JP2008223233A - 弾性ポール - Google Patents

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Akihiko Wake
昭彦 和気
Yusuke Okada
祐介 岡田
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Abstract

【課題】弾性ポールの高い耐久性を得る。
【解決手段】地面に立設される弾性ポール10は、上端から下端まで通じる貫通孔を有する筒状に形成されたゴム製のアウター部材11と、アウター部材11に非接着に挿設された樹脂製のインナー部材12と、アウター部材11の上端に取り付けられたヘッド部材13と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、地面に立設される弾性ポールに関する。
駐車場等では、自動車の進入を規制するエリアを区画するためのポールが立設されている。最近では、かかるポールとして、自動車が衝突した際の衝撃を和らげる弾性ポールが用いられている。
特許文献1には、一部分が地中に埋設される金属製の剛体部材の中間部分を塞ぐ閉塞板にばね性材料からなる芯材を固着し、剛体部材のうち地中に埋設されない部分及び芯材を囲むように、使用済みゴム製品等から発生したリサイクル材料を用いて弾性部材を成型した弾性ポールが開示されている。
特許文献2には、芯体と、それを覆う弾性緩衝材と、さらに弾性緩衝材を覆う外装体とを備え、弾性緩衝材と外装体との間に物質の移動を抑制するバリヤー層を設け、弾性緩衝材として廃ゴムをリサイクルして使用した弾性ポールが開示されている。
特許文献3には、弾性を有する合成樹脂製の中空外装体の中空部の途中まで剛性芯柱が挿入され、中空部の下部において剛性芯柱と外装体との間に外装体保持体を介在させることによって外装体が剛性芯柱に一体的に保持され、中空部の上部には発泡弾性材が充填され、剛性芯柱の下部に固定部が設けられた弾性ポールが開示されている。
特許文献4には、標識本体の頭部に円周方向に溝が設けられ、この溝に発光体がはめ込まれ、かつその上に透明の熱収縮性合成樹脂よりなる被覆環がはめられ、加熱収縮せしめられてなるポール状の標識が開示されている。
特許文献5には、立設用の脚部を下端に備えた柱用の芯材と、その芯材を被覆する弾性緩衝体とを備えた柵柱(弾性ポール)であって、芯材の高さを設定柵柱高さよりも小に構成し、弾性緩衝体に、芯材を被覆する被覆部の上端から柵柱上端にまで達する延長部を一体に具備させ、被覆部との連接部を支点とする延長部の弾性に抗した揺動変位が許容される状態に弾性緩衝体を芯材に取り付けたものが開示されている。
特開2001−317021号公報 特開2005−42412号公報 特開2000−282428号公報 実公昭42−16590号公報 実開平3−18216号公報
本発明の目的は、弾性ポールの高い耐久性を得ることである。
上記目的を達する本発明は、地面に立設される弾性ポールであって、
上端から下端まで通じる貫通孔を有する筒状に形成されたゴム製のアウター部材と、
上記アウター部材に非接着に挿設された樹脂製のインナー部材と、
上記アウター部材の上端に取り付けられたヘッド部材と、
を備えたことを特徴とする。
上記の構成によれば、アウター部材とインナー部材とが非接着であるので、自動車等が衝突した際には、アウター部材がインナー部材に拘束されることなく均一に変形し、高い復元力を得ることができると共に、特定の箇所に大きな歪みが生じることがなく、そのため高い耐久性をも得ることができる。また、アウター部材がヘッド部材とは別体の上端から下端まで通じる貫通孔を有する筒状に形成されているので、形状及び寸法調整を上端側及び下端側の両方で行うことができ、上端が封じられいる場合に比較して、安定した形状及び寸法に構成することができる。さらに、ヘッド部材がアウター部材及びインナー部材とは別体であるので、用途に応じてヘッド部材の構成を変更することができる。
本発明は、上記アウター部材及び上記インナー部材の少なくとも長さ方向の中間部分には、相互に非接触である空間が形成されているものであってもよい。
上記の構成によれば、アウター部材及びインナー部材の少なくとも長さ方向の中間部分に空間が形成されているので、自動車等が衝突した際には、そのエアクッション効果によるより高い安全性を得ることができる。
本発明は、上記アウター部材及び/又は上記インナー部材は、廃材から回収された材料で形成されているものであってもよい。
上記の構成によれば、ゴム材料や樹脂材料のリサイクルを有効に図ることができる。
本発明によれば、アウター部材とインナー部材とが非接着であるので、自動車等が衝突した際には、アウター部材がインナー部材に拘束されることなく均一に変形し、特定の箇所に大きな歪みが生じることがなく、そのため高い耐久性を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る弾性ポール10の設置構造を示す。
この弾性ポール10は、アウター部材11、インナー部材12、及びヘッド部材13の3つの部材で構成されている。
アウター部材11は、上端から下端まで通じる貫通孔を有する円筒状に形成されている。アウター部材11の上端部は、内径がやや大きいヘッド嵌入部11aに構成されている。アウター部材11は、例えば、長さが400〜1500mm、外径がφ80〜φ150mm、及び内径がφ40〜φ90mm(ヘッド嵌入部11aがφ60〜φ120mm)に形成されている。
アウター部材11は、ゴム製であって、天然ゴムや合成ゴムのゴム組成物で形成されている。ゴム材料のリサイクルを有効に図るという観点からは、アウター部材11は、廃材から回収された材料で形成されていることが好ましい。かかる材料としては廃タイヤや工業用ゴム廃材が挙げられ、アウター部材11は、例えば、当該材料を粉砕して脱硫した再生ゴムを加硫成形したもの、或いは、当該材料を粉砕したゴムチップをウレタン樹脂や液状ゴム(例えばポリブタジエン)などのバインダーと混合して型成形したもの、或いは、当該材料を微粉砕したゴム粉にイオウなどの加硫剤を混合して加圧加熱成形したもので構成される。これらのうち、ゴム物性強度の高さの観点からは、アウター部材11は、当該材料を粉砕して脱硫した再生ゴムを加硫成形したもので構成されていることが好ましい。もちろん、アウター部材11は、バージンゴム材料のゴム組成物を加硫成形したもので構成されていてもよく、その場合には、弾性ポール10の回収後の再生利用が可能である。
インナー部材12も、上端から下端まで通じる貫通孔を有する円筒状に形成されている。インナー部材12は、例えば、長さがアウター部材11と略同一の400〜1500mm、外径がアウター部材11の内径と略同一のφ40〜φ90mm、及び肉厚が4t〜8tmmに形成されている。なお、インナー部材12は、筒状ではなく、中実の無垢材で構成されていてもよい。
インナー部材12は、樹脂製であって、ポリエチレン樹脂(PE)や塩化ビニル樹脂(PVC)等の弾性変形可能な軟質の樹脂組成物で形成されている。樹脂材料のリサイクルを有効に図るという観点からは、インナー部材12は、廃材から回収された材料で形成されていることが好ましい。インナー部材12は、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー((TPU)などの熱可塑性エラストマー(TPE)のバージン樹脂材料で形成されていてもよく、その場合には、弾性ポール10の回収後の再生利用が可能である。
ヘッド部材13は、下方に開口したキャップ状であって、部材上部13aがアウター部材11と略同一外径で且つ上面が上に凸の曲面に構成された形状に形成され、部材下部13bがアウター部材11のヘッド嵌入部11aの内径と略同一外径で且つアウター部材11の他の部分の内径と略同一内径の円筒状に形成されている。
ヘッド部材13は、本実施形態のものは、アウター部材11と同様にゴム製であって、天然ゴムや合成ゴムのゴム組成物で形成されている。ゴム材料のリサイクルを有効に図るという観点から廃材から回収された材料で形成されていることが好ましい点等はアウター部材11の場合と同様である。但し、ヘッド部材13は、これに限定されるものではなく、蓄光樹脂材料等で形成されたものであっても、また、LED発光体を有する自発光ユニットで構成されたものであってもよい。
この弾性ポール10は、アウター部材11にインナー部材12が非接着に同軸で挿設されると共に、ポール下部に軸直方向にステンレス製等のアンカーボルト14が挿通されて一体とされ、また、アウター部材11のヘッド嵌入部11aとインナー部材12の上端部との間にヘッド部材13の部材下部13bが嵌め入れられてアウター部材11の上端に取り付けられた構成となっている。なお、ヘッド部材13はアウター部材11及び/又はインナー部材12に接着されていてもよい。
弾性ポール10は、色が特に限定されず任意であり、また、露出部分に、ガラスビーズを含むアクリルウレタン塗料等により再帰反射塗装が施されていてもよい。
そして、弾性ポール10は、クラッシャーラン層21の上に設けられた基礎ブロック22の円筒孔に例えば100〜250mm挿入され、周囲にモルタル23が充填されてて地面に立設される。なお、複数の弾性ポール10を間隔をおいて立設し、ポール上部間をチェーンで繋ぐことにより、エリアの区画を行うことができる。
以上の構成の弾性ポール10によれば、アウター部材11とインナー部材12とが非接着であるので、自動車等が衝突した際には、アウター部材11がインナー部材12に拘束されることなく均一に変形し、高い復元力を得ることができると共に、特定の箇所に大きな歪みが生じることがなく、そのため高い耐久性をも得ることができる。
また、アウター部材11がヘッド部材13とは別体の上端から下端まで通じる貫通孔を有する円筒状に形成されているので、形状及び寸法調整を上端側及び下端側の両方で行うことができ、上端が封じられいる場合に比較して、同軸性等を含め安定した形状及び寸法に構成することができる。
さらに、ヘッド部材13がアウター部材11及びインナー部材12とは別体であるので、用途に応じてヘッド部材13の構成を変更することができる。
また、アウター部材11とインナー部材12とが非接着であるので、アウター部材11及び/又はインナー部材12がバージン材料で形成されたものの場合、それらを簡単に分解することができ、弾性ポール10の回収後の再生利用性が優れる。
(実施形態2)
図2は、実施形態2に係る弾性ポール10の設置構造を示す。
この弾性ポール10では、アウター部材11は、地中埋設予定部分11cの内径がインナー部材12の外径と略同一に形成されていると共に、地上露出予定部分11bの内径がそれよりも大きい例えばφ60〜φ120mmに形成されている。インナー部材12は、上端部がヘッド部材13に及び下部がアウター部材11の地中埋設予定部分11cに非接着に嵌め入れられている。そして、アウター部材11及びインナー部材12の長さ方向の中間部分に、相互に非接触である空間15が形成されている。
この弾性ポール10によれば、アウター部材11及びインナー部材12の長さ方向の中間部分に空間15が形成されているので、自動車等が衝突した際には、そのエアクッション効果により高い安全性を得ることができる。
その他の構成、作用効果は実施形態1と同一である。
(その他の実施形態)
なお、実施形態1及び2では、ヘッド部材13がアウター部材11に嵌入されて取り付けられる構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、その他の取付構成のものであってもよい。
また、上記実施形態1及び2では、アウター部材11が単一部材で構成されたものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、アウター部材11が複数の筒状体を接合して構成されたものであってもよい。
また、上記実施形態2では、アウター部材11の長さ方向の中間部分の内径が均一なインナー部分の外径よりも大きく形成された構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、インナー部材12の長さ方向の中間部分の外径が均一なアウター部材11の内径よりも小さく形成された構成であってもよい。
本発明は、地面に立設される弾性ポールについて有用である。
実施形態1に係る弾性ポールの設置構造を示す部分縦断面図である。 実施形態2に係る弾性ポールの設置構造を示す部分縦断面図である。
符号の説明
10 弾性ポール
11 アウター部材
12 インナー部材
13 ヘッド部材
15 空間

Claims (3)

  1. 地面に立設される弾性ポールであって、
    上端から下端まで通じる貫通孔を有する筒状に形成されたゴム製のアウター部材と、
    上記アウター部材に非接着に挿設された樹脂製のインナー部材と、
    上記アウター部材の上端に取り付けられたヘッド部材と、
    を備えたことを特徴とする弾性ポール。
  2. 請求項1に記載された弾性ポールおいて、
    上記アウター部材及び上記インナー部材の少なくとも長さ方向の中間部分には、相互に非接触である空間が形成されていることを特徴とする弾性ポール。
  3. 請求項1又は2に記載された弾性ポールおいて、
    上記アウター部材及び/又は上記インナー部材は、廃材から回収された材料で形成されていることを特徴とする弾性ポール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014012967A (ja) * 2012-07-05 2014-01-23 Nisshin Rubber Kk ボラードの製造方法

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