JP2008220784A - 溶解システム及びそれによる溶解方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貯槽7内の透析用原液の残量を連続的且つリアルタイムで検出し得るリニアセンサ8と、検出された残量の経時的推移の変化点に基づいて透析装置4による透析液の消費速度を求め、貯槽7内の透析用原液の減少割合を演算する演算手段10と、透析用原液の減少割合に基づき貯槽7内の透析用原液が空となるまでの時間の推定、供給すべき透析用原液が不足するか否かの判定を行う判定手段11とを具備したものである。
【選択図】図2
Description
病院等医療機関における溶解装置で溶解生成する透析用原液は、極めて多量であるとともに患者数が一定でない故使用量が日毎に変動し、且つ、原液組成の時間的変化を回避する理由から、通常、複数回に分けて生成される。即ち、貯槽内の透析用原液が少なくなった時点で追加の透析用原液を溶解槽で生成し、当該透析用原液が不足する事態を回避しているのである。
第1の実施形態に係る溶解システムは、透析用粉末薬剤を所定濃度に溶解して透析用原液を得るためのもので、図1に示すように、機械室に設置された溶解装置1及び透析液供給装置2と、機械室とは隔離された透析室に設置された複数の透析装置4(透析監視装置)及び中央監視装置3とから主に構成されている。
まず、予め入力手段12にて、透析液貯槽14における透析液の収容量が上限から下限に至るまでの透析液の既知量(収容量C)、及び透析装置4による透析治療が全て終了する時刻(透析終了時刻)等を入力しておく。そして、電磁バルブVwを開放して、フロートスイッチ9が液位を検知するまで溶解槽6内に水を投入するとともに、定量粉体フィーダ5から所定量の透析用粉末薬剤を投入し、当該透析用粉体薬剤を溶解及び撹拌して透析用原液を得る。通常、本実施形態の如き溶解装置においては、溶解可能な容量はフロートスイッチ9で決まる水量に相当する量だけであり、1袋分の透析用粉体薬剤から生成される透析用原液量(例えばB原液の場合は、11.34L、A原液の場合は、9L)が得られるよう設定されている。
本実施形態に係る溶解システムは、第1の実施形態と同様、機械室に設置された溶解装置1及び透析液供給装置2と、機械室とは隔離された透析室に設置された複数の透析装置4(透析監視装置)及び中央監視装置3とから主に構成(図1参照)されたものであり、その溶解装置1は、図5に示すように、溶解槽6と、貯槽7と、レベルセンサ8(原液量検出手段)と、演算手段10と、判定手段11と、入力手段12と、報知手段16とから主に構成されている。
まず、予め入力手段12にて、透析液貯槽14における透析液の収容量が上限から下限に至るまでの透析液の既知量(収容量C)、及び透析装置4による透析治療が全て終了する時刻(透析終了時刻)を入力しておく。そして、手動操作で電磁バルブVwを開放して、フロートスイッチ15が所望の液位を検知するまで溶解槽6内に水を投入するとともに、手作業にて所定量の透析用粉末薬剤を投入し、当該透析用粉体薬剤を溶解及び撹拌して透析用原液を得る。
本実施形態に係る溶解システムは、先の実施形態と同様、機械室に設置された溶解装置1及び透析液供給装置2と、機械室とは隔離された透析室に設置された複数の透析装置4(透析監視装置)及び中央監視装置3とから主に構成(図1参照)されたものであり、その溶解装置1は、図6に示すように、溶解槽17と、貯槽18と、レベルセンサ19(原液量検出手段)と、演算手段10と、判定手段11と、入力手段12とから主に構成されている。
2 透析液供給装置
3 中央監視装置
4 透析装置(透析監視装置)
5 定量粉体フィーダ
6 溶解槽
7 貯槽
8 レベルセンサ(原液量検出手段)
9 フロートスイッチ
10 演算手段
11 判定手段
12 入力手段
13 水計量手段
14 透析液貯槽
15 フロート式センサ
16 報知手段
17 溶解槽
18 貯槽
19 レベルセンサ(原液量検出手段)
20 個人用透析装置
B1〜B6… 変化点
T1 停滞期間
T2 減少期間
T3 第2減少期間
T4 第1減少期間
L1(L1a、L1b) 原液供給ライン
L2〜L4 透析液供給ライン
L5 水供給ライン
L6 移送ライン
L7 循環ライン
L8 移送ライン
L9 通気ライン
Claims (10)
- 所定量の透析用粉末薬剤及び水が投入され、当該透析用粉末薬剤を溶解及び攪拌して透析用原液を得る溶解槽と、前記溶解槽で得られた透析用原液を一時的に収容する貯槽と、該貯槽内に収容された透析用原液を、患者に透析治療を施すための複数の透析装置側に供給する原液供給ラインとを有した溶解装置と、
前記原液供給ラインと連通して当該原液供給ラインから送液された透析用原液と所定量の水とを混合して作製された所定濃度の透析液を収容しつつ前記透析装置に供給するとともに、当該透析液の収容量が下限に達すると上限の収容量となるまで前記原液供給ラインから透析用原液が供給され、当該上限の収容量に達した時点で当該透析用原液の供給が停止される透析液貯槽を有した透析液供給装置と、
を具備した溶解システムであって、
前記溶解装置は、
前記貯槽内の透析用原液の残量を連続的且つリアルタイムで検出し得る原液量検出手段と、
前記原液量検出手段にて検出された残量の経時的推移の変化点に基づいて前記透析装置による透析液の消費速度を求め、その消費速度から前記貯槽内の透析用原液の減少割合を演算する演算手段と、
該演算手段で演算された透析用原液の減少割合に基づき前記貯槽内の透析用原液が空となるまでの時間を推定するとともに、供給すべき透析用原液が不足するか否かを判定する判定手段と、
を具備したことを特徴とする溶解システム。 - 前記演算手段は、前記原液量検出手段にて検出された残量の経時的推移の変化点に基づいて前記透析液貯槽の透析液の収容量が上限から下限に達するまでの時間を推定し、その推定時間に基づき前記透析装置による透析液の消費速度を演算することを特徴とする請求項1記載の溶解システム。
- 前記演算手段は、前記原液量検出手段にて検出された残量の経時的推移の変化点に基づいて前記透析液貯槽の透析液の収容量が下限から上限に達するまでの時間を推定し、その推定時間に基づき前記透析装置による透析液の消費速度を演算することを特徴とする請求項1記載の溶解システム。
- 前記経時的推移の変化点は、透析用原液の残量が経時的に減少する減少期間と、当該残量が経時的に減少せず停滞した停滞期間との境界点であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の溶解システム。
- 前記経時的推移の変化点は、透析用原液の残量が経時的に所定割合で減少する第1減少期間と、該第1減少期間と異なる割合で残量が経時的に減少する第2減少期間との境界点であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1つに記載の溶解システム。
- 所定量の透析用粉末薬剤及び水が投入され、当該透析用粉末薬剤を溶解及び攪拌して透析用原液を得る溶解槽と、前記溶解槽で得られた透析用原液を一時的に収容する貯槽と、該貯槽内に収容された透析用原液を、患者に透析治療を施すための複数の透析装置側に供給する原液供給ラインとを有した溶解装置と、
前記原液供給ラインと連通して当該原液供給ラインから送液された透析用原液と所定量の水とを混合して作製された所定濃度の透析液を収容しつつ前記透析装置に供給するとともに、当該透析液の収容量が下限に達すると上限の収容量となるまで前記原液供給ラインから透析用原液が供給され、当該上限の収容量に達した時点で当該透析用原液の供給が停止される透析液貯槽を有した透析液供給装置と、
を具備した溶解システムによる溶解方法であって、
前記貯槽内の透析用原液の残量を連続的且つリアルタイムで検出し得る原液量検出工程と、
前記原液量検出工程にて検出された残量の経時的推移の変化点に基づいて前記透析装置による透析液の消費速度を求め、その消費速度から前記貯槽内の透析用原液の減少割合を演算する演算工程と、
該演算工程で演算された透析用原液の減少割合に基づき前記貯槽内の透析用原液が空となるまでの時間を推定するとともに、供給すべき透析用原液が不足するか否かを判定する判定工程と、
を具備したことを特徴とする溶解システムによる溶解方法。 - 前記演算工程は、前記原液量検出工程にて検出された残量の経時的推移の変化点に基づいて前記透析液貯槽の透析液の収容量が上限から下限に達するまでの時間を推定し、その推定時間に基づき前記透析装置による透析液の消費速度を演算することを特徴とする請求項6記載の溶解システムによる溶解方法。
- 前記演算工程は、前記原液量検出工程にて検出された残量の経時的推移の変化点に基づいて前記透析液貯槽の透析液の収容量が下限から上限に達するまでの時間を推定し、その推定時間に基づき前記透析装置による透析液の消費速度を演算することを特徴とする請求項6記載の溶解システムによる溶解方法。
- 前記経時的推移の変化点は、透析用原液の残量が経時的に減少する減少期間と、当該残量が経時的に減少せず停滞した停滞期間との境界点であることを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか1つに記載の溶解システムによる溶解方法。
- 前記経時的推移の変化点は、透析用原液の残量が経時的に所定割合で減少する第1減少期間と、該第1減少期間と異なる割合で残量が経時的に減少する第2減少期間との境界点であることを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか1つに記載の溶解システムによる溶解方法。
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