチング素子を連続的および間欠的のいずれか一方の態様でオン状態にする;
    ことを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 制御手段は、デジタルデバイスを含み、かつパルス状高周波電圧に含まれる高周波電圧が1波形単位になるまで持続時間を制御して調光することができることを特徴とする請求項1または2記載の放電ランプ点灯装置。
JP2007075054A 2007-03-22 2007-03-22 放電ランプ点灯装置 Pending JP2008235084A (ja)

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