JP2008219522A - 撮像システム、撮像装置、撮像プログラム、及び撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の撮像装置を連携させることにより、一方の撮像装置の機能を向上させる。
【解決手段】本発明の第1側面に係る撮像システムは、互いに無線通信可能な複数の撮像装置を有する撮像システムであって、前記複数の撮像装置に含まれる第1の撮像装置は、被写体の光学像に応じた画像データを生成して、前記画像データに関連した画像関連情報を、前記複数の撮像装置に含まれる第2の撮像装置へ送信し、前記第2の撮像装置は、前記第1の撮像装置から受信した前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記第1の撮像装置へ送信することを特徴とする。
【選択図】図7
【解決手段】本発明の第1側面に係る撮像システムは、互いに無線通信可能な複数の撮像装置を有する撮像システムであって、前記複数の撮像装置に含まれる第1の撮像装置は、被写体の光学像に応じた画像データを生成して、前記画像データに関連した画像関連情報を、前記複数の撮像装置に含まれる第2の撮像装置へ送信し、前記第2の撮像装置は、前記第1の撮像装置から受信した前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記第1の撮像装置へ送信することを特徴とする。
【選択図】図7
Description
本発明は、撮像システム、撮像装置、撮像プログラム、及び撮像方法に関する。
特許文献1では、デジタルカメラにおいて、撮像した画像の画像データを圧縮せずに無線通信回線経由で外部のサーバーに送信する技術が提案されている。
特許文献2では、デジタルカメラにおいて、撮像終了後にカメラのモードがRecからOffに切り替えられると、撮像した画像の画像データを無線通信回線経由で自動的にサーバー(センター)に送信する技術が提案されている。
特許文献3では、デジタルカメラにおいて、予め関連付けられているPC(パーソナルコンピューター)に接近すると、そのPCにより無線通信回線経由で動作可能な状態にされ、撮像した画像データを無線通信回線経由でPCに送信する技術が提案されている。
特許文献4では、デジタルカメラにおいて、撮像した画像の画像データを記録するバッファーメモリの記憶容量が不足していることを検知した場合、画像データをバッファーメモリからサーバー(データベース)に送信する技術が提案されている。
特許文献1〜4に示された技術によれば、デジタルカメラで撮像した画像の画像データを外部のサーバー又はPC記憶することができる。
特開2003−87618号公報
特開2001−111884号公報
特開2002−064740号公報
特開2002−171434号公報
しかしながら、特許文献1〜4には、デジタルカメラの能力を、他のデジタルカメラを利用することにより向上させるための技術は開示されていない。
例えば、使用者が旅行中に記念スナップ撮像を行う場合や、スポーツ観戦や、情報収集のために持ち歩く場合などにおいて、他の撮像装置を利用して連写スピードや連写可能枚数を向上させる技術は開示されていない。
本発明の目的は、複数の撮像装置を連携させることにより、一方の撮像装置の機能を向上させることにある。
本発明の第1側面に係る撮像システムは、互いに無線通信可能な複数の撮像装置を有する撮像システムであって、前記複数の撮像装置に含まれる第1の撮像装置は、被写体の光学像に応じた画像データを生成して、前記画像データに関連した画像関連情報を、前記複数の撮像装置に含まれる第2の撮像装置へ送信し、前記第2の撮像装置は、前記第1の撮像装置から受信した前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記第1の撮像装置へ送信することを特徴とする。
本発明の第2側面に係る撮像装置は、他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置であって、被写体の光学像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した画像信号に基づいて、画像データを生成するA/D変換手段と、前記画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置へ送信し、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を前記他の撮像装置から受信する通信手段とを備え、前記画像関連情報は、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含むことを特徴とする。
本発明の第3側面に係る撮像装置は、他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置であって、被写体の光学像を撮像する撮像手段と、前記他の撮像装置により撮像された画像信号に基づいて生成された画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置から受信し、前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記他の撮像装置へ送信する通信手段とを備え、前記画像関連情報は、前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含むことを特徴とする。
本発明の第4側面に係る撮像プログラムは、他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置を、被写体の光学像を撮像する撮像手段、前記撮像手段が撮像した画像信号に基づいて、画像データを生成するA/D変換手段、前記画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置へ送信し、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を前記他の撮像装置から受信する通信手段として機能させ、前記画像関連情報は、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含むことを特徴とする。
本発明の第5側面に係る撮像プログラムは、他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置を、被写体の光学像を撮像する撮像手段、前記他の撮像装置により撮像された画像信号に基づいて生成された画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置から受信し、前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記他の撮像装置へ送信する通信手段として機能させ、前記画像関連情報は、前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含むことを特徴とする。
本発明の第6側面に係る撮像方法は、互いに無線通信可能な複数の撮像装置を有する撮像システムにおける撮像方法であって、前記複数の撮像装置に含まれる第1の撮像装置が、被写体の光学像に応じた画像データを生成して、前記画像データに関連した画像関連情報を、前記複数の撮像装置に含まれる第2の撮像装置へ送信する第1工程と、前記第2の撮像装置が、前記第1の撮像装置から受信した前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記第1の撮像装置へ送信する第2工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、複数の撮像装置を連携させることにより、一方の撮像装置の機能を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る撮像システム1を、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る撮像システム1の構成図である。
撮像システム1は、複数の撮像装置(10,30)及び無線通信回線60を備える。
複数の撮像装置(10,30)は、それぞれ、被写体の光学像を撮像する。複数の撮像装置(10,30)は、第1の撮像装置10及び第2の撮像装置30を含む。以下では、第1の撮像装置10が主カメラをとして機能し、第2の撮像装置30が副カメラをとして機能する場合を例に説明する。主カメラは、主体的に動作するカメラ(撮像装置)である。副カメラは、主カメラを補助するように動作するカメラ(撮像装置)である。
無線通信回線60は、複数の撮像装置(10,30)を互いに接続する。無線通信回線60は、例えば、第1の撮像装置10及び第2の撮像装置30を接続する。これにより、第1の撮像装置10及び第2の撮像装置30は、互いに無線通信可能になっている。
次に、複数の撮像装置(10,30)における各撮像装置を、図2及び図3を用いて説明する。図2は、第1の撮像装置10の構成図である。図3は、第2の撮像装置30の構成図である。
図2に示す第1の撮像装置10において、11はCCDやCMOSなどの撮像手段である。撮像手段11は、被写体の光学像を撮像して、被写体の光学像に応じた画像信号を生成する。
12は撮像手段11からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換するためのA/D変換手段である。A/D変換手段12は、撮像手段11が撮像した画像信号を撮像手段11から受け取る。A/D変換手段12は、受け取った画像信号をA/D変換して、被写体の光学像に応じた画像データ(デジタル信号)を生成する。画像データは、例えば、RAWフォーマットのRAWデータである。
14は、DRAMなどで構成されるメモリーバッファー手段である。メモリーバッファー手段14は、A/D変換手段12から画像データを受け取って一時的に蓄える。また、メモリーバッファー手段14は、後述する信号処理後の画像データやJPEG圧縮後の圧縮画像データなどを、一時的に蓄えるバッファー機能を有する。メモリーバッファー手段14では、例えば、DRAMとの間にメモリーコントローラを介しデータの書き込みや読み出しが行われる。
16は、A/D変換手段12から出力された画像データを、輝度信号と式差信号とへ処理するための信号処理手段である。信号処理手段16は、JPEG圧縮する前段階の画像データ(YUVデータ)を生成する。
18は、信号処理手段16から出力される画像データ(YUVデータ)をJPEG形式に圧縮したり、JPEG形式の圧縮画像データをYUVデータに伸張するためのJPEG処理手段である。すなわち、JPEG処理手段18は、画像データを圧縮した圧縮画像データを生成する。
20は、JPEG処理されたデータをCFやSDカードなどの後述の記録媒体21へ書き込んだり、記録媒体21から読み出したりするための記録媒体インターフェイスである。
21は、記録媒体インターフェイス20へ脱着可能な記録媒体である。記録媒体21は、例えば、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))やSDカードなどである。
22は、後述のD/A変換手段23から供給されたアナログ画像信号に応じた画像を表示する表示手段である。例えば、表示手段22は、TV画像をビューワー表示したり、撮像手段11が撮像した画像をレビュー表示したり、記録媒体21から読み出されて伸張された画像を再生表示したりする。表示手段22は、EVF(電子ビューファインダー)として機能する。
23は、画像データを受けてアナログ画像信号を生成するためのD/A変換手段である。D/A変換手段23は、画像データをD/A変換してアナログ画像信号を生成し、さらに、表示手段22の表示に適したリサイズやNTSC方式の信号へのエンコード処理なども行って、その処理後の信号を表示手段22へ供給する。
24は、通信手段で、ワイヤレスUSBなどの方式で無線通信を行う。更に、通信手段24は、UWB(Ultra Wide Band)などの方式にも対応した、USB2.0規格と同様に最大480Mbpsの転送速度を有する高速通信が可能である。通信手段24は、後述の画像関連情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(例えば、第2の撮像装置30)へ送信する。また、通信手段24は、他の撮像装置(例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(例えば、第2の撮像装置30)から受信する。
26は、各部を制御するためのCPUである。CPU26は、バス13を介して各部に接続されている。CPU26は、バス13を介して圧縮画像データ又は画像データをメモリーバッファー手段14から読み出す。また、CPU26は、他の撮像装置(例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して画像処理情報を生成するようにするための命令を生成する。CPU26は、画像データに関連した画像関連情報を生成する。画像関連情報は、他の撮像装置(例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して画像処理情報を生成するようにするための命令と、圧縮画像データ及び画像データのいずれかとを含む。
なお、図示しないが、バス13には、CPU26を介さずに各部とメモリーバッファー手段14との間のデータ転送(Read/Write)を可能にするDMA転送手段が接続されていてもよい。更に、A/D変換手段12から信号処理手段16やJPEG処理手段18へ、信号処理手段16からJPEG処理手段18へは、図示していないがCPU26やDMA転送手段とは別に、直接にデータを送受するパスを設けてもよい。
図3に示す第2の撮像装置30は、基本的な構成は第1の撮像装置10と同様であるが、次の点で第1の撮像装置10と異なる。
通信手段44は、他の撮像装置(例えば、第1の撮像装置10)により撮像された画像信号に基づいて生成された画像データに関連した画像関連情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(例えば、第1の撮像装置10)から受信する。
画像関連情報が画像データを含む場合、信号処理手段36及びJPEG処理手段38は、画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、画像関連情報に対応する画像処理情報を一時的に記憶した後、画像処理情報を通信手段44へ供給する。具体的には、信号処理手段36は、画像関連情報における画像データを、輝度信号と式差信号とへ処理する。信号処理手段36は、JPEG圧縮する前段階の画像データ(YUVデータ)を生成してJPEG処理手段38へ供給する。JPEG処理手段38は、信号処理手段36から受け取った画像データ(YUVデータ)をJPEG形式で圧縮処理して圧縮画像データ(JPEGデータ)を生成する。JPEG処理手段38は、その圧縮画像データをメモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域に一時的に記憶させる。また、CPU46は、メモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域から圧縮画像データを読み出して画像処理情報として通信手段44へ供給する。
一方、画像関連情報が圧縮画像データを含む場合、信号処理手段36及びJPEG処理手段38は、画像関連情報に含まれる圧縮画像データをそのまま画像処理情報として通信手段44へ供給する。
そして、通信手段44は、画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(例えば、第1の撮像装置10)へ送信する。
次に、撮像システム1が一連の撮像動作を行う処理の流れを、図4〜図8のフローチャートを用いて説明する。図4〜図8のフローチャートの内容は、プログラムコードとして各撮像装置内の図示していない任意の記憶媒体に格納されており、各撮像装置内のCPU26,46等によって読み出されて実行される。以下では、第1の撮像装置10が主カメラをとして機能し、第2の撮像装置30が副カメラをとして機能する場合を例に説明する。
まず、主カメラ(元データ送信、処理後データ受信)と副カメラ(元データ受信、処理後データ送信)とのペアリング処理における主カメラ側の動作を、図4を用いて説明する。図4は、ペアリング処理における主カメラ側の動作を示すフローチャートである。
ステップS300では、図2に示す第1の撮像装置10が、利用者から図示しない入力手段を介して、主カメラと副カメラとのペアリング開始指示を受け付ける。入力手段は、ペアリング開始指示をCPU26へ渡す。
ステップS302では、CPU26が、通信手段24及び無線通信回線60を介して、通信相手の探索を行う。そして、CPU26は、通信可能機器が存在するか否かを判断する。CPU26は、通信可能機器が存在すると判断する場合、処理をステップS308へ進め、通信可能機器が存在しないと判断する場合、処理をステップS304へ進める。
なお、CPU26は、通信可能機器が存在すると判断する場合、自らを主カメラに決定するとともに、1以上の通信可能機器から通信相手を選択して、通信相手(第2の撮像装置30)を副カメラに決定する。そして、CPU26は、通信手段24及び無線通信回線60を介して、通信相手(第2の撮像装置30)に副カメラである旨の情報を送信する。これにより、CPU26は、自らを主カメラであると認識する。
ステップS304では、CPU26が、図示しないタイマーを用いて時間を測り始めるとともに、図示しない回数カウンタがカウントしている回数に1を加える。そして、CPU26は、タイマーを参照して、所定時間が経過したか否かを判断する。CPU26は、所定時間が経過したと判断する場合、処理をステップS306へ進め、所定時間が経過していないと判断する場合、処理をステップS304へ進める。
ステップS306では、CPU26が、回数カウンタを参照して、回数カウンタがカウントしている回数が所定回数を超えているか否かを判断することにより、ステップS304の時間待ちが所定回数行われたか否かを判断する。CPU26は、時間待ちが所定回数行われたと判断する場合、処理をステップS307へ進め、時間待ちが所定回数行われていないと判断する場合、処理をステップS302へ進める。
ステップS307では、CPU26が、通信相手が不在であるとして、ペアリング処理を終了する。
ステップS308では、CPU26が、通信相手(副カメラ、すなわち第2の撮像装置30)に対して通信ネゴシエーションを行うように、通信手段24を制御する。通信手段24は、無線通信回線60を介して、通信相手(第2の撮像装置30)との通信状態(電波強度や通信スピード)などを確認する。本実施形態で行っているUWB(高速ワイヤレスUSB)方式では、互いの通信機器の距離が近く電波強度が強い場合には高速な通信スピードとなり、互いの距離が近い場合には低速な通信スピードになる。通信手段24は、UWBの通信レベルに応じた通信スピードなどの情報をCPU26へ渡す。
ステップS310では、CPU26が、ステップS308で確認した結果に基づいて、副カメラから提供される機能を特定する。CPU26は、副カメラから提供される機能により、主カメラの性能や機能を向上させることができるか否かを判断する。CPU26は、主カメラの性能や機能を向上させることができないと判断する場合、処理をステップS312へ進め、主カメラの性能や機能を向上させることができると判断する場合、処理をステップS314へ進める。
ステップS312では、CPU26が、主カメラの性能や機能を向上させることができない旨の情報を表示手段22へ供給する。表示手段22は、性能・機能を向上しない旨をメッセージ表示する。
ステップS314では、CPU26が、副カメラから提供される機能により、主カメラにおいて向上する機能や性能を特定して表示手段22へ供給する。表示手段22は、向上する機能や性能の候補をメッセージ表示する。
ステップS316では、CPU26が、図示しない入力部を介して、向上する機能や性能の候補を選択する指示を待つ待機状態に入る。CPU26は、向上する機能や性能の候補を選択する指示を入力部から受け取った場合、その指示が次の(1)〜(3)のいずれを選択するものであるのかを判断する。
(1)RAWバッファー領域を増やして連写スピードを向上させる。
(2)JPEGバッファー領域を増やして、連写可能枚数を増やす。
(3)主カメラと副カメラとの記録媒体21,41への記録を併用して、連写スピードを向上させる。
CPU26は、向上する機能や性能の候補を選択する指示(1)〜(3)を受けて、その指示を実行するための設定を行う。具体的には、CPU26は、図示しない不揮発性メモリ(例えばフラッシュROM)にその指示を記憶させておく。
CPU26は、向上する機能や性能の候補を選択する指示(1)〜(3)を受けて、その指示を実行するための設定を行う。具体的には、CPU26は、図示しない不揮発性メモリ(例えばフラッシュROM)にその指示を記憶させておく。
次に、上記(1)及び(2)で向上させるRAWバッファーやJPEGバッファーについて説明する。
RAWバッファー領域とは、図2に示すメモリーバッファー手段14において、撮像手段11で撮像した画像の画像データ(RAWデータ)を一時的に記憶させておくための領域である。このRAWデータのbit幅は、A/D変換手段12のbit幅に等しいため、例えば10bitや12bitである場合などメモリーバッファー手段14のDRAMのbit幅構成と合わない場合がある。その場合、CPU26は、RAWデータのbit幅を、メモリーバッファー手段14のbit幅構成と合うように詰め直す。CPU26は、10bitや12bitのRAWデータを16bitや32bitのRAWデータへ詰め直してメモリーバッファー手段14へ置く。
また、JPEGバッファー領域とは、図2に示すメモリーバッファー手段14において、JPEG処理手段18で圧縮した圧縮画像データを一時的に記憶させておくための領域である。
第1の撮像装置10は、撮像前に、画角合わせや被写体確認用に、撮像手段11で受光されたライブ画像を表示手段22にスルー表示する。その場合、A/D変換手段12の出力はメモリーバッファー手段14を介さずに信号処理手段16へダイレクトに入力されるため、RAWデータはメモリーバッファー手段14上に書き込まれない(RAWキャプチャーされない)。
一方、第1の撮像装置10は、静止画を撮像する際に、撮像手段11から静止画像の全画素の画像信号を数フレームに分けて読み出し、順次A/D変換して画像データ(RAWデータ)を生成する。その場合、A/D変換手段12の出力はメモリーバッファー手段14に入力されるため、RAWデータはメモリーバッファー手段14上に書き込まれる。このとき、メモリーバッファー手段14は、RAWデータの全画素データ分が揃うまで一時的に画像データ(RAWデータ)を溜め込む(RAWキャプチャーする)。
ここで、第1の撮像装置10のCPU26は、上記(1)又は(3)を選択する指示に応じて、例えば、メモリーバッファー手段14においてRAWバッファー領域を数十から数百フレーム分に増やす。これにより、CPU26は、撮像手段11により撮像された画像のRAWデータを、メモリーバッファー手段14においてRAWバッファー領域に数十から数百フレームまで溜め込みながら連写処理の動作を行える。このように、RAWデータをキャプチャーする時に、そのRAWデータを連写する枚数分溜め込む事をRAWバッファー方式と呼ぶ。しかし、このとき、メモリーバッファー手段14において、RAWバッファー領域が増えた分だけJPEGバッファー領域が減るので、連写可能枚数が制限される。
あるいは、第1の撮像装置10のCPU26は、上記(2)を選択する指示に応じて、メモリーバッファー手段14においてJPEGバッファー領域を増やす。これにより、CPU26は、全画素データ分が揃ったRAWデータをメモリーバッファー手段14から読み出して信号処理手段16へ供給する。信号処理手段16は、全画素のRAWデータを順次YUVデータに処理してJPEG処理手段18へ供給する。JPEG処理手段18は、全画素のYUVデータを圧縮し圧縮画像データ(JPEGデータ)を生成してデータ量を削減してからメモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域へ供給する。これにより、CPU26は、JPEGデータをメモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域に溜め込みながら連写処理の動作を行える。しかし、このとき、メモリーバッファー手段14において、JPEGバッファー領域が増えた分だけRAWバッファー領域が減るので、連写スピードが制限される。
このように、JPEGデータをメモリーバッファー手段14に溜める方法(JPEGバッファー方式と呼ぶ)では、撮像手段11からのデータを一旦(一画面分)メモリーバッファー手段14に置く。そして、JPEG処理するに必要なデータが揃ったらメモリーバッファー手段14から読み出して、現像(信号処理手段16とJPEG処理手段18とにより画像データを圧縮画像データに変換すること)を行う。このため、メモリーバッファー手段14を構成するDRAMのバンド幅を圧迫する状態になる。そのため、このJPEGバッファー方式では、撮像手段11の画素数が多い場合や連写スピードが高速な場合に、撮像(撮像手段11からの読み出しを)しながら同時に現像処理することが困難になるため高速な連写を行えない。そこで、連写可能枚数が少なくても連写スピードを優先する場合、RAWデータを溜め込むRAWバッファー方式の連写を行うことになる。また、連写スピードが遅くても連写可能枚数の確保を優先する場合、JPEGデータを溜め込むJPEGバッファー方式の連写を行うことになる。
次に、ペアリング処理における副カメラ側の動作を、図5を用いて説明する。図5は、ペアリング処理における副カメラ側の動作を示すフローチャートである。以下では、図4に示す主カメラ側の動作と異なる部分を中心に説明する。
ステップS401では、図3に示す第2の撮像装置30のCPU46が、ペアリング開始指示に応じて、ペアリング状態を表示手段42に表示する。
ステップS402では、CPU46が、通信手段44及び無線通信回線60を介して、通信相手の探索を行う。そして、CPU46は、通信可能機器が存在するか否かを判断する。CPU46は、通信可能機器が存在すると判断する場合、処理をステップS408へ進め、通信可能機器が存在しないと判断する場合、処理をステップS404へ進める。
なお、CPU46は、通信可能機器が存在すると判断する場合、通信手段44を介して、自らが副カメラである旨の情報を通信相手(第1の撮像装置10)から受信する。これにより、CPU46は、自らを副カメラであると認識する。
ステップS414では、CPU46が、無線通信回線60及び通信手段44を介して主カメラからの指示を受け取ったか否かを判断することにより、主カメラからの指示を受信したか否かを判断する。通信手段44は、画像関連情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(例えば、第1の撮像装置10)から受信した場合、その画像関連情報をCPU46に供給する。画像関連情報は、副カメラ(例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して画像処理情報を生成するようにするための命令と、圧縮画像データ及び画像データのいずれかとを含む。CPU46は、副カメラが画像関連情報を処理して画像処理情報を生成するようにするための命令を認識することにより、主カメラからの指示を受信したと判断する。
CPU46は、主カメラからの指示を受信したと判断した場合、処理をステップS416へ進め、主カメラからの指示を受信していないと判断した場合、処理をステップS414へ進める。
ステップS416では、CPU46が、主カメラからの指示の情報を表示手段42へ供給する。表示手段42は、主カメラからの指示の内容を表示する。
図5における他のステップは、図4に示す対応するステップと同様である。
次に、図4及び図5に示すペアリング処理に続くポーリング処理(定期的な通信状態の確認処理)における主カメラ側の動作を、図6を用いて説明する。図6は、ポーリング処理における主カメラ側の動作を示すフローチャートである。
ステップS500では、第1の撮像装置10(主カメラ)のCPU26が、図示しないタイマーを参照して、所定時間毎に発生するタイマー割り込みで、ポーリング処理(定期的な通信状態の確認処理)を開始する。
ステップS502では、CPU26が、通信手段24及び無線通信回線60を介して、通信相手(副カメラ、すなわち第2の撮像装置30)が通信可能状態であるか否かを判断する。CPU26は、通信相手が通信可能状態であると判断する場合、処理をステップS506へ進め、通信相手が通信可能状態でないと判断する場合、処理をステップS504へ進める。
ステップS504では、CPU26が、通信が途切れた旨の情報を表示手段22へ供給する。表示手段22は、通信が途切れた旨のメッセージ表示を行う。
ステップS506では、CPU26が、以前確認した通信状況に変化があるか否かを判断する。CPU26は、通信状況に変化があると判断する場合、処理をステップS510へ進め、通信状況に変化がないと判断する場合、処理をステップS508へ進める。
ステップS508では、CPU26が、通信状況が変化していない旨の情報を表示手段22へ供給する。表示手段22は、通信状況が変化していない旨のメッセージ表示を行う。そして、CPU26は、処理を終了する(通信状態のポーリング処理を抜ける)。
ステップS510では、CPU26が、通信相手(副カメラ、すなわち第2の撮像装置30)に対して再度通信のネゴシエーションを行うように、通信手段24を制御する。通信手段24は、通信相手との通信状況がどのような状況に変化したかを確認して、確認した結果をCPU26へ渡す。
ステップS512では、CPU26が、通信手段24が確認した結果に基づいて、通信相手との通信状況が悪化したのか否かを判断する。CPU26は、通信状況が悪化したと判断する場合、処理をステップS514へ進め、通信状況が悪化していない(通信状況を維持できる)と判断する場合、処理をステップS508へ進め。
ステップS514では、CPU26が、悪化した通信状況において、副カメラから提供される機能により、主カメラにおいて向上する機能や性能(変更候補)を特定して表示手段22へ供給する。表示手段22は、向上する機能や性能の変更候補をメッセージ表示する。
ステップS516では、CPU26が、図示しない入力部を介して、向上する機能や性能の候補を選択する指示を待つ待機状態に入る。CPU26は、向上する機能や性能の候補を選択する指示を入力部から受け取った場合、その指示が次の(1)〜(3)のいずれを選択するものであるのかを判断する。
(1)RAWバッファー領域を増やして連写スピードを向上させる。
(2)JPEGバッファー領域を増やして、連写可能枚数を増やす。
(3)主カメラと副カメラとの記録媒体21,41への記録を併用して、連写スピードを向上させる。
CPU26は、向上する機能や性能の候補を選択する指示(1)〜(3)を受けて、その指示を実行するための設定を行う。具体的には、CPU26は、図示しない不揮発性メモリ(例えばフラッシュROM)にその指示を記憶させておく。
(1)RAWバッファー領域を増やして連写スピードを向上させる。
(2)JPEGバッファー領域を増やして、連写可能枚数を増やす。
(3)主カメラと副カメラとの記録媒体21,41への記録を併用して、連写スピードを向上させる。
CPU26は、向上する機能や性能の候補を選択する指示(1)〜(3)を受けて、その指示を実行するための設定を行う。具体的には、CPU26は、図示しない不揮発性メモリ(例えばフラッシュROM)にその指示を記憶させておく。
次に、図4に示すステップS316や図6に示すステップS516で(2)の指示が選択された場合における撮像システム1の連写処理の動作を、図7を用いて説明する。図7は、JPEGバッファー方式における撮像システム1の連写処理の動作を示すフローチャートである。
ステップS600では、CPU26が、図示しないレリーズスイッチを介して、連写処理の開始指示を受け取る。CPU26は、連写処理の開始指示に応じて、上記の不揮発性メモリを参照して上記の(2)の指示が選択されていることを特定する。これにより、CPU26は、JPEGバッファー方式における連写処理を開始する。
ステップS602では、CPU26が、撮像前の準備として、AE・AF・AWB処理を行う。この処理内容は一般的にデジタルカメラの撮像準備と同様の処理になり、ここでは特にその内容を記載しない。
ステップS604では、CPU26が、ステップS602での処理結果に基づいて、フォーカスレンズ位置、絞り位置、シャッタースピードを決定し、光学系及び撮像手段11を設定して露光を開始する。
ステップS606では、CPU26が、露光が完了した後に撮像手段11から画像信号を読み出し、A/D変換手段12で画像信号を画像データに変換した後、メモリーバッファー手段14上に画像データ(RAWデータ)をRAWキャプチャーさせる。
ステップS608では、CPU26が、信号処理手段16及びJPEG処理手段18に現像を行わせる。この現像とは、信号処理手段16とJPEG処理手段18とにより画像データを圧縮画像データに変換することである。具体的には、CPU26は、メモリーバッファー手段14上のRAWデータを読み出して、DMAで信号処理手段16に入力する。信号処理手段16は、RAWデータを処理してYUVデータを生成し、DMAでYUVデータをダイレクトにJPEG処理手段18に転送する。JPEG処理手段18は、信号処理手段16が出力したYUVデータをJPEG形式で圧縮処理して圧縮画像データ(JPEGデータ)を生成し、その圧縮画像データをDMAでメモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域へ直接書き込む。
ステップS610では、CPU26が、通信手段24及び無線通信回線60を介して、副カメラ(第2の撮像装置30)との通信状況の悪化等の理由によって、利用者が選択した機能を副カメラで行えるか否かを判断する。すなわち、CPU26は、通信手段24を制御して、通信相手(第2の撮像装置30)とネゴシエーションし、副カメラで利用者が選択した機能を行えるか否かを判断し、連写中に通信が途絶えた事があるか否かを判断する。CPU26は、利用者が選択した機能を副カメラで行えないと判断した場合、処理をステップS612(第2のモード)へ進め、利用者が選択した機能を副カメラで行えると判断した場合、処理をステップS620(第1のモード)へ進める。すなわち、第1の撮像装置のCPU26(制御手段)は、通信状況に応じて、第2の撮像装置30に画像関連情報を送信する第1のモードと、第1の撮像装置10で画像関連情報を処理して画像処理情報を作成する第2のモードとを切り替える。
なお、この利用者が選択した副カメラで機能を行えるかどうかの判断は、例えば、連写で取得され続ける画像データの取得スピードに比して、他の撮像装置へ転送するのに十分な通信スピードがあるか否かを判断することである。
ステップS612では、CPU26が、主カメラ(第1の撮像装置10)のメモリーバッファー手段14におけるJPEGバッファー領域を使用して、JPEGデータを溜める。
なお、ステップS610における通信状況の判断は、連写の1枚単位で行っても良いし、圧縮処理の処理単位で行っても良い。どちらで行うかは、通信の信頼性に応じて、個々の場合(製品ごとに)で決める。
しかし、通信状況の変わりやすい環境に対しては、連写の1枚単位で通信状況を確認するのが良いであろう。
また、通信状況によって画像処理を行う撮像装置を切り替えることで、一時的に通信状況が悪化しても、状況が好転した場合に、再び他の撮像装置の能力を活用できる。その結果として、システムトータルで有する記憶容量などの総合力を最大限に発揮することが可能になる。
ステップS614では、CPU26が、連写処理を終了すべきであるか否かを判断する。例えば、CPU26は、JPEGバッファー領域が一杯になった旨の情報をメモリーバッファー手段14から受け取ったか、連写中断指示を図示しない入力部から受け取った場合、連写終了すべきであると判断する。CPU26は、連写処理を終了すべきであると判断する場合、処理をステップS618へ進め、連写処理を終了すべきでない(継続すべきである)と判断する場合、処理をステップS604へ進める。
ステップS618では、CPU26が、メモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域のJPEGデータを記録媒体21へ書き込む。CPU26は、JPEGバッファー領域のJPEGデータが記録媒体21へすべて書き込まれたら、連写処理を終了する。
なお、記録媒体21へのJPEGデータの記録は、JPEGバッファー領域にJPEGデータが置かれたら、その時点から記録媒体21への書き込みが行われる仕組みになっていてもよい。
ステップS620では、CPU26が、バス13を介して圧縮画像データ又は画像データをメモリーバッファー手段14から読み出す。また、CPU26は、他の撮像装置(副カメラ、例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して画像処理情報を生成するようにするための命令を生成する。CPU26は、画像データに関連した画像関連情報を生成する。画像関連情報は、他の撮像装置が画像関連情報を処理して画像処理情報を生成するようにするための命令と、圧縮画像データ(JPEGデータ)とを含む。通信手段22は、画像関連情報をCPU26から受け取る。通信手段22は、画像関連情報を、副カメラ(第2の撮像装置30)へ無線通信回線60経由で送信する。
第2の撮像装置30の通信手段44は、画像関連情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(副カメラ、例えば、第1の撮像装置10)から受信する。通信手段44は、画像関連情報を信号処理手段36へ供給する。信号処理手段36は、画像関連情報における画像データを、輝度信号と式差信号とへ処理する。信号処理手段36は、JPEG圧縮する前段階の画像データ(YUVデータ)を生成してJPEG処理手段38へ供給する。JPEG処理手段38は、信号処理手段36から受け取った画像データ(YUVデータ)をJPEG形式で圧縮処理して圧縮画像データを生成する。JPEG処理手段38は、その圧縮画像データをメモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域に一時的に記憶させる。
なお、圧縮画像データを含む画像関連情報を副カメラ(第2の撮像装置30)へ送信する途中で通信状況が悪化した場合、その送信途中の圧縮画像データの始めから、内部のメモリーバッファー手段14上のJPEGバッファー領域に供給してもよい。
ステップS622では、メモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域に置かれたJPEGデータが、記録媒体41が記録媒体インターフェイス40に接続されていれば、記録媒体41へ自動的に書き込まれる。
ステップS624では、CPU26が、通信手段24、無線通信回線60、及び通信手段44を介して、CPU46から副カメラ側の情報を受け取る。CPU26は、副カメラ側の情報等に基づき、連写処理を終了すべきであるか否かを判断する。例えば、CPU26は、副カメラと主カメラとのJPEGバッファー領域が共に一杯になるか、連写終了指示が入力されたと判断される場合、連写処理を終了すべきであると判断する。CPU26は、連写処理を終了すべきであると判断する場合、処理をステップS626へ進め、連写処理を終了すべきでない(継続すべきである)と判断する場合、処理をステップS604へ進める。
ここで、ステップS604〜S624が繰り返し行われることにより、主カメラ(第1の撮像装置10)は、連写動作を行って、被写体の光学像に応じた画像データを連続的に複数生成する。
ステップS626では、CPU26が、通信手段24、無線通信回線60、及び通信手段44を介して、副カメラ(第2の撮像装置30)にアクセスし、副カメラに記録媒体41が接続されているか否かを判断する。CPU26は、副カメラに記録媒体41が接続されていると判断する場合、処理をステップS628へ進め、副カメラに記録媒体41が接続されていないと判断する場合、処理をステップS630へ進める。
ステップS628では、CPU26が、メモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域のJPEGデータを記録媒体21へ書き込む。CPU26が、通信手段24、無線通信回線60、及び通信手段44を介して、副カメラ(第2の撮像装置30)のメモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域のJPEGデータを記録媒体41へ書き込む。CPU26は、メモリーバッファー手段14のJPEGデータが記録媒体21へすべて書き込まれ、メモリーバッファー手段34のJPEGデータが記録媒体41へすべて書き込まれたら、連写処理を終了する(ステップS636)。
ステップS630では、CPU26が、通信手段24、無線通信回線60、及び通信手段44を介して、副カメラ(第2の撮像装置30)にアクセスする。副カメラのCPU46は、メモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域から圧縮画像データを読み出して画像処理情報として通信手段44へ供給する。通信手段44は、画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(主カメラ、例えば、第1の撮像装置10)へ送信する。
主カメラ(例えば、第1の撮像装置10)の通信手段24は、他の撮像装置(副カメラ、例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置から受信する。そして、CPU26は、主カメラ内のメモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域へ、副カメラの画像処理情報(JPEGデータ)をデータ転送する。
ステップS632では、CPU26が、通信手段24、無線通信回線60、及び通信手段44を介して、副カメラ(第2の撮像装置30)にアクセスして、副カメラのJPEGバッファー領域を開放する。
ステップS634では、CPU26が、メモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域のJPEGデータを記録媒体21へ書き込む。CPU26は、JPEGバッファー領域のJPEGデータが記録媒体21へすべて書き込まれたら、連写処理を終了する(ステップS636)。
次に、図4に示すステップS316や図6に示すステップS516で(1)又は(3)の指示が選択された場合における撮像システム1の連写処理の動作を、図8を用いて説明する。図8は、RAWバッファー方式における撮像システム1の連写処理の動作を示すフローチャートである。以下では、図7に示すJPEGバッファー方式における撮像システム1の連写処理の動作と異なる部分を中心に説明する。
ステップS700では、CPU26が、図示しないレリーズスイッチを介して、連写処理の開始指示を受け取る。CPU26は、連写処理の開始指示に応じて、上記の不揮発性メモリを参照して上記の(1)又は(3)の指示が選択されていることを特定する。これにより、CPU26は、RAWバッファー方式における連写処理を開始する。
ステップS710では、CPU26が、メモリーバッファー手段14上のRAWバッファー領域のみに画像データ(RAWデータ)を溜め込んで連写を行う。
ステップS712では、CPU26が、信号処理手段16及びJPEG処理手段18に現像を行わせる。具体的には、CPU26は、メモリーバッファー手段14上のRAWデータを読み出して、DMAで信号処理手段16に入力する。信号処理手段16は、RAWデータを処理してYUVデータを生成し、YUVデータをダイレクトにJPEG処理手段18に転送する。JPEG処理手段18は、信号処理手段16の出力したYUVデータをJPEG形式で圧縮処理して圧縮画像データ(JPEGデータ)を生成し、圧縮画像データをDMAでメモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域へ直接書き込む。
ステップS718では、CPU26が、通信手段24、無線通信回線60、及び通信手段44を介して、副カメラ(第2の撮像装置30)にアクセスして、副カメラのメモリーバッファー手段34のRAWバッファー領域がすでに一杯か否かを判断する。CPU26は、副カメラのRAWバッファー領域が一杯であると判断する場合、処理をステップS710へ進め、副カメラのRAWバッファー領域が一杯でないと判断する場合、処理をステップS720へ進める。
ステップS720では、転送処理が行われる。転送処理については後述する。
次に、図8に示す転送処理(S720)の詳細を、図9を用いて説明する。図9は、転送処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS801では、主カメラ(第1の撮像装置10)の通信手段24が、画像関連情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(副カメラ、例えば、第2の撮像装置30)へ送信する。副カメラ(第2の撮像装置30)の通信手段44は、画像関連情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(主カメラ、例えば、第1の撮像装置10)から受信する。通信手段44は、画像関連情報をCPU46へ供給する。CPU46は、画像関連情報に含まれる画像データ(RAWデータ)を、メモリーバッファー手段34のRAWバッファー領域に転送して一時的に記憶させる。
なお、ステップS801の処理では、1フレーム分のRAWデータがメモリーバッファー手段34のRAWバッファー領域に記憶されたら(RAWキャプチャーされたら)、次の処理へ進む。
ステップS802では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、信号処理手段36及びJPEG処理手段38に現像を行わせる。具体的には、CPU46は、メモリーバッファー手段34上のRAWデータを読み出して、DMAで信号処理手段36に入力する。信号処理手段36は、RAWデータを処理してYUVデータを生成し、YUVデータをダイレクトにJPEG処理手段38に転送する。JPEG処理手段38は、信号処理手段36の出力したYUVデータをJPEG形式で圧縮処理して圧縮画像データ(JPEGデータ)を生成する。
なお、ステップS802では、CPU46が、RAWキャプチャーと同時にすでにキャプチャーした画像データ(RAWデータ)を現像処理する。つまり、1フレームの画像データのキャプチャーが完了したら現像処理を開始するが、次フレームの画像データのキャプチャーは前フレームの画像データの現像中でも行い、次々とRAWデータをRAWバッファー領域に溜めていく。
ステップS803では、副カメラ(第2の撮像装置30)のJPEG処理手段38が、圧縮画像データをDMAでメモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域へ直接書き込む。すなわち、JPEG処理手段38は、ステップS802で現像されたJPEGデータをバッファーメモリー手段34上のJPEGバッファー領域に溜める。RAWバッファー方式の連写でも、記録媒体41への書きこみスピードが現像処理より遅い場合には、JPEGバッファー領域も必要になる。さらに、記録媒体インターフェイス40に記録媒体41が接続されていない場合、JPEGバッファー領域が必ず必要になる。
ステップS804では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、記録媒体41を使用するか否かを判断する。すなわち、CPU46は、上記の不揮発性メモリを参照して、上記の(3)の指示が選択されていると判断する場合、副カメラの記録媒体41を使用すると判断する。CPU46は、上記の(1)の指示が選択されていると判断する場合、副カメラの記録媒体41を使用しないと判断する。CPU46は、副カメラの記録媒体41を使用すると判断した場合、処理をステップS812へ進め、副カメラの記録媒体41を使用しないと判断した場合、処理をステップS808へ進める。
ステップS808では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、現像処理を終了すべきか否かを判断する。例えば、CPU46は、メモリーバッファー手段34のRAWバッファー領域が空になっているか、主カメラ側から現像処理の終了指示が送られて来ている場合、現像処理を終了すべきであると判断する。CPU46は、現像処理を終了すべきであると判断する場合、処理をステップS810へ進め、現像処理を終了すべきでないと判断する場合、処理をステップS802へ進める。
ステップS810では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、メモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域から圧縮画像データを読み出して画像処理情報として通信手段44へ供給する。通信手段44は、画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(主カメラ、例えば、第1の撮像装置10)へ送信する。
主カメラ(例えば、第1の撮像装置10)の通信手段24は、他の撮像装置(副カメラ、例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置から受信する。そして、CPU26は、主カメラ内のメモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域へ、副カメラの画像処理情報(JPEGデータ)をデータ転送する。
ステップS812では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、メモリーバッファー手段34のJPEGバッファー領域のJPEGデータの少なくとも一部を、副カメラの記録媒体41へ書き込み始める。
例えば、CPU46は、メモリーバッファー手段34の全領域をRAWバッファー領域として確保する必要があると判断する場合、JPEGバッファー領域のJPEGデータの全てを、副カメラの記録媒体41へ書き込み始める。
例えば、CPU46は、メモリーバッファー手段34の一部の領域をJPEGバッファー領域として確保する必要があると判断する場合、JPEGバッファー領域のJPEGデータの一部を、副カメラの記録媒体41へ書き込み始める。
ステップS814では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、現像処理を終了すべきか否かを判断する。例えば、CPU46は、メモリーバッファー手段34のRAWバッファー領域が空になっているか、主カメラ側から現像処理の終了指示が送られて来ている場合、現像処理を終了すべきであると判断する。CPU46は、現像処理を終了すべきであると判断する場合、処理をステップS816へ進め、現像処理を終了すべきでないと判断する場合、処理をステップS802へ進める。
ステップS816では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、少なくとも記録媒体41から圧縮画像データの少なくとも一部を読み出して画像処理情報として通信手段44へ供給する。
例えば、CPU46は、メモリーバッファー手段34の全領域をRAWバッファー領域として確保する必要があると判断した場合、記録媒体41のみから圧縮画像データの少なくとも一部を読み出して画像処理情報として通信手段44へ供給する。
例えば、CPU46は、メモリーバッファー手段34の一部の領域をJPEGバッファー領域として確保する必要があると判断した場合、JPEGバッファー領域と記録媒体41とから圧縮画像データの少なくとも一部を読み出す。そして、CPU46は、読み出した圧縮画像データを画像処理情報として通信手段44へ供給する。
通信手段44は、画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置(主カメラ、例えば、第1の撮像装置10)へ送信する。
主カメラ(例えば、第1の撮像装置10)の通信手段24は、他の撮像装置(副カメラ、例えば、第2の撮像装置30)が画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を無線通信回線60経由で他の撮像装置から受信する。そして、CPU26は、主カメラ内のメモリーバッファー手段14のJPEGバッファー領域へ、副カメラの画像処理情報(JPEGデータ)をデータ転送する。
ステップS818では、副カメラ(第2の撮像装置30)のCPU46が、現像処理を完了した旨の情報を通信手段44へ供給する。通信手段44は、現像処理を完了した旨の情報を無線通信回線60経由で主カメラ(第1の撮像装置10)へ送信する。
主カメラ(第1の撮像装置10)の通信手段24は、現像処理を完了した旨の情報をCPU26経由で表示手段22へ供給する。表示手段22は、現像処理を完了した旨をメッセージ表示する。
以上のように、主カメラと副カメラとを無線通信回線経由で連動させることにより、画像データを一時的に記憶するためのRAWバッファー領域を増やして連写スピードを向上させることができる。あるいは、主カメラと副カメラとを無線通信回線経由で連動させることにより、圧縮画像データを一時的に記憶するためのJPEGバッファー領域を増やして連写可能枚数を増やすことができる。あるいは、主カメラと副カメラとを無線通信回線経由で連動させることにより、主カメラと副カメラとの記録媒体21,41への記録を併用して、連写スピードを向上させることができる。
このように、撮像装置を携帯する様々な状況、例えば、使用者が旅行中に記念スナップ撮像を行う場合や、スポーツ観戦や、情報収集のために持ち歩く場合などにおいて、連写スピードや連写可能枚数を向上させることができる。すなわち、複数の撮像装置を連携させることにより、一方の撮像装置の機能を向上させることができる。
また、高速無線通信の状態により、主カメラと副カメラとの距離が近くなどで通信状態の良いときに、速いデータ転送レートで転送し、主カメラと副カメラとの距離が遠くなどで通信状態の良くないときに、低いデータ転送レートで転送することができる。これにより、無線通信回線の通信状態に応じて適切なデータ転送レートで転送でき、データ転送におけるパケットの廃棄等を減らすことができるので、データ転送の効率を向上できる。
なお、図4に示すステップS302において、2台の撮像装置がそれぞれ利用者から機能や性能の向上要求を受け付けた場合に、以下のようにして主カメラと副カメラとを決めても良い。
例えば、通信のペアリングがなされている2台の撮像装置において、それぞれが機能や性能の向上要求可能なとき、どちらか1台の撮像装置を利用者が使用して撮像する場合を考える。このとき、もう一方は使用されないので、使用される撮像装置の方から、機能や性能向上要求がくる。したがって、要求が来た方の撮像装置を主カメラとし、他方を副カメラとして割り振る。これにより、利用者が2台の撮像装置のどちらを無作為に選んで撮像を行っても、同様な撮像機能や性能を提供する事が可能となる。
あるいは、例えば、主カメラが撮像動作中に、もう一方の副カメラを使用して撮像を行う場合を考える。このとき、利用者が複数いるとする。しかしながら、副カメラは、自己のリソースを提供中なので、本来のカメラ機能を提供する事はできない。したがってそのような主カメラ撮像中の状況下で副カメラを使用する場合、本来のカメラ機能は制限される。例えばJPEGバッファー方式の機能提供最中、副カメラでの連写は行えない。更に、RAWバッファー方式の機能提供最中、副カメラでカメラ撮像を行う事はできない。ここで、主カメラの撮像動作期間は、通常利用者が待てないほど長い時間でないので、副カメラを使用する利用者にとっても、ほとんど問題にならないことが多い。そこで、一応副カメラを使用する利用者が困惑しないように、副カメラとして動作している旨を副カメラ上の表示手段に表示する方が望ましい。更に、主カメラ側にも、主カメラとして動作中である事を、主カメラの表示手段に表示しても良い。
あるいは、例えば、2台の通信ペアリングされた撮像装置を2人の利用者が同時に使用している状況において、お互いからほとんど同時に、機能や性能の向上要求が発生する場合を考える。このとき、どちらが主カメラになるか決まらないので、利用者を困惑させる事になる。そこで、2台の撮像装置において、同時に要求が発生した場合に、予めどちらの撮像装置を主カメラにするか設定できるようになっていてもよい。これにより、所定時間内に2台の撮像装置が同時に要求が受け付けた場合、設定された撮像装置が主カメラに決められるので、利用者を困惑させることがない。
あるいは、2台の通信ペアリングされた撮像装置がほとんど同時に要求を受け付けた場合について、2台の撮像装置の機能(ハードウェア性能)に差がある場合を考える。このとき、2台の撮像装置において、ほぼ同時に要求が発生した場合、低機能(ハードウェア性能が低い)側の撮像装置を優先して主カメラに設定する。ここで、もし高機能側の撮像装置を主カメラにすると、低機能側の撮像装置が副カメラとなり、副カメラで撮像が行えなくなってしまう。一方、もし低機能側の撮像装置を主カメラにすると、高機能側の撮像装置が副カメラとなり、ほとんどの場合、副カメラで1枚程度の撮像を行うことができる。これにより、主カメラの利用者の要求を満たしながら、副カメラの利用者の要求も満たすことができる。
あるいは、2台の通信ペアリングされた撮像装置がほとんど同時に要求を受け付けた場合について、2台の撮像装置が要求を受け付けたタイミングに差がある場合を考える。このとき、先に要求を受け付けた撮像装置を主カメラとし、後に要求を受け付けた撮像装置を副カメラとしてもよい。例えば、第1の撮像装置は、利用者からの要求を第2の撮像装置より先に受け付けたとする。このとき、第1の撮像装置が主カメラとなり、第2の撮像装置が副カメラとなる。このときも、主カメラ及び副カメラが決定されるので、利用者を困惑させることがない。
あるいは、2台の通信ペアリングされた撮像装置がほとんど同時に要求を受け付けた場合について、2台の撮像装置が受け付けた要求の機能レベルに差がある場合を考える。このとき、機能レベルが高い要求を受け付けた撮像装置を主カメラとし、機能レベルが低い要求を受け付けた撮像装置を副カメラとしてもよい。このときも、主カメラ及び副カメラが決定されるので、利用者を困惑させることがない。
あるいは、2台の通信ペアリングされた撮像装置がほとんど同時に要求を受け付けた場合、どちらの要求も破棄されて主カメラ及び副カメラのいずれも決定されなくても良い。この場合でも、要求が破棄されたことが表示手段に表示されれば、利用者を困惑させることがない。
次に、上述した各実施形態の機能を実現するためのプログラムについて説明する。
上述した各実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させ、その各種のデバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対して上述した各実施形態の機能を実現させるソフトウェアのプログラムコード(プログラム)を供給する。
そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に(ソフトウェア的に又はハードウェア的に)格納されたプログラムにしたがって上記の各種のデバイス(各手段)を動作させるようにしたものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、上記のソフトウェアのプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになる。
また、そのプログラム自体、及びそのプログラムのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記憶媒体も、本発明の範疇に含まれる。
かかるプログラムを記憶する記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムをコンピュータが実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけではない。
例えば、そのプログラムがコンピュータにおいて稼動しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーション等と協働して上述の実施形態の機能を実現させる場合にも、かかるプログラムは、本発明の範疇に含まれる。
さらに、供給されたプログラムは、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納される。
そして、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも、かかるプログラムは、本発明の範疇に含まれる。
10 第1の撮像装置
11,31 撮像手段
12,32 A/D変換手段
24,44 通信手段
30 第2の撮像装置
60 無線通信回線
11,31 撮像手段
12,32 A/D変換手段
24,44 通信手段
30 第2の撮像装置
60 無線通信回線
Claims (15)
- 互いに無線通信可能な複数の撮像装置を有する撮像システムであって、
前記複数の撮像装置に含まれる第1の撮像装置は、被写体の光学像に応じた画像データを生成して、前記画像データに関連した画像関連情報を、前記複数の撮像装置に含まれる第2の撮像装置へ送信し、
前記第2の撮像装置は、前記第1の撮像装置から受信した前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記第1の撮像装置へ送信する
ことを特徴とする撮像システム。 - 前記画像関連情報は、前記画像データを圧縮した圧縮画像データと前記画像データとのいずれかを含み、
前記第2の撮像装置は、複数の前記画像関連情報に対応する前記画像処理情報を一時的に記憶した後、前記画像処理情報を前記第1の撮像装置へ送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。 - 前記画像関連情報は、前記画像データを含み、
前記第2の撮像装置は、圧縮処理を含む処理を前記画像データに行って前記画像処理情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。 - 前記第1の撮像装置は、前記被写体の光学像に応じた画像データを連続的に複数生成し、前記複数の画像データに関連した複数の画像関連情報を一時的に記憶し、前記複数の画像関連情報の少なくとも一部を前記第2の撮像装置へ送信し、
前記第2の撮像装置は、前記複数の画像関連情報の少なくとも一部を受信して一時的に記憶する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の撮像システム。 - 前記第1の撮像装置は、受信した前記画像処理情報を記録するための記録媒体を用いて、前記複数の画像関連情報を一時的に記憶する
ことを特徴とする請求項4に記載の撮像システム。 - 前記第1の撮像装置は、前記被写体の光学像に応じた複数の画像データを連続的に生成し、前記複数の画像データに関連した複数の画像関連情報の少なくとも一部を前記第2の撮像装置へ連続的に送信し、
前記第2の撮像装置は、受信した前記複数の画像関連情報の少なくとも一部を一時的に記憶する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像システム。 - 前記第1の撮像装置は、前記被写体を撮像することに関する利用者からの要求を前記第2の撮像装置より先に受け付けた
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像システム。 - 前記第1の撮像装置は、前記第2の撮像装置よりハードウェア性能が低い
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像システム。 - 前記第1の撮像装置は、通信状況に応じて、前記第2の撮像装置に前記画像関連情報を送信する第1のモードと、前記第1の撮像装置で前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を作成する第2のモードとを切り替える
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の撮像システム。 - 他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置であって、
被写体の光学像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段が撮像した画像信号に基づいて、画像データを生成するA/D変換手段と、
前記画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置へ送信し、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を前記他の撮像装置から受信する通信手段と、
を備え、
前記画像関連情報は、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含む
ことを特徴とする撮像装置。 - 通信状況に応じて、前記他の撮像装置に前記画像関連情報を前記通信手段が送信する第1のモードと、前記第1の撮像装置で前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を作成する第2のモードとを切り替える制御手段をさらに備えた
ことを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置であって、
被写体の光学像を撮像する撮像手段と、
前記他の撮像装置により撮像された画像信号に基づいて生成された画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置から受信し、前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記他の撮像装置へ送信する通信手段と、
を備え、
前記画像関連情報は、前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含む
ことを特徴とする撮像装置。 - 他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置を、
被写体の光学像を撮像する撮像手段、
前記撮像手段が撮像した画像信号に基づいて、画像データを生成するA/D変換手段、
前記画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置へ送信し、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して生成した画像処理情報を前記他の撮像装置から受信する通信手段、
として機能させ、
前記画像関連情報は、前記他の撮像装置が前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含む
ことを特徴とする撮像プログラム。 - 他の撮像装置と無線通信可能な撮像装置を、
被写体の光学像を撮像する撮像手段、
前記他の撮像装置により撮像された画像信号に基づいて生成された画像データに関連した画像関連情報を前記他の撮像装置から受信し、前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記他の撮像装置へ送信する通信手段、
として機能させ、
前記画像関連情報は、前記画像関連情報を処理して前記画像処理情報を生成するようにするための命令を含む
ことを特徴とする撮像プログラム。 - 互いに無線通信可能な複数の撮像装置を有する撮像システムにおける撮像方法であって、
前記複数の撮像装置に含まれる第1の撮像装置が、被写体の光学像に応じた画像データを生成して、前記画像データに関連した画像関連情報を、前記複数の撮像装置に含まれる第2の撮像装置へ送信する第1工程と、
前記第2の撮像装置が、前記第1の撮像装置から受信した前記画像関連情報を処理して画像処理情報を生成し、前記画像処理情報を前記第1の撮像装置へ送信する第2工程と、
を備えたことを特徴とする撮像方法。
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