JP2008220211A - 農作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便で低コストの構造で、作業者の操作及び技量によらず作業部が元畦に追従するように機能させるか否かの選択が可能な畦塗り機を提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも作業部40の作業時において作業部40が被作業面に対して接離する方向に移動可能とするリンク機構に、ピストンで分断された、一方のシリンダ室の圧力を他方のシリンダ室の圧力より高く設定した油圧シリンダ15を、作業部40が被作業面側に向けて付勢されるように装着し、油圧シリンダ15の油圧回路中には、圧力を高く設定した方のシリンダ室の圧力が一定圧力以上となった場合に減圧させるための弁と、当該減圧させるための弁をバイパスするバイパス回路と、当該弁を経由するかバイパス回路を経由するかを決定する切換バルブとを設けたことにより上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、農作業機に関し、特に、簡便で低コストの構造で、作業者の操作及び技量によらず作業部が被作業面に追従するように機能させるか否かの選択が可能な農作業機に関する。
従来の走行機体に対して畦塗り機の作業部の位置を固定して作業を行うタイプの畦塗り機においては、作業者が走行機体を元畦に追従させるように運転操作する必要があった。
また、特許文献1には、被作業面から作業部が離れてしまった場合、圧力検知センサーが作業部からの圧力減少を検知し、伸縮シリンダを伸張させて、摺動アームが摺動することにより、被作業面から作業部が離れないようにする発明が記載されている。
特開2006−262828号公報
しかし、畦塗り機の作業は、走行機体の片側の元畦のあぜを修復する作業であるため、畦塗り機の作業部からの反力等を考慮しながら走行機体を元畦に追従させるように運転操作するには、作業者の技量が大きく影響した。
また、特許文献1に記載の発明では、圧力検知センサーが必要な構成となっており、そのための電気系統の設定等が必要となる。さらに、圧力検知センサーが圧力減少を検知した後に、伸縮シリンダが動き始め、伸縮シリンダは圧力検知センサーからの圧力値が再び一定値以上になるまで動くため、この圧力減少センサーからのタイムラグと、伸縮シリンダの慣性力により、作業部が、被作業面についた後も、さらに押し込む現象が確認され、これにより、成形したあぜがくずれやすく、また、見栄えもよくない問題が発生した。
さらに、畦を元畦に沿って形成したくない場合や、作業部を非作業位置に移動させる場合等では、作業部が元畦に追従する機能は必要でない場合も存在する。
上記のような課題に鑑み、本発明は、畦塗り機において、簡便で低コストの構造で、作業者の操作及び技量によらず作業部が元畦に追従するように機能させるか否かの選択が可能な畦塗り機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の農作業機は、走行機体の後部に装着され、前記走行機体に装着する装着部と、前記走行機体からの動力により作業を行う作業部とを有し、前記装着部と前記作業部が、少なくとも前記作業部の作業時において前記作業部が被作業面に対して接離する方向に移動可能とするリンク機構により連結されるオフセット作業機において、前記リンク機構には、ピストンで分断された、一方のシリンダ室の圧力を他方のシリンダ室の圧力より高く設定した油圧シリンダを、前記作業部が被作業面側に向けて付勢されるように装着し、前記油圧シリンダの油圧回路中には、前記圧力を高く設定した方のシリンダ室の圧力が一定圧力以上となった場合に減圧させるための弁と、当該減圧させるための弁をバイパスするバイパス回路と、前記弁を経由するか前記バイパス回路を経由するかを決定する切換バルブとを設けたことを特徴とする。
また、本発明の農作業機は、走行機体の後部に装着され、前記走行機体に装着する装着部と、前記走行機体からの動力により作業を行う作業部とを有し、前記装着部と前記作業部が、少なくとも前記作業部の作業時において前記作業部が被作業面に対して接離する方向に移動可能とするリンク機構により連結されるオフセット作業機において、前記リンク機構には、ピストンで分断された二つのシリンダ室のうち、いずれのシリンダ室の圧力を高く設定するかを切換可能な油圧シリンダを、当該油圧シリンダの伸縮により前記作業部が前記リンク機構により移動可能となるように装着し、前記油圧シリンダの油圧回路中には、前記作業部が被作業面側に向けて付勢されるように圧力を高く設定した方のシリンダ室の圧力が一定圧力以上となった場合に減圧させるための弁と、当該減圧させるための弁をバイパスするバイパス回路と、前記弁を経由するか前記バイパス回路を経由するかを決定する切換バルブとを設けたことを特徴とする。
さらに、本発明の農作業機は、前記切換バルブの切換は、手動又は電動で切換可能であることを特徴とする。さらに、本発明の農作業機は、前記リンク機構は、擬似平行リンク機構又は平行リンク機構であることを特徴とする。さらに、本発明の農作業機は、前記リンク機構は、前記装着部と、前記作業部とを連結する中間フレームを有し、当該中間フレームは、前記装着部に設けられた水平方向に回動可能な装着部側支点と、前記作業部側に設けられた水平方向に回動可能な作業部側支点により連結される機構であり、前記油圧シリンダは、前記装着部と、前記中間フレームに、前記装着部側支点とは別に設けられたそれぞれの支点を連結するように装着されたことを特徴とする。さらに、本発明の農作業機は、前記一定圧力以上の圧力を減圧するための弁における一定圧力は、弁に設けられた調節部材により調整可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、畦塗り機において、簡便で低コストの構造で、作業者の操作及び技量によらず作業部が元畦に追従するように機能させるか否かの選択を行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1の畦塗り機の一形態を示す平面図である。
装着部11は、トラクタ2への取付部12から14を有し、トラクタへ接続される。そして、作業部40は、前処理部36と畦成形部37を有する。前処理部36は、耕耘爪35等を有し、旧畦を切り崩して土をかき出す作業を行う。一方、畦成形部37は、前処理部36の後方に位置し、ディスク等により構成され、かき出された土を畦形状に塗り付ける作業を行う。
装着部11と、作業部40は、装着部側に設けられた第1の支点16と、作業部側に設けられた第4の支点32を結ぶ第1のアーム21と、装着部側に設けられた第2の支点18と、作業部側に設けられた第3の支点31を結ぶ第2のアーム22により連結されている。これら4つの支点は、いずれのアームも水平回動可能とする支点であり、さらに、第1のアーム21は第2のアーム22より長くなっており、これらのアームは、略平行に取付けられている。このように、装着部11と、作業部40は長さの違うアームによる擬似平行リンクにより連結されていることになる。
また、トラクタからの動力の伝達は、例えば、装着部にも設けられる入力軸(図示せず)からジョイント23を介して、作業部40に伝えられ、作業部40内では、歯車、ベベルギア、軸、又は、チェーン等介して、前処理部36や畦成形部37に動力が伝達される。
さらに、図1において、擬似平行リンクには、シリンダ15が装着されている。
図2は、本発明におけるシリンダの一形態を示す油圧回路図である。シリンダ15は、油圧によるものであり、シリンダ15のシリンダ室は、ピストン53により第1のシリンダ室51と、第2のシリンダ室52に分断されている。図2において、第1の切換バルブは、第1の流路55と第5の流路64を連結している。また、第2の切換バルブ63は、ポンプ58と第2の流路57を連結し、タンク59と第4の流路61を連結している状態である。このため、第1のシリンダ室51には、ポンプ58により第2の流路57と第1の流路55、第5の流路64を伝わり圧力がかけられている。また、第2のシリンダ室52は、第4の流路61からタンク59に通じている。これにより、第1のシリンダ室51は、第2のシリンダ室52よりも高い圧力となり、シリンダのロッド54を常に伸びる(図2の左方向)側へ圧力がかけられている状態である。
一方、第2の流路57と、第1の流路55の間には、弁56が設けられている。この弁は、設定された、一定以上の圧力がかけられると、油を第3の流路60から、タンク59へ流す構成となっている。すなわち、一定以上の圧力がかかると、減圧するようになっている。これにより、たとえば、ロッド54から、シリンダ15を縮む方向へ(図2の右方向へ)力がかかった場合、第1のシリンダ室51には、高い圧力がかかることになり、この圧力は、第1の流路55を通じ弁56にも伝わる。その場合、かかった圧力が、設定された一定以上の圧力であった場合、上記のように減圧を行う。これにより、ロッド54には、一定以上の力がかからないようにすることができる。
弁56は、例えば、減圧弁やリリーフ弁があげられる。減圧弁は、弁内部に設けられたスプールが、一定圧力以上になると、スプールに設けられている圧力調整ばねの力に抗して動くことにより減圧される仕組みとなっている。また、リリーフ弁は、弁内部に設けられた弁体が、一定圧力以上になると、弁体に設けられている圧力調整ばねの力に抗して動くことにより減圧される仕組みとなっている。すなわち、本発明では、設定された圧力以上になると、弁内部に設けられた弁体が弁体を付勢する弾性体の力に抗して動くと減圧する仕組みの弁を適用することができる。
さらに、減圧弁やリリーフ弁は、圧力調整ねじやハンドルなどの調節部材を操作することにより、弁内部に設けられたバネの力を調整し、減圧するべき一定圧力の調整をすることができる。本発明においても、弁内部に設けられた弾性体の力を、調整ねじやハンドルなどの調節部材により、調整し、減圧するべき一定圧力を調整することができる。加えて、これら調節部材をソレノイド等により電気的に稼動させることも可能である。これにより、上記一定圧力を離れた位置からも調整できるようになる。
ここで、第2の切換バルブ63を、図2の状態から、切り換えて、ポンプ58と第4の流路61を、タンク59と第2の流路57を連結するようにする。これにより、ポンプ58からの圧力は、第4の流路61から第2のシリンダ室52へ伝わる。このことにより、ピストン53とロッド54は図2の右方向へ移動し、シリンダ15は縮むこととなる。
図3は、図2において、第1の切換バルブ62を切換えた場合の油圧回路図である。第1の切換バルブ62を切換えると、第1のシリンダ室51に通じる第5の流路64は、バイパス回路65と連結される。このバイパス回路65は、弁56をバイパスしているため、ポンプ58による圧力は直接、バイパス回路65と第5の流路64から第1のシリンダ室51へ伝わる。このため、たとえ、第1のシリンダ室51の圧力が高くなっても、弁56で減圧されることはない。このことは、弁56が作用するときに比べて、一つは、ポンプ58によるロッド54の伸び方向(図3の左側)へのすばやい移動を可能とし、もう一つは、ロッド54から、シリンダ15に縮み方向(図3の右側)への力がかかった場合も、シリンダ15が弁56により減圧され縮むことはなくなる。
ここで、図2の場合と同様に、第2の切換バルブ63を、図3の状態から、切り換えて、ポンプ58と第4の流路61を、タンク59と第2の流路57を連結するようにする。これにより、ポンプ58からの圧力は、第4の流路61から第2のシリンダ室51へ伝わる。このことにより、ピストン53とロッド54は図3の右方向へ移動し、シリンダ15は縮むこととなる。
第1の切換バルブ62と第2の切換バルブ63は、手動で切換るようにしてもよく、また電磁的に切換るようにしてもよい。ここで、電磁的に切換る場合は、リモコン等により遠隔からの操作が可能となる。さらに、これらの切換を自動的に目的に応じた制御により切換えるよう設定することも可能である。
シリンダ15は、図1において、装着部11に設けられた支点Aと、第1のアームに設けられた支点Bの間に装着されている。これらの支点は、シリンダ15を水平方向に回動可能とする支点である。このことにより、シリンダ15が伸びると、擬似平行リンクを介し、作業部40は畦1側(図1の右側)に移動する。また、弁56や第1の切換バルブ62、第2の切換バルブ63は、例えば、図1の油圧バルブ17として装着部11に設置できる。
図4は、本発明の実施例1の畦塗り機のトラクタに装着時の一例を示す平面図である。
図中の、二点鎖線より、実線における位置は、シリンダ15が伸びた状態となっている。
今、図2で示された油圧回路である場合、シリンダ15の圧力により、シリンダは伸び側に力が働き、このことにより、擬似平行リンクを介し、作業部40は、畦1側へ付勢されている。このことにより、作業部40は、元畦1に追従させることができる。そして、作業時において、トラクタ2の操作等により、畦1から作業部40に一定以上の力がかかると、その力により、シリンダ15に縮む側の力がはたらき、シリンダ室51に圧力がかかり、設定した一定圧力以上になると、弁56により減圧さる。このことにより、元畦に無理に押し付けることがなく、まっすぐな畦を成形することが可能となる。
また、第1の切換バルブ62を図3のように切換えた場合、第1のシリンダ室51には、ポンプ58からの圧力により強い圧力がかけられ、ロッド54を弁56で減圧されることなく伸び方向(図3の左側)へ移動させ、シリンダ15が伸びる。これにより、作業部40は元畦1には追従せず、強い力で畦側へ押し込むことが可能となる。この例として、畦を元畦よりも押しこんだ形態で畦を形成したい場合があげられる。また、畦塗り作業の開始時等は、作業部の反畦側への反力が強いことが多く、この場合も、第1の切換バルブ62を図3のように切換えた回路で作業を行うことも有効となる。また、第1の切換バルブ62を制御することにより、例えば、畦塗りの作業の始めは、作業部40を強く畦側を押し付け(図3の状態)、何秒かしたら、作業部40を元畦に追従するように(図2の状態)することが可能となる。
図5は、本発明の実施例1の畦塗り機の作業部を非作業位置に移動した場合の一例を示す平面図である。図5において、実線は作業部40が作業する場合の位置であり、二点鎖線は作業部40を非作業位置に移動した場合の位置である。ここで、作業部40が実線の位置にいる場合、第2の切換バルブ63を図2や3の状態から切換えてポンプ58からの圧力が第2のシリンダ室52に伝えるようにすると、シリンダ15は縮み、二点鎖線の位置まで移動する。このことにより、非作業時は、トラクタ2を安全に移動できる。一方、図5の二点鎖線の位置から、実線の位置に作業部40を移動させる場合は、第2の切換バルブ63を図2や3の状態に切換れば、シリンダ15が伸び、当該移動が可能となる。このとき、第1の切換バルブ62が、図3の状態の場合は、弁56による減圧がないため、図2の状態に比べより速く移動させることが可能となる。
本発明のシリンダ15の取り付けは、図1に限定されることなく、例えば、図1において、支点Aと第2のアーム22上に取付けられた支点を連結する場合、支点Aと作業部40に設けられた支点Cを連結する場合などでもシリンダ15が伸びると作業部40が畦1側へ近づくため、実現可能である。
また、図2や3において、シリンダは、ピストン53のロッド54を図の左方向ではなく、右方向に取付けた構造のシリンダも適用可能である。この場合、弁56による減圧(図2の回路の状態の場合)は、ロッド54に伸び側に力がかかった場合に作用するようになる。そして、この場合のシリンダの取付けは、例えば図1において、支点Dと第1のアーム21又は第2のアーム22上や、支点Cと第1のアーム21上を連結するように取付け可能である。すなわち、ロッド54に伸び側に力がかかった場合に減圧弁が作用する場合でも、シリンダが縮んだとき、作業部40が畦1側に移動するように取付けすれば本発明を実現可能となる。
本実施例1における、擬似平行リンクは、図4の実線と二点鎖線でも示されるように、畦塗り作業が想定される状態においては、作業部40が畦に対してほぼ平行に移動するように、アーム(21、22)や支点(16、18、31、32)の位置関係が設定され、適切な畦塗り作業が行えるようになっている。
図6は、本発明の実施例2の畦塗り機のトラクタに装着時の一例を示す平面図である。また、図7は、本発明の実施例2の畦塗り機の作業部を非作業位置に移動した場合の一例を示す平面図である。本実施例2では、実施例1の擬似平行リンクを、純粋な平行リンクに置き換えた構成の畦塗り機である。すなわち、実施例2における装着部77と作業部40に設けられた水平回動可能な支点(75、76、73、74)を連結する第1アーム71と第2アーム72は同じ長さでかつ平行に構成されている。これにより、作業部40が常にほぼ平行に移動可能となる。その他の構成は、実施例1と同じである。シリンダ15も、実施例1と同じように、作業部40が畦側から力がかかる場合、弁56による減圧が作用するように平行リンク機構に取付けるようにすればよい。
図8は、本発明の実施例3の畦塗り機の一形態を示す平面図である。本実施例3において、装着部85は、トラクタへの取付部12から14を有し、トラクタへ接続される。そして、作業部40は、実施例1と同じく、前処理部36と畦成形部37を有し、前処理部36は、耕耘爪35等を有し、旧畦を切り崩して土をかき出す作業を行う。一方、畦成形部37は、前処理部36の後方に位置し、ディスク等により構成され、かき出された土を畦形状に塗り付ける作業を行う。
装着部85と、作業部40は、装着部85側に設けられた装着部側支点82と、作業部40側に設けられた作業部側支点84を、中間フレーム83により連結されている。これら、装着部側支点82と作業部側支点84は、中間フレーム83を水平方向へ回動可能とする支点である。
また、トラクタからの動力の伝達は、例えば、装着部に設けられる入力軸からベベルギアを介して、装着部側支点82と同中心の軸を介し、中間フレーム内に設けられたチェーン又は、ベベルギアと軸などを介してさらに、作業部側支点84と同中心の軸を介し作業部40に伝えられ、作業部40内では、歯車、ベベルギア、軸、又は、チェーン等介して、前処理部36や畦成形部37に動力が伝達される。
シリンダ15は、装着部に設けられた支点Gと中間フレームに設けられた支点Hを連結している。これらの支点は、シリンダ15を水平方向へ回動可能とする支点であり、シリンダ15が伸びると、中間フレームは、図8において装着部側支点82を中心に、反時計方向に回転し、作業部40を、畦側へ移動させる構成となっている。
本実施例3のシリンダ15の構成は実施例1と同じである(図2、3と段落0017〜0024)。
一方、本実施例3においては、別シリンダ88が中間フレーム83上に設けられた第1別支点86と作業部40側に設けられた第2別支点87を連結するように取付けられている。これらの支点は、別シリンダ88を水平方向に回動可能とする支点である。別シリンダ88は、中間フレーム83の回動により、作業部40の姿勢の変化した場合、作業部40の畦に対する角度を補正し作業部40の角度を畦に対して一定に保つことを可能とする。例えば、方向センサを用いて、中間フレーム83が回動した場合でも、一定の方向を向くように別シリンダ88を作用させ作業部40の角度を調整することができる。また、弁56、第1の切換バルブ62、及び、第2の切換バルブ63は、例えば、図8の油圧バルブ17として装着部85に設置できる。
図9は、本発明の実施例3の畦塗り機のトラクタに装着時の一例を示す平面図である。図において、シリンダ15が伸びると二点鎖線の位置から実線の位置へ作業部40が移動することがわかる。シリンダ15における油圧回路が図2の状態の場合は、シリンダ15は、伸びる側に付勢されているため作業部40は畦側へ常に付勢されていることになる。一方、畦側から、トラクタの操作等により、一定以上の力を作業部40が受けると、その力は、シリンダ15に伝わり、シリンダ室51の圧力が高くなり、一定圧力以上になると、弁56が減圧して、畦に一定以上の力がかかない構成となっている。
また、第1の切換バルブ62を図3のように切換えた場合、第1のシリンダ室51には、ポンプ58からの圧力により強い圧力がかけられ、ロッド54を弁56で減圧されることなく伸び方向(図3の左側)へ移動させ、シリンダ15が伸びる。これにより、作業部40は元畦1には追従せず、強い力で畦側へ押し込むことが可能となる。この例として、畦を元畦よりも押しこんだ形態で畦を形成したい場合があげられる。また、畦塗り作業の開始時等は、作業部の反畦側への反力が強いことが多く、この場合も、第1の切換バルブ62を図3のように切換えた回路で作業を行うことも有効となる。また、第1の切換バルブ62を制御することにより、例えば、畦塗りの作業の始めは、作業部40を強く畦側を押し付け(図3の状態)、何秒かしたら、作業部40を元畦に追従するように(図2の状態)することが可能となる。
図10は、本発明の実施例3の畦塗り機の畦塗り作業時の一例を示したものである。実際畦塗り機はトラクタに装着されるが、図中トラクタは、説明のため省略している。シリンダ15の油圧回路の状態は図2の状態であるとき、この図10において、トラクタの操作により(a)から(b)に畦塗り機が移動し、トラクタが畦1に近づいた場合、作業部40は、畦1からの反力を受け、シリンダ15は縮む方向に力が働く。このことにより、第1のシリンダ室51の圧力が高くなり、設定された一定圧力以上になると、弁56により減圧される。そして、シリンダ15は縮み作業部40がトラクタ側横方向へ移動し元畦を押し付け過ぎることなく、まっすぐな畦を成形可能となる。一方、トラクタの操作により(b)から(c)に畦塗り機が移動し、トラクタが畦1から離れた場合、作業部40は、シリンダ15のポンプ58による伸び方向の圧力により、シリンダ15が伸び、元畦1から離れることなく、追従することを可能としている。さらに、第1の切換バルブ62を切換えてシリンダ15の油圧回路を図3の状態にすれば、作業部40は、元畦1に追従せず、強い力で押し付けて、畦を成形することが可能となる。これらトラクタの動きに対する作業部40の元畦への追従等は、実施例1や2でも同様である。
図11は、本発明の実施例3の畦塗り機の作業部を非作業位置に移動した場合の一例を示す平面図である。図11において、実線は作業部40が作業する場合の位置であり、二点鎖線は作業部40を非作業位置に移動した場合の位置である。ここで、作業部40が実線の位置にいる場合、第2の切換バルブ63を図2や3の状態から切換えてポンプ58からの圧力が第2のシリンダ室52に伝えるようにすると、シリンダ15は縮み、二点鎖線の位置まで移動する。このことにより、非作業時は、トラクタ2を安全に移動できる。また、このとき、別シリンダ88は、シリンダ15の稼動と合わせて、作業部40が非作業状態において、適切な角度になるように稼動できる。一方、図5の二点鎖線の位置から、実線の位置に作業部40を移動させる場合は、第2の切換バルブ63を図2や3の状態に切換れば、シリンダ15が伸び、当該移動が可能となる。このとき、第1の切換バルブ62が、図3の状態の場合は、弁56による減圧がないため、図2の状態に比べより速く移動させることが可能となる。
また、図2や3において、シリンダは、ピストン53のロッド54を図の左方向ではなく、右方向に取付けた構造のシリンダも適用可能である。この場合、弁56による減圧(図2の回路の状態の場合)は、ロッド54に伸び側に力がかかった場合に作用するようになる。そして、この場合のシリンダの取付けは、例えば図8において、装着部85に設けられた支点Jと中間フレーム83に設けられた支点Kを連結するように取付け可能である。すなわち、ロッド54に伸び側に力がかかった場合に減圧弁が作用する場合でも、シリンダが縮んだとき、作業部40が畦1側に移動するように取付けすれば本発明を実現可能となる。
以上、実施例1から実施例3で示された本発明は、弁を用いた簡便なシリンダ15を用いることにより、作業者の運転操作及びその技量によらず、元畦に対して作業部40が追従しながらの作業をするか否かが選択可能となる。
実施例1から実施例3は、畦塗り機の実施例であったが、本発明は、畦塗り機にかかわらず、装着部と作業部を有し、これらが、少なくとも作業部の作業時において作業部が被作業面に対して接離する方向に移動可能とするリンク機構により連結されるオフセット作業機であれば適用可能である。例えば、草刈機であれば、畦の草を刈る場合において作業部(に設けられたローラー等)を畦に押し付けて作業する場合、上記実施例1〜3に示された、弁56が作用する回路における畦塗り機を元畦に追従する機構と同じ機構で草刈機の作業部を畦に追従して作業するように適用できる。この他に、例えば、溝堀機であれば、溝堀作業をする場合、旧溝の側面に押し付けて作業する場合も、上記実施例1〜3に示された、弁56が作用する回路における畦塗り機を元畦に追従する機構と同じ機構で溝堀機の作業部を旧溝の側面に追従して作業するように適用できる。そして、これらの例においても、第1の切換弁62を切換えることで、作業部が追従しない機構とでき、また、第2の切換弁を切換えることで、作業部を非作業位置に移動させることができる。
本発明の実施例1の畦塗り機の一形態を示す平面図である。 本発明におけるシリンダの一形態を示す油圧回路図である。 図2において、第1の切換バルブ62を切換えた場合の油圧回路図である。 本発明の実施例1の畦塗り機のトラクタに装着時の一例を示す平面図である。 本発明の実施例1の畦塗り機の作業部を非作業位置に移動した場合の一例を示す平面図である。 本発明の実施例2の畦塗り機のトラクタに装着時の一例を示す平面図である。 本発明の実施例2の畦塗り機の作業部を非作業位置に移動した場合の一例を示す平面図である。 本発明の実施例3の畦塗り機の一形態を示す平面図である。 本発明の実施例3の畦塗り機のトラクタに装着時の一例を示す平面図である。 本発明の実施例3の畦塗り機の畦塗り作業時の一例を示したものである。 本発明の実施例3の畦塗り機の作業部を非作業位置に移動した場合の一例を示す平面図である。
符号の説明
1 畦
2 トラクタ
11 装着部(実施例1)
12〜14 取付部
15 シリンダ
16 第1の支点
17 油圧バルブ
18 第2の支点
21 第1のアーム
22 第2のアーム
23 ジョイント
31 第3の支点
32 第4の支点
35 耕耘爪
36 前処理部
37 畦成形部
40 作業部
51 第1のシリンダ室
52 第2のシリンダ室
53 ピストン
54 ロッド
55 第1の流路
56 弁
57 第2の流路
58 ポンプ
59 タンク
60 第3の流路
61 第4の流路
62 第1の切換バルブ
63 第2の切換バルブ
64 第5の流路
65 バイパス回路
71 第1アーム
72 第2アーム
73 第1支点
74 第2支点
75 第3支点
76 第4支点
77 装着部(実施例2)
82 装着部側支点
83 中間フレーム
84 作業部側支点
85 装着部(実施例3)
86 第1別支点
87 第2別支点
88 別シリンダ
A〜H、J、K 支点

Claims (6)

  1. 走行機体の後部に装着され、前記走行機体に装着する装着部と、前記走行機体からの動力により作業を行う作業部とを有し、前記装着部と前記作業部が、少なくとも前記作業部の作業時において前記作業部が被作業面に対して接離する方向に移動可能とするリンク機構により連結されるオフセット作業機において、
    前記リンク機構には、ピストンで分断された、一方のシリンダ室の圧力を他方のシリンダ室の圧力より高く設定した油圧シリンダを、前記作業部が被作業面側に向けて付勢されるように装着し、
    前記油圧シリンダの油圧回路中には、前記圧力を高く設定した方のシリンダ室の圧力が一定圧力以上となった場合に減圧させるための弁と、当該減圧させるための弁をバイパスするバイパス回路と、前記弁を経由するか前記バイパス回路を経由するかを決定する切換バルブとを設けたことを特徴とするオフセット作業機。
  2. 走行機体の後部に装着され、前記走行機体に装着する装着部と、前記走行機体からの動力により作業を行う作業部とを有し、前記装着部と前記作業部が、少なくとも前記作業部の作業時において前記作業部が被作業面に対して接離する方向に移動可能とするリンク機構により連結されるオフセット作業機において、
    前記リンク機構には、ピストンで分断された二つのシリンダ室のうち、いずれのシリンダ室の圧力を高く設定するかを切換可能な油圧シリンダを、当該油圧シリンダの伸縮により前記作業部が前記リンク機構により移動可能となるように装着し、
    前記油圧シリンダの油圧回路中には、前記作業部が被作業面側に向けて付勢されるように圧力を高く設定した方のシリンダ室の圧力が一定圧力以上となった場合に減圧させるための弁と、当該減圧させるための弁をバイパスするバイパス回路と、前記弁を経由するか前記バイパス回路を経由するかを決定する切換バルブとを設けたことを特徴とするオフセット作業機。
  3. 請求項1又は2に記載のオフセット作業機において、前記切換バルブの切換は、手動又は電動で切換可能であることを特徴とするオフセット作業機。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のオフセット作業機において、前記リンク機構は、擬似平行リンク機構又は平行リンク機構であることを特徴とするオフセット作業機。
  5. 請求項1乃至請求3のいずれか一項に記載のオフセット作業機において、前記リンク機構は、前記装着部と、前記作業部とを連結する中間フレームを有し、当該中間フレームは、前記装着部に設けられた水平方向に回動可能な装着部側支点と、前記作業部側に設けられた水平方向に回動可能な作業部側支点により連結される機構であり、
    前記油圧シリンダは、前記装着部と、前記中間フレームに、前記装着部側支点とは別に設けられたそれぞれの支点を連結するように装着されたことを特徴とするオフセット作業機。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のオフセット作業機において、前記一定圧力以上の圧力を減圧するための弁における一定圧力は、弁に設けられた調節部材により調整可能とすることを特徴とするオフセット作業機。
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