JP2008233919A - 光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ポリゴンミラーによる騒音や主走査方向のジッターを悪化させずに効果的にフレア光をカットでき、プラスチックレンズなどの簡易な部品で高品質な画像を形成することができる光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置を得ること。
【解決手段】 複数の光源から放射された複数の光束を、複数の偏向面をもつ同一の偏向器の異なる偏向面で偏向させ、光束ごとに設けた各々の走査レンズ系を介して対応する被走査面上に導光させる光走査装置において、
前記偏向面への入射光束の光路と、前記偏向面で反射偏向され、前記被走査面上に入射する走査光束の光路とに挟まれた非有効領域の少なくとも1つに遮光部材を設け、
一方の走査レンズ系のレンズ表面で反射したフレア光が他方の走査レンズ系に入射することを防止していること。
【選択図】図1

Description

本発明は光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置に関し、特に複数の光源から光変調され出射した複数の光束を回転多面鏡等より成る単一の偏向器で反射偏向(偏向走査)させた後、fθ特性を有する走査レンズ系を介してそれぞれ対応する被走査面上を光走査して画像情報を記録するようにした、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプリンタやデジタル複写機、マルチファンクションプリンタ(多機能プリンタ)等の画像形成装置に好適なものである。
従来よりレーザービームプリンタ(LBP)等の光走査装置においては画像信号に応じて光源手段から光変調され出射した光束を、例えば回転多面鏡(ポリゴンミラー)より成る偏向器により周期的に偏向させ、fθ特性を有する走査レンズ系によって感光性の記録媒体(感光ドラム)面上にスポット状に集束させ、その面上を光走査して画像記録を行っている。
図8は従来の光走査装置の要部斜視図である。
同図において光源手段81から出射した発散光束はコリメーターレンズ82により略平行光束とされ、絞り83により光束径が制限された後に副走査方向にのみ所定の屈折力を有するシリンドリカルレンズ84に入射される。シリンドリカルレンズ84に入射した略平行光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で射出する。また副走査断面内においては集束してポリゴンミラーから成る偏向器85の偏向面(反射面)85aにほぼ線像として結像している。
そして偏向器85の偏向面85aで反射偏向された光束をfθ特性を有する走査レンズ系(fθレンズ系)86を介して被走査面としての感光ドラム面上(不図示)に導光し、前記偏向器85を回転させることによって前記感光ドラム面上を光走査して画像情報の記録を行っている。
図9は従来の光走査装置の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)である。
同図においては2つの光源101,102から放射された2本の光束Ri1,Ri2を絞り、コリメーターレンズ、そしてシリンドリカルレンズ96を介し4つの面(偏向面)を有するポリゴンミラー(偏向器)93の隣接する面93a,93bで同時に反射偏向し、光束ごとに走査レンズ系SL11、SL12を介し、別々の感光ドラム面98,99上へ結像させている。
また同図において97は書き出し位置検知用レンズ(BDレンズ)であり、書き出しタイミング用の光束(BD光束)を集光している。103は書き出し位置検知手段(BDセンサー)であり、長手方向の走査開始位置を決定する為の同期信号を得ている。
図10は従来のカラー画像形成装置の要部概略図であり、図9に示す光走査装置を2組並列にして配置し、2つの偏向器により合計4本の走査線を描画する。
同図においてはポリゴンミラー(偏向器)53、63で反射偏向されて第1の走査レンズ51a、52a、61a、62aを通過した後の4つの光束を、折り返しミラーM1、M2、M3、M4により各々90°図面上、下に折り曲げ第2の走査レンズ51b、52b、61b、62bを介し、対応する感光ドラム面54、55、64、65上へ導いている。
このように単一のポリゴンミラーで複数の光束を走査することで、従来1つの光束に1つ必要であったポリゴンミラーを省くことができ、これにより装置全体の簡素化を図っている。
このようなポリゴンミラーを共用するタイプの光走査装置においては、図9に示すように一方の光走査装置(第1のスキャナーSK11)で画像を描く際、第1の走査レンズ91のレンズ表面91aで反射されたフレア光Rfが他方の光走査装置(第2のスキャナーSK12)の走査レンズ系SL12を透過し、感光ドラム面99上へ入射するという問題点が生じていた。
特に図9に示すような2つの光源が走査レンズ系の光軸に対して同じ側に配置された光走査装置の場合、前記走査レンズ系の光軸に対して光源側からのフレア光が光量的に問題となる。
図11は従来の光走査装置におけるフレアの到達範囲を説明するグラフである。
同図に示すグラフにおいて、横軸は第1のスキャナーSK11で走査される走査光Rsの正規の結像位置を示し、縦軸はレンズ表面で反射されるフレア光Rfの到達位置を示している。
上記図9に示したように第1のスキャナーSK11が像高Y=−47.2mm〜−109.4mmの間を走査する際にフレア光Rfはポリゴンミラー93などで反射せずにそのまま第2の走査レンズ系SL12に入射する(図11の領域A)。像高Y=109.4mm近傍では、走査レンズ系の光軸に対して光源と反対側からのフレア光が発生する(図11の領域C)。その中間の領域はレンズ表面で反射されたフレア光はポリゴンミラー93で再び反射し、画像有効域外へ向かうため問題とならない(図11の領域B)。
ここで、レンズ表面に反射防止膜を蒸着することでフレア光を低減することも考えられるが、近年低コスト化のために多用されているプラスチックレンズは反射防止膜を蒸着することが難しく、また反射防止膜はコストが高くついてしまう。そのため、反射防止膜以外の解決手段が望まれている。
通常のフレア光はポリゴンミラーの回転に伴い、その到達位置も変化するものであるが、ここに示したフレア光はポリゴンミラーの回転角度とは無関係に感光ドラム面上で略静止してしまう。
即ち、第1の走査レンズ系SL11の第1の走査レンズ91の第1面91aからのフレア光RFは図11に示すように、レーザービームが画像全域を走査する際、画像中央付近(図11の縦軸−20(mm)〜10(mm)の範囲)に到達し、そこで略静止している。それゆえ、たとえ反射防止膜を蒸着したとしても、極僅かな量の反射光は存在し、そのような反射光が静止し蓄積されれば、画像上視認されるレベルまでの光量となってしまう。
以上説明したのと同様に、第2の走査レンズ系SL12の第1の走査レンズ92からの反射光が第1の走査レンズ系SL11に入射するフレア光も存在する。
因みに、一つの感光ドラムを一つのポリゴンミラーで走査するタイプの光走査装置においては、上述したフレア光は走査レンズを保持する筐体の壁に当たるため、被走査面に入射することはない。
本発明はプラスチックレンズなどの簡易な部品で高品質な画像を形成することができる光走査装置及びそれを用いたカラー画像形成装置の提供を目的とする。
請求項1の発明の光走査装置は、複数の光源から放射された複数の光束を、複数の偏向面をもつ同一の偏向器の異なる偏向面で偏向させ、光束ごとに設けた各々の走査レンズ系を介して対応する被走査面上に導光させる光走査装置において、
前記偏向面への入射光束の光路と、前記偏向面で偏向され前記被走査面上に入射する走査光束の光路とに挟まれた非有効領域の少なくとも1つに遮光部材を設け、
前記遮光部材は、一方の走査レンズ系のレンズ表面で反射したフレア光が他方の走査レンズ系に入射することを防止していることを特徴としている。
請求項2の発明は請求項1の発明において、前記偏向面への入射光束の光路と、前記偏向面で偏向され前記被走査面上に入射する走査光束の光路とに挟まれた非有効領域のうちの前記遮光部材が配置されていない非有効領域側に、ビーム書き出し位置を検知するための単一の書き出し位置検知手段を有し、前記複数の光源から放射される複数の光束の書き出しタイミングを、前記単一の書き出し検知手段により制御していることを特徴としている。
請求項3の発明は請求項2の発明において、前記書き出し位置検知手段へ向かう光束は、書き出し位置検知用レンズを通過し、前記走査光束とは別光路を辿ることを特徴としている。
請求項4のカラー画像形成装置は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光走査装置を複数有し、各々の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴としている。
請求項5の発明は請求項4の発明において、外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴としている。
本発明によれば前述の如く偏向面への入射光束の光路と、偏向面で反射偏向され、被走査面上に入射する走査光束の光路とに挟まれた非有効領域の少なくとも1つに遮光部材を設けることにより、ポリゴンミラーによる騒音や主走査方向のジッターを悪化させずに効果的にフレア光をカットでき、プラスチックレンズなどの簡易な部品で高品質な画像を形成することができる光走査装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することができる。
(実施形態1)
図1は本発明の光走査装置(レーザービームプリンタ)の実施形態1の要部断面図である。図2は図1に示したポリゴンミラー周辺を拡大して示した要部断面図である。
尚、本明細書においては走査レンズ系の光軸と偏向器により偏向された光束とが形成する面を主走査断面、走査レンズ系の光軸を含み主走査断面と直交する面を副走査断面と定義する。
図中、SK1、SK2は各々第1、第2のスキャナーである。第1、第2のスキャナーSK1、SK2は、各々光源手段(31,32)と、前記光源手段(31,32)から放射した光束を規制する開口絞り(33,34)と、入射光束を他の光束に変換するコリメーターレンズ(35,36)と、主走査方向に長い線像として結像させる共用のシリンドリカルレンズ6と、偏向手段としての単一の偏向器3と、前記偏向器3で反射偏向された光束を被走査面上にスポットに形成する走査レンズ系(SL1、SL2)とを有している。
第1、第2の走査レンズ系SL1、SL2は各々第1、第2の2枚の走査レンズ1、21、2、22を有し、偏向器3により反射偏向された光束を対応する被走査面37,38上にスポット状に結像させている。また第1、第2の走査レンズ系SL1、SL2は副走査断面内において偏向器3の偏向面近傍と被走査面37、38近傍との間を共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有している。
37,38は各々被走査面としての感光ドラム面である。
4は第1の遮光部材であり、偏向面3aへの入射光束Ri1の光路と、前記偏向面3aで反射偏向され、被走査面37上に入射する走査光束Rsの光路とに挟まれた非有効領域に配しており、第1の走査レンズ1のレンズ表面R1aで反射したフレア光Rf1が第2の走査レンズ系SL2に入射することを防止している。
5は第2の遮光部材であり、第1の走査レンズ系SL1の光軸Laに対して、2つの光源31,32が位置している領域と反対側の領域であって、偏向面3aで反射偏向され、被走査面37上に入射する走査光束Rsの光路と、偏向器3で挟まれる非有効領域に配しており、前記第1の走査レンズ系SL1の光軸Laに対して2つの光源31,32と反対側(入射光束Ri1の入射方向と反対側の)の面R1aからの反射光(フレア光)Rf3が第2の走査レンズ系SL2に入射することを防止している。
本実施形態においては第1、第2のスキャナーSK1、SK2が同一の偏向器3を併用しており、かつ第1、第2のスキャナーSK1、SK2は、前記偏向器3の異なった偏向面で反射偏向した光束を用いている。
また本実施形態においては偏向面への入射光束の光路と、前記偏向面で反射偏向され、被走査面上に入射する走査光束の光路とに挟まれた非有効領域のうち、第1の遮光部材4が配置されていない非有効領域側に、ビーム書き出し位置を検知するための単一の書き出し位置検知手段(BDセンサー)41を配し、2つの光源31,32から放射される複数の光束の書き出しタイミングを、前記BDセンサー41により制御している。またBDセンサー41へ向かう光束(BD光束)を、書き出し位置検知用レンズ(BDレンズ)7を通過させ、前記走査光束とは別光路を辿るように構成している。
尚、本実施形態ではシリンドリカルレンズ6とBDレンズ7とを一体にして構成したが、別々に構成しても良い。
本実施形態においては上記の如く第1の走査レンズ系SL1を構成する第1の走査レンズ1の第1面R1aからの反射光を遮るために偏向器3への入射光束Ri1の光路と、偏向器3で反射偏向される走査光束Rsの光路とに挟まれた非有効領域に第1の遮光部材4を配置している。
図3は本実施形態と比較するために光走査装置のポリゴンミラー周辺を拡大して示した要部断面図である。同図において図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
図3の構成が図2の構成と異なる点は図3の構成が第1の遮光部材4を互いに異なった偏向面に入射する2本の入射光束Ri1とRi2との間に配置したことである。どちらの場合も第1の遮光部材4で第1の走査レンズ1の第1面R1aからの反射光に基くフレア光をカットすることが可能である。
しかしながら図3の構成ではポリゴンミラー3に接触するまで第1の遮光部材4の長さを延ばさないと全てのフレア光を遮ることができない。これに対して図2の構成ではポリゴンミラー3に接触するまで延ばせなくても全てのフレア光を遮ることが可能である。
ポリゴンミラー3は高速回転を行うため、風切り音による騒音が問題となっている。それゆえ、ポリゴンミラー3の周りには前記ポリゴンミラー3の回転に伴う風の流れを乱すような部材を配置することは極力避けた方がよい。また、風の流れが乱れることで、ポリゴンミラー3に回転ムラが発生し、それによって主走査方向のジッターが発生することも問題となる。
以上の理由から、ポリゴンミラー3から遠くてもフレア光をカットできる位置に第1の遮光部材4を配置する必要がある。
更にBDセンサー41へ向かう書き出し位置検知光束(BD光束)Rbが走査光束Rsと別光路を採っている光走査装置においては、前記BDセンサー41へ向かうBD光束Rbを第1の遮光部材4で遮らないようにしなくてはならない。それゆえBD光束Rbが位置しない方の領域に第1の遮光部材4を配置することが望ましい。
以上説明したように本実施形態では入射光束Riと走査光束Rsとに挟まれる領域で、しかもBD光束が位置しない方の領域に第1の遮光部材4を配置することで、ポリゴンモーターの騒音や主走査方向のジッターなどを悪化せずに、且つプラスチックレンズに高価な反射防止膜などを蒸着しなくても、効果的にフレア光を防止することが可能となる。
また、フレアの光量自体は少ないが、第1の走査レンズ系SL1の光軸Laに対して光源と反対側(入射光束Rifの入射方向と反対側の)の面R1aからの反射光Rf3も第2の遮光部材5を設けることにより第2の走査レンズ系SL2に入射しないようにしている。
同様に第2の走査レンズ系SL2の第1の走査レンズ2のレンズ表面R2aからの反射光も第1、第2の遮光部材4、5により第1の走査レンズ系SL1に入射しないようにしている。
尚、本実施形態は走査レンズ系がガラスレンズで構成された光走査装置においても、十分な効果を発揮することができる。また本実施形態では非有効領域に第1、第2の遮光部材を各々設けたが、どちらか一方でもよい。また本実施形態においては走査レンズ系を2枚のレンズより構成したが、これに限らず、単一、又は3枚以上のレンズより構成しても良い。
(実施形態2)
図4は本発明の光走査装置の実施形態2の要部概略図である。同図において前述した図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は第2の遮光部材15を偏向器3に対して第2の走査レンズ系SL2側に配し、第1、第2の遮光部材4、15を光学箱8に一体で設けたことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図において8は光学箱であり、光走査装置の光学部品を位置決めし内包している。15は第2の遮光部材であり、第2の走査レンズ系SL2の光軸に対して、2つの光源(不図示)が位置している領域と反対側の領域であって、第1の走査レンズ1のレンズ面R1aからの反射光(フレア光)Rf3の光路と第2の走査レンズ系SL2の第1の走査レンズ2で挟まれる非有効領域に配している。
本実施形態では光学箱8と第1、第2の遮光部材4、15とを一体で設けており、これにより部品点数を増やすことなくフレア光を効率良く遮蔽することができ、光走査装置の構成を簡素化している。
(実施形態3)
図5(A)は本発明の光走査装置の実施形態3の要部概略図である。図5(B)は図5(A)のX−X′断面図である。同図(A)、(B)において前述した図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は第2の遮光部材15を偏向器3に対して第2の走査レンズ系SL2側に配し、第1、第2の遮光部材4、15を蓋9に一体で設けたことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図(A)、(B)において9は蓋であり、光学箱8に取り付けられ光走査装置の光学部品を内包している。
本実施形態では蓋9と第1、第2の遮光部材4、15とを一体で設けており、これにより部品点数を増やすことなくフレア光を効率良く遮蔽することができ、光走査装置の構成を簡素化している。
(実施形態4)
図6は本発明の光走査装置の実施形態4の要部概略図である。同図において前述した図1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
本実施形態において前述の実施形態1と異なる点は第2の遮光部材15を偏向器3に対して第2の走査レンズ系SL2側に配し、第1の遮光部材4を抜け防止部材(爪部材)11の一部を使って形成したことである。その他の構成及び光学的作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
即ち、同図において10はモータ(回転体)であり、ポリゴンミラー3を所定方向へ回転させている。モータ10はオイル動圧軸受を用いており、回転軸をスラスト方向に持ち上げることで軸受が回転軸とスリーブに分離される。通常の使用状態では前述のように軸受が持ち上がることは、オイルの漏れを引き起こし、軸受の寿命を低下させるため好ましくない。そのためオイル動圧軸受を用いる場合は通常軸受の抜け防止部材(爪部材)11をモータ10の基板に取り付ける。
本実施形態では第1の遮光部材4を回転体の脱落を防止するための抜け防止部材11の一部を使って形成しており、これにより部品点数を増やすことなくフレア光を効率良く遮蔽することができ、光走査装置の構成を簡素化している。
(第5の実施形態)
図7は本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図である。本実施形態は、像担持体である複数の感光ドラム面上に画像情報を記録するタンデムタイプのカラー画像形成装置である。図7において、360はカラー画像形成装置、(311,312),(313,314)は図10に記載したような、同一ポリゴンミラーの異なる面で2本のビームを走査する光走査装置、341,342,343,344は各々像担持体としての感光ドラム、321,322,323,324は各々現像器、351は搬送ベルトである。
図7において、カラー画像形成装置360には、パーソナルコンピュータ等の外部機器352からR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色信号が入力する。これらの色信号は、装置内のプリンタコントローラ353によって、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、Bk(ブラック)の各画像データ(ドットデータ)に変換される。これらの画像データは、それぞれ光走査装置(311,312),(313,314)に入力される。そして、これらの光走査装置からは、各画像データに応じて変調された光ビーム331,332,333,334が出射され、これらの光ビームによって感光ドラム341,342,343,344の感光面が主走査方向に走査される。
本実施態様におけるカラー画像形成装置は光走査装置(311,312),(313,314)を2個並べ、各々がC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)、Bk(ブラック)の各色に対応し、各々平行して感光ドラム341,342,343,344面上に画像信号(画像情報)を記録し、記録材に多重転写して1枚のフルカラー画像を高速に印字するものである。
前記外部機器352としては、例えばCCDセンサを備えたカラー画像読取装置が用いられても良い。この場合には、このカラー画像読取装置と、カラー画像形成装置360とで、カラーデジタル複写機が構成される。
本発明の光走査装置の実施形態1の要部断面図 本発明の光走査装置の実施形態1の主要部分の要部断面図 実施形態1と比較するための要部断面図 本発明の光走査装置の実施形態2の主要部分の要部断面図 本発明の光走査装置の実施形態3の主要部分の要部断面図 本発明の光走査装置の実施形態4の主要部分の要部断面図 本発明の実施態様のカラー画像形成装置の要部概略図 従来の光走査装置の要部斜視図 従来の光走査装置におけるフレアを説明する要部概略図 従来の光走査装置の副走査断面図 従来の光走査装置におけるフレアの到達範囲を説明するグラフ
符号の説明
1、2 第1の走査レンズ
3 偏向器(ポリゴンミラー)
4 第1の遮光部材
5,15 第2の遮光部材
6 シリンドリカルレンズ
7 書き出し位置検知用レンズ
8 光学箱
9 蓋
10 モータ
11 軸受抜け防止部材(爪部材)
21、22 第2の走査レンズ
Ri1、Ri2 入射光束
Rs 走査光束
Rf1、Rf2、Rf3 フレア光束
Rb 書き出し位置検知光束
SL1 第1の走査レンズ系
SL2 第2の走査レンズ系
SK1 第1のスキャナー
SK2 第2のスキャナー
31,32 光源
33,34 絞り
35,36 コリメーターレンズ
37,38 被走査面(感光ドラム面)
311、312、313、314 光走査装置
321、322、323、324 現像器
331,332,333,334 光ビーム
341、342、343、344 感光体ドラム
351 搬送ベルト
352 外部機器
353 プリントコントローラ
360 カラー画像形成装置

Claims (5)

  1. 複数の光源から放射された複数の光束を、複数の偏向面をもつ同一の偏向器の異なる偏向面で偏向させ、光束ごとに設けた各々の走査レンズ系を介して対応する被走査面上に導光させる光走査装置において、
    前記偏向面への入射光束の光路と、前記偏向面で偏向され前記被走査面上に入射する走査光束の光路とに挟まれた非有効領域の少なくとも1つに遮光部材を設け、
    前記遮光部材は、一方の走査レンズ系のレンズ表面で反射したフレア光が他方の走査レンズ系に入射することを防止していることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記偏向面への入射光束の光路と、前記偏向面で偏向され前記被走査面上に入射する走査光束の光路とに挟まれた非有効領域のうちの前記遮光部材が配置されていない非有効領域側に、ビーム書き出し位置を検知するための単一の書き出し位置検知手段を有し、前記複数の光源から放射される複数の光束の書き出しタイミングを、前記単一の書き出し検知手段により制御していることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記書き出し位置検知手段へ向かう光束は、書き出し位置検知用レンズを通過し、前記走査光束とは別光路を辿ることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光走査装置を複数有し、各々の光走査装置の被走査面に配置され、互いに異なった色の画像を形成する複数の像担持体とを有することを特徴とするカラー画像形成装置。
  5. 外部機器から入力した色信号を異なった色の画像データに変換して各々の光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラを有していることを特徴とする請求項4に記載のカラー画像形成装置。
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