JP2008215971A - 検査システムおよび検査に用いる不具合記録システム - Google Patents

検査システムおよび検査に用いる不具合記録システム Download PDF

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Abstract

【課題】搬送対象物の不具合箇所を修整者に簡単に指示することを可能とする検査システム、搬送対象物の不具合・修整履歴を管理可能な不具合記録システムを提供すること。
【解決手段】本発明では、搬送対象物の特定箇所を指示する指示部と、搬送対象物の撮像データを出力する撮像部とが検査エリアに載置される。撮像データに基づき搬送対象物の外観を表示する表示部を設ける。搬送対象物の不具合箇所が修整者により修整される修整エリアにおいて、不具合修整者の発声音声を受信し、取得する音声取得部とを載置し、さらに、指示部により指示された搬送対象物の特定箇所の位置情報を取得し、この位置情報に基づき搬送対象物の特定箇所を含む外観を撮像するように、撮像部の撮像位置を制御する。撮像部により出力された撮像データは、取得音声とを対応づけて記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工場内等において搬送される搬送対象物の外観等を検査する際に用いられる検査システムおよび、検査を行った際に発見された搬送物の不具合を修整した結果等を記録する不具合記録システムに関するものである。
工場等で生産され、一定のライン上を搬送される搬送対象物は、外観で判別できる不具合(例えば塗装のムラや誤組立)を検査するために、光学的な検査機器を用いる検査手法に加えて、人間の検査者による目視検査が併用され、外観検査が行われている。このような目視検査によって、光学的な検査装置では見出せないような搬送対象物表面に存在する細かな傷や微小な色ムラ等の不具合を発見することができる。このような検査機器による検査や、目視検査による検査によって発見された搬送対象物は、検査工程以後に設けられた不具合修整工程に搬送され、その不具合が修整される。
ところで、前述のような目視検査において発見された不具合は、厳密な検査でなければ発見できないような細かい不具合であるため、習熟した検査者でなければ見分けることができない。そのため、検査工程以後の不具合修整工程に待機した人間に、搬送対象物の外観に不具合を通知することが困難であり、たとえ不具合の存在を通知したとしても、検査工程以後の人間が不具合箇所を発見するまでに時間を要することとなる。
特開平11−164186号公報
そこで従来では、検査者は、搬送される搬送対象物の外観に前述のような不具合を発見すると、何らかの目印(小さな紙片など)を発見した不具合の近辺に貼り付けることで、そのような不具合を検査工程以後の人間に通知することが一般的に行われている。このようなやり方では、検査工程を通過した搬送対象物の不具合箇所を、検査に習熟した人間でなくとも比較的容易に発見することが可能となる反面、搬送対象物表面に糊等を付着させてさらなる不具合を生じさせる場合がある。
さらに、このように目視検査によって発見された不具合を修復する場合、搬送対象物を検査工程以降に設けられた不具合修復工程で修復処置するに留まり、搬送対象物に含まれる不具合の種類や形状を記録し、管理することができない。そのため、搬送対象物に生じる不具合が発生した原因の解析や、不具合の発生傾向の推定を行うことができないという問題がある。
なお、不具合を管理するための手法として、目視検査で不具合を発見した検査者が、その不具合箇所を光学的に撮像し、その撮像したデータをディジタル化するなどの処置を施して記録するという手法が考えられる。このような物体の外観を撮像するものとして、例えば特許文献1に示されるような、ハンズフリーで撮像を可能とするような技術が知られているが、このような技術では、前述のような課題を解決することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、搬送される搬送対象物に含まれる不具合の生じる箇所を、搬送対象物不具合を修整する修整者に簡単に指示することを可能とする検査システムと、搬送対象物に含まれる不具合を、その修整した履歴をと合わせて管理することが可能な不具合記録システムと、を提供することを目的としている。
本発明にかかる検査システムは、搬送される搬送対象物を検査するために用いるものであって、前記搬送対象物における特定箇所を指示する指示部と、前記搬送対象物を撮像し、撮像データを出力する撮像部と、前記指示部により指示された搬送対象物の特定箇所の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて前記搬送対象物の前記特定箇所を含む外観を撮像するように、前記撮像部の撮像位置を制御する制御部と、前記撮像部により出力された撮像データを視覚的に表示する表示部と、を備えることを特徴としている。
このような検査システムにおいては、搬送対象物において発見された不具合箇所またはその近傍を指示すると、この指示した位置(特定箇所)の位置情報が取得され、その後工程において、その位置情報に基づいた搬送対象物の撮像データが表示される。そのため、不具合箇所を指示した工程(検査工程)の後工程(修整工程)において、表示された撮像データを見ることで、搬送対象物に紙片等を接触させることなく、かつ、検査に習熟した人間でなくとも搬送対象物の不具合箇所を容易に発見することができる。
また、このような検査システムにおいては、前記搬送対象物の特定箇所の位置情報に基づいて、前記指示部で指示した特定箇所に向けて光を照射する光照射部をさらに備えることが好ましい。このようにすると、検査工程の後工程において、搬送対象物の不具合箇所をより容易に見出せ易くすることが可能となる。
また、前記撮像部は、搬送対象物における前記特定箇所を拡大して撮像するように構成されていてもよい。このようにすると、表示される撮像データを見て、具体的に不具合箇所が判別できるようになるとともに、撮像データを記録することで、搬送対象物の不具合情報として管理することも可能となる。
さらに、前記指示部としては、レーザ照射により視覚的に特定箇所を指示するレーザポインタなどを用いることも可能である。指示部として、このようなレーザポインタを用いた場合、検査工程において搬送対象物の不具合箇所を指示する際に、検査者の操作によって指示する箇所を任意にかつ操作性よく変更できるため、作業性が向上する。
また、このような検査システムにおいては、前記指示部により特定箇所を指示する際に周囲で発声した音声を受信し、受信した音声をディジタルデータに変換する受信部と、前記ディジタルデータに変換された音声を外部に出力するするデータ出力部と、をさらに備えていてもよい。このような検査システムの場合、検査工程において検査者が発声した音声を出力することができるため、検査者が搬送対象物の不具合箇所の種類や形状、位置等の情報を声に出すと、その情報がデータ出力部により出力される。そのため、検査工程の後工程において、搬送対象物の不具合箇所をより容易に把握できるようになるとともに、検査者の発声した音声をデータとして記録することで、不具合箇所の情報についてより正確に管理することも可能となる。
なお、前記受信部が変換したディジタルデータが、前記制御部に対して無線で送信されるとともに、前記制御部は、受信部より送信されたディジタルデータをデータ出力部に対して送信するように構成されていることが好ましい。このような検査システムにおいては、受信部およびデータ出力部を制御部と物理的に分離することができるため、システム全体を構成する各構成要素の配置などの自由度が高まる。
なお、前記データ出力部としては、送信されたディジタルデータをテキストデータに変換し、変換したテキストデータを出力するものであることが好ましい。このようにすると、検査システムの用いる環境に応じて、テキストデータを視覚的に表示したり、テキストデータを読み上げて音声出力したりすることが可能となるため、状況に応じた適切な検査システムを構築することができる。
このような検査システムの場合、前記データ出力部を表示部と一体に構成することでとして、変換したテキストデータを、前記撮像データと合わせて視覚的に表示することも可能である。このようにすると、視覚的に表示された撮像データに合わせて、不具合情報としてのテキストデータが視覚的に表示されるため、検査工程の後工程において、より正確に不具合情報を把握することが可能となる。
さらに、前記データ出力部から出力されたディジタルデータを、外部に音声出力する音声出力部をさらに備えるように構成してもよい。このような場合、視覚的な表示に加えて、搬送対象物の不具合情報を音声にて受けることができるため、搬送対象物の不具合対象物をより容易に把握することができる。
また、本発明は、検査に用いる不具合記録システムをも提供するものであり、このような不具合記録システムは、搬送される搬送対象物の検査が検査者によって行われる検査エリアと、該検査エリアにおいて検査された搬送対象物に含まれる不具合箇所が、不具合修整者によって修整される修整エリアとを含む不具合修整ラインにおいて用いられるものであって、前記搬送対象物の特定箇所を指示する指示部と、前記搬送対象物を撮像し、撮像データを出力する撮像部と、が前記検査エリアに載置されるとともに、前記撮像部により出力された撮像データに基づいて、前記搬送対象物の外観を表示する表示部と、前記不具合修整者の発声した音声を受信し、受信した音声を取得する音声取得部と、が前記修整エリアに載置されており、前記指示部により指示された搬送対象物の特定箇所の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて前記搬送対象物の前記特定箇所を含む外観を撮像するように、前記撮像部の撮像位置を制御する制御部と、前記撮像部により出力された撮像データと、音声取得部により取得された音声とを対応づけて記録するデータ記録部と、を備えることを特徴としている。
このような不具合記録システムにおいては、検査エリアにおいて検査者が搬送対象物の不具合箇所またはその近傍を指示すると、この指示した位置(特定箇所)の位置情報が取得される。そして、その後の不具合箇所を修整する修整エリアにおいて、その位置情報に基づいて撮像された結果得られた搬送対象物の画像データが表示され、修整者が表示された撮像データを見ることで、搬送対象物に紙片等を接触させることなく、かつ、搬送対象物の不具合箇所を容易に発見することができる。
また、このような不具合記録システムにおいては、前記特定箇所の位置情報に基づいて、前記指示部で指示した特定箇所に向けて光を照射する光照射部をさらに備えることが好ましい。このようにすると、検査工程の後工程において、搬送対象物の不具合箇所をより容易に見出せ易くすることが可能となる。
さらに、このような不具合記録システムにおいては、前記特定箇所の位置情報に基づいて、前記指示部で指示した特定箇所に光を照射する光照射部が、前記修整エリアに載置されていると好適である。このような光照射部を設けることで、修整エリアにおいて、搬送対象物の不具合箇所をより容易に発見することが可能となる。
また、このような不具合記録システムにおいて、周囲で発声した音声を受信し、受信した音声をディジタルデータに変換する受信部を備えるとともに、前記修整エリアにおいて、ディジタルデータに変換された音声を外部に出力するするデータ出力部をさらに備えるように構成してもよい。このような不具合記録システムは、検査エリアにおいて検査者が発声した音声を出力することができるため、検査者が搬送対象物の不具合箇所の種類や形状、位置等の情報を声に出すと、その情報が修整エリアに設けられたデータ出力部により出力される。そのため、検査エリアの後工程である修整エリアにおいて、搬送対象物の不具合箇所をより容易に把握できるようになるとともに、検査者の発声した音声をデータとして記録することで、不具合箇所の情報についてより正確に管理することも可能となる。
なお、前記データ記録部は、受信部が変換したディジタルデータを、前記撮像データおよび音声とさらに対応付けて記録するようにすると、さらに好適である。このようにすると、不具合箇所の情報をより効率的に記録して管理することが可能となる。
また、このような不具合記録システムにおいては、少なくとも、前記受信部および音声取得部が、検査者および修整者に各々装着可能に構成されていると好適である。このようにすると、検査者および修整者の動きの制限が抑制されるため、検査や修整を行う作業性が向上するという効果が得られる。
以上、説明したように、本発明によると、搬送される搬送対象物に含まれる不具合の生じる箇所を、搬送対象物不具合を修整する修整者に簡単に指示することを可能とする検査システムと、搬送対象物に含まれる不具合を、その修整した履歴をと合わせて管理することが可能な不具合記録システムと、を提供することが可能となる。
発明の実施の形態1.
以下に、図1から図6を参照しつつ本発明の実施の形態1にかかる、検査システムおよび該検査システムを含む不具合記録システム1について説明する。
図1は、床面上に設置された搬送ライン100上を、検査対象である車両M(M1,M2)が搬送される様子を示すものであり、これらの車両を検査し、その検査の結果得られた不具合情報を表示する検査システム2と、この検査システム2に加えて、検査された車両を修整した結果をも記録するシステムを付加した不具合記録システム1の全体を概略的に示している。検査対象である車両は、搬送ライン100上に設けられた検査エリアおよび修整エリアを通過していく。この実施形態においては、図1においては、車両M1の表面において不具合E1が、車両M2の表面において不具合E2が存在するものとする。
本実施形態に示す不具合記録システムでは、図1に示す搬送ライン100の下流側における検査エリアにおいて、検査者P1が搬送された車両を目視により外観検査を行う検査工程が実施されるとともに、検査者P1が目視による外観検査によって発見した不具合を、搬送ライン100の上流側である修整エリアにおいて、不具合修整者としての修整者P2が修整する修整工程が実施される。また、不具合記録システム1は、検査者P1が行った外観検査の結果、発見した不具合の情報を記録するとともに、修整者P2が修整した修整履歴をも記録する。なお、図1においては外観検査および不具合修整対象となる車両Mは2台のみ(M1,M2)図示されているが、通常は複数の車両が連続して搬送されるものであり、その他の車両については図示が省略されているものとする。以下、この不具合修整システム1について詳細に説明する。
図1に示すように、搬送ライン100の下流側における検査エリアでは、検査者P1の目視検査により発見され、指示された不具合箇所を撮像する撮像部としてのカメラ30が、搬送される車両Mの上方に固定されている。一方、搬送ライン100の上流側である修整エリアにおいては、カメラ30により撮像された画像を映し出す表示部としてのディスプレイ50と、搬送された車両上の不具合箇所に対して光を照射する光照射部としてのサーボライト60とが設置されている。そして、これらの検査エリアにおいて発見された不具合情報と、修整エリアにおいて修整された修整履歴とを記録し、管理するためのデータ記録部としてのデータ記録装置20が、搬送ライン100の側方から所定の距離だけ離れた位置に設置されている。
検査エリア内に立つ検査者Pは、搬送される車両M(M1)を目視検査し、その検査において発見した不具合箇所(E1,E2)を指示するとともに、その不具合内容を記録するための検査デバイス10を装着している。この検査デバイス10は、図2に示すように、検査者の腰部などの所定位置に装着される検査デバイス本体13と、この検査デバイス本体13に電気的に接続され、検査者P1から発生された音声を受信するマイク11と、同じく検査デバイス本体13に電気的に接続された指示部としてのレーザポインタ12と、を備えている。
マイク11は、図2に示すように、ヘッドフォン型の装着部から伸びるアームの先端に取り付けられており、この装着部を検査者P1が装着することで、検査者P1の口元付近に位置するとともに、その指向性が検査者P1の口元を向くように予めその取り付け位置が調整されている。このマイク11は、検査者P1が発声した音声を受信するものであり、マイク11によって受信された音声は電気的な信号に変換され、配線を介して検査デバイス本体13に送信される。検査デバイス本体13においては、受信した発声情報としての音声信号を音声認識ソフトによって音声認識し、テキストデータに変換した後に内部に備えられたメモリ等に一時的に記録し、外部に送信する機能を有する。すなわち、マイク11および検査デバイス本体13におって、本発明でいう受信部が構成される。この検査デバイス本体13の詳細については後述する。
なお、マイク11は、検査者P1の発声した音声を常に受信するのではなく、後述するように、レーザポインタ12を操作した後、所定の時間のみ音声を受信するように構成されていることが好ましい。このようにすると、検査者P1が発見した不具合と、検査者P1が発声した音声との内容が時系列的に一致するため、不具合情報としてまとめて管理しやすくなる。
レーザポインタ12は、図示しないスイッチを押すことで、その内部に設けられた光源からレーザ光を照射するとともに、この照射したレーザ光の軌跡を視覚的に認識する小型カメラ(図示せず)が内蔵されている。このような小型カメラは、照射するレーザ光の波長のみを通過させるフィルタ等を備えており、車両表面に照射されたレーザ光の輝点のレーザポインタに対する相対的な距離や方向を把握するための位置情報を取得することができる。このような小型カメラで取得した位置情報は、検査デバイス本体13へ送信され、レーザ光の輝点の位置座標に変換される。このようなレーザポインタとしては、市販された汎用製品を用いることができ、例えばレーザ光を発生する光源と、照射したレーザ光の輝点を認識するカメラとが、別体に構成されているものであっても使用することが可能である。
図3は、検査デバイス本体13の内部構造を概念的に表したブロック図である。検査デバイス本体13は、その内部にいわゆる小型コンピュータで構成される制御部130と、制御部に電力を供給するバッテリ150とを備えている。制御部130は、予め所定の動作プログラム等を記憶するとともに、受信した各種のデータを記録するための記憶領域131と、前記動作プログラムに基づいて動作する演算処理部132、記憶領域131に記憶したデータの一部を後述するコンピュータ20へ送信する無線LANやBluetoothなどの通信手段からなる送信部133のほか、図示は省略するが、一時的にデータを記録するためのメモリや受信部からのデータを受信するための受信回路、および外部から所定の指示を入力するための入力部や、時刻調整のされたタイマー等をも備えている。なお、制御部130から無線LANやBluetoothを介して送信される信号を受け取るために、コンピュータ20においても、同様の通信手段が備えられている。
また、前述する記憶領域131には、演算処理部132を動作させるための所定のプログラムや、音声認識等、レーザポインタから照射されたレーザ光の輝点の位置座標を算出するための所定の動作プログラムが記憶されている。なお、この制御部130としては、市販のPDAなどの機器に、予め所定のプログラムを記録させたものを用いることも可能である。
このように構成された検査デバイス本体13は、マイク11から受信した電気信号から検査者P1が発声した音声内容を認識する。具体的には、受信した電気信号を音声認識ソフトにより解析し、認識した音声情報をテキストデータに変換する。本実施形態では、検査者P1が目視検査により発見した検査結果(不具合情報)を声に出すことで、検査者P1が発見した検査結果をディジタルデータとしてのテキストデータに変換する。そして、検査デバイス本体13は、検査者P1が発声した音声を変換したテキストデータと、レーザポインタ12から取得したレーザ光の照射位置の座標とを送信部132によってデータ記録装置20に送信する。このデータ記録装置20の詳細な構成については後述する。
カメラ30は、汎用のCCDカメラ等の撮像手段であるカメラ本体を備えるとともに、その撮像方向および焦点位置を適宜変更するためのコントローラを備えている。その撮像方向に存在する物体の外観を画像データとして撮像することができるものであり、レーザポインタ12により指示された箇所(特定箇所)の座標情報をデータ記録装置20から送信され、その送信された座標情報に基づいてその撮像対象となる箇所を撮像する。すなわち、カメラ30から、レーザポインタ12で指示された位置座標に焦点を結ぶようにそのカメラ30の撮像方向を定める。このとき、撮像する箇所を所定の広さの領域で撮像するように、拡大して撮像することが好ましい。このようにすると、後述するように撮像した情報が拡大して修整者P2の前に表示されるため、修整者P2は修整すべき箇所を容易に発見することが可能となる。なお、拡大するための拡大倍率は適宜設定すればよいが、例えばカメラ30の固定された位置から、撮像対象となる箇所の位置までの距離に基づいて変更するように構成すると好適である。
また、搬送ライン100の上流側における修整エリアでは、修整者P2によって、検査者P1の目視検査により発見された不具合箇所が修整される。修整者P2は、図1に示すように、修整工程によって修整した結果を後述するデータ記録装置20に送信するための修整デバイス40を装着する。修整者P2が修整作業を行うエリアの正面に設置されたディスプレイ50は、液晶やPDP、ブラウン管などから構成されており、前述したカメラ30により撮像された撮像情報を表示する。
また、修整者P2に装着された修整デバイス40は、図4に示すように、修整者の腰部などの所定位置に装着される修整デバイス本体42と、この修整デバイス本体42に電気的に接続され、修整者P2から発生された音声を受信するマイク41と、を備えている。
マイク41は、図4に示すように、ヘッドフォン型の装着部から伸びるアームの先端に取り付けられており、この装着部を修整者P2が装着することで、修整者P2の口元付近に位置するとともに、その指向性が修整者P2の口元を向くように予めその取り付け位置が調整されている。このマイク41は、修整者P2が発声した音声を受信するものであり、マイク41によって受信された音声は電気的な信号に変換され、配線を介して修整デバイス本体42に送信される。修整デバイス本体42においては、受信した発声情報としての音声信号を音声認識ソフトによって音声認識し、ディジタルデータとしてのテキストデータに変換した後に内部に備えられたメモリ等に一時的に記録する。
修整デバイス本体42は、前述の検査デバイス本体と同様の構成を備える携帯型の小型コンピュータであり、その内部に演算処理部やメモリ等の記憶領域、およびデータ送信部等を備えている。この小型コンピュータに内蔵された記憶領域には、演算処理部を動作させるための所定のプログラムや、音声認識等を行うための所定の動作プログラムが記憶されている。このように構成された修整デバイス本体42は、マイク41から受信した電気信号から修整者P2が発声した音声を音声認識ソフトにより解析し、ディジタルデータとしてのテキストデータに変換する。本実施形態においては、修整者P2は、不具合を修整した結果を声に出すことで、その修整結果(不具合修整情報)がマイク41を介してテキストデータとしてデータ記録装置20に送信される。
また、修整エリアに設けられたサーボライト60は、前述のレーザポインタ12で指示された箇所の座標情報に基づいて、その照射する場所を決定する。詳細には、レーザポインタ12で指示された車両Mについての位置座標は、データ記録装置20の内部でサーボライト60が照射を開始する照射開始位置についての座標情報に変換される。詳細には、搬送ライン上で車両Mの搬送される搬送速度が予め定められているため、検査エリアにおいてレーザポインタで指示された時の車両Mの位置と、修整エリアに車両が搬入された際の車両Mの位置との関係は、検査エリアにおいてレーザポインタで指示された際の時刻と、車両が修整エリアに搬入された際の時刻とを検出することで簡単に求められる。すなわち、図5に示すように、車両Mの搬送速度と、前述の時刻差とから車両の移動距離を算出し、この算出された移動距離を前記指示された箇所の座標情報に加算することで、サーボライト60で照射を開始する位置座標を求める。
そしてサーボライト60は、求めた位置座標を照射開始位置として、搬送速度と同じ速度で搬送方向について徐々に照射位置をずらすようにその照射方向または位置が変化するように構成されている。これらの照射方向または位置の変換は、図示しないコントローラによって動作される。なお、このコントローラによってサーボライト本体の照射位置が変化する結果、修整者P2が搬送される車両に対して修整作業を行う際に、常に車両表面上の不具合箇所がサーボライト本体によって照らされる。このサーボライト60が車両を照射する時間は、車両が修整エリアに位置する期間となるように、照射開始から予め定められた時間について照射するように構成されていると好適である。
また、本実施形態においては、搬送ライン100によって搬送される車両Mは、図5に示すように、搬送方向(Y軸方向)についてのみ異動し、この搬送方向に直交する水平方向(X軸方向)および鉛直方向(Z軸方向)については特に移動を行わないことから、Y軸方向(搬送方向)についての車両の移動距離(ΔL)を加算することで、サーボライト60で照射する照射位置座標が求められる。なお、本実施形態においては、車両Mが搬送ラインによって水平かつ直線的に搬送されるため、Y軸方向(搬送方向)についてのみ、車両Mの移動距離をY座標に加算しているが、搬送ラインが例えば曲線的に構成されている場合などは、予め搬送ラインの形状に応じてサーボライトで照射する照射位置座標を算出することも可能である。
次に、検査結果および修整した履歴等を管理するためのデータ記録装置20について説明する。データ記録装置20は、図1に示すように、前述の検査デバイス10および修整デバイス40からデータを受信するとともに、所定のデータを送信するコンピュータ21と、所定の情報を表示するディスプレイ22と、データを記録するサーバSとを備えている。
コンピュータ21は、演算処理部やメモリ等を備える通常のコンピュータであり、検査デバイス本体13や修整デバイス本体42から送信されるディジタルデータとしてのテキストデータを受信するための受信部や、受信したディジタルデータに基づいて作成された送信データを出力するための出力部等を備えている。このコンピュータ21の備える受信部は、例えば検査デバイス本体、または修整デバイス本体が無線LANやBluetoothなどの通信手段によりデータを送信する構造である場合、これらの通信手段に対応する構造を備える。
コンピュータ21の備える送信部は、検査デバイス本体や修整デバイス本体から送信されたディジタルデータに対して所定の識別情報を付してサーバSに送信する機能を有する。ここでいう識別符号とは、例えば検査対象または修整対象となった車両の製造番号や、検査や修整が行われた日時、検査者名や修整者名などである。これらの識別情報は、このような検査や修整作業を行う前に予めコンピュータ21に登録をしておくことで、自動的にディジタルデータに付与される。
さらに、この送信部は、カメラ30によって撮像された撮像データを受信し、サーバSにおいて記録するとともに、この撮像データをディスプレイ50に対して表示するように、データ送信を行う。すなわち、検査エリアで検査された車両の不具合を撮像した撮像データを、同じ車両が修整エリアに入った際にディスプレイ50に表示し、修整者がその不具合箇所を視覚的に確認できるようにしている。
さらに、コンピュータ21の送信部は、サーボライト60の制御部に対してそのライトの照射方向を制御するための制御信号をも送信する。すなわち、検査デバイスから送信された、車両上の不具合の位置する位置情報(位置座標)に基づく制御信号をサーボライト60の制御部に送信し、制御部は、この制御信号に基づいてサーボライト本体の照射方向を定める。この照射方向の定め方の一例としては、前述したような、検査エリアにおける車両上の不具合位置座標を、同じ車両が修整エリアに入ったときの位置座標に変換し、その変換した位置座標をサーボライト60の照射位置座標とする手法が用いられる。
このような不具合記録システム1が、検査した結果得られた不具合情報と、その不具合を修整した結果である修整履歴とを記録し、管理する手順について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、搬送ライン100の上流側から、検査および修整対象である車両Mが搬送され、検査エリアに入ると、検査者P1は車両Mの表面を目視により検査し、不具合箇所を探す検査者P1は、車両Mに不具合箇所を発見すると、その不具合箇所を指し示すように、検査デバイス10に含まれるレーザポインタ12を操作し、車両Mの不具合箇所にレーザ光を照射する。また、検査者P1は、レーザポインタ12を操作するとともに、目視検査により発見した不具合についての情報(例えば不具合の種類や大きさ、位置など)を発声する。これによって、レーザ光が照射された車両Mの不具合箇所の内部に含まれる点の位置座標と、テキストデータに変換された検査者P1が発声した内容(不具合情報)とが、検査デバイス本体13に一時的に記録される(STEP101)。そして、検査デバイス13に一時的に記録されたこれらのデータは、送信部によってデータ記録装置20に送信され、データ記録装置20はこれらの位置情報およびテキストデータを受信する(STEP102)。
データ記録装置20のコンピュータ21は、受信した位置情報をカメラ30に送信し(STEP103)、カメラ30は、受信した位置情報に基づいて、その焦点位置を特定し、車両Mの不具合箇所を含むエリアを撮像する(STEP104)。カメラ30で撮像された画像情報は、データ記録装置20に送信される(STEP105)。
また、データ記録装置20は、送信された画像情報と、検査者P1が発声した不具合情報についてのテキストデータとを関連づける所定の識別情報を付して、サーバSに送信し、記録する(STEP106)。これによって、サーバSの内部には、時系列的に検査者P1が検査により発見した不具合情報と、その不具合を撮像した画像データとが対応づけて記録され、データ記録装置20のコンピュータ21を操作することで、適宜これらの記録されたデータを読み出してディスプレイ22に表示することが可能となる。
次に、データ記録装置20は、前述した不具合の位置情報に基づいて、修整エリアに設けられたサーボライト60が車両Mを照らす照射位置座標を算出し、算出した照射位置情報をサーボライト60の制御部に送信する(STEP107)。これによって、修整エリアに搬送された車両の不具合を有する箇所が、サーボライトによって照らされる。(STEP108)。
そして、修整者P2は、修整エリアに搬送された車両の不具合を修整するとともに、その修整した内容を声に出す。発声された不具合修整内容は、マイク41によって受信された後に電気的な信号に変換され、修整デバイス本体42を介してテキストデータとしてデータ記録装置20へ送信される(STEP109)。データ記録装置20のコンピュータ21は、受信した不具合を修整した修整情報であるテキストデータを、サーバSへ送信して記録する(STEP110)。この際、前述した検査情報に付した識別情報と同様の識別情報を、この不具合情報に付すことで、検査により得られた不具合を、どのように修整したかを対応させて記録することが可能となる。このように、サーバSには、検査によって発見された車両の不具合内容を示す情報と、その不具合情報を視覚的に示す画像情報と、その不具合情報を修整した修整情報とが関連づけて記録される。
記録されたデータを管理する管理者は、これらの記録された情報を取り出し、データ加工することで、搬送される車両の不具合情報について、様々な統計処理を行って不具合の発生する傾向等を推定することが可能となる。また、搬送される個々の車両に関する不具合情報を記録し、各車両の品質情報に関する履歴を保存することで、完成された車両について不良品が発生した場合、その原因を究明するためのトレーサビリティを行うことも容易となる。なお、コンピュータ21を操作することで得られる検査結果や修整結果をプリンタなどで出力し、その出力結果を搬送される検査対象の車両の内部に載置すると、修整工程以降において、その車両の検査結果等を用意に視認することが可能となる。
以上、このような検査システムを含む不具合記録システムによると、検査工程において検査者が発声した搬送対象物(車両)の不具合箇所の種類や形状、位置等の情報をデータとして記録することができる。さらに、検査工程において検査者が指示した不具合箇所の位置情報が取得され、その下流側の修整エリアにおいて、その位置情報に基づいた搬送対象物の撮像データが表示することができる。これによって、修整工程を行う修整者は、表示された撮像データを見ることで搬送対象物(車両)の不具合箇所を容易に発見することができる。
さらに、このような不具合記録システムにおいては、搬送対象物(車両)の不具合に対してサーボライトにより光が照射されるため、修整者は不具合箇所をより容易に発見することができる。さらに、修整者が発声した搬送対象物(車両)の不具合に対する処置の種類などの修整内容をデータとして記録することができる。
なお、前述の実施形態においては、検査工程で検査者が発声した検査情報を、ディジタルデータとしてテキストデータに変換する例を説明しているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、検査者の発声した内容をWAVEファイルなどの音声ファイルとして取得するようにしてもよい。
さらに、修整工程において、このように取得した検査情報に関するデータを修整者に認識させるためのデータ出力部を設けてもよい。このようなデータ出力部としては、前述したデータ記録装置のコンピュータとディスプレイとから構成されてもよく、前述のディスプレイにテキストデータを画像情報と併せて表示することもできる。また、データ出力部をデータ記録装置と修整エリアに設置したスピーカなどの音声出力装置とで構成してもよく、前述のように検査情報をWAVEファイルなどの音声ファイルとして記録している場合、この音声出力部から音声ファイルとして記録された検査情報を音声で出力するようにしてもよい。このようにすると、修整工程を実施する修整者は、その不具合内容を音声として認識しつつ、視覚的に不具合情報を確認することができる。
また、前述の実施形態においては、音声認識した結果得られたテキストデータを、前述した画像データと対応付けて記憶領域に記録するようにしているが、この両者を対応させる識別符号として、搬送される各車両に予め付与された識別番号を用いることもできる。特に、データ記録装置にあらかじめ搬送対象の車両の識別番号を記憶させておき、検査者および修整者が検査結果や修整結果を発声する前に識別番号を発声し、その識別番号を音声認識によって認識して記憶された識別番号と照合するようにしてもよい。このようにして照合された識別番号を、共通の識別符号としてサーバSに記録することで、容易にこれらの情報を対応させて記録し、管理することが可能となる。また、前述のように各車両に付与された識別番号を用いて情報を記録する場合、音声認識した結果得られた識別番号が誤認識された場合であっても、最も類似する識別番号を記憶された識別番号データの中から選択するようにすると、識別番号の認識において誤認識が減少する。
また、撮像された画像データや受信した音声信号、またはこれらを対応付けた撮像データなどのディジタルデータを外部のコンピュータに送信する手段としては、特に無線送信に限定されるものではなく、例えば、USB接続や有線LANを用いてデータを送信してもよい。また、検査デバイス本体や修整デバイス本体において、ディジタルデータを記録する記憶領域に代えて、これらのデバイス本体と物理的に分離する記録媒体を組み込むように構成し、ディジタルデータ等を該記録媒体に記録し、この記録媒体を取り外して外部のコンピュータにデータを人為的に移動させるようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、検査システムを組み込んだ不具合記録システムについて説明しているが、このような検査システムのみを単体で用いる場合であっても利用することが可能である。すなわち、搬送対象物を修整する修整工程を後工程に有しないような検査システムであっても、その検査結果を記録し、表示することで、前述の欠品等の状態を容易に視認することができるという効果が得られる。
また、本実施形態においては、車両を検査する例を用いて説明しているが、本発明はこれに限られるものではなく、車両以外の工業製品等の外観検査に用いることができることは言うまでもない。また、前述の実施形態において説明した不具合記録システムは、検査工程と修整工程とを組み合わせた形態であるが、必ずしも修整工程を組み合わせる必要はなく、検査工程の後工程において、検査内容を確認する工程が設けられていれば、本発明は好適に利用することができる。このような用い方としては、搬送される搬送対象物が複数の部品を組み合わせて収納した収納物であり、この収納物の欠品を検査工程で確認する場合などが挙げられる。
本発明の実施形態に係る不具合記録システムを用いて、検査工程および修整工程が実施される様子を概略的に示す概略図である。 本発明の実施形態に含まれる検査デバイスの各構成を概略的に示した図である。 図2に示す検査デバイスの検査デバイス本体の各構成を概念的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に含まれる修整デバイスの各構成を概略的に示した図である。 図1に示す不具合記録システムにおいて、検査エリアにおいて指示された車両の不具合箇所を示す位置情報が、修整エリアに搬送された車両の該当する位置に変換される様子を示す図である。 図1に示す不具合記録システムにおいて、検査した結果得られた不具合情報と、その不具合を修整した結果である修整履歴とを記録し、管理する手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
1・・・不具合記録システム
100・・・搬送ライン
2・・・検査システム
10・・・データ記録装置本体
11・・・撮像部
111・・・カメラ本体
12・・・スイッチ(操作部)
122・・・ボタン
13・・・検査デバイス
130・・・検査デバイス本体
131・・・記憶領域
132・・・演算処理部
20・・・データ記録装置
21・・・コンピュータ
22・・・ディスプレイ
30・・・カメラ
40・・・修整デバイス
41・・・マイク
42・・・修整デバイス本体
50・・・ディスプレイ
60・・・サーボライト
S・・・サーバ
P1・・・検査者
P2・・・修整者
M,M1,M2・・・車両(搬送対象物)

Claims (14)

  1. 搬送される搬送対象物を検査するために用いる検査システムであって、
    前記搬送対象物における特定箇所を指示する指示部と、
    前記搬送対象物を撮像し、撮像データを出力する撮像部と、
    前記指示部により指示された搬送対象物の特定箇所の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて前記搬送対象物の前記特定箇所を含む外観を撮像するように、前記撮像部の撮像位置を制御する制御部と、
    前記撮像部により出力された撮像データを視覚的に表示する表示部と、を備えることを特徴とする検査システム。
  2. 前記特定箇所の位置情報に基づいて、前記指示部で指示した搬送対象物の特定箇所に向けて光を照射する光照射部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記撮像部が、前記特定箇所を拡大して撮像することを特徴とする請求項1または2に記載の検査システム。
  4. 前記指示部が、レーザ照射により視覚的に特定箇所を指示するレーザポインタであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の検査システム。
  5. 前記指示部により特定箇所を指示する際に周囲で発声した音声を受信し、受信した音声をディジタルデータに変換する受信部と、
    前記ディジタルデータに変換された音声を外部に出力するするデータ出力部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の検査システム。
  6. 前記受信部が変換したディジタルデータを前記制御部に対して無線で送信するとともに、前記制御部が、受信部より送信されたディジタルデータをデータ出力部に対して送信することを特徴とする請求項5記載の検査システム。
  7. 前記データ出力部が、送信されたディジタルデータをテキストデータに変換し、変換したテキストデータを出力するものであることを特徴とする請求項5または6に記載の検査システム。
  8. 前記データ出力部が、変換したテキストデータを、前記表示部に表示された撮像データと合わせて視覚的に表示するものであることを特徴とする請求項7に記載の検査システム。
  9. 前記データ出力部から出力されたディジタルデータを外部に音声出力する音声出力部をさらに備えることを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載の検査システム。
  10. 搬送される搬送対象物の検査が検査者によって行われる検査エリアと、該検査エリアにおいて検査された搬送対象物に含まれる不具合箇所が、不具合修整者によって修整される修整エリアとを含む不具合修整ラインにおいて用いられる不具合記録システムであって、
    前記搬送対象物の特定箇所を指示する指示部と、
    前記搬送対象物を撮像し、撮像データを出力する撮像部と、が前記検査エリアに載置されるとともに、
    前記撮像部により出力された撮像データに基づいて、前記搬送対象物の外観を表示する表示部と、
    前記不具合修整者の発声した音声を受信し、受信した音声を取得する音声取得部と、が前記修整エリアに載置されており、
    前記指示部により指示された搬送対象物の特定箇所の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて前記搬送対象物の前記特定箇所を含む外観を撮像するように、前記撮像部の撮像位置を制御する制御部と、
    前記撮像部により出力された撮像データと、音声取得部により取得された音声とを対応づけて記録するデータ記録部と、を備えることを特徴とする不具合記録システム。
  11. 前記特定箇所の位置情報に基づいて、前記指示部で指示した前記搬送対象物の特定箇所に光を照射する光照射部が、前記修整エリアに載置されていることを特徴とする請求項10に記載の不具合記録システム。
  12. 前記検査エリアにおいて、周囲で発声した音声を受信し、受信した音声をディジタルデータに変換する受信部を備えるとともに、
    前記修整エリアにおいて、ディジタルデータに変換された音声を外部に出力するするデータ出力部をさらに備えることを特徴とする請求項10または11のいずれかに記載の不具合記録システム。
  13. 前記データ記録部が、受信部が変換したディジタルデータを、前記撮像データおよび音声と対応付けて記録することを特徴とする請求項12に記載の不具合記録システム。
  14. 少なくとも、前記受信部および音声取得部が、検査者および修整者に各々装着可能に構成されていることを特徴とする請求項12または13のいずれかに記載の不具合記録システム。
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