JP2008232380A - ボールチェーン - Google Patents

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Abstract

【課題】曲面を形成する軌道に沿って柔軟に湾曲が可能なボールチェーン。
【解決手段】ボールを保持するリテーナベルトを一対の細い弾性バンド33とその間を横方向に連結する複数の弾性連結柱34とから構成し、弾性連結柱の中間部から前後にスペーサ32を設ける。
スペーサは、ボールに接する面にはボールに適合する曲面を備え、弾性連結柱の間でボール31を収容して保持し、リテーナベルトがボールチェーンのガイド溝に沿って無限軌道を回動する間その位置を保つ。スペーサは、弾性連結柱の中間部に結合されているため弾性連結柱の弾性変形を許容することができると共に弾性連結柱も弾性ベルトに対してその変形を許容するため、リテーナベルトはボールチェーンの無限軌道に沿って柔軟に変形可能であり、ボールチェーンはスムーズな回流動作することができる。
【選択図】図3

Description

本発明はボールねじ、リニアガイド装置またはスライダなどの直線運動機構に使用されるボールチェーンの構造に関し、特に、前後に配列されたボールおよび軸方向に延伸し、ボールを離隔して内部に保持するリテーナベルトから構成され、三次元空間に湾曲して延長する軌道溝上に沿って低抵抗且つ静かに回流することができるボールチェーンに関する。
スライダおよびレールによって構成される運動機構において、スライダおよびレールには少なくとも一列の軌道溝がお互いに向かい合って設置され、各軌道溝上で複数のボールが回動して負荷を伝達する。スライダにはボール直進転走路およびボール折り返し転走路が設けられ、軌道溝は接続されて循環路を形成する。ボールは循環路内を回流循環し、それによってスライダはレール上で行程制限無く移動することができる。ボール間の相互の衝突を避け、摩損および騒音の発生を低減させるために、特許文献1においてはボール間にスペーサが設けられた構造が提案されているが、スペーサとボールとの間の隙間によって、スペーサが容易に傾斜したり、移動したりして循環路と衝突し合い、スムーズな回流を行うことができない。
特許文献2、特許文献3に開示されているボールチェーンの構造においては、ボールチェーンには二本の軸方向に配列された長細いベルトを備え、スペーサが軸方向に配列する方式によって接続され、ボールはスペーサ間に保持される。ボールチェーンは長いベルト状で可撓性を有するので、ボールチェーンは二本の長細いベルトによって構成される平面(以下ボールチェーン面と称す)、即ち扁平方向に抵抗無く湾曲させることができる。しかし、それに対して垂直方向には比較的大きな剛性を有し、この方向に湾曲させるときには抵抗が生じる。従って、この設計は循環路が完全にボールチェーン面と垂直な平面上に配置される場合にのみ適し、ボールチェーンはその二次元空間内で湾曲されて回流する。循環路がこの平面上にない場合、ボールチェーンはボールチェーン面と斜めの方向に湾曲され、垂直方向への湾曲によって抵抗が発生して回流がスムーズに行われない。
循環路がボールチェーン面と垂直面上にない直線運動機構であるボールねじやその他のリニアガイド装置のために特許文献4が開示されている。特許文献4のボールチェーンにおいては一列のボールが所定の間隔で配列され、四本の長細いベルトからなる連結ベルトがボールの外表面に設置されて構成される。これらの長細いベルトはボール間においてお互いに連結され、連結部分はボールの直径よりも小さい。ボールが四本のベルトによって包囲され、完全に保持され、連結部分が小さいので、ボールチェーンは自由に湾曲させたり捩れさせたりできる。従って、この設計の提供するボールチェーンは更に自由に湾曲させることができ、循環路がボールチェーン面と垂直な平面上にない直線運動機構上においてスムーズに回流させることができる。しかし、この四本のベルトは円形状を呈し、上端部分のみが循環路に設けられたガイド凹溝内に位置し、循環路は密封された回路であり、少なくとも二つ以上の部材から構成されるので、結合部分を有し、結合部分にはずれが発生する。従ってボールがこの結合部分を出入するとき、ボールチェーンの四本のバンドは循環路のガイド凹溝に新たに位置調整をする必要があり、回流がスムーズに行われない。また、ボールを隔置する機能を有する結合部分は、湾曲性および捩れ性を保持するために小さければ小さいほどよいので、結合部分とボールとが接触する面積は減少し、摩損が増加し、ボールチェーンの寿命が短くなる。或いは、結合部分は長ければ長いほどよいので、ボール間の距離が増加して負荷能力が減少する。
同様に特許文献5にて開示されている設計においては、ボール保持スペーサが提供され、両端面が円弧形を呈し、両ボール間に位置する保持部および一対の保持部に接続され、ボールがその中に設置される湾曲部分を備える。湾曲部分の湾曲によって、接続された一対の保持部がお互いに傾斜する。また、ボール保持スペーサ間は独立しているので、ボールが方向転換するとき、ボール間の角度を調整でき、ボール保持スペーサが循環路においてボールチェーン面と垂直な平面上にない直線運動機構上においてもスムーズな回流に必要な柔軟性を得ることができる。しかし、各ボール保持スペーサは単独で循環路内を回流するので、各ボール保持スペーサが結合部分を出入するとき、改めて循環路が提供する凹溝に合わせる必要があり、回流がスムーズに行われない状況が容易に発生する。
米国特許5927858号 米国特許5947605号 米国特許6155718号 米国特許5593064号 米国特許6247846B1号 特開2002−13535号公報
本発明の目的は、十分な湾曲を行うことができ、ボールねじおよびリニアガイド装置などの循環路がボールチェーンの垂直面に斜めである直線運動機構に使用でき、低騒音、低抵抗およびスムーズな回流を達成できるボールチェーンを提供することにある。
上述の目的を解決するために、本発明はボールチェーンを提供するものであり、ボールチェーンは複数の前後に配列したボールと、軸方向に延伸したリテーナベルトとから構成される。リテーナベルトは複数の前後に配列した凹部を備え、ボールはその中に設置される。リテーナベルトは複数の前後に配列したスペーサを備え、スペーサはボール間に位置し、ボールを隔置してボール同士が衝突するのを防ぐ。更に、二本の軸方向に延伸した細長い弾性バンドと横方向に延伸した弾性連結柱を備え、弾性連結柱の両端は弾性バンドと連結され、中間部分はスペーサと弾性連結される。弾性連結によって横方向に延伸した弾性連結柱は最大の長さおよび十分な弾性を有することができ、更に自由に前後左右に湾曲させることができ、弾性連結されたスペーサによって連結部分は各方向への湾曲を行うことができ、同時に、スペーサはボール直径よりも小さいという設計の下、ボールと更に大きな接触面を有し、ボールとの接触部分の圧力を低減させることができ、スペーサは凹溝を備え、その大きさは弾性連結柱が必要な湾曲をした場合でも干渉しない大きさである。
循環路内には少なくとも一つのガイド凹溝が設けられ、ボールチェーンの軸方向に延伸した長細い弾性バンドは凹溝内に位置し、凹溝の導引によってボールチェーンは循環路内でガイド凹溝によって構成されるガイド面と平行に、且つ循環路に沿って回流する。循環路が湾曲したとき、ガイド面の垂直面は同一の平面上に位置し、長細い弾性バンドはガイド面に沿って二次元空間を湾曲して回流すればよく、長細い弾性バンドの弾性によってボールチェーンは容易に湾曲することができ、循環路内において低抵抗でスムーズに回流することができる。
循環路が湾曲し、ガイド面の垂直面が同一の平面上になく、位置移動があって傾斜しているとき、ボールねじおよびリニアガイド装置などのボールチェーンは、循環路の湾曲、位置移動または傾斜に沿って三次元空間を回流する必要がある。弾性バンドと連結柱との間はお互いに対応した湾曲、位置移動または傾斜をする必要があり、このときスペーサはボールに対応する位置および方向に保持されなければならず、それによってスペーサおよびボール接触面はボールと向かい合う位置を保持できる。弾性バンド、連結柱およびスペーサは異なる対応をしているので、回流時に対応した位置変更を行う必要があるが、弾性バンドおよび連結柱の本来備える弾性およびスペーサとの間の弾性連結によって、三者間の位置は低抵抗の下、弾性変形することができ、三次元空間において湾曲回流するのに必要な対応した湾曲、位置移動および傾斜を行うのに十分な柔軟性を達成する。スペーサがボール間に位置し、ボールと共に向き合った状態で回流し、長細い弾性バンドが循環路内に設けられたガイド凹溝内に位置するので、ボールチェーンは凹溝のガイド面に沿って循環路内をスムーズに回流することができる。
本発明のボールチェーンを構成する機構の典型例は、図1、2に示すリニアガイド装置であり、スライダ01、レール02および複数列のボールチェーン03を備える。スライダ上には複数列の軸方向に延伸した軌道溝11が設けられ、軌道溝11の隣には略軸方向に延伸したボール直進転走路12が設けられ、軌道溝11およびボール直進転走路12の両端にはボール折り返し転走路13が接続される。レール02上にはスライダ上の軌道溝11に対応する軌道溝21が設けられ、負荷(ベアリング)路14が形成される。ボール直進転走路12、ボール折り返し転走路13および負荷路14によって無限軌道を構成する循環路15が形成される。ボールチェーン03は、一列に配列されたボール31および軸方向に延伸したリテーナベルト30から構成され、リテーナベルト30は複数の一列に配列された凹部が設けられてボール31をその中に収容してボール同士を離隔して保持する。ボールチェーン03は、循環路15内を循環し、ボール31は負荷路14において軌道溝11、21の間で負荷を受けつつ転動し、ボール折り返し転走路13内で方向転換して、ボール直進転走路12内を回流して無限循環運動を行う。それによってスライダ01はレール02上で軌道溝21に沿って移動することができる。
図1に示す循環路15内にはリテーナベルト両端部が収容されて走行するガイド凹溝16が設けられ、ガイド凹溝16は負荷路内においてガイド面H1、ボール直進転走路12内においてガイド面H2を構成する。
本発明においてはボール直進転走路12を最適な位置にするために、ボール直進転走路12をガイド面H1の垂直面上T1上に位置させる必要はなく、ボール直進転走路12のボール31中心点と軌道溝11、21内のボール31中心点とが形成する平面C1は、これらのガイド面に対する垂直面T1とは角度Φ1を形成し、負荷路ガイド面に対する垂直面T1とボール直進転走路ガイド面に対する垂直面T3とは位置移動ずれΔを形成する。
図3、4、5、6、7はボールチェーン03が負荷路区域からボール折り返し転走路13を通じてボール直進転走路12に進入する状態を示す正面図、上面図および各方向からの図である。リテーナベルト30は、ボール31間に位置する複数のスペーサ32を備え、スペーサ32およびそのボール接触面35はボール31の正面位置に保持される。リテーナベルト30は、軸方向に延伸した一対の細長い弾性バンド33とその間を結合する弾性連結柱34から構成される。弾性バンド33は、循環路のガイド凹溝16内に位置し、図1に示すように、ガイド凹溝16に沿って回流する。従って、弾性バンド33と弾性連結柱34と循環路凹溝のガイド面Hとは同一の平面上に位置する。
図4に示すX軸はリテーナベルト30が回流する方向であり、Y軸はリテーナベルトのガイド面H上のX軸に垂直な方向であり、Z軸はリテーナベルトのガイド面Hに垂直な方向である。XYZ軸およびリテーナベルトのガイド面Hは、循環路のガイド凹溝16の湾曲に沿って湾曲する。リテーナベルト30が負荷路区域14および回流路12に位置するとき、弾性バンド33と弾性連結柱34とは相互に垂直な関係にあって、スペーサ32と弾性連結柱34とはお互いに平行になる。リテーナベルト30がボール折り返し転走路13内に進入すると、図3に示すように弾性バンド33と弾性連結柱34とはZ軸上において傾斜して角度Φ3を形成し、同時に図7に示すようにスペーサ32と弾性連結柱34とはZ軸上において傾斜して角度Φ4を形成し、図5に示すようにY軸上においてお互いに傾斜して角度Φ5を形成し、図6に示すようにX軸上においてお互いに傾斜して角度Φ6を形成する。弾性バンド33とボール31とは循環路15内を平行に回流するので、弾性連結柱34がリテーナベルトのガイド面上においてお互いに平行であるとき、角度Φ3と、図1に示すボール直進転走路のボールの中心点と負荷路のボールの中心点によって形成される平面C1とガイド面の垂直面T1とが形成する角度Φ1と、は等しく、同時にスペーサがボール31と向かい合うので角度Φ4も等しい。従って、図1に示す負荷路のガイド面の垂直面T1とボール直進転走路のガイド面の垂直面T3とによる位置移動Δが大きいほど、リテーナベルト30のΦ3、Φ4の傾斜に必要な柔軟性は大きくなる。
リテーナベルト30がボール折り返し転走路13に進入したとき、容易に上述の変形を達成し、且つ低抵抗によってスムーズな回流を行うことができる本発明の第1の実施例を図8、9、10、11、12、13に示す。リテーナベルト30は、軸方向に延伸した細長い弾性バンド33、横方向にその間を連結する弾性連結柱34およびボールの前後に配列した複数のスペーサ32を備える。スペーサ32はボール31間に位置し、前後に配列したボール31に接する面は円弧面であり、円弧面の直径はボール直径とほぼ等しい。スペーサ32と弾性連結柱34との連結部分36の大きさはスペーサの直径よりも小さく、連結部分36の縮小によってスペーサ32と弾性連結柱34との間の剛性が減少し、弾性変形能として可撓性を向上し、スペーサ32および弾性連結柱34は容易に弾性変形することができ、図4に示すZ軸上でお互いに角度Φ4に傾斜し、Y軸上においてお互いに角度Φ5に傾斜し、X軸上においてお互いに角度Φ6に傾斜する。
同時に、連結部分36の縮小によって、弾性連結柱34の長さおよび可撓性が向上し、また、細長い弾性バンド33およびその間を連結する弾性連結柱34の連結部分36は弾性バンド33断面積とほぼ等しくなって、弾性バンド33および弾性連結柱34は低抵抗で弾性変形し、Z軸上でお互いに角度Φ3に傾斜し、それによってリテーナベルト30は更に容易に低抵抗で循環路内のガイド凹溝によって構成されるガイド面に沿って回流する。連結部分の大きさは傾斜角Φ3の大きさが必要とする弾性によって決定される。
図14、15、16、17、18は、本発明の第2の実施例を示す図である。リテーナベルト40は、軸方向に延伸した一対の細長い弾性バンド43、その間を連結する弾性連結柱44および一列に配列したスペーサ42a、42bを備える。スペーサ42a、42bはボール41間に位置する。スペーサ42a、42bと弾性連結柱44との連結部分には弾性横柱47が設けられ、弾性横柱47は弾性バンド43と弾性連結柱44とによって構成される平面Hを貫通し、両端には平面Hによって分割された独立した二つのスペーサ42a、42bが形成され、中間を弾性連結柱44によって連結される。二つの独立したスペーサと前後に配列したボール41とが接する面45は円弧面であり、直径はボールの直径とほぼ等しく、弾性横柱47の可撓性によってスペーサ42a、42bと弾性連結柱44との間の弾性変形能力は増加され、同時に図3、4に示すように、リテーナベルト40がボール折り返し転走路13に進入するとき、発生する抵抗を低減させてスムーズな回流を達成する。
リテーナベルト40両端のスペーサ142a、142bの外端面にはそれぞれ連結ブロック48によって二つの独立したスペーサ142a、142bを一体に連結しており、スペーサ42a、42b間のボール収容空間49はボール41の大きさとほぼ等しい。全てのボール収容空間49にボール41が装填されたとき、全ての二つの独立したスペーサ42a、42bはボール41によって制限されて自由に外部に開くことができないので、循環路15を干渉するのを防止することができる。軸方向に延伸した長細い弾性バンド43の両端と接続された弧状弾性連結柱46は後部に縮小し、連結ブロック48がリテーナベルト40両端のガイドブロックとなる。
図20、21、22、23、24は本発明の第3の実施例を示す図である。リテーナベルト50は、軸方向に延伸した一対の細長い弾性バンド53、その間を横方向に連結する弾性連結柱54および一列に配列した複数のスペーサ52a、52bを備える。スペーサ52a、52bはボール51間に位置する。弾性連結柱54を通り、弾性バンド53と弾性連結柱54で構成される平面の垂直面Sによって前後の独立した二つのスペーサ52a、52bに分割され、前面の独立したスペーサと前面のボール51とが接し、背面の独立したスペーサと背面のボール51が接する。ボール接触面55は、円弧面で、その直径はボール直径とほぼ等しく、二つの独立したスペーサ52a、52bと弾性連結柱54との連結は弾性横柱57によって行われ、弾性横柱57は弾性バンド53と弾性連結柱54とによって構成される平面Hを貫通し、両端は各独立したスペーサ52a、52bの一端と連結され、その中間は弾性連結柱54に連結され、独立した二つのスペーサ52a、52bと弾性連結柱54との間には十分な空間となる溝部56が設けられ、スペーサ52a、52bが傾斜したときでも弾性連結柱54と干渉し合うことはない。弾性横柱57の可撓性によってスペーサ52a、52bと弾性連結柱54との間の弾性変形能力は向上され、同時に、図3、4に示すように、リテーナベルト50がボール折り返し転走路13に進入するとき、発生する抵抗力を低減させてスムーズな回流を達成する。
図25、26、27、28、29、30は本発明の第4の実施例を示す図である。リテーナベルト60は、軸方向に延伸した一対の細長い弾性バンド63、これらの間を横方向に連結する弾性連結柱64および一列に配列したスペーサ62a、62bを備える。スペーサ62a、62bはボール51間に位置する。スペーサ62a、62bと弾性連結柱64との連結は弾性横柱67によって行われ、弾性横柱67は弾性バンド63と弾性連結柱64とによって構成される平面Hを貫通し、両端は平面Hによって分割された独立した二つのスペーサ62a、62bと連結され、中間は弾性連結柱64と連結される。二つの独立したスペーサ62a、62bの前後に配列したボール61と隣り合うボール接触面65は円弧面であり、その直径はボールの直径とほぼ等しく、スペーサ62a、62bが外部に開き、外縁がボール61の直径よりも大きくなって循環路15と干渉し合うのを防ぐために、二つの独立したスペーサ62a、62bには結合柱68が一体に結合される。弾性横柱67の可撓性によってスペーサ62a、62bと弾性連結柱64との間の弾性変形能力は増加され、同時に、図3、4に示すように、リテーナベルト60がボール折り返し転走路13に進入するとき、発生する抵抗力を低減させてスムーズな回流を達成する。
図31、32、33、34はボールねじの運動機構を示す。環状のナット110、棒状の軸120および少なくとも一列のボールチェーン130を備える。ナットには環状の孔上に少なくとも一列の螺旋状の軸方向に延伸した軌道溝111が設けられ、ナットの軌道溝111に対応する軸120上の表面には螺旋状の軌道溝121が設けられ、負荷路140が形成され、螺旋状に軸方向に延伸する。ボールチェーン130は複数の前後に配列したボール71および軸方向に延伸したリテーナベルト70から構成され、本発明の第2の実施例によって構成される。リテーナベルト70には複数の前後に配列した凹部が設けられ、ボール71はその中に位置し、相互に離隔されて保持される。ナット110が回動するとき、ボールチェーン130が軸120の螺旋状の軌道溝121に沿って回流するので、ナット110を軸120上で軸方向に動かすことができる。リテーナベルト70はボールねじに設置されていないときはほぼ直線であり、負荷路140を回流するときは螺旋状となり、リニアガイド装置の循環路が湾曲するとき、図3,4に示すように、ガイド面の垂直面が同一の平面上になく、ボールチェーンがボール折り返し転走路にある状態と等しい。軸方向に延伸した細長い弾性バンド73はナット110の環状孔と軸120の表面との間の位置で導引され、スペーサ72はボール71と向かい合うので弾性バンド73と平行であり、弾性連結柱74と弾性バンド73とスペーサ72とはお互いに傾斜角度Φ3、Φ4を形成する。ねじの距離の増減によって角度Φ3、Φ4も増減する。図14、15、16、17、18に示す本発明の第2の実施例のように、弾性横柱77の可撓性によって、スペーサ72と弾性連結柱74との間の弾性変形能力が増加し、低抵抗によって傾斜角度Φ4を達成する。また、連結部分76の大きさはスペーサの直径よりもはるかに小さいので、弾性連結柱74の長さを増加させ、弾性バンド73と弾性連結柱74との連結部分は弾性バンド73の断面積の大きさとほぼ等しく、それによって弾性バンド73と弾性連結柱74は低抵抗によって傾斜角度Φ3を達成し、本発明の第2の実施例によるリテーナベルト70はボールねじにおいて低抵抗でスムーズに回流を行うことができる。
リニアガイド装置において、循環路のボール直進転走路が負荷区域のリテーナベルトの垂直面T1にない状態を示す断面図である。 図1の線A‐A断面図である。 本発明のリテーナベルトが図1のボール直進転走路、ボール折り返し転走路および負荷路にあるときの状態を示す正面図である。 図3の線G‐G方向から見た状態を示す図である。 本発明のリテーナベルトが図1のボール直進転走路、ボール折り返し転走路および負荷路にあるときの状態を示す上面図である。 図5の線D‐D方向から見た状態を示す図である。 図5の線E‐E方向から見た状態を示す図である。 本発明のリテーナベルトの第1の実施例を示す正面図である。 本発明のリテーナベルトの第1の実施例を示す左面図である。 図8の線F‐F断面図である。 本発明のリテーナベルトの第1の実施例を示す上面図である。 図9の線K‐K断面図である。 本発明のリテーナベルトの第1の実施例を示す斜視図である。 本発明のリテーナベルトの第2の実施例を示す正面図である。 図14の線L‐L断面図である。 図14のN部分の拡大図である。 図14の線M‐M断面図である。 本発明のリテーナベルトの第2の実施例を示す斜視図である。 本発明のリテーナベルトの第3の実施例を示す正面図である。 本発明のリテーナベルトの第3の実施例を示す左面図である。 図19のR部分の拡大図である。 図19の線P‐P断面図である。 図19の線Q‐Q断面図である。 本発明のリテーナベルトの第3の実施例を示す斜視図である。 本発明のリテーナベルトの第4の実施例を示す正面図である。 本発明のリテーナベルトの第4の実施例を示す左面図である。 図25の線U‐U断面図である。 図25の線V‐V断面図である。 図26の線H‐H断面図である。 本発明のリテーナベルトの第4の実施例を示す斜視図である。 本発明のリテーナベルトをボールねじに応用した状態を示す模式図で ある。 図31の線W‐W断面図である。 図31のO部分の拡大図である。 本発明のリテーナベルトの第2の実施例を示す正面図である。
符号の説明
01 スライダ
02 レール
110 ナット
120 軸
03、130 ボールチェーン
11、21、111、121 軌道溝
12 ボール直進転走路
13 ボール折り返し転走路
15 循環路
16 ガイド凹溝
30、40、50、60、70 リテーナベルト
31、41、51、61、71 ボール
32、42a、42b、52a、52b、62a、62b、72a、72b、142a、142b スペーサ
33、43、53、63、73 弾性バンド
34、44、54、64、74 弾性連結柱
35、45、55、65 ボール接触面
56 溝部
46 弧状弾性連結柱
48 連結ブロック
49 ボール収容空間
68 結合柱

Claims (10)

  1. ボールを保持するリテーナベルトを一対の細い弾性バンドとその間を横方向に連結する複数の弾性連結柱とから構成し、弾性連結柱の中間部から前後方向に向けてスペーサを設け、該スペーサのボールに接する面はボールに適合する曲面を備えるとともに、その弾性連結柱との結合部断面積はスペーサの面積よりも小さく、該弾性連結柱の間で該スペーサ間にボールを収容して保持した、ことを特徴とするボールチェーン。
  2. 前記スペーサは、前記弾性連結柱から前記リテーナベルトが形成する面に垂直な両方向に延長した弾性横柱の両端に独立して形成されたことを特徴とする請求項1記載のボールチェーン。
  3. 前記スペーサは、リテーナベルトが形成する面を境に二つの独立したスペーサに分割されることを特徴とする請求項1記載のボールチェーン。
  4. 前記二つのスペーサの相対する面と両リテーナベルトが形成する平面は平行であることを特徴とする請求項3記載のボールチェーン。
  5. 前記二つのスペーサの相対する面と両リテーナベルトが形成する平面は垂直であることを特徴とする請求項3記載のボールチェーン。
  6. 前記各スペーサは、それぞれ一つのボールと接することを特徴とする請求項4記載のボールチェーン。
  7. 前記独立した両スペーサは、少なくとも一つの結合柱と一体に接続され、前記結合柱にはリテーナベルトの周縁に沿って二つの独立したスペーサが連結されることを特徴とする請求項6記載のボールチェーン。
  8. 前記スペーサの前記ボールと接する面は円弧面であることを特徴とする請求項1、2または3記載のボールチェーン。
  9. 前記スペーサの直径は、前記ボールの直径とほぼ等しいことを特徴とする請求項1、2または3記載のボールチェーン。
  10. 前記横方向に延伸した弾性連結柱と弾性バンドとの連結部の大きさは、前記弾性バンドの断面積とほぼ同等であることを特徴とする請求項1記載のボールチェーン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087870A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Chieftech Precision Co Ltd 回転運行可能なローリング体保持チェーン及びそれが構成するリニア運動機構

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