JP4692425B2 - オートフォーカスシステム - Google Patents

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Description

本発明はオートフォーカスシステムに係り、特に光路長差方式のオートフォーカスを採用したオートフォーカスシステムに関する。
放送用テレビカメラで採用されるオートフォーカス(AF)として、コントラスト方式のAFが一般的に知られている。コントラスト方式のAFでは、カメラで得られた映像信号から高域周波数成分の信号が抽出され、その抽出された信号に基づいてコントラストの高さを評価する焦点評価値が求められる。そして、その焦点評価値がピーク(極大)となるように例えば山登り方式と呼ばれる方法により撮影レンズのフォーカス(フォーカスレンズ群)が制御される。
また、コントラスト方式のAFでは、一般に、フォーカスを微小に変動させるワブリングと呼ばれる動作が行われている。ワブリングを行っている間に焦点評価値を検出することによって、例えば、フォーカスの現在位置に対する前後位置での焦点評価値が検出され、その前後位置での焦点評価値の大小関係から、現在位置での焦点評価値がピークか否か、又は、焦点評価値がピークとなる方向が検出される。このようなワブリングによる焦点評価値のピークの検出を逐次行いながらフォーカスを制御することによって焦点評価値がピークとなる合焦位置にフォーカスを移動させることが行われている。
更に、上記のようなワブリングを行う場合、それによる焦点変動が画面上で認識されてしまうという問題や、高速で移動する被写体に対して正確にピントを合わせることが難しいという問題があった。そのため、例えば特許文献1に示されているような光路長差方式のAFが提案されている。これによれば、被写体像を結像する撮影レンズ(光学系)の光路がハーフミラー等の光分割手段により2つの光路に分割される。一方の光路に導かれた被写体光は、記録又は再生用の画像(映像)を撮像するために配置されたカメラ本体の撮像素子(映像用撮像素子)の撮像面に被写体像を結像する。他方の光路に導かれた被写体光は、AF用の画像(映像)を撮像するために配置された撮像素子(AF用撮像素子)の撮像面に被写体像を結像する。
AF用撮像素子の撮像面は、例えば2つの撮像素子により、光路長が異なる位置に配置された2つの撮像面からなり、AF用光路に分岐された被写体光は、更に分割されてAF用撮像素子の各撮像面に入射するようになっている。AF用撮像素子の各撮像面によって撮像される画像(被写体像)は、フォーカスを現在位置から所定量変位させたときに映像用撮像素子の撮像面によって撮像される画像に相当しており、AF用撮像素子の各撮像面によって撮像された各画像から焦点評価値を求め、それらを比較することによって映像用撮像素子の撮像面に対するフォーカスの現在位置でのピント状態(合焦、前ピン、後ピン)を検出することができるようになっている。
従って、ワブリングを行う必要がないため、ワブリングによる焦点変動を生じさせることなく、フォーカスを合焦位置に移動させることができる。また、迅速なピント合わせが可能であり、高速で移動する被写体に対しても正確にピントを合わせることが可能となる。
特開2004−212458号公報
ところで、上記の光路長差方式のAFを連続的に作動させる場合に、合焦させる被写体が前後方向(カメラの光軸方向)に移動していると、その被写体に対してベストピントとなるようにフォーカスが追従動作する。その際、実際には、被写体の動きよりもフォーカスの追従動作が遅れる。そのため、ピント状態がベストピントからずれた状態で変化し、被写体が停止して初めてベストピントの状態となる。
従来において、このフォーカス追従動作の遅れは、焦点深度内でのピントのずれを招く程度であり、撮影映像においてボケとして目立つことは無い。しかしながら、現在使用されている又は今後開発される超高精細カメラなどでは僅かなフォーカスのずれも撮影映像においてボケとして視認されてしまうことが予想される。特に、移動する被写体の速度が速い場合や近距離まで追尾する必要のある場合にフォーカスの追従動作の遅れが大きくなり、ボケの程度も無視できない状態となるおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カメラに対して前後方向(光軸方向)に移動する被写体に対してAFによりフォーカスを追従動作させる場合に、その追従動作の遅れによるピントのずれを低減させることができるオートフォーカスシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のオートフォーカスシステムは、ピント合せの対象とする被写体に対する撮影光学系のピント状態を検出するピント状態検出手段と、ピント状態検出手段により検出されたピント状態が合焦状態となるように前記撮影光学系のフォーカスを制御し、自動ピント調整を行うオートフォーカス制御手段と、前記被写体に追従して前記オートフォーカス制御手段により前記撮影光学系のフォーカスが移動している際に、前記ピント状態検出手段により検出されるピント状態が合焦状態を示すときの実際のピント状態が、前記被写体が至近側に移動している場合には前ピンとなるように、前記被写体が無限遠側に移動している場合には後ピンとなるように、前記ピント状態検出手段により検出するピント状態を調整する調整手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、オートフォーカス制御時において、移動する被写体に対するフォーカスの追従動作の遅れによるピントのずれが、ピント状態検出手段により検出されるピント状態の調整によって低減される。
請求項2に記載のオートフォーカスシステムは、請求項1に記載の発明において、前記ピント状態検出手段は、前記撮影光学系により結像される被写体像を異なる光路長の位置に配置された複数の撮像面で撮像するAF用撮像手段と、該AF用撮像手段の各撮像面により撮像されて得られた各映像信号のコントラストの高さを示す焦点評価値を検出する焦点評価値検出手段と、該焦点評価値検出手段により検出された各撮像面に対する焦点評価値を比較してピント状態を検出する比較手段とを備え、前記調整手段は、前記AF用撮像手段の各撮像面の位置を移動させる手段、前記AF用撮像手段の各撮像面に被写体光を導く専用の光路の光路長を変更する手段、又は、前記AF用撮像手段の各撮像面に被写体光を導く専用の光路に配置された被写体像を結像するためのレンズの位置を移動させる手段であることを特徴としている。本発明は、いわゆる光路長差方式のオートフォーカスにおいてピント状態検出手段により検出されるピント状態を調整する調整手段の具体的態様を示している。
請求項3に記載のオートフォーカスシステムは、請求項2に記載の発明において、前記調整手段は、前記ピント状態検出手段により検出するピント状態のずらし量を、前記AF用撮像手段の各撮像面に対して得られた焦点評価値に基づいて、又は、フォーカスの移動速度に基づいて決定することを特徴としている。本発明は、ピント状態のずらし量を決定する具体的態様を示している。
本発明に係るオートフォーカスシステムによれば、カメラに対して前後方向に移動する被写体に対してAFによりフォーカスを追従動作させる場合に、その追従動作の遅れによるピントのずれを低減させることができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るオートフォーカスシステムを実施するための最良の形態について詳説する。
図1は、本発明に係るオートフォーカスシステムに使用される撮影レンズの外観及び一部内部構成を示した側面図である。同図の撮影レンズ10は、例えば放送用又は業務用のテレビカメラにおいて交換レンズとして使用されるもので、同図のような外観を有する鏡胴内に撮影光学系を構成する各種光学系部材が保持されている。鏡胴の後端部にはマウントが形成されており、そのマウントによりテレビカメラのカメラ本体(カメラヘッド)12に着脱可能に装着される。
また、同図の撮影レンズ10の撮影光学系には、ハーフミラー14が配置されており、そのハーフミラー14によってカメラ本体12に被写体光を導く光軸Oに沿った通常の本線光路から、光軸O′に沿ったAF用光路が分岐されて設けられている。AF用光路には、詳細を後述する光路長差方式のオートフォーカス(AF)に使用されるAF用CCD16A、16Bが設けられており、撮影レンズ10に入射した被写体光がAF用光路を通じてそれらのAF用CCD16A、16Bに導かれるようになっている。
鏡胴内に配置される撮影光学系の全体構成は図2のようになっている。図1にはその一部が示されている。これらの図に示すように撮影光学系は、カメラ本体へと被写体光を導く光軸Oに沿った本線光路と、光軸Oの光路から分岐される光軸O′に沿った上記AF用光路とを備えており、本線光路上には、前側(被写体側)から順にフォーカスレンズ(群)FL、ズームレンズ(群)ZL、絞りI、前側リレーレンズ(群)RA、ハーフミラー14、後側リレーレンズ(群)RBが配置されている。
被写体から撮影レンズ10に入射した被写体光は、これらフォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞りI、前側リレーレンズRA、ハーフミラー14、後側リレーレンズRBを順に通過して、カメラ本体12内の光学系に入射さする。カメラ本体12の光学系には、入射した被写体光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の波長に分解する色分解光学系30と、色分解された各色の被写体光の像を撮像するR、G、Bごとの映像用CCDが配置されている。尚、光学的に等価な光路長の位置に配置されたR、G、Bの映像用CCDを同図に示すように1つの映像用CCD32で表す。映像用CCD32の撮像面に入射した被写体光は、映像用CCD32によって光電変換される。そして、カメラ本体12内の所定の信号処理回路によって記録又は再生用の映像信号が生成される。
鏡胴の外周部には、図1に示すようにフォーカスリング22、ズームリング24、アイリスリング26が回動可能に配置されており、フォーカスリング22とズームリング24がそれぞれ回動操作されると、フォーカスレンズFLとズームレンズZLがそれぞれ光軸O方向に前後移動し、アイリスリング26が回動操作されると、絞りIが開閉動作するようになっている。これによってフォーカスレンズFLの位置が変化すると、焦点位置(ピントが合う位置)が変化し、ズームレンズZLの位置が変化すると、ズーム倍率(焦点距離)が変化し、絞りIの位置(開口度)が変化すると、撮影光学系を通過する被写体光の光量が変化する。図1では省略しているが鏡胴の側部には、これらの各操作リング22、24、26をモータで回動するためのドライブユニットが装着されており、各操作リング22、24、26をモータで回動させることによって、フォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞りIを電動で駆動することができるようになっている。
一方、AF用光路には、後側リレーレンズRBと同等のAF用リレーレンズRB′と、ミラー18と、2つのプリズム20A、20Bから構成される光分割光学系20と、上記AF用CCD16A、16Bが配置されている。ハーフミラー14では、前側リレーレンズRAを通過して入射した被写体光が2つに分割される。入射した被写体光のうち、ハーフミラー14を透過した被写体光は、上述のように光軸Oの本線光路に沿ってカメラ本体12へと導かれる。ハーフミラー14で反射した被写体光は、上記光軸Oに略垂直な光軸O′のAF用光路へと導かれる。尚、ハーフミラー14に入射した被写体光に対して、例えば約50%の光量の被写体光がハーフミラー14を透過する。但し、ハーフミラー14として、任意の透過率と反射率の特性を有するものを使用することができる。
ハーフミラー14で反射してAF用光路へと導かれた被写体光は、AF用リレーレンズRB′を通過した後、ミラー18で全反射して光分割光学系20に入射する。光分割光学系20に入射した被写体光は、第1プリズム20Aと第2プリズム20Bとが接合する部分のハーフミラー面Mで光量が等価な2つの被写体光に分割される。ハーフミラー面Mで反射した被写体光は、一方のAF用CCD16Aの撮像面に入射し、ハーフミラー面Mを透過した被写体光は他方のAF用CCD14Bの撮像面に入射する。
AF用CCD14A、14Bで撮影されて得られた映像信号は、後述のように光路長差方式のAFにおいて使用される。光路長差方式のAFについての詳細は後述する。
また、AF用リレーレンズRB′は光軸O′方向に移動可能になっていおり、鏡胴に設置された図示しないモータによって駆動されるようになっている。AF用リレーレンズRB′の位置が変化すると、AF用光路に分岐された被写体光が結像する位置が変化し、被写体光が結像する位置と、AF用CCDの撮像面との相対的な位置関係が変化する。これによって、AF用CCD14A、14Bの撮像面が配置される位置を変化させる場合と同等の効果が得られる。
図3は、上記撮影レンズ10を用いたAF制御に関連する制御系の構成を示した構成図である。尚、上記撮影レンズ10において制御系の構成部品は、主に鏡胴側部に装着される図示しないドライブユニットに搭載されている。
AF制御に関する制御系は、上記撮影レンズ10のフォーカスレンズFLとAF用リレーレンズRB′に対する制御を行うもので、システム全体を統括的に制御するCPU40と、フォーカスレンズFLとAF用リレーレンズRB′の各々に連結されたモータFM、RM及び位置センサFP、RPと、各モータFM、RMに接続されたアンプFD、RDと、上記一対のAF用CCD14A、14Bから得られる映像信号に基づいてAF制御に必要な情報を取得するAF回路50等から構成されている。
CPU40から各アンプFD、RDに所定値の駆動信号が出力されると、各モータFM、RMは、その駆動信号の値に応じた速度で回動し、各モータFM、RMの回動速度に応じた速度でフォーカスレンズFL、AF用リレーレンズRB′が移動する。また、各位置センサFP、RPからCPU40にフォーカスレンズFLとAF用リレーレンズRB′の現在位置を示す位置信号が与えられるようになっている。これによって、CPU40は、フォーカスレンズFLとリレーレンズRB′を所望の移動速度又は所望の位置となるように制御することができるようになっている。
AF制御時において、CPU40は、AF回路50から得られるAF情報に基づいて、カメラ本体12の映像用CCD32で撮影される映像において所定の被写体が合焦状態となるようにフォーカスレンズFLを制御する。
ここで、本オートフォーカスシステムにおけるAF制御の基本的制御内容について説明する。図4は、カメラ本体12の映像用CCD32と一対のAF用CCD16A、16Bとを同一の光軸上に表した図である。同図に示すように、一方のAF用CCD16Aの撮像面に入射する被写体光の光路長は、他方のAF用CCD16Bの撮像面に入射する被写体光の光路長よりも短く設定され、基準状態において映像用CCD32の撮像面に入射する被写体光の光路長は、その中間の長さとなるように設定されている。即ち、一対のAF用CCD16A、16Bの撮像面は、それぞれ映像用CCD32の撮像面に対して前後等距離dの位置となるように配置されている。尚、後述のようにAF用リレーレンズRB′の位置が移動することによって、映像用CCD32の撮像面とAF用CCD16A、16Bの撮像面との位置関係が変化するが、このような基準状態となるときのAF用リレーレンズRB′の位置を基準位置とする。
このように撮影レンズ10に配置された一対のAF用CCD16A、16Bによれば、撮影レンズ10に入射した被写体光を映像用CCD32の撮像面に対して前後の等距離の位置にそれぞれ撮像面を配置した場合と等価な映像信号が取得されるようになっている。尚、AF用CCD16A、16Bはカラー映像を撮像するものである必要はなく、本実施の形態ではAF用CCD16A、16Bから白黒の映像信号(輝度信号)が取得されるものとする。
図3のAF回路50において、各AF用CCD16A、16Bによって得られた映像信号は、A/D変換器52によりデジタル信号に変換された後、ハイパスフィルタ(HPF)54に入力され、HPF54によって高域周波数成分の信号のみが抽出される。高域周波数成分のみの信号が抽出された映像信号は、続いてゲート回路56に入力され、ゲート回路56により、撮影範囲(画面)内に設定された所定のAFエリア(例えば画面中央の矩形エリア)に対応する範囲内の映像信号が抽出される。
尚、AFエリアの範囲は、CPU40からの指示信号によって設定され、所定のコントローラを使用して操作者が所望の範囲を指定できるようにすることも可能である。
ゲート回路56によって抽出された映像信号は、AF用CCD16Aから得られたものは加算回路58Aによって、AF用CCD16Bから得られたものは加算回路58Bによって1フィールド分ずつ積算され、その積算値が1フィールドごとにAF回路50から出力される。
このようにして各加算回路58A、58Bから得られる積算値は、それぞれAF用CCD16A、16Bで撮像された被写体画像のコントラストの高さを評価する値を示す。本明細書ではこの積算値を焦点評価値というものとする。また、AF用CCD16Aの映像信号から得られた焦点評価値をchAの焦点評価値、AF用CCD16Bの映像信号から得られた焦点評価値をchBの焦点評価値というものとする。
CPU40は、このようして得られたchAとchBの焦点評価値に基づいて映像用CCD32に対する撮影レンズ10(撮影光学系)のピント状態を検出する。ピント状態の検出は、次のような原理で行われる。図5は、横軸に撮影レンズ60のフォーカスレンズFLの位置(フォーカス位置)、縦軸に焦点評価値をとり、ある被写体を撮影した際のフォーカス位置と焦点評価値との関係を例示した図である。図中実線で示す曲線A、Bは、それぞれAF用CCD16A、16Bから得られるchAとchBの焦点評価値をフォーカス位置に対して示している。一方、図中点線で示す曲線Cは、映像用CCD32から得られた映像信号により焦点評価値を求めたと仮定した場合の焦点評価値をフォーカス位置に対して示している。
同図において、ピント状態が合焦となるのは、曲線Cで示す映像用CCD32の焦点評価値が最大(極大)となるときのフォーカス位置F0にフォーカスが設定された場合である。もし、撮影レンズ10のフォーカスがその合焦位置F0よりも至近側のフォーカス位置F1に設定されている場合には、chAの焦点評価値は、フォーカス位置F1に対応する曲線Aの値VA1となり、chBの焦点評価値は、フォーカス位置F1に対応する曲線Bの値VB1となる。この場合、図から分かるようにchAの焦点評価値VA1の方が、chBの焦点評価値VB1よりも大きくなる。このことから、chAの焦点評価値VA1の方が、chBの焦点評価値VB1よりも大きい場合には、フォーカスが合焦位置F0よりも至近側に設定されている状態、すなわち、前ピンの状態であることが分かる。
一方、撮影レンズ10がフォーカスが合焦位置F0よりも無限遠側のフォーカス位置F2に設定されている場合には、chAの焦点評価値は、フォーカス位置F2に対応する曲線Aの値VA2となり、chBの焦点評価値は、フォーカス位置F2に対応する曲線Bの値VB2となる。この場合、chAの焦点評価値VA2の方が、chBの焦点評価値VB2よりも小さくなる。このことから、chAの焦点評価値VA2の方が、chBの焦点評価値VB2よりも小さい場合には、フォーカスが合焦位置F0よりも無限遠側に設定されている状態、すなわち、後ピンの状態であることが分かる。
これに対して、撮影レンズ10のフォーカスがフォーカス位置F0、即ち、合焦位置に設定されている場合には、chAの焦点評価値は、フォーカス位置F0に対応する曲線Aの値VA0となり、chBの焦点評価値は、フォーカス位置F0に対応する曲線Bの値VB0となる。この場合、chAの焦点評価値VA0とchBの焦点評価値VB0は等しくなる。このことから、chAの焦点評価値VA0とchBの焦点評価値VB0とが等しい場合にはフォーカスが合焦位置F0に設定されている状態、すなわち、合焦状態であることが分かる。
このようにchAとchBの焦点評価値によって、撮影レンズ10の現在のピント状態が映像用CCD32に対して前ピン、後ピン、合焦のいずれの状態であるかを検出することができる。
図3におけるCPU40は、AF制御時において、上記のようにしてchAとchBの焦点評価値に基づいて映像用CCD32に対する撮影レンズ10のピント状態を逐次検出しながら、合焦状態となるようにフォーカスレンズFLを制御する。例えば、ピント状態が前ピンの場合にはフォーカスレンズFLを無限遠方向に移動させ、ピント状態が後ピンの場合にはフォーカスレンズFLを至近方向に移動させる。そして、ピント状態が合焦の場合には、フォーカスレンズFLを停止させる。これによって、撮影レンズのピント状態が合焦となる位置にフォーカスレンズFLが移動して停止する。このように光路長差を有する複数のAF用CCDを用いて自動ピント調整を行うAFの方式を光路長差方式と称している。
尚、CPU40において、単にピント状態を検出するだけでなく、chAとchBの焦点評価値の差や比等からピントのずれ量を検出し、CPU40においてフォーカスレンズFLを移動させる際の速度に反映させることも可能である。
次に、CPU40において、上記のような光路長差方式のAFによるAF制御を連続的に実行し、所定の被写体に常時ピントが合うようにフォーカスを追従させる場合のフォーカス追従制御について説明する。AFによりピント合わせの対象としている被写体がテレビカメラに対して前後方向、即ち、撮影レンズ10における光軸Oの方向に移動している場合、対象の被写体の距離が変化し、それに追従するようにフォーカスレンズFLも移動する。このとき、合焦状態となるフォーカス位置(合焦位置)が変化すると共に、フォーカス位置がその合焦位置よりも至近側又は無限遠側にずれた状態で追従することなるため、被写体が停止するまでボケが生じた映像となる。
例えば、対象の被写体が至近側に移動している場合を例に以下説明すると、この場合において図6に示すようにフォーカスレンズFLは、現在位置よりも至近側にピントが合うように前方に移動している。このとき、フォーカスレンズFLの追従動作の遅れにより、フォーカスレンズFLの現在位置に対して対象の被写体の像が結像される結像位置Sが、映像用CCD32の撮像面に対して後方に距離fだけずれた状態となる。この状態は、後ピンの状態を示しており、AF用CCD14A、14Bの撮像面との位置関係も同図のように後ピンを示す状態となる。この状態を図5と同様のフォーカス位置と焦点評価値との関係を示したグラフで示すと、図7に示すようにフォーカス位置が合焦位置F0に対して無限遠側のフォーカス位置F2に設定されている状態となる。このとき、CPU40は、フォーカスレンズFLを合焦位置F0に移動させるために至近側に移動させるが、被写体自体が至近側に移動して合焦位置F0が至近側に移動しているため、被写体が移動している間はフォーカスレンズFLは合焦位置F0に一致せずに合焦位置F0よりも無限遠側のフォーカス位置F2に設定された状態で維持される。
このような場合に、chAとchBの焦点評価値が後ピンを示すピント状態のときに、実際のピント状態が合焦状態となるようにAF用CCD16A、16Bの撮像面の位置を意図的にずらすと、フォーカスレンズFLを追従動作させている際のピントのずれを低減することができる。例えば、図8のようにAF用CCD16A、16Bの撮像面の位置を映像用CCD32の撮像面に対して前側にずらすとする。このときchAとchBの焦点評価値が後ピンを示すようなフォーカス位置において、映像用CCD32の撮像面に対しては合焦状態となる。即ち、AF用CCD16A、16Bから得られたchAとchBの焦点評価値が合焦状態を示すフォーカス位置(合焦位置)において、映像用CCD32の撮像面に対する実際のピント状態が前ピンとなるようにすることによって、フォーカスレンズFLの追従動作の遅れによって後ピンとなるピントのずれが低減される。
以上の説明は、対象の被写体が至近側に移動している場合であるが、対象の被写体が無限遠側に移動している場合には、AF用CCD14A、14Bをずらす方向が上記と反対となる。
続いてAF用CCD14A、14Bを図8のようにずらす方法について説明する。直接的な方法としては、AF用CCD14A、14Bをモータ等で移動できるようにすることや、図1、図2において、光分割光学系20とAF用CCD14A、14Bをユニット化し、これらを一体的にモータ等で光軸方向に移動できるようにすることが考えられる。本実施の形態の撮影レンズ10では、図3の制御系の構成図に示したようにAF用リレーレンズRB′を光軸方向にモータRMで移動させることによってAF用光路での被写体光の結像位置を動かしてAF用CCD14A、14Bの撮像面の位置をずらすのと同等の制御を行っている。
また、AF用CCD16A、16Bをずらす量(ずらし量)は、フォーカスレンズFLの追従動作の遅れによって生じるピントのずれ量(図6のf)と一致させることが望ましく、そのピントのずれ量は、被写体の移動に追従するフォーカスレンズFLの移動速度によって略決定される。そこで、フォーカスレンズFLの移動速度に対して予め決められた量だけAF用リレーレンズRB′を基準位置(図6のような基準状態となる位置)から変位させることによってフォーカスレンズFLの移動速度に対して予め決められた量だけAF用CCD16A、16Bをずらすようにしている。例えば、被写体の移動が徐々に遅くなり停止したとすると、AF用リレーレンズRB′も基準位置に徐々に近づいて基準位置で停止し、AF用CCD16A、16Bのずらし量も徐々に小さくなって0となった状態で停止する。
また、AF用CCD16A、16Bのずらし量は、chAとchBの焦点評価値から決めてもよく、例えばchAとchBの焦点評価値の比や差に応じて決定してもよい。
以上、上記実施の形態では、AF用CCD16A、16Bをずらす方法として、AF用リレーレンズRB′を移動させる方法を用いたが、AF用光路に光路長を可変する板ガラス(又はガラス以外で空気と異なる屈折率の板状透明部材)を挿脱する方法でもよい。また、図9に示すように楔状のガラス部材(又はガラス以外で空気と異なる屈折率の透明部材)100、102を対向させて重ね合せ、重なり合う部分に被写体光を通過させると共に、それらのガラス部材をモータ等でスライドさせて重なり合う部分の厚さを変更することによってAF用光路の光路長を変更できるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、AF用CCD16AとAF用CCD16Bの撮像面の間の光路長差を変化させることなく、それらの両方の撮像面の位置をずらすようにしたが、例えば、いずれか一方の撮像面の位置をずらすことによって、chAとchBの焦点評価値が示すピント状態が実際のピント状態よりも被写体の移動方向と反対側にずれた状態となるようにしてもよい。即ち、本願発明は、現在のピント状態を検出するピント状態検出手段が合焦状態と判断するときの実際のピント状態が、被写体の移動方向が至近側の場合には前ピンとなるように、被写体の移動方向が無限遠側の場合には後ピンとなるように、ピント状態検出手段が判断するピント状態を何らかの方法で調整すればよい。例えば、AF用CCD16A、16Bの撮像面の位置をずらす方法に限らず、chAとchBの何れか一方の焦点評価値に対するゲインを調整してピント状態検出手段が判断するピント状態を調整することも可能である。また、ピント状態検出手段が判断するピント状態を調整する(ずらす)場合に、そのずらし量は、ピント状態検出手段が合焦状態と判断するときのフォーカス位置と、実際のピント状態が合焦状態となるときのフォーカス位置との差や、ピント状態検出手段が合焦状態と判断するときの被写体像の結像位置と、実際のピント状態が合焦状態となるときの被写体像の結像位置との差等で定量的に表すことができる。このようにピント状態のずらし量を連続的な値で可変できるものとして把握した場合に、そのずらし量は上記実施の形態で示したのと同様にフォーカスレンズFLの移動速度に基づいて決定してもよいし、chAとchBの焦点評価値から決めてもよい。
また、上記実施の形態において、被写体に追従してフォーカスレンズFLが一定時間以上継続して移動している場合にのみAF用CCD16A、16Bの撮像面の位置をずらす等のフォーカス追従制御を行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態では連続的にAF制御を実行する場合を前提としたが、一旦合焦状態となった場合に、再度AF実行の指示があるまでAFが停止した状態となるいわゆるモーメンタリAFにおいても、移動する被写体に合焦するまでの間のAF制御において本発明を適用できる。
図1は、本発明に係るオートフォーカスシステムに使用される撮影レンズの外観及び一部内部構成を示した側面図である。 図2は、撮影光学系の全体構成を示した図である。 図3は、図1、図2の撮影レンズを用いたAF制御に関連する制御系の構成を示した構成図である。 図4は、カメラ本体の映像用CCDと一対のAF用CCDとを同一の光軸上に表した図である。 図5は、ピント状態の検出原理の説明に使用した説明図である。 図6は、フォーカス追従制御の説明に使用した説明図である。 図7は、フォーカス追従制御の説明に使用した説明図である。 図8は、フォーカス追従制御の説明に使用した説明図である。 図9は、AF用CCDの撮像面の位置をずらす他の実施の形態を示した図である。
符号の説明
10…撮影レンズ、12…カメラ本体、14…ハーフミラー、16A、16B…AF用CCD、18…ミラー、20…光分割光学系、32…映像用CCD、40…CPU、50…AF回路、52…A/D変換器、54…ハイパスフィルタ、56…ゲート回路、58A、58B…加算回路、FL…フォーカスレンズ、ZL…ズームレンズ、I…絞り、RA…前側リレーレンズ、RB…後側リレーレンズ、MF、RM…モータ、FP、RP…位置センサ

Claims (3)

  1. ピント合せの対象とする被写体に対する撮影光学系のピント状態を検出するピント状態検出手段と、
    ピント状態検出手段により検出されたピント状態が合焦状態となるように前記撮影光学系のフォーカスを制御し、自動ピント調整を行うオートフォーカス制御手段と、
    前記被写体に追従して前記オートフォーカス制御手段により前記撮影光学系のフォーカスが移動している際に、前記ピント状態検出手段により検出されるピント状態が合焦状態を示すときの実際のピント状態が、前記被写体が至近側に移動している場合には前ピンとなるように、前記被写体が無限遠側に移動している場合には後ピンとなるように、前記ピント状態検出手段により検出するピント状態を調整する調整手段と、
    を備えたことを特徴とするオートフォーカスシステム。
  2. 前記ピント状態検出手段は、前記撮影光学系により結像される被写体像を異なる光路長の位置に配置された複数の撮像面で撮像するAF用撮像手段と、該AF用撮像手段の各撮像面により撮像されて得られた各映像信号のコントラストの高さを示す焦点評価値を検出する焦点評価値検出手段と、該焦点評価値検出手段により検出された各撮像面に対する焦点評価値を比較してピント状態を検出する比較手段とを備え、前記調整手段は、前記AF用撮像手段の各撮像面の位置を移動させる手段、前記AF用撮像手段の各撮像面に被写体光を導く専用の光路の光路長を変更する手段、又は、前記AF用撮像手段の各撮像面に被写体光を導く専用の光路に配置された被写体像を結像するためのレンズの位置を移動させる手段であることを特徴とする請求項1のオートフォーカスシステム。
  3. 前記調整手段は、前記ピント状態検出手段により検出するピント状態のずらし量を、前記AF用撮像手段の各撮像面に対して得られた焦点評価値に基づいて、又は、フォーカスの移動速度に基づいて決定することを特徴とする請求項2のオートフォーカスシステム。
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