JP2008217842A - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】参照セルとメモリセルとを備える不揮発性記憶装置において、参照セルの良否を判定する際に参照セルからのデータ読出精度を向上させる。
【解決手段】不揮発性記憶装置は、参照セル(ダミーセル)のテスト時にのみ用いられるセルフリファレンス方式の読出回路(セルフリファレンスセンス回路21)を備える。セルフリファレンスセンス回路21は、テスト対象のダミーセルに対する書込データの書込み前にテスト対象セルから第1の値を読出して保持し、テスト対象セルに対する書込データの書込み後にテスト対象セルから第2の値を読出す。そしてセルフリファレンスセンス回路21は、第1および第2の値に基づいてテスト対象セルの読出データを生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は不揮発性記憶装置に関し、特に、磁気抵抗素子を備えるランダムアクセスメモリに関する。
磁気ランダムアクセス記憶装置(MRAM(Magnetic Random Access Memory)デバイス)は、トンネル磁気抵抗(TMR)効果を有する素子(以下、「トンネル磁気抵抗素子」と称する)をメモリセルとして備える記憶装置である。一般的に、MRAMデバイスはビット線およびディジット線の交差部分に整列した複数のメモリセルを備える。
トンネル磁気抵抗素子は、2つの磁性体薄膜でトンネル絶縁体薄膜を挟んだ構造を有する。2つの磁性体薄膜の一方は磁化方向が固定された強磁性層からなる固定層であり、他方は外部磁界に応じてその磁化方向が変化する強磁性層からなる記録層である。このような構造を有するトンネル磁気抵抗素子では、記録層および固定層の磁化方向が平行な状態および反平行な状態において、磁気抵抗がそれぞれ最大値および最小値となる。よってトンネル磁気抵抗素子を含むメモリセルでは、トンネル磁気抵抗素子中の磁気モーメントの平行状態および反平行状態が、たとえば論理値「0」および論理値「1」にそれぞれ対応付けられる。メモリセルに記憶される情報は、しきい値レベルを超える反対向きの磁場によって記録層の磁化方向が変化するまで、不揮発的に保持される。
一般的にMRAMデバイスにおいては、メモリセルの行に対応して設けられた書込選択線であるディジット線に流れる電流、および、メモリセルの列に対応して設けられたデータ線であるビット線に流れる電流によって発生する全磁場が磁性体層中の磁気ベクトルの方向を切換えるのに十分な磁場となった場合に、メモリセル内に情報を書込んだりメモリセルの状態を変化させたりすることができる。一方、メモリセルの状態(磁化の平行および反平行)により抵抗の大きさが異なるため、メモリセルからのデータの読出しには、抵抗差(抵抗値の大小)を検知する方法が通常用いられる。
抵抗値の大小を検知するための方法として、たとえばメモリセルに流れる電流の大小を基準電流(リファレンス電流)との比較により検知する方法が用いられる。多くの場合、リファレンス電流は、メモリセルと同様の構成を有する参照セル(以下、「ダミーセル」とも称する)により発生される。
たとえば特開2004−46962号公報(特許文献1)は、電気抵抗の高いソース線がリファレンスセルと同一方向に配置される記憶装置を開示する。この記憶装置では、選択メモリセルを含む第1の電流経路と、選択リファレンスセルを含む第2の電流経路との間で、ソース線上の経路長がアドレス選択結果にかかわらず自然に均衡する。よって、この記憶装置では、2つの電流経路間の電気抵抗差がアドレス選択にかかわらず選択メモリセルおよび選択リファレンスセルの電気抵抗差を反映するようになる。これによりデータ読出しマージンを向上させることが可能になる。
特開2004−103060号公報(特許文献2)は、参照セルのチップ上に占める面積を低減させつつ、正確な参照電流を発生させて判定を行なうことが可能な不揮発性記憶装置を開示する。この不揮発性記憶装置は“H”データを保持するセルと“L”データを保持するセルとを用いてセンスアンプに平均的にリファレンス電流を供給する。
米国特許第6111781号明細書(特許文献3)は、ビット線に平行に配置されるリファレンスセルを備えるMRAMデバイスを開示する。
特開2004−46962号公報 特開2004−103060号公報 米国特許第6111781号明細書
リファレンス電流を発生させるためにダミーセルを用いる場合には、ダミーセルに記憶されるデータが正しいデータでなければならない。もし、ダミーセルに記憶されるデータがダミーセルに本来記憶されるべきデータと異なる場合には、たとえばダミーセルに書込みを行なってダミーセルに記憶されるデータを修正する必要がある。
しかしながら、ダミーセルに記憶されるデータが本来のデータと同じか否かを判定するためには、ダミーセルからデータを読出す必要がある。また、ダミーセルに書込みを行なった場合にも、ダミーセルに記憶されるデータが修正されたか否かを確認するためにはダミーセルからデータを読出す必要がある。
上述した方法を用いてダミーセルからデータを読出す場合には、ダミーセルに流れる電流を基準電流と比較することが必要になる。しかしながら一般的には回路面積の増加を抑制するため等の理由により、ダミーセルからのデータ読出に必要なリファレンス電流を生成する電流生成回路は記憶装置内に設けられていない。
たとえば、所定の抵抗値を有する抵抗体を用いてこのような電流生成回路を構成することは可能である。ただしダミーセルの抵抗値がロットやチップ間でばらつく場合、あるいは、抵抗体の抵抗値がばらつく場合には、ダミーセルからのデータを読出す際の読出精度が低下する可能性がある。よって、あるダミーセルに対してデータの書込みが必要であってもそのダミーセルにデータが書込まれない可能性がある。これによりメモリセルからのデータ読出精度が低下することが考えられる。
本発明の目的は、参照セルとメモリセルとを備える不揮発性記憶装置において、参照セルの良否を判定する際に参照セルからのデータ読出精度を向上させることである。
本発明の一実施例によると、不揮発性記憶装置であって、行列状に配置され、各々がデータを不揮発的に記憶する複数のメモリセルと、各々が複数のメモリセルから読出すデータを判別するための値を不揮発的に記憶する複数の参照メモリセルと、選択回路と、書込回路と、読出回路と、テスト回路とを備える。選択回路は、アドレス信号に応じて、複数の参照メモリセルの中からテスト対象セルを選択する。書込回路は、テスト対象セルが記憶している値と異なる値を有する書込データをテスト対象セルに対して書込む。読出回路は、テスト対象セルに対する書込データの書込み前にテスト対象セルから第1の値を読出して保持し、テスト対象セルに対する書込データの書込み後にテスト対象セルから第2の値を読出す。読出回路は、第1および第2の値に基づいてテスト対象セルの読出データを生成する。テスト回路は、読出回路および書込回路を制御する。テスト回路は、読出回路から読出データを受けて、読出データに基づいてテスト対象セルの良否を判定する。
この実施例によれば、チップやロットごとにダミーセルの抵抗値がばらついたとしても、テスト対象のダミーセル(参照セル)のテスト時に、そのダミーセルに記憶されるデータを正確に読出すことが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
<全体構成>
図1は、実施の形態1の不揮発性記憶装置の全体構成を示す図である。
図1を参照して、不揮発性記憶装置100は、データを不揮発的に記憶するMRAMメモリ部101と、MRAMメモリ部101に含まれるダミーセルをテストするためのテスト部102とを含む。
MRAMメモリ部101は外部からアドレス信号ADおよび動作モードを指示するコマンドCMDを受けてデータの入出力を行なう。後述するように、MRAMメモリ部101は、複数のメモリセルと、複数のメモリセルから読出すデータを判別するための参照値を記憶する複数の参照セル(以下、ダミーセルという)とを含む。
MRAMメモリ部101はアドレス信号ADおよびコマンドCMDにより2つのメモリセルからのデータの読出しが指示される場合には、その2つのメモリセルのそれぞれから読出したデータDout1,Dout2を出力する。一方、MRAMメモリ部101はアドレス信号ADおよびコマンドCMDにより2つのダミーセルからのデータの読出しが指示される場合には、その2つのダミーセルのそれぞれから読出したデータTD1,TD2を出力する。
なお、不揮発性記憶装置100に含まれるメモリ部はMRAMデバイスに限定されず、データを不揮発に記憶するメモリデバイスであれば、たとえばFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)やフラッシュメモリ等でもよい。
テスト部102は、不揮発性記憶装置の動作モードをテストモードに設定するための信号TMを受ける。テスト部102は信号TMの活性化に応じてMRAMメモリ部101に含まれるダミーセルのテストを実行し、信号TMの非活性化時にはその動作を停止する。なお信号TMの非活性化時には、MRAMメモリ部101の動作モードは通常動作モードに設定されて、MRAMメモリ部101ではメモリセルに対するデータの入出力が行なわれる。
テスト部102は、MUX(マルチプレクサ)111と、ダミーセル書込制御回路112と、判定回路113とを含む。MUX111は信号TMの非活性化時にはデータDout1,Dout2(2つのメモリセルからのデータ)をそれぞれデータDO1,DO2として出力する。一方、MUX111は信号TMの活性化時にはデータTD1,TD2(2つのダミーセルからのデータ)をデータDO1,DO2としてそれぞれ出力する。データDO1,DO2は外部に出力されるだけでなく判定回路113にも入力される。
判定回路113は、外部からデータDin1,Din2を受ける。データDin1,Din2はそれぞれデータTD1,TD2の期待値である。
判定回路113はデータDO1(TD1)とデータDin1とを比較するとともに、データDO2(TD2)とデータDin2とを比較して、MRAMメモリ部101から読出されたデータが、期待値と一致するか否かを判定する。
ダミーセル書込制御回路112は、信号TMの活性化に応じて活性化されると、MRAMメモリ部101に対して信号/SE,SW,Int−WEを送る。これに応じてMRAMメモリ部101はデータTD1,TD2を出力する。さらにダミーセル書込制御回路112は判定回路113からの判定結果を受けて、MRAMメモリ部101から読出されたデータ(TD1,TD2)が期待値と異なる場合にMRAMメモリ部101に対して信号Int−WEを送る。ダミーセル書込制御回路112は、外部クロック信号Ext−CLKに同期して上述の動作を行なう。
なお、信号TM、データDin1,Din2、アドレス信号AD、コマンドCMDは、たとえば図示しないテスト装置から不揮発性記憶装置100に入力される。
図2は、図1のMRAMメモリ部101の構成を概略的に示す図である。
図2を参照して、MRAMメモリ部101は、行列状に配列される複数のメモリセルMCを有するメモリセルアレイ1を含む。メモリセルMCは、記憶データに応じて電気的抵抗値が変化するトンネル磁気抵抗素子を含む。
メモリセルMCの各行に対応して、ワード線WLおよびディジット線DLが配置され、メモリセルの各列に対応してビット線BLおよびソース線SLが配置される。なお図2においては、破線円で示される1つのメモリセルMCに対するワード線WL、ディジット線DL、ビット線BLおよびソース線SLを代表的に示す。
MRAMメモリ部101は、さらに、主制御回路2と、アドレス入力回路3と、ワード線駆動回路4と、ディジット線駆動回路5とを含む。主制御回路2は、外部からの動作モードを指示するコマンドCMDをクロック信号CLKに同期して取込み、各種内部動作指示信号を生成する。クロック信号CLKは図1に示す外部クロック信号Ext−CLKでもよいし、たとえば、MRAMメモリ部101が外部クロック信号から内部クロック信号を生成するクロック信号生成回路を備える場合には、クロック信号CLKはそのクロック信号生成回路により生成されてもよい。
アドレス入力回路3は主制御回路2からの行アドレスラッチ指示信号RALおよび列アドレスラッチ指示信号CALに従って外部からのアドレス信号ADを取込み、内部行アドレス信号RAおよび内部列アドレス信号CAを生成する。ワード線駆動回路4は、主制御回路2からのワード線活性化信号RXに従って、アドレス入力回路3からの内部行アドレス信号RAをデコードし、アドレス指定されたワード線を選択状態へ駆動する。ディジット線駆動回路5は、主制御回路2からの書込活性化信号WXに従ってアドレス入力回路3からの内部行アドレス信号RAをデコードし、アドレス指定されたディジット線へ書込電流を供給する。
MRAMメモリ部101は、さらに、列選択回路6を含む。列選択回路6は、メモリセルに対する読出/書込時にはアドレス入力回路3からの内部列アドレス信号CAをデコードし、メモリセルアレイ1の列を選択する列選択信号を生成する。
MRAMメモリ部101は、さらに、読出ビット線選択回路8と、読出回路9と、ビット線駆動回路10と、入出力回路11とを含む。
読出ビット線選択回路8は、メモリセルからのデータの読出時に列選択回路6からの列選択信号に従ってアドレス指定された列に対応するビット線を選択する。読出回路9は、列選択回路6により選択された列に対応するビット線を流れる電流を検出して読出データを生成する。ビット線駆動回路10は、列選択信号に従って選択列に対応するビット線に対して電流を供給する。読出回路9は、メモリセルからのデータ読出時には主制御回路2からのデータ読出活性化信号SENに従ってビット線へ読出電流を供給し、この読出電流に応じて読出データを生成する。
入出力回路11は、主制御回路2からの出力活性化信号OENに従って読出回路9からの読出データをバッファ処理して外部読出データ(Dout1,Dout2,TD1,TD2)を生成する出力回路を含む。この入出力回路11は、また外部からのデータDINに従って内部データを生成してビット線駆動回路10へ与える。この入出力回路11の入力回路は、クロック信号CLKに同期して各クロックサイクルにおいて、書込データを生成してもよいし、主制御回路2からの図示しない書込指示信号に従ってデータDINをラッチして内部書込データを生成してもよい。
なお、図2に示す構成においては、メモリセルアレイ1の両側に対向してワード線駆動回路4およびディジット線駆動回路5が配設される。これらのワード線駆動回路4およびディジット線駆動回路5は、メモリセルアレイの一方側に隣接して配置されてもよい。
ダミーセルのテスト時には、ワード線活性化信号RXおよび内部行アドレス信号RAに応じてワード線駆動回路4はダミーセルに対応するワード線を駆動する。また、信号TMの活性化に応じて列選択回路6は読出ビット線選択回路8を制御してダミーセルに対応するビット線を選択する。読出回路9は信号TMおよび信号/SEを受けて、選択されたダミーセルからデータを読出す。
さらに、ダミーセルにデータの書込みが必要な場合、ディジット線駆動回路5には書込活性化信号WXに代えて信号Int−WEが入力されるとともに、ビット線駆動回路10にも信号Int−WEが入力される。この場合、ディジット線駆動回路5は、アドレス入力回路3からの内部行アドレス信号RAをデコードして、アドレス指定されたディジット線へ書込電流を供給する。また、ビット線駆動回路10はダミーセルに対応するビット線に書込電流を供給する。
図3は、図2に示すMRAMメモリ部101の要部の構成をより具体的に示す図である。
図3を参照して、メモリセルアレイ1は、各々がデータを不揮発的に記憶する複数のメモリセルMCと、ワード線WL1,WL2〜WLmと、ディジット線DL1,DL2〜DLmと、ビット線BL1,BL2〜BLn−1,BLnとを含む。ここでmおよびnは2以上の整数である。
複数のメモリセルMCは行列状に配置される。複数のメモリセルMCの各行に対応して、ワード線WL1〜WLmおよびディジット線DL1〜DLmが配置され、複数のメモリセルMCの各列に対応して、ビット線BL1〜BLnが配置される。なおメモリセルアレイ1では複数のメモリセルMCの各列に対応して、複数のソース線が配置されているが、図3においては図面を簡略化するため複数のソース線は示していない。
メモリセルアレイ1は、さらに、複数のメモリセルMCの各々が記憶するデータを判別するための値(データ)を記憶する複数のダミーセルDMを含む。複数のダミーセルDMはm行×2列に配置され、複数のメモリセルMCとワード線およびディジット線を共有する。図3に示す構成では複数のダミーセルDMは、複数のメモリセルMCの行に沿って複数のメモリセルMCとメモリセルアレイ1を構成するように配置されるが、複数のダミーセルDMは、複数のメモリセルMCの列に沿って、複数のメモリセルMCとメモリセルアレイ1を構成するように配置されてもよい。また、複数のダミーセルDMは、メモリセルアレイ1と異なる場所に配置されていてもよい。
メモリセルアレイ1は、さらに、複数のダミーセルDMの各列に沿って配置されるダミービット線BLd1,BLd2を含む。
ワード線駆動回路4は、ワード線WL1〜WLmのうち対応のワード線を選択状態へ駆動する。ディジット線駆動回路5は、ディジット線DL1〜DLmのうち対応のディジット線を選択状態に駆動する。
複数のメモリセルMCからのデータの読出しのため、複数のメモリセルMCの各列に対応して複数のデータ線DBL1,DBL2〜DBLn−1,DBLnが設けられる。列選択回路6は、メモリセルの書込時および読出時においてメモリセルアレイ1の列を選択する。読出ビット線選択回路8は、メモリセルの読出時に複数のビット線BL1〜BLnのうち列選択回路6により選択された列に対応するビット線と、複数のデータ線DBL1〜DBLnのうち、そのビット線に対応するデータ線とを接続する。
ビット線駆動回路10は、メモリセルの書込/読出時に、列選択回路6により選択されたメモリセルアレイ1の列に対応するビット線に書込電流/読出電流を流す。同様にビット線駆動回路10は、ダミーセルの書込/読出時にダミービット線BLd1,BLd2に書込電流/読出電流を流す。なおダミーセルの書込/読出時には、信号TMが活性化される。これにより列選択回路6はダミーセルの列を選択せず、ダミービット線BLd1,BLd2の両方に電流を流すようビット線駆動回路10を制御する。
読出回路9は、セルフリファレンスセンス回路21と、テスト用選択ゲート22と、テスト用カットオフゲート23と、センスアンプ(S/A)24,25と、内部データ読出線LIO1,LIO2,RL1,RL2とを含む。
セルフリファレンスセンス回路21は、テスト用選択ゲート22を介して内部データ読出線RL1,RL2に接続される。内部データ読出線RL1,RL2はダミービット線BLd1,BLd2にそれぞれ接続される。
セルフリファレンスセンス回路21はダミービット線BLd1(BLd2)に沿って配置される複数のダミーセルのうち対象のダミーセルに対して読出処理を行ない、データTD1(TD2)を読出データとして出力する。なお、セルフリファレンスセンス回路21の構成および動作の詳細は後述する。
テスト用選択ゲート22は、信号TMに応じて、導通状態(オン状態)と非導通状態(オフ状態)とを切替える。これによりセルフリファレンスセンス回路21と内部データ読出線RL1,RL2との接続が制御される。
テスト用カットオフゲート23は、信号TMに応じて、導通状態(オン状態)と非導通状態(オフ状態)とを切替える。これにより、センスアンプ24と内部データ読出線RL1,LIO1との間の接続が制御されるとともに、センスアンプ25と内部データ読出線RL2,LIO2との間の接続が制御される。
次に、図3を参照しながら、メモリセルMCからのデータの読出方法を説明する。以下ではワード線WL1およびディジット線DL1に沿って配置されるメモリセルMC1,MC2からデータを読出す場合について説明する。
メモリセルからのデータ読出し時には信号TMがLレベルに設定される。これによりテスト用選択ゲート22がオフ状態となりテスト用カットオフゲート23がオン状態となる。
次にワード線駆動回路4がワード線WL1を選択して活性化する。続いて、読出ビット線選択回路8がビット線BL1,BL2を選択して、ビット線BL1,BL2を内部読出データ線LIO1,LIO2にそれぞれ接続する。このとき内部読出データ線LIO1,LIO2にはそれぞれセル電流Is1,Is2が流れる。
一方、ビット線駆動回路10は、ダミービット線BLd1,BLd2に読出電流を流す。たとえばダミービット線BLd1に沿って配置される複数のダミーセルは“H”データを記憶し、ダミービット線BLd2に沿って配置される複数のダミーセルは“L”データを記憶する。ワード線WL1、ダミービット線BLd1,BLd2が選択されることで、ダミーセルDM1,DM2にセル電流が流れる。ダミーセルDM1には“H”データに対応するリファレンス電流IrefHが流れ、ダミーセルDM2には“L”データに対応するリファレンス電流IrefLが流れる。
ここで内部データ読出線RL1,RL2が接続されているため、センスアンプ24,25の各々にはリファレンス電流Irefとして、1/2(IrefH+IrefL)の大きさの電流が流れる。このようにして発生させたリファレンス電流Irefはリファレンス電流IrefHとリファレンス電流IrefLとの正確な中間電流となっているので、メモリセル読出しのためのリファレンス電流にすることができる。
センスアンプ24(25)はセル電流Is1(Is2)をリファレンス電流Irefと比較判定して、論理レベルが“H”または“L”レベルのデータDout1(Dout2)を出力する。
なお、図3に示すセル電流Is1,Is2およびリファレンス電流Irefの流れる向きを示す矢印は説明の便宜上付したものであり、各電流の向きは図3に示す向きと逆でもよい。
ダミーセルDM1,DM2に対するテスト時には、信号TMのレベルは“H”レベルである。このときにはテスト用選択ゲート22はオン状態となり、テスト用カットオフゲート23はオン状態となる。これによりダミービット線BLd1,BLd2はセルフリファレンスセンス回路21に接続される。そして、セルフリファレンスセンス回路21は信号/SEに応じてダミーセルDM1,DM2からデータの読出しを行なって、データTD1,TD2を読出データとして出力する。
一方、ダミーセルへの書込時には、信号Int−WEに応じてディジット線駆動回路5およびビット線駆動回路10が活性化される。そして、書込対象のダミーセルに対応するディジット線およびビット線に書込電流が印加されてダミーセルにデータが書込まれる。ダミーセルへのデータの書込方法については後述する。
図4は、図3に示すセルフリファレンスセンス回路21の構成を示す図である。
図4を参照して、セルフリファレンスセンス回路21はセンスアンプ部31,32と、電源電圧Vddから電圧VNGを生成する電圧生成回路33とを含む。
センスアンプ部31は、PチャネルMOSトランジスタPM1〜PM3と、NチャネルMOSトランジスタNM1,NM2と、キャパシタC1と、スイッチφ1と、比較器CPとを含む。
PチャネルMOSトランジスタPM1は電源電圧VddとノードN1との間に接続され、ゲートに信号/SEを受ける。PチャネルMOSトランジスタPM2はノードN1とノードN2との間に接続され、PチャネルMOSトランジスタPM3はノードN1とノードN3との間に接続される。PチャネルMOSトランジスタPM2,PM3のゲートはともにノードN2に接続される。PチャネルMOSトランジスタPM1〜PM3はカレントミラー回路を構成する。
NチャネルMOSトランジスタNM1はノードN3と接地との間に接続される。NチャネルMOSトランジスタNM1のゲートはノードNAに接続される。NチャネルMOSトランジスタNM2はノードN2とダミービット線BLd1(内部データ読出線RL1)とに接続される。NチャネルMOSトランジスタNM2のゲートは電圧生成回路33に接続されて、電圧VNGを受ける。電圧VNGは電源電圧Vddよりも低い電圧である。
スイッチφ1はノードN3とノードNAとの間に接続され、信号SWに応じて導通状態(オン状態)と非導通状態(オフ状態)とを切替える。キャパシタC1はノードNAと接地との間に接続される。比較器CPの2つの入力端子の一方および他方はノードN3およびノードNAにそれぞれ接続される。比較器CPはデータTD1を出力する。
センスアンプ部32は、ダミービット線BLd2(内部データ読出線RL2)に接続されるとともに電圧VNGを受けてデータTD2を出力する。センスアンプ部32の内部構成は、センスアンプ部31の構成と同様であるので、詳細については以後の説明を繰返さない。また、センスアンプ部32の動作はセンスアンプ部31の動作と同様である。
センスアンプ部31,32は「セルフリファレンス方式」と呼ばれるデータ読出方式により読出データであるデータTD1,TD2を生成する。この方式では、まず、選択されたダミーセルのデータを読出して保持する。次いで、このダミーセルに記憶されているデータと異なるデータをダミーセルに書込む。再びこのダミーセルからデータを読出し、保持されているデータと新たに読出されたデータとの比較を行なって読出データを生成する。
トンネル磁気抵抗素子を含むメモリセルの場合、トンネル磁気抵抗素子の磁気モーメントの平行状態および反平行状態が、たとえば論理値「0」および論理値「1」にそれぞれ対応付けられる。メモリセルの状態(磁化の平行および反平行)により抵抗値の大きさが異なるため、メモリセルからのデータの読出しには、抵抗差(抵抗値の大小)を検知する方法が通常用いられる。抵抗値の大小を検知するための方法として、メモリセルに流れる電流の大小を基準電流(リファレンス電流)との比較により検知する方法が多く用いられる。この方法を用いてダミーセルからデータを読出す場合には、ダミーセルに流れる電流を基準電流と比較することが必要になる。
しかしながら一般的には回路面積の増加を抑制するため等の理由により、ダミーセルからのデータ読出に必要なリファレンス電流を生成する電流生成回路は記憶装置内に設けられていない。したがってダミーセルからのデータ読出のためにリファレンス電流生成回路を不揮発性記憶装置に設けた場合には、回路面積が増加するという課題が生じる。
一方、本実施の形態では、セルフリファレンス方式を用いてダミーセルからのデータを読み出す。この方式によれば1回目に読出されたデータと、2回目に読出されたデータとの比較により読出データを生成する。これにより、ダミーセルからのデータを読出すためのリファレンス電流生成回路を設ける必要がなくなる。
また、トンネル磁気抵抗素子を含むメモリセルでは、高抵抗状態と低抵抗状態の抵抗値の比が十分大きいことがデータを正確に読出すために要求される。メモリセルの磁化特性などが製造時のパラメータなどのばらつきによりばらついた場合、可変磁気抵抗素子の抵抗値も同様にばらつく。このような場合、ダミーセルに流れる電流と基準電流との比較によりダミーセルからデータを読出した場合、正確なデータ読出を保証できなくなる可能性がある。
本実施の形態ではセンスアンプ部31(32)は、選択されたダミーセルのデータを読出して保持する。次いで、この選択メモリセルに読出したデータと異なるデータを書込む。センスアンプ部31(32)はこのダミーセルから書込んだデータを読出し、先の保持された読出データとこの新たに読出されたデータとの比較を行なって内部読出データを生成する。同一のダミーセルから2回目に読出されたデータには、1回目に読出された元の記憶データと同じ方向の抵抗値変動の影響が現われている。よって両者を比較することにより、この影響を相殺して、データを精度よく読出すことが可能になる。
ただし、セルフリファレンス方式の場合、セルからのデータ読出しは基本的に破壊読出しになる。つまり、2回目のデータ読出が実行された時点で、ダミーセルに記憶されるデータは元のデータと異なるデータになる。本実施の形態ではこの点を考慮して期待値(データDin1,Din2)を予め設定することにより、ダミーセルのテストを行なうことが可能になる。
続いてセンスアンプ部31の動作について概要を説明する。まず信号/SEおよびワード線WL1が活性化される。これによりダミーセルDM1、ダミービット線BLd1にセル電流Icellが流れる。このときスイッチφ1はオン状態であり、センスアンプ部31ではセル電流Icellおよびミラー電流Idsが流れる。キャパシタC1はミラー電流Idsにより充電される。キャパシタC1の電位は比較器CPの一方の入力端子の電位RSAOとなる。
ダミーセルへの書込時には信号/SE,SWが非活性化される。そしてセンスアンプ部31はダミーセルに元のデータと論理レベルが異なる書込データを書込む。続いてワード線WL1および信号/SEが活性化される。この場合にも、ダミーセルDM1、ダミービット線BLd1、内部データ読出線RL1にセル電流Icellが流れる。ただし信号SWは非活性化されているためスイッチφ1はオフ状態である。よってセル電流Icell(ミラー電流Ids)は比較器CPの他方の入力端子の電位SAOに反映される。
比較器CPは電位SAOと電位RSAOとを比較した結果をデータTD1として出力する。例えば1回目および2回目の読出データがそれぞれ“L”データおよび“H”データであればデータTD1は“H”データとなる。逆に1回目および2回目の読出データがそれぞれ“H”データおよび“L”データであればデータTD1は“L”データとなる。
なお、図2に示すワード線駆動回路4と、列選択回路6と、読出ビット線選択回路8とは、本発明における「選択回路」を構成する。図2に示すディジット線駆動回路5と、ビット線駆動回路10とは、本発明における「書込回路」を構成する。図3に示すセルフリファレンスセンス回路21は、本発明における「読出回路」に対応する。
<メモリセルの構成および動作>
図5は、図2のメモリセルアレイ1に含まれるメモリセルMCの構成を示す概略図である。なおダミーセルの構成も図5に示すメモリセルMCの構成と同様である。よってダミーセルの構成については以後の説明を繰返さない。
図5を参照して、メモリセルMCは、トンネル磁気抵抗素子TMRと、アクセストランジスタATRとを含む。アクセストランジスタATRは、ビット線BLおよびソース線SLの間に、トンネル磁気抵抗素子TMRと直列に接続される。代表的には、アクセストランジスタATRとして、半導体基板上に形成された電界効果型トランジスタが適用される。
データ読出時においては、アクセストランジスタATRはワード線WLの活性化に応答してターンオンする。アクセストランジスタATRのターンオンに応答して、トンネル磁気抵抗素子TMRは、ソース線SLおよびビット線BLの間に電気的に結合される。これにより、トンネル磁気抵抗素子TMRは、所定電圧(たとえば接地電圧GND)へプルダウンされた状態でビット線BLと電気的に結合される。この状態で、ビット線BLを所定電圧へプルアップすれば、ビット線BLおよびトンネル磁気抵抗素子TMRを含む電流経路を、トンネル磁気抵抗素子TMRの電気抵抗に応じた、すなわちメモリセルの記憶データのレベルに応じたメモリセル電流が流れる。
一方、データ書込時においては、ワード線WLが非活性化されて、アクセストランジスタATRはターンオフされる。この状態で、ビット線BLおよびディジット線DLに流れる電流により生じた磁界を用いて磁性体層の磁化方向を決定することによりデータが書込まれる。
図6は、図5に示すトンネル磁気抵抗素子TMRの構成の一例を示す断面図である。なお、以下に示すトンネル磁気抵抗素子TMRの構成は、たとえば米国特許第6545906号明細書に開示される。
図6を参照して、トンネル磁気抵抗素子TMRは、ビット線BLと下部電極56とにより挟まれる。下部電極56の下方にディジット線DLが設けられる。トンネル磁気抵抗素子TMRは、記録層41と、固定層42と、非磁性体からなるトンネル絶縁層43とを含む。なお、図6に示すトンネル磁気抵抗素子TMRの構成では、ビット線BLはTMR素子に直接接続されている。しかしながら、書込電流が流れるビット線BLとディジット線DLとはトンネル磁気抵抗素子TMRに直接的に接続(または接触)している必要はない。
記録層41は、反平行結合(SAF:Synthesis Anti-Ferromagnetic)素子を構成する。より詳細に説明すると、記録層41は、2つの強磁性体層45,55と、強磁性体層45,55により挟まれる非磁性体の結合層65とを含む。強磁性体層45の磁気モーメント57の向きと強磁性体層55の磁気モーメント53の向きは、常時逆向きである。
磁気モーメント50は固定層42の磁気モーメントを示す。磁気モーメント50の向きは一定である。トンネル磁気抵抗素子TMRの抵抗は、磁気モーメント53の方向が磁気モーメント50の方向と平行であるか、反平行であるかにより変わる。
記録層41はSAF構造を有する。さらに、詳細は後述するが、トンネル磁気抵抗素子TMRの磁化容易軸は、直交する2方向の磁場(ビット線BLに流れる電流により生じる磁場、および、ディジット線BLに流れる電流により生じる磁場)に対して中間方向(45°の方向)に向けられる。このように記録層41の構造、トンネル磁気抵抗素子TMRの磁化容易軸、ビット線BLに流れる電流により生じる磁場の方向、およびディジット線DLに流れる電流により生じる磁場の方向を定めることにより、ビット線BLおよび/またはディジット線に単極性(一方向)の電流パルスを印加したときに記録層の磁気モーメントを回転させることが可能になる。この結果、記録層41の磁化の方向を最初の磁化方向と逆の方向を向くように変化させることができる。よって本実施の形態では、メモリセルおよびダミーセルに記憶されるデータの書換えを容易に行なうことができる。
図7は、トンネル磁気抵抗素子TMRの配置を模式的に示す平面図である。
強磁性体には、結晶構造や形状などにより磁化しやすい方向(エネルギが低い状態)があり、この方向を磁化容易軸(Easy Axis)と呼ぶ。記憶素子の磁化の保持状態は磁化容易軸に沿う方向である。これに対し、磁化しにくい方向は磁化困難軸(Hard Axis)と呼ばれる。本実施の形態ではトンネル磁気抵抗素子TMRの磁化容易軸は、ビット線BLおよびディジット線DLに対して45°の角度に傾けて配置される。磁気モーメント53,57の方向は、ビット線BLおよびディジット線DLに対して45°の方向となる。また磁気モーメント53,57の向きは互いに逆である。すなわち、2つの交差する書込電流線(ビット線BLおよびディジット線DL)の交点に、トンネル磁気抵抗素子TMRの容易磁化軸が、これら2つの交差する書込電流線の中間方向を向くように配置される。
ビット線電流IBが矢印60の向き(Y軸の正方向)に流れると、矢印80の向き(X軸の正方向)に磁場H(BL)が生じる。またディジット線電流IDが矢印70の向き(X軸の正方向)に流れると、矢印90の向き(Y軸の正方向)に磁場H(DL)が生じる。
図8は、図7に示すトンネル磁気抵抗素子TMRにおける磁気モーメントの回転を説明するための図である。
図8および図7を参照して、ディジット線電流IDおよびビット線電流IBを流すことにより、トンネル磁気抵抗素子TMRの抵抗値は大きい状態から小さい状態に変化する。
まず期間t1では、ディジット線電流IDのみ流れることで磁場H(DL)が生じる。磁場H(DL)の大きさがあるしきい値よりも大きくなると、磁気モーメント53と磁気モーメント57との合成ベクトルの向きが磁場H(DL)の向きと等しくなるように磁気モーメント53と磁気モーメント57とが回転する。このような現象はスピンフロップとも称される。なお、図8では、磁気モーメント53と磁気モーメント57との合成ベクトルを便宜的に「磁気モーメント40」として示す。
次に期間t2では、ディジット線電流IDおよびビット線電流IBの両方が流れる。これにより、磁場H(BL)および磁場H(DL)が生じる。磁場H(BL)および磁場H(DL)に応じて磁気モーメント53と磁気モーメント57が回転する。これにより磁気モーメント40も回転する。
続いて期間t3では、ビット線電流IBのみ流れる。これにより、磁場H(BL)のみが生じる。磁場H(BL)に応じて磁気モーメント53と磁気モーメント57が回転する。これにより磁気モーメント40も回転する。
期間t4では、ディジット線電流IDおよびビット線電流IBはともに生じない。このため磁気モーメント53,57の向きが互いに逆となる。ただし、磁気モーメント53,57の向きはともに最初の向きと180°回転する。この状態においてトンネル磁気抵抗素子の抵抗値は小さくなる。
このように、本実施の形態におけるトンネル磁気抵抗素子においては、書込電流の向き、すなわちディジット線電流IDおよびビット線電流IBの向きが常に一定の向きでよい。このため本実施の形態によれば、メモリセルに電流を印加するための電流印加回路の構成を簡略化(小面積化)することができる。
また、図8に示すメモリセルへの書込方法では、初期状態(トンネル磁気抵抗素子の抵抗値の大小)に関係なく、期間t1〜t4にわたる電流印加処理により磁化の方向を180°回転させることができる。つまりトンネル磁気抵抗素子TMRの抵抗値を小さい状態から大きい状態に変化させる場合にも、期間t1〜t4にわたる電流印加処理を行なえばよい。よってメモリセルアレイ1にデータを書込む場合には、データを書込む前にメモリセルアレイ1からデータが読出され、データを反転させる必要があるメモリセルに対してのみ書込みが行なわれる。
<ダミーセルのテスト処理>
以下、複数のダミーセルのうち、図3で示すダミーセルDM1,DM2をテスト対象のダミーセルとして説明する。
図9は、図3に示すダミーセルDM1,DM2のテスト処理を説明するフローチャートである。
図9および図3を参照して、まずステップS1において、不揮発性記憶装置100の動作モードがダミーセル書込モードに設定される。すなわち信号TMのレベルが“L”レベルから“H”レベルに変化する。
ステップS2〜S5の処理は、データTD1,TD2を生成する読出データ生成処理である。
ステップS2において、ダミーセルDM1,DM2に対して1回目のデータ読出しが行なわれる。このとき信号/SE,SWが活性化される。応じてセルフリファレンスセンス回路21は、ダミーセルDM1,DM2からデータ(第1の値)を読出して、その内部に読出したデータを保持する。図4に示すように、センスアンプ部31(32)ではスイッチφ1がオン状態となり、各センスアンプ部ではキャパシタC1の電位がダミーセルから読出されたデータに対応する電位になる。
ステップS3において、信号Int−WEが活性化される。これによりダミーセルDM1,DM2への書込み、すなわちビット線およびディジット線へのパルス電流の印加が行なわれてダミーセルDM1,DM2に記憶されるデータの論理レベルが反転する。つまり、ダミーセルDM1,DM2に、記憶している値と異なる値を有する書込データが書込まれる。なお、ステップS3では信号/SE,SWはいずれも非活性化される。
ステップS4において、信号/SEが活性化されると、2回目のデータ読出しが行なわれる。セルフリファレンスセンス回路21はダミーセルDM1,DM2からデータ(第2の値)を読出す。
ステップS5において、セルフリファレンスセンス回路21は、ダミーセルから1回目に読出されたデータおよび2回目の読出データの比較から、ダミーセルDM1,DM2の読出データのレベルが“H”または“L”のいずれであるかを判定する。そしてセルフリファレンスセンス回路21は判定結果に応じたデータTD1,TD2を出力する。
ステップS6以後の処理は、ダミーセルからのデータ読出しの後の処理である。ステップS6において、判定回路113(図1)は、データTD1(TD2)とデータDin1(Din2)とを比較判定する。そして判定回路113は、判定結果をダミーセル書込制御回路112(図1)に出力する。ダミーセル書込制御回路112は判定回路113での判定結果に基づいてダミーセルDM1(DM2)への書込を行なうか否かを決定する。
判定回路113において、MRAMメモリ部101からのデータが書込データ(期待値)と一致する場合、すなわち、データTD1(TD2)がデータDin1(Din2)と一致する場合には、ダミーセル書込制御回路112は信号Int−WEを非活性化状態のままに保つ。よって、ダミーセルDM1,DM2への書込は行なわれない。MRAMメモリ部101からのデータと書込データとが不一致の場合には、ダミーセル書込制御回路112は信号Int−WEを活性化する(ステップS7)。これによりダミーセルDM1(またはダミーセルDM2)への書込が行なわれて、ダミーセルDM1(またはダミーセルDM2)に記憶されるデータを正しいデータとすることができる。
続いてダミーセルDM1,DM2に対するテストが終了すると、不揮発性記憶装置はダミーセル書込モードでの動作を終了する(ステップS8)。すなわち信号TMのレベルが“H”レベルから“L”レベルに変化する。
図10は、図9に示すフローチャートの処理に対応するタイミングチャートである。なお図10は、外部クロック信号Ext−CLK、信号Int−WE,/SE,SW、アドレス信号AD、およびデータDin1,TD1,Din2,TD2の変化を示す。
図10および図9を参照して、時刻t1〜t2の期間(クロックサイクル(1))にはステップS2の処理が実行される。時刻t1において外部クロック信号Ext−CLKが立ち上がると応じて信号/SE,SWが活性化される。さらに時刻t1においてワード線WL1(図3)を選択するようアドレス信号ADが設定される。このときのアドレス信号ADを図10では「RA(1)」と示す。これによりダミーセルDM1,DM2(図3)からデータが読出される。外部クロック信号Ext−CLKが立下がると応じて信号/SE,SWが非活性化され、ダミーセルからのデータの読出が終了する。
時刻t2〜t3の期間(クロックサイクル(2))にはステップS3の処理が実行される。時刻t2において外部クロック信号Ext−CLKが立ち上がると応じて信号Int−WEが活性化される。クロックサイクル(2)の期間には図8に示すようにビット線電流IBおよびディジット線電流IDが変化して、ダミーセルDM1,DM2(図3)にデータが書込まれる。外部クロック信号Ext−CLKが立下がると応じて信号Int−WEが非活性化され、ダミーセルDM1,DM2へのデータの書込みが終了する。
時刻t3〜t4の期間(クロックサイクル(3))にはステップS4の処理が実行される。時刻t3において外部クロック信号Ext−CLKが立ち上がると応じて信号/SEが活性化される。なお信号SWは非活性化されたままである。信号/SEの活性化に応じてダミーセルDM1,DM2からデータが読出され、データTD1(TD2)の論理レベルが“L”または“H”に確定する。
時刻t4〜t5の期間(クロックサイクル(4))にはステップS5〜S7の処理が実行される。図10においてデータDin1,Din2はそれぞれ“H”データおよび“L”データである。外部クロック信号Ext−CLKの立ち上がりに応じて、データDin1(Din2)とデータTD1(TD2)との比較判定が行なわれ、ダミーセルDM1(DM2)へのデータ書込みが必要か否かが判定される。データ書込みが必要な場合には外部クロック信号Ext−CLKの立ち上がりに応じて信号Int−WEが活性化される。つまり信号Int−WEが“H”レベルになる。データ書込みが必要な場合には信号Int−WEは非活性化されたまま(“L”レベルのまま)である。
なお、データTD1(TD2)はクロックサイクル(3)の期間において論理レベルが確定されるが、それ以外の期間では無効なデータである。
なお、図10に示す各サイクルは外部クロック信号Ext−CLKの立ち上がりにのみ依存してもよい。すなわち、外部クロック信号Ext−CLKの立下りに応じて信号/SE,SW,Int−WEの非活性化が行なわれなくてもよい。たとえば内部遅延制御により信号/SE,SW,Int−WEの非活性化を行なうことで、外部クロック信号Ext−CLKの立下りに依存せずに信号/SE,SW,Int−WEを非活性化させることができる。
このように実施の形態1の不揮発性記憶装置100は、ダミーセルのテスト時にのみ用いられるセルフリファレンス方式の読出回路(セルフリファレンスセンス回路21)を備える。このセルフリファレンスセンス回路21は、テスト対象のダミーセル(テスト対象セル)に対する書込データの書込み前にテスト対象セルから第1の値を読出して保持し、テスト対象セルに対する書込データの書込み後にテスト対象セルから第2の値を読出す。そしてセルフリファレンスセンス回路21は、第1および第2の値に基づいてテスト対象セルの読出データを生成する。実施の形態1によれば、ダミーセルからのデータの読出しのためのリファレンス電流が不要になるので、チップやロットごとにダミーセルの抵抗値がばらついたりしても、ダミーセルに記憶されるデータを正確に読出すことが可能になる。
また、実施の形態1ではMRAMメモリ部の面積を縮小することが可能になる。上述の効果について、図11および図3を参照しながら説明する。
図11は、図3に示すMRAMメモリ部101の比較例を示す図である。
図11および図3を参照して、比較例は読出回路9に代えて読出回路9Aを備える点、および参照電流生成部12をさらに備える点で図3に示すMRAMメモリ部101の構成と異なる。なお比較例の他の部分の構成は、図3に示すMRAMメモリ部101の対応する部分の構成と同様である。
読出回路9Aは読出回路9に対して、セルフリファレンスセンス回路21、テスト用選択ゲート、およびテスト用カットオフゲート23を含まない点で異なるとともに、センスアンプ26,27をさらに含む点で異なる。参照電流生成部12は、ダミーセルに記憶されるデータを読出すために必要となるリファレンス電流を発生させる。ダミービット線BLd1(BLd2)上のあるダミーセルのデータを読出す場合、センスアンプ26(27)は、ダミービット線BLd1(BLd2)に流れるセル電流と参照電流生成部12により発生されたリファレンス電流とを比較する。
比較例の構成では参照電流生成部12が設けられることによりMRAMメモリ部の面積が増加する可能性がある。また、比較例の場合には、参照電流生成部12が発生するリファレンス電流の大きさ、または、ダミーセルの抵抗値がロットやチップ間でばらつくことが起こり得る。このような場合にはダミーセルのデータを正確に判定しにくくなる。しかしながら本実施の形態ではダミーセルからのデータの読出時にリファレンス電流が不要のため、このような問題が生じるのを防ぐことができる。
また、実施の形態1によれば、テスト部102は、読出データを期待値と比較して、読出データが期待値と一致しているか否かを判定する判定回路113と、判定回路の判定結果を受けて、読出データが誤っている場合には、書込回路(ディジット線駆動回路5およびビット線駆動回路10)に対して、書込データとして期待値をテスト対象セルに書込むように指示するダミーセル書込制御回路112とを含む。ダミーセルの良否を判定する際にダミーセルからのデータ読出精度を向上させることが可能になる結果、ダミーセルに記憶されるデータが期待値と一致しているか否かを正確に判定できる。これにより、誤ったデータを記憶するダミーセルに対してのみデータの書込みを行なうことができる。また、ダミーセルに正しいデータを記憶させることによりメモリセルからデータを読出す際の読出精度を向上させることができる。
また、実施の形態1によれば、ダミーセル書込制御回路112は、第1の期間に、読出回路(セルフリファレンスセンス回路21)に対して第1の値をテスト対象セルから読出すよう指示する。ダミーセル書込制御回路112は、第1の期間の後の第2の期間に、書込回路(ディジット線駆動回路5およびビット線駆動回路10)に対して書込データをテスト対象セルに書込むよう指示する。ダミーセル書込制御回路112は、第2の期間の後の第3の期間に、読出回路に対して第2の値をテスト対象セルから読出すよう指示する。ダミーセル書込制御回路112は、第3の期間の後の第4の期間に、書込回路に対して期待値をテスト対象セルに書込むよう指示する。好ましくは、ダミーセル書込制御回路112は、外部クロック信号Ext−CLKに同期して動作し、第1から第4の期間の各々の長さは、外部クロック信号Ext−CLKの1周期の長さである。
このようにダミーセルのテスト動作が連続的に実行されることにより、テスト処理を高速化することが可能になる。
また、実施の形態1によれば、複数のメモリセルおよび複数のダミーセルの各々は、磁化方向に応じた電気抵抗を有する磁気抵抗素子を含む。磁気抵抗素子は、反平行結合素子を構成する記録層41を含む。記録層41は、反平行に磁気結合した強磁性体層45,55と、強磁性体層45,55に挟まれる非磁性体の結合層65とを含む。磁気抵抗素子は、磁化方向が固定された固定層42と、記録層41および固定層42に挟まれるトンネル絶縁層43とをさらに含む。磁気抵抗素子の容易磁化軸はビット線BLとディジット線DLとの中間方向に向けられる。
これにより、記録層41の磁化方向は、直交する2方向の磁場、すなわち、ビット線BLに流れる電流により生じる磁場と、ディジット線DLに流れる電流により生じる磁場とに応じて最初の方向と逆の方向に変化することができる。よって、2つの書込電流線(ビット線BLおよびディジット線DL)に電流を流すことにより、書込みデータを指定しなくてもメモリセルのデータを書き換えることができる。
たとえば上記のような方式(トグル方式という)でデータを書き換えることができないセルにセルフリファレンス方式を適用した場合には、1回目にダミーセルから読出したデータが論理値「0」および論理値「1」のいずれであるかを判定する処理、および、判定結果に基づいてダミーセルに書込むデータを決定する処理が必要になる。しかし、本実施の形態では、トグル方式のセルをメモリセルに適用することで、セルフリファレンス方式を用いてダミーセルに記憶されるデータを容易に読み出したり、ダミーセルに記憶されるデータを容易に書き換えたりすることができる。
[実施の形態2]
図12は、実施の形態2の不揮発性記憶装置の全体構成を示す図である。
図12および図1を参照して、不揮発性記憶装置100Aは、テスト部102に代えてテスト部102Aを含む点で不揮発性記憶装置100と異なる。
テスト部102Aはダミーセル書込制御回路112に代えてダミーセル書込制御回路112Aを含む点でテスト部102と異なる。さらに、テスト部102Aはアドレスカウンタ114およびセレクタ115をさらに含む点でテスト部102と異なる。なお、不揮発性記憶装置100Aの他の部分の構成は不揮発性記憶装置100の対応する部分の構成と同様である。
アドレスカウンタ114は、外部クロック信号Ext−CLKに応じてカウント値を更新(増分)して、ダミーセルのアドレスを指定するためのアドレス信号DADを発生する。セレクタ115は、アドレスカウンタ114からアドレス信号DADを受けるとともに、外部からメモリセルのアドレスを指定するためのアドレス信号NADを受ける。セレクタ115は信号TMの非活性化時にはアドレス信号NADをアドレス信号ADとして出力し、信号TMの活性化時にはアドレス信号DADをアドレス信号ADとして出力する。
ダミーセル書込制御回路112Aは、判定回路113に対して、期待値であるデータDin1,Din2を出力する。たとえば、ダミーセル書込制御回路112Aは、図3に示すダミービット線BLd1に沿って並べられる複数のダミーセルのいずれかのテスト時にはデータDin1として“H”データを出力する。一方、ダミーセル書込制御回路112Aは、ダミービット線BLd2に沿って並べられる複数のダミーセルのいずれかのテスト時にはデータDin2として“L”データを出力する。ただしダミーセル書込制御回路112Aは、複数のダミーセルの各々の期待値を予め記憶しておいてもよい。
実施の形態2の不揮発性記憶装置100Aは、信号TMが活性化されると自動的にダミーセルのテストを実行できる。これにより、ダミーセルのテストを容易に実行できる。また、ダミーセルに記憶されるデータに誤りが生じた場合にも、容易にデータを修正することができる。
[実施の形態3]
図13は、実施の形態3の不揮発性記憶装置の全体構成を示す図である。
図13および図1を参照して、不揮発性記憶装置100Bは、テスト部102に代えてテスト部102Bを含む点で不揮発性記憶装置100と異なる。テスト部102Bはダミーセル書込制御回路112に代えてダミーセル書込制御回路112Bを含む点でテスト部102と異なる。なお、不揮発性記憶装置100Bの他の部分の構成は不揮発性記憶装置100の対応する部分の構成と同様である。
実施の形態3では、判定回路113に期待値を入力しなくてもダミーセルの良否を判定することができる。ただし、実施の形態3におけるダミーセルの良否の判定基準は、ダミーセルにデータを書込むことができるか否かであり、ダミーセルに記憶されるデータ自体は判定の対象とされない。この点で実施の形態3は実施の形態1,2と異なる。
実施の形態3におけるダミーセルのテスト処理について説明する。まず、MRAMメモリ部101内の2つのダミーセルからそれぞれ読出されたデータTD1(TD2)が判定回路113に入力される。次にダミーセル書込制御回路112Bはその2つのダミーセルからデータの読出が再度行なわれるようにMRAMメモリ部101を制御する。
データTD1A(TD2A)は、2回目にMRAMメモリ部101から出力される読出データを示す。セルフリファレンス方式により読出データを生成する場合、読出データの生成過程でダミーセルに書込が行なわれる。この結果、ダミーセルが正常であれば、データTD1A(TD2A)はデータTD1(TD2)と論理レベルの異なるデータになる。一方、ダミーセルが不良であれば、書込処理が行なわれてもダミーセルに記憶されるデータは変化しないので、データTD1A(TD2A)はデータTD1(TD2)と同じデータになる。
判定回路113はデータTD1(TD2)とデータTD1A(TD2A)とを比較判定して、判定結果をダミーセル書込制御回路112Bに対して出力する。ダミーセル書込制御回路112BはデータTD1とデータTD1Aとが同じ場合、あるいは、データTD2とデータTD2Aとが同じ場合には、ダミーセルが不良であることを示すため信号TESTのレベルをHレベルにする。信号TESTは、たとえば図示しない外部のテスト装置に入力される。テスト装置は、たとえば信号TESTのレベルがHレベルである場合には、不揮発性記憶装置100Bが不良であると判定する。
図14は、実施の形態3の不揮発性記憶装置におけるダミーセルのテスト処理を説明するフローチャートである。
図14および図9を参照して、図14に示すフローチャートはステップS5とステップS6との間にステップS11〜S13の処理が追加されるとともに、ステップS6とステップS8との間にステップS15の処理が追加される点で図9に示すフローチャートと異なる。さらに図14に示すフローチャートではステップS7の処理に代えてステップS16の処理が行なわれる点で図9に示すフローチャートと異なる。以下では、ステップS11以後の処理について詳細を説明する。
まず、ステップS11では、ダミーセルへの書込(書戻し)が行なわれる。ステップS2〜S5におけるダミーセルからのデータ読出はいわば破壊読出である。ステップS11において書戻しが行なわれることにより、ダミーセルに記憶されるデータが、ステップS2において読出されるデータと同じデータになる。
ステップS12では、ダミーセルに書込(書換え)が行なわれる。ダミーセルが正常であればダミーセルに記憶されるデータが書換わるが、ダミーセルが不良であればダミーセルに記憶されるデータは変化しない。
ステップS13では、ステップS2〜S5での処理と同様の読出データ生成処理を行なう。ただしダミーセルが正常であれば、ステップS12におけるダミーセルの記憶データはステップS2におけるダミーセルの記憶データと論理レベルが異なる。この結果、ダミーセルが正常であれば、ステップS13において生成される読出データ(図13のデータTD1A,TD2A)は、ステップS5において生成される読出データ(図13のデータTD1,TD2)と論理レベルが反転したデータとなる。
ステップS6では、判定回路113(図13)は、ステップS13での処理により生成された読出データとステップS5での処理により生成された読出データとの比較判定を行なう。2つの読出データが不一致の場合には、判定回路113はダミーセルが正常であると判定する。この場合、ステップS15において、ダミーセル書込制御回路112Bは、判定回路113からの判定結果を受けて、信号TESTのレベルを“L”レベルのまま保持する。
一方、ステップS6において2つの読出データが一致する場合には、判定回路113はダミーセルが不良であると判定する。この場合、ステップS16においてダミーセル書込制御回路112Bは、判定回路113からの判定結果を受けて、信号TESTのレベルを“H”レベルに設定する。ステップS15またはステップS16の処理が終了すると全体の処理が終了する。
図15は、図14のフローチャートに示す処理に応じた、ダミーセルの記憶データの変化を説明する第1の図である。なお、以下では読出データとしてデータTD1,TD1Aを代表的に示すが、データTD2,TD2Aについても、データTD1,TD1Aと同様に変化する。
図15および図14を参照して、まず、ステップS2の読出処理が行なわれる時点ではダミーセルには“L”データが記憶される。ダミーセルが正常である場合にはステップS4においてダミーセルから読出されるデータは“H”データとなる。これによりステップS5において読出データ(データTD1)も“H”データとなる。
一方、ダミーセルが異常である場合には、ダミーセルへの書込が行なわれてもデータは変化しない。よって、ステップS5においてデータTD1は“L”データとなる。
ステップS11では、ダミーセルへの書戻しが行なわれる。ダミーセルが正常であればダミーセルに記憶されるデータは“H”データから“L”データに変化する。一方、ダミーセルが異常であればダミーセルに記憶されるデータは“L”データのまま変化しない。つまり、ステップS11の処理が終わった段階では、ダミーセルの良否によらずダミーセルに記憶されるデータは元のデータと同じである。
ステップS12においてダミーセルに記憶されるデータの書換えが行なわれ、ステップS13において読出処理が行なわれる。ダミーセルが正常であれば、ステップS12において記憶データが“L”データから“H”データに変化する。よってステップS13では1回目の読出時におけるデータは“H”データとなり、2回目の読出時におけるデータは“L”データとなる。すなわちダミーセルが正常であれば読出データ(データTD1A)は“L”データとなる。一方、ダミーセルが異常であれば、ステップS12,S13の処理によらずダミーセルに記憶されるデータは“L”のまま変化しない。この場合にもステップS13におけるデータTD1Aは“L”データとなる。
データTD1とデータTD1Aとを比較すれば分かるように、ダミーセルが正常であれば2つのデータが異なるが、ダミーセルが不良であれば2つのデータは一致する。よって、ダミーセルの良否を判別することが可能になる。
図16は、図14のフローチャートに示す処理に応じた、ダミーセルの記憶データの変化を説明する第2の図である。
図16および図14を参照して、ステップS2におけるダミーセルのデータは“H”データである。なお、図16および図15を比較すれば分かるように、図16に示すダミーセルのデータは、図15に示すダミーセルのデータに対して論理レベルを反転させたデータとなることが分かる。
また、図16に示す読出データの変化は図15に示す読出データの変化と同様である。
ダミーセルが正常である場合には、データTD1,TD1Aはそれぞれ“L”データおよび“H”データとなり、異なるデータとなる。一方、ダミーセルが異常である場合にはデータTD1,TD1Aはともに“L”データとなる。ダミーセルに記憶されるデータが“H”データのまま変化しない場合には図4に示す比較器CPからは、“L”データが出力される。このためデータTD1(TD1A)は “L”データとなる。
このように実施の形態3によれば、ダミーセルにもともと記憶されるデータが“L”データおよび“H”データのいずれであるかに関係なく、ダミーセルの良否を判定することができる。
なお、図15および図16を参照すれば分かるようにステップS13の処理が終了した時点ではダミーセルに記憶されるデータはもともとダミーセルに記憶されるデータと同じである。よって、ステップS13の処理の後(たとえば図14のステップS6の処理の後)にダミーセルに対する書戻し処理は不要である。
また、ステップS11,S12の処理は必ずしも行なわれなくてもよい。この場合にはテスト処理を高速化しながらステップS13において、図15,図16に示すデータTD1Aと同じデータを得ることができる。ただし、ステップS2〜S4において、ダミーセルに記憶されるデータが変化しているため、一旦、ダミーセルに記憶されるデータを元の状態に戻すのが好ましい。ステップS11,S12の処理を行なうことで、テスト処理が複雑化するのを防ぐことが可能になる。
図17は、図14に示すフローチャートの処理に対応するタイミングチャートである。
図17および図10を参照して、時刻t1〜時刻t5までの期間における信号/SE,SW、アドレス信号AD,データTD1,TD2の変化は図10における時刻t1〜時刻t5までの期間における変化と同様である。ただし図17に示すタイミングチャートでは時刻t4において、ダミーセルの書戻し(図14におけるステップS11の処理)のため信号Int−WEが立ち上がる。この点で図17に示すタイミングチャートは図10に示すタイミングチャートと異なる。なお、信号Int−WEは外部クロック信号Ext−CLKの立ち下がりに応じて立ち下がる。
時刻t5〜t6の期間(クロックサイクル(5))にはステップS12の処理が実行される。この場合にもクロックサイクル(2),(4)と同様に外部クロック信号Ext−CLKの立ち上がりに応じて信号Int−WEが活性化されてダミーセルへの書込みが行なわれる。
時刻t6〜t7の期間、時刻t7〜t8の期間、および時刻t8〜t9の期間(クロックサイクル(6)、(7)、(8))にはステップS13の処理が実行される。クロックサイクル(6)〜(8)における信号Int−WE,/SE,SWの変化はクロックサイクル(1)〜(3)における信号Int−WE,/SE,SWの変化と同様である。クロックサイクル(8)において、データTD1A,TD2Aの論理レベルが確定する。
時刻t9〜t10の期間(クロックサイクル(9))においてステップS6,S15,S16の処理が実行される。この期間においてダミーセル書込制御回路112Bは、信号TESTのレベルを“H”レベルまたは“L”レベルに設定する。
このように実施の形態3によれば、テスト部102Bは、読出データ(データTD1,TD2)を受けた後に、読出回路(セルフリファレンスセンス回路21)および書込回路を制御して、読出回路から参照データ(データTD1A,TD2A)を受ける。そして、テスト部102Bは、読出データと参照データとが異なる場合には、テスト対象セルが正常であると判定し、読出データと参照データとが同じ場合には、テスト対象セルが不良であると判定する。これにより実施の形態3では外部から期待値が入力されなくてもダミーセルの良否を判定することができるので、ダミーセルのテストを容易に実施することができる。
また、実施の形態3ではテスト部102Bは、読出データを受けてから、読出回路に対してテスト対象セルに記憶される値を読出すよう指示するまでの間に、書込データをテスト対象セルに書込むよう書込回路に対して2回指示する。テスト対象セルの状態を初期状態(テスト開始時の状態)に戻すことによって、テスト処理が複雑化するのを防ぐことが可能になる。
なお、実施の形態2と同様に、テスト部102Bは図12に示すアドレスカウンタ114を含んでもよい。この場合には実施の形態2と同様に自動的にダミーセルのテストを行なうことができる。
また、実施の形態3において、ダミーセルは図6に示す構成を有するトンネル磁気抵抗素子に限定されない。たとえばメモリセルはディジット線およびビット線に流れる電流の向きを変えることにより磁気モーメントの向きを変えるトンネル磁気抵抗素子を含んで構成されていてもよい。また、メモリセルはトンネル磁気抵抗素子以外の素子(たとえば強誘電体等)を含んで構成されていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1の不揮発性記憶装置の全体構成を示す図である。 図1のMRAMメモリ部101の構成を概略的に示す図である。 図2に示すMRAMメモリ部101の要部の構成をより具体的に示す図である。 図3に示すセルフリファレンスセンス回路21の構成を示す図である。 図2のメモリセルアレイ1に含まれるメモリセルMCの構成を示す概略図である。 図5に示すトンネル磁気抵抗素子TMRの構成の一例を示す断面図である。 トンネル磁気抵抗素子TMRの配置を模式的に示す平面図である。 図7に示すトンネル磁気抵抗素子TMRにおける磁気モーメントの回転を説明するための図である。 図3に示すダミーセルDM1,DM2のテスト処理を説明するフローチャートである。 図9に示すフローチャートの処理に対応するタイミングチャートである。 図3に示すMRAMメモリ部101の比較例を示す図である。 実施の形態2の不揮発性記憶装置の全体構成を示す図である。 実施の形態3の不揮発性記憶装置の全体構成を示す図である。 実施の形態3の不揮発性記憶装置におけるダミーセルのテスト処理を説明するフローチャートである。 図14のフローチャートに示す処理に応じた、ダミーセルの記憶データの変化を説明する第1の図である。 図14のフローチャートに示す処理に応じた、ダミーセルの記憶データの変化を説明する第2の図である。 図14に示すフローチャートの処理に対応するタイミングチャートである。
符号の説明
1 メモリセルアレイ、2 主制御回路、3 アドレス入力回路、4 ワード線駆動回路、5 ディジット線駆動回路、6 列選択回路、8 読出ビット線選択回路、9,9A 読出回路、10 ビット線駆動回路、11 入出力回路、12 参照電流生成部、21 セルフリファレンスセンス回路、22 テスト用選択ゲート、23 テスト用カットオフゲート、24〜27 センスアンプ、31,32 センスアンプ部、33 電圧生成回路、40,53,57 磁気モーメント、41 記録層、42 固定層、43 トンネル絶縁層、45,55 強磁性体層、54 非磁性体層、56 下部電極、60,70,80,90 矢印、65 結合層、100,100A,100B 不揮発性記憶装置、101 MRAMメモリ部、102,102A,102B テスト部、111 MUX、112,112A,112B ダミーセル書込制御回路、113 判定回路、114 アドレスカウンタ、115 セレクタ、ATR アクセストランジスタ、BL,BL1〜BLn ビット線、BLd1,BLd2 ダミービット線、C1 キャパシタ、CP 比較器、DBL1〜DBLn データ線、DL,DL1-DLm ディジット線、DM,DM1,DM2 ダミーセル、LIO1,LIO2,RL1,RL2 内部データ読出線、MC,MC1,MC2 メモリセル、N1〜N3,NA ノード、NM1,NM2 NチャネルMOSトランジスタ、PM1〜PM3 PチャネルMOSトランジスタ、SL ソース線、TMR トンネル磁気抵抗素子、WL,WL1〜WLm ワード線、φ1 スイッチ。

Claims (16)

  1. 行列状に配置され、各々がデータを不揮発的に記憶する複数のメモリセルと、
    各々が前記複数のメモリセルから読出すデータを判別するための値を不揮発的に記憶する複数の参照メモリセルと、
    アドレス信号に応じて、前記複数の参照メモリセルの中からテスト対象セルを選択する選択回路と、
    前記テスト対象セルが記憶している値と異なる値を有する書込データを前記テスト対象セルに対して書込む書込回路と、
    前記テスト対象セルに対する前記書込データの書込み前に前記テスト対象セルから第1の値を読出して保持し、前記テスト対象セルに対する前記書込データの書込み後に前記テスト対象セルから第2の値を読出して、前記第1および第2の値に基づいて前記テスト対象セルの読出データを生成する読出回路と、
    前記読出回路および前記書込回路を制御して、前記読出回路から前記読出データを受けて、前記読出データに基づいて前記テスト対象セルの良否を判定するテスト回路とを備える、不揮発性記憶装置。
  2. 前記テスト回路は、
    前記読出データを期待値と比較して、前記読出データが正しいか否かを判定する判定回路と、
    前記判定回路の判定結果を受けて、前記読出データが誤っている場合には、前記書込回路に対して、前記書込データとして前記期待値を前記テスト対象セルに書込むように指示する制御回路とを含む、請求項1に記載の不揮発性記憶装置。
  3. 前記制御回路は、第1の期間に、前記読出回路に対して前記第1の値を前記テスト対象セルから読出すよう指示し、前記第1の期間の後の第2の期間に、前記書込回路に対して前記書込データを前記テスト対象セルに書込むよう指示し、前記第2の期間の後の第3の期間に、前記読出回路に対して前記第2の値を前記テスト対象セルから読出すよう指示し、前記第3の期間の後の第4の期間に、前記書込回路に対して前記期待値を前記テスト対象セルに書込むよう指示する、請求項2に記載の不揮発性記憶装置。
  4. 前記制御回路は、クロック信号に同期して動作し、
    前記第1から第4の期間の各々の長さは、前記クロック信号の1周期の長さである、請求項3に記載の不揮発性記憶装置。
  5. 前記テスト回路は、
    クロック信号に応じて前記アドレス信号を生成するアドレスカウンタをさらに含む、請求項2に記載の不揮発性記憶装置。
  6. 前記制御回路は、前記判定回路に対して前記期待値を出力する、請求項5に記載の不揮発性記憶装置。
  7. 前記テスト回路は、前記読出データを受けた後に、前記読出回路および前記書込回路を制御して、前記読出回路から前記読出データの参照データを受け、前記読出データと前記参照データとが異なる場合には、前記テスト対象セルが正常であると判定し、前記読出データと前記参照データとが同じ場合には、前記テスト対象セルが不良であると判定する、請求項1に記載の不揮発性記憶装置。
  8. 前記テスト回路は、前記読出データを受けてから、前記読出回路に対して前記テスト対象セルに記憶される値を読出すよう指示するまでの間に、前記書込データを前記テスト対象セルに書込むよう前記書込回路に対して2回指示する、請求項7に記載の不揮発性記憶装置。
  9. 前記複数のメモリセルおよび前記複数の参照メモリセルの各々は、
    磁化方向に応じた電気抵抗を有する磁気抵抗素子を含み、
    前記磁気抵抗素子は、
    反平行に磁気結合した第1および第2の強磁性体層と、前記第1および第2の強磁性体層に挟まれる第1の非磁性体層とを有し、直交する2方向の磁場に応じて磁化方向が最初の磁化方向と逆の方向に変化する記録層と、
    磁化方向が固定された固定層と、
    前記記録層および前記固定層に挟まれる第2の非磁性体層とを有する、請求項1に記載の不揮発性記憶装置。
  10. 前記複数の参照メモリセルは、前記複数のメモリセルの行および列のいずれか一方に沿って、前記複数のメモリセルとメモリセルアレイを構成するように配置される、請求項1に記載の不揮発性記憶装置。
  11. 複数のメモリセルと、
    各々が、前記複数のメモリセルからの読出データを検出するための比較対象となる複数の参照メモリセルとを備え、
    前記複数のメモリセルおよび前記複数の参照メモリセルの各々は、フリー層を構成する反平行結合素子を有する磁気抵抗素子を含み、対応する2つの交差する書込配線の交点に、前記磁気抵抗素子の容易磁化軸を前記対応する2つの交差する書込配線の中間方向に向けて配置され、
    前記複数のメモリセルの中から選択された選択メモリセルのデータと、前記複数の参照メモリセルのうち前記選択メモリセルの比較対象に対応する参照メモリセルにより生成された基準値とを比較して、前記選択メモリセルの読出データを検出するセンス回路と、
    前記複数の参照メモリセルの中から選択された参照メモリセルからの第1のデータと、前記第1のデータと異なる第2のデータとを比較して、前記選択された参照メモリセルからの読出データを検出するセルフリファレンスセンス回路とを備える、不揮発性記憶装置。
  12. 前記選択メモリセルのデータを前記センス回路に伝達する第1のデータ線と、
    前記対応する参照メモリセルのデータを前記センス回路に伝達する第2のデータ線と、
    前記複数の参照メモリセルからのデータ読出時に、前記第2のデータ線と前記センス回路の入力との接続を電気的に切離すとともに、前記第2のデータ線を前記セルフリファレンスセンス回路の入力と電気的に接続する切換回路とをさらに備える、請求項11に記載の不揮発性記憶装置。
  13. 前記選択された参照メモリセルからの読出データと、期待値との一致および不一致を判定する判定回路をさらに備える、請求項12に記載の不揮発性記憶装置。
  14. 前記複数のメモリセルの非選択時に、前記複数の参照メモリセルの中から書込対象セルを選択する選択回路と、
    前記書込対象セルにデータを書込む書込回路とをさらに備える、請求項12に記載の不揮発性記憶装置。
  15. 前記複数のメモリセルは、行列状に配置され、
    前記複数の参照メモリセルは、前記複数のメモリセルの行または列の少なくとも一方を共有するように配置される、請求項12に記載の不揮発性記憶装置。
  16. 前記不揮発性記憶装置の通常動作時には前記複数のメモリセルからの読出データを出力し、前記不揮発性記憶装置のテスト時には前記複数の参照メモリセルからの読出データを出力する出力切換回路をさらに備える、請求項15に記載の不揮発性記憶装置。
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