JP2008225239A - オートフォーカスシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ本体の映像用撮像素子とは別にAF用撮像素子を備えたオートフォーカスシステムにおいて、AF用撮像素子に結像する被写体像を拡大又は縮小することによって、AF用撮像素子として任意のサイズのものを使用できるしたため、AF用撮像素子の入手が容易であり、コストダウンやシステムの小型化が可能となる。
【解決手段】光路長差方式のオートフォーカスシステムの撮影レンズ10の構成として、カメラ本体14の映像用撮像素子26に被写体光を導く本線光路からAF用の被写体光が分岐され、AF用撮像素子22A、22Bに被写体像を結像する。映像用撮像素子26は、2/3型のCCDであるの対して、AF用撮像素子22A、22Bには入手が容易で安価な1/3型のCCDが使用される。そして、AF用撮像素子22A、22Bのサイズが映像用撮像素子26のサイズよりも小さいことを考慮して、AF用撮像素子22A、22Bに結像される被写体像も縮小光学系17により縮小される。
【選択図】 図1

Description

本発明はオートフォーカスシステムに係り、特に光路長差を有する複数の撮像面により撮像された被写体画像のコントラストに基づいて自動でピント合わせを行う光路長差方式のAFを採用したオートフォーカスシステムに関する。
放送用又は業務用のテレビカメラにおいて採用されているオートフォーカス(AF)として、光路長差方式と称するAF方式が知られている(例えば特許文献1参照)。この光路長差方式のAFを採用したオートフォーカスシステムでは、例えば、撮影レンズ内にハーフミラー等の光分割光学系が配置され、撮影レンズにおける光路が本線光路とAF用光路に分岐される。本線光路には記録又は再生用の映像を撮影するためのカメラ本体の撮像素子(本明細書では映像用撮像素子という)が配置され、その映像用撮像素子よって記録又は再生用の映像が撮影される。
一方、AF用光路にはAF用の撮像素子(本明細書ではAF用撮像素子という)の複数の撮像面が光路長差を有して配置される。尚、複数のAF用撮像素子によって複数の撮像面を形成する場合や単一のAF用撮像素子によって複数の撮像面を形成する場合が考えられる。AF用光路に分岐された被写体光は、AF用光路に配置された光分割光学系で分割されてAF用撮像素子の各撮像面に入射する。これによって、各撮像面ごとに被写体画像が撮像されAF用撮像素子から各撮像面ごとの映像信号が得られる。このようにして得られた各撮像面ごとの映像信号に基づいて各撮像面で撮像された被写体画像のコントラストが焦点評価値として求められる。そして、それらの焦点評価値を比較することによって映像用撮像素子の撮像面に対する撮影レンズのピント状態(合焦、前ピン、後ピン)が検出され、そのピント状態が合焦となるように撮影レンズのフォーカスが制御される。
特開2002−365517号公報
ところで、テレビカメラでは、カメラ本体の撮像素子(映像用撮像素子)として、2/3型CCDが多く使用されている。一方、上記のような光路長差方式のAFを採用した場合に、AF用撮像素子として映像用撮像素子と同じ大きさのCCDが使用される。その理由は、映像用撮像素子の撮影画面内において、ピント合わせの対象とする範囲(AFエリア)が一定範囲に制限(例えば矩形状の範囲)されると共に、そのAFエリアの範囲を任意の位置や大きさに変更できるようにするためである。
しかしながら、2/3型CCDは、サイズが大きいことや、近年の撮像素子(CCDやCMOSセンサー)は小型化が進んだことから、2/3型の撮像素子の入手が困難になっている等の問題が生じている。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カメラ本体の映像用撮像素子とは別にAF用撮像素子を備えたオートフォーカスシステムにおいて、AF用撮像素子の入手の容易性、コストダウン、システムの小型化を可能にするオートフォーカスシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のオートフォーカスシステムは、カメラ本体の映像用撮像素子に被写体像を結像する撮影光学系と、該撮影光学系からオートフォーカス用の被写体光を分割する光分割光学系と、該光分割光学系により分割されたオートフォーカス用の被写体光により結像される被写体像を撮像するAF用撮像素子と、該AF用撮像素子により撮像された被写体像に基づいて前記撮影光学系が合焦状態となるように該撮影光学系のフォーカスを制御するフォーカス制御手段とを備えたオートフォーカスシステムにおいて、前記光分割光学系により分割されたオートフォーカス用の被写体光が通過するAF用光路に、前記AF用撮像素子に結像される被写体像を拡大又は縮小するための拡大/縮小光学系が配置されたことを特徴としている。
本発明によれば、AF用撮像素子に結像される被写体像の大きさが拡大/縮小光学系により映像用撮像素子とは独立して調整されるため、AF用撮像素子として任意のサイズの撮像素子を使用することができる等の効果を有する。
請求項2に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1に記載の発明において、前記映像用撮像素子のサイズと前記AF用撮像素子のサイズが異なると共に、前記拡大/縮小光学系は、前記映像用撮像素子により撮影される被写体像と、前記AF用撮像素子により撮像される被写体像とが一致するように前記AF用撮像素子に結像される被写体像を拡大又は縮小することを特徴としている。
本発明は、AF用撮像素子のサイズが映像用撮像素子のサイズと異なる場合の態様を示したものである。
請求項3に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1又は2に記載の発明において、前記AF用撮像素子は、光路長差を有する位置に配置された複数の撮像面を備えた1又は複数の撮像素子であることを特徴としている。
本発明は、いわゆる光路長差方式のオートフォーカスを採用した場合の態様を示したものである。
本発明に係るオートフォーカスシステムによれば、カメラ本体の映像用撮像素子とは別にAF用撮像素子を備えたオートフォーカスシステムにおいて、AF用撮像素子の入手の容易性、コストダウン、システムの小型化を可能にすることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るオートフォーカスシステムを実施するための最良の形態について詳説する。
図1は、本発明に係るオートフォーカスシステムを適用したレンズシステムの構成を示したブロック図である。同図のレンズシステムは、例えば放送用又は業務用のテレビカメラのカメラ本体14(カメラヘッド)にマウントによって装着される撮影レンズ10(撮影光学系)と、撮影レンズ10を制御する制御系12とから構成されている。尚、撮影レンズ10と制御系12とは一部を除いて一体化されたレンズ装置として構成されている場合や、撮影レンズ10と制御系12とが別体の装置として構成される場合等のようにシステムを構成する装置の形態はどのようなものでもよい。
撮影レンズ10には、光軸Oに沿った本線光路においてフォーカスレンズ(群)FL、ズームレンズ(群)ZL、絞りI、前側リレーレンズ(群)RA及び後側リレーレンズ(群)RBからなるリレーレンズ(リレー光学系)等が順に配置されている。フォーカスレンズFLやズームレンズZLは光軸方向に移動可能なレンズ群であり、フォーカスレンズFLが移動するとピント位置(被写体距離)が変化し、ズームレンズZLが移動すると、ズーム倍率(焦点距離)が変化するようになっている。絞りIは開閉動作し、絞りIの開閉度によって像の明るさが変化する。
撮影レンズ10に入射してこれらの本線光路の光学系を通過した被写体光はカメラ本体14の光学系に入射する。カメラ本体14の光学系には、撮影レンズ10から入射した被写体光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の波長に分解する色分解光学系24と、色分解された各色の被写体光の像を撮像するR、G、Bごとの映像用撮像素子(CCD)が配置されている。尚、光学的に等価な光路長の位置に配置されたR、G、Bの映像用撮像素子を同図に示すように1つの映像用撮像素子26で表すものとする。映像用撮像素子26の撮像面に入射した被写体光は、映像用撮像素子26によって光電変換されてカメラ本体14内の所定の信号処理回路によって記録又は再生用の映像信号が生成される。
一方、撮影レンズ10のリレー光学系の前側リレーレンズRAと後側リレーレンズRBとの間には光分割光学系16が配置されている。光分割光学系16は、第1プリズム16Aと第2プリズム16Bとから構成されており、第1プリズム16Aと第2プリズム16Bとが接合する部分にハーフミラー面16Mが形成されている。このハーフミラー面16Mによって撮影レンズ10の本線光路からAF用光路が分岐される。
撮影レンズ10に入射した被写体光のうち、光分割光学系16のハーフミラー面16Mを透過した被写体光は、本線用の被写体光としてそのまま光軸Oに沿った本線光路を通過してカメラ本体14へと導かれる。一方、光分割光学系16のハーフミラー面16Mで反射した被写体光は、AF用の被写体光として上記光軸Oに略垂直な光軸O′に沿ったAF用光路へと導かれる。尚、ハーフミラー面16Mに入射した入射光に対してハーフミラー面16Mで分割される透過光と反射光の光量比は必ずしも等価(1対1)ではなく、例えばAF用の被写体光となる反射光の光量の方が透過光よりも少ない。
AF用光路には、縮小光学系17、リレーレンズ(群)18、第1プリズム20A及び第2プリズム20Bからなる光分割光学系20、AF用撮像素子22A、22B等が配置されている。
上記光分割光学系16で分割されてAF用光路へと導かれた被写体光は、縮小光学系17及びリレーレンズ18を通過した後、光分割光学系20に入射する。尚、縮小光学系17はリレーレンズ18を通過して結像される被写体像の大きさを縮小するための光学系であり、詳細は後述する。
光分割光学系20に入射した被写体光は、第1プリズム20Aと第2プリズム20Bとが接合する部分のハーフミラー面20Mで光量が等価な2つの被写体光に分割され、ハーフミラー面20Mで反射した被写体光は、一方のAF用撮像素子22Aの撮像面に入射し、ハーフミラー面20Mを透過した被写体光は他方のAF用撮像素子22Bの撮像面に入射する。
図2は、カメラ本体14の映像用撮像素子26とAF用撮像素子22A、22Bとを同一の光軸上に表した図である。同図に示すように、一方のAF用撮像素子22Aに入射する被写体光の光路長は、他方のAF用撮像素子22Bに入射する被写体光の光路長よりも短く設定され、映像用撮像素子26の撮像面に入射する被写体光の光路長は、その中間の長さとなるように設定されている。すなわち、1対のAF用撮像素子22A、22B(の撮像面)は、それぞれ映像用撮像素子26の撮像面に対して前後等距離dの位置となるように配置されている。
また、映像用撮像素子26として、図3(A)に示すようにサイズが2/3型(対角11mm)のCCDが使用されているのに対して、AF用撮像素子22A、22Bとして、図3(B)に示すようにサイズが1/3型(対角6mm)のCCDが使用されている。AF用撮像素子22A、22Bのサイズが映像用撮像素子26のサイズと異なる理由として、1/3型のCCDの方が、映像用撮像素子26として使用されている2/3型のCCDよりも入手が容易なこと、低価格であること、小型であること等が挙げられる。
一方、このように映像用撮像素子26のサイズに対してAF用撮像素子22A、22Bのサイズの方が小さいことに対応して、映像用撮像素子26の撮像面に結像される被写体像に対してAF用撮像素子22A、22Bの撮像面に結像される被写体像が上記縮小光学系17により縮小されるようになっている。即ち、AF用撮像素子22A、22Bのサイズが映像用撮像素子26のサイズに対して54.5パーセントの大きさであることに対応して、縮小光学系17も、AF用撮像素子22A、22Bでの被写体像を映像用撮像素子26での被写体像の大きさに対して54.5パーセントの大きさに縮小する。
このような構成により、映像用撮像素子26の撮像面に対して前後の等距離の位置に撮像面を配置した場合に撮影される映像と等価な映像が1対のAF用撮像素子22A、22Bによって得られる。
尚、AF用撮像素子22A、22Bはカラー映像を撮像するものである必要はなく、本実施の形態ではAF用撮像素子22A、22Bから白黒の映像信号(輝度信号)が取得されるものとする。
図1において撮影レンズ10のフォーカスレンズFLは制御系12によって電動で制御されるようになっている。フォーカスレンズFLにはモータFM及びポテンショメータFPが連結されており、モータFMの回転速度等を制御系12の制御部30によって制御すると共に、ポテンショメータFPによって検出されるフォーカスレンズFLの位置情報を制御部30に与えることによって、フォーカスレンズFLの位置や動作速度等を制御部30が制御する構成となっている。尚、ズームレンズZLや絞りI等の可動の光学部材の制御も制御部30によって同様に制御されるが説明を省略する。
制御部30によるフォーカスレンズFLの制御(フォーカス制御)には、例えば、マニュアルフォーカス(MF)モードとオートフォーカス(AF)モードとがあり、図示しないスイッチによっていずれかのモードが選択できるようになっている。MFモードの場合、制御部30は例えばカメラマン等によってマニュアル操作されるフォーカスコントローラ(図示せず)からの指令信号に従ってフォーカスレンズFLを制御する。
一方、AFモードの場合、制御部30はAF処理部32からの焦点評価値情報に基づいてフォーカスレンズFLを制御し、被写体に自動でピントを合わせる。
AFモードの制御について詳説すると、AFモードでは制御部30はAF用撮像素子22A、22Bによって撮影された被写体画像のコンラストの高低を示す焦点評価値をAF処理部32から取得する。図4は、AF処理部32の構成を示したブロック図である。図2で示したように映像用撮像素子26の撮像面に対して光学的に前後等距離の位置に撮像面が配置された1対のAF用撮像素子22A、22Bでは、AF用光路を通過してAF用撮像素子22A、22Bの各撮像面に結像された被写体画像がフィールド周期で電気信号に変換され、映像信号として出力されている。そして、それらの映像信号はAF処理部32に入力されるようになっている。尚、AF用撮像素子22Aから得られる映像信号をchAの映像信号といい、AF用撮像素子22Bから得られる映像信号をchBの映像信号という。
AF処理部32は、chAの映像信号を処理するためのA/D変換器50A、ハイパスフィルタ(HPF)52A、ゲート回路54A、加算回路56Aと、chBの映像信号を処理するためのA/D変換器50B、ハイパスフィルタ(HPF)52B、ゲート回路54B、加算回路56Bとから構成されている。chAの映像信号を処理するための各回路50A〜56Aと、chBの映像信号を処理するための各回路50B〜56Bとでは同一の処理が施されるため、chAの映像信号に対する各回路50A〜506の処理のみを説明すると、AF処理部32に入力されたchAの映像信号は、まず、A/D変換器50Aによりデジタル信号に変換される。次に、その映像信号は、HPF52Aによって高域周波数成分の信号のみが抽出される。その高域周波数成分の映像信号は続いてゲート回路54Aに入力され、撮影範囲(画面)内に設定された所定のAFエリア(例えば画面中央の矩形エリア)に対応する範囲内の映像信号のみが抽出される。そして、ゲート回路54Aによって抽出されたAFエリア内の映像信号は加算回路56Aに入力され、1フィールド分(1画面分)ずつ積算される。
このようにして各加算回路56A、56Bで得られる積算値は、それぞれAF用撮像素子22A、22Bで撮像された被写体画像のコントラストの高低を示す焦点評価値であり、それぞれ、制御部30に読み込まれる。尚、chAの映像信号から得られた焦点評価値をchAの焦点評価値といい、chBの映像信号から得られた焦点評価値をchBの焦点評価値という。
制御部30は、AF処理部32から取得したchAとchBの焦点評価値に基づいて映像用撮像素子26に対する撮影レンズ10のピント状態を検出する。ピント状態の検出は、次のような原理で行われる。図5は、横軸に撮影レンズのフォーカスレンズFLの位置(フォーカス位置)、縦軸に焦点評価値をとり、ある被写体を撮影した際のフォーカス位置と焦点評価値との関係を例示した図である。図中実線で示す曲線A、Bは、それぞれchA、chBの映像信号から得られるchAとchBの焦点評価値をフォーカス位置に対して示している。一方、図中点線で示す曲線Cは、映像用撮像素子26から得られた映像信号により焦点評価値を求めたと仮定した場合の焦点評価値をフォーカス位置に対して示している。
同図において、ピント状態が合焦となるのは、曲線Cで示す映像用撮像素子26の焦点評価値が最大(極大)となるときのフォーカス位置F0にフォーカスが設定された場合である。もし、撮影レンズ10のフォーカスがその合焦位置F0よりも至近側のフォーカス位置F1に設定されている場合には、chAの焦点評価値は、フォーカス位置F1に対応する曲線Aの値VA1となり、chBの焦点評価値は、フォーカス位置F1に対応する曲線Bの値VB1となる。この場合、図から分かるようにchAの焦点評価値VA1の方が、chBの焦点評価値VB1よりも大きくなる。このことから、chAの焦点評価値VA1の方が、chBの焦点評価値VB1よりも大きい場合には、フォーカスが合焦位置F0よりも至近側に設定されている状態、すなわち、前ピンの状態であることが分かる。
一方、撮影レンズ10のフォーカスが合焦位置F0よりも無限遠側のフォーカス位置F2に設定されている場合には、chAの焦点評価値は、フォーカス位置F2に対応する曲線Aの値VA2となり、chBの焦点評価値は、フォーカス位置F2に対応する曲線Bの値VB2となる。この場合、chAの焦点評価値VA2の方が、chBの焦点評価値VB2よりも小さくなる。このことから、chAの焦点評価値VA2の方が、chBの焦点評価値VB2よりも小さい場合には、フォーカスが合焦位置F0よりも無限遠側に設定されている状態、すなわち、後ピンの状態であることが分かる。
これに対して、撮影レンズ10のフォーカスがフォーカス位置F0、即ち、合焦位置に設定されている場合には、chAの焦点評価値は、フォーカス位置F0に対応する曲線Aの値VA0となり、chBの焦点評価値は、フォーカス位置F0に対応する曲線Bの値VB0となる。この場合、chAの焦点評価値VA0とchBの焦点評価値VB0は等しくなる。このことから、chAの焦点評価値VA0とchBの焦点評価値VB0とが等しい場合にはフォーカスが合焦位置F0に設定されている状態、すなわち、合焦状態であることが分かる。
制御部30は、このようにchAとchBの焦点評価値によって撮影レンズ10の現在のピント状態が映像用撮像素子26に対して前ピン、後ピン、合焦のいずれの状態であるかを検出しながらフォーカスレンズFLを制御する。例えば、chAとchBの焦点評価値から検出したピント状態が前ピンの場合にはフォーカスレンズFLを無限遠方向に移動させ、ピント状態が後ピンの場合にはフォーカスレンズFLを至近方向に移動させる。そして、ピント状態が合焦の場合には、フォーカスレンズFLを停止させる。これによって、撮影レンズ10のピント状態が合焦状態となる位置にフォーカスレンズFLが移動して停止する。
以上、上記実施の形態では、映像用撮像素子26のサイズよりもAF用撮像素子22A、22Bのサイズの方が小さい場合について説明したが、映像用撮像素子26のサイズよりもAF用撮像素子22A、22Bのサイズの方が大きい場合も考えられ、その場合には図1に示したAF用光路の縮小光学系17の代わりにAF用撮像素子22A、22Bの撮像面に結像する被写体像を拡大する拡大光学系を配置し、映像用撮像素子26により撮影される映像と同等の画角の映像がAF用撮像素子22A、22Bにより撮影されるようにすればよい。
また、上記実施の形態では、2つのAF用撮像素子22A、22Bが配置される場合について説明したが、AF用撮像素子が1つ又は3つ以上配置される場合においても本発明を適用できる。AF用撮像素子が1つの場合には、光路長差方式のAFではなく、一般的なコントラスト方式のAFが適用される。また、光路長差を有する位置に配置される複数の撮像面を1つのAF用撮像素子に形成することも可能であり、必ずしも光路長差を有する位置に配置される撮像面の数とAF用撮像素子の数は一致しない。
また、映像用撮像素子26のサイズとAF用撮像素子22A、22Bのサイズとが異なる場合に限らず一致している場合であっても、AF用光路において被写体像の大きさを変更可能にズーム光学系を配置すると有益である。例えば、AFモードにおいてピント合わせの対象範囲、即ち、AFエリアを撮影画角の範囲内の一部の範囲に限定する場合に、そのAFエリアの範囲の被写体像を光学的に拡大し、その拡大した被写体像をAF用撮像素子22A、22Bにより撮像することによって精度の高いAFが可能となる。
このようなズーム光学系を配置する場合に、図1において縮小光学系17の代わりに光軸O′方向に移動可能なズーム光学系を配置し、そのズーム光学系の位置を制御することによってAF用撮像素子22A、22Bの撮像面に結像される被写体像の大きさ、即ち、AF用光路の焦点距離を変更できるようにすればよい。
図6は、図1のAF用光路に上記のようなズーム光学系を配置した場合の制御部30での処理内容を例示したフローチャートである。まず、所要の初期設定を行った後(ステップS10)、AFエリア情報を取得する(ステップS12)。本処理の実施の形態では、AFエリアの大きさや縦横比の設定を操作者が所定の操作部材の操作によって変更できる場合を想定しており、そのAFエリアの設定に関する情報を取得する。
次に、エリアサイズが4(H):3(V)の縦横比か否かを判定する(ステップS14)。尚、AF用撮像素子のサイズも4(H):3(V)の縦横比とする。
ステップS14においてYESと判定した場合、例えば、図6(A)のように映像用撮像素子の撮影画角内に4:3のAFエリアが設定された場合には、ステップS12において取得したAFエリア情報に基づいてAF用光路側のズーム比を計算する(ステップS16)。即ち、図6(A)のAF用撮像素子に示すようにAF用撮像素子の撮影画角全体を、映像用撮像素子におけるAFエリアの画角に一致させるためのズーム比を計算する。
そして、ステップS16で算出したズーム比に基づいてAF用光路のズーム制御データを算出し(ステップS18)、そのズーム制御データによりステップS16で算出したズーム比となるようにAF用光路のズーム光学系を制御する(ステップS20)。この処理の後、ステップS12に戻る。
ステップS14においてNOと判定した場合、次に、AFエリアのエリアサイズの縦横比(H/V)が1.33未満か否かを判定する(ステップS22)。YESと判定した場合、例えば、図6(B)のように映像用撮像素子の撮影画角内に縦方向に長いAFエリアが設定された場合には、AFエリアの縦方向の長さを基準(固定)にして縦横比(H:V)が4:3になるような横方向の長さを算出する(ステップS24)。即ち、AFエリアを含み、縦横比が4:3となる最小のエリアを求める。そして、求めた4:3のエリアをAFエリアとみなして、ステップS14においてYESと判定した場合と同様にステップS16からの処理を行う。これによって、図6(B)のAF用撮像素子に示すようにAF用撮像素子の撮影画角全体が、AFエリアとみなした映像用撮像素子での4:3のエリアの画角に一致するようにズーム光学系が設定される。
ステップS22においてNOと判定した場合、例えば、図6(C)のように映像用撮像素子の撮影画角内に横方向に長いAFエリアが設定された場合には、AFエリアの横方向の長さを基準(固定)にして縦横比(H:V)が4:3になるような縦方向の長さを算出する(ステップS26)。即ち、AFエリアを含み、縦横比が4:3となる最小のエリアを求める。そして、求めた4:3のエリアをAFエリアとみなして、ステップS14においてYES判定した場合と同様にステップS16からの処理を行う。これによって、図6(C)のAF用撮像素子に示すようにAF用撮像素子の撮影画角全体が、AFエリアとみなした映像用撮像素子での4:3のエリアの画角に一致するようにズーム光学系が設定される。
図1は、本発明のオートフォーカスシステムを適用したレンズシステムの構成を示したブロック図である。 図2は、AF用撮像素子の光路長差の説明に用いた図である。 図3は、映像用撮像素子のサイズとAF用撮像素子のサイズを示した図である。 図4は、AF処理部の構成を示したブロック図である。 図5は、撮影レンズのフォーカス位置と1対のAF用撮像素子により得られた焦点評価値との関係を例示した図である。 図6は、AF用光路にズーム光学系を配置した場合における実施の形態を示したフローチャートである。
符号の説明
10…撮影レンズ、12…制御系、14…カメラ本体、16…光分割光学系、17…縮小光学系、20…光分割光学系、22A、22B…AF用撮像素子、24…色分解光学系、26…映像用撮像素子、30…制御部、32…AF処理部、50A、50B…A/D変換器、52A、52B…ハイパスフィルタ(HPF)、54A、54B…ゲート回路、56A、56B…加算回路、FL…フォーカスレンズ(群)、ZL…ズームレンズ(群)、I…絞り、RA…前側リレーレンズ(群)、RB…後側リレーレンズ(群)、FM…モータ、FP…ポテンショメータ

Claims (3)

  1. カメラ本体の映像用撮像素子に被写体像を結像する撮影光学系と、該撮影光学系からオートフォーカス用の被写体光を分割する光分割光学系と、該光分割光学系により分割されたオートフォーカス用の被写体光により結像される被写体像を撮像するAF用撮像素子と、該AF用撮像素子により撮像された被写体像に基づいて前記撮影光学系が合焦状態となるように該撮影光学系のフォーカスを制御するフォーカス制御手段とを備えたオートフォーカスシステムにおいて、
    前記光分割光学系により分割されたオートフォーカス用の被写体光が通過するAF用光路に、前記AF用撮像素子に結像される被写体像を拡大又は縮小するための拡大/縮小光学系が配置されたことを特徴とするオートフォーカスシステム。
  2. 前記映像用撮像素子のサイズと前記AF用撮像素子のサイズが異なると共に、前記拡大/縮小光学系は、前記映像用撮像素子により撮影される被写体像と、前記AF用撮像素子により撮像される被写体像とが一致するように前記AF用撮像素子に結像される被写体像を拡大又は縮小することを特徴とする請求項1のオートフォーカスシステム。
  3. 前記AF用撮像素子は、光路長差を有する位置に配置された複数の撮像面を備えた1又は複数の撮像素子であることを特徴とする請求項1又は2のオートフォーカスシステム。
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