JP2008219290A - 信号変換装置、映像表示装置及び信号変換方法 - Google Patents

信号変換装置、映像表示装置及び信号変換方法 Download PDF

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晋 棚瀬
Takaaki Abe
高明 安部
Masutaka Inoue
益孝 井上
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Abstract

【課題】所望の色相で表示映像をユーザに認識させることを可能とする信号変換装置、映像表示装置及び信号変換方法を提供する。
【解決手段】信号変換装置100は、映像入力信号の輝度の高さに応じて、映像入力信号の補正対象範囲を設定する補正対象範囲設定部50と、補正対象範囲設定部50によって設定された補正対象範囲内に映像入力信号の色相が含まれる場合に、映像入力信号の色相を補正して、映像入力信号に対応する映像出力信号を取得する補正部(輝度補正部30や色相補正部40)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像入力信号の色相に応じて映像入力信号を補正する信号変換装置、映像表示装置及び信号変換方法に関する。
従来、映像入力信号(赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Bin)に基づいて映像入力信号の色相を判定した上で、映像入力信号の色相が特定色(例えば、肌色)の色相である場合に、映像入力信号を補正する技術が知られている。
具体的には、このような技術では、特定色の色相を含む所定範囲(以下、補正対象範囲)内に映像入力信号の色相が含まれる場合に、映像入力信号の色相や輝度などを補正する(例えば、特許文献1や特許文献2)。
また、映像入力信号の色相が補正対象範囲内に含まれる場合であっても、映像入力信号の色飽和度(彩度)や輝度に応じて、映像入力信号を補正するか否か判定する技術も提案されている(例えば、特許文献3や特許文献4)。
特開2003−224860号公報(例えば、請求項1など) 特開2005−130477号公報(例えば、請求項1など) 特開平6−54337号公報(例えば、請求項1、[0013]など) 特開平6−38230号公報(例えば、請求項1、[0017]など)
ここで、人間の視覚特性を考慮した場合に、ユーザが認識する色について考える。具体的には、実際に表示された映像(表示映像)の色相が同じであっても、表示映像の輝度が異なる場合には、ユーザが認識する色相が異なる場合がある。
例えば、表示映像の色相が肌色の色相である場合について考えると、表示映像の輝度が高い場合には、ユーザは表示映像を純粋な肌色と認識するが、表示映像の輝度が低い場合には、ユーザは表示映像を赤っぽい肌色と認識する。
しかしながら、上述した従来技術では、人間の視覚特性を考慮せずに映像入力信号の補正対象範囲が設定されているため、所望の色相で表示映像をユーザに認識させることができない場合があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、所望の色相で表示映像(画素)をユーザに認識させることを可能とする信号変換装置、映像表示装置及び信号変換方法を提供することを目的とする。
本発明の一の特徴では、信号変換装置は、映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の補正対象範囲を設定する範囲設定部(補正対象範囲設定部50)と、前記範囲設定部によって設定された前記補正対象範囲内に前記映像入力信号の色相が含まれる場合に、前記映像入力信号の色相を補正して、前記映像入力信号に対応する映像出力信号を取得する補正部(輝度補正部30や色相補正部40)とを備える。
かかる特徴によれば、範囲設定部は、映像入力信号の輝度の高さに応じて、映像入力信号の補正対象範囲を設定する。すなわち、範囲設定部は、人間の視覚特性を考慮して補正対象範囲を設定する。従って、信号変換装置は、映像入力信号の補正を適切に行うことができ、所望の色相で表示映像(画素)をユーザに認識させることができる。
本発明の一の特徴において、前記補正部は、前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の色相を補正することが好ましい。
本発明の一の特徴において、前記補正部は、前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の輝度を補正することが好ましい。
本発明の一の特徴において、前記範囲設定部は、前記映像入力信号の輝度が高い場合に、前記補正対象範囲を狭く設定し、前記映像入力信号の輝度が低い場合に、前記補正対象範囲を広く設定することが好ましい。
本発明の一の特徴において、前記補正部は、前記映像入力信号の色相の種類及び前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の色相の補正方法を変更することが好ましい。
本発明の一の特徴において、前記補正部は、前記映像入力信号の色相の種類及び前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の輝度の補正方法を変更することが好ましい。
本発明の一の特徴において、信号変換装置は、前記映像入力信号の色相に応じて、1フレームに含まれる複数の画素を複数の色相カテゴリに分類するとともに、前記複数の画素が分類された前記色相カテゴリの数を計数する補正判定部(補正判定部90)をさらに備えており、前記補正判定部は、前記複数の画素が分類された前記色相カテゴリの数に応じて、前記映像入力信号の補正を行うか否かを判定することが好ましい。
本発明の一の特徴では、映像表示装置は、上述したいずれかの特徴に係る信号変換装置を備える。
本発明の一の特徴では、信号変換方法は、映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の補正対象範囲を設定するステップAと、前記ステップAで設定された前記補正対象範囲内に前記映像入力信号の色相が含まれる場合に、前記映像入力信号の色相を補正して、前記映像入力信号に対応する映像出力信号を取得するステップBとを含む。
本発明によれば、所望の色相で表示映像をユーザに認識させることを可能とする信号変換装置、映像表示装置及び信号変換方法を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る信号変換装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(信号変換装置の構成)
以下において、第1実施形態に係る信号変換装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る信号変換装置100の構成を示すブロック図である。なお、第1実施形態では、信号変換装置100は、映像入力信号の色相が特定色(肌色)の色相である場合に、映像入力信号を補正する装置であることに留意すべきである。
図1に示すように、信号変換装置100は、輝度/色差信号変換部10と、色相変換部20と、輝度補正部30と、色相補正部40と、補正対象範囲設定部50と、選択処理部60と、選択処理部70と、RGB信号変換部80とを有する。
輝度/色差信号変換部10は、映像入力信号(赤入力信号Rin、緑入力信号Gin及び青入力信号Bin)を取得して、輝度信号(輝度入力信号Yin)と色差信号(色差入力信号RYin、色差入力信号BYin)とに映像入力信号を変換する。
なお、輝度入力信号Yinは、輝度補正部30、補正対象範囲設定部50及び選択処理部60に入力される。一方で、色差入力信号RYin及び色差入力信号BYinは、色相変換部20及び選択処理部70に入力される。
色相変換部20は、色差信号(色差入力信号RYin及び色差入力信号BYin)を色相信号(色相入力信号Hin)に変換する。
具体的には、色相変換部20は、以下の式(1)に従って、色差入力信号RYin及び色差入力信号BYinを色相入力信号Hinに変換する。
Figure 2008219290
なお、色相入力信号Hinは、補正対象範囲設定部50及び色相補正部40に入力される。
輝度補正部30は、輝度入力信号Yinを補正して、輝度補正信号Yを取得する。なお、輝度補正部30の詳細については後述する(図7を参照)。
色相補正部40は、色相入力信号Hinを補正して、色相補正信号Hを取得する。続いて、色相補正部40は、色相補正信号Hを色差信号(色差補正信号RY及び色差補正信号BY)に変換する。なお、色相補正部40の詳細については後述する(図8を参照)。
補正対象範囲設定部50は、輝度入力信号Yin及び色相入力信号Hinに基づいて補正対象範囲を設定する。ここで、補正対象範囲とは、特定色(例えば、肌色)に相当する映像入力信号の範囲であり、映像入力信号を補正すべき範囲である。なお、補正対象範囲設定部50の詳細については後述する(図4〜図6を参照)。
選択処理部60は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれるか否かに応じて、輝度入力信号Yinを用いるか、輝度補正信号Yを用いるかを選択する。具体的には、選択処理部60は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれない場合に、輝度入力信号Yinを用いると判定して、輝度入力信号YinをRGB信号変換部80に入力する。一方で、選択処理部60は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれる場合に、輝度補正信号Yを用いると判定して、輝度補正信号YをRGB信号変換部80に入力する。
選択処理部70は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれるか否かに応じて、色差入力信号RYin及び色差入力信号BYinを用いるか、色差補正信号RY及び色差補正信号BYを用いるかを選択する。具体的には、選択処理部60は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれない場合に、色差入力信号RYin及び色差入力信号BYinを用いると判定して、色差入力信号RYin及び色差入力信号BYinをRGB信号変換部80に入力する。一方で、選択処理部60は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれる場合に、色差補正信号RY及び色差補正信号BYを用いると判定して、色差補正信号RY及び色差補正信号BYをRGB信号変換部80に入力する。
RGB信号変換部80は、輝度信号及び色差信号を取得して、輝度信号及び色差信号を映像出力信号(赤出力信号Rout、緑出力信号Gout及び青出力信号Bout)に変換する。具体的には、RGB信号変換部80は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれない場合に、輝度入力信号Yin、色差入力信号RYin及び色差入力信号BYinを映像出力信号に変換する。一方で、RGB信号変換部80は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれる場合に、輝度補正信号Y、色差補正信号RY及び色差補正信号BYを映像出力信号に変換する。
(人間の視覚特性)
以下において、第1実施形態に係る人間の視覚特性について、図面を参照しながら説明する。図2は、第1実施形態に係る人間の視覚特性について説明するための図である。図3は、第1実施形態に係る人間が認識する色相について説明するための図である。
以下においては、特定色(肌色)の色相を有する画素について、輝度が高いケースと輝度が低いケースとを例に挙げて説明する。なお、以下においては、映像入力信号の色相(色相入力信号Hin)が同じであって、映像入力信号の輝度(輝度入力信号Yin)のみが異なる場合について説明することに留意すべきである。
図2(a)に示すように、輝度が高いケースにおいて、図3におけるX軸方向の値がXである場合について考えると、人間の視覚特性を考慮した場合には、輝度が低下するに従って、図3におけるX軸方向の値が大きい方にシフトする。
一方で、図2(b)に示すように、輝度が高いケースにおいて、図3におけるY軸方向の値がYである場合について考えると、人間の視覚特性を考慮した場合には、輝度が低下するに従って、図3におけるY軸方向の値が小さい方にシフトする。
従って、図3に示すように、輝度が高いケースにおいて、人間が認識する表示映像(画素)の色相がA点であっても、輝度が低いケースにおいては、人間が認識する表示映像(画素)の色相がB点にシフトする。このように、人間が認識する表示映像(画素)の色相は、映像入力信号の色相(色相入力信号Hin)が同じであっても、映像入力信号(輝度入力信号Yin)の輝度に応じて異なる。
(補正対象範囲設定部の詳細)
以下において、上述した補正対象範囲設定部50の詳細について、図面を参照しながら説明する。図4〜図6は、第1実施形態に係る補正対象範囲設定部50の詳細について説明するための図である。
最初に、映像入力信号の輝度(輝度入力信号Yin)が高いケースについて考える。図4に示すように、輝度入力信号Yinが高いケースにおいて、補正対象範囲設定部50は、補正対象範囲を狭く設定する。
次に、映像入力信号の輝度(輝度入力信号Yin)が低いケースについて考える。図5に示すように、輝度入力信号Yinが低いケースにおいて、補正対象範囲設定部50は、補正対象範囲を広く設定する。
すなわち、図6に示すように、補正対象範囲設定部50は、輝度入力信号Yinが高い場合には、色相θ〜色相θを補正対象範囲として設定する。一方で、図6に示すように、補正対象範囲設定部50は、輝度入力信号Yinが低い場合には、色相θ〜色相θを補正対象範囲として設定する。
なお、図6において、θは赤色の色相を示しており、θは緑色の色相を示しており、θは青色の色相を示していることに留意すべきである。
このように、補正対象範囲設定部50は、輝度入力信号Yinの輝度の低下に従って人間が認識する表示映像(画素)の色相がシフトするという人間の視覚特性を考慮して、輝度入力信号Yinの輝度の低下に伴って補正対象範囲を拡大する。
補正対象範囲設定部50は、映像入力信号の色相(色相入力信号Hin)が補正対象範囲に含まれる場合には、映像入力信号を補正すべきことを選択処理部60及び選択処理部70に指示する。
一方で、補正対象範囲設定部50は、映像入力信号の色相(色相入力信号Hin)が補正対象範囲に含まれない場合には、映像入力信号を補正すべきでないことを選択処理部60及び選択処理部70に指示する。
(輝度補正部の詳細)
以下において、上述した輝度補正部30の詳細について、図面を参照しながら説明する。図7は、第1実施形態に係る輝度補正部30の詳細について説明するための図である。
図7に示すように、輝度補正部30は、輝度入力信号Yinが最も高いケース(100%)において、輝度入力信号Yinの輝度補正係数(G)を「1」とした場合に、輝度入力信号Yinの輝度の低下に従って輝度補正係数(G)を大きくする。
具体的には、輝度補正部30は、以下の式(2)に従って、輝度補正信号Yを取得する。なお、輝度補正係数(G)が「1」であることは、輝度補正が行われないことを意味することに留意すべきである。
Figure 2008219290
(色相補正部の詳細)
以下において、上述した色相補正部40の詳細について、図面を参照しながら説明する。図8は、第1実施形態に係る色相補正部40の詳細について説明するための図である。
図8に示すように、色相補正部40は、輝度入力信号Yinが最も高いケース(100%)において、色相入力信号Hinの色相補正係数(G)を「GH1」とした場合に、輝度入力信号Yinの輝度の低下に従って色相補正係数(G)を大きくする。
具体的には、色相補正部40は、以下の式(3)に従って、色相補正信号Hを取得する。なお、色相補正係数(G)が「1」であることは、色相補正が行われないことを意味することに留意すべきである。
Figure 2008219290
なお、色相補正部40は、色相補正信号Hを色差信号(色差補正信号RY及び色差補正信号BY)に変換する。また、色相目標値(H)は、色相入力信号Hinを補正することによって、色相補正信号Hを近づけるべき目標となる値である。
(作用及び効果)
第1実施形態に係る信号変換装置100によれば、補正対象範囲設定部50は、映像入力信号の輝度の高さに応じて、映像入力信号の補正対象範囲を設定する。すなわち、補正対象範囲設定部50は、人間の視覚特性を考慮して補正対象範囲を設定する。
具体的には、補正対象範囲設定部50は、映像入力信号の輝度が高い場合に、補正対象範囲を狭く設定し、映像入力信号の輝度が低い場合に、補正対象範囲を広く設定する。すなわち、補正対象範囲設定部50は、映像入力信号の輝度の低下に従ってユーザが認識する表示映像(画素)の色相がシフトするという視覚特性を考慮して補正対象範囲を設定する。
従って、信号変換装置100は、映像入力信号の補正を適切に行うことができ、所望の色相で表示映像をユーザに認識させることができる。
例えば、第1実施形態に係る信号変換装置100によれば、輝度が低いような場合であっても、ユーザが肌色であると認識する表示映像についても、色相補正や輝度補正を行うため、ユーザが肌色であると認識する表示映像を有効に補正することができる。
第1実施形態に係る信号変換装置100によれば、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれる場合に、輝度補正部30は、映像入力信号の輝度の高さに応じて、映像入力信号の輝度を補正する(輝度補正係数(G)を参照)。同様に、色相補正部40は、映像入力信号の輝度の高さに応じて、映像入力信号の色相を補正する(色相補正係数(G)を参照)。従って、信号変換装置100は、映像入力信号の補正をさらに適切に行うことができ、所望の色相で表示映像をユーザに認識させることができる。
[第1実施形態の変形例]
上述した第1実施形態では、映像入力信号の色相が肌色の色相である場合について説明したが、これに限定されるものではない。具体的には、第1実施形態の変形例では、映像入力信号の色相が金属色の色相である場合について説明する。
ここで、補正対象範囲設定部50の動作や色相補正部40の動作は、上述した第1実施形態と同様であるが、輝度補正部30の動作は、上述した第1実施形態と異なる。従って、以下においては、輝度補正部30の詳細について説明する。
(輝度補正部の詳細)
以下において、上述した輝度補正部30の詳細について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態の変形例に係る輝度補正部30の詳細について説明するための図である。
図9に示すように、輝度補正部30は、輝度入力信号Yinが最も高いケース(100%)において、輝度入力信号Yinの輝度補正係数(G)を「GY3」とした場合に、輝度入力信号Yinの上昇に従って輝度補正係数(G)を大きくする。
具体的には、輝度補正部30は、以下の式(4)に従って、輝度補正信号Yを取得する。なお、輝度補正係数(G)が「1」であることは、輝度補正が行われないことを意味することに留意すべきである。
Figure 2008219290
このように、低い輝度を有する輝度入力信号Yinについては、輝度入力信号Yinの輝度をさらに低下させ、高い輝度を有する輝度入力信号Yinについては、輝度入力信号Yinの輝度をさらに上昇させる。
すなわち、信号変換装置100は、映像入力信号の色相が金属色の色相である場合には、コントラストが大きくなるように映像入力信号を補正する。
なお、信号変換装置100は、映像入力信号の色相が他の記憶色(水色)の色相である場合に、水色の色相に適した映像入力信号の補正を行ってもよい。記憶色とは、鮮やかな色として人間が一般的に記憶している色である。
以上説明したように、信号変換装置100は、映像入力信号の色相の種類に応じて、色相の種類に応じた映像入力信号の補正(輝度補正や色相補正)を行うことが好ましい。
[第2実施形態]
以下において、第2実施形態について図面を参照しながら説明する。以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、信号変換装置100は、映像入力信号の色相が補正対象範囲に含まれる場合に映像入力信号の補正を行う。
これに対して、第2実施形態では、信号変換装置100は、1フレーム内に含まれる複数の画素を複数の色相カテゴリに分類した上で、各画素が分類された色相カテゴリの数が所定数よりも少ない場合に映像入力信号の補正を行う。
(信号変換装置の構成)
以下において、第2実施形態に係る信号変換装置の構成について、図面を参照しながら説明する。図10は、第2実施形態に係る信号変換装置100の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、信号変換装置100は、図1に示した構成に加えて、補正判定部90を有する。
補正判定部90は、1フレーム内に含まれる各画素を色相入力信号Hinに応じて複数の色相カテゴリに分類する。ここで、色相カテゴリとは、例えば、0°〜360°の色相を30°毎に分割したカテゴリである。
具体的には、補正判定部90は、図11(a)及び図11(b)に示すように、各色相カテゴリに分類された画素のヒストグラムを生成する。
続いて、補正判定部90は、画素が分類された色相カテゴリの数を計数して、色相カテゴリの数が所定数よりも少ない場合には、映像入力信号の補正を行うと判定する。一方で、補正判定部90は、画素が分類された色相カテゴリの数を計数して、色相カテゴリの数が所定数よりも多い場合には、映像入力信号の補正を行わないと判定する。
例えば、補正判定部90は、図11(a)に示すように、画素が分類された色相カテゴリが少ない場合には、映像入力信号の補正を行うと判定する。一方で、補正判定部90は、図11(b)に示すように、画素が分類された色相カテゴリが多い場合には、映像入力信号の補正を行わないと判定する。
なお、補正判定部90が映像入力信号の補正を行うと判定した場合には、上述した第1実施形態と同様に、補正対象範囲設定部50は、輝度入力信号Yinに応じて補正対象範囲を設定する。また、補正対象範囲設定部50は、映像入力信号の色相(色相入力信号Hin)が補正対象範囲に含まれる場合には、映像入力信号を補正すべきことを選択処理部60及び選択処理部70に指示する。
一方で、補正判定部90が映像入力信号の補正を行わないと判定した場合には、補正対象範囲設定部50は、補正対象範囲を設定せずに、映像入力信号を補正すべきでないことを選択処理部60及び選択処理部70に指示する。
(作用及び効果)
第2実施形態に係る信号変換装置100によれば、補正判定部90は、1フレーム内に含まれる複数の画素が分類された色相カテゴリの数に応じて、映像入力信号の補正を行うか否かを判定する。
具体的には、補正判定部90は、各画素が分類された色相カテゴリの数が多い場合には、映像入力信号の補正を行わないと判定し、各画素が分類された色相カテゴリの数が少ない場合には、映像入力信号の補正を行うと判定する。
従って、1フレームに含まれる画素の色相がバラツキを有する場合に、映像入力信号の補正が行われることによって、表示映像の画質が逆に劣化してしまうことを抑制することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、色相補正係数(G)は、映像入力信号の輝度に応じて可変であるが、これに限定されるものではない。具体的には、色相補正係数(G)は固定値であってもよい。
上述した実施形態では、色相目標値(H)は固定値であるが、これに限定されるものではない。具体的には、色相目標値(H)は、映像入力信号の輝度に応じて可変であってもよい。なお、色相目標値(H)は、映像入力信号の色相の種類に応じて異なることは勿論である。
上述した実施形態に係る信号変換装置100は、PDP(Plasma Display Panel)、LCD(Liquid Crystal Display)、プロジェクタなどのような映像表示装置に用いられる。このようなケースでは、映像出力信号は、光変調量の制御などに用いられる。
第1実施形態に係る信号変換装置100の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る人間の視覚特性について説明するための図である。 第1実施形態に係るユーザが認識する色相について説明するための図である。 第1実施形態に係る補正対象範囲設定部50の詳細について説明するための図である。 第1実施形態に係る補正対象範囲設定部50の詳細について説明するための図である。 第1実施形態に係る補正対象範囲設定部50の詳細について説明するための図である。 第1実施形態に係る輝度補正部30の詳細について説明するための図である。 第1実施形態に係る色相補正部40の詳細について説明するための図である。 第1実施形態の変形例に係る輝度補正部30の詳細について説明するための図である。 第1実施形態に係る信号変換装置100の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る補正判定部90の詳細について説明するための図である。
符号の説明
10・・・輝度/色差信号変換部、20・・・色相変換部、30・・・輝度補正部、40・・・色相補正部、50・・・補正対象範囲設定部、60・・・選択処理部、70・・・選択処理部、80・・・RGB信号変換部、90・・・補正判定部、100・・・信号変換装置

Claims (9)

  1. 映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の補正対象範囲を設定する範囲設定部と、
    前記範囲設定部によって設定された前記補正対象範囲内に前記映像入力信号の色相が含まれる場合に、前記映像入力信号の色相を補正して、前記映像入力信号に対応する映像出力信号を取得する補正部とを備えることを特徴とする信号変換装置。
  2. 前記補正部は、前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の色相を補正することを特徴とする請求項1に記載の信号変換装置。
  3. 前記補正部は、前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の輝度を補正することを特徴とする請求項1に記載の信号変換装置。
  4. 前記範囲設定部は、前記映像入力信号の輝度が高い場合に、前記補正対象範囲を狭く設定し、前記映像入力信号の輝度が低い場合に、前記補正対象範囲を広く設定することを特徴とする請求項1に記載の信号変換装置。
  5. 前記補正部は、前記映像入力信号の色相の種類及び前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の色相の補正方法を変更することを特徴とする請求項1に記載の信号変換装置。
  6. 前記補正部は、前記映像入力信号の色相の種類及び前記映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の輝度の補正方法を変更することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の信号変換装置。
  7. 前記映像入力信号の色相に応じて、1フレームに含まれる複数の画素を複数の色相カテゴリに分類するとともに、前記複数の画素が分類された前記色相カテゴリの数を計数する補正判定部をさらに備え、
    前記補正判定部は、前記複数の画素が分類された前記色相カテゴリの数に応じて、前記映像入力信号の補正を行うか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の信号変換装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の信号変換装置を備えることを特徴とする映像表示装置。
  9. 映像入力信号の輝度の高さに応じて、前記映像入力信号の補正対象範囲を設定するステップAと、
    前記ステップAで設定された前記補正対象範囲内に前記映像入力信号の色相が含まれる場合に、前記映像入力信号の色相を補正して、前記映像入力信号に対応する映像出力信号を取得するステップBとを含むことを特徴とする信号変換方法。
JP2007051908A 2007-03-01 2007-03-01 信号変換装置、映像表示装置及び信号変換方法 Withdrawn JP2008219290A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011139170A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
US11301972B2 (en) 2017-03-03 2022-04-12 Dolby Laboratories Licensing Corporation Color saturation adjustment in non-uniform color space

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