JP2008219125A - 電波反射板及びアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の曲面窓にも貼付でき、窓の視認性を低下させないアンテナを実現すること。
【解決手段】誘電体基板12と、第1の面12bに形成された導体グランド層16と、第2の面12aに形成され、導体パターンが周期的に配置されたFSS 層14とから成る電波反射板10を有する。アンテナ素子層24が表面に形成された誘電体薄膜22がFSS 層14上に貼付される。誘電体基板12を可視光に対して透明な材料で形成し、導体グランド層16とFSS 層14と、アンテナ素子層24とをメッシュ状に形成した。これにより、このアンテナは柔軟屈曲性を有し、可視光に対して透明なアンテナとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナからの電波を効率的に放射し、アンテナへの電波を効率的に受信するための電波反射板及びアンテナに関する。特に、可視光に対して透光性を有した電波反射板及びアンテナに関する。
車両搭載用アンテナは設置場所について多くの制約がある。車外に設置するタイプのアンテナは安定した性能が得られるが、一方で車両の外観を損ねてしまうために好ましくない。
車両の外観を損ねないアンテナの代表的なものとして窓上に設置されたアンテナが挙げられる。しかしながら、窓ガラスの影響を受けるためアンテナを自由空間に置いた場合と比べて動作周波数がずれ、設計が難しい。また、車外だけでなく車内方向にも指向性を持つため、放射又は受信効率が悪く、車内からの反射波により放射パターンも劣化する。いずれのアンテナを用いるにせよ、車体上に表面電流が流れ、アンテナの指向特性が、単独の場合に比べて設計通りとはならず、劣化することになる。この他の制約として、車種ごとにボディー形状が大きく異なるため、所望の指向特性を得るために、アンテナ形状や設置位置を調整する必要がある。
上記問題を解決する方法としてEBG (Electromagnetic Band-Gap)による反射板が考えられる。通常の導体反射板と異なりEBG は入射波を同相で反射するため、反射板として用いる際にアンテナとの間に距離が必要なく、低姿勢アンテナを実現できる。
このようなEBG については様々なものが提案されており、代表的なものとして非特許文献1、2、3、4に記載の構成がある。
D . Sievenpiper, L. Zhang, F. J. Broas, N. G. Alexoplous , and E. Yablonovitch ,"High-Impedance Electromagnetic Surfaces with a Forbidden Frequency Band ," IEEE Trans . Microwave Theory Tech., vol.47, no .11, pp .2059-2074 , Nov. 1999 . G . Goussetis, A. P. Feresidis, and J. C. Vardaxoglou,"Tailoring the AMC and EBG Characteristics of Periodic Metallic Arrays Printed on Grounded Dielectric Substrate," IEEE Trans . Antennas Propag., vol.54, no .1 , pp .82-89 , Jan. 2006 . K . -P . Ma , K. Hirose , F. -R . Yang , Y. Qian , and T. Itoh , "Realisation of Magnetic Conducting Surface Using Novel Photonic Bandgap Structure ," Electronics Letters , vol.34, no .21, Oct. 1998 . J . McVay, N. Engheta, and A. Hoorfar, "High Impedance Metamaterial Surfaces Using Hilbert-Curve Inclusions ," IEEE Trans. Microwave and Components Letters , vol.14, no .3 , March 2004 .
しかしながら、上記文献では、多数の区画された導体パッチと、各導体パッチの中心部で、誘電体基板の裏面の接地導体に接続されるビアとを有したもの、又は、誘電体の表面に矩形の導体パッチを形成し、裏面に一様な導体を形成したものである。このため、これらの電波反射板は、必然的に、不透明であった。
このため、たとえば、車両の窓ガラスに、この反射板を取り付けると、運転者の視界を損ねるため、この反射板は、透明部材に設けるには望ましくなかった。
また、アンテナを、たとえば、車両に取り付ける場合には、車両の筐体からの反射の影響を受ける。このため、アンテナを車両に取り付けた状態では、アンテナを単独で設計した指向特性が得られず、乱れた指向特性となっていた。したがって、アンテナを実際に取り付けた状態で、所望の指向特性が得られるように、アンテナを設計する必要があった。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、透明体にも取り付けが可能で、視界を遮らない電波反射板を実現することである。
また、他の目的は、アンテナを実際に車両などの物体に取り付けた場合にも、所望の設計した初期の指向特性が得られるアンテナを実現することである。
また、他の目的は、曲面にも取り付けが可能な電波反射板やアンテナを実現することである。
さらに、他の目的は、E面無指向性アンテナを実現することである。
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
第1の発明は、誘電体基板と、該誘電体基板の第1の面に形成された導体グランド層と、第1の面と反対側の第2の面に形成され、導体パターンが周期的に配置されたFSS (Frequency Selective Surface) 層とから成る電波反射板において、誘電体基板を可視光に対して透明な材料で形成し、導体グランド層とFSS 層とを、メッシュ状に形成したことを特徴とする電波反射板である。
ここで、誘電体基板は、可視光線に対して透光性を有したものである。必ずしも柔軟性は必要ではないが、誘電体基板を柔軟性を有した材料とすることで、本電波反射板を車両の窓などの曲面にも貼付することができる。また、第2の発明のように、誘電体基板を透光性と柔軟性を持たせるためには、高分子フィルムで構成することが望ましい。また、FSS 層の周期的な導体パターンの単位パターンは、矩形のパッチで形成されていることが望ましいが、それには限定されない。周期性は、平面上の直交する2軸方向(たとえば、直交座標系でのx、y軸、極座標系での方位角方向θと径方向rなどである)について周期性を有するものである。FSS 層の周期的な導体パターンは、矩形の他、矩形の中央に誘電体基板の裏面の導体グランド層に接続したビアホールを有した形状、PBG、ヒルベルトカーブ、ピアノカーブなどを用いることができる。導体グランド層とFSS 層の単位パターンは、メッシュ状の導体で形成されている。このメッシュは、相互に垂直な2方向に伸びた線導体から成る格子状メッシュの他、単位パターンの外周形状に相似な多重の同心形状であっても良い。この場合には、線導体が交わらないことになる。たとえば、単位パターンが矩形であれば、多重で同心の長方形の線導体で構成される。また、矩形の対角線に沿って、直交する2直線を平行移動させて形成されるメッシュであっても良い。
PBG、ヒルベルトカーブ、ピアノカーブであれば、この曲線を平行移動させて形成されるメッシュなどを用いることができる。メッシュの間隔は一定であっても、不等間隔であっても良く、誘電体基板の周辺に向かうに連れて、メッシュを構成する導体線の間隔が細かくなるようにしても良い。導体グランド層のメッシュも同様に格子状や、上記したその他のメッシュ構造を採用することができる。また、導体グランド層のメッシュの導体線の間隔は不等間隔でも、誘電体基板の周辺に向かうに連れて、線間隔が細かくなるものであっても良い。FSS 層や導体グランド層は、一様に銅を誘電体基板上に蒸着した後、フォトリソグラフィを用いてエッチングにより、メッシュ状で周期性ある導体パターンに形成すれば良い。FSS 層と導体グランド層とがメッシュ状に形成されており、誘電体基板が可視光に対して透明であることから、この電波反射板を透明部材、たとえば、窓に貼付しても、透光性を阻害することがない。
第3の発明は、第2の発明において、FSS 層を外側にして、誘電体基板の両端辺を接続して、導体パターンの周期性を保持して筒状に形成したことを特徴とする。
この場合には、円筒状の電波反射部材を構成することができ、車両のピラーなどの柱状物体に、この電波反射部材を巻き付けて使用することができる。そして、この円筒状の電波反射部材の近くにアンテナを設けることで、実際に設置されたアンテナの指向特性を、設計通りの特性とすることができる。
第4の発明は、第1又は第2の発明の電波反射板のFSS 層上に、FSS 層と絶縁されて配設された導体パターンから成る放射素子層を有するアンテナである。
電波反射板を単独で用いる場合には、この電波反射板に近接してアンテナを設けることで、実際に物体に設置しても、アンテナの指向特性を乱れないようにすることができる。本第4の発明は、電波反射板と一体的に形成されたアンテナである。このアンテナを用いると、実際に物体に設置した場合に、設計通りの理想的な指向特性を得ることができる。FSS 層上に絶縁された状態で導体パターンから成るアンテナ素子層を形成するには、アンテナの導体パターンを形成する領域だけ、FSS 層の上に絶縁膜を塗布して、その上に、アンテナの導体パターンを形成する方法がある。また、第6の発明のように、高分子フィルムを用いる方法とがある。
第5の発明は、第3の発明の電波反射板のFSS 層上に、FSS 層と絶縁されて配設された導体パターンから成るアンテナ素子層を有するアンテナである。すなわち、アンテナ素子層を外側にした筒状のアンテナとなる。
第6の発明は、アンテナ素子層は、透光性と柔軟性を有する高分子フィルムから成る誘電体薄膜上に形成され、誘電体薄膜が、FSS 層上に接着されていることを特徴とする。
本発明は、アンテナ素子層を透光性と柔軟性を有する誘電体薄膜上に形成して、FSS 層上に接着したことが特徴である。これにより、FSS 層とアンテナ素子層との絶縁分離が可能となり、指向特性の良好な独創的なアンテナとすることができる。
第7の発明は、第4乃至第6の発明の何れか1の発明において、アンテナ素子層の導体パターンは、メッシュ状に形成されていることを特徴とする。
すなわち、アンテナ素子層もメッシュ状とすることで、アンテナの透明性を向上させることができる。
第8の発明は、第5の発明において、アンテナ素子層は、その偏波方向が、筒状の軸に垂直な方向となるように配設されていることを特徴とする。
これにより、無指向性アンテナを実現することができる。
第9、10の発明は、導体グランド層とFSS 層のメッシュ状は、その導体の線幅又は間隔が不均一に構成されていることを特徴とする。
たとえば、第11、12の発明のように、FSS 層のメッシュ状は、誘電体基板の周辺に向かう程、間隔が狭くなるようにすることで、使用帯域を拡大することができる。
第1の発明によると、透明な電波反射板を構成することができる。したがって、車両の窓などの透明部材に、この電波反射板を貼付しても、視認性を低下させることがない。
また、第2の発明によると、電波反射板は柔軟性を有したものとなるので、車両の窓やボディなどの曲面に、この電波反射板を貼付することができ、使用性が拡大する。
また、第3の発明によると、筒状の電波反射部材とすることができるので、たとえば、車両のピラーなどの柱状物体に、この電波反射板を巻き付けて使用することができ、使用性が向上する。
また、第4、5の発明によると、電波反射板の前面にアンテナ素子層が形成されているので、アンテナの指向特性を、設置する物体の影響のない理想的な設計上の指向特性とすることができる。
また、第6の発明によると、曲面にも貼付できるアンテナとなるので、使用性が向上する。
また、第7の発明によると、アンテナ素子層の導体パターンもメッシュ状に形成されているので、透明なアンテナを実現することができる。したがって、車両の窓に貼付しても視認性を損なわないアンテナとすることができる。
また、第8の発明によると、E面放射特性を無指向性とすることができる。したがって、本アンテナによると、全方位から到来する電波を受信でき、また、全方位に電波を放射することができる。
また、第9の発明によると、アンテナを近接して設けた場合において、アンテナの周波数特性を改善することができる。
また、第10の発明によると、アンテナの周波数特性を改善することができる。
また、第11の発明によると、FSS 層の共振周波数における電流分布を一様に近づけることができ、アンテナを近接して設置した場合に、アンテナの動作帯域を拡大することができる。
また、第12の発明によると、FSS 層の共振周波数における電流分布を一様に近づけることができ、アンテナの動作帯域を拡大することができる。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。本発明は、以下の具体的な実施例に限定されるものではなく、その具体的な実施例により想起される全範囲を含むものである。
図1に示すように、本実施例に係る電波反射板10は、動作周波数2.4GHzに対して、入射波に対して同相で反射するように設計されている。電波反射板10は、比誘電率3.0、厚さ0.25mmの長さ300mm、幅170mmの矩形のポリエチレンフィルムから成る誘電体基板12と、誘電体基板12の第2の面12a上に形成された銅導体から成るFFS 層14と、誘電体基板12の第1の面12b上に形成された導体グランド層16とから成る。誘電体基板12は、表面にFFS 層14を形成した厚さ0.125mmのポリエチレンフィルムの裏面と、表面に導体グランド層16を形成した厚さ0.125mmのポリエチレンフィルムの裏面とを貼り合わせて形成されたものである。本実施例では、製造の容易性からこのような構成を採用しているが、一枚のフィルムの一方の面にFFS 層14を形成し、他方の面に導体グランド層16が形成されたものであっても良い。FFS 層14は、誘電体基板12の第2の面12a上に一様な厚さに銅を蒸着して、一辺の長さLが41.5mm、周期Dが45mm、間隔3.5mm、多数の矩形でメッシュ状のパッチ141を形成したものである。1つのパッチ141のメッシュ形状は、図2に示すように、線幅Tが10μm、周期Sが200μm、の格子状に形成されている。また、導体グランド層16も、誘電体基板12の第1の面12b上の全体に一様に、図2に示すように、同様な幅、線幅Tが10μm、周期Sが200μmの格子状に、形成されている。FFS 層14及び導体グランド層16の導体のメッシュ状は、銅を厚さ30μmに蒸着した後に、図2に示すような格子状にエッチングして、形成された。
この電波反射板10の反射波の位相の周波数特性を図3に示す。反射波の位相は、入射波に対する位相の変化量を示している。2.4GHzにおいて、入射波に対して−15度の位相で反射し、2.3995GHzで入射波に対して同位相で反射していることが理解される。これにより、ほぼ設計周波数に対して、同相反射が実現されていることが分かる。
本実施例は、動作周波数を5.8GHzにして設計したものである。電波反射板10の厚さ、大きさ、比誘電率は実施例1と同一である。FFS 層14の多数の矩形のパッチは、図に示す一辺の長さLを15.5mm、周期Dを18.0mm、間隔2.5mmとした。入射波の位相に対する反射波の位相の周波数特性を図4に示す。5.8GHzにおいて、入射波に対して同相の反射が得られた。
本実施例は、アンテナに関するものである。動作周波数は、2.4GHzに設計されている。図5に示すように、厚さ0.25mm、長さ110mm、幅41mm、比誘電率が誘電体基板12と同一の3.0のポリエチレンフィルムから成る誘電体薄膜22上に導体薄膜のアンテナ素子層24を形成した。誘電体薄膜22は、0.125mmの2枚のポリエチレンフィルムの裏面を張り合わせたものである。1枚のポリエチレンフィルムの表面に、リング状の第1薄膜導体241が形成されている。また、他のポリエチレンフィルムの表面に、第1薄膜導体241と電磁結合するように、リング状の第2薄膜導体242、第3薄膜導体243が形成されている。これらの3つの第1薄膜導体241、第2薄膜導体242、第3薄膜導体243がアンテナ素子層24を構成している。第1薄膜導体241は、給電点P1、P2を有し、その給電点と180度を成す円上に、電圧可変リアクタンス素子(たとえば、逆バイアスされたバリキャップダイオード)#1が設けられている。また、第2薄膜導体242及び第3薄膜導体243には、各薄膜導体の中心点を通る直線上(y軸)上において、それぞれ、180度の位置関係に、電圧可変リアクタンス素子#2、#3及び電圧可変リアクタンス素子#4、#5が配設されている。
各リング状の薄膜導体の中心点間の距離Ga は31.3mm、リング形状の薄膜導体の幅La は1.5mm、直径Ha (アンテナ素子層24の幅)は39.8mm、3つのリングの一端から他端までの距離Wa (アンテナ素子層24の長さ)は102.3mmである。各リング形状の薄膜銅導体は、線幅10μm、間隔20μmの同心円状のメッシュ状に形成されている。
このようなリング形状の第1、第2、第3薄膜銅導体241、242、243から成るアンテナ素子層24は、電圧可変リアクタンス素子に印加する電圧分布により、指向性が変化できるものである。この技術は、本件出願人により出願された特開2006−339769に記載されている。
このような構成のアンテナ素子層24の形成された誘電体薄膜22を、実施例1で示された上述した図1に示す構成の電波反射板10の上に、接合した。ただし、この時のパッチ141は、5行7列に構成されている。これにより、指向性可変アンテナを構成した。このアンテナの指向特性を図6に示す。図6は、電圧可変リアクタンス素子#1〜#5のリアクタンスx1〜x5が図7に示す値となるように、印加電圧を制御した時の指向特性である。誘電体基板12の前方にのみ指向性を有するアンテナが実現されていることが理解される。また、所望の設計角度−30度、0度、30度の方向にのみ指向性を有した特性となっている。このことから、このアンテナは、誘電体基板12のアンテナ素子層24が貼付されていない裏面側には、指向性を有していないので、このアンテナを自動車の窓に取り付けた場合にも、車室内での導電性筐体により反射される電波を受信することや、車室内側へ電波が放射されることが防止される。また、図6の特性から明らかなように、車両にアンテナを取り付ける前の指向特性が維持され、車両にアンテナを取り付けても指向特性が乱されることがないことが分かる。
実施例3と同様な構成のアンテナを作成した。この実施例のアンテナは、動作周波数を5.8GHzに設定した。第1、第2、第3薄膜銅導体241、242、243の寸法や中心間距離などの配置関係と、電波反射板10のパッチ141の寸法を除いて、電波反射板10、アンテナ素子層24の構成は、上記実施例3と同一である。実施例4では、各リング状の薄膜導体の中心点間の距離Ga は12.9mm、リング形状の薄膜導体の幅La は0.8mm、直径Ha (アンテナ素子層24の幅)は16.5mm、3つのリングの一端から他端までの距離Wa (アンテナ素子層24の長さ)は43.3mmである。また、電波反射板10のパッチ141の寸法は、実施例2と同一とした。すなわち、FFS 層14の多数の矩形のパッチは、図に示す一辺の長さLを15.5mm、周期Dを18.0mm、間隔2.5mmとした。パッチの数は、5行7列である。このアンテナも、図6に示すような指向特性が得られた。
次に、実施例5にかかるアンテナについて説明する。このアンテナは、実施例3のリング状のアンテナに代えて、ダイポールアンテナを用いたものである。本実施例は、動作周波数は2.4GHzで設計されている。図8に示すように、誘電体薄膜26は、0.125mmのポリエチレンフィルムで形成されており、その表面に、図8に示すダイポールアンテナであるアンテナ素子層28が形成されている。アンテナ素子層28は、長さL1 が波長/4の31.25mm、幅W1 を15.5mmとした。メッシュ状は、線幅10μm、間隔200μmの格子状とした。このアンテナ素子層28が形成された誘電体薄膜26のアンテナ素子層28が形成されていない裏面を、図1に示す電波反射板10上に貼り付けた。この実施例では、電波反射板10のパッチ141は、長さLが36.7mm、周期Dは41.0mm、間隔が4.3mm、7行4列とした。誘電体基板12の厚さは2.0mm、比誘電率は3である。図9に示すように、このアンテナをパッチの行方向を円周方向、列方向を軸方向として、アンテナ素子層28が外側となるようにして、円筒形状に形成して、パッチ141が円周方向に周期性を有するようにした。
このアンテナのE面指向特性を図10の曲線Bに示す。電波反射板10を用いることなく、図8(a)のダイポールアンテナのみの指向特性を図10の曲線Aに示す。ダイポールアンテナを円筒にしただけの場合には、軸に垂直な面において、8の字の指向特性を有している。しかし、本実施例のように電波反射板10の上にダイポールアンテナを形成して、円筒に形成した場合には、軸に垂直な断面において、等方性、すなわち、無指向な特性を有していることが分かった。
本実施例は、図11に示すように、FSS 層14のパッチ141のメッシュが誘電体基板12の中心点Oに近いほどメッシュの間隔が粗く、誘電体基板の周辺部121に向かうに連れて、細かくなるように構成してたものである。4隅にあるパッチ141a、b、c、dは、メッシュ間隔のパターンが同一で、最も細かくなっている。また、これらのパッチも中心Oに近い程、メッシュの間隔が粗くなっている。また、次に、中心Oに近い位置に存在するパッチ141e〜jのメッシュは、中程度の粗さとなっており、こられのパッチにおいても、中心Oに近い程、メッシュの間隔は次第に粗くなっている。中心Oに最も近いパッチ141k、141lが、最も粗くなっており、さらに、これらのパッチにおいても、中心Oに近づく程、粗くなっている。このメッシュの最も粗い所の間隔は、最も細かい所の間隔の5倍とした。この間隔の差異に関して、最も荒い所の間隔を最も細かい所の間隔の2〜10倍程度にすることができる。そして、このFSS 層14の上に、実施例3で用いた、3つのリング状の導体パターンから成るアンテナ層を有した誘電体薄膜を貼付して、指向性可変アンテナを形成した。このアンテナにおける動作周波数は、2.4GHzを中心として、2.35GHz〜2.45GHzの範囲で動作可能とすることができた。
本実施例は、FSS 層14の導体パターンを図12(a)に示すピアノ曲線、(b)に示すヒルベルト曲線で構成したものである。図では、2重のメッシュが示されているが、実際には、n重(nは2以上)の相似形状を繰り返したメッシュに形成されている。このような電波反射板であっも、入射波に対して同相で反射させることができる。また、この誘電体基板のFSS 層14の上に、図5に示すリング形状の指向性可変アンテナ層を形成した誘電体薄膜を貼付した。また、FSS 層14の上に、図8に示す構成のダイポールアンテナから成るアンテナ層を形成した誘電体薄膜を貼付した。このような構成によっても、指向性の良好なアンテナを形成することができる。
本発明は、可視光に対して透明な電波反射板、アンテナに用いることができ、特に、車両用の電波反射板、アンテナに適用できる。
本発明の具体的な実施例1に係る電波反射板の構成を示した斜視図。 同実施例のFSS 層における1つのパッチのメッシュ構造を示した平面図。 同実施例の電波反射板における動作周波数2.4GHzでの反射波の位相の周波数特性。 実施例2の電波反射板における動作周波数5.8GHzでの反射波の位相の周波数特性。 実施例3のアンテナのアンテナ素子層を示す構成図。 同実施例のアンテナの指向特性。 同実施例のアンテナの図6の指向特性を得るための可変リアクタンスの値を示し表図。 実施例5のアンテナのアンテナ素子層を示す構成図。 同実施例のアンテナの構成を示した斜視図。 同実施例のアンテナの指向特性。 実施例6のアンテナのFSS 層のパッチのメッシュ構造を示した平面図。 実施例7のアンテナのFSS 層のパッチのメッシュ構造を示した平面図。
符号の説明
10…電波反射板
12…誘電体板
14…FSS 層
16…導体グランド層
22…誘電体薄膜
24…アンテナ素子層
241…第1薄膜銅導体
242…第2薄膜銅導体
243…第3薄膜銅導体

Claims (12)

  1. 誘電体基板と、該誘電体基板の第1の面に形成された導体グランド層と、第1の面と反対側の第2の面に形成され、導体パターンが周期的に配置されたFSS (Frequency Selective Surface) 層とから成る電波反射板において、
    前記誘電体基板を可視光に対して透明な材料で形成し、
    前記導体グランド層と前記FSS 層とを、メッシュ状に形成した
    ことを特徴とする電波反射板。
  2. 前記誘電体基板は、透光性と柔軟性を有する高分子フィルムで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電波反射板。
  3. 前記FSS 層を外側にして、前記誘電体基板の両端辺を接続して、導体パターンの周期性を保持して筒状に形成したことを特徴とする請求項2に記載の電波反射板。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電波反射板の前記FSS 層上に、FSS 層と絶縁されて配設された導体パターンから成るアンテナ素子層を有するアンテナ。
  5. 請求項3に記載の記載の電波反射板の前記FSS 層上に、FSS 層と絶縁されて配設された導体パターンから成るアンテナ素子層を有するアンテナ。
  6. 前記アンテナ素子層は、透光性と柔軟性を有する高分子フィルムから成る誘電体薄膜上に形成され、該誘電体薄膜が、前記FSS 層上に接着されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のアンテナ。
  7. 前記アンテナ素子層の前記導体パターンは、メッシュ状に形成されていることを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項に記載のアンテナ。
  8. 前記アンテナ素子層は、その偏波方向が、前記筒状の軸に垂直な方向となるように配設されていることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ。
  9. 前記導体グランド層と前記FSS 層のメッシュ状は、その導体の線幅又は間隔が不均一に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電波反射板。
  10. 前記導体グランド層と前記FSS 層のメッシュ状は、その導体の線幅又は間隔が不均一に構成されていることを特徴とする請求項4乃至請求項8の何れか1項に記載のアンテナ。
  11. 前記FSS 層のメッシュ状は、前記誘電体基板の周辺に向かう程、間隔が狭くなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の電波反射板。
  12. 前記FSS 層のメッシュ状は、前記誘電体基板の周辺に向かう程、間隔が狭くなることを特徴とする請求項4乃至請求項8の何れか1項に記載のアンテナ。
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