JP2008219504A - 撮像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像表示システムにおいて、カメラから出力されるビデオ信号が所定規格のビデオ信号形式であっても、鮮鋭度の低下を抑制した拡大処理像を表示部に表示可能とする。
【解決手段】CMOSイメージセンサ11aの撮像素子からタイミング発生器11bによって像信号を読み出し、得られた像信号をカメラ信号処理部11cによりNTSC規格のビデオ信号形式で出力するCMOSカメラ部11と、出力されたビデオ信号G1′に基づいて像を表示するモニタ部30とを備え、CMOSイメージセンサ11aは、ビデオ信号G1′の画素数を超える撮像素子数を有し、CMOSカメラ部11は、元の像G1からビデオ信号G1′の画素数のビデオ信号像G1′への像変形の対応関係を規定したマッピングテーブルを記憶したメモリ11dを備え、タイミング発生器11bは、マッピングテーブルにより特定された撮像素子から像信号を読み出すものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像表示システムに関し、詳細には、カメラで得られた像を変形して、この変形後の像を表示する撮像表示システムに関する。
ナビゲーションシステムの普及等により、車両の周囲の像を表示するモニタ(表示部の一例)を備えた車両が増えている。加えて、カメラの低価格化により、映像を利用した、駐車支援をはじめとする安全運転支援システムの開発・普及も進展している。
その代表的な例として、例えば、車両の後部や両側部、前部などにカメラを設置し、このカメラで得られた車両の周囲の像を車室内に設置されたモニタに表示することで、運転者から死角等となる車両周囲の様子を、車室内で視認可能としたシステムがある。
このシステムでは、各カメラの駆動回路によって各撮像素子から像信号を読み出し、読み出された像信号を、カメラの信号処理部により所定の規格のビデオ信号形式(例えば、NTSC規格のビデオ信号)でエンコードし、このエンコードされたビデオ信号をカメラから出力し、出力されたビデオ信号を、カメラの外部の信号合成処理装置に入力し、この信号合成処理装置で一旦デコードし、デコードして得られた各ビデオ信号に対して、このビデオ信号が表す像(ビデオ信号像)を拡大処理等するように信号処理し、信号処理後の信号を上記規格にしたがったビデオ信号形式に整えてモニタに出力することで、乗員に対して、より有益な画像を提供している。
例えば、各カメラで撮像された像を、車両の真上から視たときに得られると想定される平面視の俯瞰像としてモニタに表示するなどであり、この場合、乗員は、モニタに映し出された俯瞰像を観察することで、自車周囲の他車や障害物等に対する自車の客観的な位置関係を的確に把握することができる(特許文献1,2)。
このシステムでは、カメラで撮像された画像を俯瞰像に変形処理する方法として、元の像における各画素の位置と変換後の像の各画素の位置との対応関係を規定するマッピングテーブルが用いられる。
そして、画像の拡大処理を伴う領域では、変形前の元の画像には存在しない画素のデータを補間処理によって生成する必要がある。
ここで、予め撮像素子数(画素数)の多いカメラを使用するとしても、カメラから出力されるビデオ信号の形式が所定の規格にしたがったものであるときは、カメラから出力される段階で、画素数は当該ビデオ信号の規格に応じた数に絞られるため、上記と同じ結果となり、補間処理を要する。
したがって、カメラの撮像素子数だけを多くする効果はなく、カメラの撮像素子数は、ビデオ信号の規格に対応した数に設定されている。例えばNTSC方式のビデオ信号(横720[画素]×縦486[画素])を出力するカメラは、NTSC方式の規格にしたがって約35万画素(≒720×486)のものが用いられている。
特開2002−354468号公報 特開2006−048451号公報
ところで、上述した従来のシステムにおいては、モニタに表示される像(俯瞰像など)のうち、拡大処理されている部分に、周囲の画素のデータに基づいて生成された補間データが用いられているため、像の鮮鋭度が低下したり、アーチファクト(偽画像)が発生する虞がある。
また、実在していた障害物であっても、カメラからの距離が遠かったり、サイズが極めて小さい等の理由で、カメラの撮像素子に投影されず、カメラからビデオ信号が出力される段階で既に、その障害物に対応した信号が欠落している虞もあり、このような出力信号(ビデオ信号)に対して拡大処理を施しても、当該障害物を表示部に表示することはできない。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、カメラから出力されるビデオ信号が所定の規格のビデオ信号形式であっても、表示部に、鮮鋭度の低下や像の欠落を抑制した拡大処理像を表示することができる撮像表示システムを提供することを目的とする。
本発明に係る撮像表示システムは、カメラ部から出力されるビデオ信号の規格よりも多い撮像素子数のCMOSイメージセンサを用いるとともに、このイメージセンサから像信号を読み出す段階で、マッピングテーブルにしたがった撮像素子から生データ(各撮像素子に蓄積されたデータ)の読出しを行う(特願2006−338921)ことで、カメラから出力するビデオ信号の規格に対応した画素数の制限を満たしつつ、拡大処理等の像変形を完了し、鮮鋭度の低下や像の欠落を抑制した像を表示部に表示するものである。
すなわち、本発明に係る撮像表示システムは、CMOSイメージセンサ(結像光学系を含むものであってもよい。)の撮像素子から駆動回路によって像信号を読み出し、この読み出された像信号をカメラ信号処理部により所定の規格のビデオ信号形式でエンコードして出力するCMOSカメラ部と、前記CMOSカメラ部から出力された前記ビデオ信号に基づいて像を表示する表示部とを備え、前記CMOSイメージセンサは、前記所定の規格における前記ビデオ信号の画素数を超える数の撮像素子を有するものであり、前記CMOSカメラ部は、前記CMOSイメージセンサに投影された元の像から前記ビデオ信号で規格化された画素数のビデオ信号像への像変形の対応関係を、該ビデオ信号像を基準として規定したマッピングテーブルを備えるとともに、該CMOSカメラ部の前記駆動回路は、前記マッピングテーブルにより特定された前記CMOSイメージセンサの撮像素子から前記像信号を読み出すものであることを特徴とする。
ここで、駆動回路は、CMOSイメージセンサの任意の撮像素子から像信号を読み出すことができるものである。
所定の規格のビデオ信号形式とは、例えばNTSC形式やPAL形式等、信号を可視像として表示部に表示するために満たすべき信号形式を意味する。NTSC形式やPAL形式に限定するものではなく、現在用いられ、または将来用いられることがある各種の信号形式を適用することができる。
なお、CMOSイメージセンサが有する撮像素子の数は、所定の規格におけるビデオ信号の画素数を超える数であればいくつでもよいが、実用上は、横2倍×縦2倍の4倍程度以上が好ましい。
したがって、例えばNTSC規格のビデオ信号(横720[画素]×縦486[画素])を出力するカメラは、NTSC規格にしたがって約35万画素(≒720×486)の4倍程度の画素数、つまり140万画素〜150万画素(≒横1400〜1500[画素]×縦960〜1000[画素])以上の画素数を有するものであることが好ましい。
カメラの画素数が多くなるにしたがって、表示される画像の鮮鋭度の低下なく像変形の拡大率を高くすることができるため、カメラの画素数は多いほど好ましいが、画素数が多くなるにしたがってカメラの価格は高くなるため、この経済性の観点と拡大処理されて表示部に表示された像の画質との兼ね合いや、表示部に表示しようとする像における注目範囲での拡大率等に応じて、適切なものであればよく、例えば、所定の規格におけるビデオ信号の画素数の4倍〜16倍程度の数の撮像素子を有するものが好ましい。
また、カメラのイメージセンサとしてCMOSイメージセンサを適用することによって、CMOSイメージセンサの任意の撮像素子から画素データを読み出すことができ、画素データをマッピングテーブルにしたがった位置の画素から読み出すのに適したものとなる。
このように構成された撮像表示システムによれば、イメージセンサとしてCMOSイメージセンサを用いているため、任意の撮像素子から像信号を読み出すことができる。したがって、駆動回路は、マッピングテーブルのデータにより特定される任意の撮像素子のみから像信号を読み出すことができ、イメージセンサの画素数を多くしても、画素データの読出し時間が延長するのを防止することができる。
また、マッピングテーブルのデータを、CMOSイメージセンサに投影された元の像からビデオ信号の画素数のビデオ信号像への像変形の対応関係(主として位置関係)を、このビデオ信号像を基準として規定したマッピングテーブルに設定しておくことで、駆動回路がマッピングテーブルにしたがってカメラ部から像信号を読み出した時点で既に、変形後の像を表す像信号を得ることができる。
そして、この像信号の画素数を、マッピングテーブルによって、所定の規格のビデオ信号における画素数と同等に設定することができ、カメラ部から所定の規格にしたがった画素数のビデオ信号を出力することができる。
しかも、このビデオ信号は、実存する撮像素子の画素データ(像信号)であるため、従来のように補間処理で得られた想定データではなく、表示部に表示される像の鮮鋭度の低下や像の欠落を抑制することができる。
なお、マッピングテーブルは、CMOSカメラ部内に備えられているため、従来のように像変形を担う画像処理部を別途設ける必要がない。つまり、CMOSカメラ部内で独立して像変形を完結することができる。したがって、カメラ部の数が増加しても、ハードウェアの構成は、カメラ部の増加だけにとどめることができ、構成規模の大幅な拡大を防止することができる。よって、コストの上昇を緩和することもでき、また、処理の高速化による発熱増大の程度も緩和して信頼性を向上させることができる。
本発明に係る撮像表示システムによれば、カメラから出力されるビデオ信号が所定の規格のビデオ信号形式であっても、表示部に、鮮鋭度の低下や像の欠落を抑制した拡大処理像を表示することができる。
以下、本発明に係る撮像表示システムの実施形態について、図面を用いて説明する。
本発明の一実施形態に係る撮像表示システム100は、図1のブロック図および図2の模式図に示すように、例えば車両200に搭載されて、駐車支援システムや安全運転支援システムなどに用いられ、車両200の後部、前部、両側部にそれぞれ設置されたCMOSカメラ部11,12,13,14と、像を表示するモニタ部30(表示部)と、各CMOSカメラ部11,12,13,14により得られた4つの像を単一の像に合成する合成処理部20(信号合成処理部)とを備えた構成である。
ここで、モニタ部30としては、車両200に既設のカーナビゲーションシステム等におけるモニタを利用してもよい。
また、車両200の後部に設置されたCMOSカメラ部11は、車両200の後方の路面を含む景色V1が投影されるように、車両200の前部に設置されたCMOSカメラ部12は、車両200の前方の路面を含む景色V2が投影されるように、車両200の左側部(例えば左サイドミラー下部)に設置されたCMOSカメラ部13は、車両200の左方の路面を含む景色V3が投影されるように、車両200の右側部(例えば右サイドミラー下部)に設置されたCMOSカメラ部14は、車両200の右方の路面を含む景色V4が投影されるように、それぞれ設置されている。
そして、後部設置のCMOSカメラ部11に投影される景色V1および左側部設置のCMOSカメラ部13に投影される景色V3には、車両200の左後方の景色の一部V13が共通して含まれている。
同様に、後部設置のCMOSカメラ部11に投影される景色V1および右側部設置のCMOSカメラ部14に投影される景色V4には、車両200の右後方の景色の一部V14が共通して含まれ、前部設置のCMOSカメラ部12に投影される景色V2および左側部設置のCMOSカメラ部13に投影される景色V3には、車両200の左前方の景色の一部V23が共通して含まれ、前部設置のCMOSカメラ部12に投影される景色V2および右側部設置のCMOSカメラ部14に投影される景色V4には、車両200の右前方の景色の一部V24が共通して含まれる。
なお、このように、2つのCMOSカメラ部で、景色の一部が共通して投影されるように設定されているのは、合成処理部20により各CMOSカメラ部11,12,13,14で得られた4つの像を単一の像に合成する際に、この共通した景色V13,V14,V23,V24の像を重ね合わせることで、位置関係を対応させやすくすることができて利便性が高いためであるが、合成する4つの像の位置関係が予め精密に設定されている場合には、そのような位置関係の目安である共通する像部分を設ける必要がないため、隣接する2つのCMOSカメラ部間で景色Vの一部を共有させる必要はない。
各CMOSカメラ部11,12,13,14は、互いに同じ構成であり、代表として後部に設置されたCMOSカメラ部11は、例えば図3に示すように、後方の景色V1の像G1が投影される2次元CMOSイメージセンサ(結像光学系を含む)11aと、CMOSイメージセンサ11aを構成するマトリックス状に配列された撮像素子(画素)のうち任意の撮像素子から像信号を読み出すことができるタイミング発生器11b(駆動回路)と、タイミング発生器11bによってCMOSイメージセンサ11aから読み出された像信号に対して、ダイナミックレンジ調整やガンマ補正等の画質を調整する画質調整部および画質調整後の像信号を所定の規格のビデオ信号(映像信号)形式でエンコードして出力するNTSCエンコーダを有するカメラ信号処理部11cと、CMOSイメージセンサ11aに投影された元の像G1(車両200の後方の景色V1の像)からビデオ信号の画素数のビデオ信号像G1′への像変形の位置関係(対応関係)を、ビデオ信号像G1′を基準として規定するマッピングテーブルが記憶されたメモリ11dとを備えている。
CMOSイメージセンサ11aは、この所定の規格で定義されたビデオ信号の画素数を超える数の撮像素子を有するものであり、例えば、所定の規格のビデオ信号の画素数に対して、縦、横ともに4倍の画素数(全体で16倍の画素数)を有している。
タイミング発生器11bは、メモリ11dに記憶されたマッピングテーブルにより特定される位置の撮像素子から像信号を読み出すものである。
他のCMOSカメラ部12〜14の詳しい構成は、車両200に設置される部位および向きの差異に応じて各CMOSイメージセンサに投影される景色V2〜V4が異なる以外は、上記CMOSカメラ部11と同じ構成である。
カメラ信号処理部11cによる所定の規格のビデオ信号としては、本実施形態では例えば、画質調整後の像信号に、タイミング発生器11bの読出しタイミングの信号に基づく映像同期信号を加えたNTSC規格等のビデオ信号を適用し、上記エンコード部としてNTSCエンコーダを適用しているが、本発明に係る撮像表示システムでは、NTSC規格のビデオ信号に限定されるものではなく、PAL(アナログ映像)のビデオ信号や、デジタル映像向けのビデオ信号等種々の規格のビデオ信号を適用することができる。
ここで、NTSC規格のビデオ信号は、横720[画素]×縦486[画素]で定義されているため、CMOSイメージセンサ11a等は、この約16倍(=横4倍×縦4倍)の画素数である550万画素(≒横2880[画素]×縦1920[画素])の撮像素子が、マトリックス状に配列されている。
なお、このCMOSイメージセンサ11a等の画素数は、NTSC規格のビデオ信号である35万画素を超えるものであればよく、本実施形態の550万画素に限定されるものではない。ただし、拡大処理によって生じる像の鮮鋭度の低下を実質的に防止する効果の面からは、NTSC規格のビデオ信号の4倍(=横2倍×縦2倍)程度以上の撮像素子数を有するものであることが好ましい。
以下、NTSC規格のビデオ信号G1′の35万画素およびCMOSイメージセンサ11a等の撮像素子数550万画素を、限られたスペースに図示するのは困難であるため、NTSC規格のビデオ信号G1′を横20[画素]×縦14[画素]、CMOSイメージセンサ11a等の撮像素子数を横80[画素]×縦56[画素](横20[画素]×縦14[画素]で表現されたNTSC規格のビデオ信号G1′に対して横2[倍]×縦2[倍]の画素数)でそれぞれ表現することで、両者の差異を明確化した。
CMOSイメージセンサ11aに投影された元の像G1(CMOSカメラ部11に距離が近い物体(景色)の像は大きく、CMOSカメラ部11から距離が遠い物体(景色)の像は小さい、という特徴の像)からビデオ信号像G1′(モニタ部30に表示しようとする像)への像変形としては、例えば、俯瞰像への変形を適用することができる。
俯瞰像(以下、ビデオ信号像G1′と同一符号G1′を付すものとする。)は、車両200を含めた車両200の周囲の広い範囲の景色V1を、車両200の真上から視たときに得られると想定される仮想の平面視の像であり、例えば模式的に示した図4(1)におけるCMOSカメラ部11に投影された元の像G1(路面に駐車区画を示すラインL1,L2,L3,…が表示された駐車場の像)を俯瞰像G1′に像変形すると、俯瞰像G1′は模式的に示した図4(2)におけるラインL1,L2が、現実の物体としての駐車場におけるラインL1,L2と同様に、平行な状態で表示される。
なお、符号201は、車両200の後端部の一部(例えば、リヤバンパの一部)を示す。また、符号Bは、CMOSイメージセンサ11aの撮像範囲外であるため対応する像信号が存在しないが、当該部もモニタ部30に表示させる必要があるため、像信号として例えば輝度値0が与えられた範囲(マスキング領域)を示す。
CMOSイメージセンサ11aに投影された元の像G1(図4(1))からモニタ部30に表示しようとする俯瞰像G1′(同図(2))への像変形の位置関係を、ビデオ信号(モニタ部30に表示しようとする像)を基準として規定するマッピングテーブルは、模式的に示した図6におけるG1′(ビデオ信号の規格の画素数で形成されたビデオ信号像)の座標系P′の各画素P′(x,y)が、同じく模式的に示した図5における元の像G1(CMOSイメージセンサ11aの画素数で形成された像)の座標系P(CMOSイメージセンサ11aの撮像素子の配列に一致または対応している座標系)の、いずれの画素P(x,y)に対応しているかを規定したものである。
すなわち、俯瞰像G1′におけるラインL1とラインL3との交点に対応する画素P′(6,2)は、元の像G1の画素P(33,9)に対応しており、俯瞰像G1′におけるラインL2とラインL3との交点に対応する画素P′(16,2)は、元の像G1の画素P(52,9)に対応している。
同様に、俯瞰像G1′における画素P′(6,13)は、元の像G1の画素P(3,45)に対応しており、俯瞰像G1′における画素P′(16,13)は、元の像G1の画素P(79,42)に対応し、俯瞰像G1′における各画素P′(x,y)(x=1,2,…、y=1,2,…)は、元の像G1のいずれかの画素P(x,y)に対応付けられている。
ただし、マスキング領域Bの画素P′(x,y)については、元の像G1の範囲外であるため対応画素は存在せず、したがって元の像G1のいずれの画素P(x,y)にも対応付けられていない。
ここで、俯瞰像G1′を表す像信号は、読み出された後にカメラ信号処理部11cのNTSCエンコーダでNTSCのビデオ信号にエンコードされるため、俯瞰像G1′における座標系P′のy軸方向の画素数は、NTSCビデオ信号の走査ライン数(垂直方向)に対応している。
また、俯瞰像G1′における座標系P′のx軸方向は、NTSCビデオ信号の走査ラインに沿った方向(略水平方向)に対応しているが、NTSCビデオ信号はアナログ信号であるため、x軸方向の画素数に制限はないものの、通常放送信号のアスペクト比4:3(横(x軸):縦(y軸))またはハイビジョン放送信号のアスペクト比16:9(横(x軸):縦(y軸))と同程度を目安として設定すればよい。
ここで、図6に示した俯瞰像G1′は、そのような画素数に設定されていないが、同図は、図面の記載内容が過度に煩雑になるのを防止するために簡略化したものであり、実施に際しては、上述したアスペクト比やモニタ部30の表示画素数も考慮して、適切な画素数に設定すればよい。
ところで、従来の撮像表示システムにおいては、カメラ部のイメージセンサは、それがCCDイメージセンサであるかCMOSイメージセンサであるかに拘わらず、エンコードされるビデオ信号がNTSCの場合、例えば横640画素×縦480画素(全体で約30万画素)または横720画素×縦480画素(全体で約35万画素)など、画素数が比較的少ないものが用いられている。
これは、イメージセンサに投影された像(本発明における元の像に相当)をそのまま読み出して、そのままNTSC等のビデオ信号にエンコードしてカメラ部から出力するため、ビデオ信号を定義する規格(1画面(フレーム)を形成する画素数(走査線の数などに基づく))を超えるスペックのイメージセンサを用いるのは過剰スペックで無駄だからである。
一方、本実施形態の撮像表示システム100は、カメラ部にCMOSイメージセンサ11aを用いているため、CMOSイメージセンサ11aの任意の撮像素子から像信号を読み出すことができる。
また、本実施形態の撮像表示システム100も、各カメラ部11〜14でNTSC等のビデオ信号にエンコードされるが、上述したCMOSイメージセンサ11aによる読出し画素の特定の任意性を利用することで、エンコードされる像信号は、CMOSイメージセンサ11a(カメラ部11の場合)に投影された像(元の像G1)をそのまま表す像信号ではなく、メモリ11dに記憶されたマッピングテーブルのデータに基づく読出しで変形処理された後の像(ビデオ信号像=俯瞰像G1′)を表す像信号とすることができる。
つまり、CMOSイメージセンサ11aからタイミング発生器11bにより像信号を読み出すことと、この元の像G1を俯瞰像G1′に変形処理することとが同時に行われる。
しかも、この俯瞰像G1′は、NTSC規格で定義された画素数のビデオ信号G1′であるのに対して、元の像G1が投影されているCMOSイメージセンサ11aの画素数は、このビデオ信号像G1′の画素数の16倍であるため、俯瞰像G1への像変形の際に、部分的な拡大処理と同等の像変形処理が必要であっても、従来のように、補間処理で画素データを生成することなく、実存する撮像素子の画素データ(像信号)で対応することができるため、ビデオ信号像G1′の鮮鋭度を、従来よりも向上させることができる。同様に、像の欠落も抑制することができる。
以上のようにして、タイミング発生器11bが、メモリ11dに記憶されたこのマッピングテーブルにしたがった順序で、CMOSイメージセンサ11aの各撮像素子(画素)から像信号を読み出し、その読み出された像信号は読み出された順にカメラ信号処理部11cに送られる。
ここで、タイミング発生器11bが、CMOSイメージセンサ11aの特定の撮像素子から像信号を読み出す処理について、図7を用いて説明する。
なお、例示として、図7(1)に示すように、CMOSイメージセンサ11aを構成する多数の撮像素子のうち、縦2画素×横2画素(計4画素)のマトリックスを構成する4つの画素P(1,1)(=H1V1のPD(撮像素子)),P(2,1)(=H2V1のPD(撮像素子)),P(1,2)(=H1V2のPD(撮像素子)),P(2,2)(=H2V2のPD(撮像素子))を、P(2,2)→P(1,2)→P(2,1)→P(1,1)の順に読み出す処理について説明する。
図7において、Hnライン(n=1,2)、Vnライン(n=1,2)は、水平、垂直それぞれの走査回路の信号ラインに相当する。また、CMOSイメージセンサ11aに投影された像は、物体(風景等)に対して、上下および左右がそれぞれ反対の像となる。
図示において、各信号ラインのスイッチは、対応する信号ラインの走査駆動信号がH(ハイ)のときON(接続)となり、信号がL(ロー)のときOFF(切断)となる。
図7(2)に示した状態では、H2ラインがH、H1ラインがL、V2ラインがH、V1ラインがLとなるように、水平走査回路および垂直走査回路からそれぞれ走査駆動信号が出力され、これによって、同図(1)に示すように、H2V2のPDの像信号のみが読み出される。
以下、同図(2)に示すように、H2ラインにL→H→L、H1ラインにH→L→H、V2ラインにH→L→L、V1ラインにL→H→H、という順に信号が出力されて、H1V2のPD→H2V1のPD→H1V1のPD、の順に像信号が出力される。
そして、タイミング発生器11bは、メモリ11dに記憶されたマッピングテーブルで規定された座標系P′(x,y)に対応するHnVnの撮像素子から像信号が出力されるように、水平走査回路および垂直走査回路から出力される走査駆動信号を制御している。
なお、上述したマスキング領域B(図4(2)、図6)については、例えば、元の像G1における不存在の画素P(0,0)を対応付ければよい。このように不存在の画素を対応付けると、PDからの読出し処理の際に、画素P(0,0)のPDを指定することになるが、この画素P(0,0)のPDは実存しないため、走査回路は、全ての信号ラインの信号をLとする。この結果、読み出される像信号は基準電位の信号、すなわち輝度値0を表す像信号となり、マスキング領域Bを形成することができる。
合成処理部20は、各カメラ部11〜14にそれぞれ対応して、各カメラ部11〜14からそれぞれ出力されたビデオ信号を、これらのビデオ信号が表す俯瞰像G1′を合成処理するのに適した信号形式に変換する映像信号デコーダ21,22,23,24と、各映像信号デコード部21〜24によりそれぞれ変換して得られた車両200の後方の俯瞰像G1′、前方の俯瞰像G2′、左側方の俯瞰像G3′および右側方の俯瞰像G4′を、これらの位置関係を対応させて単一の俯瞰像G′に合成処理する画像合成装置25と、この画像合成装置25によって得られた単一の俯瞰像G′を、前述したカメラ信号処理部11cのNTSCエンコーダと同様に、モニタ部30に表示するのに必要なNTSC等ビデオ信号形式にエンコードし直す映像信号エンコーダ26とを備えている。
なお、4つの俯瞰像G1′〜G4′を合成して得られた単一の俯瞰像G′は、各単一の俯瞰像G1′〜G4′よりも信号数(データ数、画素数)が多くなるため、NTSC等ビデオ信号形式に適合するように、画像合成装置25または映像信号エンコーダ26において、信号数を減らす間引き処理(リサイズ処理)等を行ってもよい。
次に、本実施形態に係る撮像表示システム100の作用について、図1,3に示したブロック図および図8に示したフローチャートを用いて説明する。
カメラ部11のCMOSイメージセンサ11aには、車両200の後方の景色V1の像G1が投影されており、タイミング発生器11bは、メモリ11dに記憶されたマッピングテーブルからデータを読み出し(S101)、マッピングテーブルのデータに対応した順序でCMOSイメージセンサ11aの撮像素子から像信号を読み出すための走査駆動信号(またはこの走査駆動信号に対応したタイミングチャート)を作成する(S102)。
作成された走査駆動信号は、タイミング発生器11bからCMOSイメージセンサ11aに出力され、CMOSイメージセンサ11aはこの走査駆動信号で特定された撮像素子から順次、像信号を出力する(S103)。このとき出力された像信号は、既に俯瞰像G′を表すものとなっている。
また、タイミング発生器11bは、走査駆動信号の出力と同時に、NTSCエンコーダからの出力信号(ビデオ信号)の同期の基となるタイミング信号を、カメラ処理部11cに出力する。
CMOSイメージセンサ11aから出力された俯瞰像G1′を表す像信号は、カメラ信号処理部11cに入力され、カメラ信号処理部11cは、CMOSイメージセンサ11aから読み出された像信号に対して、画質調整部がダイナミックレンジ調整やガンマ補正等の画質を調整し(S104)、画質調整後の像信号を、タイミング発生器11bから入力されたタイミング信号にしたがってNTSC等のビデオ信号形式のビデオ信号(本実施形態では、標準映像信号の一つであるNTSCのビデオ信号)にエンコード(S105)して、合成処理部20に出力する(S105)。
以上説明した処理の流れは、車両200の後部に設置されたCMOSカメラ部11だけでなく、車両200の前部、両側部にそれぞれ設置された他の全てのCMOSカメラ部12,13,14についても同じであり、これら全てのCMOSカメラ部11〜14の作用は同時並行的になされる。
そして、各CMOSカメラ11〜14からそれぞれ出力されたビデオ信号は、各CMOSカメラ部11〜14ごとに対応した映像信号デコーダ21〜24に入力され、各映像信号デコーダ21〜24は、入力されたビデオ信号から映像同期の基となるタイミング信号を分離するとともに、各ビデオ信号が表す俯瞰像G1′〜G4′を単一の俯瞰像G′に合成処理するのに適した信号形式にそれぞれ変換し、この変換された4つの像信号は、画像合成装置25により、各像信号が表す俯瞰像G1′〜G4′を、単一の俯瞰像G′に合成処理し、この合成処理して得られた単一の俯瞰像G′を表す像信号を出力する。
出力されたする俯瞰像G′を表す得信号は、映像信号エンコーダ26に入力され、映像信号エンコーダ26は、映像同期の基となるタイミング信号に基づいて、カメラ信号処理部11cのNTSCエンコーダと同様にNTSC等モニタ部30に像を表示するのに必要なビデオ信号形式にエンコードする。
そして、得られたビデオ信号は、モニタ部30に出力され、モニタ部30は、入力されたビデオ信号(単一の俯瞰像G′を表すビデオ信号)に基づいて、当該単一の俯瞰像G′をモニタ部30に表示する。
このように、本実施形態に係る撮像表示システム100によれば、CMOSカメラ部10のイメージセンサとしてCMOSイメージセンサ11a,…を用いているため、任意の撮像素子から像信号を読み出すことができ、タイミング発生器11b,…は、マッピングテーブルのデータにより特定される任意の撮像素子から像信号を読み出すことができる。
ここで、マッピングテーブルのデータを、CMOSイメージセンサ11a,…に投影された元の像Gからモニタ部30に表示しようとする俯瞰像G′への像変形の位置関係を、モニタ部30に表示しようとする俯瞰像G′を基準として規定するマッピングテーブルに設定しておくことで、カメラ部10から像信号を読み出して時点で既に、変形後の俯瞰像G′を表すビデオ信号として出力することができる。
この場合、マッピングテーブルは、各CMOSカメラ部11,12,13,14に備えられているため、合成処理部20内に、各CMOSカメラ部11,12,13,14に対応した数の、俯瞰像G1′,G2′,G3′,G4′への像変形を担う像変形部を別途設ける必要がない。つまり、各CMOSカメラ部11,12,13,14内で独立して像変形を完結することができる。
しかも、CMOSカメラ部11(以下、CMOSカメラ12,13,14も同じ。)には、タイミング発生器11bが、CMOSイメージセンサ11aから像信号を読み出すために従来より内部に備えられているため、CMOSカメラ部11のサイズが大型化することがない。
また、CMOSカメラ部11内に、タイミング発生器11bの動作を制御することとなるマッピングテーブルのデータを備える必要があるが、このようなマッピングテーブルのデータ自体は、微小なサイズのメモリ11dに記憶させることができ、CMOSカメラ部11のサイズに実質的な影響を与えることはない。
よって、CMOSカメラ部10の数が増加しても、ハードウェアの構成の規模が大幅に増大するのを防止することができるため、コストの上昇を緩和することもでき、また、処理の高速化による発熱増大の程度も緩和して信頼性を向上させることができる。
なお、既述したように、本実施形態に係る撮像表示システム100によれば、CMOSカメラ部11等から出力されるビデオ信号G1′等が所定の規格のビデオ信号形式であっても、モニタ部30に、鮮鋭度の低下や像の欠落を抑制した拡大処理範囲を含む俯瞰像G′を表示することができる。
また、本実施形態に係る撮像表示システム100は、CMOSカメラ部11等のCMOSイメージセンサ11a等は全ての領域において均一に、NTSC規格のビデオ信号G1′よりも、撮像素子数を増加させたものであるが、本発明に係る撮像表示システムはこの形態に限定されるものではなく、CMOSカメラ部11等におけるビデオ信号G1′の画素数を超える数の撮像素子は、マッピングテーブルにしたがった像変形(本実施形態では、元の像G1から俯瞰像G1′に像変形する処理)のうち、少なくとも画素間隔を広げる拡大処理を伴う像変形に対応した領域(主として、車両200から遠い景色を含む画像領域)における画素密度を高めるように配置されているものであればよい。
したがって、図9に示すように、車両200から離れる(例えば、車両200の後方および左右方向に離れる)にしたがって、CMOSイメージセンサ11aの撮像素子数が増加するように設定されているものであってもよく、このように構成された撮像表示システムによれば、拡大処理が必要な領域だけで撮像素子を増やせばよいため、撮像素子数の過剰な増加を抑制することができる。
また、図9に示した形態の撮像表示システムによれば、CMOSイメージセンサ11aの撮像素子数が、CMOSイメージセンサ11aからの距離に応じて略連続的に増加するため、拡大処理後のビデオ信号像G1′を違和感の少ない画像とすることができる。
なお、CMOSカメラ部11の、ビデオ信号G1′の画素数を超える数の撮像素子は、CMOSイメージセンサ11aにおける拡大処理を伴う像変形に対応した領域のうち、有効画素数に対応した領域における画素密度を高めるように配置されているものであればよい。
有効画素とは、CMOSイメージセンサの撮像素子のうち、実際に撮影に使用される画素のことであり、CMOSイメージセンサの周縁部近傍では、ノイズが発生しやすいなどの理由で、撮影には供されない撮像素子の領域が存在し、この範囲を除いた領域に存在する撮像素子が有効画素であり、その数(有効画素数)は、通常は、総画素数の90%程度である。なお、実際には、有効画素数は製品ごとに異なる。
そして、CMOSイメージセンサ11aの総画素領域のうち、このように有効画素の存在領域を有効画素数に対応した領域と称するものである。
このように、有効画素数に対応した領域においてのみ上述した画素密度を高めるように設定した撮像表示システム(例えば、図10参照)によれば、有効画素数に対応した領域以外の領域では、撮像素子が元の像G1の一部を構成する信号を出力しないため、撮像素子数の過剰な増加を抑制することができる。
本実施形態に係る撮像表示システム100は、CMOSカメラ部10として、互いに異なる範囲の景色V1〜V4を撮像する4つのCMOSカメラ部11〜14を有するとともに、各CMOSカメラ部11〜14からそれぞれ出力されたビデオ信号を、各別に像信号の処理用にデコードする4つの映像信号デコーダ21〜24(デコード部)と、各映像信号デコーダ21〜24でデコードして得られた像信号(俯瞰像G1′〜G4′をそれぞれ表す)を用いて単一の俯瞰像G′を合成する画像合成装置25(像合成部)と、画像合成装置25で合成して得られた単一の俯瞰像G′に対応した像信号を、NTSC(所定の規格のビデオ信号)形式でエンコードする映像信号エンコーダ26(エンコード部)とを有し、エンコーダ26でエンコードされたビデオ信号をモニタ部30に出力する合成処理部20(信号合成処理部)を備えた構成であるが、本発明に係る撮像表示システムはこのように複数のCMOSカメラ部11〜14を備えたものに限定されるものではなく、単一のCMOSカメラ部11(またはCMOSカメラ部12,13,14のうちいずれか1つ。以下、同じ。)だけを備え、複数の像を合成する合成処理部20を備えないものであってもよい。
このように、CMOSカメラ部として単一のCMOSカメラ部11のみを備えた撮像表示システムによっても、単一の当該CMOSカメラ部11から像信号を出力する時点で、既に俯瞰像G′への像変換を完結しているため、従来のようにCMOSカメラ部から像信号を出力した後に像変形の処理を別途行う必要がなく、処理の高速化およびシステムの簡素化を図ることができる。
また、本実施形態の撮像表示システム100において、マッピングテーブルは、メモリ11d(他のCMOSカメラ部であれば、12d,13d,14d;図示せず)に記憶されたものであり、このメモリ11dは、例えば一般的にはROM(読出し専用記憶部)であるが、フラッシュメモリ等書換え可能のメモリであってもよい。
このようにメモリ11dが書換え可能のメモリであれば、このメモリに記憶されているマッピングテーブルを、当該マッピングテーブルとは像変形の内容が異なる他のマッピングテーブルに書き換えることで、マッピングテーブルの交換を可能にすることができる。
そして、マッピングテーブルの交換により、単一の構造のCMOSカメラ部であっても複数種類の像変形に対応することができ、コストの低減や、汎用品として普及を促進することができる。
なお、マッピングテーブルを交換可能とする構成としては、上述した書換え可能のメモリを上記メモリ11dとして用いた構成の他、メモリ11dをカメラ部11等から着脱可能とした構成や、カメラに内蔵されたメモリ11dに代えて、カメラ部11に記憶メディア(SDメモリカードやCFカードなどの半導体メモリカード、CD−R等)を交換可能に着脱しうる接続部を設けて、その記憶メディアにマッピングテーブルを記憶させた構成などを採用することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像表示システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した撮像表示システムが備える構成の、車両における配設部位と、各CMOSカメラ部により撮影される範囲とを模式的に示した模式図である。 図1に示した撮像表示システムのうちCMOSカメラ部の詳細な構成を示すブロック図である。 (1)はCMOSカメラ部に投影された車両後方の像(元の像)、(2)は(1)の投影像を俯瞰して得られる俯瞰像、をそれぞれ示す図である。 元の像の座標系を示す図である。 俯瞰像の座標系を示す図である。 CMOSイメージセンサの特定の撮像素子(PD)から像信号を読み出す処理を説明する作用説明図であり、(1)は回路図、(2)はタイミングチャート、をそれぞれ示す。 図1に示した撮像表示システムの作用を説明するフローチャートである。 CMOSイメージセンサの撮像素子数を、CMOSイメージセンサからの距離に応じて略連続的に増加した構成による、元の像の模式図である。 図9に示したCMOSイメージセンサの撮像素子を、有効画素数に対応した領域にのみ限定した構成による、元の像の模式図である。
符号の説明
11 CMOSカメラ部
11a CMOSイメージセンサ
11b タイミング発生器(駆動回路)
11c カメラ信号処理部
11d メモリ
30 モニタ部(表示部)
100 撮像表示システム
G1 元の像
G1′ 俯瞰像(ビデオ信号像)

Claims (4)

  1. CMOSイメージセンサの撮像素子から駆動回路によって像信号を読み出し、この読み出された像信号をカメラ信号処理部により所定の規格のビデオ信号形式でエンコードして出力するCMOSカメラ部と、前記CMOSカメラ部から出力された前記ビデオ信号に基づいて像を表示する表示部とを備え、
    前記CMOSイメージセンサは、前記所定の規格における前記ビデオ信号の画素数を超える数の撮像素子を有するものであり、
    前記CMOSカメラ部は、前記CMOSイメージセンサに投影された元の像から前記ビデオ信号の画素数のビデオ信号像への像変形の対応関係を、該ビデオ信号像を基準として規定したマッピングテーブルを備えるとともに、該CMOSカメラ部の前記駆動回路は、前記マッピングテーブルにより特定された前記CMOSイメージセンサの撮像素子から前記像信号を読み出すものであることを特徴とする撮像表示システム。
  2. 前記CMOSカメラの、前記ビデオ信号の画素数を超える数の撮像素子は、前記マッピングテーブルにしたがった前記像変形のうち、少なくとも画素間隔を広げる拡大処理を伴う像変形に対応した領域における画素密度を高めるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像表示システム。
  3. 前記CMOSカメラの、前記ビデオ信号の画素数を超える数の撮像素子は、前記拡大処理を伴う像変形に対応した領域のうち有効画素数に対応した領域における画素密度を高めるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像表示システム。
  4. 前記マッピングテーブルは、該マッピングテーブルとは前記像変形の内容が異なる他のマッピングテーブルに交換可能とされていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載の撮像表示システム。
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