JP2008221677A - 流体供給構造および流体供給カートリッジ - Google Patents

流体供給構造および流体供給カートリッジ Download PDF

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Abstract

【課題】供給する流体中への気泡の混入を少なくする流体供給装置を提供する。
【解決手段】先端部にインク導入孔32が形成されたインク供給針34が挿入されてインクを供給するインク供給口42と、上記インク供給口42に設けられた弁体44と、上記弁体44が着座して弁体44の変位によりインク供給口42の開閉を可能とするシール部材45とを備え、上記シール部材45に対して弁体44が着座する着座凸部52の内側に、インク供給針34の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材54を存在させるようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、供給する流体中への気泡の混入を少なくする流体供給構造および流体供給カートリッジに関するものである。
流体の導出圧力を調整する流体供給装置は、ターゲットに対して流体を噴射させる流体噴射装置に利用されている。このような流体噴射装置としては、記録用紙上にインクを噴射させるインクジェット式の記録装置が知られている。そのプリンタには、インクカートリッジから供給されるインクをインク滴として噴射する記録ヘッドと、その記録ヘッドを搭載して記録用紙上を往復動するキャリッジとが備えられている。そして、画像データに基づいて作成される画像信号が記録装置に入力されると、キャリッジに搭載される記録ヘッドが記録用紙上で往復動しながらインク滴を噴射して、その画像データに即した印刷を行うようになっている。
図9は、上記のような記録装置に用いられる記録ヘッド100の一例を示したものである。この記録ヘッド100は、インクを噴射するノズル(図示せず)および上記ノズルからインクを噴射するためのアクチュエータを備えたヘッド本体101と、上記ヘッド本体101にインクを供給するためのインク供給路102が形成された供給路部材103と、上記インク供給路102にインクを供給するためのインク供給針104とを備えて構成されている。
上記インク供給針104は、インクカートリッジのインク供給口に挿通されてインクカートリッジに充填されたインクをインク供給路102に供給してヘッド本体101に導入するものである。上記インク供給針104は、先端部の略円錐状部にインク導入孔109が形成され、内部が上記インク導入孔109に連通する筒状に形成されている。
上記インクカートリッジ105には、内部にインク貯留空間107が形成されるとともに、インク供給針104が挿通されてインクを供給するインク供給口106が形成されている。上記インク供給口106には、弁体111と、上記弁体111が着座するシール部材113と、上記弁体111をシール部材113に向かって付勢する付勢部材112が設けられている。
上記シール部材113は、中央にインク供給針104が挿入される挿入開口116が形成されて大略リング状に形成されている。上記挿入開口116は、インク供給針104を挿入しやすいように、下側に向かって拡開している。上記シール部材113には、上部に弁体111が着座してシールする着座凸部114が形成されるとともに、外周部にはインク供給口106の内周部と密着してシールする外周シール凸部115が形成されている。
これにより、インク供給針104を挿入開口116に挿入することにより、まず、インク供給針104の外周面と挿入開口116の内周面とが密着してシールが確保され、さらにインク供給針104を押し込むことにより、インク供給針104の先端が弁体111を押し上げて弁を開き、インク貯留空間107に貯留されたインクをインク導入孔109からインク供給針104内に導入するようになっている。図において符号110はインク供給路102に導入するインクを濾過するフィルタ部材110、符号108はインク供給口106の開口部に貼着された封止フィルム108である。
特開平5−229133号公報 特開2001−113723号公報 特開2006−35795号公報
しかしながら、上記記録ヘッド100およびインクカートリッジ105では、インク供給針104をインク供給口106に挿入する際に、インク供給口106の開口部に貼着された封止フィルム108を突き破る必要があることから、インク供給針104の先端部は略円錐形に尖った形状に形成している一方、弁体111のインク供給針104の先端と当接する部分は平坦状である。さらに、シール部材113の挿入開口116の内面は、インク供給針104が挿入開口116に挿入されたときに先端が弁体111を押し上げる前にまずインク供給針104の外周面と挿入開口116の内周面とのシールを確保する必要から、ある程度のストレート部を有している。
このため、封止フィルム108を突き破った後にインク供給針104をシール部材113の挿入開口116に挿入して弁体111を押し上げるときは、インク供給針104の外周面と挿入開口116の内周面とのシール部と、インク供給針104の先端が当接する弁体111の押上げ面との間に空間が生じてしまう。そして、インク供給針104の先端が弁体111を押し上げたときに、上記空間内にあった空気が気泡になってインク内に混入してしまう。このように、インク供給口106内に気泡を取り込んでしまうと、その気泡がヘッド本体101に流れ込んで吐出不良の原因となるおそれがある。そして、このような吐出不良を防止するために強制吸引で気泡を排出する必要が生じ、無駄なインクを消費する原因となっている。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、供給する流体中への気泡の混入を少なくする流体供給構造および流体供給カートリッジの提供をその目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の流体供給装置は、先端部に流体導入孔が形成された流体供給部材が挿入されて流体を供給する流体供給口と、上記流体供給口に設けられた弁体と、上記弁体が着座して弁体の変位により流体供給口の開閉を可能とするシール部材とを備え、上記シール部材に対して弁体が着座する着座部の内側に、流体供給部材の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材を存在させていることを要旨とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の流体供給カートリッジは、流体を貯留する流体貯留部と、先端部に流体導入孔が形成された流体供給部材が挿入されて流体を供給する流体供給口と、上記流体供給口に設けられた弁体と、上記弁体が着座して弁体の変位により流体供給口の開閉を可能とするシール部材とを備え、上記シール部材に対して弁体が着座する着座部の内側に、流体供給部材の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材を存在させていることを要旨とする。
すなわち、本発明によれば、上記シール部材に対して弁体が着座する着座部の内側に、流体供給部材の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材を存在させている。このように、従来空間であった領域に当接部材を存在させたことにより、流体供給部材を流体供給口に挿入したときに流体供給部材の先端部と当接部材とが当接し、流体供給部材の先端部近傍の空気が排出され、当該領域から流体内に気泡として混入する空気がほとんど排出される。したがって、例えば、本発明の流体供給装置を流体噴射ヘッドや流体噴射装置に適用した場合でも、気泡の混入に起因する噴射不良が発生するのを防止し、気泡除去のための強制吸引のメンテナンスを少なくしたりなくしたりすることができ、メンテナンスで無駄に消費する流体量を低減できる。
本発明において、上記シール部材には、流体供給部材が挿通されてその外周面と密着する密着開口が形成され、上記密着開口の内部に当接部材を存在させるとともに、上記当接部材には、流体供給部材の流体導入孔を弁体側に露呈させる露呈穴が形成されている場合には、従来空間であった密着開口の内部に当接部材を存在させたことにより、流体に混入する気泡の量を確実に減少させることができる。また、流体供給部材の流体導入孔が露呈穴から弁体側に露呈するため、流体供給部材への流体の導入は妨げられることがない。
本発明において、上記弁体は、流体供給部材が密着開口に挿入されて上記露呈穴から露呈した先端により変位する場合には、当接部材の存在により弁体の変位を妨げることもなく、スムーズに弁体を変位させて流体供給口の開閉動作を行なうことができる。
本発明において、上記流体供給部材の先端部には、流体供給部材の挿入方向に沿うように溝部が形成され、上記当接部材には、上記溝部に対応して当接する凸部が形成されている場合には、流体供給部材が挿入されたときに、まず溝部に対して凸部が当接して流体供給部材の先端部と当接部材との間の空気が排出され、流体内に気泡として混入する空気が確実に排出される。
本発明において、上記流体供給部材は、先細り状の先端部と、上記先端部の根元側に続くストレート部を有し、上記先端部に形成された溝部は、ストレート部との境界部まで延びている場合には、流体供給部材が流体供給口に挿入され、流体供給部材の先端部に当接部材が当接して溝部に対して凸部が当接したときに、溝部内に存在した空気がストレート部との境界部まで延びた溝部からスムーズに排出され、流体内に気泡として混入する空気が確実に排出される。
本発明において、上記溝部は、ストレート部の側面まで延設されている場合には、流体供給部材が流体供給口に挿入され、流体供給部材の先端部に当接部材が当接して溝部に対して凸部が当接したときに、溝部内に存在した空気がストレート部の側面まで延設された溝部からスムーズに排出され、流体内に気泡として混入する空気が確実に排出される。
本発明において、上記流体導入孔は上記溝部内に配置されている場合には、流体供給部材が流体供給口に挿入され、流体供給部材の先端部に当接部材が当接して溝部に対して凸部が当接したときに、流体導入孔の周囲に存在した空気が溝部からスムーズに排出され、流体内に気泡として混入する空気が確実に排出される。
本発明において、上記流体供給口の開口部が一方向に沿って破断する封止フィルムで封止され、上記流体供給部材の溝部は、少なくともその一部が封止フィルムが破断する方向に沿って形成されている場合には、流体供給部材の封止フィルムに臨む先端部に封止フィルムの破断方向に沿って溝部が形成されることから、流体供給部材を流体供給口に挿入する際に、封止フィルムが撓んで流体供給部材の先端部に密着する状態になって封止フィルムと先端部との間で空気が圧縮されたとしても、この空気が溝部を通して外部に排出される。また、封止フィルムは一方向に沿って破断することから、封止フィルムは破断方向に沿って破断し易くなっている結果、封止フィルムが破断することにより生じる開口部は、破断方向により広く破断した状態となる。これに対し、溝部は封止フィルムの破断方向に沿って形成されているため、流体供給部材が封止フィルムに当接されてこれを破断するとき、溝部の開口が封止フィルムの開口部分に臨む領域をより大きく確保できるようになる。したがって、流体供給部材の流体導入孔と封止フィルムとの間に空気があっても、この空気は溝部に沿って排出されるため、流体供給部材の内部への空気の進入を抑制することができる。
以下、本発明の液体供給カートリッジおよび流体供給構造を流体噴射装置としてのインクジェット式記録装置に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のインクジェット式の記録装置を示す概略斜視図である。
この装置は、インクカートリッジ2が搭載されるとともに液体噴射ユニットである記録ヘッド10が搭載されたキャリッジ3を備えている。
上記キャリッジ3は、タイミングベルト4を介してステッピングモータ5に接続されるとともにガイドバー6が挿通され、ガイドバー6に案内されて記録紙7の紙幅方向すなわち主走査方向に往復移動するようになっている。上記キャリッジ3は、上部に開放する箱型を呈し、被噴射物である記録紙7と対向する面(この例では下面)に、記録ヘッド10のノズル面が露呈するよう取り付けられるとともに、インクカートリッジ2を収容するようになっている。
そして、上記記録ヘッド10にインクカートリッジ2からインクが供給され、キャリッジ3を移動させながら記録紙7上面にインク滴を吐出させて記録紙7に画像や文字をドットマトリックスにより印刷するようになっている。
図1において、符号8は印刷休止中に記録ヘッド10のノズル開口を封止することによりノズルの乾燥をできるだけ防ぐとともに、後述のノズル開口11や記録ヘッド10内のインク流路をクリーニングするための吸引キャップ8である。また、符号9は記録ヘッド10のノズル面をワイピングするワイパーブレード9である。さらに、9aはワイパーブレード9でワイピングされたインクを貯留する廃インク貯留部である。
図2は、上記記録ヘッド10の基本構造の一例を示す断面図である。
この記録ヘッド10には、その先端部に流路ユニット13が配置されている。この流路ユニット13は、ノズル形成面16aにノズル開口11が列設されたノズルプレート16と、上記ノズル開口11に連通し圧電振動子14によりインクを加圧する圧力発生室12と、上記圧力発生室12に供給されるインクを貯留するインク貯留室17から構成されている。なお、ノズル開口11が主走査方向に直交する方向(副走査方向)に列設されて、ノズル列11aが形成されている。
上記流路ユニット13は、ノズル開口11が穿設されたノズル形成面16aを有するノズルプレート16と、圧力発生室12と共通の液体貯留室であるインク貯留室17ならびにこれらを連通させるインク供給路18とに対応する空間が形成された圧力発生室形成板19と、上記圧力発生室12やインク貯留室17の開口を封止する封止板すなわち振動板20とが積層されて形成されている。そして、上記ノズル形成面16aは平坦面とされている。図2に示すように、流路ユニット13は、接着剤を用いてヘッドケース15の先端面27に接合されている。
上記圧電振動子14は、駆動信号の入力により、充電状態で長手方向に収縮し、充電状態から放電する過程で長手方向に伸長する、いわゆる縦振動モードの振動子である。上記圧電振動子14は、その先端が圧力発生室12の一部を形成する振動板20の島部20aに固着された状態で、他端が基台21に固定されている。なお、本発明においては、上記縦振動モードの圧電振動子14を、たわみ振動モードの圧電振動子に変更してもよい。
また、上記ヘッドケース15には、そのインク貯留室17に対応する部分に、インク貯留室17にインクカートリッジ2のインクを導入するヘッド流路24が形成されている。上記ヘッド流路24の開口縁には、管部材で構成された環状突起23が形成されている。
上記記録ヘッド10では、上記圧電振動子14の収縮および伸長を受けて圧力発生室12が拡張および収縮し、圧力発生室12の圧力変動によりインクの吸引とインク滴の吐出とが行なわれるようになっている。図2において、22は圧電振動子14に駆動信号を入力するフレキシブル回路板22であり、ヘッドケース15に結合された制御基板25に結線されている。また、インクジェット式記録装置1全体を動作する制御装置1a(図1参照)からの動作信号を制御基板25に供給するフレキシブル回路板22aが、ターミナル28を介して制御基板25に接続されている。
上記ヘッドケース15には、流路ユニット13とは反対の側にフランジ15aが設けられ、上記制御基板25はこのフランジ15a上に載置されている。
上記記録ヘッド10では、図2において紙面に垂直な方向に圧電振動子14,圧力発生室12,ノズル開口11が列設されており、ノズルプレート16には、2列のノズル列が一対となり、複数対のものが形成されている。上記のノズル開口11は一直線上に列設され、このようなノズル列に符号11aが付してある。
上記流路ユニット13は、接着剤等を用いてヘッドケース15に接合されている。上記のワイパーブレード9でノズル形成面16aをワイピングするときには、ワイパーブレード9が流路ユニット13の角部に擦れてワイパーブレード9が滑らかに動作しなかったり、流路ユニット13の角部に傷がついたりするのを防止するために、ノズル形成面16aの周縁部を保護するヘッドカバー26が設けられている。
インクカートリッジ2から送られてきたインクは、ヘッド流路24からインク貯留室17に流入し、その後、圧力発生室12において圧電振動子14の動作で加圧され、ノズル開口11から記録紙7に向ってインク滴の状態で吐出され、印刷が進行するようになっている。
図3は、流体供給カートリッジとしてのインクカートリッジ2とキャリッジ3との接合部におけるインク供給構造を示す断面図である。
上記キャリッジ3には、記録ヘッド10にインクを供給する流体供給路としてのインク供給路35が形成され、上記インク供給路35に流体としてのインクを供給する流体供給部材としてのインク供給針34が溶着で接合されて形成されている。上記インク供給針34とキャリッジ3の間には供給するインクを濾過するフィルタ部材33が挟持されて固定されている。上記インク供給針34は、キャリッジ3に形成された嵌合凹部36の内部に取り付けられている。
上記インク供給針34は、先細り状に尖った円錐状の先端部34aと、上記先端部34aから根元側に続く円筒状のストレート部34bとを有している。上記先端部34aの傾斜面には、インクを導入するためのインク導入孔32が形成され、上記インク導入孔32は中空のストレート部34bの内部流路31に連通している。また、上記インク供給針34の内部流路31がフィルタ部材33を介してキャリッジ3のインク供給路35と連通している。
一方、上記インクカートリッジ2は、インクを貯留する流体貯留部としてのインク貯留空間41と、上記インク貯留空間41に連通するとともに、インク供給針34が挿入されて貯留されたインクを供給する流体供給口としてのインク供給口42が形成されている。上記インク供給口42の周囲には、キャリッジ3に形成された嵌合凹部36と嵌合してインクカートリッジ2の位置決めを行う嵌合凸部43が形成されている。
上記インク供給口42は、この例では、インク貯留空間41に連通する連通穴47と、上記連通穴47に連通して後述する弁体44および付勢部材46が収容される弁室48と、上記弁室48に連通して後述するシール部材45が収容されるシール部材収容空間49とから構成されている。上記シール部材収容空間49は、弁室48よりも内径が拡開するとともに、キャリッジ3に取り付けられる側に開口している。
上記インク供給口42には、弁体44と、上記弁体44が着座して弁体44の変位によりインク供給口42の開閉を可能とするシール部材45と、上記弁体44をシール部材45側に付勢する付勢部材46とが設けられている。
上記シール部材45はシール部材収容空間49内に収容され、弁室48内には、連通穴47側に付勢部材46が収容され、シール部材45側に弁体44が配置されている。これにより、弁体44が常時シール部材45側に付勢されるようになっている。上記弁体44は、この例では略円柱状に形成されている。
図4は、上記シール部材45を示す図であり、図4(A)は平面図、図4(B)は正面図、図4(C)は縦断面図、図4(D)は底面図である。
上記シール部材45は、この例では、ゴムやエラストマーのような弾性材料から形成され、中央部に、インク供給針34が挿入されたときにその外周部と密着する密着開口51が形成されて大略環状に形成されている。上記密着開口51は、上記密着開口51の弁体44と反対側(図示の下側)は、インク供給針34の挿入を容易とするよう略すり鉢状に下広がりに拡開している。上記密着開口51と反対側のすなわち弁体44側(図示の上側)には、弁体44が着座する着座部として円形の着座凸部52が形成されている。
また、上記シール部材45の外周面には、インク供給口42のシール部材収容空間49の内周面に密着してシール部材45の外周面とインク供給口42の内周面の間をシールする外周シール凸部53が形成されている。
そして、上記弁室48に付勢部材46が収容され、同じく弁室48に弁体44が変位可能に収容され、シール部材収容空間49にはシール部材45が着座凸部52を弁体44側に向けた状態で収容されている。そして、インク供給口42の開口部には封止フィルム55が貼着されている。
この状態で、上記インクカートリッジ2は、未使用状態すなわちキャリッジ3に取り付けられる前は、付勢部材46が弁体44をシール部材45側に付勢して弁体44の端面がシール部材45の着座凸部52に着座してシールすることにより、内部のインクが漏れ出さないようになっている。
そして、本実施形態では、上記シール部材45に対して弁体44が着座する着座凸部52の内側に、インク供給針34の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材54を存在させている。上記当接部材54は、この例では、シール部材45と一体に形成され、ゴムやエラストマー等の弾性材料から形成されている。
すなわち、上記当接部材54は、シール部材45の弁体44側における着座凸部52の内周縁から、内側に向かって延設されて環状に形成されている。このように、上記当接部材54は、シール部材45の密着開口51の内部に存在し、上記当接部材54には、その中央部にインク供給針34のインク導入孔32を弁体44側に露呈させる露呈穴56が形成されている。
そして、上記当接部材54は、内側に行くほどその厚みが薄くなり、インク供給針34挿入側の面が徐々に広がって拡開するように形成されている。これにより、インク供給針34挿入側の面が、インク供給針34の先細り状の先端部34aの傾斜面に沿う傾斜面を呈している。
図5は、本実施形態の作用を説明する図である。
本実施形態において、インクカートリッジ2をキャリッジ3に取り付けるときは、インク供給口42をインク供給針34の先端に位置決めし、そのままインク供給針34をインク供給口42に押し込む。これにより、まず封止フィルム55がインク供給針34の先端で破られてインク供給口42内にインク供給針34の先端を挿入可能な状態となる。
さらに、インク供給針34の先端をシール部材45の密着開口51に挿入すると、まず、インク供給針34の先端部34aの傾斜面がシール部材45の密着開口51の下側開口縁に密着し、インク供給針34とシール部材45との間のシールが行なわれる。このように、上記シール部材45は、密着開口51にインク供給針34が挿入された状態で、インク供給針34の外周に密着してシールするようになっている。
この状態で、インク供給針34の先端部34aの傾斜面が、当接部材54の拡開状の傾斜面に当接し、インク供給針34の先端部34a近傍の弁体44側に存在する空気が排出される。このように、密着開口51の内部に当接部材54が存在することから、この領域に存在する空気が排出されるので、インクが流れ込んだときにインク内に混入する気泡の量が少なくなる。
さらにインク供給針34を密着開口51に押し込むと、先端部34aが当接部材54を変形させる。すなわち、インク供給針34の先端が露呈穴56内に挿入されて少し弁体44側に露出し、そのままインク供給針34を押し込むことにより、露呈穴56が押し広げられて先端部34aのインク導入孔32が露呈穴56から弁体44側に露呈する。さらに、インク供給針34の先端は、露呈穴56から弁体44側に突出して弁体44を押し上げ、付勢部材46の付勢力に抗して弁体44が上方に変位する。このように、上記弁体44は、インク供給針34が密着開口51に挿入されて上記露呈穴56から露呈した先端により変位する。
これにより、弁体44が着座凸部52から離れてこの部分のシールが解除され、内部のインクがこの隙間から流れ出てインク供給針34のインク導入孔32から内部流路31に流れ込む。
そして、インク供給針34の内部流路31に流れ込んだインクはフィルタ部材33を通過してインク供給路35を通って記録ヘッド10のヘッド流路24に導入されて記録ヘッド10にインクが供給される。
本実施形態によれば、上記シール部材45に対して弁体44が着座する着座凸部52の内側に、インク供給針34の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材54を存在させている。このように、従来空間であった領域に当接部材54を存在させたことにより、インク供給針34をインク供給口42に挿入したときにインク供給針34の先端部34aと当接部材54とが当接し、インク供給針34の先端部34a近傍の空気が排出され、当該領域からインク内に気泡として混入する空気がほとんど排出される。したがって、例えば、本実施形態の流体供給装置を流体噴射ヘッドや流体噴射装置に適用した場合でも、気泡の混入に起因する噴射不良が発生するのを防止し、気泡除去のための強制吸引のメンテナンスを少なくしたりなくしたりすることができ、メンテナンスで無駄に消費する流体量を低減できる。
また、上記シール部材45には、インク供給針34が挿通されてその外周面と密着する密着開口51が形成され、上記密着開口51の内部に当接部材54を存在させるとともに、上記当接部材54には、インク供給針34のインク導入孔32を弁体44側に露呈させる露呈穴56が形成されているため、従来空間であった密着開口51の内部に当接部材54を存在させたことにより、インクに混入する気泡の量を確実に減少させることができる。また、インク供給針34のインク導入孔32が露呈穴56から弁体44側に露呈するため、インク供給針34へのインクの導入は妨げられることがない。
また、上記弁体44は、インク供給針34が密着開口51に挿入されて上記露呈穴56から露呈した先端により変位するため、当接部材54の存在により弁体44の変位を妨げることもなく、スムーズに弁体44を変位させてインク供給口42の開閉動作を行なうことができる。
図6は、本発明の第2の実施形態を示す図である。
この例では、上記インク供給針34の先端部34aには、インク供給針34の挿入方向に沿うように溝部57が形成されている。すなわち、上記溝部57は、略円錐状に形成された先端部34aの傾斜面において、平面視において先端を中心とする放射状に形成されている。この例では、溝部57は複数(図示した例では4つ)形成され、周方向において等間隔に配置されている。
そして、上記インク導入孔32は上記各溝部57内に配置されている。すなわち、インク導入孔32も溝部57と同じ複数(図示した例では4つ)形成され、周方向において等間隔に配置されている。各インク導入孔32の先端側すなわち弁体44側の開口は上記各溝部57内に開口している。また、上記先端部34aに形成された溝部57は、ストレート部34bとの境界部まで延びていて、この例ではストレート部34bの側面に開放部を有している。
一方、上記シール部材45の当接部材54には、上記溝部57に対応して当接する凸部58が形成されている。すなわち、上記凸部58は、略すり鉢状に形成された当接部材54の針侵入側の傾斜面において、底面視において中央の露呈穴56を中心とする放射状に形成されている。この例では、凸部58は複数(図示した例では4つ)形成され、周方向において等間隔に配置されている。
これにより、インク供給針34をシール部材45の密着開口51内に挿入したとき、当接部材54がインク供給針34の先端部34aの傾斜面に沿って当接し、さらに当接部材54に形成された凸部58がインク供給針34の先端部34aに形成された溝部57に入り込み、インク導入孔32近傍にある空気を溝部57から排出する。このとき、溝部57および凸部58が放射状に形成されているとともに、溝部57がストレート部34bとの境界部まで延びていることから、インク導入孔32近傍にある空気が溝部57にそって外側に向かってスムーズかつ確実に排出される。
また、この実施形態では、上記インク供給口42の開口部が一方向に沿って破断する封止フィルム55で封止され、上記インク供給針34の溝部57は、封止フィルム55が破断する方向に沿って形成されている。
すなわち、上記封止フィルム55は、インクカートリッジ2の未使用時において内部に貯留されたインクの漏れや蒸発を防止するためのシールであり、例えば、破断可能な薄手(例えば、厚み約39μm)のPP(ポリプロピレン)などの樹脂フィルムが好適に用いられ、インクカートリッジ2の装着時においてインク供給針34により破断される。
上記封止フィルム55は圧延方向Y(図6(D)参照)に圧延されて形成されているため、かかる装着時には圧延方向Yに直交する方向(以下、「破断方向X」と称する(図6(D)参照))に沿って破断し易くなっている。すなわち、封止フィルム55が破断したときの破断部55aの形状は、円形状ではなく圧延方向Yよりも破断方向Xにより長く裂けた形状になる。なお、この封止フィルム55は、圧延されて形成されたものに限定されず、裂け易い方向が規定されていればよい。例えば、一方向にハーフカットされた封止フィルムを用いてもよい。
そして、上記インク供給針34の溝部57は、少なくともその一部が封止フィルム55が破断する方向に沿って形成されている。この例では図示の左右に対向する2つの溝部57aが破断方向Xに沿って形成されている。それ以外は、上記実施形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
図7は、本実施形態の作用を説明する図である。
インクカートリッジ2をキャリッジ3に装着する際に、インクカートリッジ2を上方から下方に向けて押し込むと、インク供給針34の先端が封止フィルム55に当接して封止フィルム55が撓み、インク供給針34の先端部34aの傾斜面に密着する。このとき、インク供給針34の対応する2つの溝部57aはその長手方向が封止フィルム55の破断方向Xと一致している。この状態からインク供給針34を押し込むと、封止フィルム55が破裂する。
このとき、封止フィルム55は先端部34aにより破断方向Xに沿って破断し、その破断部55aの開口部からは上記対向する各溝部57aの一部が破断開口に臨んでいる。そして、破断部55aは圧延方向Yよりも破断方向Xがより広く開口し、対向する溝部57aのより多くの部分が破断開口に臨んでいる。
ここで、本実施形態のインク供給針34の先端においては、上記したように、各溝部57が先端近傍から先端部34aとストレート部34bとの境界に至るまで延設されているので、封止フィルム55が撓んでインク供給針34の先端部34aの傾斜面に密着する状態になっても、封止フィルム55と先端部34aの傾斜面との間で圧縮された空気が、インク導入孔32から内部に進入させることなく、各溝部57を通して外部に排出することができる。
また、封止フィルム55の湾曲によりインク供給口42内の空気が圧力上昇しても、この昇圧した空気も前記溝部57を通って外部に排出される。すなわち、封止フィルム55の破断部55aは、破断方向Xの長さが圧延方向Yの長さよりも広く破断するのに対し、長手方向が破断方向Xと一致する溝部57aが存在するため、その溝部57aが破断部55aを介してインク供給口42内と連通する部分を大きく確保できる。これにより、インク供給口42内の空気が溝部57aに流入しやすく、インク供給針34内への空気の進入をより確実に抑制することができる。
この実施形態では、上記インク供給針34の先端部34aには、インク供給針34の挿入方向に沿うように溝部57が形成され、上記当接部材54には、上記溝部57に対応して当接する凸部58が形成されているため、インク供給針34が挿入されたときに、まず溝部57に対して凸部58が当接してインク供給針34の先端部34aと当接部材54との間の空気が排出され、インク内に気泡として混入する空気が確実に排出される。
また、上記インク供給針34は、先細り状の先端部34aと、上記先端部34aの根元側に続くストレート部34bを有し、上記先端部34aに形成された溝部57は、ストレート部34bとの境界部まで延びているため、インク供給針34がインク供給口42に挿入され、インク供給針34の先端部34aに当接部材54が当接して溝部57に対して凸部58が当接したときに、溝部57内に存在した空気がストレート部34bとの境界部まで延びた溝部57からスムーズに排出され、インク内に気泡として混入する空気が確実に排出される。
また、上記インク導入孔32は上記溝部57内に配置されているため、インク供給針34がインク供給口42に挿入され、インク供給針34の先端部34aに当接部材54が当接して溝部57に対して凸部58が当接したときに、インク導入孔32の周囲に存在した空気が溝部57からスムーズに排出され、インク内に気泡として混入する空気が確実に排出される。
また、上記インク供給口42の開口部が一方向に沿って破断する封止フィルム55で封止され、上記インク供給針34の溝部57は、少なくともその一部が封止フィルム55が破断する方向Xに沿って形成されているため、インク供給針34の封止フィルム55に臨む先端部34aに封止フィルム55の破断方向Xに沿って溝部57aが形成されることから、インク供給針34をインク供給口42に挿入する際に、封止フィルム55が撓んでインク供給針34の先端部34aに密着する状態になって封止フィルム55と先端部34aとの間で空気が圧縮されたとしても、この空気が溝部57を通して外部に排出される。また、封止フィルム55は一方向に沿って破断することから、封止フィルム55は破断方向Xに沿って破断し易くなっている結果、封止フィルム55が破断することにより生じる開口部は、破断方向Xにより広く破断した状態となる。これに対し、溝部57aは封止フィルム55の破断方向Xに沿って形成されているため、インク供給針34が封止フィルム55に当接されてこれを破断するとき、溝部57aの開口が封止フィルム55の開口部分に臨む領域をより大きく確保できるようになる。したがって、インク供給針34のインク導入孔32と封止フィルム55との間に空気があっても、この空気は溝部57aに沿って排出されるため、インク供給針34の内部への空気の進入を抑制することができる。それ以外は、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。
図8は、本発明の第3実施形態を示す。
この例では、インク供給針34の先端部34aに形成された上記溝部57が、ストレート部34bの側面まで延設されている。それ以外は、上記第2実施形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。
この実施形態では、上記溝部57は、ストレート部34bの側面まで延設されているため、インク供給針34がインク供給口42に挿入され、インク供給針34の先端部34aに当接部材54が当接して溝部57に対して凸部58が当接したときに、溝部57内に存在した空気がストレート部34bの側面まで延設された溝部57からスムーズに排出され、インク内に気泡として混入する空気が確実に排出される。それ以外は、上記第2実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定するものではなく、下記のような変形例を包含する趣旨である。
上記各実施形態では、弁体44として円柱形のものを用いた例を示したが、これに限定するものではなく、弁体44としては、シール部材45に着座してシール可能なものであれば各種の形状のものを採用することができる。
上記各実施形態では、圧力発生手段として軸方向に伸縮する圧電振動子14を適用した例を説明したが、圧力発生手段としては、面方向でたわみ振動する圧電振動子14を振動板20の各圧力発生室12に対応する領域に設けたり、また各圧力発生室12にインクを加熱し気化させる発熱素子を設けることにより構成することもできる。
また、本発明の流体噴射装置が対象とする流体としては、上述したインク等の流体に限定するものではなく、金属ペースト,粉体,液晶その他の高い粘度材料等、各種の流体を対象とする趣旨である。そして、流体噴射装置の代表例としては、上述したような画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置があるが、本発明の流体供給装置は、その他の流体噴射装置として、例えば液晶ディスプレー等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレー、面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等、各種の流体噴射装置に適用することができる。
本発明を適用したインクジェット式記録装置を示す斜視図。 上記記録装置に用いる記録ヘッドを示す断面図。 本発明の第1実施形態を示す断面図。 シール部材を示す図。 上記第1実施形態の作用を説明する断面図。 本発明の第2実施形態を示す断面図。 上記第2実施形態の作用を説明する断面図。 本発明の第3実施形態を示す断面図。 従来例を示す断面図。
符号の説明
1 インクジェット式記録装置,1a 制御装置,2 インクカートリッジ,3 キャリッジ,4 タイミングベルト,5 ステッピングモータ,6 ガイドバー,7 記録紙,8 吸引キャップ,9 ワイパーブレード,9a 廃インク貯留部,10 記録ヘッド,11 ノズル開口,11a ノズル列,12 圧力発生室,13 流路ユニット,14 圧電振動子,15 ヘッドケース,15a フランジ,16 ノズルプレート,16a ノズル形成面,17 インク貯留室,18 インク供給路,19 圧力発生室形成板,20 振動板,20a 島部,21 基台,22 フレキシブル回路板,22a フレキシブル回路板,23 環状突起,24 ヘッド流路,25 制御基板,26 ヘッドカバー,27 先端面,28 ターミナル,31 内部流路,32 インク導入孔,33 フィルタ部材,34 インク供給針,34a 先端部,34b ストレート部,35 インク供給路,36 嵌合凹部,41 インク貯留空間,42 インク供給口,43 嵌合凸部,44 弁体,45 シール部材,46 付勢部材,47 連通穴,48 弁室,49 シール部材収容空間,51 密着開口,52 着座凸部,53 外周シール凸部,54 当接部材,55 封止フィルム,55a 破断部,56 露呈穴,57 溝部,57a 溝部,58 凸部,100 記録ヘッド,101 ヘッド本体,102 インク供給路,103 供給路部材,104 インク供給針,105 インクカートリッジ,106 インク供給口,107 インク貯留空間,108 封止フィルム,109 インク導入孔,110 フィルタ部材,111 弁体,112 付勢部材,113 シール部材,114 着座凸部,115 外周シール凸部,116 挿入開口

Claims (8)

  1. 先端部に流体導入孔が形成された流体供給部材が挿入されて流体を供給する流体供給口と、上記流体供給口に設けられた弁体と、上記弁体が着座して弁体の変位により流体供給口の開閉を可能とするシール部材とを備え、上記シール部材に対して弁体が着座する着座部の内側に、流体供給部材の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材を存在させていることを特徴とする流体供給構造。
  2. 上記シール部材には、流体供給部材が挿通されてその外周面と密着する密着開口が形成され、上記密着開口の内部に当接部材を存在させるとともに、上記当接部材には、流体供給部材の流体導入孔を弁体側に露呈させる露呈穴が形成されている請求項1記載の流体供給構造。
  3. 上記弁体は、流体供給部材が密着開口に挿入されて上記露呈穴から露呈した先端により変位する請求項2記載の流体供給構造。
  4. 上記流体供給部材の先端部には、流体供給部材の挿入方向に沿うように溝部が形成され、上記当接部材には、上記溝部に対応して当接する凸部が形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体供給構造。
  5. 上記溝部は、ストレート部の側面まで延設されている請求項5記載の流体供給構造。
  6. 上記流体導入孔は上記溝部内に配置されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の流体供給構造。
  7. 上記流体供給口の開口部が一方向に沿って破断する封止フィルムで封止され、上記流体供給部材の溝部は、少なくともその一部が封止フィルムが破断する方向に沿って形成されている請求項4〜8のいずれか一項に記載の流体供給構造。
  8. 流体を貯留する流体貯留部と、先端部に流体導入孔が形成された流体供給部材が挿入されて流体を供給する流体供給口と、上記流体供給口に設けられた弁体と、上記弁体が着座して弁体の変位により流体供給口の開閉を可能とするシール部材とを備え、上記シール部材に対して弁体が着座する着座部の内側に、流体供給部材の先端形状に沿うよう形成されて変形可能な当接部材を存在させていることを特徴とする流体供給カートリッジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015063063A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 理想科学工業株式会社 インク供給装置及びインクカートリッジ
JP2017202693A (ja) * 2017-08-28 2017-11-16 理想科学工業株式会社 インクカートリッジ

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