JP2008217355A - 生体認証装置、生体認証プログラムおよび複合型生体認証方法 - Google Patents

生体認証装置、生体認証プログラムおよび複合型生体認証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高速かつ高対応率の複合型生体認証を実現すること。
【解決手段】本発明に係る複合型生体認証方法は、高速認証方式に対応している登録者と高速認証方式に対応していない登録者を予め区別して登録しておき、認証実行時に、利用者の生体情報の品質を判定して、高速認証方式に対応していると判定された利用者は、高速認証方式をもちいて認証し、高速認証方式に対応していないと判定された利用者は、予め区別して登録されている、高速認証方式に対応していない登録者のみを対象として高対応率認証方式をもちいて認証する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証装置、生体認証プログラムおよび複合型生体認証方法に関し、特に、高速かつ高対応率の生体認証を実現することができる生体認証装置、生体認証プログラムおよび複合型生体認証方法に関する。
従来より、複数の生体認証方式を組み合わせて認証をおこなう複合型生体認証方法が知られている。複合型生体認証方法は、認証精度を向上させることができる反面、複数の生体認証方式を実行する必要があるため、認証に要する時間が長くなるという欠点があった。
この欠点を解消するため、特許文献1には、第1の生体認証方式でもちいる生体情報と、第2の生体認証方式でもちいる生体情報とを一度に取得することにより、認証に要する時間を短縮化する技術が開示されている。また、特許文献2には、第1の生体認証方式によって候補者を絞り込み、絞り込んだ候補者を対象として第2の生体認証方式を実行することにより、第2の生体認証方式の処理時間を短縮化する技術が開示されている。
特開2005−168627号公報 特開2005−275508号公報
しかしながら、上記の従来技術には、未対応者への考慮がなされていないという問題があった。例えば、代表的な生体認証方式である指紋認証の場合、指紋が磨耗している等の理由により、数%の人が未対応者となる。
従来の複合型生体認証方法では、認証を受ける利用者が、その複合型生体認証方法に含まれる全ての生体認証方式に対応できることが前提となっており、いずれかの生体認証方式に対応することができない利用者は、認証を受けることができなかった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、高速かつ高対応率の生体認証を実現することができる生体認証装置、生体認証プログラムおよび複合型生体認証方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様では、生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証装置であって、第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、前記利用者の第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、前記利用者の第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって所定値以上であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこない、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記所定値未満であると判定された場合に、前記第2の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなう認証制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明の態様によれば、高速認証方式に対応している登録者と高速認証方式に対応していない登録者を予め区別して登録しておき、認証実行時に、利用者の生体情報の品質を判定して、高速認証方式に対応していると判定された利用者は、高速認証方式をもちいて認証し、高速認証方式に対応していないと判定された利用者は、予め区別して登録されている、高速認証方式に対応していない登録者のみを対象として高対応率認証方式をもちいて認証することとしたので、高速かつ高対応率の生体認証を実現することができる。
また、本発明の他の態様では、生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証装置であって、第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が第1の所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が前記第1の所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、前記利用者の前記第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証と前記第2の認証手段による認証をおこなう認証制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明の態様によれば、高速認証方式に対応しているが、高速認証方式のみでは十分精度良く認証することができないと判定された利用者は、高速認証方式と高対応率認証方式を組み合わせて認証することとしたので、認証の精度を向上させることができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記認証制御手段は、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこなって一致度が所定以上の登録者を抽出し、抽出された登録者に対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなうことを特徴とする。
この発明の態様によれば、高速認証方式と高対応率認証方式を組み合わせて認証をおこなう場合に、高速認証方式による認証で候補者を絞り込んだ後で、その候補者を対象として高対応率認証方式による認証を実行することとしたので、認証の精度を向上させつつ、処理速度の低化を防止することができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記認証制御手段は、前記品質判定手段の結果に応じて、前記第1の認証手段が認証をおこなうためにもちいる、前記利用者の第1の生体情報と前記登録者情報に含まれる第1の生体情報との一致度の閾値を変更することを特徴とする。
この発明の態様によれば、利用者から取得した生体情報の品質に応じて、認証にもちいる一致度の閾値を変更することとしたので、認証の精度や認識率を最適化することができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記登録者情報は、前記第1の生体情報および前記第2の生体情報を環境の変化に対応付けて、登録者ごとに複数保持することを特徴とする。
この発明の態様によれば、利用者ごとに環境に対応付けて複数の生体情報を登録しておくこととしたので、利用者から生体情報を取得する環境の変化に関わりなく精度良く生体認証をおこなうことができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記登録者情報は、複数種類の照合情報を登録者と対応付けて保持することを特徴とする。
この発明の態様によれば、利用者ごとに複数種類の生体情報を登録しておくこととしたので、生体認証方式の変化に対応することができる。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方式、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明の一つの態様によれば、高速認証方式に対応している登録者と高速認証方式に対応していない登録者を予め区別して登録しておき、認証実行時に、利用者の生体情報の品質を判定して、高速認証方式に対応していると判定された利用者は、高速認証方式をもちいて認証し、高速認証方式に対応していないと判定された利用者は、予め区別して登録されている、高速認証方式に対応していない登録者のみを対象として高対応率認証方式をもちいて認証することとしたので、利用者が高速認証方式に対応できない場合を含めて、高速かつ高対応率の生体認証を実現することができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、高速認証方式に対応しているが、高速認証方式のみでは十分精度良く認証することができないと判定された利用者は、高速認証方式と高対応率認証方式を組み合わせて認証することとしたので、認証の精度を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、高速認証方式と高対応率認証方式を組み合わせて認証をおこなう場合に、高速認証方式による認証で候補者を絞り込んだ後で、その候補者を対象として高対応率認証方式による認証を実行することとしたので、認証の精度を向上させつつ、処理速度の低化を防止することができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、利用者から取得した生体情報の品質に応じて、認証にもちいる一致度の閾値を変更することとしたので、認証の精度や認識率を最適化することができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、利用者ごとに環境に対応付けて複数の生体情報を登録しておくこととしたので、利用者から生体情報を取得する環境の変化に関わりなく精度良く生体認証をおこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明の一つの態様によれば、利用者ごとに複数種類の生体情報を登録しておくこととしたので、生体認証方式の変化に対応することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る生体認証装置、生体認証プログラムおよび複合型生体認証方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る複合型生体認証方法の概要について説明する。本実施例に係る複合型生体認証方法は、認証処理を高速に実行することができる生体認証方式(以下、「高速認証方式」という)と、対応可能な人の割合が高い生体認証方式(以下、「高対応率認証方式」という)とを組み合わせて認証をおこなう。
高速認証方式は、例えば、指紋認証方式である。指紋認証方式は、指紋情報の特徴量を数値化して比較することにより、認証処理を高速に実行することができる反面、指紋の磨耗等の理由により、対応できない人の割合が比較的高い。
高対応率認証方式は、例えば、静脈認証方式である。静脈認証方式は、手のひらの内部の静脈の形状をパターンマッチングにより比較するため、認証処理の実行に時間を要する反面、ほとんどの人に対応することができる。静脈の形状は、生体の内部の情報であり、指紋のように磨耗等の影響を受けることがないためである。
本実施例に係る複合型生体認証方法は、高速認証方式と高対応率認証方式を組み合わせて、高速かつ高対応率の生体認証を実現する。これを実現するため、本実施例に係る複合型生体認証方法では、照合対象となる登録者の情報(以下、「登録者情報」という)を予め2つのグループに分類しておく。
ここでいう登録者情報とは、登録者の各種属性情報と、高速認証方式のために予め登録者から取得された生体情報と、高対応率認証方式のために予め登録者から取得された生体情報とを対応付けて保持する情報である。
第1のグループは、高速認証方式のために予め取得された生体情報が高品質な登録者のグループ、すなわち、高速認証方式だけでも十分に精度良く認証をおこなうことができる登録者のグループである。そして、第2のグループは、高速認証方式のために予め取得された生体情報が低品質な登録者のグループ、典型的には、高速認証方式では対応できない登録者のグループである。
高速認証方式として指紋認証方式を採用したとすると、指紋認証方式における未対応率は数%であるため、第2のグループには、全体の数%程度の登録者が属し、その他の大部分の登録者は、第1のグループに属することになる。
本実施例に係る複合型生体認証方法は、認証の実行に際して、まず、利用者から高速認証方式のための生体情報を取得し、その品質を判定する。そして、品質が十分高品質であると判定された場合は、第1のグループを対象として、高速認証方式をもちいて認証を実行する。
一方、高速認証方式のために取得された生体情報の品質が十分高品質ではないと判定された場合は、利用者から高対応率認証方式のための生体情報を取得し、第2のグループを対象として、高対応率認証方式をもちいて認証を実行する。
この方式によれば、高速認証方式に対応している利用者は、高速認証方式をもちいて認証されるため、短い時間で認証を受けることができる。また、高速認証方式に対応していない利用者も、予めグループ分けされた少数の登録者を対象として高対応率認証方式による認証がおこなわれるため、高対応率認証方式が低速であっても、十分に短い時間で認証を受けることができる。
次に、上述した本実施例に係る複合型生体認証方法を実行する生体認証装置100の構成について説明する。図1は、本実施例に係る生体認証装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、生体認証装置100は、生体情報入力部110aと、生体情報入力部110bと、ユーザインターフェース部120と、制御部130と、記憶部140とを有する。
生体情報入力部110aは、高速認証方式のための生体情報を取得する処理部である。例えば、生体認証装置100が高速認証方式として指紋認証方式を採用している場合、生体情報入力部110aは、指紋センサに相当する。
生体情報入力部110bは、高対応率認証方式のための生体情報を取得する処理部である。例えば、生体認証装置100が高対応率認証方式として静脈認証方式を採用している場合、生体情報入力部110bは、静脈センサに相当する。
ユーザインターフェース部120は、利用者や生体認証装置100の管理者に対して各種メッセージを表示したり、指示等の入力を受け付けたりするインターフェース部であり、モニタやキーボード等からなる。
制御部130は、生体認証装置100を全体制御する制御部であり、認証制御部131と、品質判定部132と、登録部133と、認証部134aと、認証部134bとを有する。認証制御部131は、本実施例に係る複合型生体認証方法を実行するために、装置内の各部を制御する制御部である。認証制御部131の詳細な制御手順については後述する。
品質判定部132は、生体情報入力部110aにおいて取得された高速認証方式のための生体情報の品質を判定する処理部である。ここでいう品質とは、生体認証に適した生体情報であるかどうかを意味し、生体認証に適した生体情報ほど品質が高いと判定される。
例えば、生体認証装置100が高速認証方式として指紋認証方式を採用している場合、品質判定部132は、生体情報入力部110aにおいて取得された指紋画像のノイズの量や画素単位の輝度の分布等を測定し、隆線が明瞭であると評価される指紋画像を品質が高いと判定する。なお、生体情報の品質の測定方法は、採用する生体認証方式に合わせて、適宜変更することができる。
品質判定部132は、生体情報の評価結果として品質値を出力する。品質値は、例えば、品質が高い順から10〜1のような数値で表現される。ここで、指紋画像の場合を例にして、品質判定部132による評価の具体例を示す。
図8−1は、高品質な指紋画像の例を示しており、これらの指紋画像は、品質値が例えば10〜9と判定される。図8−2は、通常の品質の指紋画像の例を示しており、これらの指紋画像は、品質値が例えば8〜6と判定される。図8−3は、品質が劣る指紋画像の例を示しており、これらの指紋画像は、品質値が例えば5〜3と判定される。そして、図8−4は、生体認証に対応できない指紋画像の例を示しており、これらの指紋画像は、品質値が例えば2〜1と判定される。
登録部133は、登録者情報を記憶部140に記憶させる処理部である。登録部133は、登録者情報に含まれる高速認証方式のための生体情報の品質に基づいて、高速認証方式に対応できる登録者と、対応できない登録者とを区別して登録をおこなう。ここで、登録者情報の登録の手順について説明しておく。
生体認証装置100が、新たな登録者情報を登録するように求められた場合、まず、認証制御部131が、生体情報入力部110aに対して、高速認証方式のための生体情報を取得するように指示し、生体情報入力部110bに対して、高対応率認証方式のための生体情報を取得するように指示し、ユーザインターフェース部120に対し、登録者の氏名等の属性情報を取得するように指示する。
続いて、認証制御部131は、品質判定部132に対して、生体情報入力部110aにおいて取得された生体情報の品質を判定するように指示する。そして、認証制御部131は、取得された生体情報および属性情報と、品質判定部132の判定結果とを登録部133へ送信し、登録者情報として登録するように指示する。
指示を受けた登録部133は、品質判定部132の判定結果である品質値を所定値と比較し、その比較結果が、当該の登録者が高速認証方式に対応できることを示していれば、送信された情報を記憶部140の登録者情報141aに登録し、品質判定部132の判定結果が、当該の登録者が高速認証方式に対応できないことを示していれば、送信された情報を記憶部140の登録者情報141bに登録する。
なお、ここでいう所定値とは、登録者情報を、高速認証方式に対応可能なグループと対応不可能なグループに分類するための基準値であり、高速認証方式の種別や品質判定部132の判定精度等に応じて適宜適切な値が設定される。
登録者情報141aは、高品質であり高速認証方式に対応可能な登録者の情報を保持する登録者情報であり、図2に示すように、登録者番号や氏名といった登録者の属性情報と、高速認証方式のための生体情報およびその品質値と、高対応率認証方式のための生体情報とを対応付けて保持する。登録者情報141aに保持される生体情報は、生体情報入力部110aや生体情報入力部110bにおいて取得された生体情報そのもの、もしくは、特徴量を抽出した結果である。登録者情報141bは、低品質であり高速認証方式に対応できない登録者の情報を保持する登録者情報であり、登録者情報141aと同様のデータ構成を有する。
なお、必ずしも、登録者情報141aと登録者情報141bを物理的に区別しておく必要はなく、高速認証方式に対応可能な登録者と対応できない登録者を容易に判別できるようになっていればよい。また、登録者情報を、高速認証方式に対応可能な登録者と対応できない登録者とに完全に二分する必要はなく、品質値が10〜2の登録者を高速認証方式に対応可能な登録者とし、品質値が3〜1の登録者を高速認証方式に対応できない登録者とするように、境界付近の登録者が重複していてもよい。
また、生体認証装置100において、登録部133は、必須の構成要素ではなく、他の装置において登録された登録者情報を記憶部140に転送することとしてもよいし、他の装置において登録され、保持されている登録者情報を、生体認証装置100がネットワーク経由でアクセスすることとしてもよい。
図1の説明に戻って、認証部134aは、高速認証方式による生体認証をおこなう処理部である。認証部134aは、生体情報入力部110aにおいて取得された生体情報と、登録者情報141aに含まれる各登録者の高速認証用の生体情報とを照合して、生体認証をおこなう。なお、生体認証による本人認証をおこなう場合、精度を重視して、生体情報の一致率が閾値以上でかつ最高の一致率を示した登録者を本人と認証してもよいし、高速性を重視して、生体情報の一致率が閾値以上となった最初の登録者を本人と認証してもよい。なお、一致率は、生体情報の一致度を評価する基準の一例であり、生体情報の一致度を評価する基準として他の値をもちいることとしてもよい。
認証部134bは、高対応率認証方式による生体認証をおこなう処理部である。認証部134bは、生体情報入力部110bにおいて取得された生体情報と、登録者情報141bに含まれる各登録者、もしくは、登録者情報141aに含まれる一部の登録者の高対応率認証用の生体情報とを照合して、生体認証をおこなう。なお、生体認証による本人認証をおこなう場合、精度を重視して、生体情報の一致率が閾値以上でかつ最高の一致率を示した登録者を本人と認証してもよいし、高速性を重視して、生体情報の一致率が閾値以上となった最初の登録者を本人と認証してもよい。
次に、生体認証を実行する場合における生体認証装置100の処理手順について説明する。図3は、生体認証装置100の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順においては、まず、認証制御部131は、生体情報入力部110aに指示して、高速認証方式のための生体情報を取得させ(ステップS101)、取得された生体情報の品質を品質判定部132に判定させる(ステップS102)。
そして、認証制御部131は、品質判定部132の判定結果として得られた品質値を所定の閾値と比較して、ステップS101において取得された高速認証方式のための生体情報が十分な品質をもっているか否かを判定する。なお、ここでいう閾値とは、認証処理時に得られた生体情報の品質が生体認証に適した品質を十分にもっているか否かを判断するための基準値であり、前述の所定値(登録者情報の登録時に生体情報の品質を判断するための基準値)と異なる値であってもよい。
そして、判定された品質値が閾値以上ならば、すなわち、利用者が高速認証方式に対応可能な人であれば(ステップS103肯定)、認証制御部131は、認証部134aに指示して、登録者情報141aを対象として高速認証方式による生体認証処理を実行させる(ステップS104)。
一方、判定された品質値が閾値未満ならば、すなわち、利用者が高速認証方式に対応できない人であれば(ステップS103否定)、認証制御部131は、生体情報入力部110bに指示して、高対応率認証方式のための生体情報を取得させ(ステップS105)、認証部134bに指示して、登録者情報141bを対象として高対応率認証方式による生体認証処理を実行させる(ステップS106)。
この処理手順では、高速認証方式に対応している利用者は、高速認証方式をもちいて認証されるため、短い時間で認証を受けることができる。また、高速認証方式に対応していない利用者は、予めグループ分けされた少数の登録者を対象として高対応率認証方式による認証がおこなわれるため、高対応率認証方式が低速であっても、十分に短い時間で認証を受けることができる。
なお、上記の処理手順の説明において言及した各閾値は、認証処理に求められる精度や処理速度等に応じて適宜変更できるものとする。
また、上記の処理手順において、品質判定部132による生体情報の品質の評価結果に応じてそれ以降の認証処理にもちいる閾値を動的に変更することとしてもよい。例えば、品質判定部132により、取得された高速認証用の生体情報の品質が高いと判定された場合は、本人を特定するための一致率の閾値を高くすることにより、精度良く認証をおこなうことができる。また、品質判定部132により、取得された高速認証用の生体情報の品質が低いと判定された場合は、本人を特定するための一致率の閾値を低くすることにより、認識率を向上させることができる。
ところで、図1に示した本実施例に係る生体認証装置100の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。例えば、生体認証装置100の制御部130の機能をソフトウェアとして実装し、これをコンピュータで実行することにより、生体認証装置100と同等の機能を実現することもできる。以下に、制御部130の機能をソフトウェアとして実装した生体認証プログラム1081を実行するコンピュータの一例を示す。
図4は、生体認証プログラム1081を実行するコンピュータ1000を示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)1010と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1020と、各種情報を表示するモニタ1030と、記録媒体からプログラム等を読み取る媒体読取り装置1040と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置1050と、高速認証方式のための生体情報を取得する生体情報入力装置1060aと、高対応率認証方式のための生体情報を取得する生体情報入力装置1060bと、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1070と、ハードディスク装置1080とをバス1090で接続して構成される。
そして、ハードディスク装置1080には、図1に示した制御部130と同様の機能を有する生体認証プログラム1081と、図1に示した記憶部140に記憶される各種データに対応する生体認証用データ1082とが記憶される。なお、生体認証用データ1082を、適宜分散させ、ネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶させておくこともできる。
そして、CPU1010が生体認証プログラム1081をハードディスク装置1080から読み出してRAM1070に展開することにより、生体認証プログラム1081は、生体認証プロセス1071として機能するようになる。そして、生体認証プロセス1071は、生体認証用データ1082から読み出した情報等を適宜RAM1070上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種データ処理を実行する。
なお、上記の生体認証プログラム1081は、必ずしもハードディスク装置1080に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例1では、高速認証方式に対応できない人の登録者情報を他の登録者と区別可能なように記憶しておき、認証実行時に、取得された高速認証用の生体情報の品質を評価して、高速認証方式に対応できない人であると判定された場合には、高速認証方式に対応できない人の登録者情報のみを対象として高対応率認証方式による認証を実行することとしたので、高速かつ高対応率の複合生体認証を実現することができる。
実施例1においては、予め取得された高速認証方式のための生体認証情報の品質に基づいて登録者情報を2つのグループに分類しておく例を示したが、本実施例2では、認証精度を向上させるために、登録者情報をさらに細分化しておく例について説明する。
図5は、本実施例における登録者情報の分類について説明するための図である。同図に示すように、本実施例においては、登録者情報は、まず、予め取得された高速認証方式のための生体認証情報(以下、「取得済認証情報」という)の品質値が第1の所定値T1よりも高いグループ20と、取得済認証情報の品質値が第1の所定値T1よりも低いグループ30とに分類される。
ここで、第1の所定値T1は、取得済認証情報の品質が、高速認証方式による認証に適用可能であるか否かを判定するための基準値である。したがって、グループ20に分類された登録者情報に対応する登録者は、高速認証方式による認証を適用可能な登録者であるとみなすことができ、グループ30に分類された登録者情報に対応する登録者は、高速認証方式による認証を適用できない登録者であるとみなすことができる。
そして、グループ20に分類された登録者情報は、取得済認証情報の品質値が第2の所定値T2よりも高いグループ21と、取得済認証情報の品質値が第2の所定値T2よりも低いグループ22とにさらに分類される。
ここで、第2の所定値T2は、取得済認証情報の品質が、高速認証方式のみによる認証で十分精度可能なレベルであるか否かを判定するための基準値である。したがって、グループ21に分類された登録者情報に対応する登録者は、高速認証方式のみによる認証によって十分精度良く認証可能な登録者であるとみなすことができ、グループ22に分類された登録者情報に対応する登録者は、高速認証方式による認証を適用可能であるものの、高速認証方式のみによる認証では十分な認証精度を得ることができない登録者であるとみなすことができる。
本実施例に係る複合型生体認証方法では、このグループ22に相当する登録者に対して、高速認証方式による認証と高対応認証方式による認証を組み合わせて実行することにより、認証精度を向上させる。
次に、本実施例に係る複合型生体認証方法を実行する生体認証装置200の構成について説明する。図6は、本実施例に係る生体認証装置200の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、生体認証装置200は、認証制御部131と登録部133が、それぞれ、認証制御部231と登録部233に置き換わり、記憶部140に記憶される登録者情報が、登録者情報241a、登録者情報241bおよび登録者情報241cという3つのグループに分類されている以外は、図1に示した生体認証装置100と同様の構成を有するため、ここでは、生体認証装置100との相違点についてのみ説明する。
認証制御部231は、本実施例に係る複合型生体認証方法を実行するために、装置内の各部を制御する制御部である。認証制御部231の詳細な制御手順については後述する。
登録部233は、登録者情報を記憶部140に記憶させる処理部である。登録部233は、登録者情報に含まれる高速認証方式のための生体情報の品質に基づいて、図5に示したように登録者情報を3つのグループに分類して登録をおこなう。ここで、登録者情報の登録の手順について説明しておく。
生体認証装置200が、新たな登録者情報を登録するように求められた場合、まず、認証制御部231が、生体情報入力部110aに対して、高速認証方式のための生体情報を取得するように指示し、生体情報入力部110bに対して、高対応率認証方式のための生体情報を取得するように指示し、ユーザインターフェース部120に対し、登録者の氏名等の属性情報を取得するように指示する。
続いて、認証制御部231は、品質判定部132に対して、生体情報入力部110aにおいて取得された生体情報の品質を判定するように指示する。そして、認証制御部231は、取得された生体情報および属性情報と、品質判定部132の判定結果とを登録部233へ送信し、登録者情報として登録するように指示する。
指示を受けた登録部233は、品質判定部132の判定結果である品質値を第1の所定値T1と比較し、品質値が第1の所定値T1未満である場合、すなわち、当該の登録者に高速認証方式による認証を適用でいない場合には、送信された情報を記憶部140の登録者情報241cに登録する。
また、品質値が第1の所定値T1以上であり、かつ、第2の所定値T2以上である場合、すなわち、当該の登録者が高速認証方式による認証のみで十分精度良く認証可能な登録者である場合には、送信された情報を記憶部140の登録者情報241aに登録する。また、品質値が第1の所定値T1以上であるが、第2の所定値T2未満である場合、すなわち、当該の登録者に高速認証方式による認証を適用可能であるが、高速認証方式による認証のみでは十分精度良く認証できない場合には、送信された情報を記憶部140の登録者情報241bに登録する。
登録者情報241aは、高品質であり高速認証方式のみで十分精度良く認証可能な登録者の情報を保持する登録者情報であり、図5におけるグループ21に相当する。登録者情報241bは、中程度の品質であり高速認証方式による認証を適用可能であるが、高速認証方式による認証のみでは十分精度良く認証できない登録者の情報を保持する登録者情報であり、図5におけるグループ22に相当する。登録者情報241cは、低品質であり高速認証方式による認証を適用できない登録者の情報を保持する登録者情報であり、図5におけるグループ30に相当する。
また、登録者情報241aと登録者情報241bは、両者をまとめた登録者情報である登録者情報241xとしてもアクセス可能に構成され、この登録者情報241xは、図5におけるグループ20に相当する。
なお、必ずしも、登録者情報241a〜241cを物理的に区別しておく必要はなく、登録者が図5に示した3つのグループのいずれに属するかが容易に判別できるようになっていればよい。また、登録者情報を、各グループに完全に分類する必要はなく、品質値が10〜7の登録者をグループ21とし、品質値が7〜3の登録者をグループ22とし、品質値が3〜1の登録者をグループ30とするように、境界付近の登録者が重複していてもよい。
また、生体認証装置200において、登録部233は、必須の構成要素ではなく、他の装置において登録された登録者情報を記憶部140に転送することとしてもよいし、他の装置において登録され、保持されている登録者情報を、生体認証装置200がネットワーク経由でアクセスすることとしてもよい。
次に、生体認証を実行する場合における生体認証装置200の処理手順について説明する。図7は、生体認証装置200の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順においては、まず、認証制御部231は、生体情報入力部110aに指示して、高速認証方式のための生体情報を取得させ(ステップS201)、取得された生体情報の品質を品質判定部132に判定させる(ステップS202)。
そして、判定された品質値が第1の閾値以上かつ第2の閾値以上ならば(ステップS203肯定かつステップS204肯定)、認証制御部231は、認証部134aに指示して、品質値が第2の所定値T2以上の登録者情報、すなわち、登録者情報241aを対象として高速認証方式による生体認証処理を実行させる(ステップS205)。
ここで、第1の閾値は、第1の所定値T1に相当する基準値であり、第2の閾値は、第2の所定値T2に相当する基準値である。したがって、判定された品質値が第1の閾値以上かつ第2の閾値以上であるということは、当該の利用者に対して高速認証方式による認証を適用可能であり、高速認証方式による認証のみで十分な認証精度を得られることを示している。なお、生体情報を読み取る際の各種条件の差によって生じる品質値のバラツキを考慮して、第1の閾値と第2の閾値をある程度の幅をもつ値としてもよい。
一方、判定された品質値が第1の閾値以上で第2の閾値未満ならば、すなわち、利用者は高速認証方式に対応可能な人であるが、高速認証方式だけは十分に精度良く認証をおこなうことができない場合は(ステップS203肯定かつステップS204否定)、認証制御部231は、認証部134aに指示して、品質値が第1の所定値T1以上の登録者情報、すなわち、登録者情報241aと登録者情報241bを含む登録者情報241xを対象として高速認証方式による生体認証処理を実行させ、一致率が上位の登録者を抽出させる(ステップS206)。
そして、生体情報入力部110bに指示して、高対応率認証方式のための生体情報を取得させ(ステップS207)、認証部134bに指示して、登録者情報241xのうち、ステップS206で抽出された登録者に対応する情報を対象として高対応率認証方式による生体認証処理を実行させる(ステップS208)。
なお、上記の処理手順では、登録者情報241aと登録者情報241bを含む登録者情報241xを対象として高速認証方式による生体認証処理を実行させ、一致率が上位の登録者を抽出させた後に高対応率認証方式による生体認証処理を実行させていたが、登録者情報241aと登録者情報241bを含む登録者情報241xを対象として高速認証方式による生体認証処理を実行させた後に、登録者情報241bを対象として高対応率認証方式による生体認証処理を実行させてもよい。
また、判定された品質値が第2の閾値未満ならば、すなわち、利用者が高速認証方式に対応できない人であれば(ステップS203否定)、認証制御部231は、生体情報入力部110bに指示して、高対応率認証方式のための生体情報を取得させ(ステップS209)、認証部134bに指示して、登録者情報241cを対象として高対応率認証方式による生体認証処理を実行させる(ステップS210)。
この第2の処理手順では、高速認証方式に対応しており、生体情報入力部110aにおいて十分に高い品質の生体情報が取得された利用者は、高速認証方式をもちいて、高速かつ精度良く認証される。
また、高速認証方式に対応しているが、生体情報入力部110aにおいて十分に高い品質の生体情報が取得されなかった利用者は、高速認証方式と高対応率認証方式の組合せにより、精度良く認証される。この場合、高対応率認証方式による認証は、高速認証方式によって絞り込まれた登録者を対象としておこなわれるので、高対応率認証方式が低速であっても、十分に短い時間で認証を受けることができる。
また、高速認証方式に対応していない利用者は、予めグループ分けされた少数の登録者を対象として高対応率認証方式による認証がおこなわれるため、高対応率認証方式が低速であっても、十分に短い時間で認証を受けることができる。
なお、上記の処理手順では、品質値が第1の閾値以上かつ第2の閾値以上の場合に、登録者情報241aのみを対象として高速認証方式による生体認証処理を実行しているが、登録者情報の件数が少ない場合や、採用されている高速認証方式の認証処理が十分に高速な場合は、登録者情報241aと登録者情報241bを含めた登録者情報241xを対象として高速認証方式による生体認証処理を実行することとしてもよい。この場合、認証処理に要する時間は長くなるが、認証対象となる登録者情報から本人の情報が除外される事故が発生する可能性がなくなり、本人拒否率の低化が期待される。
ところで、図6に示した本実施例に係る生体認証装置200の構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができる。例えば、生体認証装置200の制御部130の機能をソフトウェアとして実装し、これをコンピュータで実行することにより、生体認証装置200と同等の機能を実現することもできる。制御部130の機能をソフトウェアとして実装した生体認証プログラムを実行するコンピュータの構成は図4に示したものと同様である。
上述してきたように、本実施例2では、高速認証方式に対応しているが、高速認証方式のみでは十分精度良く認証することができないと判定された利用者は、高速認証方式と高対応率認証方式を組み合わせて認証することとしたので、認証の精度を向上させることができる。
なお、上記の各実施例では、高速認証方式の認証のための生体情報と、高対応率認証方式の認証のための生体情報を個別に取得する例を示したが、生体情報の取得に要する利用者の負担を軽減し、認証処理に要する時間を短縮するため、高速認証方式の認証のための生体情報と、高対応率認証方式の認証のための生体情報を同時に取得することができる生体情報入力手段をもちいることとしてもよい。
また、生体情報入力手段の機種の違いや、生体情報を取得する環境の違い(例えば、明るさ、季節、利用者がとらされる姿勢等)による生体情報の変化に対応するために、登録者ごとに同種の生体情報を複数登録できるようにしてもよい。
また、生体情報を取得する環境の違い等に応じて、高速認証方式として採用する認証方式と、高対応率認証方式として採用する認証方式を切り替えることができるようにし、各認証方式に対応するために、登録者ごとに多種類の生体情報を登録できるようにしてもよい。
また、上記の各実施例では、高速認証方式として指紋認証を採用し、高対応率認証方式として静脈認証を採用した例を示したが、高速認証方式として、例えば、虹彩認証を採用することとしてもよい。また、高対応率認証方式として、例えば、顔認証、署名認証を採用することとしてもよい。また、高速認証方式として指紋認証を採用し、高対応率認証方式として虹彩認証を採用することとしてもよい。
(付記1)生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証装置であって、
第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
前記利用者の第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
前記利用者の第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と、
前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって所定値以上であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこない、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記所定値未満であると判定された場合に、前記第2の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなう認証制御手段と
を備えたことを特徴とする生体認証装置。
(付記2)生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証装置であって、
第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が第1の所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が前記第1の所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
前記利用者の前記第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と、
前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証と前記第2の認証手段による認証をおこなう認証制御手段と
を備えたことを特徴とする生体認証装置。
(付記3)前記認証制御手段は、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこなって一致度が所定以上の登録者を抽出し、抽出された登録者に対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなうことを特徴とする付記2に記載の生体認証装置。
(付記4)前記認証制御手段は、前記第1の生体情報の品質が前記所定値以上であることに応じて、前記第1の認証手段で認証を行った結果、候補が複数生じた場合に、一致度が最大かつ所定の閾値以上である候補を前記利用者とする認証をおこなうことを特徴とする付記1または2に記載の生体認証装置。
(付記5)前記認証制御手段は、前記第1の生体情報の品質が前記所定値未満であることに応じて、前記第2の認証手段で認証を行った結果、候補が複数生じた場合に、一致度が最大かつ所定の閾値以上である候補を前記利用者とする認証をおこなうことを特徴とする付記1または2に記載の生体認証装置。
(付記6)前記認証制御手段は、前記第1の生体情報の品質が前記所定値以上かつ前記第2の所定値未満であることに応じて、前記抽出された登録者に対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証を行った結果、候補が複数生じた場合に、前記第2の認証手段による認証において一致度が最大かつ所定の閾値以上である候補を前記利用者とする認証をおこなうことを特徴とする付記2に記載の生体認証装置。
(付記7)前記認証制御手段は、前記品質判定手段の結果に応じて、前記第1の認証手段が認証をおこなうためにもちいる、前記利用者の第1の生体情報と前記登録者情報に含まれる第1の生体情報との一致度の閾値を変更することを特徴とする付記1または2に記載の生体認証装置。
(付記8)前記登録者情報は、前記第1の生体情報および前記第2の生体情報を環境の変化に対応付けて、登録者ごとに複数保持することを特徴とする付記1または2に記載の生体認証装置。
(付記9)前記登録者情報は、複数種類の照合情報を登録者と対応付けて保持することを特徴とする付記1または2に記載の生体認証装置。
(付記10)前記第1の生体情報は指紋情報であることを特徴とする付記1〜8のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記11)前記第1の生体情報は虹彩情報であることを特徴とする付記1〜8のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記12)前記第2の生体情報は静脈情報であることを特徴とする付記1〜8のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記13)前記第2の生体情報は顔情報であることを特徴とする付記1〜8のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記14)前記第2の生体情報は署名情報であることを特徴とする付記1〜8のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記15)生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証プログラムであって、
第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手順と、
第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手順と、
前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手順と、
登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報と、前記利用者の第1の生体情報との照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手順と、
前記利用者の第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手順と、
前記第1の生体情報入力手順によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手順によって所定値以上であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手順による認証をおこない、前記第1の生体情報入力手順によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手順によって前記所定値未満であると判定された場合に、前記第2の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手順による認証をおこなう認証制御手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする生体認証プログラム。
(付記16)第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
利用者の第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
前記利用者の第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と
を備えた生体認証装置において利用者の生体認証をおこなう複合型生体認証方法であって、
前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質を、前記品質判定手段において判定する工程と、
前記品質判定手段によって、前記利用者の第1の生体情報の品質が所定値以上であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこなう工程と、
前記品質判定手段によって、前記利用者の第1の生体情報の品質が前記所定値未満であると判定された場合に、前記第2の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなう工程と
を含んだことを特徴とする複合型生体認証方法。
(付記17)生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証プログラムであって、
第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手順と、
第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手順と、
前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手順と、
登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報と、前記利用者の前記第1の生体情報との照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手順と、
前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手順と、
前記第1の生体情報入力手順によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手順によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手順による認証と前記第2の認証手順による認証をおこなう認証制御手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする生体認証プログラム。
(付記18)第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
利用者の前記第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と
を備えた生体認証装置において利用者の生体認証をおこなう複合型生体認証方法であって、
前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質を、前記品質判定手段において判定する工程と、
前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証と前記第2の認証手段による認証をおこなう工程と
を含んだことを特徴とする複合型生体認証方法。
以上のように、本発明に係る生体認証装置、生体認証プログラムおよび複合型生体認証方法は、生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう場合に有用であり、特に、高速かつ高対応率の生体認証を実現することが必要な場合に適している。
実施例1に係る生体認証装置の構成を示す機能ブロック図である。 登録者情報のデータ構成の一例を示す図である。 実施例1に係る生体認証装置の処理手順を示すフローチャートである。 生体認証プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。 実施例2における登録者情報の分類について説明するための図である。 実施例2に係る生体認証装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例2に係る生体認証装置の処理手順を示すフローチャートである。 高品質な指紋画像の例を示す図である。 通常の品質の指紋画像の例を示す図である。 品質が劣る指紋画像の例を示す図である。 生体認証に対応できない指紋画像の例を示す図である。
符号の説明
T1 第1の所定値
T2 第2の所定値
20、21、22、30 グループ
100 生体認証装置
110a、110b 生体情報入力部
120 ユーザインターフェース部
130 制御部
131 認証制御部
132 品質判定部
133 登録部
134a、134b 認証部
140 記憶部
141a、141b 登録者情報
200 生体認証装置
231 認証制御部
233 登録部
241a、241b、241c 登録者情報
1000 コンピュータ
1010 CPU
1020 入力装置
1030 モニタ
1040 媒体読取り装置
1050 ネットワークインターフェース装置
1060a、1060b 生体情報入力装置
1070 RAM
1071 生体認証プロセス
1080 ハードディスク装置
1081 生体認証プログラム
1082 生体認証用データ
1090 バス

Claims (10)

  1. 生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証装置であって、
    第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
    第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
    前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
    登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
    前記利用者の前記第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
    前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と、
    前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記所定値以上であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこない、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記所定値未満であると判定された場合に、前記第2の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなう認証制御手段と
    を備えたことを特徴とする生体認証装置。
  2. 生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証装置であって、
    第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
    第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
    前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
    登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が第1の所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が前記第1の所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
    前記利用者の前記第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
    前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と、
    前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証と前記第2の認証手段による認証をおこなう認証制御手段と
    を備えたことを特徴とする生体認証装置。
  3. 前記認証制御手段は、前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこなって一致度が所定以上の登録者を抽出し、抽出された登録者に対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなうことを特徴とする請求項2に記載の生体認証装置。
  4. 前記認証制御手段は、前記品質判定手段の結果に応じて、前記第1の認証手段が認証をおこなうためにもちいる、前記利用者の第1の生体情報と前記登録者情報に含まれる第1の生体情報との一致度の閾値を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の生体認証装置。
  5. 前記登録者情報は、前記第1の生体情報および前記第2の生体情報を環境の変化に対応付けて、登録者ごとに複数保持することを特徴とする請求項1または2に記載の生体認証装置。
  6. 前記登録者情報は、複数種類の照合情報を登録者と対応付けて保持することを特徴とする請求項1または2に記載の生体認証装置。
  7. 生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証プログラムであって、
    第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手順と、
    第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手順と、
    前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手順と、
    登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報と、前記利用者の前記第1の生体情報との照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手順と、
    前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手順と、
    前記第1の生体情報入力手順によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手順によって前記所定値以上であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手順による認証をおこない、前記第1の生体情報入力手順によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手順によって前記所定値未満であると判定された場合に、前記第2の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手順による認証をおこなう認証制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする生体認証プログラム。
  8. 第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
    第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
    前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
    登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
    利用者の第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
    前記利用者の第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と
    を備えた生体認証装置において前記利用者の生体認証をおこなう複合型生体認証方法であって、
    前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質を、前記品質判定手段において判定する工程と、
    前記品質判定手段によって、前記利用者の第1の生体情報の品質が所定値以上であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証をおこなう工程と、
    前記品質判定手段によって、前記利用者の第1の生体情報の品質が前記所定値未満であると判定された場合に、前記第2の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第2の認証手段による認証をおこなう工程と
    を含んだことを特徴とする複合型生体認証方法。
  9. 生体情報をもちいて利用者の認証をおこなう生体認証プログラムであって、
    第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手順と、
    第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手順と、
    前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手順と、
    登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報と、前記利用者の前記第1の生体情報との照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手順と、
    前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手順と、
    前記第1の生体情報入力手順によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手順によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手順による認証と前記第2の認証手順による認証をおこなう認証制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする生体認証プログラム。
  10. 第1の生体情報を入力する第1の生体情報入力手段と、
    第2の生体情報を入力する第2の生体情報入力手段と、
    前記第1の生体情報の品質を判定する品質判定手段と、
    登録者ごとに前記第1の生体情報と前記第2の生体情報とを対応付け、さらに、前記第1の生体情報の品質が所定値以上である第1の登録者のグループと、前記第1の生体情報の品質が所定値未満である第2の登録者のグループとを区別可能に保持する登録者情報を記憶する記憶手段と、
    利用者の前記第1の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第1の認証手段と、
    前記利用者の前記第2の生体情報と前記登録者情報の照合により、前記利用者が前記登録者の一人であるか否かの認証をおこなう第2の認証手段と
    を備えた生体認証装置において利用者の生体認証をおこなう複合型生体認証方法であって、
    前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質を、前記品質判定手段において判定する工程と、
    前記第1の生体情報入力手段によって取得された前記利用者の第1の生体情報の品質が、前記品質判定手段によって前記第1の所定値以上であり、かつ、第2の所定値未満であると判定された場合に、前記第1の登録者のグループに対応する前記登録者情報を照合対象として前記第1の認証手段による認証と前記第2の認証手段による認証をおこなう工程と
    を含んだことを特徴とする複合型生体認証方法。
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