JP2008218554A - バックアッププレート - Google Patents

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Abstract

【課題】ボンディング装置等に使用する際に、種々のリードフレームのサイズに対応することができて、ペースト塗布作業時やボンディング作業時等において安定してリードフレームを支持することができるバックアッププレートを提供する。
【解決手段】リードフレーム10を支持するバックアッププレートである。複数種類の第1プレート16と、各第1プレート16に対してそれぞれが着脱可能とされる複数種類の第2プレート17とを備える。支持するリードフレーム10の幅寸法に対応して第1プレート16と第2プレート17をそれぞれ選択して組合せる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バックアッププレートに関し、例えば、リードフレームにチップをボンディングする際に、リードフレームを支持するバックアッププレートに関するものである。
リードフレームにチップをボンディングするボンディング装置は、例えば、特許文献1に記載のように、リードフレームのアイランドをペースト塗布位置まで搬送して、そのアイランドにペーストを塗布した後、さらにこのアイランドをボンディング位置まで搬送し、このアイランドにチップをボンディングするものである。ペースト塗布位置及びボンディング位置においては、リードフレームは、ペースト塗布作業やボンディング作業を安定させるために、バックアッププレートにて下方から支持される。
このようなボンディング装置は、図17に示すように、可動搬送レール1と固定搬送レール2とを有す搬送手段3が用いられる。そして、可動搬送レール1と固定搬送レール2の間にバックアッププレート4が配置される。
この搬送手段3は、図18に示すように、固定搬送レール2に対して、可動搬送レール1を矢印A、Bのように移動することができ、搬送するリードフレーム5の幅寸法に対応できるようにしている。このため、従来においては、バックアッププレート4は、リードフレーム5の品種(幅寸法)に応じて種々のものを揃える必要があった。
特開2000−150545号公報
近年、半導体製品の適用範囲拡大に伴い、パッケージ多種多様化が進むとともに、各半導体メーカーは他社との差別化や優位性を出すため、パッケージの専用設計が進んでいる。従って、半導体チップを実装するリードフレーム、基板、フィルム(以下、これらをリードフレームと呼ぶ)の種類は多岐にわたる。
このため、装置1台もしくは1ユーザにて10種類前後のリードフレームを使った生産はもとよりパケージ開発やサンプル生産を含めるとさらに数種類増えることもある。しかしながら、従来では前記したように、品種ごとにリードフレームを支持するバックアッププレート(アダプタプレート)を設計・製作していた。
すなわち、現在用いられるリードフレームはその幅が20mm〜80mm等であるので、これらに対応させるために、1mm単位で製造すれば、61種類のバックアッププレートを必要としていた。また、2mm単位で製造したとしても、30種類のバックアッププレートを必要としていた。
このように、従来においては、リードフレームのサイズにあったバックアッププレートを製造する必要があるにもかかわらず、種々のリードフレームのサイズにあったバックアッププレートを早急に望むユーザの期待に応えることができないとともに、コスト高となっていた。
本発明は、上記課題に鑑みて、ボンディング装置等に使用する際に、種々のリードフレームのサイズに対応することができて、ペースト塗布作業時やボンディング作業時等において安定してリードフレームを支持することができるバックアッププレートを提供する。
本発明のバックアッププレートは、リードフレームを支持するバックアッププレートであって、複数種類の第1プレートと、各第1プレートに対してそれぞれが着脱可能とされる複数種類の第2プレートとを備え、支持するリードフレームの幅寸法に対応して第1プレートと第2プレートをそれぞれ選択して組合せるものである。
本発明のバックアッププレートによれば、支持すべきリードフレームのサイズにあわせて、第1プレートと第2プレートを複数種類の内から選択することができる。
例えば、60mmの幅のバックアッププレートを必要な場合、50mm幅の第1プレートと、10mm幅の第2プレートとを組合せることによって対応でき、50mmの幅のバックアッププレートを必要な場合、40mm幅の第1プレートと、10mm幅の第2プレートとを組合せることによって対応できる。このように、複数種類の第1プレートと複数種類の第2プレートから任意のプレートを選択することによって、種々の品種のリードフレームに対応するバックアッププレートを形成することができる。1mm単位や2mmで製造していた従来に比べて、製造すべき種類のプレート全体の種類を減少することができる。
第1プレートのリードフレーム受面及び第2プレートのリードフレーム受面に、リードフレーム吸着用溝を有し、第1プレートと第2プレートとの連結状態で、各吸着用溝が連設されるようにできる。このようにすれば、第1プレートと第2プレートとの組合せてバックアッププレートを構成した場合、形成されたリードフレーム受面にリードフレームを載置した際に、各プレートの吸着用溝が連設されてなる吸着用溝を介してリードフレームを確実に吸着することができる。
第1プレートを第2プレートよりも幅広とし、この第1プレートを、真空発生器にてリードフレーム吸着用溝のエアを吸引する真空引を行うコアプレートとすることができる。すなわち、幅広側のプレートをコアプレートとすることになる。また、一枚の第1プレートに複数枚の第2プレートを組合せることも、複数枚の第1プレートに1枚の第2プレートを組合せることも、複数枚の第1プレートに複数枚の第2プレートを組合せることも可能である。
本発明のバックアッププレートでは、第1プレートと第2プレートを組合せることによって、種々の大きさのバックアッププレートを構成することができる。このため、製造すべき種類のプレート(第1プレートと第2プレート)を減少させることができ、生産性に優れるとともに、コスト低減を図ることができる。すなわち、生産する品種(リードフレーム)の幅に適用する第1・第2プレートを選択して組合せることによって、新規設計・製作することなく、種々のリードフレームに合わせて対応することができる。このため、リードフレームを製造する業者(ユーザ)からの種々のリードフレームに対応するバックアッププレートを早急に供給することができる。
第1プレートと第2プレートとが組合せてなるバックアッププレートでは、第1プレートの吸着用溝と第2プレートとの吸着用溝が連設されてなる吸着用溝を介してリードフレームを確実に吸着することができるので、ペースト塗布作業時やボンディング作業時等を安定して行うことができる。
幅広の第1プレートをコアプレートとすることによって、真空源系統の配置が容易となって、装置のコンパクト化を図ることができるとともに、リードフレームの吸着作業を安定して行うことができる。また、一枚の第1プレートに複数枚の第2プレートを組合せたり、複数枚の第1プレートに1枚の第2プレートを組合せたり、複数枚の第1プレートに複数枚の第2プレートを組合せたりすることよって、製造すべき種類のプレートを大幅に減少することができ、コスト低減に大きく寄与できる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図1にリードフレーム10を搬送する搬送手段11を示し、この搬送手段11は、リードフレーム10にチップ(半導体素子)をボンディングするダイボンディング装置に使用される。この搬送手段11は、可動搬送レール12と固定搬送レール13とを有し、可動搬送レール12と固定搬送レール13の間に本発明に係るバックアッププレート14が配置される。
可動搬送レール12は図示省略の往復動機構が付設され、この往復動機構の駆動によって、固定搬送レール13に対して平行状態を維持しつつ矢印A、B方向に移動できる。なお、往復動機構としては、シリンダ機構やボールねじ機構等の種々の往復動機構を用いることができる。
そして、可動搬送レール12と固定搬送レール13とで構成される搬送路上をリードフレーム10が走行することになる。この場合、可動搬送レール12と固定搬送レール13との間の間隔W3がリードフレーム10の幅寸法WLに対応して設定される。
また、リードフレーム10は、図示省略の把持機構(例えば、チャック機構等)を有する送り機構にて、リードフレーム10を順次所定作業位置(ペースト塗布位置やボンディング位置)に供給される。このため、この所定作業位置にバックアッププレート14が配置され、リードフレーム10を下方から支持する。
本発明に係るバックアッププレート14は、第1プレート(コアプレート)16と、第2プレート(補助プレート)17とを組合せて構成される。第1プレート16と第2プレート17とはそれぞれリードフレーム10の幅方向に対応する方向の寸法(幅寸法)W1、W2が相違する種々の種類を具備する。
第1プレート16は、図2から図6に示すように、左右の側辺18、19に切欠部20、21が形成された矩形平板からなり、各側辺18、19は図4に示すように、テーパ面とされている。また、リードフレーム受面(上面)23の一方の側辺18側には、切欠面22が形成されている。なお、切欠部20、21が後辺24側に設けられ、テーパ面が前辺25側に設けられる。側辺18、19に切欠部20、21を形成することによって、形成される突出部が前記搬送手段11に係合する係合部を構成する。
また、上面23には、リードフレーム吸着用溝26が形成され、下面27には、楕円状の貫孔28が前辺25側に設らけれる。リードフレーム吸着用溝26は、リードフレーム10の幅方向に沿って配設される一対の幅方向溝26a、26bと、幅方向溝26a、26bを前辺25側において連結する連結溝26cとからなる略Uの字状の溝である。さらに、第1プレート16の内部には、幅方向溝26a、26bに対応する一対の幅方向孔部29a,29bが設けられている。
幅方向孔部29a,29bは、後辺24側に開口している。すなわち、幅方向孔部29a,29bは、前記貫孔28と連通した本体孔30a、30bと、大径の開口孔31a、31bとからなる。幅方向孔部29a、29bとリードフレーム吸着用溝26とは吸引孔32にて連通される。なお、吸引孔32としては、幅方向孔部29a、29bとリードフレーム吸着用溝26とを連通できるものであれば、任意の位置及び任意の数にて配置することができる。この実施形態では、幅方向溝26a、26b毎に2個の吸引孔32を設け、一つを開口孔31a、31b側に設け、他の一つを貫孔28側に設けている。なお、下面27の前辺25側にリードフレーム10の長手方向に沿って膨出部27aが設けられている。
また、後辺24には、幅方向孔部29a,29b間にねじ孔33が設けられ、このねじ孔33のねじ部材34(図11参照)を螺着することによって、この第1プレート16に第2プレート17を連結することができる。そして、幅方向孔部29a,29bの本体孔30a、30bには後述するように位置決めのためのピン部材35(図11参照)が嵌合される。
本発明では、前記したように、第1プレート16を複数種類を揃えるものであるが、幅寸法W1を相違させることによって、複数種類を揃えることになる。例えば、1mmずつ相違する10種類程度のものを揃えることができる。
次に、第2プレート17は、例えば、図7から図9に示すタイプのものと、図11から図13に示すタイプのものとがある。この場合も、幅寸法W2を相違させることによって、複数種類を揃えることになる。
図7から図9に示すタイプのものは、そのリードフレーム受面(上面)36の一方の側辺37側に、第1プレート16に対応して切欠面39が設けられた幅方向に長いブロック片からなる。また、上面36は、第1プレート16と組み合わされた際に、第1プレート16の吸着用溝26に連通される吸着用溝40が設けられている。
この場合の吸着用溝40は、第1プレート16側に開口し、その長さ寸法が第1プレート16の吸着用溝26の連結溝26cに対応している。すなわち、図11に示すように、第1プレート16と第2プレート17とを組合せた際に、第1プレート16の吸着用溝26に吸着用溝40が連結され、平面視において矩形を成す吸着用溝Mが形成される。
また、第2プレート17には、第1プレート16の幅方向孔部29a,29bに対応して、貫通孔41a、41bが設けられるとともに、第1プレート16のねじ孔33に対応して貫孔42が設けられている。貫孔42は、大径部42aと小径部42bとからなる。
第1プレート16と第2プレート17とは、図10に示すように組み合わされ、図11に示すように、第1プレート16の幅方向孔部29aの開口孔31aと第2プレート17の貫通孔41aとにピン部材35を嵌合させるとともに、第1プレート16の幅方向孔部29bの開口孔31bと第2プレート17の貫通孔41bとにピン部材35を嵌合させる。この状態で、ねじ部材34を第1プレート16のねじ孔33に螺着すれば、第1プレート16と第2第2プレート17とが連結される。この際、貫孔42の大径部42aにねじ部材34の頭部が嵌合し、貫孔42の小径部42bにねじ部材34のねじ軸の頭部側が挿入される。
ところで、第1プレート16と第2プレート17とを組合せて連結する場合、平坦な作業プレート上で行うことによって、各プレート16,17のリードフレーム受面23、36は比較的高精度に形成されているので、平面度を確保しつつ組み立てることができ、高い技能を必要しない。
また、図12から図14に示すものは、リードフレーム受面(上面)36に設けられる吸着用溝40は、平面視略Lの字状の一対の溝45a,45bからなる。すなわち、各溝45a,45bは、第1プレート16の幅方向孔部29a,29bに対応するプレート短手方向部46a、46bとプレート長手方向部47a,47bとからなる。
また、第1プレート側の端面48には、幅方向孔部29a,29bに対応する孔部49a、49bが設けられ、孔部49a、49b間に第1プレート16のねじ孔33に対応する孔部50が設けられている。
第1プレート16と第2プレート17とは、図15に示すように組み合わされ、図16に示すように、第1プレート16の幅方向孔部29aの開口部31aと第2プレート17の孔部49aにピン部材35を嵌合させるとともに、第1プレート16の幅方向孔部29bの開口部31bと第2プレート17の孔部49bとにピン部材35を嵌合させる。この状態で、ねじ部材34を第1プレート16のねじ孔33に螺着すれば、第1プレート16と第2第2プレート17とが連結される。この際、貫孔50の大径部50aにねじ部材34の頭部が嵌合し、貫孔50の小径部50bにねじ部材34のねじ軸の頭部側が挿入される。
第1プレート16は、図示省略の真空発生器にてリードフレーム吸着用溝Mのエアを吸引する真空引を行うコアプレートとなる。すなわち、真空発生器がエアを吸引すれば、このバックアッププレート14上に配置されたリードフレーム10は、吸着用溝Mを介してバックアッププレート14に吸着される。
この実施形態においては、図7から図9に示すタイプのものは、幅寸法が最小のものであって、図12から図143に示すものは、この図7から図9に示すタイプものものよりも幅寸法が大である場合である。
この場合、次の表1のような寸法の第1プレート16と第2プレート17とを具備する。表1において、L/F幅とはリードフレーム10の幅WLを示し、ADP幅とは、第1プレート16と第2プレート17とを組合せて構成したバックアッププレート14の幅Wであり、すなわち、L/F幅=ADP幅=(第1プレート幅+第2プレート幅)となる。なお、リードフレーム10はチャック機構等によって掴まれるので、両幅方向端部にそれぞれ掴み代をとるようにするのも好ましい。
Figure 2008218554
表1から分かるように、L/F幅が34mm〜41mmまでは、幅が27mmの第1プレート16で対応でき、また、L/F幅が41mmである場合、第1プレート幅が27mmの第1プレート16と第2プレート幅が14mmの第2プレート17との組合せとしたり、第1プレート幅が34mmの第1プレート16と第2プレート幅が7mmの第2プレート17との組合せとしたりすることができる。また、L/F幅が43mm〜48mmまでは、幅が34mmの第1プレート16で対応でき、L/F幅が42mmである場合、第1プレート幅が27mmの第1プレート16と第2プレート幅が15mmの第2プレート17との組合せとしたり、第1プレート幅が34mmの第1オレート16と第2プレート幅が8mmの第2プレート17との組合せとしたり、L/F幅が43mmである場合、第1プレート幅が27mmの第1プレート16と第2プレート幅が16mmの第2プレート17との組合せとしたり、第1プレート幅が34mmの第1プレート16と第2プレート幅が9mmの第2プレート17との組合せとしたりできる。
L/F幅が49mm〜58mmまでは、幅が42mmの第1プレート16で対応でき、L/F幅が59mm〜68mmまでは、幅が52mmの第1プレート16で対応でき、L/F幅が69mm〜74mmまでは、幅が54mmの第1プレート16で対応できる。
前記表1のように組合せることによって、L/F幅が34mm〜74mmまでにおいては、第1プレート16を、27mm、34mm、42mm、52mm、62mmの5種類とし、第2プレート17を、7mmから16mmの1mm単位の10種類とすることによって、種々のリードフレーム10に対応することができる。
ところで、搬送手段13の搬送レール12、13の間隔W3は、リードフレーム10の幅寸法Wに応じて変更され、この搬送レール12、13間に配置されるバックアップフレーム14がこれに対応させる必要がある。このため、本発明では、第1プレート16と第2プレート17を複数種類の内から選択することによって、搬送レール12、13間に配置することが可能な幅寸法のバックアッププレート14を形成することができる。従って、この選択した第1プレート16と第2プレート17からなるバックアッププレート14を、ペースト塗布位置やボンディング位置に配置することができる。
このため、リードフレーム10のアイランド15がバックアッププレート14上に配置されれば、バックアッププレート14に吸着され、ペースト塗布位置やボンディング位置等において、リードフレーム10が下方からバックアッププレート14にて安定して支持され、安定した作業を行うことができる。なお、リードフレーム10がバックアッププレート14上に位置する際には、バックアッププレート14の第1・第2プレート16,17にはそれぞれ切欠面22、39が設けられており、これがガイド面となって、滑らかに位置することになる。
本発明のバックアッププレートでは、第1プレート16と第2プレート17を組合せることによって、種々の大きさのバックアッププレート14を構成することができる。このため、製造すべき種類のプレート(第1プレート16と第2プレート17)を減少することができ、生産性に優れるとともに、コスト低減を図ることができる。すなわち、生産する品種(リードフレーム)の幅に適用する第1・第2プレート16、17を選択して組合せることによって、新規設計・製作することなく、種々のリードフレーム10に合わせて対応することができる。このため、リードフレーム10を製造する業者(ユーザ)からの種々のリードフレームに対応するバックアッププレート14を早急に供給することができる。
第1プレート16と第2プレート17とが組合せてなるバックアッププレート14では、第1プレート16の吸着用溝26と第2プレート17との吸着用溝40が連設されてなる吸着用溝Mを介してリードフレーム10を確実に吸着することができるので、ペースト塗布作業時やボンディング作業時等を安定して行うことができる。なお、吸着用溝Mが設けられる場合、吸着用溝40を有する第2プレート17が第1プレート16の吸着用溝26の蓋部材となり、エア漏れを防止でき、安定した吸着機能を発揮する。
幅広の第1プレート16をコアプレートとすることによって、真空源系統の配置が容易となって、装置のコンパクト化を図ることができるとともに、リードフレーム10の吸着作業を安定して行うことができる。
リードフレーム10はディプレス位置及びアイランド吸着位置がランダムに存在するため追加加工されることがある。この場合、本発明のように、予め標準寸法のコアプレート(第1プレート16)及び補助プレート(第2プレート17)を加工してストックしておくことができる組合せ方式では、材料入手から外形加工までが既に完了しているため納期に有利となる。すなわち、ディプレス分の溝加工部位、及びアイランド吸着部位等の特殊仕様に迅速に対処することができる。なお、アイランド吸着部位は、予め設けておいた真空用孔(吸着用孔)に対して、アイランド位置からこの吸着用孔に貫通孔を追加することで対応することができる。
ところで、前記実施形態では、組合せる場合、1枚の第1プレート16と1枚の第2プレート17とを組合せていたが、1枚の第1プレート16に対して2枚以上の複数枚の第2プレート17を組合せても、2枚以上の複数枚の第1プレート16に対して1枚の第2プレート17を組合せても、2枚以上の複数枚の第1プレート16に対して2枚以上の複数枚の第2プレート17を組合せてもよい。
一枚の第1プレート16に複数枚の第2プレート17を組合せたり、複数枚の第1プレート16に1枚の第2プレート17を組合せたり、複数枚の第1プレート16に複数枚の第2プレート17を組合せたりすることよって、製造すべき種類のプレートを大幅に減少することができ、コスト低減に大きく寄与できる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、第1・第2プレート16、17の材質としては、チップが常温接合プロセスであれば、ステンレス、加熱接合プロセスであれば、アルミニウムもしくは線膨張係数の高い材料を用いることができる。また、前記実施形態では、コアプレート(真空発生器が付設されるプレート)である第1プレート16を5種類とし、エンドプレート(真空発生器が付設されないプレート)である第2プレート17を10種類としたが、もちろんこれに限るものではなく、各プレートの数の増減は任意であり、第2プレート17側に真空源系統を配設されるものであってもよい。図16に示すバックアッププレート14では、第2プレート17において、吸着用溝40に不連続部が形成されているが、連続したもの、つまり、吸着用溝M(第1プレート16の吸着用孔26と第2プレート17の吸着用溝40とからなる溝)がエンドレスの溝であってもよい。さらに、この吸着用溝Mの形状も矩形状に限るものではない。また、どちらか一方のみに吸着用溝が形成されているものであってもよく、さらには、各プレート16、17の吸着用溝26、40を有さないものであってもよい。
第1プレート16と第2プレート17とを連結するためのねじ部材34として、前記実施形態では一本であったが、2個以上の複数本であってもよい。また、位置決め用のピン部材35を用いないものであってもよい。ピン部材35を用いる場合、第1プレート16と第2プレート17とを連結する際に、どちらか一方に付設しておけばよい。なお、図11に示すバックアッププレート14の場合、第1プレート16と第2プレート17を重ね合わせた状態で、ピン部材35を、第2プレート17の反第1プレート16側の端面側から挿入(圧入)することができる。
第1プレート16をコアプレートとし、第2プレート17をエンドプレートとした場合、前記実施形態では、コアプレートである第1プレート16の後辺24側にエンドプレートである第2プレート17を配置しているが、第1プレート16の前辺25側に第2プレート17を配置するようにしてもよく、さらには、両辺24、25に第2プレート17を配置するようにしてもよい。
第1プレート16及び第2プレート17はそれぞれ複数種類を備えているので、各種類毎に、寸法を刻印等する識別表示を行うことも可能である。このような識別表示を行うことによって、保管・管理が容易に行うことができるとともに、組合せ時に作業者が選択ミスすることがなくなって、リードフレーム10の幅寸法に対応したバックアッププレート14を安定して形成できる利点がある。
本発明のリードフレームには、通常リードフレームと呼ばれるもの以外に、基板、フィルムもリードフレームに含むものであって、バックアッププレート14としても、ボンディング装置に用いるものに限らず、種々の機械、例えば、工作機械等に用いられるバックアッププレートであってもよい。
本発明の実施形態を示すバックアッププレートを備えたボンディング装置の簡略図である。 前記バックアッププレートの第1プレートの平面図である。 前記図2のA−A線断面図である。 前記バックアッププレートの第1プレートの正面図である。 前記バックアッププレートの第1プレートの背面図である。 前記バックアッププレートの第1プレートの側面図である。 前記バックアッププレートの第2プレートの平面図である。 前記バックアッププレートの第2プレートの正面図である。 前記バックアッププレートの第2プレートの断面図である。 第1プレートと第2プレートとの組合状態の断面図である。 第1プレートと第2プレートとの組合状態の平面図である。 前記バックアッププレートの他の第2プレートの平面図である。 前記図11に示す第2プレートの正面図である。 前記図11に示す第2プレートの断面図である。 第1プレートと第2プレートとの組合状態の断面図である。 第1プレートと第2プレートとの組合状態の平面図である。 従来のバックアッププレートを備えたボンディング装置の簡略図である。 従来のバックアッププレートの簡略斜視図である。
符号の説明
14 バックアッププレート
16 第1プレート
17 第2プレート
23 リードフレーム受面(上面)
26 リードフレーム吸着用溝
36 リードフレーム受面(上面)
40 吸着用溝

Claims (6)

  1. リードフレームを支持するバックアッププレートであって、
    複数種類の第1プレートと、各第1プレートに対してそれぞれが着脱可能とされる複数種類の第2プレートとを備え、支持するリードフレームの幅寸法に対応して第1プレートと第2プレートをそれぞれ選択して組合せることを特徴とするバックアッププレート。
  2. 第1プレートのリードフレーム受面及び第2プレートのリードフレーム受面に、リードフレーム吸着用溝を有し、第1プレートと第2プレートとの連結状態で、各吸着用溝が連設されることを特徴とする請求項1のバックアッププレート。
  3. 第1プレートを第2プレートよりも幅広とし、この第1プレートを、真空発生器にてリードフレーム吸着用溝のエアを吸引する真空引を行うコアプレートとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2のバックアッププレート。
  4. 一枚の第1プレートに複数枚の第2プレートを組合せることを特徴とする請求項1〜請求項3のバックアッププレート。
  5. 複数枚の第1プレートに1枚の第2プレートを組合せること特徴とする請求項1〜請求項3のバックアッププレート。
  6. 複数枚の第1プレートに複数枚の第2プレートを組合せること特徴とする請求項1〜請求項3のバックアッププレート。
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