JP2008230864A - セメント添加材 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時に飛散や凝集等が起きない点で取扱いが容易であり、かつ、セメント組成物の流動性を大幅に向上させることができるセメント添加材を提供する。
【解決手段】本発明のセメント添加材は、平均粒径が60〜150μmの粒子からなるセメント添加材であって、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子中に含まれる、球形度が0.8以上である粒子の割合が、50個数%以上のものである。本願発明のセメント添加材は、粒径が30μm以下の粒子の含有率が10質量%以下であり、かつ、粒径が200μm以上の粒子の含有率が10質量%以下であるものが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、セメントに加えるセメント添加材に関し、より詳しくは、セメント組成物(具体的には、セメントペースト、モルタルまたはコンクリート)の流動性を向上させるためのセメント添加材に関する。
従来、セメント組成物(セメントペースト、モルタルまたはコンクリート)を製造する際に、セメント、水、骨材以外の材料で、必要に応じて加えるセメント添加材(混和材)として、フライアッシュやシリカフューム等のシリカ質微粉末が利用されている。
セメント添加材(混和材)のうち、フライアッシュは、火力発電所の微粉炭燃焼ボイラから出る排ガス中に含まれている灰の微粉粒子を捕集したものである。フライアッシュは、表面が滑らかな球形粒子(ブレーン比表面積;1500cm/g以上)であり、セメントの平均粒径よりも大きい平均粒径(平均粒径;概ね100μm以下)を有し、セメント組成物の流動性を向上することが知られている。
また、シリカフュームは、金属シリコンやフェロシリコンの製造時に、排ガス中に浮遊する超微粉末を集塵機で捕集したものである。シリカフュームは、非晶質の球形微粒子(比表面積;20m/g程度、平均粒径;0.1μm程度)であり、高性能AE減水剤と共に使用することによって、そのマイクロフィラー効果とセメント分散効果により、セメント組成物を緻密化し、圧縮強度を大きくすることが知られている。
しかし、シリカフュームは、平均粒径が0.1μm程度の超微粉末であるため、嵩高であり、飛散しやすく、セメント組成物の混練時に凝集を生じやすい等の問題があり、作業性が悪く、取扱いが困難であるという問題がある。
そこで、作業性等の問題を改善するために、シリカフュームを造粒したコンクリート混和材用シリカ質微粉末造粒品が提案されている(特許文献1)。このシリカ質微粉末造粒品は、回転ドラム型造粒機等を用いて、シリカ質微粉末を、嵩比重が0.25〜0.5、かつ、平均粒径が100〜500μmとなるように造粒したものである。
また、セメントの平均粒径(10μm程度)よりも大きな平均粒径を有するセメント添加材として、鋳物砂製造工程で発生する鋳物廃砂のうち、特定の粒状特性を有する鋳物砂を使用することが提案されている(特許文献2)。この鋳物砂は、粒径が150μm以下の粒子の含有量が95〜100重量%であり、粒子の50%体積累積粒子径が50μm以下であり、SiO換算で珪酸質分の割合が60重量%以上であり、かつ、強熱減量が5.5重量%以下のものである。
特公平6−39343号公報 特開2005−306686号公報
しかし、特許文献1のシリカ質微粉末造粒品は、平均粒径が100〜500μmとなるように造粒されているので、飛散せず、取扱いは容易であるものの、セメント組成物の混練時に、シリカ質微粉末造粒品が解砕し分散して、凝集が生じることがあり、この場合は、流動性及び作業性が低下するという問題がある。
また、特許文献2の鋳物砂は、50%体積累積粒子径が50μm以下のものであるので、その平均粒径は30〜50μmであり、飛散や凝集等が起こらないために取扱いは容易であるものの、セメント組成物の流動性が低下するという問題がある。
このように、従来のセメント添加材は、使用時に飛散や凝集等を起こさないような取扱いの容易性と、流動性及び作業性の向上とが両立し難いという問題がある。
そこで、本発明は、使用時に飛散や凝集等が起きない点で取扱いが容易であり、かつ、セメント組成物の流動性を大幅に向上させることができるセメント添加材を提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、セメント添加材を構成する粒子の平均粒径がセメントの平均粒径よりも大きく、かつ、球形度が高い粒子の含有率が大きいセメント添加材であれば、取扱いの容易性と、セメント組成物の流動性及び作業性の向上を共に達成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[4]を提供するものである。
[1] 平均粒径が60〜150μmの粒子からなるセメント添加材であって、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子中に含まれる、球形度が0.8以上である粒子の割合が、50個数%以上であることを特徴とするセメント添加材。
[2] 粒径が30μm以下の粒子の含有率が10質量%以下であり、かつ、粒径が200μm以上の粒子の含有率が10質量%以下である上記[1]に記載のセメント添加材。
[3] 上記粒子中のSiOの含有率が90質量%以上である上記[1]又は[2]に記載のセメント添加材。
[4] 上記粒子中に含まれるSiOの非晶質率が90%以上である上記[3]に記載のセメント添加材。
本発明のセメント添加材は、粒子の平均粒径がセメントの平均粒径よりも大きい粒子からなり、かつ、球形度の大きい粒子の含有率が高いものであるので、飛散や凝集等が起こりにくく、取扱いが容易であり、しかも、セメント組成物(具体的には、セメントペースト、モルタルまたはコンクリート)の流動性を大幅に向上させることができる。
また、本発明のセメント添加材を構成する粒子中のSiOの含有率が90質量%以上のものである場合は、セメントとのポゾラン反応により、得られる硬化体の強度発現性を向上させることができる。また、上記粒子中に含まれるSiOの非晶質率が90%以上のものである場合は、セメントとのポゾラン反応によって、得られる硬化体の強度発現性をより向上させることができる。
本発明のセメント添加材は、平均粒径が60〜150μmの粒子からなるセメント添加材であって、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子中に含まれる、球形度が0.8以上である粒子の割合が、50個数%以上のものである。
本発明のセメント添加材を構成する粒子の平均粒径は60〜150μmであり、好ましくは65〜110μmであり、より好ましくは70〜100μmである。
セメント添加材を構成する粒子の平均粒径が60μm未満であると、微細な粒子の含有率が大きくなるので、混練時にセメント組成物中に凝集等が起こる場合があり、その結果、セメント組成物の流動性と作業性が低下する場合があるので、好ましくない。粒子の平均粒径が150μmを超えると、粒子の球形度が小さくなる場合があり、混練時にセメント組成物の流動性が低下する場合があるので、好ましくない。また、粒子の平均粒径が150μmを超えると、セメントとのポゾラン反応が小さくなる傾向にあり、得られる硬化体の強度発現性が低下するので好ましくない。
本発明において、粒子の粒径は、レーザー回折光散乱法による粒度測定によって測定される。測定に際しては、水を溶媒として用いる。
また、本発明において、平均粒径とは、レーザー回折散乱粒度分布測定装置(例えば、ベックマンコールター社製、「モデルLS−230」)を用いて粒子の粒径を測定し、その測定された粒子の粒径に基づいて得られた体積累積分布50%における粒径(メジアン径;d50)をいう。
なお、体積累積分布とは、全粒子を体積順に小さい側から積算して累積していった分布をいい、体積累積分布50%における粒径(メジアン径;d50)とは、体積累積分布値において50%の累積比率に対する粒子の直径をいう。
本発明のセメント添加材は、平均粒径が60〜150μmの粒子からなるセメント添加材であって、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子中に含まれる、球形度が0.8以上である粒子の割合が、50個数%以上のものである。上記割合は、好ましくは60個数%以上、より好ましくは70個数%以上である。
セメント添加材を構成する平均粒径が60〜150μmの粒子のうち、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子中に含まれる、球形度が0.8以上である粒子の割合が50個数%以上であると、混練時にセメント組成物の流動性を向上することができる。
なお、平均粒径が60〜150μmの粒子のうち、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子に含まれる、球形度が0.8以上である粒子の割合が50個数%以上である場合とは、平均粒径が60〜150μmの粒子のうち、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子が200個である場合に、この粒子200個のうち、球形度が0.8以上である粒子の数が100個以上であることをいう。
セメント添加材を構成する平均粒径が60〜150μmの粒子のうち、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子の含有率は、好ましくは60質量%以上であり、より好ましくは70質量%以上であり、特に好ましくは80質量%以上である。
本発明のセメント添加材を構成する粒子は、球形度が大きいものであることが好ましい。粒子の球形度が大きくなる程、粒子の形状が真球に近づいて、滑らかな球形状となることから、球形度の大きい粒子をセメント添加材としてセメント組成物に添加した場合に、セメント組成物の流動性を向上させることができる。
本発明において、セメント添加材を構成する粒子の球形度は、次のように求める。
まず、透過型顕微鏡や走査型電子顕微鏡(例えば、日本電子社製、「JSM−T200型」)を用いて試料となる粒子を撮影する。次に、撮影された粒子像について、画像解析装置(例えば、日本アビオニクス社製)を用いて解析を行い、粒子の投影面積(A)と、粒子の周囲長(PM)を測定する。得られた測定値に基づいて、次の(1)〜(4)式にしたがい、球形度を算出する。
すなわち、周囲長(PM)を有する粒子の真円の面積を(B)とした場合、周囲長(PM)を有する粒子の真円度(球形度)は、粒子の投影面積/粒子の真円の面積(A/B)で表される。粒子の半径(r)とすると、粒子の周囲長(PM)は、次の(1)式で表され、粒子の真円の面積は、次の(2)式で表される。
(1) 粒子の周囲長(PM)=2πr
(2) 粒子の真円の面積(B)=πr
上記(2)式に(1)式を代入すると、粒子の真円の面積は、次の(3)式で表すことができる。
(3) 粒子の真円の面積(B)=π×(PM/2π)
上記(3)式を、粒子の投影面積/粒子の真円の面積(A/B)に当てはめて、次の(4)式にしたがい、粒子の球形度を算出する。
(4) 粒子の球形度(真円度)=A/B=A/(π×(PM/2π)
本発明のセメント添加材は、粒径が30μm以下の粒子の含有率が、好ましくは10質量%以下のものであり、より好ましくは5質量%以下のものである。
また、本発明のセメント添加材は、粒径が200μm以上の粒子の含有率が、好ましくは10質量%以下のものであり、より好ましくは5質量%以下のものである。
粒径が小さい粒子は、飛散や凝集等を起こしやすく、取扱いが困難になるため、セメント添加材中の、粒径が30μm以下の粒子の含有率は10質量%以下であることが好ましい。
粒径が大きい粒子は、セメント組成物の流動性を低下させる場合があり、セメントとのポゾラン反応も低くなる傾向もあり、得られる硬化体の強度発現性を低下させる場合があるので、セメント添加材中の、粒径が200μm以上の粒子の含有率は10質量%以下であることが好ましい。
本発明のセメント添加材を構成する粒子中のSiOの含有率は、好ましくは90質量%以上であり、より好ましくは95質量%以上であり、特に好ましくは98質量%以上である。粒子中のSiOの含有率が90質量%以上であると、セメントとのポゾラン反応により、得られる硬化体の強度発現性を向上させることができるので、好ましい。
本発明のセメント添加材を構成する粒子中に含まれるSiOの非晶質率は、好ましくは90%以上であり、より好ましくは95%以上であり、特に好ましくは98%以上である。上記粒子中に含まれるSiOの非晶質率が90%以上であると、セメントとのポゾラン反応により、得られる硬化体の強度発現性をより向上することできるので、好ましい。
本発明において、粒子中に含まれるSiOの非晶質率は、次のように求める。
まず、粉末X線回折装置(例えば、RIGAKU社製、「モデルMini Flex」)を用いて、CuKα線で、回折角(2θ)が26°〜27.5°の範囲において、試料となる粒子の回折X線分析を行い、特定回折ピークのX線回折強度を測定する。
次に、試料となる粒子中の結晶質シリカの混在比を求める。
すなわち、結晶質シリカは、回折角(2θ)が26.7°に主なピークが存在する。一方、非晶質シリカはピークが存在しない。結晶質シリカと非晶質シリカが混在していると、それらの割合に応じた高さのピークが26.7°の位置に表れる。そこで、試料となる粒子のX線回折強度(S)の測定値と、標準試料(結晶質)シリカのX線回折強度(S)の測定値の比から、結晶質シリカの混在比(S/S)を求めることができる。
その後、結晶質シリカの混在比(S/S)から、次の(5)式にしたがい、粒子中に含まれるSiOの非晶質率を算出する。
(5)非晶質率(%)=(1−結晶質シリカの混在比(S/S))×100
本発明のセメント添加材の添加量は、セメントとセメント添加材との合計体積中、好ましくは30体積%以下、より好ましくは5〜20体積%である。セメント添加材の添加量が、セメントとセメント添加材との合計体積中、30体積%以下、特に5〜20体積%であると、セメント組成物の流動性を向上させることができ、また、得られる硬化体の強度発現性を向上させることができるため、好ましい。セメント添加材の添加量が、セメントとセメント添加材との合計体積中、30体積%を超えても、セメント組成物の流動性はそれほど向上しないばかりか、得られる硬化体の強度発現性が低下する場合があるので好ましくない。
以下、実施例によって本発明を説明する。
1.使用材料
以下に示す材料を使用した。
(1)セメント;普通ポルトランドセメント(太平洋セメント社製、比重3.15)
(2)細骨材;小笠原産陸砂
(3)粗骨材;岩瀬産5号砕石と岩瀬産6号砕石の混合物
(4)高性能減水剤;レオビルトSP8S(ポゾリス物産社製)
(5)AE剤;マイクロエア404(ポゾリス物産社製)
(6)水;水道水
(7)添加材A;平均粒径が85μmの粒子からなり、該粒子中の粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子のうち、球形度が0.8以上である粒子の割合が、70個数%以上のものである。上記粒子は、粒子中のSiOの含有率が99.0質量%以上であり、上記粒子中に含まれるSiOの非晶質率が99.5%以上のものである(比重2.235)。
(8)添加材B;フライアッシュ(ブレーン比表面積3420cm/g、比重2.23)。
上記材料を表1に示す各配合割合で、パン型ミキサに投入し混練して、セメント添加材Aを加えたセメント組成物(実施例1〜5)と、セメント添加材を加えないセメント組成物(比較例1)及びセメント添加材Bを加えたセメント組成物(比較例2〜4)を得た。
Figure 2008230864
上記セメント組成物(実施例1〜5及び比較例1〜4)のスランプを「JIS A 1101(コンクリートのスランプ測定方法)」に準じて測定した。結果を表2に示す。
また、上記セメント組成物を養生し、硬化させて得られたコンクリート(実施例1〜5及び比較例1〜4)の圧縮強度(20℃水中、材齢28日)を「JIS A 1108(コンクリートの圧縮強度測定方法)」に準じて測定した。結果を表2に示す。
Figure 2008230864
表2に示す結果から、本発明のセメント添加材を添加したセメント組成物(実施例1〜5)は、セメント添加材を添加していないセメント組成物(比較例1;スランプ値8.0cm)と比べて、スランプの値が14.0cm以上と大きく、セメント組成物の流動性が向上していることが確認できた。また、本発明のセメント添加材は、保存時やセメント組成物の混練時に飛散や凝集等を生じることがなく、取扱いが容易であった。
また、本発明のセメント添加材を加えたセメント組成物(実施例1〜5)と、従来、使用されていたセメント添加材(フライアッシュ)を加えたセメント組成物(比較例2〜4)を比較すると、セメント添加材の添加量が同じであっても、本発明のセメント添加材を加えた方が、セメント組成物のスランプの値が大きく、流動性が向上していた。また、本発明のセメント添加材は、添加量が30体積%以下であれば、コンクリート(硬化体)の圧縮強度の低下も小さいことが分かった。

Claims (4)

  1. 平均粒径が60〜150μmの粒子からなるセメント添加材であって、粒径が50〜150μmの範囲内にある粒子中に含まれる、球形度が0.8以上である粒子の割合が、50個数%以上であることを特徴とするセメント添加材。
  2. 粒径が30μm以下の粒子の含有率が10質量%以下であり、かつ、粒径が200μm以上の粒子の含有率が10質量%以下である請求項1に記載のセメント添加材。
  3. 上記粒子中のSiOの含有率が90質量%以上である請求項1又は2に記載のセメント添加材。
  4. 上記粒子中に含まれるSiOの非晶質率が90%以上である請求項3に記載のセメント添加材。
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