JP2020181531A - 据付物の施工方法、映像表示装置及び据付位置の検査方法 - Google Patents

据付物の施工方法、映像表示装置及び据付位置の検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な装置構成で、据付物を適切に据え付けることができると共に、据付後の据付物の三次元計測の計測結果を有効に活用すること。【解決手段】AR装置と三次元計測装置とを用いて、据付物を据え付ける据付物の施工方法であって、AR装置は、撮像部と、表示部と、記憶部とを有し、撮像部により撮像した据付物の画像と、記憶部に記憶された据付物の設計モデルとを重畳させた表示画像を、AR装置の表示部に表示し、表示画像に基づいて、据付物を据付位置に据え付ける第1の工程S3と、据付後の据付物を三次元計測装置により三次元計測する第2の工程S4と、三次元計測の計測結果を、設計モデルMにおける座標系に変換して、据付物の計測モデルを生成し、設計モデルと計測モデルとを比較した比較結果に基づいて、設計モデルを補正する補正データを導出して、補正データを帳票化する第3の工程S5と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、据付物を据え付ける据付物の施工方法、映像表示装置及び据付位置の検査方法に関するものである。
従来、作業者が装着した透過型ウェアラブル端末を用いて施工状態管理情報を表示する施工管理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。施工管理装置は、ビデオカメラ等の撮像装置により施工面を撮像して、現形状データを取得する。また、施工管理装置は、施工面の設計形状データと、現形状データとの比較に基づいて、一致度からなる施工状態管理情報を作成している。
特開2018−104933号公報
特許文献1では、透過型ウェアラブル端末を用いて、実際の施工面を目視で確認している。また、透過型ウェアラブル端末のレンズ面には、プロジェクタから施工状態管理情報が投射されている。施工状態管理情報は、撮像装置を用いて現形状データを取得する必要があるため、施工面を施工するにあたって、透過型ウェアラブル端末だけでの運用は困難となる。また、特許文献1では、生成された施工状態管理情報は、透過型ウェアラブル端末に投射されるだけで、施工後においては有効に活用されていなかった。
そこで、本発明は、簡易な装置構成で、据付物を適切に据え付けることができると共に、据付後の据付物の三次元計測の計測結果を有効に活用することができる据付物の施工方法、映像表示装置及び据付位置の検査方法を提供することを課題とする。
本発明の据付物の施工方法は、現実空間を仮想的に拡張する映像表示装置と、前記現実空間における計測対象物を三次元計測する三次元計測装置とを用いて、据付物を据え付ける据付物の施工方法であって、前記映像表示装置は、前記現実空間を撮像する撮像部と、撮像した前記現実空間の画像を表示する表示部と、前記据付物の設計モデルと前記据付物の据付位置に関する位置情報とを記憶する記憶部と、を有し、前記撮像部により撮像した前記現実空間の画像と、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づく前記据付物の前記設計モデルとを重畳させた表示画像を、前記映像表示装置の前記表示部に表示し、前記表示画像に基づいて、前記据付物を前記据付位置に据え付ける第1の工程と、据え付けられた前記据付物を前記計測対象物として、前記三次元計測装置により三次元計測する第2の工程と、前記三次元計測装置による前記据付物の三次元計測の計測結果を、前記設計モデルにおける座標系に変換して、前記据付物の計測モデルを生成し、前記設計モデルと前記計測モデルとを比較した比較結果に基づいて、前記設計モデルを補正する補正データを導出して、導出した前記補正データを帳票化する第3の工程と、を備える。
この構成によれば、第1の工程では、映像表示装置に表示された表示画像を視認することにより、映像表示装置を用いた簡易な装置構成で、据付物を据付位置に適切に据え付けることができる。また、第2の工程では、据付後において、三次元計測装置を用いて据付物を計測することができ、第3の工程において、補正データを導出すると共に、補正データを帳票化することができる。このため、据付後の据付物に関する計測結果を、帳票として出力することができるため、三次元計測の計測結果を有効に活用することができる。
また、導出した前記補正データを、前記据付物の前記設計モデルにフィードバックして、前記設計モデルを補正する第4の工程を、さらに備えることが、好ましい。
この構成によれば、据付後における据付物の据付位置を、設計モデルに反映することができる。このため、据付後において据付物が隠れてしまう場合であっても、据付物の据付位置を設計モデル上において容易に把握することが可能となる。
また、前記位置情報には、前記据付物の前記据付位置を許容する範囲に関する情報である許容範囲情報が含まれ、前記第1の工程では、前記据付物の前記設計モデルが、前記許容範囲情報に基づく許容範囲を含んで、前記表示画像に表示されることが、好ましい。
この構成によれば、据付物が許容範囲内に収まるように、据付物を据え付けることが可能となる。
また、前記第1の工程では、前記据付物の前記設計モデルが、前記据付物の骨組みとなるフレーム形態で、前記表示画像に表示されることが、好ましい。
この構成によれば、現実空間における据付物と、設計モデルとが重畳しても、据付物が設計モデルに隠れることなく、表示画像上において据付物を捉えることができる。つまり、据付物が、例えば、中実のブロック形状である場合でも、設計モデルはフレーム形態で表示される。
また、前記第1の工程では、前記据付物の前記設計モデルが、前記据付物の種類に応じて異なる色彩で、前記表示画像に表示されることが、好ましい。
この構成によれば、表示画像上において、据付物の種類に応じて、設計モデルを異なる色彩とすることができるため、据付物の付け間違いが発生しないように、作業者に注意を促すことができる。
本発明の映像表示装置は、現実空間を仮想的に拡張する映像表示装置において、前記現実空間を撮像する撮像部と、撮像した前記現実空間の画像を表示する表示部と、前記据付物の設計モデルと前記据付物の据付位置に関する位置情報とを記憶する記憶部と、各部を制御する制御部と、を備え、前記位置情報には、前記据付物の前記据付位置を許容する範囲に関する情報である許容範囲情報が含まれ、前記制御部は、前記撮像部により撮像した前記現実空間の画像と、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づく前記据付物の前記設計モデルとを重畳させた表示画像を、前記表示部に表示すると共に、前記据付物の前記設計モデルを、前記許容範囲情報に基づく許容範囲を含んで、前記表示画像に表示する。
この構成によれば、表示画像上において、許容範囲を含む設計モデルを表示させることにより、作業者に対して、据付物が許容範囲内に収まるように、据付物の据え付けを促すことができる。
また、前記制御部は、前記据付物の前記設計モデルを、前記据付物の骨組みとなるフレーム形態で、前記表示画像に表示することが、好ましい。
この構成によれば、現実空間における据付物と、設計モデルとが重畳しても、据付物が設計モデルに隠れることなく、表示画像上において据付物を捉えることができ、視認性を高めることができる。つまり、据付物が、例えば、中実のブロック形状である場合でも、設計モデルはフレーム形態で表示される。
また、前記制御部は、前記据付物の前記設計モデルを、前記据付物の種類に応じて異なる色彩で、前記表示画像に表示することが、好ましい。
この構成によれば、表示画像上において、据付物の種類に応じて、設計モデルを異なる色彩とすることができるため、据付物の付け間違いが発生しないように、作業者に注意を促すことができる。
本発明の据付位置の検査方法は、現実空間を仮想的に拡張する映像表示装置を用いて、据付物の据付位置を検査する据付位置の検査方法であって、前記映像表示装置は、前記現実空間における据付物を撮像する撮像部と、撮像した前記現実空間の画像を表示する表示部と、前記据付物の設計モデルと前記据付物の据付位置に関する位置情報とを記憶する記憶部と、を有し、前記位置情報には、前記据付物の前記据付位置を許容する範囲に関する情報である許容範囲情報が含まれ、前記撮像部により撮像した前記現実空間の画像と、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づく前記据付物の前記設計モデルとを重畳させた表示画像を、前記映像表示装置の前記表示部に表示すると共に、前記据付物の前記設計モデルを、前記許容範囲情報に基づく許容範囲を含んで、前記表示画像に表示する第5の工程と、前記撮像部により撮像した前記据付物が、前記設計モデルの前記許容範囲内に収まっているか否かを検査する第6の工程と、を備える。
この構成によれば、映像表示装置の表示画像を視認することにより、据付物が適切な据付位置に据え付けられたか否かを、簡易に検査することができる。
また、前記第5の工程では、前記映像表示装置が遠隔の端末へ向けて、前記表示画像を出力することが、好ましい。
この構成によれば、遠隔の端末に表示画像を表示させることができるため、遠隔での据付位置の検査を実行することが可能となる。
図1は、本実施形態に係る据付物の施工方法に用いられる施工管理システムに関する概略構成図である。 図2は、本実施形態に係る据付物の施工方法に関するフローチャートである。 図3は、表示画像に関する説明図である。 図4は、本実施形態に係る据付位置の検査方法に関するフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
[本実施形態]
図1は、本実施形態に係る据付物の施工方法に用いられる施工管理システムに関する概略構成図である。本実施形態に係る据付物の施工方法は、現実空間を仮想的に拡張するAR(Augmented Reality)装置(映像表示装置)と、現実空間における計測対象物としての据付物を三次元計測する三次元計測装置とを用いて、据付物を据え付ける方法となっている。なお、据付物は、何れであってもよく、また、据付物の施工方法は、例えば、原子力プラント等の各種プラントまたは建物等の施工時に適用される。据付物の施工方法は、図1に示す施工管理システム1を用いて行われる。
図1に示すように、施工管理システム1は、AR装置11と、三次元計測装置12と、施工管理装置13と、を備えており、遠隔端末15と通信可能に接続されている。
AR装置11は、表示部21と、撮像部22と、制御部23と、記憶部24とを備えている。表示部21は、液晶パネル等の表示デバイスであり、各種画像を表示する。表示部21は、制御部23に接続され、制御部23によって表示動作が制御される。撮像部22は、例えば、カメラであり、現実空間を撮像して、画像を生成する。撮像部22は、制御部23に接続され、制御部23によって撮像動作が制御される。
制御部23は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の集積回路を含んでいる。記憶部24は、作業領域となるメモリ及び記録媒体としての半導体記憶デバイスまたは磁気記憶デバイス等を含んでいる。
記憶部24には、据付物の設計モデルMと、据付物の据付位置に関する位置情報Pとが、関連付けて記憶されている。設計モデルMは、CAD(Computer-Aided Design)等を用いて作成された三次元の設計モデルである。位置情報Pは、例えば、三次元空間(直交座標系)における座標である。設計モデルM及び位置情報Pは、据付物を据え付ける前に、予め記憶部24に記憶される。
制御部23は、記憶部24に記憶された設計モデルM及び位置情報Pを用いて、据付物の据付方法の実行時において表示部21に表示される画像を生成する。
AR装置11は、据付物の据付時において、記憶部24に記憶された据付物の設計モデルMと、撮像部22により撮像した現実空間における据付物とを重ね合わせた表示画像を、制御部23により生成し、生成した表示画像を表示部21に表示する。
また、AR装置11は、施工管理装置13及び遠隔端末15に通信可能に接続されており、制御部23において生成した画像等の情報を、施工管理装置13及び遠隔端末15へ向けて出力可能となっている。
三次元計測装置12は、撮像装置31と、ターゲット32とを備えている。撮像装置31は、例えば、カメラであり、所定の据付位置に据え付けられた据付物を撮像する。ターゲット32は、撮像装置31により撮像された据付物の画像に基づいて、据付物の三次元空間における座標に変換するための指標となるものである。ターゲットは、所定の据付位置に据え付けられた据付物の近傍に複数配置される。
三次元計測装置12は、ターゲット32と共に据え付けられた据付物を、撮像装置31により撮像する。撮像装置31により撮像された画像は、三次元計測装置12に通信可能に接続された施工管理装置13へ向けて出力される。
施工管理装置13は、三次元計測装置12から出力されたターゲット32及び据付物を含む画像を取得し、取得した画像に基づいて、据付物の形状及び位置情報を、CAD上における三次元空間の座標に変換する。つまり、施工管理装置13は、据付物の計測モデルを生成すると共に、計測モデルの据付位置に関する位置情報を関連付けて生成する。また、施工管理装置13は、予め取得した設計モデルMと計測モデルとを比較し、比較した比較結果に基づいて、設計モデルMを補正する補正データを導出する。例えば、施工管理装置13は、設計モデルMの形状に対する計測モデルの形状の差分を補正データとして導出する。施工管理装置13は、導出した補正データを帳票化した帳票データを生成し、生成した帳票データを、通信可能に接続した印刷装置に出力して、印刷装置から紙面となる帳票を出力する。なお、施工管理装置13は、導出した補正データを、設計モデルMを生成するCAD装置へ向けて出力して、CAD装置において補正データに基づいて設計モデルMをフィードバック補正してもよい。
次に、図2を参照して、据付物の施工方法について説明する。図2は、本実施形態に係る据付物の施工方法に関するフローチャートである。本実施形態の据付物の施工方法は、AR装置11を用いて据付作業の指揮を行う指揮者と、据付物を据付位置に据え付ける作業者とによって行われる。なお、作業者は、1人であってもよいし、複数人であってもよい。
据付物の施工方法では、先ず、AR装置11が、据付物の設計モデルMと、設計モデルMに関連付けられる位置情報Pとを取得し、取得した設計モデルMと位置情報Pとを記憶部24に記憶する(ステップS1)。続いて、AR装置11を用いる指揮者は、据付物を据え付ける現実の作業空間に設けられる基準芯に対して、設計モデルM上における座標の基準点を一致させる(ステップS2)。これにより、現実の作業空間に対して、仮想の設計モデルMを位置合わせした状態とすることができる。
続いて、指揮者がAR装置11の表示部21に表示された表示画像を視認して、作業者に対して据付物の据付位置を指示しながら、作業者が据付物を据付位置に据え付ける(ステップS3:第1の工程)。ステップS3では、AR装置11の表示部21に、撮像部22により撮像した作業空間における据付物の画像と、位置情報Pに基づく据付物の設計モデルMとを重畳させた表示画像を、表示部21に表示している。指揮者は、表示画像を視認しつつ、据付物が設計モデルMの据付位置となるように、つまり、据付物と設計モデルMとが重なり合うように、作業者に対して、据付物の据付位置を指示する。
図3は、表示画像に関する説明図である。AR装置11の表示部21に表示される表示画像35としては、例えば、図3に示す表示画像35となっている。ここで、記憶部24に記憶されている位置情報Pには、据付物の据付位置を許容する範囲に関する情報である許容範囲情報が含まれている。そして、ステップS3では、据付物の設計モデルMが許容範囲情報に基づく許容範囲Eを含むように、表示画像35が表示されている。図3は、例えば、据付物として板状の鉄板36が適用され、鉄筋37上に鉄板36を据え付ける表示画像35となっている。図3の表示画像35において、鉄板36の設計モデルMは、太い実線で図示したものとなっており、また、設計モデルMの許容範囲Eは、太い点線で図示したものとなっている。そして、許容範囲Eは、設計モデルMよりも一回り大きな大きさとなっている。
また、ステップS3では、鉄板36の設計モデルMが、鉄板36の骨組みとなるフレーム形態で、表示画像35に表示されている。ここで、鉄板36は、中実(塊状)の板材であることから、設計モデルMでは、中実のモデルとして生成される。中実の設計モデルMをそのまま表示画像35に表示させると、鉄板36を重ね合わせた際に、鉄板36が設計モデルMによって隠れてしまう。このため、設計モデルMに重ね合わされた鉄板36を視認可能なように、塊状の据付物であっても、据付物の設計モデルMをフレーム形態で表示している。
なお、ステップS3において、表示される据付物の設計モデルMが複数種類ある場合、据付物の種類に応じて異なる色彩で、設計モデルMを表示画像35に表示してもよい。
ステップS3において据付物を据付位置に据え付けると、据え付けられた据付物を計測対象物として、三次元計測装置12により三次元計測を実行する(ステップS4:第2の工程)。ステップS4では、据付物の近傍に、ターゲット32を配置し、撮像装置31によりターゲット32と共に据付物を撮像する。そして、ステップS4では、ターゲット32と共に据付物を撮像した画像を計測結果として、施工管理装置13へ向けて出力する。
施工管理装置13は、計測結果に基づいて、設計モデルMにおける三次元空間の座標系における、据付物の計測モデルを生成し、設計モデルMと計測モデルとを比較した比較結果に基づいて、設計モデルMを補正する補正データを導出して、導出した補正データを帳票化する(ステップS5:第3の工程)。
この後、施工管理装置13は、導出した補正データを、据付物の設計モデルMにフィードバックか否かを、入力される指示に基づいて判定する(ステップS6)。ステップS6では、設計モデルMを補正するという指示が入力された場合(Yes)、補正データをCAD装置へ向けて出力して、CAD装置において設計モデルMを補正データに基づいて補正して(ステップS7:第4の工程)、施工方法に関する動作を終了する。一方で、ステップS6では、設計モデルMを補正しないという指示が入力された場合(No)、ステップS7を実行せずに、施工方法に関する動作を終了する。
以上の据付物の据付方法では、据付時においてはAR装置11を用い、計測時においては三次元計測装置12を用いている。このため、AR装置11と三次元計測装置12とを独立した構成とすることができる。
また、本実施形態では、施工管理システム1のAR装置11を用いて、据付物の据付位置への検査を行うことが可能となっている。図4を参照して、上記のAR装置11を用いた検査方法について説明する。図4は、本実施形態に係る据付位置の検査方法に関するフローチャートである。本実施形態の据付位置の検査方法は、AR装置11を用いて検査を行う検査員によって行われる。なお、後述するが、遠隔端末15を用いる場合、AR装置11を扱う作業員と、遠隔端末15により検査を行う検査員によって行ってもよい。
据付位置の検査方法では、先ず、AR装置11が、据付物の設計モデルMと、設計モデルMに関連付けられる位置情報Pとを取得し、取得した設計モデルMと位置情報Pとを記憶部24に記憶する(ステップS11)。続いて、AR装置11を用いる検査員は、据付物を据え付ける現実の作業空間に設けられる基準芯に対して、設計モデルM上における座標の基準点を一致させる(ステップS12)。これにより、現実の作業空間に対して、仮想の設計モデルMを位置合わせした状態とすることができる。
続いて、検査員がAR装置11の撮像部22により、据付物を撮像する(ステップS13:第5の工程)。ステップS13では、AR装置11の表示部21に、撮像部22により撮像した作業空間における据付物の画像と、位置情報Pに基づく据付物の設計モデルMとを重畳させた表示画像を、表示部21に表示している。このとき、表示画像には、許容範囲Eを含む設計モデルMが表示されている。検査員は、表示画像を視認することで、据付物が設計モデルMの許容範囲E内に収まっているか否かを判定する(ステップS14:第6の工程)。ステップS14では、据付物が設計モデルMの許容範囲E内に収まっている場合(Yes)、据付物の据付位置が適切であるとして検査合格とする(ステップS15)。一方で、ステップS14では、据付物が設計モデルMの許容範囲E内に収まっていない場合(No)、据付物の据付位置が不適切であるとして検査不合格とする(ステップS16)。検査不合格となった据付物は、再度、図2に示す据付物の据付方法が実行されることで、適切な据付位置に据付物が据え付けられる。
なお、図4に示す据付位置の検査方法では、検査員がAR装置11を用いて検査したが、遠隔端末15をさらに用いて検査を行ってもよい。遠隔端末15を用いる場合、据付位置の検査方法は、AR装置11を用いる作業員と、遠隔端末15を用いる検査員とによって行われる。つまり、ステップS13では、作業員がAR装置11の撮像部22により、据付物を撮像する。そして、AR装置11において、据付物と設計モデルMとを重ね合わせた表示画像を、遠隔端末15に直接的に出力、または、施工管理装置13を介して遠隔端末15に間接的に出力することで、遠隔端末15の表示部に表示させる。そして、ステップS14では、検査員が、遠隔端末15の表示画像を視認することで、据付物が設計モデルMの許容範囲E内に収まっているか否かを判定する。
以上のように、本実施形態によれば、ステップS3では、AR装置11に表示された表示画像35を視認することにより、AR装置11を用いた簡易な装置構成で、据付物を据付位置に適切に据え付けることができる。また、ステップS4では、据付後において、三次元計測装置12を用いて据付物を計測することができ、ステップS5では、補正データを導出すると共に、補正データを帳票化することができる。このため、据付後の据付物に関する計測結果を、帳票として出力することができるため、三次元計測の計測結果を有効に活用することができる。
また、本実施形態によれば、設計モデルMに対して補正データをフィードバックすることで、据付後における据付物の据付位置を、設計モデルMに反映することができる。このため、据付後において据付物が隠れてしまう場合であっても、据付物の据付位置を設計モデルM上において容易に把握することが可能となる。
また、本実施形態によれば、許容範囲Eを含んで設計モデルMを表示画像35に表示することができるため、据付物が許容範囲E内に収まるように、据付物を据え付けることが可能となる。
また、本実施形態によれば、設計モデルMをフレーム形態で表示画像35に表示することで、据付物と設計モデルMとが重畳しても、据付物が設計モデルMに隠れることなく、表示画像35上において据付物を捉えることができる。
また、本実施形態によれば、表示画像35上において、据付物の種類に応じて、設計モデルMを異なる色彩とすることができるため、据付物の付け間違いが発生しないように、作業者に注意を促すことができる。
また、本実施形態によれば、AR装置11を用いて据付位置の検査を行うことにより、AR装置11の表示部21に表示された表示画像を視認することで、据付物が適切な据付位置に据え付けられたか否かを、簡易に検査することができる。
また、本実施形態によれば、遠隔端末15に表示画像35を表示させることで、遠隔での据付位置の検査を実行することが可能となる。
1 施工管理システム
11 AR装置
12 三次元計測装置
13 施工管理装置
15 遠隔端末
21 表示部
22 撮像部
23 制御部
24 記憶部
31 撮像装置
32 ターゲット
35 表示画像
36 鉄板
37 鉄筋
M 設計モデル
P 位置情報
E 許容範囲

Claims (10)

  1. 現実空間を仮想的に拡張する映像表示装置と、前記現実空間における計測対象物を三次元計測する三次元計測装置とを用いて、据付物を据え付ける据付物の施工方法であって、
    前記映像表示装置は、前記現実空間を撮像する撮像部と、撮像した前記現実空間の画像を表示する表示部と、前記据付物の設計モデルと前記据付物の据付位置に関する位置情報とを記憶する記憶部と、を有し、
    前記撮像部により撮像した前記現実空間の画像と、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づく前記据付物の前記設計モデルとを重畳させた表示画像を、前記映像表示装置の前記表示部に表示し、前記表示画像に基づいて、前記据付物を前記据付位置に据え付ける第1の工程と、
    据え付けられた前記据付物を前記計測対象物として、前記三次元計測装置により三次元計測する第2の工程と、
    前記三次元計測装置による前記据付物の三次元計測の計測結果を、前記設計モデルにおける座標系に変換して、前記据付物の計測モデルを生成し、前記設計モデルと前記計測モデルとを比較した比較結果に基づいて、前記設計モデルを補正する補正データを導出して、導出した前記補正データを帳票化する第3の工程と、を備える据付物の施工方法。
  2. 導出した前記補正データを、前記据付物の前記設計モデルにフィードバックして、前記設計モデルを補正する第4の工程を、さらに備える請求項1に記載の据付物の施工方法。
  3. 前記位置情報には、前記据付物の前記据付位置を許容する範囲に関する情報である許容範囲情報が含まれ、
    前記第1の工程では、前記据付物の前記設計モデルが、前記許容範囲情報に基づく許容範囲を含んで、前記表示画像に表示される請求項1または2に記載の据付物の施工方法。
  4. 前記第1の工程では、前記据付物の前記設計モデルが、前記据付物の骨組みとなるフレーム形態で、前記表示画像に表示される請求項1から3のいずれか1項に記載の据付物の施工方法。
  5. 前記第1の工程では、前記据付物の前記設計モデルが、前記据付物の種類に応じて異なる色彩で、前記表示画像に表示される請求項1から4のいずれか1項に記載の据付物の施工方法。
  6. 現実空間を仮想的に拡張する映像表示装置において、
    前記現実空間における据付物を撮像する撮像部と、
    撮像した前記現実空間の画像を表示する表示部と、
    前記据付物の設計モデルと前記据付物の据付位置に関する位置情報とを記憶する記憶部と、
    各部を制御する制御部と、を備え、
    前記位置情報には、前記据付物の前記据付位置を許容する範囲に関する情報である許容範囲情報が含まれ、
    前記制御部は、
    前記撮像部により撮像した前記現実空間の画像と、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づく前記据付物の前記設計モデルとを重畳させた表示画像を、前記表示部に表示すると共に、前記据付物の前記設計モデルを、前記許容範囲情報に基づく許容範囲を含んで、前記表示画像に表示する映像表示装置。
  7. 前記制御部は、前記据付物の前記設計モデルを、前記据付物の骨組みとなるフレーム形態で、前記表示画像に表示する請求項6に記載の映像表示装置。
  8. 前記制御部は、前記据付物の前記設計モデルを、前記据付物の種類に応じて異なる色彩で、前記表示画像に表示する請求項6または7に記載の映像表示装置。
  9. 現実空間を仮想的に拡張する映像表示装置を用いて、据付物の据付位置を検査する据付位置の検査方法であって、
    前記映像表示装置は、前記現実空間を撮像する撮像部と、撮像した前記現実空間の画像を表示する表示部と、前記据付物の設計モデルと前記据付物の据付位置に関する位置情報とを記憶する記憶部と、を有し、
    前記位置情報には、前記据付物の前記据付位置を許容する範囲に関する情報である許容範囲情報が含まれ、
    前記撮像部により撮像した前記現実空間の画像と、前記記憶部に記憶された前記位置情報に基づく前記据付物の前記設計モデルとを重畳させた表示画像を、前記映像表示装置の前記表示部に表示すると共に、前記据付物の前記設計モデルを、前記許容範囲情報に基づく許容範囲を含んで、前記表示画像に表示する第5の工程と、
    前記撮像部により撮像した前記据付物が、前記設計モデルの前記許容範囲内に収まっているか否かを検査する第6の工程と、を備える据付位置の検査方法。
  10. 前記第5の工程では、前記映像表示装置が遠隔の端末へ向けて、前記表示画像を出力する請求項9に記載の据付位置の検査方法。
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