JP2008218576A - フレキシブルプリント基板 - Google Patents

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Shuichi Sugiyama
秀一 杉山
Yuichi Araki
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Abstract

【課題】フレキシブルプリント基板の薄型化と共に、反発力の低減化及び高温屈曲特性の向上を図る。
【解決手段】厚さが5μm以下のアラミド樹脂フィルムをカバーレイ4とし、ガラス転移温度が80℃以上で、且つ、厚さが15μm以下の接着剤層3を用いて前記カバーレイ4を基板2に張り合わせた。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に接着剤層を介してカバーレイを設けたフレキシブルプリント基板に関する。
フレキシブルプリント基板は、基板上の銅箔層をエッチング処理して回路パターンを形成し、この回路パターンを形成した基板上に接着剤層を塗布したカバーレイを張り合わせることによって作製される。カバーレイの材料としては、ポリイミド樹脂フィルムやポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムが一般に使用される。しかし、例えばポリイミド樹脂フィルムは、厚さが12.5μmのものが最も薄いフィルムであり、このフィルムをカバーレイに使用した場合には厚いフレキシブルプリント基板しか作製できない。最近の電子機器、特に、光ピックアップ装置等ではフレキシブルプリント基板の薄型化の要求が強い。
そこで、フレキシブルプリント基板の薄型化の要求を満足するべく、カバーレイの材料としてアラミド樹脂フィルムを用いたフレキシブルプリント基板が提案されている(特許文献1、2参照)。アラミド樹脂フィルムはポリイミド樹脂フィルムに較べて薄いものが作製できるため、フレキシブルプリント基板の薄型化が可能である。
特開2005−187810号公報 特開2005−235948号公報
ところで、最近の電子機器、特に、光ピックアップ装置等の摺動箇所に配置されるフレキシブルプリント基板には、上記した薄型化の要求の他に、反発力の低減化と高温屈曲特性の改善が要求されている。しかし、上記した特許文献1、2に開示されたフレキシブルプリント基板では、反発力の低減化と高温屈曲特性について配慮されていない。
そこで、本発明は、薄型化と共に、反発力の低減化及び高温屈曲特性の向上を図ることができるフレキシブルプリント基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、厚さが5μm以下のアラミド樹脂フィルムをカバーレイとし、ガラス転移温度が80℃以上で、且つ厚さが15μm以下の接着剤層を用いて前記カバーレイが基板に張り合わされていることを要旨とする。
本発明によれば、5μm以下のカバーレイを用い、カバーレイを15μm以下の接着剤層によって基板に接着したため、カバーレイにポリイミド樹脂フィルムを用いたものに較べてフレキシブルプリント基板を薄型化できる。フレキシブルプリント基板の薄型化によってフレキシブルプリント基板の反発力を低減できる。又、ガラス転移温度が80℃以上の接着剤層を用いたため、高温屈曲特性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は一実施の形態を示し、図1はフレキシブルプリント基板の断面図、図2(a)、(b)及び図3(a)、(b)はフレキシブルプリント基板の各製造工程を示す断面図である。但し、図面は模式的なものであり、各材料層の厚みやその比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
図1に示すように、フレキシブルプリント基板1は、基板2と、この基板2の上面に接着剤層3を介して貼り合わされたカバーレイ4とから構成されている。基板2は、絶縁性樹脂のベースフィルム10と、この裏面に設けられた銅箔層11と、ベースフィルム10の表面に設けられた回路パターン層12とから構成されている。ここで、ベースフィルム10の厚さは、12.5μm以下が好ましい。また、銅箔層11の厚さは、18μm以下が好ましい。
カバーレイ4は、5μm厚のアラミド樹脂フィルムを用いて形成されている。接着剤層3は、ガラス転移温度が80℃以上で、厚さが15μm以下のエポキシ系接着剤を用いて形成されている。
次に、フレキシブルプリント基板1の製造方法を説明する。図2(a)に示すように、ベースフィルム10の両面に銅箔層11,21を有する銅張積層板20を出発材料とする。
先ず、図2(b)に示すように、銅張り積層板20の表面側の銅箔層21に、所望の回路パターンとは逆パターンのエッチングレジスト層22を設ける。
次に、図3(a)に示すように、銅張積層板20の表面側にエッチング処理を施し、銅箔層11より所望の回路パターン層12を形成する。
次に、銅張積層板20の表面よりエッチングレジスト層22を除去する。
次に、図3(b)に示すように、銅張積層板20の表面に、接着剤層3を塗布したカバーレイ4をプレスキュアすることによって貼り合わせる。ここで、カバーレイ4は、5μm以下の厚みのアラミド樹脂フィルムを使用する。接着剤層3は、ガラス転移温度が80℃以上で、且つ、厚さが15μm以下の接着剤を使用する。以上によって、図1に示すフレキシブルプリント基板1を作製できる。
このようにして作製されたフレキシブルプリント基板1は、5μm以下のカバーレイ4を用い、カバーレイ4を15μm以下の接着剤層3によって基板2に接着したため、カバーレイ4にポリイミド樹脂フィルムを用いたものに較べてフレキシブルプリント基板1を薄型化できる。フレキシブルプリント基板1の薄型化によってフレキシブルプリント基板1の反発力を低減できる。又、ガラス転移温度が80℃以上の接着剤層3を用いたため、高温屈曲特性を向上させることができる。特に、基板を、厚さが18μm以下の銅箔層11と、厚さ12.5μm以下のベースフィルム10とが張り合わせ構成すれば、フレキシブルプリント基板1の反発力を低減させることができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を説明する。実施例1と実施例2に係るフレキシブルプリント基板の他に、本発明と対比するために比較例1、2、3のフレキシブルプリント基板をそれぞれサンプルとして作製した。そして、実施例1、2のフレキシブルプリント基板と比較例1、2、3のフレキシブルプリント基板の各種特性を実験により比較検討した。以下、説明の明確化を図るために、上記実施の形態と同一構成箇所には同一符号を付して説明する。
(サンプルの構成)
フレキシブルプリント基板1は、基板2と、この基板2の上面に接着剤層3を塗布したカバーレイ4を貼り合わることによって作製される。
基板2は、実施例1、2と比較例1、2、3の全てにおいて、2層の銅張積層板(有沢製作所製のPNSH0418RA)20を使用した。この銅張積層板20は、そのベースフィルム10の厚さが10μmで、銅箔層11,21の厚さが18μmである。カバーレイ4に塗布する接着剤層3は、実施例1、2と比較例1、2、3の全てにおいて、15μmの厚みとした。
カバーレイ4の構成は、実施例1、2と比較例1、2、3の全てにおいて異なる。つまり、実施例1では、厚みが4.2μmのアラミド樹脂フィルム(ニッカン工業製のCASG0415)を使用した。実施例2では、厚みが4.2μmのアラミド樹脂フィルム(東海ゴム製)を使用した。比較例1では、厚みが12.5μmのポリイミド樹脂フィルム(ニッカン工業製のCISV1215)を使用した。比較例2では、厚みが12.5μmのポリイミド樹脂フィルム(有沢製作所製のCVA0515)を使用した。比較例3では、厚みが9μmのアラミド樹脂フィルム(東海ゴム製)を使用した。
(フレキシブルプリント基板の製造工程)
フレキシブルプリント基板1は、実施例1、2と比較例1、2、3の全てにおいて、150〜170℃の温度で、40〜120分の時間に亘って30〜60kg/cm の圧力を作用させることによって基板2に接着剤層3を塗布したカバーレイ4を張り合わせ、140〜180℃の温度で、30〜90分の時間に亘って30〜70kg/cm の圧力でプレスすることによって作製した。又、各フレキシブルプリント基板1は、実施例1、2と比較例1、2、3の全てにおいて、銅張積層板20の一方の銅箔層21にエッチング処理によって直線状の回路パターン層12を形成したものと、回路パターン層12を形成しなかったものを作製した。直線状の回路パターン層12を形成した各フレキシブルプリント基板1については、ライン/スペース(L/S)=80/80のものと、ライン/スペース(L/S)=100/150のものを2種類作製した。
(剥離強度測定)
剥離強度測定については、回路パターン層12を形成しなかった各フレキシブルプリント基板1を5mm幅で、約10cm程度に切断し、これらをサンプルとした。サンプルの基板2側を固定し、カバーレイ4を基板2に対して180°の方向に引っ張ることによって剥離強度を測定した。
(マイグレーション試験とその後のデントライト発生状況)
マイグレーション試験については、ライン/スペース(L/S)=80/80の直線状の回路パターン層12を形成した各フレキシブルプリント基板1をサンプルとした。このサンプルを温度85℃、湿度85%RHの下で、回路パターンに直流50Vの電流を1000時間に亘って流し続けた後、絶縁抵抗の変化を測定した。又、マイグレーション試験後に、デントライトの発生状況をチェックした。
(IPC摺動屈曲試験)
IPC摺動屈曲試験については、ライン/スペース(L/S)=80/80の直線状の回路パターン層12を形成した各フレキシブルプリント基板1をサンプルとした。サンプルを温度60℃、湿度50%RHの下で、ストローク20mm、曲率半径1.5mmの条件でIPC(Association Connecting Electronic Industries)規格による摺動屈曲試験を行った。良否判定は、初期回路抵抗に比べて回路抵抗が10%上昇した時点が1000万回以下のものをNG判定とした。
(反発力測定、フレキシブルプリント基板(FPC)の厚さ測定)
反発力測定については、ライン/スペース(L/S)=100/150の直線状の回路パターン層12を形成した各フレキシブルプリント基板1を幅25mm、長さ100mmに切断し、この切断により切り出したものをサンプルとした。このサンプルについて、ループスティフネス試験装置(東洋精機製)を用い、ループ長さ設定値60mm、圧縮距離設定値10mmの条件下でループ形状での反発力測定を行った。
又、上記各サンプルについて、フレキシブルプリント基板1の総厚寸法の測定を行った。
(ガラス転移温度)
ガラス転移温度については、各フレキシブルプリント基板1のカバーレイ4を温度160℃の恒温槽中に1時間の間放置し、その後、カバーレイ4を適当なサイズに切り出てこれをサンプルとした。このサンプルについて動的粘弾性測定装置(DMA)を用いてガラス転移温度を測定した。ガラス転移温度の測定は、1Hzの周波数にて実施した。
以上説明したサンプル及び測定方法等によって各種特性を調べた。そして、実施例1、2のフレキシブルプリント基板と比較例1、2、3のフレキシブルプリント基板の各種特性結果は、図4に示すものとなった。反発力の特性結果については、図5にも示す。図4及び図5より明らかなように、カバーレイ4にポリイミド樹脂フィルムを使用した比較例1、2では、カバーレイ4の厚さが厚いため、フレキシブルプリント基板1の薄肉化ができず、反発力を低減化できない。又、ガラス転移温度が低いため、高温屈曲特性も悪い。
又、カバーレイ4に9mmのアラミド樹脂フィルムを使用した比較例では、比較例1、2と同様に、カバーレイ4の厚さが厚いため、フレキシブルプリント基板1の薄肉化ができず、反発力を低減化できない。しかし、ガラス転移温度が高いため、高温屈曲特性が良い。
これに対し、カバーレイ4に4.2μmのアラミド樹脂フィルムを用いた実施例1、2では、カバーレイ4の厚さが薄いため、フレキシブルプリント基板1の薄型化と反発力の低減化が図れる。又、ガラス転移温度が高いため、高温屈曲特性が良い。つまり、レキシブルプリント基板1の薄型化と反発力の低減化と高温屈曲特性の向上の全てを満足させることができる。
又、実施例1、2では、マイグレーション試験後にデントライト発生が認められない。
本発明の一実施の形態にかかるフレキシブルプリント基板の断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ本発明の一実施の形態にかかるフレキシブルプリント基板の一製造工程を示す断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ本発明の一実施の形態にかかるフレキシブルプリント基板の一製造工程を示す断面図である。 実施例1、2と比較例1、2、3のそれぞれの特性結果を示す図である。 実施例1、2と比較例1、2、3の反発力の特性結果を示す図である。
符号の説明
1 フレキシブルプリント基板
2 基板
3 接着剤層
4 カバーレイ
10 ベースフィルム
11 銅箔層
12 回路パターン層

Claims (1)

  1. 厚さが5μm以下のアラミド樹脂フィルムでなるカバーレイを、ガラス転移温度が80℃以上で、且つ厚さが15μm以下の接着剤層を介して前記カバーレイが基板に張り合わされていることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
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