JP2008219645A - 移動体通信システムおよび隣接セルリスト管理方法 - Google Patents

移動体通信システムおよび隣接セルリスト管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク構成の変動に応じて適応的にネットワーク情報を更新する移動体通信システムを得ること。
【解決手段】本発明は、自身が管理しているセルと隣接関係にあるセルの管理情報により構成された隣接セルリストを各々保持している複数の基地局(20〜24)、および移動機(40,41)により構成された移動体通信システムであって、基地局が、自セル内に存在している移動機に対して、移動機が通信可能な近隣セルを探索するように指示し、指示を受けた移動機が、指示内容に従い近隣セルの探索を行い、検出した近隣セルのセルIDを含んだ探索結果を返信し、探索結果を受け取った基地局が、探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動体通信システムにおいて、各基地局が管理している隣接セルリストを動的に更新する方法に関するものであり、特に、基地局のIDやIPアドレスなど隣接セルリストを生成・更新するために必要な情報を管理する特別なデータベースを利用することなしに、ネットワーク構成の変化に応じて各基地局が隣接セルリストを適応的に更新する移動体通信システムに関するものである。
隣接セルリストは、移動体通信システムにおいて移動機のハンドオーバを制御するための情報である。この隣接セルリストは、あるセルに隣接するセル群の各々について無線通信方法(周波数やCDM(Code Division Multiplex)における使用コード等)の情報、移動先セルを制御する基地局情報(制御メッセージの送信先IPアドレスやポート番号等)、移動機がセルを識別するための識別番号(セルID)等を含む。隣接セルリストは通常、オペレータがセル配置計画を行う段階で静的に決定され、装置パラメータとして主に手動で各基地局に与えられており、その設定や更新は煩雑な作業となっていた。
ここで、上記煩雑さを解決するための技術として、例えば下記特許文献1に記載の技術が存在する。下記特許文献1においては、セル増設時に隣接セルリストを自動的に新セルに設定する技術が開示されている。下記特許文献1に記載の技術では、まず基地局または新セル配下に戦略的に配置された測定用移動機が周辺セルのビーコンを測定し、あらかじめ与えられた閾値を超えた測定結果を移動体交換センタ(MSC:Mobile Switching Center)に報告する。次にMSCは、報告されたビーコンが既知のものであるかどうかをチェックし、既知のものでなければ新セルにて検出された隣接セルに対して、新セルで送信しているテストチャネルを測定するリクエストを送信する。そして各隣接セルは、新セルで送信されたテストチャネルの測定結果が閾値を超えた場合にMSCへ報告し、MSCは、報告を受けた隣接セルのみを新セルの隣接セルリストとして、新セルに設定する。
また、非特許文献1では、従来のようにセルの配置計画時に地理的に近接するセルを単純に隣接セルリストとして静的に設定するよりも、上述のように移動機が検出したセルの情報から隣接セルリストを動的に構成した方が、より少ない隣接セル数で移動機のハンドオーバを制御することができ、移動機における隣接セルの測定コストを下げることができると報告されている。
特開平11−331931号公報 H.Olofsson, S.Magnusson, and M.Almgren, "A Concept for Dynamic Neighbor Cell List Planning in a Cellular System," in Proc. IEEE PIMRC '96, vol.1, pp.138-142, (15-18 Aug., Taipei, Taiwan), 1996.
カバーエリアを小さく絞ったセルは、大セルの非カバレッジ領域や不感地の補間、セル端でのスループット向上、ホットスポットや屋内無線アクセスサービスの提供等、通信品質・サービス可用性の向上に対するきめ細かい要求に柔軟に対応できるのが特徴である。また、Beyond 3G/4Gのセルラシステムでは数百Mbpsから1Gbpsの無線通信速度を達成すると言われている。そして、このような高速無線伝送においては送信電力が問題になるため、セルのカバーエリアは従来のセルよりますます小さくなると予想されている。
このような高速無線伝送を実現する基地局は、アンテナを基地局周辺の建物より低い位置に設定することで極めて小さなカバーエリアを形成する。しかしながら、電波伝搬状態が基地局周辺の障害物や地形の影響を受け易くなり、カバーエリアの形状が時間によって複雑に変化するため、従来のようにセル配置計画の段階でセルの地理的な位置関係のみに基づいて隣接セル関係を決定することは困難であった。
また、従来の隣接セルリスト自動設定方法ではMSCが全てのセルの情報を管理しているため、ピコセルやフェムトセルのようにカバーエリアが極めて小さく、従来の基地局カバーエリアをこれらのセルでカバーするために無数の基地局を設置したセルラシステムでは計算量やメモリ量、トラヒックの集中などが問題となっていた。更に、従来の隣接セルリスト自動設定方法では隣接セルリストの構成には基地局または戦略的に配置した測定用移動機による測定を必要としており、前者の場合、基地局と移動機とでアクセスできる周辺セルが必ずしも一致しないため、移動機にとっては最適でない隣接セルリストを構成する場合があり、また後者の場合、セルを増設する度に特殊な作業が発生する(例えばセルを動的に増設したり減設したりする作業)、という問題があった。
また、従来の隣接セル自動設定方法では、新設セルの隣接セルは、新設セルにおいて移動機が周辺セルのビーコン(チャネル)を測定し、測定したビーコン情報からMSCが求めることとなっているが、ビーコン情報に含まれるセルの識別情報は、広域セルラシステムではビット数の制約から必ずしも一意とはならない。しかしながら、従来の隣接セル自動設定方法ではセル識別情報が重複している場合について考慮していないため、このようなシステムに対して従来の隣接セル自動設定方法を適用することができない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、セルが動的に増設または減設された場合に、MSCのような中央データベースを必要とせずに適応的に隣接セルリストを自動的に更新する移動体通信システムおよび隣接セルリスト管理方法を得ることを目的とする。
また、新設セルにおいて移動機が観測する周辺セルのセルIDがシステム全体において必ずしも一意とならない場合にも当該セルを収容する基地局を特定して隣接セルリストを更新可能な移動体通信システムおよび隣接セルリスト管理方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、自身が管理しているセルと隣接関係にあるセルの管理情報により構成された隣接セルリストを各々保持している複数の基地局、および移動機により構成された移動体通信システムであって、前記基地局が、自セル内に存在している移動機に対して、当該移動機が通信可能な近隣セルを探索するように指示し、前記指示を受けた移動機が、当該指示内容に従い近隣セルの探索を行い、検出した近隣セルのセルIDを含んだ探索結果を返信し、前記探索結果を受け取った基地局が、当該探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする。
この発明によれば、基地局は、未だ隣接セルリストに登録されていないセルを配下の移動機が検出した場合、当該セルを管理している基地局との間で隣接セルリストを更新するために必要な情報を交換し、隣接セルリストを動的に更新するようにしたので、MSCのような中央データベースを必要とせず、セルが動的に増設・減設されても適応的に隣接セルリストを更新できる、という効果を奏する。また、中央データベースが不要となるので、スケーラビリティ、耐故障性に優れた移動体通信システムを実現できる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる移動体通信システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる移動体通信システムの実施の形態1の構成例およびセルの構成例を示す図である。この移動体通信システムは、無線アクセスネットワーク10およびこれに接続した基地局20〜24と、いずれかの基地局を介して無線アクセスネットワーク10に接続する移動機40および41と、により構成される。
図1において、基地局20はセル30を形成し、当該セルにはセルID“A”が割り当てられている。同様に基地局21,…,24は、それぞれセル31,…,34を形成し、セルID“B”,…,“E”が割り当てられている。なお、本実施の形態では各セルにシステムで一意なセルIDが重複なく割り当てられるものとする。また、説明の簡略化のため各基地局は1つのセルのみ管理ものとするが、基地局がカバーするエリアを複数のセクタに分け、かつ周波数の異なるセルをオーバレイする複数セル構成の場合であっても本発明を適用可能である。
移動機40は、セル30とセル31がオーバラップするエリアに位置し、基地局20または21と通信可能である。同様に移動機41は、セル30とセル32がオーバラップするエリアに位置し、基地局20または22と通信可能である。
基地局20〜24は、起動時に分散ハッシュテーブル(DHT:Distributed Hash Table)を生成形成し、他の基地局が自身の管理するセルから情報を取得する場合や、関連する情報を自身の管理するセルへ送信する場合に使用するIPアドレス、ポート番号を分散ハッシュテーブルへ登録する。DHTは、ピア・ツー・ピア(P2P)で接続された複数のIPノードが、データを検索するためのキーを共通のハッシュ関数で生成し、各ノードで担当するキーの範囲を分割することで分散データベースを実現する技術であり、既に多くの関連技術が開示されている(例えば、「I.Stoica、R.Morris、D.Karger、M.F.Kaashoek、 and H.Balakrishnam,“Chord:A Scalable Peer-to-Peer Lookup Service for Internet Applications”,Proceedings ACM SIGCOMM '01,pp.149-160,2001」)。本実施の形態においては、あらかじめ一意に割り振られたセルIDとハッシュ関数から得られたハッシュ値をキーとする。図1において、基地局21は起動時にセルID“B”とハッシュ関数から得られたハッシュ値である“h(B)”をキーとして、セル31に関連する情報を取得したり送付したりするためのIPアドレス“addr(B)”、ポート番号“port(B)”をDHTに登録する。同様の手順で基地局22、23および24も起動時にDHTを生成形成する。なお、基地局21〜24が生成形成したDHTの構成例を図2に示す。
図2に示したように、基地局21は、基地局24が管理するセル34のセルID“E”とハッシュ関数から得られたh(E)をキーとし、addr(E)およびport(E)をデータとするDHTデータ61を保持している。同様に基地局22、23および24は、それぞれDHTデータ62、63および64を保持している。また、基地局21は、P2Pリンク51で基地局22と接続され、さらにP2Pリンク54で基地局54と接続されている。また基地局21は、自身を含めた各基地局(基地局21〜24)でデータを共有して形成しているDHTに対するデータ登録、参照、削除等の操作メッセージを他の基地局から受信した場合、対象となるデータのキーが自身の担当する範囲に含まれない場合、受信した操作メッセージをP2Pリンク51または54を用いて基地局22または24に転送する。他の基地局(基地局22,23,24)も同様の動作を行うことにより、各基地局は、隣接する基地局との間でメッセージを送受信する際に使用するIPアドレスおよびポート番号をDHTから取得できる。一例として、図2に示したような状態において、基地局21がセルID“C”のセルを収容する基地局22との間でメッセージを送受信する際に使用するIPアドレスおよびポート番号を取得する詳細動作を以下に説明する。
まず、基地局21は、検索したいセルID“C”とハッシュ関数hを使用して得られたハッシュ値h(C)が自身のDHTデータ領域61で保持すべきデータのキーか否か(自身が保持すべきデータのキーの範囲に含まれるか否か)を調べる。図2の例ではh(C)をキーとするデータは基地局23のDHTデータ領域63で保持することになっているので、この判定は“No(自身が保持すべき値データのキーではない)”となる。次に基地局21は、例えばP2Pリンク51を使用してキーh(C)に対応するデータを問い合わせるメッセージである「lookup(h(C))」を基地局22へ送信する。「lookup(h(C))」を受信した基地局22は、基地局21と同様に、h(C)が自身のDHTデータ領域62で保持すべきデータのキーか否かを調べる。そして、基地局22は、h(C)をキーとするデータを保持すべき基地局ではないため、受信した「lookup(h(C))」をP2Pリンク52を使用して更に基地局23へ転送する。「lookup(h(C))」を受信した基地局23も同様に、h(C)が自身のDHTデータ領域63で保持すべきデータのキーか否かを調べる。図2の例では、h(C)は基地局23が保持すべきデータのキーとなっているので、基地局23は、DHTデータ領域63をキーh(C)を使用して検索する。その結果、基地局23は、IPアドレスを示すaddr(c)およびポート番号を示すport(C)を取得する。そして、基地局23は、取得したデータをP2Pリンク52経由で「lookup(h(C))」の送信元(基地局22)へ転送し、さらに基地局22が基地局23から受信したデータをP2Pリンク51経由で基地局21へ転送する。
このように、DHTでは、操作メッセージを転送すべき少数のP2Pリンクに関する情報を保持するだけで任意のデータを検索することが可能である。なお、P2PリンクはDHTに関連する公知技術を用いてDHT構成時に設定される。
つづいて、基地局21〜24が起動し、図2に示したようなDHTを形成している状態において、新たに基地局20が起動し、セル30が新たに形成された場合、すなわちセルが増設された場合に、新規に形成されたセルを管理する基地局および当該セルの隣接セルを管理する各基地局が隣接セルリストを更新する方法を説明する。
まず、基地局20は起動時にDHTの公知技術を用いて、既に基地局21〜24により構成されているDHT(基地局21〜24が保持しているそれぞれのDHTデータ61〜64)を再構成し、自身が収容するセル30に対するセルID“A”をキーとして、他基地局がセル30に関連する情報を取得したり送付したりするために使用するIPアドレス(addr(A))とポート番号(port(A))をDHTに登録する。この結果、基地局20〜24により構成されるDHTは、例えば図3に示すようになるものとする。図3においては、基地局20がDHTを形成する基地局群に新たに加わったため、基地局20が加わる前(図2参照)にはP2Pリンク54によって接続されていた基地局21と基地局24が、基地局20を間に挟みこむ形でそれぞれP2Pリンク50と54で接続されている。また、図3にはDHTの動作例としてDHTに新たなノードが加わることにより、既存DHTノードそれぞれのDHTデータ領域に格納する内容が再配置される様子(図中DHTデータ60〜62)が示されている。データの再配置を行うか否かの判定および行う場合の再配置方法は、従来どおり(使用する公知のDHT技術のとおり)であり本発明においては特に規定しない。
次に、基地局20は自らが管理するセル30で使用する周波数、送信電力等の無線パラメータを決定し、セル30で無線チャネルの送受信を開始する。セル30では移動機が無線チャネルの品質を測定し、ハンドオーバを実施するための測定用チャネルにセルID“A”を含めて送信する。この状態では基地局20は起動直後のため隣接セル情報をもたないため、図1のように、セル30の測定チャネルを観測可能な移動機40から通知された測定情報(測定結果)に基づいて隣接セルリストを更新する。移動機40から通知された測定情報に基づいて隣接セルリストの更新方法は2通りあり、以下、これらを順に説明する。
(隣接セルリスト更新方法1)移動機40がセル30を介して基地局20と接続している場合の隣接セルリスト更新方法。すなわち、増設されたセル内に位置する移動機での測定結果を用いて行う隣接セルリスト更新方法。
まず、基地局20は、移動機40に対して、近隣セルから送信されている測定用チャネルを測定するよう指示する(手順1−1)。
測定指示は、例えば図4に示すようなフォーマットの測定制御メッセージを送信することで行う。図4において、「測定セルリスト」は、ハンドオーバ先候補セルのリストであり、機器の設置時などに初期パラメータとして与えられた隣接セルリストや本発明にかかる更新方法を実行して得られた更新後の隣接セルリストなどを保持していれば、それを設定する。また、「測定報告モード」は、基地局に報告する測定情報の内容を移動機に対して通知するためのものであり、本実施の形態においては“通信セル”,“通信セルおよび測定指示されたセル”,“通信セルおよび検出したセル”,“通信セルと測定指示されたセルと検出したセル”のいずれか一つが通知されるものとする。
「セル探索範囲」には、上記「測定セルリスト」に列挙した以外のセルを移動機が新たに探索する際の制約情報(例えば探索する周波数の範囲,コード(CDMにおける使用コード),測定タイミング)が設定される。また、「報告制御情報」は、移動機が基地局に測定情報を報告する周期,回数,一回に報告する情報の数,報告値,報告する測定情報の閾値,等を設定する。
基地局20はセル30の隣接セルリストをもたない(隣接セルリストが有意な情報を含んでいない)ため、「測定セルリスト」には空のリストを、「測定モード」には“通信セルと検出したセル”を、「セル探索範囲」には“Fa〜Fb”を、「報告制御情報」には報告の周期を設定する。「セル探索範囲」に設定するFa,Fbは周波数であり、隣接セルが使用可能かつ移動機40が測定可能な周波数の範囲を設定する。
なお、本実施の形態では説明の簡単化のため、基地局は「セル探索範囲」に大きな周波数範囲を与えて、移動機が測定する周波数を適宜切り替えることとするが、基地局がN個(N≧1)の周波数または小さい周波数の範囲を探索するように移動機へ指示を行い、時間が経過するにつれて基地局が与える周波数の値や範囲を戦略的に変更するようにしても良い。また、「報告制御情報」は周期的に測定情報を報告させるのではなく、閾値を与えて測定値が閾値を超えた場合、または下回った場合に報告するように設定しても良い。
移動機40は、基地局20から受信した測定制御メッセージの「測定報告モード」の内容に従い基地局40から送信されている測定用チャネルの品質を測定する(手順1−2)。
この例では、基地局20から受信した測定制御メッセージの「測定報告モード」が“通信セルと検出したセル”となっているため、移動機40は、現在通信しているセル30において送信されている測定用チャネルおよび「セル探索範囲」で指定された範囲内における基地局20以外の基地局から送信されている測定用チャネルの品質を測定する。具体的には、セル30において基地局20から送信されている測定用チャネルの品質を測定し、さらに、「セル探索範囲」に設定されている周波数範囲Fa〜Fbにおいて受信機の周波数を適宜切り替えながら他の基地局から送信されている測定用チャネルを探索し、測定用チャネルを検出した場合にはその品質を測定する。
移動機40は、セル30とセル31の境界上に存在し、セル31で送信されている測定用チャネルも受信可能であるため、測定用チャネルの探索動作においてセル31を検出する。そして移動機40は、上記測定制御メッセージの「報告制御情報」の内容(報告周期等)に従い図5に示すような測定報告メッセージを基地局20へ送信する。図5において「通信セル測定結果」は移動機が現在通信しているセルの品質測定結果であり、当該セルより送信されている(通信中の基地局20から送信されている)測定チャネルの受信強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)や減衰量(Path Loss)等の測定結果を含む。「測定セル測定結果」は基地局が測定制御メッセージにて測定を指示したセル(測定セルリストに示されたセル)の品質測定結果であり、報告数、当該セルのセルID,周波数,測定値(RSSI,Path Loss等)を含む。基地局20は隣接セル情報をもたず、測定制御メッセージ(図4)で測定セルリストを空リストとしたため、図5では報告数が“0”となっている。「探索セル測定結果」は測定制御メッセージにて基地局が指示した測定範囲内(指定なしの場合も含む)において移動機が検出したセルの品質測定結果であり、報告数,当該セルのセルID,周波数,測定値(RSSI,Path Loss等)を含む。移動機40はセル30とセル31の境界に位置しているため、セル31を検出する。その結果、「探索セル測定結果」には報告数が“1”、セルIDが“B”、セルのIDを“B”として測定した周波数(Freq31)および測定値(RSSI31)が設定される。
基地局20は、移動機40から測定報告メッセージを受信すると、「探索セル測定結果」に測定結果が設定されていることから新しいセルが検出されたことを認識し、図6に示す処理を実行する(手順1−3)。
なお、図6は、増設セルを管理する基地局における探索セル判定手順の一例を示すフローチャートである。基地局20は、図6に示した処理を実行するにあたり、「探索セル測定結果」の報告数を予め取得しておく。
まず、基地局20は、変数Nを“1”に初期化する(ステップS11)。つぎに、処理を継続するかどうか、すなわちステップS13〜S19の実行回数が報告数以下かどうかを確認し(ステップS12)、実行回数が報告数以下の場合(ステップS12,Yes)、「探索セル測定結果」に設定されているN番目の測定結果(セルID,周波数,測定値)を取得する(ステップS13)。この例では、移動機40は、基地局20に対して「探索セル報告数」を“1”として測定報告メッセージを送信しているため、ステップS12においてN≦1となり(ステップS12,Yes)、「探索セル測定結果」よりセルID,対応するセルの周波数,当該セルの測定チャネルの測定値の組(“B”,Freq31,RSSI31)を取得する。
つぎに、基地局20は、取得したセルIDが自セルの隣接セルリストに既に登録されているか否かを判定する(ステップS14)。取得したセルIDが隣接セルリストに既に登録されている場合(ステップS14,Yes)、受信した探索セルリスト上の次のデータに対して上記処理を実行する。すなわち、Nをインクリメントし(ステップS19)、ステップS12へ遷移する。一方、取得したセルIDが隣接セルリストに登録されていない場合(ステップS14,No)、当該セルIDに対応するセルがハンドオーバ禁止セルかどうかを確認する(ステップS15)。この例では、基地局20が保持している隣接セルリストが空であるため、基地局20は、ステップ14につづいてステップS15を実行する。
基地局20は、取得したセルIDに対応するセルとの間でハンドオーバが許容されていないとステップS15において判定した場合(ステップS15,Yes)、受信した探索セルリスト上の次のデータに対して上記処理を実行する(ステップS19を実行し、ステップS12へ遷移する)。なお、取得したセルIDに対応するセルとの間でハンドオーバが許容されていない場合としては、i)ステップS13で取得した探索セルの測定値が定常的に悪く、ハンドオーバ先候補として適当でない場合、ii)隣接セル情報(メッセージ)に対する対向基地局からの応答でハンドオーバ非許容セルであることを通知された場合、などが考えられる。ii)の通知方法の詳細については後述する。
なお、本実施の形態においては、セルへの接続そのものを禁止する場合、基地局は、従来システムと同様に接続禁止を示すフラグを制御チャネルで報知する。また、移動機は、接続禁止フラグが設定されたセルを検出した場合、その基地局についての情報を測定報告メッセージへ含めないものとする。また、上記ステップS15においてハンドオーバ非許容(取得したセルIDに対応するセルとの間でハンドオーバが許容されていない)と判定されたセルはハンドオーバ禁止セルリスト(図示せず)へ登録する。
一方、取得したセルIDに対応するセルとの間でハンドオーバが許容されている場合(ステップS15,No)、検出したセル(取得したセルIDに対応するセル)を管理する基地局に対して既に隣接セル情報メッセージが送信され、応答待ちの状態か否かを、隣接セル情報応答待ちリスト(図示せず)を確認して判定する(ステップS16)。
ステップS16において、応答待ちの状態であると判断した場合(ステップS16,Yes)、受信した探索セルリスト上の次のデータに対して上記処理を実行する(ステップS19を実行し、ステップS12へ遷移する)。一方、応答待ちの状態ではないと判断した場合(ステップS16,No)、検出したセルIDを隣接セル情報応答待ちリストに追加して(ステップS17)、検出したセルを管理する基地局に対して隣接セル情報メッセージを送信する(ステップS18)。なお、基地局は、移動機から報告されたセルIDから隣接セル情報メッセージを送信する相手基地局のIPアドレス、ポート番号等を知る必要があるが、上述したようにDHTを使用して、隣接セル情報メッセージの送信先基地局のIPアドレス、ポート番号等の情報を得る。具体的には、移動機40からの報告(“B”,Freq31,RSSI31)に対しては、セルID“B”とハッシュ関数を使用して得られたハッシュ値h(B)を使用してによりDHTを検索し、セルIDが“B”であるセル31を収容する基地局21のIPアドレス“addr(B)”とポート番号”port(B)”を得る。
図7は、隣接セル情報メッセージの構成例を示す図である。隣接セル情報メッセージは、図7に示すように「対象セル」、「隣接セル」および「隣接候補セル」の3つのレコードからなるデータである。「対象セル」レコードは、移動機が検出したセルのセルIDおよびその測定チャネルの測定値から構成される。「隣接セル」レコードは測定報告メッセージを送信した移動機と通信しているセルのセルID、測定チャネルの測定値およびセル情報から構成される。この「隣接セル」レコードを構成するセル情報は、少なくとも通信セルの周波数情報を含む。なお、その他サポートしているデータチャネルの種別,最大データ速度,など、ハンドオーバ制御上有用な情報を含んでいても良い。「隣接候補セル」レコードは、移動機が通信セルにて検知した「対象セル」レコードに設定されたセル以外のセルの情報から構成され、それぞれについてのセルID、周波数および測定チャネルの測定値が含まれる。
本実施の形態においては、図1に示したように、移動機40はセル30とセル31の境界に位置していることを想定しているので、上記ステップS18において、基地局20は図8に示したような隣接セル情報メッセージを基地局21に送信する。ステップS19では移動機から受信した探索セルリストの次のデータを参照するためにNをインクリメントする。この例では、検索セル報告数が“1”であるため、上述したステップS13〜S18の処理は1回だけ実行される。
上記ステップS18において基地局20が図8に示した隣接セル情報メッセージを送信した相手先の基地局21は、図9に示す処理を実行する(手順1−4)。
なお、図9は、隣接セル情報メッセージを受信した基地局における隣接セルリスト更新手順の一例を示すフローチャートである。
基地局21は、受信した隣接セル情報メッセージの「対象セル」レコードのセルIDが、自身が管理しているセルであるかどうかを確認する(ステップS21)。自身が管理していないセルの場合(ステップS21,No)、エラーを基地局20に返して処理を終了する(ステップS22)。一方、自セル(自身が管理しているセル)の場合(ステップS21,Yes)、隣接セル情報メッセージ(図8参照)に含まれる「隣接セル」レコードのセルIDに対応するセルがハンドオーバ禁止セルかどうかを判定する(ステップS23)。すなわち、「対象セル」レコードのセルIDと「隣接セル」レコードのセルIDにそれぞれ対応するセルの間でハンドオーバを許容するか否かを判定する。ハンドオーバを許容するか否かの判定は、例えば「対象セル」レコードの測定値(RSSI31)と「隣接セル」レコードの測定値(RSSI30)を比較し、自セル(セル31)にてハンドオーバを行う必要のない位置である(RSSI31が十分大きく、RSSI30は非常に小さい)ことを判断することにより行う。
ステップS23においてハンドオーバ禁止セルと判定した場合(ステップS23,Yes)、当該セルIDをハンドオーバ禁止セルリストに加えて、受信した隣接セル情報メッセージの応答メッセージとしてハンドオーバ非許容メッセージを基地局20へ返送する(ステップS22)。これに対して、ハンドオーバを許容する場合(ステップS23,No)、「隣接セル」レコードに設定されたセルIDと周波数を隣接セルリストに登録し(ステップS24)、隣接セルリストを更新する。さらに、「隣接候補セル」のレコードが有効かどうかを確認する(ステップS25)。ここで、基地局21はセル32がセル31の隣接セルであることを認識していた(セル32が隣接セルリストへ登録済みであった)と仮定すると、以後、セル31の隣接セルリストは{(“C”、Freq32)、(“A”、Freq30)}となる。
ステップS25において、基地局21が基地局20から受信した隣接セル情報メッセージに有効な「隣接候補セル」レコードが設定されていると判定した場合(ステップS25,Yes)、当該レコードに設定されているデータを順番に読み出して処理するために、カウンタ(N)を初期化(N=1)し(ステップS26)、データ数分にわたって後述するステップS27〜S29の処理を繰り返す。一方、有効な「隣接候補セル」レコードが設定されていないと判定した場合、ステップS31へ遷移する。
ステップS27では、「隣接候補セル」レコードからいずれか一つのセルIDを選択し、選択したセルIDに対応するセルがハンドオーバ禁止セルか否かを、ハンドオーバ禁止セルリストを確認して判定する。そして、判定の結果、ハンドオーバ禁止セルの場合(ステップS27,Yes)、カウンタNをインクリメントし(ステップS29)、Nが候補数以下(N≦候補数)かどうかを確認する(ステップS30)。Nが候補数以下であれば(ステップS30,Yes)ステップS27へ遷移し、Nが候補数を超えるまでステップS27〜S29を繰り返す。
これに対して、ステップS27においてハンドオーバ禁止セルではないと判定した場合(ステップS27,No)、取得したセルIDと周波数を隣接候補セルリストへ追加(登録)し(ステップS28)、ステップS29へ遷移する。隣接セル候補セルリストは、以降、隣接セルを探索させる際に移動機へ送信する測定制御メッセージの「セル探索範囲」に設定するパラメータを調整するために使用する。
この例では、基地局21が基地局20から受信した隣接セル情報メッセージ(図8参照)に有効な「隣接候補セル」レコードが設定されていないため、ステップS26〜S30が実行されず、隣接候補セルリスト={(空)}となる。なお、隣接セル候補リストの使用方法については、後述する。
ステップS30においてNが候補数以下ではない(Nが候補数を超えた)と判断した場合(ステップS30,No)、基地局21は、基地局20に隣接セル情報メッセージと同様のフォーマットで隣接セル情報応答メッセージを送信する(ステップS31)。図10に隣接セル情報応答メッセージのフォーマット例を示す。基地局21は、送信する隣接セル情報応答メッセージにおいて、基地局20から受信した隣接セル情報メッセージ(図8)の「対象セル」レコード(自セルを示している)を「隣接セル」レコードとしてセル情報フィールドには自セルのセル情報を付加し、当該隣接セル情報メッセージにおける「隣接セル」レコードを「対象セル」レコードとする。また、自セルの隣接セルリストが本発明の手法または基地局パラメータによって構成されている場合には、「隣接候補セル」レコードに自セルの隣接セルのセルID、周波数を設定する。基地局21から基地局20へ送信される隣接セル情報応答メッセージの例を図11に示す。
基地局20は、上記ステップS18において送信した隣接セル情報メッセージに対して、基地局21から隣接セル情報応答メッセージを受信すると図12に示す処理を行う(手順1−5)。
なお、図12は、隣接セル情報応答メッセージを受信した基地局における隣接セルリスト更新手順の一例を示すフローチャートである。
まず、基地局20は、隣接セル情報応答の内容を確認し、それが“OK”を示す(隣接セルがハンドオーバ禁止セルではない)か否かを確認する(ステップS41)。確認の結果、隣接セルがハンドオーバ禁止セル(エラー)を示す内容の場合(ステップS41,No)、セル30で移動機40が検出したセル31をハンドオーバ禁止セルリストに登録し(ステップS42)、さらに、上記ステップS17で隣接セル情報応答待ちリストに登録したセル31のエントリを削除して基地局21からの隣接セル情報応答待ち状態を解除する(ステップS50)。この例では、基地局21から受信した隣接セル情報応答は正常応答(“OK”を示すもの)のため(ステップS41,Yes)、ここではステップS41に続いてステップS43が実行される。
ステップS43において、基地局20は、受信した隣接セル情報応答メッセージ(図11)の「隣接セル」レコードに含まれるセルID(B)および周波数(Freq31)を「対象セル」レコードのセルID(A)に対応するセル(セル30)すなわち自セルの隣接セルリストに登録する。
つぎに、基地局20は、隣接セル情報応答メッセージに有効な「隣接候補セル」レコードが設定されているかどうかを確認する(ステップS44)。そして、有効なレコードが設定されてない場合(ステップS44,No)、上述したステップS50を実行する。これに対して、基地局21から受信した隣接セル情報応答に有効な「隣接候補セル」レコードが設定されている場合(ステップS44,Yes)、「隣接候補セル」レコードに設定された隣接候補セル情報を順に処理するためのカウンタ(N)を初期化(N=1)する(ステップS45)。
つぎに、基地局20は、「隣接候補セル」レコードのN番目の隣接候補セル情報としてセルIDおよび周波数の組(“C”、Freq32)を選択し、まず選択したセルIDに対応するセルがハンドオーバ禁止セルか否かを、ハンドオーバ禁止セルリストを確認して判定する(ステップ46)。そして、判定の結果、ハンドオーバ禁止セルの場合(ステップS46,Yes)、カウンタNをインクリメントし(ステップS48)、Nが候補数以下(N≦候補数)かどうかを確認する(ステップS49)。Nが候補数以下であれば(ステップS49,Yes)ステップS46へ遷移し、Nが候補数を超えるまでステップS46〜S48を繰り返す。この例では、基地局21から受信した隣接セル情報応答メッセージの「隣接候補セル」レコードにはセル32のセルID(C)と周波数(Freq32)が設定されているため(図11参照)、セル32はセル30のハンドオーバ禁止セルリストには登録されていない。そのため、基地局20は、ステップS46で取得したセルID(C)と周波数(Freq32)を隣接セル候補リストに登録し(ステップS47)、ステップS48へ遷移する。
以上のような手順(1−1〜1−5)を実行することにより、移動機40がセル30を介して基地局20と接続している状態において基地局20および21が隣接セルリストを更新することができる。
(隣接セルリスト更新方法2)移動機40がセル31を介して基地局21と接続している場合の隣接セルリスト更新方法。すなわち、増設されたセルの近隣セル内に位置する移動機での測定結果を用いて行う隣接セルリスト更新方法。
まず、基地局21はセル31の隣接セルリストにセル32を既に登録しているものとする。すなわちセル31の更新前の隣接セルリストは{(“C”、Freq32)}となっているものとする。
基地局21は、移動機40に対して、近隣セルから送信されている測定チャネルを測定するように指示する(手順2−1)。
この手順は、上述した“隣接セルリスト更新方法1”の手順1−1と同様であるが、ここでは図13に示すような測定制御メッセージを送信する。すなわちこの例では、基地局21はセル31の隣接セルを1つ知っている(隣接セルリストにセル32が登録されている)ので、セル31とセル32の間のハンドオーバのために「測定セルリスト」にはセル32のセルID、周波数の組(“C”、Freq32)を設定する。また、他の隣接セルを移動機40に検出させるために測定報告モードを”通信セルと測定指示されたセルと検出したセル”、セル探索範囲を“Fa〜Fb”に設定する。
移動機40は、基地局21から受信した測定制御メッセージの「測定報告モード」の内容に従い基地局21から送信されている測定用チャネルの品質を測定する(手順2−2)。
ここでは、基地局21から受信した測定制御メッセージの「測定報告モード」が“通信セルと測定指示されたセルと探索セル”となっているため、移動機40は、セル31(通信セル)とセル32(測定指示されたセル)で送信されている測定用チャネルの品質を測定する。さらに、移動機40は、当該測定制御メッセージの「セル探索範囲」で指定された範囲内における基地局21以外の基地局から送信されている測定用チャネルの品質を測定する。具体的には、「セル探索範囲」に設定されている周波数範囲Fa〜Fbにおいて受信機の周波数を適宜切り替えながら他の基地局から送信されている測定用チャネルを探査し、測定用チャネルを検出した場合にはその品質を測定する。
移動機40は、セル30とセル31の境界上に存在し、セル30で送信されている測定用チャネルも受信可能であるため、測定用チャネルの探索動作においてセル31を検出する。そして移動機40は、上記測定制御メッセージの「報告制御情報」の内容(報告周期等)に従い図14に示すような測定報告メッセージを基地局21に送信する。図14では、移動機40はセル30とセル31の境界に位置しているため、セル30を検出する。その結果、「探索セル測定結果」には報告数が“1”、セルIDが“C”、セルのIDを“C”として測定した周波数“Freq30”および測定値“RSSI30”が設定される。
基地局21は、移動機40から測定報告メッセージを受信すると、「探索セル測定結果」が設定されていることから新しいセルが検出されたことを認識し、図6に示す処理を実行する(手順2−3)。
この手順2−3は、上述した“隣接セルリスト更新方法1”の手順1−3と同様であるため、説明は省略する。この手順を実行すると、隣接セル情報応答待ちリストにセルID“A”に対応するエントリが加えられ、基地局21から基地局20へ図15に示すような隣接セル情報メッセージが送信される。
基地局20は、基地局21から図15に示すような隣接セル情報メッセージを受信すると、上述した“隣接セルリスト更新方法1”の手順1−4における基地局21と同様に、図9に示す処理を実行する(手順2−4)。
具体的には、ステップS21を実行して「対象セル」レコードのセルID(A)が自基地局の収容するセルであることを確認し、さらに、ステップS23において「隣接セル」レコードを参照して、セル31がハンドオーバ禁止セルか否かを判別する。ここでは禁止セルでないものとする。そして、ステップS24を実行してセル31をセル30の隣接セルリストに加えて隣接セルリスト={(“B”、Freq31)}を取得する。また、ステップS27〜S30を所定回数繰り返して実行することにより「隣接候補セル」レコードに含まれるセルIDに対応するセルがハンドオーバ禁止セルか否かを順番に判定する。このとき、ハンドオーバ禁止セルでない場合、ステップS28を実行して対応するセルIDを隣接候補セルリストに登録する。セル32はセル30との間でハンドオーバが禁止されていないものとした場合には、隣接候補リスト={(“C”、Freq32)}を取得する。最後に、隣接セルリスト、ハンドオーバ禁止セルリスト、隣接候補セルリストを更新後、基地局20は基地局21に対して図16に示すような隣接セル情報応答メッセージを送信する。なお、この例では、基地局20は起動直後で隣接セルリストをもたないので(システムパラメータでも隣接セルリストは与えられていないものとする)、「隣接候補セル」レコードでは候補数が“0”となり、図16の隣接セル情報応答メッセージは隣接候補セルのデータが設定されていない。
基地局21は、基地局20から隣接セル情報応答メッセージを受信すると、上述した“隣接セルリスト更新方法1”の手順1−5における基地局20と同様に、図12に示す処理を実行する(手順2−5)。
具体的には、基地局20から受信した図16の隣接セル情報応答メッセージは正常メッセージであるため、基地局21は、ステップS41に続いてステップS43を実行し、セル31の隣接セルリストへセル30のセルID“A”と周波数Freq30を登録する。これにより隣接セルリスト={(“C”、Freq32),(“A”、Freq30)}を得る。また、当該隣接セル情報応答では「隣接候補セル」レコードに有効なデータが設定されていないため、セル31における隣接候補セルリストは空となる。そして隣接セル情報応答待ちリストからセルID“A”を削除して、基地局20からの応答待ち状態を解除する。
以上のような手順(2−1〜2−5)を実行することにより、移動機40がセル31を介して基地局21と接続している状態において基地局20および21が隣接セルリストを更新することができる。
以上に示した“隣接セルリスト更新方法1”および“隣接セルリスト更新方法2”のいずれの場合においても、基地局20はセル30の隣接セルリスト={(“B”、Freq31)}、隣接候補セルリスト={(“C”、Freq32)}、ハンドオーバ禁止リスト={(空)}の3つのリストを更新・保持することができる。以後、セル30で基地局20に接続した移動機に対して、基地局20が「測定セルリスト」に隣接セルリストに登録されているセル情報(“B”、Freq31)を設定した測定制御メッセージを送信することにより、移動機は、ハンドオーバに必要な測定を行い、セル30からセル31へのハンドオーバが可能となる。また、隣接候補セルリストに登録されているセル情報を利用して、移動機に送信する測定制御メッセージの「セル探索範囲」に制約を加えることにより移動機におけるセル探索処理負荷を軽減したり、隣接セルの探索時間を短縮したりすることが可能となる。例えば「セル探索範囲」に周波数Freq32のみを設定し、移動機に測定を実行させるようにした場合、セル30とセル32の境界に位置した移動機がセル32を即座に検出することができる。
一方、基地局21はセル31の隣接セルリスト={(“C”、Freq32)、(“A”、Freq30)}、隣接候補リスト={(空)}、ハンドオーバ禁止リスト={(空)}の3つのリストを更新・保持する。以後、セル31に接続した移動機はセル32またはセル30へのハンドオーバが可能となる。なお、隣接候補セルリストは空であるため、セル30、セル32以外の隣接セルを探索する場合には基地局20が移動機40に隣接セルを探索させるのと同じ要領で、測定制御メッセージの「探索範囲」にセル30に隣接するセルが使用する可能性のある周波数の範囲等を設定し、探索する。
各基地局は、上述した方法で隣接セルリストを動的に更新し、また、定期的に隣接セルリストの各セルを管理する基地局に対して隣接セル情報メッセージ(図7参照)を再送して図9および図12に示した処理を繰り返す。これにより、各セルにおける隣接候補セルリストを定期的に更新し、新たな隣接セルを移動機に探索させる。隣接候補セルリストを定期的に更新する動作の一例として、図1に示した基地局21と基地局22との間で行われる隣接候補セルリスト更新手順を以下に説明する。
ここで、セル31の隣接セルリスト,隣接候補セルリスト,ハンドオーバ禁止セルリストは、上述したセル30の増設によってそれぞれ{(“C”、Freq32),(“A”、Freq30)},{(空)},{(空)}であるものとする。また、セル32ではセル30が増設前の、セル31のみが隣接セルとして認識されている状態であるとし、隣接候補セルリスト,ハンドオーバ禁止セルリストは、それぞれ{(“B”、Freq31)},{(空)},{(空)}とする。
基地局21は隣接セルリスト{(“C”、Freq32)、(“A”、Freq30)}からセルID“C”を選択し、セルID“C”に対応するセル32を管理する基地局22に対して、自セル31を「隣接セル」レコード、隣接セルリストのセルID“C”以外のエントリ(ここでは“A”が該当)を「隣接候補セル」レコードに設定して、隣接セル情報メッセージを送信する。基地局21から基地局22に送信される隣接セル情報メッセージの一例を図17に示す。なお、図17では通常の隣接セル情報メッセージと同じフォーマットを用いる。また、各セルの測定値は無効設定(“---”)としているが、別のフォーマットを用いても良いし、定期的に収集した測定値を平滑化したものを設定しても良い。
基地局22は、基地局21から隣接セル情報メッセージを受信すると、図9に示した処理を行って、隣接セルリスト、隣接候補セルリスト、ハンドオーバ禁止セルリストを更新する。処理の詳細は、上述した“隣接セルリスト更新方法1”の手順1−4に示したとおりである。セル30とセル32間はハンドオーバ可能であるとすると、本処理実行後のセル32の隣接候補セルリストが{(“A”、Freq30)}に更新される。以後、基地局22は、セル30が使用している周波数Freq30を測定制御メッセージの「探索範囲」に設定することにより、セル32で通信している移動機にセル30を検出させることが可能となる。
以後、基地局20と基地局22間で上述した“隣接セルリスト更新方法1”または(隣接セルリスト更新方法2)を実行することにより、セル30,セル31,セル32の隣接セルリストを、それぞれ{(“B”、Freq31)、(“C”、Freq32)}、{(“C”、Freq32)、(“A”、Freq30)}、{(“A”、Freq30)、(“B”、Freq31)}に更新する。
つづいて、セル30が通信不能になった場合の隣接セルリスト再構成方法(更新方法)を説明する。セル30が通信不能になる場合としては、基地局20がセル30を意図的に遮断する場合など正規の手順による場合と、基地局20の電源が突然遮断されるなど、正規の手続きを踏まずに通信不能となった場合が考えられる。以下、これらを順に説明する。
(I)基地局20が正規のセル閉塞手順を実行してセル30が通信不能とさせる場合。
この場合、まず基地局20は、従来使用されていたものと同じ手法を用いて基地局20〜24で構成しているDHTから離脱し、DHTを図2に示すような状態に再構成する。続いて基地局20は、自局配下のセル(セル30)の隣接セルリストに登録されている各セルIDに対応するセルを管理する基地局に対して自セルのIDを通知して、隣接セルリストから削除することを要求する。
(II)基地局20が正規のセル閉塞手順を実行せずに突然セル30が通信不能となる場合。
基地局20〜24で構成しているDHTは、従来使用されていたものと同様の自己組織化技術により通信不能となった基地局20をDHTから離脱し、更に長期間更新されないキーh(A)に対応するデータをDHTから削除して、DHTを図2に示すような状態に再構成する。一方で基地局20以外の基地局は以下のようにしてセル20が通信不能または通信不要になったことを検知して、隣接セルリストを更新する。
離脱する基地局20以外の各基地局は、隣接セルリストのそれぞれのエントリについて、第1のタイマを設定して動作しており、第1のタイマがタイムアウトしない限り上記で説明した通常の隣接セルリスト更新処理を継続して実行する。既にタイムアウトしている場合も含めて、この第1のタイマは以下の契機で再設定される。
タイマ1再設定条件1:隣接セルリストを管理している自セルにおいて移動機から測定報告メッセージを受信し、隣接セルエントリに対して有意な測定値が報告されたときタイマ1を再設定する。
タイマ1再設定条件2:隣接セルエントリのセルから自セルへのハンドオーバが実施されたときタイマ1を再設定する。
そして、第1のタイマがタイムアウトした場合、基地局は、第1のタイマがタイムアウトした隣接セルのエントリについて、当該隣接セルに対する定期的な隣接セル情報メッセージの送信を停止し、第2のタイマを起動する。この第2のタイマは、隣接セル(隣接セルを管理している基地局)から隣接セル情報メッセージを受信したとき再設定され、また、第1のタイマが再設定されたときには停止する。そして第2のタイマがタイムアウトした場合、隣接セルは通信不能となったものとしてその隣接セルエントリを隣接セルリストから削除する。
以上のようにすることで、セル30が正規のセル閉塞手順を実行せずに突然通信不能になった場合にも隣接セルリストを正しく更新することができる。なお、たとえば隣接するセル同士の境界に移動機が存在しない時間が長く、それぞれの隣接セルを管理している基地局同士が互いに隣接セル情報メッセージを送信しなくなった場合、それぞれの基地局は、自セルの隣接セルリストから相手側のセルについての情報を削除することとなる。しかしながら、セルの境界に移動機が存在しない場合にはこれらのセルの間でハンドオーバが発生しないため支障はない。また、隣接セルの情報を隣接セルリストから情報を削除した後に、お互いを認識していない隣接セル同士の境界へ移動機が移動すれば、上記で説明したセル増設時の隣接セルリスト自動構成方法(隣接セルリスト更新方法1または2)が実行され、これらのセル間でのハンドオーバが再度可能となる。
このように、本実施の形態においては、セルIDとアクセスすべき基地局のIPアドレス、ポート番号をDHTで管理し、隣接セル情報メッセージを隣接関係にある基地局間で送信することによって隣接セルリストを動的に更新するようにした。これにより、MSCのような中央データベースを必要とせず、セルが動的に増設・減設されても適応的に隣接セルリストを更新できる。また、中央データベースが不要となるのでスケーラビリティ、耐故障性に優れた移動体通信システムを実現できる。
また、各基地局は隣接セルリストに登録された各エントリに対して定期的に隣接セル情報メッセージを送信し、隣接候補セルリストの変更を隣接セルに通知するようにした。これにより、それぞれの基地局で得た隣接セル情報メッセージを隣接関係にある基地局に伝播し、新たな隣接セルを探索することをより高速に、容易に行うことができる一方、自動的に構成した隣接セルの各エントリに2段階の生存タイマを設定し、移動機や隣接関係にある基地局から隣接セルの情報を入手できなくなった場合には当該エントリを隣接セルリストから削除するようにしているので、正規のセル閉塞手順を踏まずに隣接セルが通信不能となった場合にも隣接セルリストを正しく更新することができる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の移動体通信システムについて説明する。上述した実施の形態1では、各セルに割当てるセルIDはシステムで重複しないことを前提としたものであるが、本実施の形態においては、セルIDが重複する場合を考慮した隣接セル情報の更新方法について説明する。
図18は、本発明にかかる移動体通信システムの実施の形態2の構成例およびセルの構成例を示す図であり、実施の形態1(図1)と比較して無線アクセスネットワークが重複したセルIDを使用している点が異なる。そのため、同一部分へ図1と同じ符号を付している。図19は、実施の形態2の基地局20〜24が生成形成したDHTの構成例を示す図であり、実施の形態1のDHT構成例(図2)と同一の部分へ図2と同じ符号を付している。
図18に示したように、本実施の形態では、セル31とセル34が同一のセルID“B”を使用しているものとする。なお、隣接関係にあるセル同士では、通常の移動体通信システムと同様にセルIDが重複しないものとする。また、図19においては、セルID“B”に対してh(B)をキーとして複数のデータ(addr(B31)、port(B31))と(addr(B34)、port(B34))が重複して登録されている。前者はセル31を収容する基地局21のIPアドレスおよびポート番号、後者はセル34を収容する基地局24のIPアドレスおよびポート番号を表している。このような状態でh(B)をキーとしてDHTを検索すると、h(B)をキーとして保持されている両方のデータが検索結果として得られる。
ここで、実施の形態2のシステム(図18および図19の条件を満たしたシステム)に対して上記実施の形態1において示した動作を適用した場合について考えてみる。この場合、基地局20は、セル30とセル31の境界に位置する移動機40からセルID“B”、セルの周波数Freq31および測定値RSSI31を測定報告メッセージとして受信するが、セルID“B”からDHTのキーh(B)を生成してDHTを検索すると2つのデータを受信(取得)する。そのため、受信した2つのうちのどちらが移動機40の探索した隣接セルを管理する基地局のIPアドレスおよびポート番号なのか判別できない。
そのため、DHTを検索して得られた複数のデータの中からランダムに1つを選択し、選択したデータのIPアドレスおよびポート番号の基地局に対して測定チャネルの送信停止を要求するメッセージを送信する。ここでは、基地局20が(addr(B31))、port(B31))を選択し、基地局21に対して測定チャネルの送信停止を要求することとする。
基地局21は、測定チャネルの送信停止要求メッセージを受信すると測定チャネルの送信を停止する。一方、基地局20は、移動機40にセルID“B”のセルの周波数Freq31に対して測定チャネルを測定させる。基地局21は、セル31上で測定チャネルの送信を停止しているので、移動機40は周波数Freq31での測定チャネルの測定に失敗し、セルID未検出を示す測定結果または測定値RSSI31が非常に悪い測定結果を基地局20へ通知する。
基地局20は、移動機40からセルID未検出を示す測定結果または測定値RSSI31が非常に悪い測定結果を受信することで、セル30の隣接セルを収容する基地局のIPアドレスとポート番号が(addr(B31))、port(B31))であることを認識し、以降これらを使用して隣接セル情報メッセージを送信する。
一方、基地局20がDHTの検索結果から(addr(B34)、port(B34))を選択し、基地局24に対して測定チャネルの送信停止を要求した場合、移動機40が通知する測定チャネルの測定結果に変化はない。したがって、一定時間経過したにもかかわらず、移動機40から通知される測定結果がセルID未検出を示す場合、または非常に悪い測定値RSSI31示さない場合(すなわち隣接セルを特定できない場合)、他のデータ(この場合、addr(B31)、port(B31))を選択し、同様の処理を繰り返す。ただし、候補数(DHTを検索して得られたデータ)が2つの場合には、残りの1つに対応するセルが隣接セルであるため、その時点で処理を終了してもよい。
なお、上記説明において、基地局21は、基地局20からの測定チャネル送信停止要求を受けて無条件に測定チャネルの送信を停止するようにしているが、測定チャネルは他のセルと通信している移動機からも同時に測定される可能性がある。そのため、測定チャネルの送信を停止するスケジュール(停止期間,周期,停止回数,等)を基地局21(あるいは基地局20)が決定し、基地局20(あるいは基地局21)に通知するようにしてもよい。また、同一のキーに対してDHTから2つのデータが検索結果として得られた場合を示したが、3つ以上のデータが検索結果として得られた場合も同様である。
また、上記説明では、DHTを検索して得られた複数のデータからランダムに1つを選択するようにしたが、必ずしもランダムに選択する必要はない。たとえば、候補データ(DHT検索結果)の中からポート番号が最も小さいデータ(セル)を選択して上記処理(選択したセルでの測定チャネルを停止させた状態で、移動機に測定チャネルを測定させる処理)を実行し、このセルが隣接セルでなければ、ポート番号が2番目に小さいデータを選択して再度上記処理を実行し、これでも隣接セルが特定できなければ、さらに、ポート番号が3番目に小さいデータを選択して再度上記処理を実行する、というように、隣接セルが特定されるまで、候補データを順番に選択して上記処理を継続して実行すればよい。
このように、本実施の形態においては、移動機が検出した隣接セルのセルIDをDHTにより検索した結果、複数のセルが隣接セルの候補となった場合、いずれか1つのセルを選択して測定チャネルの送信を停止させ、その状態実行させた測定チャネルの測定結果を移動機から報告させることとした。これにより、移動機からセルID未検出または非常に悪い測定値が報告されることによりどのセルが移動機の検出したセル(隣接セル)に対応するのかを判別することができ、その結果、セルIDが重複する移動体通信システムでも隣接セルリストを動的に構成することができる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3の移動体通信システムについて説明する。上述した実施の形態2では、検出した隣接セルのセルIDに対して複数のセルが該当する(複数のセルで同一のセルIDを使用している)場合、検出結果の中からセルをランダムに選択し、そのセルにおける測定チャネルの送信を停止させた状態での移動機からの報告結果(セルID未検出の報告(または非常に悪い測定値の報告)がされたかどうか)に基づいて隣接セルを特定する手順について説明した。これに対して本実施の形態では、検出した隣接セルのセルIDに対して複数のセルが該当する場合に、ランダムに選択したセルから特定の送信系列を送信させることで隣接セルに該当するセルを特定する手順について説明する。
以下の説明では、実施の形態2と同様に図18においてセル31とセル34のセルID“B”が重複し、セル30とセル31の境界に位置する移動機40がセル30と通信しながらセル30の隣接セルを探索する場合について説明する。なお、DHTの構成も実施の形態2と同じく図19に示すようになっているものとする。
移動機40は、基地局20の測定制御メッセージに従いセル30の隣接セルを探索し、周波数Freq31を使用した探索においてセルID“B”と測定値RSSI31を取得し、取得結果を測定報告メッセージにて基地局20へ通知する。基地局20は、セルID“B”を使用してDHTのキーh(B)を生成し、このキーを用いてDHTを検索した結果2つのデータ(addr(B31)、port(B31))および(addr(B34)、port(B34))を得る。そこで基地局20は、各データに対して割り当てる、互いに異なる乱数Rand31およびRand34を生成し、それぞれの乱数を、IPアドレスがaddr(B31),ポート番号がport(B31)の基地局と、IPアドレスがaddr(B34),ポート番号がport(B34)の基地局と、に対して送信する。
基地局21は、基地局20が送信した乱数Rand31をIPアドレスaddr(B31),ポート番号がport(B31)から受信し、これをセル31の測定チャネルで送信する。同様に基地局24は、基地局20が送信した乱数Rand34をIPアドレスaddr(B34),ポート番号port(B34)から受信し、これをセル34の測定チャネルで送信する。一方、基地局20は、移動機40に対し、測定チャネルで送信される乱数を報告するように指示する。図20は、この動作の様子(セルIDの同じ基地局が、自身の管理するセルへ、乱数を送信する様子)を示す図である。
この例(図20に示した状態)では、移動機40は、セル31の測定チャネルで送信される乱数Rand31を読み取り、その読み取り結果を基地局20へ通知する。基地局20は、Rand31が移動機40より通知されたことにより、移動機40がセルID“B”で通知した隣接セルはセル31であることを認識する。以降、基地局20は、隣接セル情報メッセージを送信する際にIPアドレスaddr(B34),ポート番号port(B34)を使用する。
なお、上記例において、基地局21および基地局24は基地局20からの乱数送信依頼を受けて無条件に乱数を送信したが、測定チャネルは他の基地局から依頼された乱数を送信するのに使用中であるかもしれない。そのため、乱数を送信するスケジュール(送信期間,周期,送信回数等)を基地局21および基地局24(あるいは基地局20)が決定し、基地局20(あるいは基地局21および基地局24)に通知するようにしてもよい。
また、乱数は測定チャネルとは別のチャネルを用いて送信するようにしてもよい。
また、各候補セル(DHT検索により得られたデータに対応するセル)が測定チャネル上で送信する情報は、1つの基地局を特定できるような互いに異なるデータであれば必ずしも乱数である必要はない。
また、乱数の送信はセルIDが重複した全てのセルから送信するのではなく、上述した実施の形態2と同様に、乱数を送信する1つのセルを選択し、乱数を送信するセルを適宜切り替えることで隣接セルを特定するようにしてもよい。
このように、本実施の形態においては、移動機が検出した隣接セルのセルIDをDHTにより検索した結果、複数のセルが隣接セルの候補となった場合、互いに異なる情報(セルを特定するための情報)を生成して各セルから送信し、移動機は、受信した情報(セルを特定するための情報)を基地局へ送信することとした。これにより、どのセルが移動機の検出したセルに対応するのかを判別することができ、セルIDが重複する移動体通信システムでも隣接セルリストを動的に構成することができる。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4の移動体通信システムについて説明する。上述した実施の形態2および実施の形態3では、移動体通信システムにおいて重複したセルIDを使用すると、同一のDHTキーに対して複数のセルに関するデータ(各セルを管理する基地局にアクセスするためのIPアドレスおよびポート番号)が得られた場合に、セルIDを検出したセルにおいて複数のデータから隣接セルに対応するものを選択する手順について説明したものである。これに対して本実施の形態では、重複したセルIDを使用した移動体通信システムにおいてもDHT上では異なるキーを使用することで、検出したセルIDから隣接セルに関するデータをDHT上で一意に特定する手順について説明する。
なお、実施の形態3と同一の無線アクセスネットワーク構成およびセル構成を想定し、図20を参照しながら説明を行う。
実施の形態1〜3では、各基地局は起動後DHTを構成し、自セルのセルIDとハッシュ関数hから得られたハッシュ値である“h(セルID)”をキーとし、自セルに関連するデータの送受信の際に使用するIPアドレスおよびポート番号をデータとしてDHTに登録していたが、本実施の形態では、セル毎に乱数rを生成し、生成したrおよび基地局IDである“id”を連結した情報と、ハッシュ関数hから得られたハッシュ値をDHTキー“h(id|r)”とする。図20ではセル31とセル34が同一のセルID“B”を使用しているので、以下、基地局21および基地局24と、セル31に隣接するセル30を管理する基地局20の動作を例として本実施の形態の動作を詳細に説明する。
まず、基地局21が基地局24よりも先にDHTを形成して、セル31に対するデータ(addr(B31)、port(B31))をDHTに登録するものとする。具体的には、基地局21は、まず乱数Rand31を生成し、これをセルID“B”と連結した情報とハッシュ関数hを使用して、DHTキーh(B|Rand31)を生成する。つぎに同一のキーを用いて既にデータが登録されていないかどうかを、DHTを検索することにより判定する。判定の結果、生成したDHTキーが未だ使用されていないことが確認できれば、このDHTキーを使用してアドレス情報およびポート番号情報をDHTへ登録する。この時点では、基地局24が管理するセル(セルIDが“B”のセル)が存在しないため、セルID“B”を使用しているのは基地局21のみとなる。そのため、基地局21は、h(B|Rand31)をキーとしてデータ(addr(B31)、port(B31))をDHTへ登録する。そして基地局21は、セル31の測定チャネルにおいてセルID“B”と共に乱数Rand31を送信する。
一方、基地局21に遅れてDHTを形成する基地局24も基地局21と同様に、乱数Rand34を生成する。そして、この乱数とセルIDを用いて生成したキーh(B|Rand34)を使用してDHTを検索し、既にデータが登録されているか(生成したキーが既に使用されているか)否かを判定する。ここで、仮に基地局21が生成した乱数Rand31と基地局24が生成した乱数Rand34が同一の場合、基地局24はDHT検索の結果データ(addr(B31)、port(B31))を得る。この場合、基地局24は、他の乱数を再度生成し、同様の処理を実行する。基地局24は、データの登録されていないDHTキーを生成できるまで、このような乱数の生成処理とDHT検索処理を繰り返す。
乱数Rand31と乱数Rand34が異なる場合、基地局24は、生成したキーh(B|Rand34)に対するDHT検索が失敗する(検索の結果、1つのデータも得られない)。そのため、生成したキーが未使用であると判断し、h(B|Rand34)をキー、(addr(B34)、port(B34))をデータとしてDHTへ登録する。そしてセル34の測定チャネルにおいてセルID“B”と共に乱数Rand34を送信する。
基地局20は、セル30内に位置している移動機40に対して測定制御メッセージを送信し、検出したセルのセルID,周波数,測定値,に加えて測定チャネルで送信されている乱数を通知するように指示する。移動機40は、セル30とセル31の境界に位置しており、セル31から送信されている測定チャネルを測定することができるので、セル31のセルID“B”、周波数Freq31、測定値RSSI31および乱数Rand31を測定報告メッセージにて基地局20へ通知する。
移動機40から測定報告メッセージを受信した基地局20は、セルID“B”と乱数Rand31を用いてDHTキーh(B|Rand31)を生成してDHTを検索し、セル31を管理する基地局21へアクセスするためのIPアドレス“addr(B31)”およびポート番号“port(B31)”を得る。
なお、上記説明では、セル毎に生成された乱数がセルIDと共に測定チャネルで送信されることとしたが、乱数は測定チャネル以外のチャネルから送信されるようにしてもよい。また、乱数は隣接セルが継続して通信可能な限り変化しないため、基地局がセルIDと乱数の組を記憶するようにして、移動機に乱数を報告させるのは最初の一度だけとしてもよい。
このように、本実施の形態においては、セル毎に乱数(r)を生成し、このrと基地局ID(id)とを連結した情報を使用して生成したハッシュ値h(id|r)をDHTキーとし、さらに、DHTに同一のキーでデータが登録されているか否かを確認し、登録されている場合には乱数を再生成して一意なDHTキーを生成して各セルの情報へアクセスするための基地局のIPアドレスおよびポート番号を登録するようにした。これにより、セルIDが重複してもDHT上では一意なキーを使用することができ、同一のキーに対して複数のデータを得ることを回避できる。
また、各セルにおいて生成された乱数はセルIDと共に各セルで送信され、移動機が検出可能であり、移動機は検出したセルIDと乱数を基地局に通知することとした。これにより、各基地局は検出した隣接セルに対応するDHTキーを容易に生成し、当該セルに関する情報を送受信するためのデータ(当該隣接セルを管理する基地局にアクセスするためのIPアドレスおよびポート番号)を得ることができる。
以上のように、本発明にかかるは、ネットワーク構成の変化を検出して隣接セルリストを更新する移動体通信システムを実現する場合に有用であり、特に、MSCのような中央データベースを必要とせずに適応的に隣接セルリストを自動的に更新する移動体通信システムを実現する場合に適している。
本発明にかかる移動体通信システムの実施の形態1の構成例およびセルの構成例を示す図である。 実施の形態1の基地局により形成されたDHTの一例を示す図である。 実施の形態1の基地局により形成されたDHTの一例を示す図である。 測定制御メッセージのフォーマット例を示す図である。 測定報告メッセージの一例を示す図である。 増設セルを管理する基地局における探索セル判定手順の一例を示すフローチャートである。 隣接セル情報メッセージの構成例を示す図である。 隣接セル情報メッセージの一例を示す図である。 隣接セル情報メッセージを受信した基地局における隣接セルリスト更新手順の一例を示すフローチャートである。 隣接セル情報応答メッセージのフォーマット例を示す図である。 隣接セル情報応答メッセージの一例を示す図である。 隣接セル情報応答メッセージを受信した基地局における隣接セルリスト更新手順の一例を示すフローチャートである。 測定制御メッセージの一例を示す図である。 測定報告メッセージの一例を示す図である。 隣接セル情報メッセージの一例を示す図である。 隣接セル情報応答メッセージの一例を示す図である。 隣接セル情報メッセージの一例を示す図である。 本発明にかかる移動体通信システムの実施の形態2の構成例およびセルの構成例を示す図である。 実施の形態2の基地局により形成されたDHTの一例を示す図である。 セルIDの同じ基地局が自身の管理するセルへ乱数を送信する様子を示した図である。
符号の説明
10 無線アクセスネットワーク
20、21、22、23、24 基地局
30、31、32、33、34 セル
40、41 移動機
50、51、52、53、54 P2Pリンク
60、61、62、63、64 DHTデータ

Claims (28)

  1. 自身が管理しているセルと隣接関係にあるセルの管理情報により構成された隣接セルリストを各々保持している複数の基地局、および移動機により構成された移動体通信システムであって、
    前記基地局が、自セル内に存在している移動機に対して、当該移動機が通信可能な近隣セルを探索するように指示し、
    前記指示を受けた移動機が、当該指示内容に従い近隣セルの探索を行い、検出した近隣セルのセルIDを含んだ探索結果を返信し、
    前記探索結果を受け取った基地局が、当該探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記基地局は、前記探索指示を行う場合に、探索する周波数、コード、タイミングのうちの少なくともいずれか一つを指定して探索範囲を限定することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 前記基地局は、
    前記隣接セルリストの更新処理において、
    前記探索結果に含まれている前記検出された近隣セルのセルIDに基づいて当該近隣セルを管理している対向基地局を特定し、
    前記特定した対向基地局に対して自セルの管理情報を通知しつつ、前記近隣セルの管理情報を返送するように要求し、
    さらに、前記要求に対する応答メッセージを受け取り、当該応答メッセージが前記近隣セルの管理情報を含んでいる場合、当該管理情報に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする請求項1または2に記載の移動体通信システム。
  4. 前記対向基地局に対して自セルの管理情報を通知しつつ、前記近隣セルの管理情報を返送するように要求する基地局は、
    自セルの管理情報に加えて、保持している隣接セルリストに登録済みの隣接セルの管理情報を一緒に通知することを特徴とする請求項3に記載の移動体通信システム。
  5. 前記応答メッセージを受け取った基地局は、
    当該応答メッセージに、自セルと前記近隣セルとの間におけるハンドオーバを許容しない旨を示す情報が含まれている場合、前記隣接セルリストの更新を行わないことを特徴とする請求項3または4に記載の移動体通信システム。
  6. 前記基地局は、
    他の基地局が管理しているセルである他セルの管理情報を当該他の基地局から通知され、かつ自セルの管理情報を返送するように要求された場合、当該他セルの管理情報に基づいて、保持している隣接セルリストの更新処理を実行し、また、自セルの管理情報を当該他の基地局へ送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の移動体通信システム。
  7. 前記他セルの管理情報に基づいて、保持している隣接セルリストの更新処理を実行する基地局は、
    当該他セルの管理情報に基づいて、当該他セルと自セルとの間におけるハンドオーバを許容するかどうかを判断し、ハンドオーバを許容する場合、当該他セルの管理情報に基づいて保持している隣接セルリストを更新し、さらに、自セルの管理情報を前記他の基地局へ通知することを特徴とする請求項6に記載の移動体通信システム。
  8. 前記他セルの管理情報に基づいて、保持している隣接セルリストの更新処理を行う基地局は、
    当該他セルの管理情報に基づいて、当該他セルおよび自セル間でのハンドオーバを許容するかどうかを判断し、ハンドオーバを許容しない場合、その旨を前記他の基地局へ通知することを特徴とする請求項6または7に記載の移動体通信システム。
  9. 前記基地局は、
    保持している隣接セルリストに登録されている隣接セルを管理している基地局である隣接セル管理基地局それぞれに対して、自セルの管理情報と、当該隣接セルリストに登録されている隣接セルの管理情報と、を定期的に送信し、当該送信する隣接セルの管理情報は、その送信相手先の隣接セル管理基地局が管理している隣接セルの管理情報以外の管理情報とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の移動体通信システム。
  10. 前記基地局は、
    保持している隣接セルリストに登録されている隣接セルそれぞれについて、隣接セルが当該隣接セルリストへ登録された時点で第1のタイマを設定し、当該第1のタイマは、対応する隣接セルに関する有意な測定値を含んだ探索結果を移動機から受信した場合、または、対応する隣接セルにおいて通信中の移動機が自セルへのハンドオーバを実行した場合に再設定し、
    また、前記第1のタイマがタイムアウトした場合、当該第1のタイマに対応する隣接セルに対して、自セルの管理情報送信を停止し、
    さらに、前記第1のタイマがタイムアウトした場合、当該第1のタイマに対応する隣接セルについて第2のタイマを設定し、当該第2のタイマは、当該隣接セルを収容する基地局から当該隣接セルの管理情報を受信した場合に再設定し、
    前記第2のタイマがタイムアウトした場合、当該第2のタイマに対応する隣接セルを前記隣接セルリストから削除することを特徴とする請求項9に記載の移動体通信システム。
  11. 前記基地局は、
    自セルの隣接セルとなりうるセルの管理情報を他の基地局から受信した場合、当該管理情報に含まれている周波数、コード等の情報に基づいて、前記移動機へ近隣セルの探索を指示する際に指定する探索範囲を決定することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の移動体通信システム。
  12. 前記基地局は、
    前記探索結果に含まれているセル(近隣セル)のセルIDを用いて特定した、近隣セルを管理している基地局の候補が複数存在する場合、当該複数の候補の中からいずれか一つを選択し、当該選択した候補に対して、セルを探索するための測定チャネルの送信を停止するように指示を出し、
    前記選択した候補が測定チャネルの送信を停止した状態で、自セル内に存在している移動機に近隣セルを探索させ、当該移動機が探索を実行して得られた新しい探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする請求項3〜11のいずれか一つに記載の移動体通信システム。
  13. 前記基地局は、
    前記探索結果に含まれているセル(近隣セル)のセルIDを用いて特定した、近隣セルを管理している基地局の候補が複数存在する場合、当該複数の候補から互いに異なる情報を、セルを探索するための測定チャネル上で送信するように指示を出し、
    前記候補が互いに異なる情報を測定チャネル上で送信している状態で、自セル内に存在している移動機に近隣セルを探索させ、当該移動機が探索を実行して得られた新しい探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする請求項3〜11のいずれか一つに記載の移動体通信システム。
  14. 各基地局は、近隣セルを管理する基地局を一意に特定するための乱数を、セルを探索するための測定チャネル上で送信し、
    また自セル内に存在している移動機に対して、当該移動機が通信可能な近隣セルを探索するように指示する場合、検出した近隣セルの測定チャネル上で送信されている乱数の情報を含んだ探索結果を通知するように指示を行い、
    前記基地局からの指示に従い近隣セルを探索した移動機は、測定チャネル上で受信した乱数の情報を含んだ探索結果を当該基地局へ通知することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一つに記載の移動体通信システム。
  15. 自身が管理しているセルと隣接関係にあるセルの管理情報により構成された隣接セルリストを各々保持している複数の基地局、および移動機により構成された移動体通信システムにおいて、各基地局が自身の保持している隣接セルリストを更新する場合の隣接セルリスト管理方法であって、
    前記基地局が、自セル内に存在している移動機に対して、当該移動機が通信可能な近隣セルを探索するように指示を行う探索指示ステップと、
    前記指示を受けた移動機が、当該指示内容に従い近隣セルの探索を行い、検出した近隣セルのセルIDを含んだ探索結果を返信する近隣セル探索ステップと、
    前記探索結果を受け取った基地局が、当該探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新する更新処理実行ステップと、
    を含むことを特徴とする隣接セルリスト管理方法。
  16. 前記基地局は、前記探索指示を行う場合に、探索する周波数、コード、タイミングのうちの少なくともいずれか一つを指定して探索範囲を限定することを特徴とする請求項15に記載の隣接セルリスト管理方法。
  17. 前記更新処理実行ステップでは、
    前記基地局が、
    前記探索結果に含まれている前記検出された近隣セルのセルIDに基づいて当該近隣セルを管理している対向基地局を特定し、
    前記特定した対向基地局に対して自セルの管理情報を通知しつつ、前記近隣セルの管理情報を返送するように要求し、
    さらに、前記要求に対する応答メッセージを受け取り、当該応答メッセージが前記近隣セルの管理情報を含んでいる場合、当該管理情報に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする請求項15または16に記載の隣接セルリスト管理方法。
  18. 前記更新処理実行ステップにおいて、
    前記対向基地局に対して自セルの管理情報を通知しつつ、前記近隣セルの管理情報を返送するように要求する基地局は、
    自セルの管理情報に加えて、保持している隣接セルリストに登録済みの隣接セルの管理情報を一緒に通知することを特徴とする請求項17に記載の隣接セルリスト管理方法。
  19. 前記更新処理実行ステップにおいて、
    前記応答メッセージを受け取った基地局は、
    当該応答メッセージに、自セルと前記近隣セルとの間におけるハンドオーバを許容しない旨を示す情報が含まれている場合、前記隣接セルリストの更新を行わないことを特徴とする請求項17または18に記載の隣接セルリスト管理方法。
  20. さらに、
    前記基地局が、他の基地局が管理しているセルである他セルの管理情報を当該他の基地局から通知され、かつ自セルの管理情報を返送するように要求された場合、当該他セルの管理情報に基づいて、保持している隣接セルリストの更新処理を実行し、また、自セルの管理情報を当該他の基地局へ送信する隣接セルリスト更新ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項15〜19のいずれか一つに記載の隣接セルリスト管理方法。
  21. 前記隣接セルリストの更新ステップにおいて、
    前記基地局は、前記他セルの管理情報に基づいて、当該他セルと自セルとの間におけるハンドオーバを許容するかどうかを判断し、ハンドオーバを許容する場合、当該他セルの管理情報に基づいて保持している隣接セルリストを更新し、さらに、自セルの管理情報を前記他の基地局へ通知することを特徴とする請求項20に記載の隣接セルリスト管理方法。
  22. 前記隣接セルリストの更新ステップにおいて、
    前記基地局は、前記他セルの管理情報に基づいて、当該他セルおよび自セル間でのハンドオーバを許容するかどうかを判断し、ハンドオーバを許容しない場合、その旨を前記他の基地局へ通知することを特徴とする請求項20または21に記載の隣接セルリスト管理方法。
  23. さらに、
    前記基地局が、保持している隣接セルリストに登録されている隣接セルを管理している基地局である隣接セル管理基地局それぞれに対して、自セルの管理情報と、当該隣接セルリストに登録されている隣接セルの管理情報と、を定期的に送信し、当該送信する隣接セルの管理情報は、その送信相手先の隣接セル管理基地局が管理している隣接セルの管理情報以外の管理情報とするセル情報送信ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項15〜22のいずれか一つに記載の隣接セルリスト管理方法。
  24. さらに、
    前記基地局が、
    保持している隣接セルリストに登録されている隣接セルそれぞれについて、隣接セルが当該隣接セルリストへ登録された時点で第1のタイマを設定し、当該第1のタイマは、対応する隣接セルに関する有意な測定値を含んだ探索結果を移動機から受信した場合、または、対応する隣接セルにおいて通信中の移動機が自セルへのハンドオーバを実行した場合に再設定し、
    また、前記第1のタイマがタイムアウトした場合、当該第1のタイマに対応する隣接セルに対して、自セルの管理情報送信を停止し、
    さらに、前記第1のタイマがタイムアウトした場合、当該第1のタイマに対応する隣接セルについて第2のタイマを設定し、当該第2のタイマは、当該隣接セルを収容する基地局から当該隣接セルの管理情報を受信した場合に再設定し、
    前記第2のタイマがタイムアウトした場合、当該第2のタイマに対応する隣接セルを前記隣接セルリストから削除する隣接セルリスト管理ステップ、
    を含むことを特徴とする請求項23に記載の隣接セルリスト管理方法。
  25. 前記基地局は、自セルの隣接セルとなりうるセルの管理情報を他の基地局から受信した場合、当該管理情報に含まれている周波数、コード等の情報に基づいて、前記移動機へ近隣セルの探索を指示する際に指定する探索範囲を決定することを特徴とする請求項15〜24のいずれか一つに記載の隣接セルリスト管理方法。
  26. 前記基地局は、前記探索結果に含まれているセル(近隣セル)のセルIDを用いて特定した、近隣セルを管理している基地局の候補が複数存在する場合、当該複数の候補の中からいずれか一つを選択し、当該選択した候補に対して、セルを探索するための測定チャネルの送信を停止するように指示を出し、前記選択した候補が測定チャネルの送信を停止した状態で、自セル内に存在している移動機に近隣セルを探索させ、当該移動機が探索を実行して得られた新しい探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする請求項17〜25のいずれか一つに記載の隣接セルリスト管理方法。
  27. 前記基地局は、前記探索結果に含まれているセル(近隣セル)のセルIDを用いて特定した、近隣セルを管理している基地局の候補が複数存在する場合、当該複数の候補から互いに異なる情報を、セルを探索するための測定チャネル上で送信するように指示を出し、前記候補が互いに異なる情報を測定チャネル上で送信している状態で、自セル内に存在している移動機に近隣セルを探索させ、当該移動機が探索を実行して得られた新しい探索結果に基づいて、保持している隣接セルリストを更新することを特徴とする請求項17〜25のいずれか一つに記載の隣接セルリスト管理方法。
  28. 各基地局は、近隣セルを管理する基地局を一意に特定するための乱数を、セルを探索するための測定チャネル上で送信し、また自セル内に存在している移動機に対して、当該移動機が通信可能な近隣セルを探索するように指示する場合、検出した近隣セルの測定チャネル上で送信されている乱数の情報を含んだ探索結果を通知するように指示を行い、前記基地局からの指示に従い近隣セルを探索した移動機は、測定チャネル上で受信した乱数の情報を含んだ探索結果を当該基地局へ通知することを特徴とする請求項15〜25のいずれか一つに記載の隣接セルリスト管理方法。
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