JP2008232913A - 診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】診断において検査をフレキシブルに行うことができる診断装置を提供することを目的とする。
【解決手段】放射性薬剤が投与された被検体から発生したγ線をそれぞれ検出する2つの検出器板1A,1Bを備えている。各検出器板1A,1Bに切り欠き1Cを設けている。検査のし難い箇所(例えば脇や股など)に切り欠き部分が位置するように検出器板1A,1Bを設置すれば、切り欠き1Cを設けた検出器板1A,1Bを検査のし難い箇所に近接させることができ、検査が行い難い箇所でも検出器板1A,1Bによって検査を行うことができ、その結果、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置に関する。
上述した診断装置として、核医学診断装置、すなわちECT(Emission Computed Tomography)装置を例に採って説明するとともに、核医学診断装置として、PET(Positron Emission Tomography)装置を例に採って説明する。PET装置の一つとして、乳がん検出のためのマンモグラムに適用したものでマンモPET装置がある。このマンモPET装置は、従来では被検体の断面を十分にカバーする大きさの径のリング上または多角形上に、γ線を検出する検出器を一部または全周配置した構成となっている(例えば、非特許文献1、2参照)。
Seminars in Nuclear Medicine, Vol. XXXIV, No.2, 2004: 87-111 J Nucl Med 2003; 44:756-769
しかしながら、従来の場合には、核医学診断などに代表される診断において検査をフレキシブルに行うことができないという問題がある。
例えば、従来のPET装置では、検査したい身体の部分に対してその身体を挟んで互いに対向した2つの検出器間の距離が一定である。被検体の体軸周りに検出器を全周配置した全身ドーム型の場合には、被検体に対する圧迫感が大きく、被検体にとって精神的にも負担を強いられる。また、検査の対象となる被検体のサイズが大きすぎる場合には、被検体をドーム内に収容することができず、逆に被検体のサイズが小さすぎる場合には、被検体と検出器との距離が遠くなって、近接して検査を行うことができずに核医学診断を正確に行うことができない。
また、従来のマンモPET装置では、検査の対象となる身体(乳房)のサイズが大きすぎる場合には、身体を挟んで互いに対向した2つの検出器間に被検体の身体を収容することができず、逆に身体(乳房)のサイズが小さすぎる場合には、被検体と検出器との距離が遠くなって、近接して検査を行うことができずに乳がんの検出を正確に行うことができない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、診断において検査をフレキシブルに行うことができる診断装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成する。検査が行いやすい場所に支持手段を設置すれば、その支持手段に対して各検出手段を簡易に取り付けて、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、請求項2に記載の発明は、被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段を備え、それら検出手段のうちの少なくとも1つに切り欠きを設けることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項2に記載の発明によれば、電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段を備え、それら検出手段のうちの少なくとも1つに切り欠きを設ける。検査のし難い箇所(例えば被検体が人体の場合には脇や股など)に切り欠き部分が位置するように検出手段を設置すれば、切り欠きを設けた検出手段を検査のし難い箇所に近接させることができ、検査が行い難い箇所でも検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
特に、診断装置が核医学診断装置であって、核医学診断装置がマンモPET装置の場合には、乳がんではがん細胞のできやすい部分がリンパ節付近や脇であって、リンパ節付近や脇が検査のし難い箇所となる。したがって、リンパ節付近や脇に切り欠き部分が位置するように検出手段を設置すれば、切り欠きを設けた検出手段をリンパ節付近や脇に近接させることができ、検出手段によってリンパ節付近や脇ひいてはがん細胞の検査を行うことができ、その結果、核医学診断において乳がんの検出を正確に行うことができる。
上述した後者の発明(請求項2に記載の発明)において、上述した前者の発明(請求項1に記載の発明)のように、検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成してもよい(請求項3に記載の発明)。検査が行いやすい場所に支持手段を設置すれば、その支持手段に対して各検出手段を簡易に取り付けて、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、請求項4に記載の発明は、被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、その支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項4に記載の発明によれば、電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、その支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成する。検査が行いやすい場所に支持手段を取り付けて設置すれば、その支持手段とともに検出手段をかかる場所に簡易に設置して、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、請求項5に記載の発明は、被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段と、その支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項5に記載の発明によれば、電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段と、その支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段とを備える。傾斜手段によって支持手段とともに検出手段を傾斜させることで、検査しやすい姿勢で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
特に、診断装置が核医学診断装置であって、核医学診断装置がマンモPET装置の場合には、上述した乳がんの検出を行う際に、傾斜手段によって前傾に支持手段とともに検出手段を傾斜させることで、乳房を重力の向きと同じ方向に広げることができる。その結果、核医学診断において乳がんの検出を正確に行うことができる。
また、請求項6に記載の発明は、被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成することを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項6に記載の発明によれば、電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成する。検査が行いやすい場所に検出手段をスライド移動させれば、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成する一例は、支持手段に2つの枠を設けて、被検体を挟んで互いに対向した2つの検出手段が枠内でスライド移動するように構成することで、検出手段間の距離を変更せずにそれら検出手段がスライド移動することである(請求項7に記載の発明)。検査を行う場所に近接させるために、それら検出手段を枠内でスライド移動させれば、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。例えば、支持手段を水平姿勢に設置すれば、検出手段は枠内で横方向(水平方向)にスライド移動し、検出手段を横方向に近接させることができる。また、支持手段を垂直姿勢に設置すれば、検出手段は枠内で縦方向(垂直方向)にスライド移動し、検出手段を縦方向に近接させることができる。
各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成する他の一例は、支持手段に2つの枠を設けて、かつ各々の枠が被検体を挟んで互いに対向した2つの検出手段とともに支持手段に対して接離しつつスライド移動するように構成することで、検出手段間の距離を変更することである(請求項8に記載の発明)。検査を行う場所に近接させるために、それら検出手段とともに各々の枠が支持手段に対して接離しつつスライド移動させれば、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。また、それら検出手段とともに各々の枠が支持手段に対して接離しつつスライド移動するように構成することで、検出手段間の距離が自在に変更される。検出手段間の距離を自在に変更することで、被検体や身体のサイズの大小に関わらず検出手段を被検体や身体に近接させることができ、診断を正確に行うことができる。例えば、支持手段を垂直姿勢に設置すれば、各々の枠が検出手段とともに横方向(水平方向)にスライド移動し、検出手段を横方向に近接させることができる。なお、請求項7に記載の発明と請求項8に記載の発明とを組み合わせてもよい。
各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成する発明(請求項6〜請求項8に記載の発明)において、支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段を備えた上述した発明(請求項5に記載の発明)のように、支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段を備えてもよい(請求項9に記載の発明)。傾斜手段によって支持手段とともに検出手段を傾斜させることで、検査しやすい姿勢で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成する発明(請求項6〜請求項9に記載の発明)や、支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段を備えた発明(請求項5に記載の発明)において、支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成した上述した発明(請求項4に記載の発明)のように、支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成してもよい(請求項10に記載の発明)。検査が行いやすい場所に支持手段を取り付けて設置すれば、その支持手段とともに検出手段をかかる場所に簡易に設置して、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成する発明(請求項6〜請求項9に記載の発明)や、支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段を備えた発明(請求項5に記載の発明)や、支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成した発明(請求項4、請求項10に記載の発明)において、検出手段のうちの少なくとも1つに切り欠きを設けた上述した発明(請求項2に記載の発明)のように、検出手段のうちの少なくとも1つに切り欠きを設けてもよい(請求項11に記載の発明)。検査のし難い箇所(例えば被検体が人体の場合には脇や股など)に切り欠き部分が位置するように検出手段を設置すれば、切り欠きを設けた検出手段を検査のし難い箇所に近接させることができ、検査が行い難い箇所でも検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成する発明(請求項6〜請求項9に記載の発明)や、支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段を備えた発明(請求項5に記載の発明)や、支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成した発明(請求項4、請求項10に記載の発明)において、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成した上述した発明(請求項1に記載の発明)のように、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成してもよい(請求項12に記載の発明)。検査が行いやすい場所に支持手段を設置すれば、その支持手段に対して各検出手段を簡易に取り付けて、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。なお、請求項11に記載の発明と請求項12に記載の発明とを組み合わせてもよい。
上述したこれらの発明において、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成した場合(請求項1、請求項3、請求項12に記載の発明)には、被検体を挟んで互いに対向した2つの検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成することで、検出手段間の距離を変更してもよい(請求項13に記載の発明)。検出手段間の距離を自在に変更することで、被検体や身体のサイズの大小に関わらず検出手段を被検体や身体に近接させることができ、診断を正確に行うことができる。
上述したこれらの発明において、電磁波が放射線の場合には、例えば、放射性薬剤が投与された被検体から発生した放射線に基づいて被検体の核医学用データを求める核医学診断装置となる(請求項14に記載の発明)。したがって、検出手段は放射線を検出する。また、電磁波が光の場合には、例えば、被検体からの光に基づいて被検体の光学用データを求める装置となる(請求項15に記載の発明)。したがって、検出手段は光を検出する。
また、診断装置が核医学診断装置であって、核医学診断装置がマンモPET装置の場合には、切り欠き(請求項2、請求項11に記載の発明)のサイズを、例えば下記のサイズにするのが好ましい。
すなわち、切り欠きの幅方向の長さは、脇を置いた場合に少なくとも肩幅程度の幅であるとともに、切り欠きの縦方向の長さは、脇を置いた場合に少なくとも乳房の上部をカバーできる程度の高さである(請求項16に記載の発明)。このようなサイズにすることで腕の存在にも関わらず、乳房を十分にカバーできる検査が可能になる。
この発明に係る診断装置によれば、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成して(請求項1に記載の発明)、検査が行いやすい場所に支持手段を設置すれば、その支持手段に対して各検出手段を簡易に取り付けて、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、検出手段のうちの少なくとも1つの検出手段に切り欠きを設けて(請求項2に記載の発明)、検査のし難い箇所に切り欠き部分が位置するように検出手段を設置すれば、切り欠きを設けた検出手段を検査のし難い箇所に近接させることができ、検査が行い難い箇所でも検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成して(請求項4に記載の発明)、検査が行いやすい場所に支持手段を取り付けて設置すれば、その支持手段とともに検出手段をかかる場所に簡易に設置して、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段を備え(請求項5に記載の発明)、傾斜手段によって支持手段とともに検出手段を傾斜させることで、検査しやすい姿勢で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成して(請求項6に記載の発明)、検査が行いやすい場所に検出手段をスライド移動させれば、検査が行いやすい場所で検出手段によって検査を行うことができ、その結果、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るマンモPET(Positron Emission Tomography)装置のブロック図およびマンモPET装置に用いられるγ線検出器の概略図である。なお、本実施例では、核医学診断装置として、PET装置を例に採って説明するとともに、乳がん検出のためのマンモグラムに適用したマンモPET装置を例に採って説明する。
本実施例に係るマンモPET装置は、図1(a)のブロック図に示すように、検出器部1と同時計数回路2と投影データ導出部3と再構成部4とを備えている。本実施例では、検出器部1は、被検体M(図8〜図11を参照)を挟んで互いに対向した2つの検出器板1A,1Bで構成されている。各々の検出器板1A,1Bは、図1(b)の概略図に示すように、シンチレータブロック(図示省略)とフォトマルチプライヤ(図示省略)とで構成されるγ線検出器1aを、切り欠き1Cに合わせて複数個に並設して構成されている。検出器板1A,1Bは、この発明における検出手段に相当し、切り欠き1Cは、この発明における切り欠きに相当する。
特に、本実施例のようにマンモPET装置の場合には、切り欠き1Cのサイズを、例えば下記のサイズにするのが好ましい。
すなわち、切り欠き1Cの幅方向の長さは、脇を置いた場合に少なくとも肩幅程度の幅であるとともに、切り欠き1Cの縦方向の長さは、脇を置いた場合に少なくとも乳房の上部をカバーできる程度の高さである。このようなサイズにすることで腕の存在にも関わらず、乳房を十分にカバーできる検査が可能になる。
放射性薬剤、すなわち放射性同位元素(RI)が投与された被検体M(図8〜図11を参照)から発生したγ線をγ線検出器1aのシンチレータブロックが光に変換して、変換されたその光をγ線検出器1aのフォトマルチプライヤ3bが光電変換して電気信号に出力する。その電気信号を画像情報(画素)として同時計数回路2に送り込む。
具体的には、被検体Mに放射性薬剤を投与すると、ポジトロン放出型のRIのポジトロンが消滅することにより、2本のγ線が発生する。同時計数回路2は、シンチレータブロックの位置とγ線の入射タイミングとをチェックし、被検体Mを挟んで互いに対向位置にある2つの検出器板1A,1Bのシンチレータブロックでγ線が同時に入射したときのみ、送り込まれた画像情報を適正なデータと判定する。一方のシンチレータブロックのみにγ線が入射したときには、同時計数回路2は、ポジトロンの消滅により生じたγ線ではなくノイズとして扱い、そのときに送り込まれた画像情報もノイズと判定してそれを棄却する。
投影データ導出部3は、同時計数回路2から送り込まれた画像情報を投影データ(RI分布画像)として求め、その投影データを再構成部4に送り込む。再構成部4がその投影データを再構成して断層画像を求める。
なお、検査をフレキシブルに行うために、検出器板1A,1Bの相対的な位置・向きは、後述する本実施例の構成によって常に変化する。被検体M(図8〜図11を参照)の乳房の撮影姿勢やサイズに合わせて各検出器板1A,1Bを傾斜させたり、近接させたりする。それによって、検出器板1A,1Bで検出されるγ線の量が増加して検出器板1A,1Bのγ線検出感度が向上する。したがって、本実施例では、装置の機械的原点に対する検出器板1A,1Bの位置・向きが変化しながら撮影が進行することにもなる。
次に、装置の機械的原点に対する検出器板1A,1Bの位置・向きが変化する時の再構成アルゴリズムについて、図2、図3を参照して説明する。図2は、両検出器板1A,1Bおよび画像再構成領域の配置関係を示す模式図であり、図3は、両検出器板1A,1Bおよび画像再構成領域の座標系を示すグラフである。
各検出器板1A,1Bは、図2および図3に示すように、微小なγ線検出素子a,b(図1(b)ではγ線検出器1aに相当)の集合体であり、両検出器板1A,1Bの間に装置の機械的原点OMを起点とするベクトルVCで規定される中心座標OCを有する画像再構成領域Sが設定される。装置の機械的原点OMから各検出器板1A,1Bの中心座標OA,OBに至るベクトルVA,VBは、位置センサ(図示省略)によって検出された各検出器板1A,1Bの位置データと角度センサ(図示省略)によって検出された各検出器板1A,1Bの回転角度データとに基づいて求められる。
したがって、被検体Mから放出されたγ線が同時計数される現象(以下、適宜「イベント」と略記)が起こった場合、装置の機械的原点OMからγ線を同時検出したγ線検出素子a,bに至るベクトルuA,uBも次の式(1)および式(2)にしたがって求められる。
uA=VA+WA ・・・・(1)
uB=VB+WB ・・・・(2)
一方、被検体mから放出されたγ線が同時計数される現象(イベント)が起こった場合、γ線を検出したγ線検出素子a,bのアドレス対データ、および、γ線を検出したγ線検出素子a,bについてのベクトルuA,uBのアドレス対データがイベント毎にリストモード型データとして収集記憶される。他方、リストモード型データとして収集記憶されたベクトルuA,uBのアドレス対データから、γ線を同時検出したγ線検出素子a,bを結ぶ直線LOR(Line of Response)がイベント毎に求められる。ポジトロン放出種は直線LORの上に存在する。
ベクトルuAはリストモード型データとして保存された検出器板1A,1Bの位置および向きの情報と次の式(3)とにしたがって求められる。なお、検出器板1A,1Bの位置および向きのデータは変化があった時だけタグ情報として保存されるようにしてもよい。
uA=RX ・RY ・RZ ・T・WA ・・・・(3)
但し、以下に示すように、RX ,RY ,RZ は装置の機械的原点OMを原点として互いに直交するX軸,Y軸,Z軸まわりのγ線検出器1,2の回転、TはX軸,Y軸,Z軸の各方向の位置(すなわちVA)である。また、ベクトルuBもベクトルuAの場合と同様にして求めることができる。
Figure 2008232913
このように、γ線を同時検出したγ線検出素子a,bを結ぶ直線LOR(Line of Response)がイベントごとに求められる場合については、逐次近似型のリストモード再構成アルゴリズムが適用される〔例えばJ Reader et al 1998 Phys.Med Bial.43 835-846 (非特許文献)を参照〕。このリストモード再構成アルゴリズムの画像の更新式は(4)式の通りである。(4)式の更新式が繰り返されることでRI分布画像が求まる。
Figure 2008232913
ここで、fk j はk回目の反復における画素jの画素値、aijは画素jから出たγ線がLORiに検出される確率、Mは測定されたイベントの数、Iは本撮像条件(検出器板配置)における全LORの数である。なお、実施例に適用される画像再構成アルゴリズムで用いられる更新式は(4)式に限られるものではない。
さらに実施例では、画像再構成領域Sの中心座標OCは第1,第2の両γ線検出器1,2の中点にとられる。またγ線検出機構3はXa軸の1軸まわりに回転するだけであるので、β=0であって、γ=0であり、その結果、(3)式中のRY ,RZ は、いずれも次の式(5)となる。
Figure 2008232913
次に、各検出器板1A,1Bの具体的な構成について、図4〜図7を参照して説明する。図4は、垂直方向に関する検出器板1A,1Bのスライド移動の概略図であり、図5は、水平方向に関する検出器板1A,1Bのスライド移動の概略図であり、図6(a)は、支持機構を構成する固定台および可動台の分解斜視図であり、図6(b)は、固定台および可動台の背面図であり、図6(c)は、モータ、駆動軸、減速機、ピニオンおよびラックのみを図示した正面図であり、図7(a)は、可動台、腕部および検出器板1A,1Bの分解斜視図であり、図7(b)は、可動台および腕部の正面図である。なお、図6(a)、図6(b)での可動台では、図7(a)、図7(b)に示されるモータ23A、電動シリンダ23Bおよびガイドレール23Cの図示を省略する。
本実施例に係るマンモPET装置は、図4、図5に示すように、支持機構20を備えている。支持機構20は、被検体M(図8〜図11を参照)を挟んで互いに対向した2つの腕部31を介して検出器板1A,1Bを支持することで、検出器板1A,1Bは互いに対向して構成される。支持機構20は、この発明における支持手段に相当する。
支持機構20は、各腕部31に合わせて設けられた2つの枠21と、その枠21内に収容される固定台22(図6を参照)および可動台23(図6を参照)とで構成されている。図6に示すように、可動台23は固定台22に対して垂直方向にスライド移動するように構成されている。各々の腕部31は、図7に示すように、可動台23に対して水平方向にスライド移動するように構成されている。なお、各々の腕部31は、検出器板1A,1Bに取り付けられている。枠21は、この発明における枠に相当する。
このように構成することで、図4(a)、図4(b)に示すように、枠21内で固定台22(図6を参照)に対して可動台23(図6、図7を参照)が2つの腕部31とともに垂直方向にスライド移動し、その腕部31に取り付けられた検出器板1A,1Bも枠21内で垂直方向にスライド移動する。検出器板1A,1Bが枠21内でスライド移動することで、検出器板1A,1B間の距離を変更せずにそれら検出器板1A,1Bがスライド移動する。
また、図5(a)、図5(b)に示すように、各々の腕部31が可動台23(図6、図7を参照)に対して水平方向にスライド移動するように構成することで、各々の枠21が腕部31とともに固定台22(図6を参照)に対して接離しつつスライド移動する。各々の枠21が腕部31とともに固定台22(図6を参照)に対して接離しつつスライド移動することで、各々の枠21が腕部31に取り付けられた検出器板1A,1Bとともに支持機構20に対して接離しつつスライド移動して、検出器板1A,1B間の距離を変更する。
具体的には、垂直方向に関する検出器板1A,1Bのスライド移動では、上述した固定台22には、図6(a)、図6(b)に示すように、モータ22a、駆動軸22b、減速機22c、ピニオン22dおよびガイドレール22eを配設している。また、上述した可動台23には、ラック23aおよびブロック23bを配設している。図6(b)に示すように、減速機22cは、駆動軸22bを介してモータ22aに連結されており、固定台22を挟んでピニオン22dに対向配置されている。ピニオン22dは減速機22cに連結されており、垂直方向に延在しているラック23aに嵌合されている。ガイドレール22eはブロック23bに嵌合されている。
モータ22aを駆動させると、駆動軸22b、減速機22cを介してピニオン22dが回転する。このピニオン22dの回転に伴って、図6(a)、図6(c)に示すように、ピニオン22dに嵌合されたラック23aが垂直方向に昇降移動する。このラック23aの移動に伴って、ブロック23bがガイドレール22eに沿って垂直方向に昇降移動して、ラック23aおよびブロック23bを配設した可動台23が固定台22に対して垂直方向にスライド移動する。この可動台23の垂直方向のスライド移動に伴って、図7に示すように、2つの腕部31も垂直方向にスライド移動するので、その腕部31に取り付けられた検出器板1A,1Bも垂直方向にスライド移動する。
また、水平方向に関する検出器板1A,1Bのスライド移動では、上述した可動台23には、上述したラック23aおよびブロック23bを配設した面とは逆側の面に、図7(a)、図7(b)に示すように、モータ23A、電動シリンダ23Bおよびガイドレール23Cを配設している。また、上述した腕部31には、ブロック31Aを配設している。電動シリンダ23Bの一端はモータ23Aに連結されており、モータ23Aの連結部とは逆側の他端は腕部31に接続されている。ガイドレール23Cはブロック31Aに嵌合されている。
モータ23Aを駆動させると、モータ23Aの駆動によって電動シリンダ23Bが水平方向に伸縮する。この電動シリンダ23Bの伸縮に伴って、図7(a)、図7(b)に示すように、電動シリンダ23Bにそれぞれ接続された各々の腕部31が可動台23に対して水平方向にスライド移動する。この腕部31の水平方向のスライド移動に伴って、腕部31に取り付けられた検出器板1A,1Bも水平方向にスライド移動する。
このように、図4、図5に示すように、支持機構20は、2つの枠21と、その枠21内に収容される固定台22(図6を参照)および可動台23(図6を参照)とで構成されており、可動台23の電動シリンダ23B(図7を参照)の他端が腕部31に接続され、腕部31は検出器板1A,1Bにそれぞれ取り付けられている。したがって、各検出器板1A,1Bは支持機構20に対して着脱自在に構成されることになる。なお、各検出器板1A,1Bは腕部31に対しても着脱自在に構成されるように、例えば各検出器板1A,1Bが腕部31に嵌合されるように構成してもよい。
垂直方向および水平方向についてモータによって電動で動かしたが、手動で動かす場合には、ガススプリング機構を採用すればよい。例えば、垂直方向について手動で動かす場合には、図6のラック23aの代わりにボールネジを用いるとともに、図6のモータ22aの代わりにガススプリング機構を用い、そのガススプリング機構で図6に示す固定台22および可動台23を結合する。そして、ガススプリング機構によって可動台23をボールネジに沿って垂直方向に昇降移動すれば、負担をかけずに手動で可動台23を垂直に自在に動かすことができる。なお、所定の位置でロックレバーを締結することでボールネジの回転を止め、それによって可動台23を固定することができる。
次に、本実施例に係る検出器板1A,1Bの撮影態様について、図8〜図11を参照して説明する。図8は、座位姿勢での撮影態様および傾斜機構の概略図であり、図9は、傾斜機構なしでの座位姿勢での撮影態様の概略図であり、図10は、上向きに寝た場合での撮影態様の概略図であり、図11は、うつ伏せに寝た場合での撮影態様の概略図である。なお、図8〜図11における撮影態様では、リンパ節付近や脇に切り欠き1Cが位置するように、検出器板1A,1Bを設置する。図8〜図11では、リンパ節付近や脇に切り欠き1Cが位置するように、被検体Mの腕の付け根部分で検出器板1A,1Bを挟み込むようにする。
支持機構20に支持された検出器板1A,1Bは、支持機構20ともども設置場所に据え付けることが可能である。すなわち、支持機構20は、設置場所に対して着脱自在に構成されている。すなわち、図4、図5に示すように、支持機構20に支持された検出器板1A,1Bは、支持機構20ともども可搬型であって、支持機構20ごと検出器板1A,1Bを運搬して、図8〜図11に示す各設置場所にそれぞれ据え付けることができる。
例えば、支持機構20を、図8に示す傾斜機構32に据え付ける。傾斜機構32は、脚部32aと、支軸32bと、支軸32bを介して脚部32aに結合された狭持部32cとで構成されている。狭持部32cは、支持機構20全体を挟み込んで保持するように構成されている。図8(b)に示すように、支軸32bを支点にして狭持部32cを傾斜させることで、狭持部32cに挟み込まれた支持機構20も傾斜する。このように構成することで、傾斜機構32は、支持機構20とともに検出器板1A,1Bを傾斜させることになる。傾斜機構32は、この発明における傾斜手段に相当する。
図8では、被検体Mが椅子33に腰を掛けて座位姿勢で撮影を行っている。また、図8(b)のように狭持部32cを傾斜させた場合には、被検体Mの負担を軽減するために、被検体Mが左右の腕を置く腕置きボード34Aを配設したテーブル34を、被検体Mの前に設置してもよい。
図8に示す傾斜機構32を備えずに、図9に示すように、椅子33に支持機構20ごと検出器板1A,1Bを据え付けてよい。このとき、被検体Mの負担を軽減するために、マット35を被検体Mの背中と支持機構20との間に挟みこんで、支持機構20の接触による衝撃を緩衝させるのが好ましい。締結部材36によって椅子20に支持機構20を立てた状態で取り付ける。
また、乳がん検出のための乳房の撮影に限定されずに、例えば腰部に合わせて検出器板1A,1Bをスライド移動させて、腰部の撮影を行ってもよい。また、図8、図9に示すように被検体Mの左右を検出器板1A,1Bで挟み込んで撮影を行う以外にも、被検体Mの腹部あるいは胸部の前面、背中の背面を検出器板1A,1Bで挟み込んで撮影を行ってもよい。その場合には、支持機構20を、被検体の左右いずれか一方に据え付けることで、被検体Mの前面および背面を検出器板1A,1Bで挟み込んだ撮影を実現することができる。
また、図8、図9のような座位姿勢に限定されずに立位姿勢で撮影を行ってもよい。なお、図8、図9に示す椅子33に限らず、車椅子などに被検体Mを座らせて撮影を行ってもよい。また、下記のようにベッドに支持機構20ごと検出器板1A,1Bを据え付けて、水平姿勢で撮影を行ってもよい。
例えば、上向きに寝た(仰臥姿勢の)場合では、支持機構20を、図10に示すベッド37に据え付ける。ベッド37は、其台37aと、其台37aに載置された天板37bと、天板37b上に載置されたスペーサ37cと、スペーサ37cに載置されたマット37dとで構成されている。すなわち、天板37bとマット37dとの間にスペーサ37cが介在されている。スペーサ37cが介在していない箇所には、天板37bとマット37dとの間に、スペーサ37cの高さ分の間隔が空いており、その箇所に、支持機構20を水平にした状態で取り付ける。マット37dに被検体Mが上向きに寝るように、被検体Mの背中をマット37dに接触させて載置する。
支持機構20を水平にした状態で取り付けることで、図8、図9に示す座位姿勢とは相違して、支持機構20に支持された検出器板1A,1Bを立てて、仰臥姿勢の被検体Mの腕の付け根部分で検出器板1A,1Bを挟み込むことが可能になる。図8、図9に示す座位姿勢でも述べたように、乳がん検出のための乳房の撮影に限定されずに、例えば腰部あるいは頭部など他の箇所に合わせて検出器板1A,1Bをスライド移動、あるいは支持機構20ごとその箇所に据え付けて、撮影を行ってもよい。
また、うつ伏せに寝た場合でも、支持機構20を、図11に示すベッド37に据え付ける。図11では、ベッド37は、図10のようなスペーサ37cを備えずに、代わりに、天板37bおよびマット37dに開口部37Aを設けている。この開口部37Aに、うつ伏せに寝た被検体Mの乳房を挿入することで、乳房に負担をかけることなく、うつ伏せに寝た状態で撮影を行うことができる。なお、図10に示す検出器板1A,1Bと図11に示す検出器板1A,1Bとは別々のものであることに留意されたい。うつ伏せに寝て乳房を下方に向けることで、乳房を重力の向きと同じ方向に広げることができる。その結果、核医学診断において乳がんの検出を正確に行うことができる。
また、乳房のサイズによって、据え付けられる支持機構20および検出器板1A,1Bの高さ位置が変わるので、図10に示すような昇降機構38を備え、その昇降機構38に検出器板1A,1Bを支持機構20とともに載置するのが好ましい。乳房のサイズが小さい場合には、昇降機構38によって検出器板1A,1Bを支持機構20とともに上昇させて乳房に近づける。逆に、乳房のサイズが大きい場合には、昇降機構38によって検出器板1A,1Bを支持機構20とともに下降させて乳房に近づける。
上述の構成を備えた本実施例に係るマンモPET装置によれば、各検出器板1A,1Bを支持機構20に対して着脱自在に構成する。検査が行いやすい場所に支持機構20を設置すれば、その支持機構20に対して各検出器板1A,1Bを簡易に取り付けて、検査が行いやすい場所で検出器板1A,1Bによって検査を行うことができ、その結果、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、本実施例では、各検出器板1A,1Bに切り欠き1Cを設けている。検査のし難い箇所(例えば脇や股など)に切り欠き部分が位置するように検出器板1A,1Bを設置すれば(図8〜図11を参照)、切り欠き1Cを設けた検出器板1A,1Bを検査のし難い箇所に近接させることができ、検査が行い難い箇所でも検出器板1A,1Bによって検査を行うことができ、その結果、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
特に、本実施例のようにマンモPET装置の場合には、乳がんではがん細胞のできやすい部分がリンパ節付近や脇であって、リンパ節付近や脇が検査のし難い箇所となる。したがって、リンパ節付近や脇に切り欠き部分が位置するように検出器板1A,1Bを設置すれば、切り欠き1Cを設けた検出器板1A,1Bをリンパ節付近や脇に近接させることができ、検出器板1A,1Bによってリンパ節付近や脇ひいてはがん細胞の検査を行うことができ、その結果、核医学診断において乳がんの検出を正確に行うことができる。
また、本実施例では、支持機構20を、図4および図5に示すように構成することで、支持機構20に支持された検出器板1A,1Bが、支持機構20ともども可搬型となる。したがって、その支持機構20が設置場所に対して着脱自在に構成されることになる。検査が行いやすい場所(図8〜図11を参照)に支持機構20を取り付けて設置すれば、その支持機構20とともに検出器板1A,1Bをかかる場所に簡易に設置して、検査が行いやすい場所で検出器板1A,1Bによって検査を行うことができ、その結果、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
また、本実施例では、図8に示すように、支持機構20とともに検出器板1A,1Bを傾斜させる傾斜機構32を備えている。傾斜機構32によって支持機構20とともに検出器板1A,1Bを傾斜させることで、検査しやすい姿勢で検出器板1A,1Bによって検査を行うことができ、その結果、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
特に、本実施例のようにマンモPET装置の場合には、上述した乳がんの検出を行う際に、図8(b)に示すように傾斜機構32によって前傾に支持機構20とともに検出器板1A,1Bを傾斜させることで、乳房を重力の向きと同じ方向に広げることができる。その結果、核医学診断において乳がんの検出を正確に行うことができる。
また、本実施例では、各検出器板1A,1Bが支持機構20に対してスライド移動するように構成している。検査が行いやすい場所に検出器板1A,1Bをスライド移動させれば、検査が行いやすい場所で検出器板1A,1Bによって検査を行うことができ、その結果、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
具体的には、支持機構20に2つの枠21を設けて、被検体Mを挟んで互いに対向した2つの検出器板1A,1Bが枠21内でスライド移動するように構成することで、検出器板1A,1B間の距離を変更せずにそれら検出器板1A,1Bがスライド移動している。検査を行う場所に近接させるために、それら検出器板1A,1Bを枠21内でスライド移動させれば、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。例えば、図10、図11に示すように支持機構20を水平姿勢に設置すれば、検出手段は枠21内で横方向(水平方向)にスライド移動し、検出器板1A,1Bを横方向に近接させることができる。また、図8、図9に示すように支持機構20を垂直姿勢に設置すれば、図4に示すように検出器板1A,1Bは枠内で縦方向(垂直方向)にスライド移動し、検出器板1A,1Bを縦方向に近接させることができる。
また、各々の枠21が被検体Mを挟んで互いに対向した2つの検出器板1A,1Bとともに支持機構20に対して接離しつつスライド移動するように構成することで、検出器板1A,1B間の距離を変更している。検査を行う場所に近接させるために、それら検出器板1A,1Bとともに各々の枠21が支持機構20に対して接離しつつスライド移動させれば、核医学診断において検査をフレキシブルに行うことができる。また、それら検出器板1A,1Bとともに各々の枠21が支持機構20に対して接離しつつスライド移動するように構成することで、検出器板1A,1B間の距離が自在に変更される。検出器板1A,1B間の距離を自在に変更することで、被検体Mや身体(例えば乳房)のサイズの大小に関わらず検出器板1A,1Bを被検体Mや身体に近接させることができ、核医学診断を正確に行うことができる。例えば、図8、図9に示すように支持機構20を垂直姿勢に設置すれば、図5に示すように各々の枠21が検出器板1A,1Bとともに横方向(水平方向)にスライド移動し、検出器板1A,1Bを横方向に近接させることができる。
以上をまとめると、本実施例では、(A)各検出器板1A,1Bを支持機構20に対して着脱自在に構成、(B)各検出器板1A,1Bに切り欠き1Cを設けて構成、(C)支持機構20を設置場所に対して着脱自在に構成、(D)支持機構20とともに検出器板1A,1Bを傾斜させる傾斜機構32を備えるように構成、かつ(E)各検出器板1A,1Bが支持機構20に対してスライド移動するように構成している。(A)〜(E)の構成を、本実施例では全て備えており、これらの構成によって検査をフレキシブルに行うことができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、PET装置を例に採って説明したが、この発明は、単一のγ線を検出して被検体の断層画像を再構成するSPECT(Single Photon Emission CT)装置などにも適用することができる。
(2)上述した実施例では、電磁波として、放射性薬剤が投与された被検体Mから発生したγ線を例に採って説明し、診断装置として核医学診断装置を例に採って説明したが、電磁波はγ線に限定されない。例えば、電磁波は光の場合には、光源から被検体に照射し、その被検体の吸収光、あるいは被検体からの蛍光を検出手段が検出して、その検出された光に基づいて被検体の光学用データを求める装置に適用してもよい。マンモ装置の場合には、かかる光学用データを求める装置に適用することも可能である。なお、検出手段としては、固体撮像素子(CCD)やアバランシェ・フォトダイオードや光電子増倍管などの光電変換手段などがある。また、光源としては、レーザやLED(Light-Emitting Diode)ハロゲンランプなどがある。また、核医学用診断装置やかかる装置以外にも、X線管から被検体にX線を照射して、被検体を透過したX線に基づいて診断を行うX線診断装置などにも適用することが可能である。
(3)上述した実施例では、(A)各検出器板1A,1Bを支持機構20に対して着脱自在に構成、(B)各検出器板1A,1Bに切り欠き1Cを設けて構成、(C)支持機構20を設置場所に対して着脱自在に構成、(D)支持機構20とともに検出器板1A,1Bを傾斜させる傾斜機構32を備えるように構成、かつ(E)各検出器板1A,1Bが支持機構20に対してスライド移動するように構成したが、(A)〜(E)の構成を必ずしも全部備える必要はない。(A)〜(E)の構成のうち少なくとも1つの構成を備えていれば、診断において検査をフレキシブルに行うことができる。
例えば、(A)の構成を備えずに、残りの(B)〜(E)の構成を全て備えてもよいし、(B)の構成を備えずに、残りの(A),(C)〜(E)の構成を全て備えてもよいし、(C)の構成を備えずに、残りの(A),(B),(D),(E)の構成を全て備えてもよいし、(D)の構成を備えずに、残りの(A)〜(C),(E)の構成を全て備えてもよいし、(E)の構成を備えずに、残りの(A)〜(D)の構成を全て備えてもよい。
例えば、(A),(B)の構成を備えずに、残りの(C)〜(E)の構成を全て備えてもよいし、(B),(C)の構成を備えずに、残りの(A),(D),(E)の構成を全て備えてもよいし、(C),(D)の構成を備えずに、残りの(A),(B),(E)の構成を全て備えてもよいし、(D),(E)の構成を備えずに、残りの(A)〜(C)の構成を全て備えてもよいし、(A),(E)の構成を備えずに、残りの(B)〜(D)の構成を全て備えてもよい。このように、(A)〜(E)の構成のうち、2つの構成を備えずに、残りの3つの構成を全て備えるのであれば、特に限定されない。
(A)〜(C)の構成を備えずに、残りの(D),(E)の構成を全て備えてもよいし、(B)〜(D)の構成を備えずに、残りの(A),(E)の構成を全て備えてもよいし、(C)〜(E)の構成を備えずに、残りの(A),(B)の構成を全て備えてもよいし、(A),(D),(E)の構成を備えずに、残りの(B),(C)の構成を全て備えてもよいし、(A),(B),(E)の構成を備えずに、残りの(C),(D)の構成を全て備えてもよい。このように、(A)〜(E)の構成のうち、3つの構成を備えずに、残りの2つの構成を全て備えるのであれば、特に限定されない。
また、(A)の構成のみを備えてもよいし、(B)の構成のみを備えてもよいし、(C)の構成のみを備えてもよいし、(D)の構成のみを備えてもよいし、(E)の構成のみを備えてもよい。
(4)上述した実施例では、検出手段は2つの各検出器板1A,1Bであったが、複数の検出手段を備えるのであれば、3つ以上備えてもよい。
(5)上述した実施例では、両検出器板1A,1Bはともに切り欠き1Cを設ける構造であったが、少なくとも1つに切り欠きを設ければ、残りの検出器板については必ずしも切り欠きを設ける必要はない。検出手段を3つ以上備える場合も同様である。
(a)は、実施例に係るマンモPET(Positron Emission Tomography)装置のブロック図、(b)は、マンモPET装置に用いられるγ線検出器の概略図である。 両検出器板および画像再構成領域の配置関係を示す模式図である。 両検出器板および画像再構成領域の座標系を示すグラフである。 (a)、(b)は、垂直方向に関する検出器板のスライド移動の概略図である。 (a)、(b)は、水平方向に関する検出器板のスライド移動の概略図である。 (a)は、支持機構を構成する固定台および可動台の分解斜視図、(b)は、固定台および可動台の背面図であり、(c)は、モータ、駆動軸、減速機、ピニオンおよびラックのみを図示した正面図である。 (a)は、可動台、腕部および検出器板の分解斜視図、(b)は、可動台および腕部の正面図である。 (a)、(b)は、座位姿勢での撮影態様および傾斜機構の概略図である。 傾斜機構なしでの座位姿勢での撮影態様の概略図である。 上向きに寝た場合での撮影態様の概略図である。 うつ伏せに寝た場合での撮影態様の概略図である。
符号の説明
1A,1B … 検出器板
1C … 切り欠き
20 … 支持機構
21 … 枠
32 … 傾斜機構
M … 被検体

Claims (16)

  1. 被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成することを特徴とする診断装置。
  2. 被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段を備え、それら検出手段のうちの少なくとも1つに切り欠きを設けることを特徴とする診断装置。
  3. 請求項2に記載の診断装置において、前記検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段を支持手段に対して着脱自在に構成することを特徴とする診断装置。
  4. 被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、その支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成することを特徴とする診断装置。
  5. 被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段と、その支持手段とともに検出手段を傾斜させる傾斜手段とを備えることを特徴とする診断装置。
  6. 被検体からの電磁波に基づいて被検体の診断データを求める診断装置であって、前記電磁波をそれぞれ検出する複数の検出手段と、それら検出手段を支持する支持手段とを備え、各検出手段が支持手段に対してスライド移動するように構成することを特徴とする診断装置。
  7. 請求項6に記載の診断装置において、前記支持手段に2つの枠を設けて、前記被検体を挟んで互いに対向した2つの前記検出手段が前記枠内でスライド移動するように構成することで、検出手段間の距離を変更せずにそれら検出手段がスライド移動することを特徴とする診断装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の診断装置において、前記支持手段に2つの枠を設けて、かつ各々の枠が前記被検体を挟んで互いに対向した2つの前記検出手段とともに支持手段に対して接離しつつスライド移動するように構成することで、検出手段間の距離を変更することを特徴とする診断装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれかに記載の診断装置において、前記支持手段とともに前記検出手段を傾斜させる傾斜手段を備えることを特徴とする診断装置。
  10. 請求項5から請求項9のいずれかに記載の診断装置において、前記支持手段を設置場所に対して着脱自在に構成することを特徴とする診断装置。
  11. 請求項4から請求項10のいずれかに記載の診断装置において、前記検出手段のうちの少なくとも1つに切り欠きを設けることを特徴とする診断装置。
  12. 請求項4から請求項11のいずれかに記載の診断装置において、前記各検出手段を前記支持手段に対して着脱自在に構成することを特徴とする診断装置。
  13. 請求項1、請求項3または請求項12のいずれかに記載の診断装置において、前記被検体を挟んで互いに対向した2つの前記検出手段を前記支持手段に対して着脱自在に構成することで、検出手段間の距離を変更することを特徴とする診断装置。
  14. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の診断装置において、前記電磁波は放射線であるとともに、前記装置は、放射性薬剤が投与された被検体から発生した放射線に基づいて被検体の核医学用データを求める核医学診断装置であって、前記検出手段は放射線を検出することを特徴とする診断装置。
  15. 請求項1から請求項13のいずれかに記載の診断装置において、前記電磁波は光であるとともに、前記装置は、被検体からの光に基づいて被検体の光学用データを求める装置であって、前記検出手段は光を検出することを特徴とする診断装置。
  16. 請求項2または請求項11に記載の診断装置において、前記切り欠きの幅方向の長さは、脇を置いた場合に少なくとも肩幅程度の幅であるとともに、切り欠きの縦方向の長さは、脇を置いた場合に少なくとも乳房の上部をカバーできる程度の高さであることを特徴とする診断装置。
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