JP2008228760A - パンツ型吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】外層シートに用いる伸縮性シートの使用量を低減しつつ、外観やフィット性の良好なパンツ型吸収性物品を製造し得る、パンツ型吸収性物品の製造方法を提供すること。
【解決手段】伸縮性シートからなる外層シートと、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートとが積層された構造の外装体を具備し、外層シートは、腹側部側の腹側外層シートと背側部側の背側外層シートとに分割されており、腹側外層シートと背側外層シートとの間に位置する吸収性物品外表面が股下部外層シートにより形成されているパンツ型吸収性物品1の製造方法であり、内層シートの帯状原反130に、伸長状態の腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反120a,120bをそれぞれ接合して外装体の連続体110を形成した後、該外装体の連続体からレッグ開口部形成用のトリム90を除去して、該連続体にレッグ開口部形成用のレッグホール101を形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、パンツ型吸収性物品の製造方法に関する。
従来、パンツ型吸収性物品として、ウエスト開口部の周縁部及びレッグ開口部の周縁部に加えて、ウエスト開口部の周縁部よりも下方に位置する胴回り部にも弾性部材を配して弾性伸縮性を付与したパンツ型使い捨ておむつが知られている。
使い捨ておむつの胴回り部に弾性伸縮性を付与する場合、実質的に非伸長性の2枚のシート間に、伸長状態とした糸状又は帯状の弾性部材を接着剤を介して固定し、その弾性部材を収縮させてギャザーを形成する方法が一般的である。
例えば、特許文献1には、連続搬送される2枚のシート間に、胴回りギャザー形成用の弾性部材を伸長状態で固定して、機械方向に伸縮性を有する外装体連続体を製造し、その外装体連続体に、吸収性本体を間欠的に固定した後、切断してパンツ型おむつを製造する方法が記載されている。
特開平6−296638号公報
ところで、衣類等に使用される材料として、ギャザーを形成しない方法で得られる伸縮性シートが知られている。このような非ギャザータイプの伸縮性シートを用いて、パンツ型おむつの外装体を形成すれば、外表面にギャザーが形成されないため、外観がすっきりとした印象を与え、しかもフィット性の良好なものとなる。
しかし、このような非ギャザータイプの伸縮性シートは、一般に高価であり、その使用量を低減しつつ、外観やフィット性を良好とする技術の開発が望まれる。
従って、本発明の目的は、外表面に用いる伸縮性シートの使用量を低減しつつ、外観やフィット性の良好なパンツ型吸収性物品を製造し得る、パンツ型吸収性物品の製造方法を提供することにある。
本発明は、吸収性本体と外装体とを備え、該外装体は、伸縮性シートからなる外層シートと該外層シートの肌当接面側に配された、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートとが積層された構造を有し、該外層シートは、腹側部側に位置する腹側外層シートと背側部側に位置する背側外層シートとに分割されており、該腹側外層シートと該背側外層シートとの間に位置する吸収性物品外表面が股下部外層シートにより形成されているパンツ型吸収性物品の製造方法であって、腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反を、それぞれ長手方向に伸長させ、両者間に間隔を設けて搬送する工程、その幅が、腹側外層シートの帯状原反と背側外層シートの帯状原反との離間距離以上であり且つ前記吸収性本体の長手方向長さ未満である、股下部外層シート又はその帯状原反を、内層シートの帯状原反に接合する工程、及び、内層シートの帯状原反に、伸長状態の前記腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反をそれぞれ接合する工程を有して前記外装体の連続体を形成する工程、並びに、前記外装体の連続体に前記吸収性本体を固定する工程、並びに、前記外装体の連続体のレッグ開口部形成用のトリムを除去して、該連続体にレッグ開口部形成用のレッグホールを形成する工程を具備する、パンツ型吸収性物品の製造方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明は、吸収性本体と外装体とを備え、該外装体は、伸縮性シートからなる外層シートと該外層シートの肌当接面側に配された、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートとが積層された構造を有し、該外層シート及び該内層シートそれぞれは、腹側部側に位置する腹側外層シート又は腹側内層シートと、背側部側に位置する背側外層シート又は背側内層シートとに分割されており、該腹側外層シートと該背側外層シートとの間に位置する吸収性物品外表面が股下部外層シートにより形成されているパンツ型吸収性物品の製造方法であって、腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反を、それぞれ長手方向に伸長させ、両者間に間隔を設けて搬送する工程、腹側内層シート及び背側内層シートの帯状原反を、両者間に間隔を設けて搬送する工程、前記腹側内層シート及び背側内層シートそれぞれの帯状原反に、伸長状態の前記腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反を接合して前記外装体の連続体を形成する工程、その幅が腹側外層シートの帯状原反と背側外層シートの帯状原反との離間距離以上であり且つ前記吸収性本体の長手方向長さ未満である、股下部外層シートの帯状原反を、腹側外層シートの帯状原反と背側外層シートの帯状原反、又は腹側内層シートの帯状原反と背側内層シートの帯状原反に跨るように、腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反、又は腹側内層シート及び背側内層シートそれぞれの帯状原反における、肌当接面側又は非肌当接面側に固定する工程、前記外装体の連続体に前記吸収性本体を固定する工程、及び、前記外装体の連続体からレッグ開口部形成用のトリムを除去して、該連続体にレッグ開口部形成用のレッグホールを形成する工程を具備する、パンツ型吸収性物品の製造方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法によれば、外表面に用いる伸縮性シートの使用量を低減しつつ、外観やフィット性の良好なパンツ型吸収性物品を製造することができる。
更に、本発明のパンツ型吸収性物品の製造方法によれば、下記効果が奏される。
(1)伸縮性シートからなる外層シートを、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートの帯状原反と一体化しながら搬送することで、ハンドリング性が優れる。
(2)股下部外層シートを、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートの帯状原反と一体化しながら搬送することで、ハンドリング性が優れる。
(3)非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートの帯状原反に伸縮性シートからなる外層シートの帯状原反および股下部外層シート又はその帯状原反を接合した後に、レッグ開口部形成用のレッグホールを形成することで、レッグホール形成工程中の変形が抑えられ、安定したカット加工が可能となる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態の製造方法について、図1〜図6を参照して説明する。
先ず、第1実施形態の製造方法により製造されるパンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)について、図1〜図5を参照して説明する。
おむつ1は、図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は液難透過性(撥水性等)の裏面シート3及び両シート2、3間に介在配置された液保持性の吸収性コア4を有する実質的に縦長の吸収性本体10と、該吸収性本体10の裏面シート3側(非肌当接面側)に配された外装体11とを備えている。
おむつ1は、図2に示すように、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとに区分される。外装体11は、おむつの輪郭を画成しており、展開状態において、その両側縁が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状をしている。外装体11は、腹側部Aにおける両側縁部A1,A2と背側部Bにおける両側縁部B1,B2とが互いに接合されており、その接合によって、おむつ1に、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6が形成されている。
吸収性本体10は、表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4が一体化されてなる。表面シート2、裏面シート3及び吸収性コア4としては、それぞれ、この種の物品に従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シートとしては各種の不織布や開孔フィルム等を用いることができ、裏面シートとしては樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。吸収性コア4としては、高吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているもの等を用いることができる。
図2に示すように、吸収性本体10の長手方向の左右両側には、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス8、8が形成されている。各側方カフス8の自由端部の近傍には、複数の側方カフス弾性部材81aが伸張状態で配されている。側方カフス8は、おむつ着用時に起立して液の流出を阻止する。図3には、側方カフス8、8形成用のシート材が符号82で示されている。このシート材82における、吸収性コア4の両側縁より外方に延出する部分82Sは、吸収性コア4と裏面シート3との間又は裏面シート3と内層シート13との間に固定されている。
外装体11は、伸縮性シートからなる外層シート12と該外層シート12の吸収性本体10側に配された内層シート13とが積層された構造を有している。
外層シート12は、図3に示すように、腹側部A側に位置する腹側外層シート12Aと背側部B側に位置する背側外層シート12Bとに分割されており、吸収性本体10の長手方向と同方向における腹側外層シート12Aと背側外層シート12Bとの間に、両端部をこれら両シート12B,12Cと重ねた状態で、股下部外層シート12Cが配されている。
内層シート13は、腹側部A、股下部C及び背側部Bに亘って連続している。
腹側外層シート12A及び背側外層シート12Bそれぞれと内層シート13は、互いに積層されている。即ち、腹側外層シート12Aは、図3に示すように、腹側部A及び股下部Cの腹側部A寄りの一部において、おむつ1の外表面を形成しており、背側外層シート12Bは、背側部B及び股下部Cの背側部B寄りの一部において、おむつ1の外表面を形成している。
そして、腹側外層シート12Aと背側外層シート12Bとの間に位置するおむつ1の外表面が、股下部外層シート12Cにより形成されており、おむつ1の外表面には、内層シート13が露出していない。
内層シート13は、図3に示すように、非伸長性の基材シート14を主体として構成されており、具体的には、基材シート14と2枚の弾性部材固定シート15とが積層された構造を有している。2枚の弾性部材固定シート15は、腹側部A及び背側部Bにおける基材シート14の吸収性本体10側(肌当接面側)の面に接着剤72を介して固定されている。
また、基材シート14と2枚の弾性部材固定シート15それぞれとの間には、胴回り部弾性部材71が固定されている。本おむつ1における胴回り部弾性部材71は、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおけるおむつ幅方向中央部で切断されて左右に分割されており、図2(b)に示すように、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける内層シート13の左右両側に、おむつ幅方向に伸縮する伸縮部17、17が形成されており、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける内層シート13の幅方向中央部は非伸縮部18となっている。
内層シート13の伸縮部17,17は、一般にギャザーと呼ばれるものであり、伸長状態で固定した弾性部材71の収縮により、基材シート14及び/又は弾性部材固定シート15に襞ないし比較的大きな皺が生じる。
胴回り部弾性部材71は、おむつ1の胴回り部70に配されている。胴回り部70は、ウエスト部弾性部材51より下方でレッグ開口部の上端部より上方の部分である。ウエスト部弾性部材51と胴回り部弾性部材71とが形態や伸縮特性等により判別できない場合等には、おむつ(吸収性物品)の縦方向において、ウエスト開口部の開口周縁端53からの距離が3cmから8cm程度までの範囲内に配されているものを胴回り部弾性部材71とする。
おむつ1における基材シート14は、非伸長性のシートからなり、腹側外層シート12A及び背側外層シート12Bは、伸縮性シートからなる。
「非伸長性のシート」は、少なくともおむつ(吸収性物品)の幅方向(図2の左右方向)と同方向の最大伸度が10%以下である(長さが1.1倍までしか伸びない)ことが好ましい。非伸長性のシートは、製造時に用いる帯状の基材シート140の状態において長手方向(機械方向に同じ)の最大伸度が10%以下であることが好ましく、該長手方向及びそれに直交する方向の両方向において最大伸度が10%以下であることが好ましい。
内層シート及び後述する内層シートの帯状原反130は、弾性部材が配されていても、内層シート連続体130の搬送状態以上には伸びない。
「伸縮性のシート」は、少なくともおむつ(吸収性物品)の幅方向(図2の左右方向)と同方向の最大伸度が100%以上であり且つ該方向に伸度100%まで伸長させた後、収縮させたときの伸長回復率(100%伸長時の伸長回復率)が70%以上であることが、伸びを充分にして装着性を向上させ、また、フィット性を向上させる点から、好ましい。伸縮性のシートは、製造時に用いる腹側又は背側外層シートの帯状原反120a,120bの状態において長手方向(機械方向に同じ)の最大伸度が100%以上であり且つ該方向における伸長回復率が70%以上であることが好ましい。
〔最大伸度の測定方法〕
後述する伸長回復率の測定方法に用いたサンプル片と同じ寸法のサンプル片を同様の条件で伸長させ、破断した時点の伸度を最大伸度とする。破断した時点とは、伸長率と荷重の関係曲線において引張荷重が最大値を示す点である。
おむつ1に用いた伸縮性シートは、おむつ幅方向の方がおむつの長手方向(図2の上下方向)よりも大きく伸長可能である。より具体的には、おむつ幅方向においては、大きく伸長し且つ伸長後に収縮する(最大伸度100%以上且つ100%伸長時の伸長回復率70%以上)が、おむつ長手方向においては、わずかにしか伸長しない(例えば、最大伸度50%以下)。
伸縮性シートの伸長回復率は、以下の測定方法により測定される。
〔伸長回復率の測定方法〕
長さ50mm、幅25mmのサンプル片を用意し、テンシロン装置を用いて、チャック間隔L0にサンプル片を固定し、300mm/minの速度で100%伸長時の長さL2(L2=L0×2)まで伸長させた後、引張速度と同様の速度で戻し始めて引張荷重が0になった時におけるサンプル片の長さを伸長回復後の長さL1とする。次式から100%伸長時の伸長回復率を算出する。
100%伸長時の伸長回復率(%)=〔(L2−L1)/(L2−L0)〕×100
おむつ1における腹側外層シート12Aと背側外層シート12Bは、それぞれ、糸又は細帯状の複数の弾性部材が伸長状態で固定されていなくても伸縮性を有する伸縮性シート(自然状態で実質的に皺が寄っていないシート)からなるものである。
伸縮性シートとしては、例えば、(1)弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートの両面に、伸長可能な繊維集合体が一体化されてなるシート、(2)ネット状の弾性シートの少なくとも片面に、伸長可能な繊維集合体が自然状態で一体化されてなるシート、(3)弾性繊維の集合体のみからなる弾性不織布シート、(4)互いに交差せずに一方向に延びるように配列した多数の弾性フィラメントが、実質的に非伸長状態で、それらの全長にわたり、伸長可能な不織布に接合されてなる伸縮シートが好ましく用いられる。
前記(1)のシートについて詳述する。
弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートの原料としては、例えば、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体(SBS)、スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体(SIS)、スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレンエチレンプロピレンスチレンブロック共重合体(SEPS)等のスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー等の弾性原料を、一種単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。弾性繊維の集合体からなる弾性繊維シートとしては、例えば、これらの弾性原料を溶融してスパンボンド法、メルトブローン法、スピニングブローン法により不織布化したものが用いられる。
伸長可能な繊維集合体としては、例えば、各種製法による繊維ウエブや不織布に、特定方向に延びるスリットを分散させて多数形成して、前記特定方向に直交する方向に伸長可能としたものが挙げられる。
弾性繊維シートと伸長可能な繊維集合体との一体化方法としては、例えば、これらを積層して水流交絡等により繊維を交絡させる方法、接着剤や熱ロール等を用いてパターンを有して部分接合させる方法、非弾性繊維層の構成繊維の一部が弾性繊維層に入り込んだ状態で繊維交点の熱融着によって接合させる方法が挙げられる。
このようなシートをおむつの外面のみに又は外面及び内面の両方に用いることにより、伸びがよく、布地のように柔らかく、しなやかで且つ肌触りが滑らかな使い捨ておむつを実現できる。また、弾性繊維シートは繊維が細い方が好ましく、その製法としてはスピニングブローン法が好ましい。
前記(2)のシートについて詳述する。
ネット状の弾性シートとしては、例えば、弾性糸を少なくとも緯糸に用いてなる基盤目状のシート、弾性フィルムをスリットしてなる多数の弾性体を基盤目状に配してなる基盤目状のシートが挙げられる。伸長可能な繊維集合体としては、前記(1)のシートにおける伸長可能な繊維集合体と同様のものを用いることができる。
ネット状の弾性シートと伸長可能な繊維集合体との一体化方法としては、前記(1)のシートにおける一体化方法と同様の方法を用いることができる。
前記(3)のシートについて詳述する。
前記(3)のシートとしては、前記(1)のシートにおける弾性繊維の集合体からなる弾性不織布シートを用いることができる。このようなシートを用いることで、伸びがよく、履かせ易い使い捨ておむつを実現できる。
前記(4)の伸縮シートについて説明する。
弾性フィラメントとしては、例えば、紡糸ノズルから紡出された弾性樹脂を、溶融又は軟化した状態で1.1〜400倍(より好ましくは4〜100倍)に延伸して得られたもの等を用いることができる。弾性樹脂としては、熱可塑性エラストマーやゴムなどが挙げられる。特に熱可塑性エラストマーを原料として用いると、通常の熱可塑性樹脂と同様に押出機を用いた溶融紡糸が可能であり、またそのようにして得られたフィラメントは不織布に熱融着させやすいので好適である。熱可塑性エラストマーとしては、上述した弾性繊維の材料として記載した各種のものを挙げることができ、それらは一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。またこれらの樹脂からなる芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることもできる。特にスチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、又はそれらを組み合わせて用いることが、弾性フィラメントの成形性、伸縮特性、コストの面で好ましい。
弾性フィラメントは、実質的に非伸長状態で不織布に接合されている。弾性フィラメントと、不織布との接合の様式としては、例えば融着、接着剤による接着などが挙げられる。弾性フィラメントは不織布に融着により接合していることが好ましく、また、弾性フィラメントは、同一の又は異なる2枚の不織布間に挟持された状態でこれら不織布と接合されていることが好ましい。弾性フィラメントが接合される不織布は、弾性フィラメントの延びる方向と同方向に伸長可能である。伸長可能とは、不織布の構成繊維自体が伸長する場合と、構成繊維自体は伸長しなくても、交点において結合していた繊維どうしが離れたり、繊維どうしの結合等により複数本の繊維で形成された立体構造が構造的に変化したり、構成繊維がちぎれたりして、不織布全体として伸長する場合とを包含する。尚、弾性フィラメントは、その直径が10〜200μm、特に20〜130μmであることが好ましい。弾性フィラメントが、その全長にわたって不織布に接合しているとは、弾性フィラメントと接触しているすべての繊維(不織布の構成繊維)が、該弾性フィラメントと接合していることを要せず、弾性フィラメントに、意図的に形成された非接合部が存在しないような態様で、弾性フィラメントと不織布の構成繊維とが接合されていることを言う。弾性フィラメントが不織布にその全長にわたって接合していることで、弾性ストランドと不織布との接合力を十分に高めることができる。その結果、伸縮シートを引き伸ばしても、弾性フィラメントが不織布から剥離しづらくなる。弾性フィラメントが不織布から剥離してしまうと、自然状態(弛緩状態)において、弾性フィラメントと不織布との間に浮きが生じて、伸縮シートに皺が発生しやすくなる。
おむつ1における股下部外層シート12C及び後述するその帯状原反120cは、腹側外層シート12A及び/又は背側外層シート12Bを構成する伸縮性シートと実質的に同程度の風合いを有するものが好ましい。
伸縮性シートと実質的に同程度の風合いを有するとは、股下部外層シート12Cのおむつ外表面側と、該股下部外層シート12Cが配されていないと仮定したときにおむつ外表面に露出するシート(本実施形態においては基材シート14)の面との外観及び肌触りを比較したときに、股下部外層シート12Cの方が、腹側外層シート12A及び/又は背側外層シート12Bを構成する伸縮性シートに近い外観と肌触りを有することを意味する。
股下部外層シートが、伸縮性シートと実質的に同程度の風合いを有する場合としては、外観上の観点からは、例えば、腹側外層シート12Aを構成する伸縮性シート、背側外層シート12Bを構成する伸縮性シート、及び股下部外層シートの白色度や隠蔽性が同程度である場合を挙げることができる。これは、該シートを分光式色差計で測定したときに得られる、L*、a*、b*の値が同程度である場合を意味する。
尚、肌触りの観点から股下部外層シートは、不織布、特に腹側外層シート12Aと背側外層シート12Bの構成繊維の中で、伸長可能な繊維として使用されている繊維と同種の繊維を用いて、該外層シートの弾性繊維シートと伸長可能な繊維集合体との一体化方法と同種の方法を用いて、同程度の坪量で形成されていることが好ましい。
また、伸縮性シートの使用量の低減の観点から、股下部外層シートの帯状原反としては、例えば、長手方向に実質的に伸長性を有しない不織布シート(最大伸度が10%以下)を用いることが好ましい。
図3に示すように、おむつ1における腹側外層シート12A及び背側外層シート12Bは、それぞれの周縁部のみにおいて、内層シート13又は股下部外層シート12Cと接着剤16を介して接合されており、図4及び図5に示すように、おむつ1の縦方向における、胴回り部弾性部材71が配されている部位73においては、サイドシール部Sの近傍の一部を除いて、その内側に位置するシート(内層シート13等)との間が接合されていない。即ち、内層シート13の伸縮部17は、その殆どの部分が外層シート12と接合されていない。おむつ1においては、外装体11における前記弾性部材固定シート15が配されている部分73は、その殆どの部分が、内層シート13の伸縮部17と外層シート12との間が接合されていない非接合部である。内層シート13の伸縮部17は、その面積の50%以上の部分が外層シート12と接合されていないことが好ましく、80%以上の部分が外層シート12と接合されていないことがより好ましい。
尚、おむつ(吸収性物品)の縦方向とは、おむつ(吸収性物品)の幅方向に直交する方向であり、図2及び図4における上下方向である。
おむつ1においては、前記部位73における外層シート12と内層シート13との間は、腹側部A及び/又は背側部Bのおむつ幅方向における、弾性部材71が配されている範囲の半分以上の領域において接合されていないことが好ましく、サイドシール部近傍を除く略全域において接合されていないことが好ましい。また、両シート12,13が接合されていない範囲を、腹側部Aと背側部Bとで異ならせることもできる。
腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける、ウエスト開口部の周縁部50には、ウエスト開口部の開口周縁端53に沿って、複数のウエスト部弾性部材51、51が配されている。また、レッグ開口部の周縁部60、60にも、各開口部の周縁端に沿って、レッグ部弾性部材61a、61bが配されている。
ウエスト部弾性部材、胴回り部弾性部材及びレッグ部弾性部材としては、それぞれ、天然ゴム、ポリウレタン系樹脂、発泡ウレタン系樹脂、ホットメルト系伸縮部材等の伸縮性素材を糸状(糸ゴム)又は帯状(平ゴム)に形成したものが好ましく用いられる。
ウエスト部弾性部材51は、図4及び図5に示すように、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおいて、内層シート13の吸収性本体側に接着剤52により伸長状態で固定されている。
胴回り部弾性部材71及び弾性部材固定用シート15は、基材シート14の吸収性本体10側に固定されていることが、弾性部材71を装着者に直接触れないようにする観点及びおむつのズレ落ちを効果的に防止する観点から好ましい。また、胴回り部弾性部材71は、腹側部A及び背側部Bのそれぞれは、例えば2〜12本程度配することが好ましい。腹側部Aと背側部Bとで弾性部材71の本数を異ならせても良い。尚、本おむつ1のように、元々は1本であった弾性部材71が、おむつの左右に分割されて配されている場合、分割により2本となっていても纏めて1本と数える。
レッグ部弾性部材61a、61bは、外層シート12と内層シート13との間に接着剤16により伸長状態で固定されている。
尚、おむつ1においては、腹側部側の図4及び図5に示す断面と、おむつ幅方向の位置が同じ位置における背側部側の断面とが略同じである。図4及び図5中には、背側部側の断面に表れる対応する部材の符号を括弧付きで示してある。
おむつ1において、外装体11を構成する外層シート12及び内層シート13は、図4及び図5に示すように、それぞれ、ウエスト開口部5の開口周縁端53においておむつ1の内面側に折り返された延出部分12a,12b,13a、13bを有している。吸収性本体10は、その長手方向両端部における肌当接面側が、非伸長性の内層シート13の延出部分13a、13bにより覆われており、その覆われた部分が、該延出部分13a、13bに接着剤19を介して接着されている。
次に、上述したおむつ1を製造する第1実施形態の製造方法について、図6を参照して説明する。
本実施形態においては、図6に示すように、連続搬送される帯状の基材シート140に、複数本の糸状の胴回り部弾性部材71及び2本の帯状の弾性部材固定用シート150,150を合流させ、弾性部材固定用シート150それぞれと基材シート140との間に胴回り部弾性部材71を伸長状態で導入する。この導入に先立ち、基材シート140及び/又は弾性部材固定用シート150に公知の接着剤塗布装置80により接着剤を塗工しておく。本実施形態において接着剤の塗工は、接着剤の塗布部と非塗布部とが交互に形成されるように間欠塗工している。帯状の基材シート140は、長手方向の最大伸度が10%以下であることが好ましい。本実施形態では、長手方向及び幅方向の両方向において最大伸度が10%以下のシートを用いている。基材シート140及び弾性部材固定用シート150は、それぞれ、不織布や、不織布と樹脂フィルム、織物等とのラミネート体等を用いることができる。
次いで、弾性部材71を挟んだ状態の両シート140,150を、ニップロール81で狭圧し、両者間を接着剤の塗布部において接着させ一体化させる。このようにして、内層シートの帯状原反130(以下、内層シート連続体130ともいう)が得られる。
次いで、この内層シート連続体130を、プレカット装置82の一対のロール83,84間に導入し、弾性部材71を接着剤の非塗布部において切断する。
次いで、内層シート連続体130に、股下部外層シート12Cを固定する。
本実施形態においては、股下部外層シート12Cの帯状原反として、腹側外層シート12A及び背側外層シート12Bを構成する伸縮性シートそれぞれと実質的に同程度の風合いを有する帯状シート120cを用いている。股下部外層シート12Cの帯状原反の幅W(図6参照)は、腹側外層シートの帯状原反120aと背側外層シートの帯状原反120bの離間距離L(図6参照)以上であり且つ吸収性本体10の長手方向長さL1(図6参照)未満である。股下部外層シートの帯状原反120cの幅Wは、吸収性本体の長さL1の1/3〜1/2程度の長さであることが好ましい。また、前記幅Wが前記離間距離L以上であるのは、少なくとも、股下部外層シートの帯状原反120cと、腹側外層シートの帯状原反120a及び背側外層シートの帯状原反120bとが合流するときである。
股下部外層シートの帯状原反120cは、図6に示すように、切断及びピッチ調整可能なロール91上に供給されて切断され、切断により生じた個々の股下部外層シート12Cが、該ロール91の周面に保持されて、内層シート連続体130への受け渡し部まで搬送される。
股下部外層シートの帯状原反120cを切断する長さL2は、吸収性本体10の幅方向長さL3と同程度の長さであることが好ましい。同程度とは、例えば、前記長さL2と前記長さL3の比(L2/L3)が、0.8〜1.2程度であり、より好ましくは0.9〜1.1であり、更に好ましくは0.95〜1.05である。
また、股下部外層シート12Cの内層シート連続体130への導入は、公知の手法、例えば、股下部外層シート12Cを吸着保持したロールから内層シート連続体130上に股下部外層シート12Cを受け渡す際に、該ロールの周速度を、内層シート連続体130の搬送速度よりも遅くする等によって、隣接する股下部外層シート12C,12C間に所定の間隔が形成されるように行う。
股下部外層シートの帯状原反120cの切断や股下部外層シート12C,12Cに間隔を設ける手段としては、各種公知の手段を特に制限なく用いることができる。
股下部外層シート12Cの内層シート連続体130上への導入先立ち、股下部外層シート12C及び/又は内層シート連続体130に、公知の接着剤塗布装置(図示略)により接着剤20(図5参照)を塗工しておく。この接着剤の塗工は、全面塗工でも、スパイラル、ドット、ストライプ等のパターン塗工であっても良い。接着剤を塗工しておくことにより、股下部外層シート12Cは、接着剤20を介して内層シート連続体130に接合される。
本実施形態においては、内層シート連続体130上への股下部外層シート12Cの配置ピッチは、該内層シート連続体130上を含んで構成される外装体連続体110に対する吸収性本体の10の接合ピッチと同じである。
そして、股下部外層シート12Cを接合した内層シート連続体130に、それぞれ帯状の伸縮性シートからなる、腹側外層シートの帯状原反120a(以下、外層シート連続体120aともいう)及び背側外層シートの帯状原反120b(以下、外層シート連続体120bともいう)を伸長状態にて接合する。これら2本の帯状原反120a,120bとしては、おむつの製造ライン外で、予め長手方向に伸縮性を有する帯状シートとして製造された伸縮性シートを用いることもできるが、本実施形態においては、図6に示すように、外層シート連続体120a,120bを長手方向に伸長させる前に、非伸縮性の帯状シート120’に加工を施して伸縮性が発現した伸縮性シートを得るか又は低伸縮性の帯状シート120’に加工を施して伸縮性の向上した帯状の伸縮性シートを得、それを、外層シート連続体120a,120bとして用いている。
本実施形態において、非伸縮性の帯状シート120’に伸縮性を発現させる加工又は低伸縮性の帯状シート120’の伸縮性を向上させる加工は、図6に示すように、歯と溝とが噛み合う一対の歯溝ロール85によるインライン加工である。具体的には、弾性繊維層、ネット状の弾性シート又は弾性フィルム等からなる弾性層の両面又は片面に非弾性繊維層が一体化された帯状シート120’を、一対の歯溝ロール85に噛み込ませ、それにより、非弾性繊維層を、分断させたり、構成繊維を伸長させたり、繊維同士の熱融着点を破壊したりして、弾性層の伸縮を阻害しにくい構造に変化させている。非弾性繊維層が弾性層の伸縮を阻害しにくい構造に変化することで、伸縮性が発現するか向上した伸縮性シートが得られる。
本実施形態において用いる外層シート連続体120a,120bは、何れも、長手方向の最大伸度が100%以上且つ100%伸長時の伸長回復率が70%以上であることが好ましい。
これらの外層シート連続体120a,120bは、図6に示すように、両者間に間隔をあけて搬送されながら、それぞれ、第1ニップロール86と第2ニップロール87との間で伸長され、その伸長状態を維持したまま、内層シート連続体130との合流部(ニップロール88)G1まで搬送される。
第1及び第2ニップロール86,87は、それぞれ一対のロールからなり、第1ニップロール86の一対のロールよりも、第2ニップロール87の一対のロールの回転速度(周速度、シートの送り速度)が速くなるように駆動され、その速度差分、外層シート連続体120a,120bが伸長される。外層シート連続体120a,120bは、伸度70〜150%程度まで伸長された状態で、内層シート連続体130に接合されること好ましい。
合流部G1においては、外層シート連続体120a,120bと、内層シート連続体130とが、両者間にレッグ部弾性部材61a,61bを介在させた状態下にニップロール88で挟圧される。このニップロール88による狭圧に先立ち、公知の接着剤塗布装置16Aを用いて、外層シート連続体120a,120b及び/又は内層シート連続体130に所定のパターンで接着剤16を塗工しておく。図3に示すように、この接着剤16の塗工は、内層シート連続体130の伸縮部17(弾性部材71が伸縮性を発現し得る態様で配されている部分)と該外層シート連続体120a,120bそれぞれとの間が少なくとも一部において接着されないように行う。
ニップロール88による挟圧により、外層シート連続体120a,120b、内層シート連続体130及び弾性部材61a,61bが一体化されて、外装体連続体110が得られる。一体化される際の外層シート連続体120a,120bは伸長状態にあり、帯状の基材シート140は僅かに伸長させた状態にある。
尚、レッグ部弾性部材61a,61bは、公知のスライドガイドで移動させながら、外層シート連続体120a,120bと内層シート連続体130との間に導入する。導入されたレッグ部弾性部材61a,61bは、接着剤16を介して外層シート連続体120と内層シート連続体130との間に固定されると共に、プレカットロール89により、おむつの股下部の幅方向中央部に配される部位において切断される。
外装体連続体110は、上述した外層シート連続体120a,120b及び帯状の基材シート140の伸長状態を維持したまま、吸収性本体10及び弾性部材51の合流部G2まで搬送され、その状態の外装体連続体110上に、上述した構成の吸収性本体10が接着剤21を介して間欠的に接着固定される。また、ウエスト部弾性部材51,51が外装体連続体110上に連続して導入される。そして、ロータリーカッター、レーザーカッター等の公知の切断装置を用いて、外装体連続体110の幅方向中央部から間欠的に、レッグ開口部形成用のトリム90が除去されて、おむつ連続体100が得られる。おむつ連続体100は、外装体連続体110にレッグ開口部形成用のレッグホール101が形成されたものである。切断装置としては、レッグホールの周縁形状に対応する形状の切断刃を有するカッターロールと該刃を受けるアンビルロールとの間で切断するロータリーカッターが好ましい。
上述した股下部外層シートの帯状原反120cの切断は、外装体連続体110に間欠的に形成するレッグホール101間の最小距離L4(図7参照)より長い長さL2(図6及び図7参照)を有する股下部外層シート12Cが生じるように行うことが好ましい。尚、図7中の符号90’は、レッグホール101を形成するための切断線を示し、該切断線90’に沿って外装体連続体110を切断することにより、図8に示すトリム90及びレッグホール101が生じる。図7及び図8は、切断線90’に沿って切断する前及び後の外装体連続体110を外層シート連続体120a,120b側から見た図である。
そして、レッグホール101を形成するための外装体連続体110の切断を、図8に示すように、切断により除去されるトリム90に、外層シート連続体120a,120bそれぞれの端部120a’,120b’及び股下部外層シート12Cの端部12C’,12C'が含まれるように行うことが、開口周縁部の形状の綺麗なレッグホール101、延いては製造されるおむつ1に、開口周縁部の形状が綺麗なレッグ開口部6を形成する観点から好ましい。
次いで、おむつ連続体100における内層シート連続体130の延出部分13a,13b及び外層シート連続体120a,120bの延出部分12a、12bを、ウエスト部弾性部材51,51を挟み込むように、一体的に吸収性本体10の肌当接面側に折り返し、内層シート連続体130の延出部分13a,13bを、吸収性本体10の長手方向両端部の肌当接面側に接着剤19を介して接着固定する。
そして、このおむつ連続体100を、その伸長状態を維持しつつ2つ折りし、次いで、サイドシール部S,Sを、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等により形成した後、又はサイドシール部S,Sを形成すると同時に、個々のおむつに切断することにより、上述した構成のパンツ型使い捨ておむつ1が得られる。
上述した製造方法について特に説明しない点は、従来の、いわゆる横流れ方式のパンツ型使い捨ておむつの製造方法と同様に行うことができる。尚、吸収性本体10を外装体連続体110に固定する接着剤21は、吸収性本体10及び外装体連続体110の何れか一方又は双方に塗工しておくことができる。また、レッグ開口部形成用のトリム90の除去は、吸収性本体10の固定前に行うこともできる。
本実施態様によれば、このようにして、上述した構成のおむつ1を効率的に連続生産することができる。
得られたおむつ1は、腹側部A及び背側部Bの外表面が、非ギャザータイプの伸縮性シートから構成されているため、フィット性に優れ、また、外表面にギャザーや大きなシワが生じることを防止ないし軽減できるので、使用前及び着用中の外観に優れている。
しかも、腹側外層シートと背側外層シートとが股下部において離間し、両者間に非ギャザータイプの伸縮性シートを使用していない部分が存在する一方、該部分に、そのような伸縮性シートと実質的に同程度の風合いを有する股下部外層シート12Cが配されているため、非ギャザータイプの伸縮性シートの使用量を低減しつつ、外観やフィット性の良好なパンツ型使い捨ておむつを得ることができる。
また、おむつ1の外装体11には、内層シート13の伸縮部17と腹側外層シート12A又は背側接合部12Bとの間が接合されていない非接合部分を有するため、該伸縮部17を形成する弾性部材71が収縮して内層シート13の伸縮部17に皺や襞が生じても、該伸縮部17が、おむつ外表面には、その皺や襞が現れないので、一層、すっきりとした下着のような良好な外観が得られる。
また、外層シート12は、伸縮性シートの伸縮性に由来する伸縮性を有するので、外装体11の略全域が伸縮性を発現して広い範囲で着用者の体型に良好にフィットする一方、内層シート13の伸縮部17,17により胴回り部の装着圧を局所的に高めることができ、着用中におけるズレ落ち性能を向上させることができる。
しかも、本実施態様の製造方法によれば、長手方向に伸縮性を有する帯状の伸縮性シートを外層シート連続体120a,120bに用いて、パンツ型吸収性物品の幅方向(図2中の左右方向)に良好な伸縮性を有する、仕上がり精度が高いパンツ型吸収性物品を安定して連続生産することができる。
即ち、外層シート連続体120a,120bがその長手方向に優れた伸縮性を有するシートであっても、それを伸長状態で、実質的に伸長しない内層シート連続体130と貼り合わせることによって得られる外装体連続体110は、それ以上は殆ど伸びないか、あるいは僅かに伸びたところでそれ以上の伸びが急激に抑制される(いわゆる伸びどまり)。そのため、外装体連続体110にある程度以上の張力を加えて搬送すれば、搬送中に外装体連続体110に加わる張力が変動しても、外装体連続体110の伸び量(伸長率)には変動が生じにくい。そのため、例えば、外装体連続体110に対して吸収性本体10を接合する際の接合位置や、吸収性本体10を固定する前後の外装体連続体110にレッグホール101を形成する際の形成位置、吸収性本体10を固定した外装体連続体110(おむつ連続体100)を2つ折りする際の折り曲げ位置、吸収性本体10を固定した外装体連続体110(おむつ連続体100)の所定箇所をシールしてサイドシールSを形成する際のシール位置、おむつ連続体100を個々のおむつに切断分割する際の切断位置等に、ずれが生じることが防止され、仕上がり精度の高いパンツ型使い捨ておむつを安定して製造することができる。
また、本実施形態の製造方法においては、外装体連続体110の幅方向に連続している内層シート連続体130に、外層シート連続体120a,120b及び股下部外層シート12Cが積層され一体化された後の外装体連続体110に対してレッグホール101を形成するので、レッグホール101の周縁部が連続した形状となり、外観上の仕上がり精度の高いパンツ型使い捨ておむつを安定して製造することができる。連続した形状とは、「任意の点で微分可能な閉じた形状」である。別の表現では、「複数の円弧で構成された形状の場合、隣り合う円弧の接合点すべてにおいて、接線が一致した形状」である。円弧構成以外では、「スプライン曲線で閉じられた形状」がある。
例えば、2枚ないし3枚が重なり部分を有しながら搬送するような複合シートの場合であっても、お互いが接合された後にカットするから、安定したカットができる。
即ち、1枚シートの帯状シートの中央部分にレッグ開口部形成用のレッグホールをカットする場合に比べ、各々のシートに重なり部を有しながら搬送される複数のシートの中央部分にレッグ開口部をカットする場合は、アンビルロールに巻きかかる(個々のシート毎の幅変動に加えて)複数のシートからなる全体の幅が変動するので、レッグ開口部をカットする時の複数のシートからなる全体の幅が安定しないことがある。このように、シート材料の幅方向に渡って各々のシートが重なり部分を有しながらテンションをかけて搬送する場合には、シート各々の剛性が異なるために、開口部形成工程中で複数のシートからなる全体の幅の変動が大きくなることがあり、安定したカット加工ができない。
これに対し、本実施形態の製造方法においては、上述したように、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートに伸縮性シートからなる外層シートおよび股下部外層シートを接合した後に、レッグホールを形成することで、開口部形成工程中の変形が抑えられ、安定したカット加工が可能となる。尚、開口部形成工程は、カットが入った時点から、完全に形状を切り終わるまでの時点までである。
このように、カットする対象の複合シート(外装体の連続体)が伸縮しにくいので、幅の変動が少なく、また、複数のシートを同時にカットするので、シート切断の位置が揃ったきれいなカットをすることが可能となる。また、伸縮性シートのみをカットする場合にくらべて、きれいにカットできる。
次に、本発明の第2実施形態の製造方法について、図9及び図10を参照して説明する。
第2実施形態については、上述した第2実施形態と異なる点について説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態について特に説明しない点は、第1実施形態と同様であり、第1実施形態に関して上述した説明が適宜適用される。
第2実施形態で製造するパンツ型使い捨ておむつ1Aは、図10に示すように、外装体11を構成する外層シート12及び内層シート13のそれぞれが、腹側部側に位置する腹側外層シート12A又は腹側内層シート13Aと、背側部側に位置する背側外層シート12B又は背側内層シート13Bとに分割されており、腹側外層シート12Aと該背側外層シート13Bとの間に位置するおむつ1Aの外表面が股下部外層シート12Cにより形成されている。
第2実施形態の製造方法においては、図9に示すように、第1実施形態で用いた幅広帯状の一本の基材シート140に代えて、2本の帯状の基材シート140,140を用いており、そのそれぞれに、弾性部材71及び弾性部材固定シート150を固定して、腹側内層シートの帯状原反130及び背側内層シートの帯状原反130を得ている。そして、それら2本の帯状原反130,130に、腹側外層シートの帯状原反120a及び背側外層シートの帯状原反120bを接合して、2本の外装体連続体110を得ている。
第2実施形態においては、図9に示すように、股下部外層シートの帯状原反120cを、内層シートの帯状原反と外層シートの帯状原反との合流部G1から導入し、腹側外層シートの帯状原反120aと背側外層シートの帯状原反120bとの間に跨るように、腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反120a,120bの非肌当接面側に接着剤20を介して固定している。
股下部外層シートの帯状原反120cは、第1実施形態と同様に、その幅Wが腹側外層シートの帯状原反120aと背側外層シートの帯状原反120bとの離間距離L以上であり且つ吸収性本体10の長手方向長さL1未満である。股下部外層シートの帯状原反120cの幅Wは、吸収性本体の長さL1の1/3〜1/2程度の長さであることが好ましい。
第2実施形態により製造されるおむつ1Aも、腹側部A及び背側部Bの外表面が、非ギャザータイプの伸縮性シートから構成されているため、フィット性に優れ、また、外表面にギャザーや大きなシワが生じることを防止ないし軽減できるので、使用前及び着用中の外観に優れている。
また、腹側外層シートと背側外層シートとが股下部において離間し、両者間に非ギャザータイプの伸縮性シートを使用していない部分が存在する一方、該部分に、そのような伸縮性シートと実質的に同程度の風合いを有する股下部外層シート12Cが配されているため、非ギャザータイプの伸縮性シートの使用量を低減しつつ、おむつの肌触りや外観を一層向上させることができる。
また、第2実施形態の方法によれば、股下部の構成材料として内層シートが削減できる為、おむつ内湿度の低減効果も期待できる。更に、内層シートと外層シートと股下部外層シートが積層後一体化した外装体連続体に対してレッグホールを形成するので、レッグホール周縁部が連続した形状となり、性能と外観において仕上がり精度の高いパンツ型使い捨ておむつを安定して製造することができる。
尚、第2実施形態においても、第1実施形態とほぼ同様に、レッグホール101を形成する工程において、外装体の連続体110を、切断により除去される前記トリム90に、外層シート連続体120a,120bそれぞれの端部及び股下部外層シートの帯状原反120cの一部120c’が含まれるように切断することが、開口周縁部の形状が綺麗なレッグホール101、延いては製造されるおむつ1Aに、開口周縁部の形状が綺麗なレッグ開口部6を形成する観点から好ましい。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態においては、帯状の基材シート140に、弾性部材71及び帯状の弾性部材固定シート150を固定し、伸縮部17を有する内層シート13を備えたおむつを製造したが、本発明における内層シート13は、腹側部A及び/又は背側部Bに伸縮部17を有しないものであっても良い。
第1実施形態においては、股下部外層シートの帯状原反120cを切断した後、内層シート連続体130に固定したが、股下部外層シートの帯状原反120cを切断せず、帯状シートのまま内層シート連続体130に固定に固定してもよい。また、腹側外層シートの帯状原反120aと背側外層シートの帯状原反120bとを内層シート連続体130に固定した跡、股下部外層シート12C又はその帯状原反120cを固定してもよい。
また、第2実施形態においては、股下部外層シートの帯状原反120cを、腹側外層シートの帯状原反120aと背側外層シートの帯状原反120bとの間に跨るように、これら両帯状原反の非肌当接面側に固定したが、これに代えて、同様の帯状原反120cを、これら帯状原反120a,120bの肌当接面側に固定しても良く、また、股下部外層シートの帯状原反120cを、腹側内層シートの帯状原反130と背側内層シートの帯状原反130との間に跨るように、これら両帯状原反130,130の肌当接面側又は非肌当接面側に固定しても良い。また、股下部外層シートの帯状原反120cを、腹側内層シートの帯状原反130と背側内層シートの帯状原反130との間に跨るように固定した後、腹側外層シートの帯状原反120aと背側外層シートの帯状原反120bとを合流且つ固定してもよい。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
また、本発明で製造するパンツ型吸収性物品は、パンツ型(ショーツ型と称されるものも含む)の生理用ナプキン等であっても良い。
図1は、本発明の第1実施形態の方法により製造されるパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2(a)は、図1に示すおむつの展開状態を示す展開平面図であり、図2(b)は、図2(a)から吸収性本体を除去した状態を示す展開平面図である。 図1に示すおむつの分解斜視図である。 図4は、図2(a)のII−II線断面図である。 図5は、図2(b)のIII−III線断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態の方法を示す概略斜視図である。 図7は、レッグ開口部形成用のトリム及びレッグホールを形成する好ましい切断線を示す模式図である。 図8は、レッグ開口部形成用のトリム及びレッグホールの好ましい構成を示す模式図である。 図9は、本発明の第2実施形態の方法を示す概略斜視図である 図10は、第2実施形態の方法により製造されるパンツ型使い捨ておむつの断面図(図5相当図)である。
符号の説明
1,1A パンツ型使い捨ておむつ(パンツ型吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収性コア
5 ウエスト開口部
6 レッグ開口部
10 吸収性本体
11 外装体
12 外層シート
12A 腹側外層シート
12B 背側外層シート
12C 股下部外層シート
13 内層シート
13A 腹側内層シート
13B 背側内層シート
14 基材シート
15 弾性部材固定シート
17 内層シートの伸縮部
18 内層シートの非伸縮部
90 レッグ開口部形成用のトリム
100 おむつ連続体
101 レッグホール
110 外装体連続体
120a 腹側外層シートの帯状原反
120b 背側外層シートの帯状原反
120c 股下部外層シートの帯状原反
130 内層シートの帯状原反
140 帯状の基材シート
150 帯状の弾性部材固定シート

Claims (5)

  1. 吸収性本体と外装体とを備え、該外装体は、伸縮性シートからなる外層シートと該外層シートの肌当接面側に配された、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートとが積層された構造を有し、該外層シートは、腹側部側に位置する腹側外層シートと背側部側に位置する背側外層シートとに分割されており、該腹側外層シートと該背側外層シートとの間に位置する吸収性物品外表面が股下部外層シートにより形成されているパンツ型吸収性物品の製造方法であって、
    腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反を、それぞれ長手方向に伸長させ、両者間に間隔を設けて搬送する工程、
    その幅が、腹側外層シートの帯状原反と背側外層シートの帯状原反との離間距離以上であり且つ前記吸収性本体の長手方向長さ未満である、股下部外層シート又はその帯状原反を、内層シートの帯状原反に接合する工程、及び、
    内層シートの帯状原反に、伸長状態の前記腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反をそれぞれ接合する工程を有して前記外装体の連続体を形成する工程、並びに、
    前記外装体の連続体に前記吸収性本体を固定する工程、並びに、
    前記外装体の連続体からレッグ開口部形成用のトリムを除去して、該連続体にレッグ開口部形成用のレッグホールを形成する工程を具備する、パンツ型吸収性物品の製造方法。
  2. 前記股下部外層シートの帯状原反を切断して個々のパンツ型吸収性物品に配される股下部外層シートとする工程、及び得られた股下部外層シートを、間隔を開けて内層シートの帯状原反に接合する工程を具備する請求項1記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。
  3. 前記レッグホールを形成する工程において、前記外装体の連続体を、除去される前記トリムに、前記腹側外層シートの帯状原反及び前記背側外層シートそれぞれの端部並びに股下部外層シート又はその帯状原反の一部が含まれるように切断する、請求項1又は2記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。
  4. 吸収性本体と外装体とを備え、該外装体は、伸縮性シートからなる外層シートと該外層シートの肌当接面側に配された、非伸縮性の基材シートを主体として構成される内層シートとが積層された構造を有し、該外層シート及び該内層シートそれぞれは、腹側部側に位置する腹側外層シート又は腹側内層シートと、背側部側に位置する背側外層シート又は背側内層シートとに分割されており、該腹側外層シートと該背側外層シートとの間に位置する吸収性物品外表面が股下部外層シートにより形成されているパンツ型吸収性物品の製造方法であって、
    腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反を、それぞれ長手方向に伸長させ、両者間に間隔を設けて搬送する工程、
    腹側内層シート及び背側内層シートの帯状原反を、両者間に間隔を設けて搬送する工程、
    前記腹側内層シート及び背側内層シートそれぞれの帯状原反に、伸長状態の前記腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反を接合して前記外装体の連続体を形成する工程、
    その幅が腹側外層シートの帯状原反と背側外層シートの帯状原反との離間距離以上であり且つ前記吸収性本体の長手方向長さ未満である、股下部外層シートの帯状原反を、腹側外層シートの帯状原反と背側外層シートの帯状原反、又は腹側内層シートの帯状原反と背側内層シートの帯状原反に跨るように、腹側外層シート及び背側外層シートそれぞれの帯状原反、又は腹側内層シート及び背側内層シートそれぞれの帯状原反における、肌当接面側又は非肌当接面側に固定する工程、
    前記外装体の連続体に前記吸収性本体を固定する工程、及び、
    前記外装体の連続体からレッグ開口部形成用のトリムを除去して、該連続体にレッグ開口部形成用のレッグホールを形成する工程を具備する、パンツ型吸収性物品の製造方法。
  5. 前記レッグホールを形成する工程において、前記外装体の連続体を、除去される前記トリムに、前記腹側外層シートの帯状原反及び前記背側外層シートそれぞれの端部並びに股下部外層シートの帯状原反の一部が含まれるように切断する、請求項4記載のパンツ型吸収性物品の製造方法。
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