JP2008229608A - 触媒材料及びセラミックハニカム構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】担持させるハニカム構造体を腐食させることなく、低温で煤の燃焼が可能な触媒材料、並びに、該触媒材料を担持させたハニカム構造体を提供する。
【解決手段】外周壁21と、外周壁21の内側においてハニカム状に設けられた隔壁22と、隔壁22により仕切られていると共に少なくとも部分的に両端面23、24に貫通してなる複数のセル3とを有するセラミックハニカム構造体2において、セル3の内面である隔壁22には、内燃機関から排出される煤を燃焼するために用いられる触媒材料であって層状アルミナに銀を分散してなる触媒材料1が担持されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関から排出される煤を燃焼するための触媒材料、並びに、当該触媒材料を担持したセラミックよりなるセラミックハニカム構造体に関する。
近年、ディーゼルエンジン等において、エンジンから排出される煤が問題になっている。そこで、一般に、エンジンの排気管に白金アルミナ等よりなる触媒を有する浄化装置を介在させ、排ガス中の煤を除去することが行われている。この浄化装置においては、触媒材料を担持させたセラミックハニカム構造体が容器に収納されており、この容器に煤を含んだ排ガスを透過させることにより排ガス中の煤を除去することができる。
また、一般に、セラミックハニカム構造体は、浄化装置内において再生利用される。即ち、排ガスの浄化に用いられたハニカム構造体には煤が蓄積する。そこで、再生過程において、過剰な燃料を燃やしてハニカム構造体の温度を上昇させることにより、ハニカム構造体にたまった煤を燃焼除去することができる。
ところが、白金アルミナからなる従来の触媒材料を担持したハニカム構造体は、600℃以上という高温で加熱されなければ煤が燃焼除去されない。そのため、ハニカム構造体を収納する容器の上流には、一般に白金等からなる酸化触媒を別途設けることがおこなわれていた。
そして、この酸化触媒に燃料を供給し、そこで高温のガスを発生させ、この高温のガスを下流のハニカム構造体に送り込むことにより、ハニカム構造体を温度600℃以上に加熱して煤の燃焼除去をおこなっていた。しかし、このような再生過程においては、ハニカム構造体を高温にするために、燃料を多く消費してしまうため、燃費が低下するという問題があった。
そこで、再生時の燃焼温度の低下が可能な触媒材料の開発が要求されている。具体的には、例えばアルカリ元素を主成分とするアルカリ系触媒材料が提案されている(特許文献1参照)。かかる触媒材料を担持したハニカム構造体は、比較的低温での燃焼により再生を行うことができるとされている。
特開2001−271634号公報
しかしながら、アルカリ系触媒材料はアルカリ元素濃度と活性温度との間に正の相関がある一方で、アルカリ元素濃度と溶解度との間にも正の相関がある。そのため、アルカリ系触媒材料がハニカム構造体を腐食したり、アルカリ系触媒材料が溶出しハニカム構造体外に排出されて浄化特性を劣化させたりするおそれがあった。
本発明は、かかる従来の問題点を鑑みてなされたものであって、担持させるハニカム構造体を腐食させることなく、低温で煤の燃焼が可能な触媒材料、並びに、該触媒材料を担持させたハニカム構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、セラミックスからなるハニカム構造体に担持させて内燃機関から排出される煤を燃焼するために用いられる触媒材料であって、層状アルミナに銀を分散してなることを特徴とする。
本発明は、本発明者の検討の結果、実験的に得られたものであり、層状アルミナに銀を分散してなる触媒材料によれば、担持させるハニカム構造体を腐食させることなく、たとえば300℃以下の低温で煤を燃焼させることができる(後述の図2参照)。
ここで、銀が分散された層状アルミナとしては、AgAl11O17またはβ−AgAlO2 を採用することができる。
そして、外周壁(21)と、外周壁(21)の内側においてハニカム状に設けられた隔壁(22)と、隔壁(22)により仕切られていると共に少なくとも部分的に両端面に貫通してなる複数のセル(3)とを有するセラミックハニカム構造体において、セル(3)の内面に、上記触媒材料(1)を担持してもよい。
それによれば、当該セラミックハニカム構造体(2)において、上記触媒材料の優れた特徴を生かして、当該ハニカム構造体(2)を腐食させることなく、低温で煤の燃焼が可能となる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態の触媒材料は、銀が分散された層状アルミナを主成分とする。さらに、この層状アルミナの上に銀を担持することもできる。この銀が分散された層状アルミナとは、アルミナの層の間に銀の層が挿入されたものである。
ここで、層状アルミナ中を銀イオンは移動することができる。煤が付着すると活性な銀イオンが表面に拡散してくるために活性が高くなると考えられる。そのため、本実施形態の触媒材料は、たとえば300℃以下の低温で煤を燃焼させることができる。
このような銀が分散された層状アルミナとしては、AgAl11O17(つまり、Ag−βアルミナ)や、β−AgAlO2などを採用できる。これらは、公知のものであり、イオン交換法や水熱合成など公知の手法により製造することができる。
高温でも活性を維持するためにさらに金属銀を担持することもできるが、層状アルミナの表面を完全に覆うほど担持すると、低温の活性が低下する。そのため、銀の表面被覆率は50%以下とすることが望ましい。
また、上記触媒材料は、粒径が0.1〜20μmの粒子からなることが好ましい。粒径が上記の範囲から外れる場合には、ハニカム構造体に担持させることが困難になるおそれがある。
具体的には、粒径が0.1μm未満の場合には、例えば上記触媒材料を多孔質のハニカム構造体に担持して用いる際に、その細孔内に触媒が入り込むことにより、圧損が増加してしまうおそれがある。一方、粒径が20μmを越える場合には、上記触媒材料をハニカム構造体等の基材に担持して用いる際に、上記触媒材料の粒子が基材から脱落するおそれがある。
上記触媒材料は、例えばディップコートなどによりセラミックスハニカム構造体等の担体に担持させて用いることができる。セラミックスハニカム構造体は、例えば外周壁と、該外周壁の内側においてハニカム状に設けられた隔壁と、該隔壁により仕切られていると共に少なくとも部分的に両端面に貫通してなる複数のセルとを有する。
ここで、セルが両端面に貫通しているとは、当該セルがセラミックハニカム構造体の両端部にて開口し、当該両端部間を貫通する孔としてセルが構成されていることである。そして、複数のセルのすべてが当該構造体の両端面にて開口していてもよい。また、複数のセルのうち一部のセルについては、当該両端面の部分が栓材等により閉塞されていてもよい。
そして、上記触媒材料は、このセラミックハニカム構造体におけるセルの内面として、上記隔壁に担持される。このような本実施形態のハニカム構造体においては、銀が分散された層状アルミナを触媒材料としているため、上記特許文献1に記載されているようなアルカリ元素を主成分とするアルカリ系触媒材料のように、ハニカム構造体を腐食させることはなく、低温で煤の燃焼が可能となる。
次に、本発明を限定するものではないが、本発明の実施例について、図を用いて、より具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、触媒材料を作製し、その触媒特性を評価する例である。図1は、本実施例1に係る触媒材料1の断面構造の一例を示す図である。図1に示すごとく、本例の触媒材料1は、層状アルミナよりなる粒子11と、この粒子11上に担持された銀粒子12とからなる。
次に、本例の触媒材料の製造方法について、イオン交換法を例とって説明する。本例においては、母材合成、イオン交換、水洗、焼成を行うことにより触媒材料を作製する。母材合成においては、アルカリ塩(たとえば硝酸ナトリウムなど)とアルミニウム塩(たとえば硝酸アルミニウムなど)の均一混合体を800〜1000℃で熱分解することで、ナトリウム型層状アルミナを合成する。
イオン交換においては、交換するナトリウムイオン数以上の銀イオンを含んだ硝酸銀水溶液中に、ナトリウム型層状アルミナを分散させた後、310〜380℃に昇温・保持する。硝酸銀粉末とナトリウム型層状アルミナ粉末を機械的に混合して加熱することによってもイオン交換は可能であるが、水溶液を経たものに比べて交換率は低くなる。イオン交換後、一旦冷却して十分水洗を行い、硝酸ナトリウムおよび過剰な硝酸銀を洗い流す。最後に、大気中450〜800℃で焼成して上記触媒材料を得る。
以下、β−AgAlO2の場合について詳細に説明する。具体的には、まず、硝酸アルミニウムと酢酸ナトリウムとを1:1で溶解した水溶液を調製する。これを攪拌しながら加熱して蒸発乾固させた後、800℃で4時間焼成してNaAlO2を得た。
次いで、イオン交換するナトリウムと等量の銀イオンを含んだ硝酸銀水溶液中にNaAlO2を分散させ、攪拌しながら乾固した後、320℃まで昇温して4時間保持した。冷却後、水洗とろ過を3回繰返した。上澄み液を分析した結果、ほぼすべて硝酸ナトリウムであることを確認した。
ろ過した触媒は800℃で4時間焼成した。XRDの結果、β−AgAlO2と金属銀が確認された。以下、これを本実施例1の触媒材料として「試料A」とする。また、この試料Aについて、AES測定を行ったところ、表面における金属銀による被覆率は40%程度と見積もられた。また、ESCAによる組成分析の結果、ナトリウムの残存量は1原子%以下であった。
(実施例2)
はじめに、母材を合成する際に硝酸アルミニウムと硝酸ナトリウムとの比を11:1としたこと以外は、上記実施例1と同様にして合成を行い、触媒を得た。以下、これを本実施例2の触媒材料として「試料C」という。
また、比較用として硝酸銀と硝酸アルミニウムγアルミナとの比が1:1の混合物を、800℃で熱分解・焼成してなる触媒を調製した。これを比較例の触媒として「試料D」ということにする。
次に、上記実施例1〜2および比較例において作製した上記の各試料A、C、Dについて、その排ガス浄化用触媒としての特性の評価を行った。この評価は、各触媒材料を炭素微粉と共に加熱したときの炭素微粉の重量変化と熱収支とを、示差熱熱重量同時測定装置により測定することにより行った。
具体的には、まず、各試料100重量部と炭素微粉5重量部とを乳鉢で混合した。次いで、この混合粉を加熱し、加熱時の加熱温度と重量変化を、示差熱熱重量同時測定装置を用いて測定した。示差熱熱重量同時測定装置は、(株)エスエスアイナノテクノロジー製のEXSTAR6000 TG/DTAを用いた。
この測定は、10vol%のO2ガスと90Vol%のN2ガスとからなる混合ガスを、100ml/minで上記混合粉にフローさせながら、昇温速度10℃/minで混合粉を加熱することにより行った。その結果を図2に示す。図2は、上記実施例1〜2および上記比較例に係る3種類の触媒材料(試料A、C、D)についての重量変化と加熱温度との関係を示す線図である。ここで、重量変化は燃焼率として示してある。
図2からわかるように、上記実施例1〜2の試料A(図中、太い一点鎖線にて図示)、試料C(図中、太い破線にて図示)においては、いずれも約300よりもやや低い温度〜500℃までの低温かつ広い温度領域で炭素微粉末を燃焼させることができている。
上記比較例の試料D(図中、細い破線にて図示)では450〜500℃であり、上記実施例1〜2に比べると高く、狭い温度域でしか、炭素微粉末を燃焼しなかった。この詳細は不明であるが、銀とアルミナという全く同じ組み合わせながら、このような差異が出るのはアルミナの層状構造に起因していると考えられる。
(実施例3)
本例は、実施例1で作製した触媒材料(試料A)を担持させたセラミックスハニカム構造体を作製する例である。
ここで、図3は、本実施例3に係るセラミックスハニカム構造体2の斜視図であり、図4は、本実施例3に係るセラミックハニカム構造体2の長手方向の断面図であり、図5は、本実施例3に係るセラミックハニカム構造体2内を排ガス10が通過する様子を示す図である。
これら図3〜図5に示すごとく、本例のセラミックハニカム構造体2は、外周壁21と、該外周壁21の内側においてハニカム状に設けられた隔壁22と、該隔壁22により仕切られた複数のセル3とを有する。
セル3は、セラミックハニカム構造体2の両端面23、24に部分的に開口している。即ち、一部のセル3は、ハニカム構造体2の両端面23、24に開口し、残りのセル3は、両端面23、24に形成された栓部32によって閉塞している。
図3及び図4に示すように、本例においては、セル3の端部を開口する開口部31と、セル3の端部を閉塞する栓部32とは交互に配置されており、いわゆる市松模様を形成している。そして、隔壁22には、上記実施例1で作製した試料Aである触媒材料1が担持されている。
また、図5に示すごとく、本例のセラミックハニカム構造体2においては、排ガス10の入口側となる上流側端面23及び排ガス10の出口となる下流側端面24に位置するセル3の端部は、栓部32が配置された部分と配置されていない部分とをそれぞれ交互に有している。また、隔壁22には多数の空孔が形成され、排ガス10が通過できるようになっている。
また、本例のセラミックハニカム構造体2の全体サイズは、直径160mm、長さ100mmであり、セルサイズは、セル厚さ3mm、セルピッチ1.47mmである。また、セラミックハニカム構造体2はコーディエライトからなり、そのセル3は、断面が四角形状のものを採用した。セル3は、その他にも例えば、三角形、六角形等の様々な断面形状を採用することができる。
次に、本例のセラミックハニカム構造体2の製造方法につき、説明する。まず、タルク、溶融シリカ、及び水酸化アルミニウムを所望のコーディエライト組成となるように秤量し、造孔剤、バインダー、水等を加え、混合機にて混合撹拌した。そして、得られた粘土質のセラミック材料を成形機にて押出成形し、ハニカム状の成形体を得た。
これを乾燥した後、所望の長さに切断し、外周壁41と、その内側においてハニカム状に設けられた隔壁42と、隔壁42により仕切られていると共に両端面43、44に貫通してなる複数のセル3とを有する成形体4を作製した。図6は、この成形体4の外観斜視図である。
次いで、この成形体4を温度1400〜1450℃で2〜10時間加熱することにより仮焼して、仮焼体4を得た。この仮焼体4は、図6に示される成形体4と実質的な形状は同じものである。以下、この仮焼体4をハニカム構造体4ということにする。
図7は、本実施例3に係るハニカム構造体4の端面43にマスキングテープ5を配置する様子を示す斜視図であり、図8は、本実施例3に係るマスキングテープ5に貫通穴を形成する様子を示す斜視図であり、図9は、本実施例3に係るマスキングテープ5に貫通穴321を形成した状態を示すハニカム構造体4の断面図である。
次に、図7に示すごとく、ハニカム構造体4の両端面43、44全体を覆うようにマスキングテープ5を貼り付けた。そして、図8および図9に示すごとく、レーザ発射手段501を備えた貫通穴形成装置50と用いて、セラミックハニカム構造体4の両端面43、44の栓詰めすべき部分325に対応するマスキングテープ5に、レーザ光500を順次照射し、マスキングテープ5を溶融又は焼却・除去して貫通穴321を形成した。
これにより、セル3の端部における栓部32により栓詰めすべき部分325が貫通穴321により開口し、セル3の端部におけるその他の部分がマスキングテープ5で覆われた状態のセラミックハニカム構造体4を得た。
なお、本例においては、セル3の両端面43、44に貫通穴321とマスキングテープ5で覆われた部分とが交互に配置するように、マスキングテープ5に貫通穴321を形成した。また、本例では、マスキングテープ5として、厚さ0.1mmの樹脂フィルムを用いた。
次に、栓部32の材料である栓材の主原料となるタルク、溶融シリカ、アルミナ、及び水酸化アルミニウムを、所望の組成となるように秤量し、バインダー、水等を加え、混合機にて混合撹拌し、スラリー状の栓材を作製した。このとき、必要に応じて造孔材を添加することもできる。
図10は、本実施例3に係るハニカム構造体4を栓材320に浸漬する様子を示す図である。この図10に示すごとく、スラリー状の栓材320を入れた容器329を準備した後、上記穴開け工程後のハニカム構造体4の端面43を浸漬した。これにより、マスキングテープ5の貫通穴321からセル3の端部に栓材320を適量浸入させた。
また、ハニカム構造体4のもう一方の端面44についても、図10と同様の工程を行った。このようにして、栓詰めすべきセル3の部分325内に栓材320が配置されたハニカム構造体4を得た。
次に、ハニカム構造体4とその栓詰めすべき部分325に配置した栓材320とを同時に約1400〜1450℃で焼成した。これにより、マスキングテープ5は焼却除去され、上記図4に示すごとく、セル3の両端に、その端部を開口する複数の開口部31と、セル3の端部を閉塞する複数の栓部32とが形成されたセラミックハニカム構造体2を作製した。
図11は、本実施例3に係るセラミックハニカム構造体2に触媒材料1を担持させる様子を示す図である。図11に示すごとく、上記実施例1で作製した触媒材料1を水に分散させて触媒分散液6を作製した。この触媒分散液6中にセラミックハニカム構造体2を浸漬させた後、乾燥させた。
さらに浸漬と乾燥を繰り返すことにより、触媒材料1をセラミックハニカム構造体2に担持させた。このようにして、上記図4及び図5に示すごとく、触媒材料1を担持したセラミックハニカム構造体2を得た。
本例のセラミックハニカム構造体2は、上記実施例1の触媒材料1をセル3の内面すなわち隔壁22に担持している。そのため、触媒材料1の優れた特徴を生かして、セラミックハニカム構造体2においては、腐食することなく、低温で煤を燃焼させることが可能となる。
なお、セラミックハニカム構造体において、上記実施例2の触媒材料を隔壁22に担持させてもよい。その担持方法は上記実施例3と同様である。また、触媒材料を隔壁22に担持するにあたっては、当該隔壁22の全体に担持してもよいし、部分的に担持してもよい。また、セラミックハニカム構造体としては、内燃機関から排出される煤を燃焼するための触媒材料が担持されるものであるならば、上記図3〜図5に示したものに限定するものではない。
本発明の実施例1に係る触媒材料の断面構造の一例を示す図である。 本発明の実施例1〜2および比較例に係る3種類の触媒材料についての重量変化と加熱温度との関係を示す線図である。 本発明の実施例3に係るセラミックスハニカム構造体の斜視図である。 上記実施例3に係るセラミックハニカム構造体の長手方向の断面図である。 上記実施例3に係るセラミックハニカム構造体内を排ガスが通過する様子を示す図である。 上記実施例3に係る成形体の外観斜視図である。 上記実施例3に係るハニカム構造体の端面にマスキングテープを配置する様子を示す斜視図である。 上記実施例3に係るマスキングテープに貫通穴を形成する様子を示す斜視図である。 上記実施例3に係るマスキングテープに貫通穴を形成した状態を示すハニカム構造体の断面図である。 上記実施例3に係るハニカム構造体を栓材に浸漬する様子を示す図である。 上記実施例3に係るセラミックハニカム構造体に触媒材料を担持させる様子を示す図である。
符号の説明
1…触媒材料、2…セラミックハニカム構造体、3…セル、21…外周壁、
22…隔壁。

Claims (3)

  1. セラミックスからなるハニカム構造体に担持させて内燃機関から排出される煤を燃焼するために用いられる触媒材料であって、
    層状アルミナに銀を分散してなり
    前記層状アルミナは、AgAl 11 17 であることを特徴とする触媒材料。
  2. セラミックスからなるハニカム構造体に担持させて内燃機関から排出される煤を燃焼するために用いられる触媒材料であって、
    層状アルミナに銀を分散してなり
    前記層状アルミナは、β−AgAlO 2 であることを特徴とする触媒材料。
  3. 外周壁(21)と、前記外周壁(21)の内側においてハニカム状に設けられた隔壁(22)と、前記隔壁(22)により仕切られていると共に少なくとも部分的に両端面に貫通してなる複数のセル(3)とを有するセラミックハニカム構造体において、
    前記セル(3)の内面には、請求項1または2に記載の触媒材料(1)が担持されていることを特徴とするセラミックハニカム構造体。
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