JP2008220055A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力端子及び出力端子の誤配線接続の防止を図る電源装置を提供することにある。
【解決手段】入力端子11を通じて入力した入力電圧を所定電圧値の出力電圧に変換し、出力端子12を通じて変換出力する電圧変換回路13を備えたスイッチング電源装置1であって、DC/DC回路13C及び出力端子間の電気的接続を遮断した常開リレー回路17と、電源投入に応じて、PFC出力電圧が300Vを超えたか否かを判定するコンパレータ33と、PFC出力電圧が300Vを超えたと判定されると、常開リレー回路による遮断中に、出力端子電圧が零付近であるか否かを判定する出力端子電圧判定部32Aと、出力端子電圧が零付近であると判定されると、DC/DC回路及び出力端子間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続すべく、常開リレー回路をON駆動制御する駆動制御部32Bとを有している。
【選択図】図1
【解決手段】入力端子11を通じて入力した入力電圧を所定電圧値の出力電圧に変換し、出力端子12を通じて変換出力する電圧変換回路13を備えたスイッチング電源装置1であって、DC/DC回路13C及び出力端子間の電気的接続を遮断した常開リレー回路17と、電源投入に応じて、PFC出力電圧が300Vを超えたか否かを判定するコンパレータ33と、PFC出力電圧が300Vを超えたと判定されると、常開リレー回路による遮断中に、出力端子電圧が零付近であるか否かを判定する出力端子電圧判定部32Aと、出力端子電圧が零付近であると判定されると、DC/DC回路及び出力端子間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続すべく、常開リレー回路をON駆動制御する駆動制御部32Bとを有している。
【選択図】図1
Description
本発明は、交流電源からの交流電圧を所定電圧値の直流電圧に変換し、この変換した直流電圧を電源出力する電源装置に関する。
従来、このような電源装置としては、交流電源に接続する入力端子と、直流電源を供給する負荷に接続する出力端子と、入力端子を通じて交流電源から、例えば200Vの交流電圧を入力し、この交流電圧を所定電圧値(例えば5V,12V,15V,24V)の直流電圧に変換する変換回路とを有し、変換回路は、入力端子を通じて入力した交流電圧を全波整流して平滑化して所定電圧値の直流電圧に変換し、この変換したの直流電圧を、出力端子を通じて負荷に電源供給する技術が広く知られている(例えば特許文献1参照)。
一般的な電源装置では、例えば交流電源及び入力端子間の接続配線や、負荷及び出力端子間の接続配線をネジ止めで接続することになるため、入力端子及び出力端子を区別するために入力端子及び出力端子の表示や形状を変えることで、入力端子及び出力端子の誤配線を防止するようにしている。尚、一般的な電源装置では、誤配線接続を防止するためにコネクタ接続にすることも考えられるが、電源装置の用途上、配線スペースの確保が難しく、あえてコネクタ接続によらず、ネジ止め接続で入力端子及び出力端子の配線を行っているのが実情である。
特開2005−151674号公報(要約書及び図1参照)
しかしながら、上記従来の電源装置によれば、その入力端子及び出力端子の表示や形状を変えて、これら入力端子及び出力端子の誤配線を防止するようにしたが、配線作業者の判断ミスで、本来、負荷を接続すべき出力端子側に、例えば交流電源を誤接続してしまった場合、電源装置自体が故障してしまうことになる。
また、同様に、配線作業者の判断ミスで、本来、交流電源を接続すべき入力端子側に、例えば負荷を誤接続してしまった場合、電源装置自体に不具合が生じる虞がある。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、入力端子及び出力端子の誤配線接続による電源装置自体の故障や不具合を確実に防止することができる電源装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の電源装置は、入力端子及び出力端子と、前記入力端子を通じて入力した入力電圧を所定電圧値の出力電圧に変換し、この変換した出力電圧を、出力端子を通じて出力する電圧変換回路とを備えた電源装置であって、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続を遮断するリレー手段と、前記電圧変換回路内部の入力段の電圧を検出する入力段電圧検出手段と、前記出力端子側の電圧を検出する出力端子電圧検出手段と、前記入力電圧の投入に応じて、前記入力段電圧検出手段を通じて前記電圧変換回路内部の入力段電圧を検出し、この入力段電圧が所定閾値を超えたか否かを判定する入力段電圧判定手段と、この入力段電圧判定手段にて前記入力段電圧が所定閾値を超えたと判定されると、前記リレー手段による前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中に、前記出力端子電圧検出手段を通じて前記出力端子側の電圧を検出し、この出力端子側の電圧が零付近であるか否かを判定する出力端子電圧判定手段と、この出力端子電圧判定手段にて前記出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を保持すべく、前記リレー手段を駆動制御する駆動制御手段とを有するようにした。
従って、本発明の電源装置によれば、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続を遮断したリレー手段を備え、入力電圧の投入に応じて、前記電圧変換回路内部の入力段電圧が所定閾値を超え、かつ、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中に、出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を保持するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき出力端子側に、例えば交流電源を誤接続したとしても、電圧変換回路及び出力端子間の電気的接続が遮断保持されていることになるため、出力端子や入力端子の誤配線接続による電源装置自体の故障や不具合を確実に防止することができる。
また、本発明の電源装置は、前記駆動制御手段が、前記出力端子電圧判定手段にて前記出力端子側の電圧が零付近であると判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続すべく、前記リレー手段を駆動制御するようにしても良い。
従って、本発明の電源装置によれば、前記電圧変換回路内部の入力段電圧が所定閾値を超え、かつ、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中に、前記出力端子側の電圧が零付近であると判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続すべく、前記リレー手段を駆動制御するようにしたので、例えば入力端子側に交流電源、出力端子側に負荷、すなわち入力端子及び出力端子に本来接続すべき機器が正常に接続した場合、電源電圧変換回路及び出力端子間を電気的に接続することで、電源装置として正常の運転動作を実現することができる。
また、本発明の電源装置は、前記駆動制御手段が、前記出力端子電圧判定手段にて前記出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、アラームを報知出力するようにしても良い。
従って、本発明の電源装置によれば、前記電圧変換回路内部の入力段電圧が所定閾値を超え、かつ、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中に、前記出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、アラームを報知出力するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき出力端子側に、例えば交流電源を誤接続したとしても、ユーザは、誤配線接続の発生をアラームで認識することができる。
また、本発明の電源装置は、前記駆動制御手段が、前記リレー手段による前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中は、前記電圧変換回路内部の電圧変換機能の駆動を停止するようにしても良い。
従って、本発明の電源装置によれば、前記リレー手段による前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中は、前記電圧変換回路内部の電圧変換機能の駆動を停止するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき、出力端子側に交流電源を誤配線接続したとしても、前記電圧変換回路及び出力端子間の電気的接続は遮断されていることは勿論のこと、前記電圧変換回路内部の電圧変換機能の駆動を停止することになるため、出力端子側の誤配線接続による電源装置自体の故障は勿論のこと、入力端子側の誤配線接続による電源装置の不具合を確実に防止することができる。
また、本発明の電源装置は、前記電圧変換回路が、前記入力電圧の力率を改善する力率改善部と、この力率改善部にて改善した入力電圧を所定電圧値の出力電圧に変換する電圧変換部と有し、前記入力段電圧検出回路は、前記力率改善部の出力電圧を入力段電圧として検出するようにしても良い。
従って、本発明の電源装置によれば、前記入力段電圧検出回路が前記力率改善部の出力電圧を入力段電圧として検出するようにしたので、入力端子側の誤配線接続による電源装置の不具合を確実に防止することができる。
上記のように構成された本発明の電源装置によれば、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続を遮断したリレー手段を備え、入力電圧の投入に応じて、前記電圧変換回路内部の入力段電圧が所定閾値を超え、かつ、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中に、出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を保持するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき出力端子側に、例えば交流電源を誤接続したとしても、電圧変換回路及び出力端子間の電気的接続が遮断保持されていることになるため、出力端子や入力端子の誤配線接続による電源装置自体の故障や不具合を確実に防止することができる。
以下、図面に基づいて本発明の電源装置に関わる実施の形態を示すスイッチング電源装置について説明する。図1は本発明の電源装置に関わる実施の形態を示すスイッチング電源装置内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すスイッチング電源装置1は、交流電源2と接続する入力端子11及び、図示せぬ負荷に接続する出力端子12を備え、入力端子11を通じて入力した交流入力電圧を所定電圧値の直流出力電圧に変換し、この変換した直流出力電圧を、出力端子12を通じて負荷に供給する電圧変換回路13と、このスイッチング電源装置1全体を制御する制御回路14と、交流電源2の一部の電力を制御回路14に電力供給する補助電源15と、警告表示等のアラームを表示出力するアラーム表示部16とを有している。尚、アラーム表示部16は、LCD若しくはLED等で構成するものである。
電圧変換回路13は、入力端子11を通じて入力した交流入力電圧を全波整流して直流電圧に変換するダイオードブリッジ回路13Aと、このダイオードブリッジ回路13Aにて変換した直流電圧の力率を改善する力率改善(以下、単にPFCと称する)回路13Bと、このPFC回路13Bにて力率改善した直流電圧を所定電圧値に安定化出力するDC/DC回路13Cとを有している。
また、スイッチング電源装置1は、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続を遮断する常開リレー回路17を備え、制御回路14は、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続すべく、常開リレー回路17をON駆動制御するものである。
また、スイッチング電源装置1は、PFC回路13B及びDC/DC回路13C間に配置し、PFC回路13Bの出力電圧、すなわちPFC出力電圧を検出するPFC出力電圧検出部21と、DC/DC回路13C及び常開リレー回路17間に配置し、DC/DC回路13Cの出力電圧を検出する出力電圧検出部22と、常開リレー回路17及び出力端子12間に配置し、出力端子電圧を検出する出力端子電圧検出部23とを有している。
制御回路14は、PFC回路13Bを駆動制御するコントロールIC31と、DC/DC回路13Cを駆動制御するマイコン32とを有し、コントロールIC31は、PFC回路13BのPFC入力電流を検出し、この検出結果に基づいてPFC回路13Bを駆動制御すべく、PFC制御パルスをPFC回路13Bに入力すると共に、マイコン32は、DC/DC回路13Cの出力電圧を検出し、この検出結果に基づいてDC/DC回路13Cを駆動制御すべく、DC/DC制御パルスをDC/DC回路13Cに入力するものである。
また、制御回路14は、入力端子11に対して、例えば交流電源2を配線接続し、この入力端子11を通じて交流電源2からの電源投入に応じて補助電源15から電力を供給することでコントロールIC31及びマイコン32を起動することになるが、PFC出力電圧検出部21を通じてPFC回路13BのPFC出力電圧が所定閾値、例えば300Vを超えたか否かを判定するコンパレータ33と、PFC出力電圧が300Vを超えたと判定されると、光信号を出力する発光素子34と、発光素子34からの光信号を受光し、PFC出力電圧が300Vを超えたとの判定結果をマイコン32に通知する受光素子35とを有している。尚、コンパレータ33に設定した所定閾値は、DC/DC回路13Cの駆動電圧閾値に相当するものである。また、制御回路14内部のコントロールIC31及びマイコン32間は、発光素子34及び受光素子35を通じて電気的に絶縁しているものとする。
マイコン32は、受光素子35を通じてPFC出力電圧が300Vを超えたとの判定結果を受信すると、出力端子電圧検出部23を通じて出力端子電圧を検出し、この出力端子電圧が零付近であるか否かを判定する出力端子電圧判定部32Aと、この出力端子電圧が零付近であると判定されると、正常な配線接続であると判断し、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続遮断を解放して電気的に接続すべく、常開リレー回路17をON駆動制御する駆動制御部32Bとを有している。
また、マイコン32は、受光素子35を通じてPFC出力電圧が300Vを超えたとの判定結果を受信すると、出力端子電圧検出部23を通じて出力端子電圧を検出し、出力端子電圧判定部32Aにて出力端子電圧が零付近でないと判定されると、誤配線接続であると判断し、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続遮断をそのまま保持すべく、駆動制御部32Bを通じて、常開リレー回路17をOFF駆動制御すると共に、誤配線接続である旨のアラームをアラーム表示部16に表示出力するものである。
DC/DC回路13C及び出力端子12間の常開リレー回路17は、通常、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続を遮断状態にしているため、本来、出力端子12側に負荷を接続すべきところに交流電源2を誤配線接続したとしても、DC/DC回路13C及び出力端子12間が電気的に遮断状態にあるため、スイッチング電源装置1自体が故障してしまうような事態を防止することができるものである。
また、DC/DC回路13C及び出力端子12間の常開リレー回路17は、通常、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続を遮断状態にしているため、本来、入力端子11側に交流電源2を接続すべきところに負荷を誤配線接続したとしても、DC/DC回路13C及び出力端子12間が電気的に遮断状態にあるため、スイッチング電源装置1の不具合を確実に防止することができるものである。
また、制御回路14のマイコン32は、受光素子35を通じてPFC出力電圧が300Vを超えたとの判定結果を受信すると、出力端子電圧検出部32Aを通じて出力端子電圧を検出し、この出力端子電圧が零付近であると判定されると、正常配線接続であると判断し、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続遮断を解放して電気的に接続すべく、常開リレー回路17をON駆動制御することで、DC/DC回路13C及び出力端子12間を電気的に接続し、電圧変換回路13は、交流電源2からの交流入力電圧を所定電圧値の直流出力電圧に変換出力するものである。
尚、請求項記載の電源装置はスイッチング電源装置1、入力端子は入力端子11、出力端子は出力端子12、変換回路は電圧変換回路13、リレー手段は常開リレー回路17、入力段電圧検出手段はPFC出力電圧検出部21、出力端子電圧検出手段は出力端子電圧検出部23、入力段電圧判定手段はコンパレータ33、出力端子電圧判定手段は出力端子電圧判定部32A、駆動制御手段は駆動制御部32B、アラームはアラーム表示部16、力率改善部はPFC回路13B、電圧変換部はDC/DC回路13Cに相当するものである。
次に本実施の形態を示すスイッチング電源装置1の動作について説明する。図2は本実施の形態を示すスイッチング電源装置1の誤配線防止処理に関わる処理動作を示すフローチャートである。
図2に示す誤配線防止処理は、スイッチング電源装置1の入力端子11又は出力端子12への誤配線接続を防止するための処理である。
図2に示すスイッチング電源装置1は、入力端子11を通じて電源投入を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
スイッチング電源装置1は、電源投入を検出したのであれば、補助電源15経由での電力供給に応じて制御回路14内部のコントロールIC31及びマイコン32を起動する(ステップS12)。
制御回路14内部のマイコン32は、PFC出力電圧検出部21を通じてPFC回路13Bの出力電圧、すなわちPFC出力電圧を検出すると、コンパレータ33を通じてPFC出力電圧が所定閾値、例えば300Vを超えたか否かを判定する(ステップS13)。尚、マイコン32は、PFC出力電圧が300Vを超えた場合、受光素子35を通じて発光素子34からの光信号を受信することになる。
マイコン32は、受光素子35を通じて光信号を受信すると、PFC出力電圧が300Vを超えたものと判断し、出力端子電圧検出部23を通じて出力端子13及び常開リレー回路17間の出力端子電圧を検出し、出力端子電圧判定部32Aを通じて、この出力端子電圧が零付近であるか否かを判定する(ステップS14)。
マイコン32は、出力端子電圧が零付近であると判定されると、正常な配線接続であると判断し、駆動制御部32Bを通じてDC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断を解放すべく、常開リレー回路17をON駆動してDC/DC回路13C及び出力端子12間を電気的に接続し(ステップS15)、DC/DC回路13Cの駆動を開始し(ステップS16)、交流入力電圧を所定電圧値の直流出力電圧に変換出力する通常の運転動作に移行すべく、この処理動作を終了する。
また、スイッチング電源装置1は、ステップS11にて電源投入を検出したのでなければ、この処理動作を終了する。
また、制御回路14は、ステップS13にてPFC出力電圧が300Vを超えたのでなければ、同PFC出力電圧が300Vを超えるまで監視動作を継続すべく、ステップS13に移行する。
また、制御回路14のマイコン32は、ステップS14にて出力端子電圧が零付近でないと判定されると、誤配線接続であると判断し、駆動制御部32Bを通じて誤配線接続である旨を通知すべく、誤配線接続のアラームをアラーム表示部16に表示し(ステップS17)、この処理動作を終了する。
図2に示す誤配線接続処理によれば、電源投入後、PFC出力電圧が300Vを超えたと判定され、かつDC/DC回路13C及び出力端子12間の出力端子電圧が零付近でないと判定されると、誤配線接続であると判断し、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断を保持したまま、誤配線接続を報知すべく、誤配線接続アラームをアラーム表示部16に表示するようにしたので、出力端子12側の誤配線接続によるスイッチング電源装置1自体の故障を確実に防止すると共に、ユーザは、誤配線接続アラームで誤配線接続を認識することができる。
また、誤配線接続処理によれば、電源投入後、PFC出力電圧が300Vを超えたと判定され、かつDC/DC回路13C及び出力端子12間の出力端子電圧が零付近であると判定されると、正常に配線接続されているものと判断し、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続するようにしたので、通常通り、入力端子11からの交流入力電圧を所定電圧値の直流出力電圧に変換し、この変換した所定電圧値の直流出力電圧を出力端子12から出力する通常の運転動作を実行することができる。
本実施の形態によれば、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続を遮断した常開リレー回路17を備え、電源投入に応じて、PFC回路13BのPFC出力電圧が所定閾値(300V)を超え、かつ、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断中に、出力端子電圧が零付近でないと判定されると、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断を保持するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき出力端子12側に、例えば交流電源2を誤接続したとしても、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続が遮断保持されていることになるため、出力端子12や入力端子11の誤配線接続によるスイッチング電源装置1自体の故障や不具合を確実に防止することができる。
また、本実施の形態によれば、PFC回路13BのPFC出力電圧が所定閾値(300V)を超え、かつ、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断中に、出力端子電圧が零付近であると判定されると、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続すべく、常開リレー回路17をON駆動制御するようにしたので、例えば入力端子11側に交流電源2、出力端子12側に負荷、すなわち入力端子11及び出力端子12に本来接続すべき機器が正常に接続した場合、DC/DC回路13C及び出力端子12間を電気的に接続することで、スイッチング電源装置1として正常の運転動作を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、PFC回路13BのPFC出力電圧が所定閾値(300V)を超え、かつ、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断中に、出力端子電圧が零付近でないと判定されると、誤配線接続のアラームをアラーム表示部16に表示するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき出力端子12側に、例えば交流電源2を誤接続したとしても、ユーザは、誤配線接続の発生をアラーム表示部16で認識することができる。
また、本実施の形態によれば、常開リレー回路17によるDC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続の遮断中は、DC/DC回路13の駆動を停止するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき、出力端子12側に交流電源2を誤配線接続したとしても、DC/DC回路13C及び出力端子12間の電気的接続は遮断されていることは勿論のこと、DC/DC回路13Cの駆動を停止することになるため、出力端子12側の誤配線接続によるスイッチング電源装置1自体の故障は勿論のこと、入力端子11側の誤配線接続によるスイッチング電源装置1の不具合を確実に防止することができる。
尚、上記実施の形態においては、電圧変換回路13内部のPFC回路13BのPFC出力電圧が監視対象とし、このPFC出力電圧が所定閾値を超えたか否かを判定し、PFC出力電圧が所定閾値を超えた場合、出力端子電圧が零付近であるか否かを判定するようにしたが、このPFC回路13Bの出力電圧に限定されるものではなく、例えばDC/DC回路13Cの出力電圧やダイオードブリッジ回路13Aの出力電圧等を監視対象としても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施の形態においては、誤配線接続と判断された場合、誤配線接続のアラームをアラーム表示部16で警告表示するようにしたが、アラーム表示部16の代わり、例えばアラーム音を音響出力する音響出力部を配置するようにしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
上記のように構成された本発明の電源装置によれば、電圧変換回路及び出力端子間の電気的接続を遮断したリレー手段を備え、入力電圧の投入に応じて、前記電圧変換回路内部の入力段電圧が所定閾値を超え、かつ、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中に、出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を保持するようにしたので、本来、例えば負荷を接続すべき出力端子側に、例えば交流電源を誤接続したとしても、電圧変換回路及び出力端子間の電気的接続が遮断保持されていることになるため、出力端子や入力端子の誤配線接続による電源装置自体の故障や不具合を確実に防止することができるため、例えば交流入力電圧を所定電圧値の直流出力電圧に変換するスイッチング電源装置に有用である。
1 スイッチング電源装置(電源装置)
11 入力端子
12 出力端子
13 電圧変換回路(電圧変換回路)
13B PFC回路(力率改善部)
13C DC/DC回路(電圧変換部)
16 アラーム表示部(アラーム)
17 常開リレー回路(リレー手段)
21 PFC出力電圧検出部(入力段電圧検出手段)
23 出力端子電圧検出部(出力端子電圧検出手段)
32A 出力端子電圧判定部(出力端子電圧判定手段)
32B 駆動制御部(駆動制御手段)
33 コンパレータ(入力段電圧判定手段)
11 入力端子
12 出力端子
13 電圧変換回路(電圧変換回路)
13B PFC回路(力率改善部)
13C DC/DC回路(電圧変換部)
16 アラーム表示部(アラーム)
17 常開リレー回路(リレー手段)
21 PFC出力電圧検出部(入力段電圧検出手段)
23 出力端子電圧検出部(出力端子電圧検出手段)
32A 出力端子電圧判定部(出力端子電圧判定手段)
32B 駆動制御部(駆動制御手段)
33 コンパレータ(入力段電圧判定手段)
Claims (5)
- 入力端子及び出力端子と、前記入力端子を通じて入力した入力電圧を所定電圧値の出力電圧に変換し、この変換した出力電圧を、出力端子を通じて出力する電圧変換回路とを備えた電源装置であって、
前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続を遮断するリレー手段と、
前記電圧変換回路内部の入力段の電圧を検出する入力段電圧検出手段と、
前記出力端子側の電圧を検出する出力端子電圧検出手段と、
前記入力電圧の投入に応じて、前記入力段電圧検出手段を通じて前記電圧変換回路内部の入力段電圧を検出し、この入力段電圧が所定閾値を超えたか否かを判定する入力段電圧判定手段と、
この入力段電圧判定手段にて前記入力段電圧が所定閾値を超えたと判定されると、前記リレー手段による前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中に、前記出力端子電圧検出手段を通じて前記出力端子側の電圧を検出し、この出力端子側の電圧が零付近であるか否かを判定する出力端子電圧判定手段と、
この出力端子電圧判定手段にて前記出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を保持すべく、前記リレー手段を駆動制御する駆動制御手段とを有することを特徴とする電源装置。 - 前記駆動制御手段は、
前記出力端子電圧判定手段にて前記出力端子側の電圧が零付近であると判定されると、前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断を解放して電気的に接続すべく、前記リレー手段を駆動制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 前記駆動制御手段は、
前記出力端子電圧判定手段にて前記出力端子側の電圧が零付近でないと判定されると、アラームを報知出力することを特徴とする請求項1又は2記載の電源装置。 - 前記駆動制御手段は、
前記リレー手段による前記電圧変換回路及び前記出力端子間の電気的接続の遮断中は、前記電圧変換回路内部の電圧変換機能の駆動を停止することを特徴とする請求項1、2又は3記載の電源装置。 - 前記電圧変換回路は、
前記入力電圧の力率を改善する力率改善部と、この力率改善部にて改善した入力電圧を所定電圧値の出力電圧に変換する電圧変換部と有し、
前記入力段電圧検出回路は、
前記力率改善部の出力電圧を入力段電圧として検出することを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電源装置。
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---|---|---|---|
JP2007054324A JP2008220055A (ja) | 2007-03-05 | 2007-03-05 | 電源装置 |
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JP2008220055A true JP2008220055A (ja) | 2008-09-18 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015104288A (ja) * | 2013-11-27 | 2015-06-04 | 株式会社リコー | 受給電装置及び制御方法 |
CN105071666A (zh) * | 2015-08-05 | 2015-11-18 | 无锡市同翔科技有限公司 | 一种高精度信号源板卡 |
JP2018196304A (ja) * | 2017-05-22 | 2018-12-06 | Necプラットフォームズ株式会社 | 誤接続防止装置、および誤接続防止方法 |
-
2007
- 2007-03-05 JP JP2007054324A patent/JP2008220055A/ja active Pending
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