JP2008221519A - 合成樹脂成形品及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】外観品質及び強度を維持しつつ、モーターから歯車を介して伝わる輪列群の駆動振動音の発生を抑制できる合成樹脂成形品及び電子機器を提供する。
【解決手段】発泡性を有する第1合成樹脂材で発泡成形された第1成形部PB1と、非発泡性を有する第2合成樹脂材により、第1成形部PB1と一体的にソリッド成形された第2成形部PS1とを有する。従って、発泡成形された第1成形部が多孔質に形成されることから振動音が吸音され、ソリッド成形された第2成形部を形成することにより外観品質や強度を確保することが可能となる。
【選択図】図5
【解決手段】発泡性を有する第1合成樹脂材で発泡成形された第1成形部PB1と、非発泡性を有する第2合成樹脂材により、第1成形部PB1と一体的にソリッド成形された第2成形部PS1とを有する。従って、発泡成形された第1成形部が多孔質に形成されることから振動音が吸音され、ソリッド成形された第2成形部を形成することにより外観品質や強度を確保することが可能となる。
【選択図】図5
Description
本発明は、合成樹脂成形品及び電子機器に関するものである。
従来、プリンタ等の事務機器(電子機器)においては、外装ケース等のハウジングをプラスチック等の合成樹脂で成形していることが多い。この種のハウジングは、人目に触れる、いわゆる外観部品であるため、プラスチック成形においてヒケがない良好な外観を得るために成形品の厚さを1.5〜4mm程度に設定している。この場合、ハウジングの剛性が低下する可能性があるため、厚みが薄い成形品に対しては、リブを設けることで補強している。
ところが、リブによりハウジングの剛性を維持しても、厚さが薄い影響でモータから歯車を介して伝わる輪列群の駆動振動音(歯車の噛み合い率の低さや、バックラッシュの大きさに起因して生じる振動音等)がハウジング等に共鳴して耳障りな音の発生を助長するという問題があった。
そこで、このような問題を解決する方法として、例えば特許文献1に記載されたヒートサイクル法を用いて発泡材による成形を行うことが考えられる。
特開2002−210783号公報
そこで、このような問題を解決する方法として、例えば特許文献1に記載されたヒートサイクル法を用いて発泡材による成形を行うことが考えられる。
しかしながら、上述したような従来技術には、以下のような問題が存在する。
発泡材料で形成された成形品は、多孔質であるため、曲げ強度や衝撃強度、ネジ挿入部のタッピング特性、ヒンジ部の強度、歯車の場合は歯元強度等が10〜50%程度低下するという問題が生じる。
また、成形品が歯車の場合でもリブを用いて補強を行うが、リブの影響で歯車精度が悪化するという問題が生じ、また発泡材料のみで歯車を成形した場合には歯形表面の面粗度も良好ではなく、強度不足も懸念される。
発泡材料で形成された成形品は、多孔質であるため、曲げ強度や衝撃強度、ネジ挿入部のタッピング特性、ヒンジ部の強度、歯車の場合は歯元強度等が10〜50%程度低下するという問題が生じる。
また、成形品が歯車の場合でもリブを用いて補強を行うが、リブの影響で歯車精度が悪化するという問題が生じ、また発泡材料のみで歯車を成形した場合には歯形表面の面粗度も良好ではなく、強度不足も懸念される。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、外観品質や強度を維持しつつ振動音の発生を抑制できる合成樹脂成形品及び電子機器を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を採用している。
本発明の合成樹脂成形品は、発泡性を有する第1合成樹脂材で発泡成形された第1成形部と、非発泡性を有する第2合成樹脂材により、前記第1成形部と一体的にソリッド成形された第2成形部とを有することを特徴とするものである。
従って、本発明の合成樹脂成形品では、発泡成形された第1成形部が多孔質に形成されることから、輪列群等で生じた振動音が吸音され、耳障りな音の発生を抑制することが可能になる。
また、本発明では、外観品質や強度が必要な箇所については、ソリッド成形された第2成形部で形成することにより、合成樹脂成形品に要求され外観品質や強度を確保することが可能になる。
本発明の合成樹脂成形品は、発泡性を有する第1合成樹脂材で発泡成形された第1成形部と、非発泡性を有する第2合成樹脂材により、前記第1成形部と一体的にソリッド成形された第2成形部とを有することを特徴とするものである。
従って、本発明の合成樹脂成形品では、発泡成形された第1成形部が多孔質に形成されることから、輪列群等で生じた振動音が吸音され、耳障りな音の発生を抑制することが可能になる。
また、本発明では、外観品質や強度が必要な箇所については、ソリッド成形された第2成形部で形成することにより、合成樹脂成形品に要求され外観品質や強度を確保することが可能になる。
前記第2成形部としては、前記第1成形部を包含して設けられる構成を好適に採用できる。
従って、本発明では、第1成形部により振動音を吸音して耳障りな音の発生を抑制しつつ、多くの面が外部に露出して外観品質が要求される場合や、多くの箇所に強度が要求される場合にも容易に対応することができる。
従って、本発明では、第1成形部により振動音を吸音して耳障りな音の発生を抑制しつつ、多くの面が外部に露出して外観品質が要求される場合や、多くの箇所に強度が要求される場合にも容易に対応することができる。
また、前記第2成形部としては、前記第1成形部の一部に設けられる構成も好適に採用できる。
従って、本発明の合成樹脂成形品では、外観品質や強度が必要な箇所については第2成形部によりその機能を確保し、その他の箇所については多孔質の第1成形部で構成することにより、軽量化を図ることが可能になる。
すなわち、前記第2成形部としては、外部に露出される意匠部と、所定の機能を有する機能部との少なくとも一方に設けられる構成を好適に採用できる。
従って、本発明の合成樹脂成形品では、外観品質や強度が必要な箇所については第2成形部によりその機能を確保し、その他の箇所については多孔質の第1成形部で構成することにより、軽量化を図ることが可能になる。
すなわち、前記第2成形部としては、外部に露出される意匠部と、所定の機能を有する機能部との少なくとも一方に設けられる構成を好適に採用できる。
上記の構成において、前記機能部としては、歯車における歯形部とする構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、歯車の一部を第1成形部とすることにより、歯車の駆動振動音を吸音して音の発生を抑制できるとともに、歯形部を第2成形部で形成することにより、歯車の歯元強度の低下、歯形表面の面粗度低下及び強度低下も抑制することが可能になる。
これにより、本発明では、歯車の一部を第1成形部とすることにより、歯車の駆動振動音を吸音して音の発生を抑制できるとともに、歯形部を第2成形部で形成することにより、歯車の歯元強度の低下、歯形表面の面粗度低下及び強度低下も抑制することが可能になる。
さらに、上記の構成において、前記歯形部としては、リング状に形成された第1成形部の外周に沿って設けられる構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、収縮によるリブやウェブの悪影響を排除して、歯形部を全周に亘って均一な厚さで形成することが可能になり、高精度の合成樹脂製の歯車を得ることが可能になる。
一方、前記意匠部としては、外装筺体の少なくとも一部に設けられる構成も好適に採用できる。
これにより、本発明では、収縮によるリブやウェブの悪影響を排除して、歯形部を全周に亘って均一な厚さで形成することが可能になり、高精度の合成樹脂製の歯車を得ることが可能になる。
一方、前記意匠部としては、外装筺体の少なくとも一部に設けられる構成も好適に採用できる。
また、前記第1合成樹脂材としては、前記第2合成樹脂材に発泡剤が添加されてなる構成も好適に採用できる。
これにより、本発明では、第1合成樹脂材と第2合成樹脂材とのベースレジンを同一材料もしくは共通の共重合体で構成することが可能になり、用いる材料の種類を削減してコストダウンを実現することができる。
これにより、本発明では、第1合成樹脂材と第2合成樹脂材とのベースレジンを同一材料もしくは共通の共重合体で構成することが可能になり、用いる材料の種類を削減してコストダウンを実現することができる。
前記第1成形部と前記第2成形部としては、2色成形またはインサート成形で成形される構成を好適に採用できる。
これにより、本発明では、第1成形部の多孔質部に入り込んだ第2合成樹脂材がアンカーとなって、第1成形部と第2成形部との密着性を向上させることが可能になる。
これにより、本発明では、第1成形部の多孔質部に入り込んだ第2合成樹脂材がアンカーとなって、第1成形部と第2成形部との密着性を向上させることが可能になる。
そして、本発明の電子機器は、先に記載の合成樹脂成形品を備えることを特徴とするものである。
従って、本発明では、耳障りな音の発生が抑制され、また所定の外観品質や強度が確保された電子機器を得ることが可能になる。
従って、本発明では、耳障りな音の発生が抑制され、また所定の外観品質や強度が確保された電子機器を得ることが可能になる。
以下、本発明の合成樹脂成形品及び電子機器の実施の形態を、図1ないし図10を参照して説明する。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
ここでは、まず、本発明に係る合成樹脂成形品を備えた第1実施形態の電子機器としてのインクジェット式記録装置(液体噴射装置、液滴吐出装置)1の概略構成について説明する。
図1は、インクジェット式記録装置1を示す斜視図であり、図2は、インクジェット式記録装置1からスキャナユニットを外した装置本体の斜視図であり、図3は、同じくインクジェット式記録装置1からスキャナユニットを外した装置本体1の異なる角度の斜視図であり、図4は、インクジェット式記録装置1の要部側面図である。
ここでは、まず、本発明に係る合成樹脂成形品を備えた第1実施形態の電子機器としてのインクジェット式記録装置(液体噴射装置、液滴吐出装置)1の概略構成について説明する。
図1は、インクジェット式記録装置1を示す斜視図であり、図2は、インクジェット式記録装置1からスキャナユニットを外した装置本体の斜視図であり、図3は、同じくインクジェット式記録装置1からスキャナユニットを外した装置本体1の異なる角度の斜視図であり、図4は、インクジェット式記録装置1の要部側面図である。
図1に示す如くインクジェット式記録装置1は、プリンタ機能に加えてスキャナ機能を備えるタイプであり、装置本体3と、装置本体3の上面側に位置するスキャナユニット5と、スキャナユニット5の後方側に設けられる給送部7とを備えている。装置本体3は、主としてインクジェット式プリンタの機能、すなわち給送部7から給送された「被噴射材」としての記録紙Pに記録を行う「液体噴射ヘッド」としての記録ヘッド38、記録ヘッド38を支持しながら主走査方向Xに往復移動可能なキャリッジ37を備えている。符号9で示す部材は記録紙Pの排出受け部9を示し、この排出受け部9は、プリンタ機能の使用時に手前側にほぼ90°回動した状態で記録後の記録紙Pを受けるようにして使用する。装置本体3の上面左側には操作パネル11が設けられており、スキャナユニット5を使用したスキャニング機能、装置本体3での記録機能及びスキャニングした画像を記録する機能などがこの操作パネル11で操作可能となっている。
スキャナユニット5は回動軸13を中心に上方へ回動することにより開閉可能な蓋体15を備え、蓋体15の下側にはスキャニングを行う際に対象となる印刷物等を載置するガラス載置面(図示せず)が形成されている。更にガラス載置面の下側にはスキャニング装置(図示せず)が設けられている。スキャナユニット5は、それ自体が全体として回動軸17を中心に上方へ回動することで装置本体3の上部が開放し、キャリッジ37等のメンテナンスができるようになっている。
図1に示すように給送部7は、不使用時には蓋体19によって閉鎖されており、蓋体19を図1に示すように後方側へ回動させることにより給送部7が開放状態となり、また一定角度位置で固定することで記録紙サポート23として機能するようになる。記録紙サポート23には、記録紙Pの幅寸法に合わせてスライド可能にエッジガイド25が設けられている。蓋体19が開放状態にある時、給送部7には給送口27が形成され、記録紙サポート23に積重された記録紙Pが図示しない給送機構により一枚ずつ給送口27から記録ヘッド38による記録実行領域へ給送されるようになっている。
給送部7から給送された記録紙Pは、下側の搬送駆動ローラ21と上側の搬送従動ローラ22とに挟持された状態で、副走査方向Yへの精密な搬送動作を受けながら、記録紙Pの搬送方向(副走査方向Y)の下流側に位置する記録ヘッド38側へ搬送される。記録ヘッド38は、キャリッジ37に支持されており、キャリッジ37は記録紙Pの搬送方向(副走査方向Y)に直交する主走査方向Xへ往復運動可能に配設されている。キャリッジ37には、記録ヘッド38から噴射されるインクが充填されたインクカートリッジ(図示せず)が装着される。
記録ヘッド38と対向する位置には、案内前部材26に一体に形成されたプラテン24が設けられており、プラテン24は、記録ヘッド38によって記録紙Pに記録を行う際に、記録紙Pを下側から支持する作用を担う。記録ヘッド38とプラテン24の上面との距離PGは、記録紙Pの厚さに応じて適宜調節できる。距離PGが適正に調整されている状態で、記録紙Pは、プラテン24上を滑らかに通過しながら、高品質の記録が行なわれるようになっており、記録ヘッド38で記録された記録紙Pは、排出駆動ローラ91と排出フレーム93に設けられた排出ギザローラ92とに挟持された状態で、排出駆動ローラ91の回転駆動により引き出されて排出される。また排出フレーム93の先端側(搬送方向上流側)であって、記録ヘッド38と排出ギザローラ92との間には、記録紙Pの後端の浮き上がりを規制する押さえローラ28が設けられている。
図3に示すように、キャリッジ37の背面側にはキャリッジ支持部(図示せず)が形成されており、キャリッジ支持部は、スライド軸31に対して滑らかに摺動できるように支持されている。装置本体3には、キャリッジ37を往復可動範囲の任意の位置へ移動させるべく駆動力源としてのキャリッジ駆動用モータ32が配設されている。また、キャリッジ駆動用モータ32の駆動力をキャリッジ37へ伝達する駆動力伝達手段として、キャリッジ駆動用モータ32の出力軸に設けられる駆動プーリ(歯車)331と、反対側に設けられる従動プーリ(歯車)332との間に歯付き無端ベルト33が巻回されている。歯付き無端ベルト33は、図3に示すように、キャリッジ支持部においてキャリッジ37に接続されており、キャリッジ駆動用モータ32の正回転(CW回転)又は逆回転(CCW回転)に伴い、歯付き無端ベルト33が時計回り又は反時計回りに周回運動をすることにより、キャリッジ37が主走査方向Xに往復運動する。
図3に示すように、キャリッジ37の往復可動範囲の一端側(右側)近傍の所定位置には、キャリッジ37の移動制御位置の基点となるホームポジションHPが設定されている。ホームポジションHPの近傍には、ホームポジションHP近傍にキャリッジ37が待機停止している状態でキャリッジ37の他端側(左側)への移動を任意にロック可能なキャリッジロック部材39及び記録ヘッド38のヘッド面を封止するキャッピング装置4(図2参照)が設けられている。キャリッジロック部材39は、記録紙Pを給送する駆動系の輪列を介して回転駆動する回動軸41に対して摩擦抵抗を有した状態で回動可能に軸支されている。また、キャリッジ37の往復可動範囲の他端側(左側)には、キャリッジ37が突き当たった状態で往復可動範囲の他端側(左側)におけるキャリッジ37の移動限界位置を規定する突き当て部2が装置本体3のフレームの一部により形成されている。
本実施形態では、外装ケース(筺体)としての装置本体3や、蓋体15、19、排出受け部9、記録紙サポート23、エッジガイド25等の合成樹脂成形品が外部に露出する意匠面(意匠部)を有している。図5に、これら意匠部材としての合成樹脂成形品の部分断面図を代表的に示す。
この合成樹脂成形品PL1は、発泡性を有する第1合成樹脂材で発泡成形されて多孔質性を有する第1成形部PB1と、非発泡性を有する第2合成樹脂材を用いて第1成形部PB1を包含して一体的にソリッド成形された第2成形部PS1とからなる、いわゆる2色成形で形成されたものである。第2合成樹脂材としては、意匠面を有する材料として適する、例えばABS材、PS材、PC材、PP材等のプラスチック材が挙げられる。また、第1合成樹脂材としては、例えば上記第2合成樹脂材をベースレジンとして、発泡剤を添加(混合)したものが用いられる。
発泡剤としては、炭酸アンモニウムや無反応性の窒素ガス等の無機系発泡剤や、ベンゼンスルホヒドラジン系、アゾカルボン酸系、ジアゾアセトアミド系、ニトロソ化合物系等の有機系発泡剤が用いられる。上記無機系発泡剤は、ベースレジンとなる合成樹脂材を溶融状態で金型内に充填後に加圧して吹き込むことにより、連続泡として気泡が生じる(発泡する)ものである。また、上記有機系発泡剤は、ベースレジンに対して所定量を練り込み、型入れした後に圧縮や加熱を行うことにより、発泡剤を分解してガス(ここでは窒素ガス)を生じさせ、独立泡として気泡が生じる(発泡する)ものである。さらに、ベースレジンの樹脂材中に超臨界状態にした窒素ガスや炭酸ガスを溶け込ませ、金型内で発泡させる構成としてもよい。
そして、この合成樹脂成形品PL1は、例えば第1成形部PB1に応じたキャビティを有する金型及び第1合成樹脂材を用いた上述の発泡成形で成形・固化した後に、第2成形部PS1に応じたキャビティを有する金型に、第1成形部PB1を装着し、その後、第2合成樹脂材を用いたソリッド成形を行うインサート成形により一体成形することができる。
なお、インサート成形の他に、第1成形部PB1を成形した金型の中、例えば固定型のみを第2成形部PS1に応じた金型に交換(変更)し、第1成形部PB1が未排出(未突き出し)状態の移動型との間で第2合成樹脂材を用いたソリッド成形を行う2色成形を行ってもよい。
なお、インサート成形の他に、第1成形部PB1を成形した金型の中、例えば固定型のみを第2成形部PS1に応じた金型に交換(変更)し、第1成形部PB1が未排出(未突き出し)状態の移動型との間で第2合成樹脂材を用いたソリッド成形を行う2色成形を行ってもよい。
一方、本実施形態では、搬送駆動ローラ21、搬送従動ローラ22に設けられる歯車(図3では駆動ローラ21に設けられた歯車Gのみ図示)、及び駆動プーリ331、従動プーリ332等の合成樹脂成形品が、モータ(図示せず)の駆動力を伝達する機能を有する機能部として、歯車における歯形部を有している。図6に、これら機能部品としての合成樹脂成形品の外観斜視図を代表的に示す。
この合成樹脂成形品PL2は、上述した合成樹脂成形品PL1と同様に、発泡性を有する第1合成樹脂材で発泡成形された第1成形部PB2と、非発泡性を有する第2合成樹脂材を用いて第1成形部PB2の一部に一体的にソリッド成形された第2成形部PS2とからなる2色成形で形成されたものである。
第1成形部PB2は、合成樹脂成形品PL2の一面に露出するリング状に形成されており、周方向に一定の間隔をあけて有底の複数(ここでは8つ)の凹部61を有している。第2成形部PS2は、第1成形部PB2の内周側に設けられた貫通孔62、第1成形部PB2の外周側に沿って設けられた歯形部63を有している。これら貫通孔62及び歯形部63は、リング状の第1成形部PB2と同心で形成されており、第1成形部PB2の露出する面と逆側において一体化されている。
第2合成樹脂材としては、回転軸41や駆動ローラ21の軸体等が貫通孔62に嵌合(圧入)したときのクリープ特性や歯形部63の歯元強度等の強度が確保できるものとして、既述した第2成形部PS1と同様の材料や、ポリアセタール(POM)材等のエンジニアリングプラスチックやポリアミド等が用いられる。また、第1合成樹脂材としては、例えば上記第2合成樹脂材をベースレジンとして、発泡剤を添加(混合)したものが用いられる。この発泡剤としては、既述の第1成形部PB1の場合と同様のものを用いることができる。
そして、この合成樹脂成形品PL2は、第1成形部PB2を成形した金型の中、例えば固定型のみを第2成形部PS2に応じた金型に交換(変更)し、第1成形部PB2が未排出(未突き出し)状態の移動型との間で第2合成樹脂材を用いたソリッド成形を行う2色成形機を用いて成形される。
図7は、この2色成形機に装着される金型の一部を示す断面斜視図である。なお、図7に示す金型の中、固定型については第2成形部PS2に応じた金型が示されている。詳述すると、この金型MDは、移動型を構成するコア部品71と、歯形部63に応じたキャビティを有し固定型を構成する歯形プレート76とを主体に構成されており、コア部品71と歯形プレート76との接続面が固定型と移動型とのパーティング面に設定されている。
コア部品71には、凹部61に対応する大きさ、配置で円柱状の突部72が突設されており、この突部72には突き出しピン73が突き出し方向(型締め方向)に摺動自在に設けられている。また、コア部品71の中心には、貫通孔2に対応する大きさの中心ピン74が嵌合して設けられている。なお、凹部61の数や大きさによっては、中心ピン74の周囲に円筒状のスリープピンを配設するスリーブ突き出し方式としたり、突き出しピンとスリーブピンとを併用する構成としてもよい。
なお、歯形プレート76は、第2合成樹脂材により第2成形部PS2を成形する際に用いられる固定型にセットされるものであり、第1合成樹脂材により第1成形部PB2を成形する際には、リング状の第1成形部PB2の側面77及び頂面78に対応するリング状の溝を有するプレート部材をセットした固定型を用いればよい(ただし、移動型の中心ピン74と干渉しないための凹部が必要である)。
上記の金型MDにおいては、2色成形により、第1成形部PB2、第2成形部PS2を順次成形した後に、固定型と移動型とが離間すると、合成樹脂成形品PL2は収縮力により移動型(突部72)に残った状態となり、その後、突き出しピン73を作動させることにより、移動型から離型させることができる。
以上のように、本実施の形態では、意匠面を有する合成樹脂成形品PL1においては、ソリッド成形された第2成形部PS1が外部に露出するため外観品質を確保でき、また、多孔質性を有する第1成形部PB1が内部に包含されているため、輪列群等で生じた振動音等が吸音され、耳障りな音の発生を抑制することが可能になる。さらに、本実施形態では、合成樹脂成形品PL1においても、曲げ強度や衝撃強度、タッピング特性、ヒンジ部の強度を確保する必要がある箇所については、ソリッド成形された第2成形部PS1により形成することで、これらの強度低下も防止することが可能になる。
また、本実施の形態では、機能部品としての合成樹脂成形品PL2においても、多孔質性を有する第1成形部PB2と、ソリッド成形されて強度に優れた第2成形部PS2とから構成されているため、第1成形部PB2で駆動時の騒音を吸音し、且つ振動を吸収しつつ、第2成形部PS2で所望の機能(強度や面粗度)を確保(維持)することが可能になる。加えて、本実施形態では、一次成形で形成されたリング状の第1成形部PB2の外周に沿って歯形部63が成形されるため、均一な肉厚で、且つリブ等により部分的な収縮が作用することなく歯形部63を形成することが可能になり、高精度な歯車を製造することができる。
さらに、上記の合成樹脂成形品PL1、PL2においては、多孔質性の第1成形部PB1、PB2を含んでいるため、同等の機械的性質を確保する場合、使用する樹脂の削減及び軽量化を図ることが可能になる。また、発泡成形を行うことにより、ベースレジンの量が減ることから冷却/保圧工程を短縮することができ、サイクルタイムを短くすることが可能になるとともに、内部残留応力の減少による寸法精度向上に寄与できる。さらに、低圧での成形が可能になることから、成形機における型締め力を低下させることができ、結果として、より多数個の同時成形(多数個取り)が可能になる。
また、本実施形態では、一次成形で発泡成形を行い、二次成形でソリッド成形を行っているため、一次成形で成形された第1成形部PB1、PB2の孔に、二次成形時の第2合成樹脂材が食い込んでアンカー効果を奏するため、密着力を容易に向上させることが可能になる。
さらに、本実施形態では、第1合成樹脂材と第2合成樹脂材とのベースレジンが同一材料もしくは共通の共重合体で構成されているため、用いる材料の種類を削減してコストダウンを実現することができる。
さらに、本実施形態では、第1合成樹脂材と第2合成樹脂材とのベースレジンが同一材料もしくは共通の共重合体で構成されているため、用いる材料の種類を削減してコストダウンを実現することができる。
(第2実施形態)
続いて、電子機器の第2実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。
上記第1実施形態では、プリンタ機能に加えてスキャナ機能を備えるインクジェット式記録装置を例に用いて説明したが、本実施形態では比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙への記録に適するように、且つ、運搬の容易性を考慮して小型サイズに構成された記録装置としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と略称する)について説明する。ここで、図8はプリンタ100の外観斜視図、図9はプリンタ100の用紙搬送経路の側断面図である。
続いて、電子機器の第2実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。
上記第1実施形態では、プリンタ機能に加えてスキャナ機能を備えるインクジェット式記録装置を例に用いて説明したが、本実施形態では比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙への記録に適するように、且つ、運搬の容易性を考慮して小型サイズに構成された記録装置としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と略称する)について説明する。ここで、図8はプリンタ100の外観斜視図、図9はプリンタ100の用紙搬送経路の側断面図である。
このプリンタ100は、プリンタ本体の後部に、積重された複数枚の記録用紙を傾斜姿勢に支持する給送装置101を備え、プリンタ本体の前部には、記録の行われた記録用紙をスタックするスタッカ150が、図8に示す様に略垂直に立設された収納状態と、プリンタ前方側に開いて記録用紙をスタック可能な使用状態(図示せず)とを切り換え可能に設けられている。
プリンタ100の上面中央には、電源ボタン、印刷設定ボタン等によって構成された操作部131と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部130が配置され、プリンタ本体の前部右側には、画像データ等が記憶された半導体メモリ媒体を装着可能なカードスロット(図示せず)を覆う開閉自在なカバー161が設けられている。即ち、プリンタ100は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信するのみならず、画像データを記憶した半導体メモリから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷実行可能に構成された所謂スタンドアロンプリンタである。
プリンタ100の外観を構成するハウジングは、複数の部材によって構成され、図8にはその中で上部パネル151と、ハウジング左153と、ハウジング右155と、サイドパネル右159と、が示されている。そして、ハウジング左153とハウジング右155とには、把持部137と、把持部137の両端からプリンタ本体に向かってL字状に延びる腕部141とを備えて構成された手提げ用ハンドル(以下「ハンドル」と略称する)135が、プリンタ本体を側視して回動自在に取り付けられていて、これによってプリンタ100を持ち運ぶ際にハンドル135を把持すれば、プリンタ100を容易に運搬することができるようになっている。
尚、プリンタ100のハウジング構造は、上下に分割された装置本体をハウジング左153とハウジング右155とでキャップするようになっており、従ってハンドル155によってプリンタ100を持ち運ぶ場合でも、装置本体が上下に分離する様なこともなく、運搬の際の安全性(即ちハウジングの機械的強度)が向上している。
続いて、プリンタ100の内部構成について説明する。プリンタ100には、記録用紙Pに記録を行う記録手段の主たる構成要素として、主走査方向(図9の紙面表裏方向)に往復可能にキャリッジガイド軸112によって軸支されたキャリッジ110が設けられている。そして、該キャリッジ110には記録用紙Pにインクを吐出して記録を行なう記録ヘッド113が搭載されている。
記録ヘッド113の下方には、記録ヘッド113と対向して記録ヘッド113のヘッド面と記録用紙Pとの間のギャップを規定するプラテン128が設けられている。そしてキャリッジ110とプラテン128との間に記録用紙Pを主走査方向と直交する副走査方向(図9の左右方向)に所定の搬送量で搬送する動作と、記録ヘッド113を主走査方向に一往復させる間に記録ヘッド113から記録用紙Pにインクを噴射する動作とを交互に繰り返すことによって記録用紙Pに記録が行われる。
次に、記録用紙Pの搬送経路に従ってプリンタ100の構成を更に詳しく説明する。先ず最も搬送方向上流側に記録用紙Pを積重する支持部材としてのホッパ116が、給送装置101の基体を構成するフレーム105に揺動可能に設けられている。ホッパ116上の記録用紙Pは給送用ローラ114の回転軸117の回転に伴って、ホッパ116が所定のタイミングで上昇し、給送用ローラ114に向けて押し上げられる。
これら給送用ローラ114、ホッパ116等を含む給送装置101は、給送用ローラ114の回転に伴って最上位に位置する記録用紙Pから順番に、給送用ローラ114近傍に設けられる分離パッド107によって次位以降の記録用紙Pから分離しつつ、1枚ずつピックアップし、されて搬送方向下流に向かって給送する。
これら給送用ローラ114、ホッパ116等を含む給送装置101は、給送用ローラ114の回転に伴って最上位に位置する記録用紙Pから順番に、給送用ローラ114近傍に設けられる分離パッド107によって次位以降の記録用紙Pから分離しつつ、1枚ずつピックアップし、されて搬送方向下流に向かって給送する。
ここで、給送装置101は、図9の仮想線と実線との関係で示す様にホッパ116を含む、フレーム105を基体とする装置(ユニット)そのものが回動自在に設けられ、実線で示す使用状態では後方に張り出す様な傾斜姿勢となる。一方、仮想線で示す収納状態においては、記録用紙Pを挿入する為の開口165が塞がれて塵埃等の進入を防止可能となっている。そして当該収納状態では、給送装置101は後方に張り出さず、プリンタ100のコンパクト化及び外観の向上が図られる様になっている。
給送用ローラ114の下流には、記録用紙Pの通過を検出する被記録媒体検出手段(図示せず)が設けられており、その下流には搬送用駆動ローラ119aと搬送用従動ローラ119bとによって構成される搬送用ローラ119が設けられている。このうち搬送用従動ローラ119bは、搬送用従動ローラ用のローラホルダ118の下流側において軸支され、当該ローラホルダ118は、図示しない回転軸を中心に回動可能に設けられ、かつ図示しないねじりコイルばねによって搬送用従動ローラ119bが常に搬送用駆動ローラ119aに圧接したニップ状態になるように回動付勢されている。
搬送用ローラ119によって挟圧された状態で搬送される記録用紙Pは記録ヘッド113の下方の記録ポジション126に導かれ、上述のキャリッジ110及び搬送用ローラ119の動作によって記録用紙Pに所望の記録が実行される。記録ヘッド113とその下方において、これと対向して設けられるプラテン128とのギャップは高精度の記録を実行する上で極めて重要な要素となっており、記録用紙Pの厚さの変化に応じて適宜調節されるようになっている。
記録ヘッド113の下流には排出用駆動ローラ120aと、排出用歯付きローラ120bとによって構成される排出用ローラ120が設けられ、この排出用ローラ120によって排出された記録用紙Pは更に下流に位置する排出用スタッカ150上に排出されるようになっている。尚、排出用歯付きローラ120bは、その外周に複数の歯を有する歯付きローラであり、排出用歯付きローラ用の図示しないローラホルダによって自由回転可能に軸支されている。排出用歯付きローラ120bの上流には補助歯付きローラ122が設けられ、当該補助歯付きローラ122によって記録用紙Pのプラテン128からの浮き上がりが防止され、適切な記録品質が維持されるようになっている。
そして、上記のプリンタ100においては、カバー161、上部パネル151、ハウジング左153、ハウジング右155、サイドパネル右159、ハンドル135等を、上述した意匠面を有する合成樹脂成形品PL1と同様の構成とすることができる。
また、上記のプリンタ100においては、給送用ローラ114の回転軸117、搬送用駆動ローラ119aと搬送用従動ローラ119b、排出用駆動ローラ120a、排出用歯付きローラ120b、補助歯付きローラ122等に回転駆動を伝達するための歯車(ピニオン)等を、上述した合成樹脂成形品PL2と同様の構成とすることができる。
従って、本実施形態のプリンタ100においても、外観品質を確保しつつ耳障りな音の発生を抑制することが可能になるとともに、所定の機能を維持することが可能になる。
また、上記のプリンタ100においては、給送用ローラ114の回転軸117、搬送用駆動ローラ119aと搬送用従動ローラ119b、排出用駆動ローラ120a、排出用歯付きローラ120b、補助歯付きローラ122等に回転駆動を伝達するための歯車(ピニオン)等を、上述した合成樹脂成形品PL2と同様の構成とすることができる。
従って、本実施形態のプリンタ100においても、外観品質を確保しつつ耳障りな音の発生を抑制することが可能になるとともに、所定の機能を維持することが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態では、第2成形部PS1が第1成形部PB1を包含する構成としたが、これに限定されるものではなく、第1成形部PB1が外部に露出する意匠部にのみ第2成形部PS1を設ける構成としてもよい。逆に、上記実施形態では、歯車を構成する第2成形部PS2が第1成形部PB2の一部のみ覆う構成としたが、これに限定されず、例えば、図10に示す歯車GRのように、第1成形部PB2が第2成形部PS2に包含される構成としてもよい。
この構成によれば、歯形部63周囲の肉厚がより均一となり、さらに高精度の歯車を得ることができる。
この構成によれば、歯形部63周囲の肉厚がより均一となり、さらに高精度の歯車を得ることができる。
また、上記実施形態では、意匠部及び機能部を有する合成樹脂成形品を、それぞれ個別に説明したが、例えば外装筐体の非意匠面に歯車を支持する軸部を設ける場合など、本発明を適用することにより、両方の特性を維持することが可能になる。
また、上記実施形態では、本発明に係る合成樹脂成形品がプリンタ等の記録装置に配されるものとして説明したが、これ以外にも、種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置などの電子機器に適用することが可能である。
また、上記実施形態では、本発明に係る合成樹脂成形品がプリンタ等の記録装置に配されるものとして説明したが、これ以外にも、種々の電子機器に適用することができる。例えば、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、タッチパネルを備えた装置などの電子機器に適用することが可能である。
PL1、PL2…合成樹脂成形品、 1…インクジェット式記録装置(液体噴射装置、液滴吐出装置、電子機器)、 63…歯形部、 100…プリンタ(液体噴射装置、液滴吐出装置、電子機器)、 331…歯車、 332…従動プーリ(歯車)
Claims (10)
- 発泡性を有する第1合成樹脂材で発泡成形された第1成形部と、
非発泡性を有する第2合成樹脂材により、前記第1成形部と一体的にソリッド成形された第2成形部とを有することを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項1記載の合成樹脂成形品において、
前記第2成形部は、前記第1成形部を包含して設けられることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項1記載の合成樹脂成形品において、
前記第2成形部は、前記第1成形部の一部に設けられることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の合成樹脂成形品において、
前記第2成形部は、外部に露出される意匠部と、所定の機能を有する機能部との少なくとも一方に設けられることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項4記載の合成樹脂成形品において、
前記機能部は、歯車における歯形部であることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項5記載の合成樹脂成形品において、
前記歯形部は、リング状に形成された第1成形部の外周に沿って設けられることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項4から6のいずれか一項に記載の合成樹脂成形品において、
前記意匠部は、外装筺体の少なくとも一部に設けられることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載の合成樹脂成形品において、
前記第1合成樹脂材は、前記第2合成樹脂材に発泡剤が添加されてなることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項1から8のいずれか一項に記載の合成樹脂成形品において、
前記第1成形部と前記第2成形部とは、2色成形またはインサート成形で成形されることを特徴とする合成樹脂成形品。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の合成樹脂成形品を備えることを特徴とする電子機器。
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JP2007060300A JP2008221519A (ja) | 2007-03-09 | 2007-03-09 | 合成樹脂成形品及び電子機器 |
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---|---|---|---|---|
JP2012046168A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-03-08 | Jtekt Corp | 電動パワーステアリング装置 |
WO2013097913A1 (de) * | 2011-12-30 | 2013-07-04 | Gm Tec Industries Holding Gmbh | Kunststoffzahnrad mit geschäumtem kern und ein verfahren dazu |
EP2889117A1 (de) * | 2013-12-23 | 2015-07-01 | Valeo Schalter und Sensoren GmbH | Gehäuse zur Aufnahme einer Wickelfeder, Wickelfederanordnung, Verfahren zur Herstellung eines solchen Gehäuses, Verfahren zur Herstellung einer solchen Wickelfederanordnung und Kraftfahrzeug mit einer solchen Wickelfederanordnung |
WO2021002417A1 (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-07 | 株式会社村田製作所 | 複合成形体およびその製造方法、電池パック、電動工具ならびに電動車両 |
-
2007
- 2007-03-09 JP JP2007060300A patent/JP2008221519A/ja not_active Withdrawn
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