JP2008230653A - カートン - Google Patents
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Abstract
【課題】易開封性やリクローズ性を維持しながら、既存の製造ラインでそのまま組み立てることができるカートンを提供すること。
【解決手段】底面パネル1には一方の側辺からそれと反対側の側端縁に向かうヒンジ線αにより折曲げ領域1aが区画され、その折曲げ領域1aの側辺に蓋側面パネル6と蓋天面パネル7とが順次連設されており、天面パネル3にはその前端部側に切離線βが設けられており、天面パネル上面に蓋天面パネル3が切離線βより前端部側を貼着領域として貼着されている。蓋天面パネル7を引っ張り上げることにより、天面パネル3が切離し線βのところで切り離され、底面パネル1のヒンジ線αを介して開封でき且つ開閉可能である。組立に際しては、ブランクをサック貼りすると同時に蓋天面パネル7の一部を天面パネル3に貼着しておくことにより、通常のカートンと同様、サック貼りしたブランクを起こして内容物の充填工程を行えばよい。
【選択図】図2
【解決手段】底面パネル1には一方の側辺からそれと反対側の側端縁に向かうヒンジ線αにより折曲げ領域1aが区画され、その折曲げ領域1aの側辺に蓋側面パネル6と蓋天面パネル7とが順次連設されており、天面パネル3にはその前端部側に切離線βが設けられており、天面パネル上面に蓋天面パネル3が切離線βより前端部側を貼着領域として貼着されている。蓋天面パネル7を引っ張り上げることにより、天面パネル3が切離し線βのところで切り離され、底面パネル1のヒンジ線αを介して開封でき且つ開閉可能である。組立に際しては、ブランクをサック貼りすると同時に蓋天面パネル7の一部を天面パネル3に貼着しておくことにより、通常のカートンと同様、サック貼りしたブランクを起こして内容物の充填工程を行えばよい。
【選択図】図2
Description
本発明は、板紙製からなるカートンの技術分野に属し、詳しくは、菓子類や各種生活用品等の物品を収納して販売する際に好適に用いられるカートンに関するものである。
従来より、チョコレート、ビスケット等の菓子類をはじめ、各種生活用品等の物品を収納して販売するための包装容器として、板紙製のカートン(紙箱)が一般に広く使用されている。このうち、スティック形状やブロック形状等のチョコレートやビスケット等の菓子類を収納するのに好適なものとして、例えば特許文献1に記載のような外観的に偏平状をしたカートンが用いられている。
特開2003−170929号公報
上記した特許文献1に記載のカートンは、天板の上面に貼着してある蓋板を引っ張り上げることによって容易に開封でき、しかもリクローズ性を有しているので、菓子類のように内容物を小出しするような物品を収納するのに好適である。ところが、このカートンでは、前端部を閉じる外側面板に蓋板が連設されているため、組み立てるに際しては、内容物を充填して閉じた後に、蓋板の内面を天板の上面に貼着するとともに、蓋板の両側にある各蓋側面板を箱の側面に貼着する必要があることから、既存の充填ラインでは間に合わず、組み立てるカートン形状に合わせた特殊な糊付けラインを追加する必要があり、生産性が良くないという問題点がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、易開封性やリクローズ性を維持しながら、既存の製造ラインでそのまま組み立てることができて生産性が良好なカートンを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のカートンは、板紙からなる1枚のブランクを組み立てて形成され、天面パネルと底面パネルと一対の側面パネルとで胴部が構成されるとともに前端部と後端部とが閉じられてなるカートンであって、底面パネルの一方の側辺に側面パネル、天面パネル、側面パネル及び糊代片が順次連設されており、底面パネルには一方の側辺からそれと反対側の側端縁に向かうヒンジ線により折曲げ領域が区画され、その折曲げ領域の側辺に蓋側面パネルと蓋天面パネルとが順次連設されており、天面パネルにはその前端部側に切離線が設けられており、天面パネル上面に蓋天面パネルが切離線より前端部側を貼着領域として貼着されており、蓋天面パネルを引っ張り上げることにより、天面パネルが切離し線のところで切り離され、底面パネルのヒンジ線を介して開封でき且つ開閉可能であることを特徴としている。
そして、上記の構成からなるカートンにおいて、蓋天面パネルの先端に凸形状の係止部分を設け、その係止部分が差込み可能であるスリットを天面パネルに設けるように構成してもよい。
本発明のカートンは、蓋天面パネルを引っ張り上げることで容易に開封することができるため開封性が良好であり、また開けた蓋の部分を戻して再封することができる。そして、組立に際しては、ブランクをサック貼りすると同時に蓋天面パネルの一部を天面パネルに貼着しておくことにより、通常のカートンと同様、サック貼りしたブランクを起こして内容物の充填工程を行えばよいので、特殊な糊付けラインを追加するなどの必要性はなく、既存の製造ラインをそのまま使用して組み立てることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係るカートンの一例を示す斜視図、図2は図1に示すカートンを組み立てるブランクの展開図である。
ブランクBは、紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、図2に示すように、底面パネル1の一方の側辺に折線a,b,c,dを介して狭幅の側面パネル2、広幅の天面パネル3、狭幅の側面パネル4及び糊代片5が順次連設されており、底面パネル1には一方の側辺における前方のコーナーからそれと反対側の側端縁に向かう斜め方向のヒンジ線αが形成され、このヒンジ線αにより底面パネル1の前端部側に直角三角形状の折曲げ領域1aが区画されており、その折曲げ領域1aの側辺に折線e,fを介して蓋側面パネル6と蓋天面パネル7とが順次連設されている。
蓋側面パネル6は側面パネル2,4と略同じ横幅で、ヒンジ線αを延長した線でカットされた台形状をしており、蓋天面パネル7は天面パネル3と略同じ横幅で、ヒンジ線αの延長線上から先端が後方(図では下方)に凸形状に突き出た略三角形状になっている。また、ヒンジ線αは、折曲げやすさを考慮して押罫の途中3箇所に切線を形成したリード罫により形成されている。
天面パネル3には、その前端部側に三角形状の破断領域3aを区画する切離線βが設けられている。この切離線βは、途中数カ所につなぎ箇所のある切線で形成されており、これを破断することで破断領域3aを除去可能である。そして、天面パネル3の破断領域3aは、蓋天面パネル7より一回り小さいサイズで、ブランクBを箱状に組み立てた時には、蓋天面パネル7の端縁部分が後端部側にはみ出した状態で両者が重なるようになっている。そして、側面パネル4と糊代片5は切離線βを延長した線でカットされて前端部側が短くなっている。また、天面パネル3には、ブランクBを箱状に組み立てた際に蓋天面パネル7の先端が差込み可能なスリットγが設けられている。
底面パネル1の前端部と後端部には折線g,hを介して前方側面パネル8と後方側面パネル9が連設され、蓋天面パネル7の前端部には折線iを介して前方側面パネル10が連設され、天面パネル3の後端部には折線jを介して後方側面パネル11が連設されている。また、側面パネル2の前端部と後端部には折線k,lを介して折込みフラップ12,13が連設され、蓋側面パネル6の前端部には折線mを介して折込みフラップ14が連設され、側面パネル4の後端部には折線nを介して折込みフラップ15が連設されている。
この図2に示すブランクBを組み立てて図1に示すカートンCを形成するが、その手順は次のようである。
まず、ブランクBをサック貼りする。この場合、折線a,cで折り曲げ、底面パネル1の端縁部分に糊代片5を貼着し、さらに蓋天面パネル7を折線fで折り曲げ、天面パネル3の破断領域3aと貼り合わせる。そして、充填工程では、このようにサック貼りしたブランクBを角筒状に起こし、内容物を入れてから前端部と後端部を閉じるだけで製品とすることができる。前端部を閉じるには、折込みフラップ12,14を内側に折り込んでから、底面パネル1の前方側面パネル8と蓋天面パネル7の前方側面パネル10を順に折り曲げて貼り合わせる。また、後端部を閉じるには、折込みフラップ13,15を内側に折り込んでから、底面パネル1の後方側面パネル9と天面パネル3の後方側面パネル11を順に折り曲げて貼り合わせる。
このようにして製造されたカートンCは、天面パネル3上面に蓋天面パネル7が切離線βより前端部側を貼着領域として貼着された状態となる。また、底面パネル1の前端部から延設する前方側面パネル8と蓋天面パネル7の前端部から延設する前方側面パネル10との貼着によって前部が閉鎖され、底面パネル1の後端部から延設する後方側面パネル9と天面パネル3の後端部から延設する後方側面パネル11との貼着によって後部が閉鎖された状態となる。
図1のカートンCは、蓋天面パネル7における非貼着領域を引っ張り上げることにより、蓋天面パネル7との貼着領域にある天面パネル3の破断領域3aが切離線βのところで切り離され、図3に示すように、底面パネル1の折曲げ領域1aをヒンジ線αのところで折り曲げて前端部を開封することができる。この場合、側面パネル4とそれに隣接する天面パネル3部分は前端部側が短くなっているので、邪魔にはならない。そして、この側面パネル4とそれに隣接する天面パネル3部分を所定の長さにしておけば、その先端部分に蓋天面パネル7の内面側が当接することで閉状態を維持することができる。
また、図1のカートンCでは、天面パネル3に蓋天面パネル7の先端が差込み可能なスリットγを形成してあるので、蓋天面パネル7の先端にある凸形状部分を係止部分としてそのスリットγに差し込むことにより、閉鎖状態を保持することができる。
っている。
っている。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明によるカートンは、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
例えば、上記の例では、底面パネルの折曲げ領域を直角三角形状としたが、ヒンジ線の位置を変えて、矩形状とすることもできるし、台形状とすることもできる。また、折曲げ領域に連設する蓋側面パネルと蓋天面パネルについても設計が可能な範囲内で任意の形状とすることができる。
また、上記の例では、前方側面パネルを底面パネルから延設して設けたが、天面パネルから延設して設けるようにすることもできる。
1 底面パネル
1a 折曲げ領域
2 側面パネル
3 天面パネル
3a 破断領域
4 側面パネル
5 糊代片
6 蓋側面パネル
7 蓋天面パネル
8 前方側面パネル
9 後方側面パネル
10 前方側面パネル
11 後方側面パネル
12〜15 折込みフラップ
C カートン
B ブランク
a〜n 折線
α ヒンジ線
β 切離線
γ スリット
1a 折曲げ領域
2 側面パネル
3 天面パネル
3a 破断領域
4 側面パネル
5 糊代片
6 蓋側面パネル
7 蓋天面パネル
8 前方側面パネル
9 後方側面パネル
10 前方側面パネル
11 後方側面パネル
12〜15 折込みフラップ
C カートン
B ブランク
a〜n 折線
α ヒンジ線
β 切離線
γ スリット
Claims (2)
- 板紙からなる1枚のブランクを組み立てて形成され、天面パネルと底面パネルと一対の側面パネルとで胴部が構成されるとともに前端部と後端部とが閉じられてなるカートンであって、底面パネルの一方の側辺に側面パネル、天面パネル、側面パネル及び糊代片が順次連設されており、底面パネルには一方の側辺からそれと反対側の側端縁に向かうヒンジ線により折曲げ領域が区画され、その折曲げ領域の側辺に蓋側面パネルと蓋天面パネルとが順次連設されており、天面パネルにはその前端部側に切離線が設けられており、天面パネル上面に蓋天面パネルが切離線より前端部側を貼着領域として貼着されており、蓋天面パネルを引っ張り上げることにより、天面パネルが切離し線のところで切り離され、底面パネルのヒンジ線を介して開封でき且つ開閉可能であることを特徴とするカートン。
- 蓋天面パネルの先端に凸形状の係止部分を設け、その係止部分が差込み可能であるスリットを天面パネルに設けたことを特徴とする請求項1に記載のカートン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007071698A JP2008230653A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | カートン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007071698A JP2008230653A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | カートン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008230653A true JP2008230653A (ja) | 2008-10-02 |
Family
ID=39903930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007071698A Pending JP2008230653A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | カートン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008230653A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015509890A (ja) * | 2012-01-25 | 2015-04-02 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish Americantobacco (Investments) Limited | 喫煙品用パック |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11115924A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Dainippon Printing Co Ltd | カートン |
JP2002154530A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示パネル付き易開封性カートン |
-
2007
- 2007-03-20 JP JP2007071698A patent/JP2008230653A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH11115924A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Dainippon Printing Co Ltd | カートン |
JP2002154530A (ja) * | 2000-11-20 | 2002-05-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 表示パネル付き易開封性カートン |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015509890A (ja) * | 2012-01-25 | 2015-04-02 | ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish Americantobacco (Investments) Limited | 喫煙品用パック |
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A02 | Decision of refusal |
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