JP2008215743A - 外壁端末換気口 - Google Patents

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Abstract

【課題】風雨の侵入とフード部の雨水の滴下音および通気抵抗を低減できる外壁端末換気口を提供することを目的とする。
【解決手段】筒状部1の外方で外壁面側に設けられるベース部2の前面を囲む形状で上下に開口部3を形成したフード部4と、このフード部4の内部に設けられる整流板5とを備え、整流板5をベース部2の上端部6からフード部4の前方側内面に向かいなめらかな略円弧状に下降する形状で下端部8が筒状部1の中心線9より上方で、フード部4の内壁7との間に第1の隙間10を形成することにより、風雨の侵入とフード部4の雨水の滴下音および通気抵抗を低減できる外壁端末換気口を得られる。
【選択図】図1

Description

室内に設けた換気装置と連通するダクトの端部に接続される形状で外壁に設けられる外壁端末換気口に関する。
従来、この種の外壁端末換気口の一例として換気用通風機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その換気用通風機について図23および図24を参照にしながら説明する。
図に示すように、壁に取り付けられる開口101を有する通気筒102と、この通気筒102の一端に固着され、開口101から外方へ多角形状に傾斜して形成され、開口101の中心より上方を覆うフード103と、通気筒102の一端の開口101に設けられるフード103から所定間隔をおいてフード103を周回して囲むように設けられるカバー104を設け構成している。
特許第2600381号公報(第2項、図1、図3)
このような従来の換気用通風機では、フード103は通気筒102の開口部近傍105を急激に塞いでしまうことで通気抵抗が上がることの無いよう、フード103上部が壁面に対し外方へなだらかに傾斜した水平面106が必要になるため、本体上方から落下してくる雨水が衝突するときに生じる滴下音が大きくなるという課題があり、フード103上で雨水が衝突するときに生じる滴下音を緩和することが要求されている。
また、フード103が外方へ多角形状有する傾斜にて構成しているため、室内の換気装置からダクトを介し通気筒102内に送られてきた排気流がスムーズに流れにくくなり本体の通気抵抗が大きくなるという課題があり、通気抵抗を少なくすることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、少ない構成部品で風雨の侵入と雨水滴下音と本体通気抵抗とを大幅に低減し、経済的で信頼性を向上させた外壁端末換気口を提供することを目的とする。
本発明の外壁端末換気口は、上記目的を達成するために、ダクトに接続される筒状部と、この筒状部の外方で外壁面側に設けられるベース部と、このベース部の前面を囲む形状で上下に開口部を形成したフード部と、このフード部の内部に設けられる整流板とを備え、前記整流板を前記ベース部の上端部から前記フード部の前方側内面に向かいなめらかな略円弧状に下降する形状で下端部が前記筒状部の中心より上方で、前記フード部の前方側内面との間に第1の隙間を形成するように構成したものである。
また、他の手段は、整流板のベース部側の起点部を、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成したものである。
また、他の手段は、整流板の傾斜起点部をベース部から第2の隙間を空けて設けるとともに、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成したものである。
また、他の手段は、フード部の断面を略半円筒状に形成し、整流板とフード部との第1の隙間を、ベース部の近傍において小さくなるように構成したものである。
また、他の手段は、整流板の起点部近傍から下端部に向かい複数のリブを形成したものである。
また、他の手段は、整流板の起点部から下端部に向かう両サイドに、立ち上がった第1のフランジ部を設けたものである。
また、他の手段は、フード部の上下端部に折り返し部を設けたものである。
また、他の手段は、フード部の上端部分を傾斜したものである。
また、他の手段は、フード部の上端部分に対候性を有する軟質材を設けたものである。
また、他の手段は、筒状部の設けられるベース部に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたものである。
また、他の手段は、フード部の下部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたものである。
また、他の手段は、フード部の上部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたものである。
本発明によれば、ダクトに接続される筒状部と、この筒状部の外方で外壁面側に設けられるベース部と、このベース部の前面を囲む形状で上下に開口部を形成したフード部と、このフード部の内部に設けられる整流板とを備え、前記整流板を前記ベース部の上端部から前記フード部の前方側内面に向かいなめらかな略円弧状に下降する形状で下端部が前記筒状部の中心より上方で、前記フード部の前方側内面との間に第1の隙間を形成するように構成したことにより、少ない構成部品で風雨の侵入と雨水滴下音とフード部の通気抵抗を大幅に低減し、経済的で信頼性を高くすることができるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、整流板のベース部側の起点部を、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成したことにより、整流板の小型化と低コストが実現できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、整流板の傾斜起点部をベース部から第2の隙間を空けて設けるとともに、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成したことにより、筒状部内への異物の侵入を防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、フード部の断面を略半円筒状に形成し、整流板とフード部との第1の隙間を、ベース部の近傍において小さくなるように構成したことにより、筒状部内への風雨の侵入をより防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、整流板の起点部近傍から下端部に向かい複数のリブを形成したことにより、雨水滴下音と筒状部内への風雨の侵入をより防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、整流板の起点部から下端部に向かう両サイドに、立ち上がった第1のフランジ部を設けたことにより、雨水滴下音と筒状部内への風雨の侵入をより防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、フード部の上下端部に折り返し部を設けたことにより、フード部の安全性、加工性、強度を向上できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、フード部の上端部分を傾斜したことにより、鳥着地による糞害を軽減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、フード部の上端部分に対候性を有する軟質材を設けたことにより、鳥着地による糞害を軽減できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、筒状部の設けられるベース部に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたことにより、筒状部内への異物の侵入と風雨の侵入を防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、フード部の下部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたことにより、筒状部内への異物の侵入と風雨の侵入を防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
また、フード部の上部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたことにより、鳥巣などの異物の堆積による通気部分の目詰まりや鳥着地による糞害、また、筒状部内への異物の侵入と風雨の侵入を防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供することができる。
本発明の請求項1記載の外壁端末換気口は、ダクトに接続される筒状部と、この筒状部の外方で外壁面側に設けられるベース部と、このベース部の前面を囲む形状で上下に開口部を形成したフード部と、このフード部の内部に設けられる整流板とを備え、前記整流板を前記ベース部の上端部から前記フード部の前方側内面に向かいなめらかな略円弧状に下降する形状で下端部が前記筒状部の中心より上方で、前記フード部の前方側内面との間に第1の隙間を形成するように構成したものであり、フード部の前方からの風雨を筒状部に侵入するのを防ぎ、整流板が上方からの風雨が筒状部に侵入するのを防ぐとともに、下方からの風雨を上方へバイパスさせて筒状部内への侵入を緩和でき、また、整流板をなだらかに下降するよう平板を数回折り曲げて構成するよりも、筒状部の中心より上方で整流板をベース部の上端部からなめらかな略円弧状に下降する形状としたことで、整流板の小型化と低コスト化及び強度アップが図れるとともに、上方から雨水が滴下した場合には雫が徐々に分散しながら衝突し拡散して下方へスムーズに流し落とすことが実現できるので、その衝突音も最小限に低減でき、また、同様に整流板を上端部からなめらかな略円弧状に下降する形状としたことで、筒状部からの排気流がよりスムーズに整流され低圧損化が実現できるという作用を有する。
また、整流板のベース部側の起点部を、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成したものであり、整流板のベース部側の起点部を、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成するので、室内から筒状部を介して排出される排気流が、整流板上部で乱流となるのを低減できるとともに、整流板がベース部上端から延長するよりも、整流板の起点位置が下がって形成されるので、整流板の小型化と低コストが実現できるという作用を有する。
また、整流板の傾斜起点部をベース部から第2の隙間を空けて設けるとともに、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成したものであり、ベース部と整流板との間に第2の隙間が形成されることにより、整流板上部に発生する乱流を最小限に抑えるとともに、整流板のベース部側の起点部よりも大きなサイズの格子状のガラリまたは網状のネットを着脱可能に構成でき、また、それらをベース部の通気用開口より十分大きく構成できるので、セット時の位置ずれによる隙間発生による虫などの異物が室内に侵入するのを軽減でき、また、ベース部と整流板との間の第2の隙間に格子状のガラリまたは網状のネットを挿入し挟み込むことで、それらを確実にベースに密着できるように位置規制が実現でき、ベース部と格子状のガラリまたは網状のネットとの隙間からの虫などの異物の室内への侵入を防止できるという作用を有する。
また、フード部の断面を略半円筒状に形成し、整流板とフード部との第1の隙間を、ベース部の近傍において小さくなるように構成したものであり、本体上方から筒状部内への死角が大きくなることで、筒状部内への風雨の侵入をより防止できるという作用を有する。
また、整流板の起点部近傍から下端部に向かい複数のリブを形成したものであり、整流板がリブにより補強されるため整流板で受ける上方からの雨水の滴下による騒音がより低減されるとともに、リブの方向が整流板の傾斜方向と同じであるため、雨水の流れを妨げずに効率良く下方に流し落とすことができ、雨水が整流板の筒状部側に回り込んで筒状部内に侵入するのを低減できるという作用を有する。
また、整流板の起点部から下端部に向かう両サイドに、立ち上がった第1のフランジ部を設けたものであり、整流板がフランジにより補強されるため、整流板で受ける上方からの雨水の滴下による騒音がより軽減できるとともに、フランジにより整流板下端近傍まで、雨水を筒状部に回り込むことなく集約させることができ整流板下端より大粒のまとまった川状の雨水となって落ちるため、フード部下方からの風雨の巻き込みにより筒状部内への雨水の侵入がより軽減できるという作用を有する。
また、フード部の上下端部に折り返し部を設けたものであり、フード部の上下端部が切放しのままであると、フード部の組立または施工時に怪我の危険性が大きいが、折り返して密着させることで丸みが形成され怪我の危険性が軽減できるとともに、フード部形状も成形し易くなり、強度を向上できるという作用を有する。
また、フード部の上端部分を傾斜したものであり、フード上部が傾斜しているので、野鳥がもし着地しても鳥自身が安定しにくくなるため、鳥着地による糞害が軽減できるという作用を有する。
また、フード部の上端部分に対候性を有する軟質材を設けたものであり、フード部の上端部に鳥が着地しようとしても、フード部の上端部が軟質材で形成されているので、鳥自身の自重で軟質材が変形し、バランスを維持できなくなるために鳥の休憩足場となりづらくなって、鳥着地による糞害がより軽減できるという作用を有する。
また、筒状部の設けられるベース部に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたものであり、ベース上で筒状部内への異物侵入が防止できるとともに、本体下方向からの風雨巻き込みによる雨水侵入がガラリまたはネットと干渉することでより低減できるという作用を有する。
また、フード部の下部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設たものであり、本体下部開口にて異物侵入が防止できるとともに、本体下方向からの風雨巻き込みによる雨水侵入がガラリまたはネットと干渉することでより低減できるという作用を有する。
また、フード部の上部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設けたものであり、本体上部の凹部を利用して鳥が巣を作成するなどして不要物が堆積するのを防止でき、また、本体下面に異物侵入防止のための格子状のガラリまたは網状のネットを合わせて使用することで、本体上部フードと整流板との隙間からの侵入する異物が低減できるとともに、隙間から侵入した異物による本体下面のガラリまたはネットの目詰まりを低減できるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3に示すように、室内に設けられた換気装置に連通するダクト(図示せず)に接続される筒状部1と、この筒状部1の外方で外壁面側に設けられるベース部2と、このベース部2の前面を囲む形状で上下に開口部3を形成したフード部4と、このフード部4の内部に設けられる整流板5とを備え、前記整流板5を前記ベース部2の上端部6から前記フード部4の前方側にある内壁7に向かいなめらかな略円弧状に下降する形状で下端部8が前記筒状部1の中心線9より上方で、前記フード部4の前方側にある内壁7との間に第1の隙間10を形成するように構成する。
上記構成により、室内に設けられた換気装置とダクトを介して接続され給排気利用される外壁端末換気口において、フード部4の前方からの風雨を筒状部1に侵入するのを防ぎ、整流板5が上方からの風雨が筒状部1に侵入するのを防ぐとともに、下方からの風雨を上方へバイパスさせて筒状部1内への侵入を緩和でき、また、整流板5をなだらかに下降するよう平板を数回折り曲げて構成するよりも、筒状部1の中心線9より上方で整流板5をベース部2の上端部6からなめらかな略円弧状に下降する形状としたことで、整流板5の小型化と低コスト化及び強度アップが図れるとともに、上方から雨水が滴下した場合には雫が徐々に分散しながら衝突し拡散して下方へスムーズに流し落とすことが実現できるので、その衝突音も最小限に低減でき、また、同様に整流板5を上端部6からなめらかな略円弧状に下降する形状としたことで、筒状部1からの排気流がよりスムーズに整流され低圧損化が実現できる。
このように本発明の実施の形態1の外壁端末換気口によれば、少ない構成部品で風雨の侵入と雨水滴下音とフード部の通気抵抗を大幅に低減し、経済的で信頼性の高いこととなる。
(実施の形態2)
図4に示すように、整流板5Aのベース部2A側の起点部11を、ベース部2Aの上端部6Aから筒状部1Aの内径12との間(a)に形成し構成する。
上記構成により、整流板5Aのベース部2A側の起点部11を、ベース部2Aの上端部6Aから筒状部1Aの内径12との間(a)に形成するので、室内から筒状部1Aを介して排出される排気流が、整流板5A上部で乱流となるのを低減できるとともに、整流板5Aがベース部2Aの上端部6Aから延長するよりも、整流板5Aの起点部11位置が下がって形成されるので、整流板5Aの小型化と低コストが実現できる。
このように本発明の実施の形態2の外壁端末換気口によれば、整流板5Aの小型化と低コストが実現できることとなる。
(実施の形態3)
図5〜図7に示すように、整流板5Bの傾斜の起点部11Aをベース部2Bから第2の隙間13を空けて設けるとともに、ベース部2Bの上端部6Bから筒状部1Bの内径12Aとの間(b)に形成し構成する。
上記構成により、ベース部2Bと整流板5Bとの間に第2の隙間13が形成されることにより、整流板5B上部に発生する乱流を最小限に抑えるとともに、整流板5Bのベース部2B側の起点部11Aよりも大きなサイズの格子状のガラリ14または網状のネット15を着脱可能に構成でき、また、それらをベース部2Bの通気用開口より十分大きく構成できるので、セット時の位置ずれによる隙間発生による虫などの異物が室内に侵入するのを軽減でき、また、ベース部2Bと整流板5Bとの間の第2の隙間13に格子状のガラリ14または網状のネット15を挿入し挟み込むとともにねじ16等により取り付けることで、それらを確実にベース部2Bに密着できるように位置規制と固定が実現でき、ベース部2Bと格子状のガラリ14または網状のネット15との隙間からの虫などの異物の室内への侵入を防止できる。
このように本発明の実施の形態3の外壁端末換気口によれば、筒状部1B内への異物の侵入を防止できることとなる。
(実施の形態4)
図8に示すように、フード部4Aの断面を略半円筒状に形成し、整流板5Cとフード部4Aとの第1の隙間10Aを、ベース部2Cの近傍において小さくなるように構成した。
上記構成により、フード部4A上方から筒状部1内への死角が大きくなることで、筒状部1内への風雨の侵入をより防止できる。
このように本発明の実施の形態4の外壁端末換気口によれば、筒状部1内への風雨の侵入をより防止できることとなる。
(実施の形態5)
図9から図11に示すように、整流板5Dの起点部11B近傍から下端部8Aに向かい複数のリブ17を形成した構成とする。
上記構成により、整流板5Dがリブ17により補強されるため整流板5Dで受ける上方からの雨水の滴下による騒音がより低減されるとともに、リブ17の方向が整流板5Dの傾斜方向と同じであるため、雨水の流れを妨げずに効率良く下方に流し落とすことができ、雨水が整流板5Dの筒状部1側に回り込んで筒状部1内に侵入するのを低減できる。
このように本発明の実施の形態5の外壁端末換気口によれば、雨水滴下音と筒状部1内への風雨の侵入をより防止できることとなる。
(実施の形態6)
図12および図13に示すように、整流板5Eの起点部11Cから下端部8Bに向かう両サイドに、立ち上がった第1のフランジ部18を設けた構成とする。
上記構成により、整流板5Eが第1のフランジ部18により補強されるため、整流板5Eで受ける上方からの雨水の滴下による騒音がより軽減できるとともに、第1のフランジ部18により整流板5Eの下端部8B近傍まで、雨水を筒状部1側に回り込むことなく集約させることができ整流板5Eの下端より大粒のまとまった川状の雨水となって落ちるため、フード部4下方からの風雨の巻き込みにより筒状部1内への雨水の侵入がより軽減できる。
このように本発明の実施の形態6の外壁端末換気口によれば、雨水滴下音と筒状部1内への風雨の侵入をより防止できることとなる。
(実施の形態7)
図14に示すように、フード部4Bの上下端部に折り返し部19を設けた構成とする。
上記構成により、フード部4Bの上下端部が切放しのままであると、フード部4Bの組立または施工時に怪我の危険性が大きいが、折り返して密着させて折り返し部19を形成することにより端部は丸みが形成され怪我の危険性が軽減できるとともに、フード部4Bの形状も成形し易くなり強度も向上できる。
このように本発明の実施の形態7の外壁端末換気口によれば、フード部4Bの安全性、加工性、強度を向上できることとなる。
(実施の形態8)
図15に示すように、フード部4Cの上端部分20を傾斜した構成とする。
上記構成により、フード部4Cの上端部分20が傾斜しているので、野鳥がもし着地しても鳥自身が安定しにくくなるため、鳥着地による糞害が軽減できる。
このように本発明の実施の形態8の外壁端末換気口によれば、鳥着地による糞害を軽減できることとなる。
(実施の形態9)
図16に示すように、フード部4Dの上端部分20Aにプロピレンゴム等の対候性を有する軟質材21を設けた構成とする。
上記構成により、フード部4Dの上端部分20Aに鳥が着地しようとしても、フード部4Dの上端部分20Aが軟質材21で形成されているので、鳥自身の自重で軟質材21が変形し、バランスを維持できなくなるために鳥の休憩足場となりづらくなって、鳥着地による糞害がより軽減できる。
このように本発明の実施の形態9の外壁端末換気口によれば、鳥着地による糞害を軽減できることとなる。
(実施の形態10)
図17および図18に示すように、筒状部1Bの設けられるベース部2Cに格子状のガラリ14Aまたは網状のネット15Aをねじ16等により取り付けて構成とする。
上記構成により、ベース部2C上で筒状部1B内への異物侵入が防止できるとともに、フード部4の下方向からの風雨巻き込みによる筒状部1B内への雨水侵入がガラリ14Aまたはネット15Aと干渉することでより低減できる。
このように本発明の実施の形態10の外壁端末換気口によれば、筒状部1B内への異物の侵入と風雨の侵入をより防止できるという効果のある外壁端末換気口を提供できることとなる。
(実施の形態11)
図19および図20に示すように、フード部4Eの下部開口22に格子状のガラリ14Bまたは網状のネット15Bをねじ16等により取り付けて構成する。
上記構成により、フード部4Eの下部開口22にて異物侵入が防止できるとともに、フード部4Eの下方向からの風雨巻き込みによる雨水侵入がガラリまたはネットと干渉することでより低減できる。
このように本発明の実施の形態11の外壁端末換気口によれば、筒状部1内への異物の侵入と風雨の侵入をより防止できることとなる。
(実施の形態12)
図21および図22に示すように、フード部4Fの上部開口23に格子状のガラリ14Cまたは網状のネット15Cを設けて構成とする。
上記構成により、フード部4Fの上部の凹部を利用して鳥が巣を作成するなどして不要物が堆積するのを防止でき、また、フード部4Fの下部開口22に異物侵入防止のための格子状のガラリ14Bまたは網状のネット15Bを合わせて使用することで、フード部4Fと整流板5Cとの隙間からの侵入する異物が低減できるとともに、隙間から侵入した異物によるフード部4Fの下部開口22本体下面のガラリ14Bまたはネット15Bの目詰まりを低減できる。
このように本発明の実施の形態12の外壁端末換気口によれば、フード部4Fの上部開口23に格子状のガラリ14Cまたは網状のネット15Cを設けたので、特に異物や風雨の侵入と、フード部4Fと整流板5Cとの隙間から侵入した異物がフード部4Fの下部開口22に設けられるガラリ14Bまたはネット15B上に堆積することによる目詰まりをより防止できることとなる。
本発明にかかる外壁端末換気口における整流板の取り付け構成は、風雨の侵入と雨水の滴下音とフード部の通気抵抗を大幅に低減する構成によって、空気調和機、熱交換気扇等に組合せて外壁等に取付けられるフードにも適用できる。
本発明の実施の形態1の外壁端末換気口の縦断面図 同外壁端末換気口の平面図 同外壁端末換気口の斜視図 本発明の実施の形態2の外壁端末換気口の縦断面図 本発明の実施の形態3の外壁端末換気口の縦断面図 同外壁端末換気口の実使用状態を示す縦断面図 同外壁端末換気口の分解斜視図 本発明の実施の形態4の外壁端末換気口の平面図 本発明の実施の形態5の外壁端末換気口の縦断面図 同外壁端末換気口の整流板の斜視図 同外壁端末換気口のリブの断面図 本発明の実施の形態6の外壁端末換気口の縦断面図 同外壁端末換気口の整流板の斜視図 本発明の実施の形態7の外壁端末換気口の縦断面図 本発明の実施の形態8の外壁端末換気口の縦断面図 本発明の実施の形態9の外壁端末換気口の縦断面図 本発明の実施の形態10の外壁端末換気口の縦断面図 同外壁端末換気口の分解斜視図 本発明の実施の形態11の外壁端末換気口の縦断面図 同外壁端末換気口の分解斜視図 本発明の実施の形態12の外壁端末換気口の縦断面図 同外壁端末換気口の分解斜視図 従来の換気用通風路の斜視図 同換気用通風路の縦断面図
符号の説明
1 筒状部
1A 筒状部
1B 筒状部
2 ベース部
2A ベース部
2B ベース部
2C ベース部
3 開口部
4 フード部
4A フード部
4B フード部
4C フード部
4D フード部
4E フード部
4F フード部
5 整流板
5A 整流板
5B 整流板
5C 整流板
5D 整流板
5E 整流板
6 上端部
6A 上端部
6B 上端部
7 内壁
8 下端部
8A 下端部
8B 下端部
9 中心線
10 第1の隙間
10A 第1の隙間
11 起点部
11A 起点部
11B 起点部
11C 起点部
12 内径
12A 内径
13 第2の隙間
14 ガラリ
14A ガラリ
14B ガラリ
14C ガラリ
15 ネット
15A ネット
15B ネット
15C ネット
17 リブ
18 第1のフランジ部
19 折り返し部
20 上端部分
20A 上端部分
21 軟質材
22 下部開口
23 上部開口

Claims (12)

  1. ダクトに接続される筒状部と、この筒状部の外方で外壁面側に設けられるベース部と、このベース部の前面を囲む形状で上下に開口部を形成したフード部と、このフード部の内部に設けられる整流板とを備え、前記整流板を前記ベース部の上端部から前記フード部の前方側内面に向かいなめらかな略円弧状に下降する形状で下端部が前記筒状部の中心より上方で、前記フード部の前方側内面との間に第1の隙間を形成するように構成した外壁端末換気口。
  2. 整流板のベース部側の起点部を、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成した請求項1記載の外壁端末換気口。
  3. 整流板の傾斜起点部をベース部から第2の隙間を空けて設けるとともに、ベース部の上端部から筒状部の内壁との間に形成した請求項1または2記載の外壁端末換気口。
  4. フード部の断面を略半円筒状に形成し、整流板とフード部との第1の隙間を、ベース部の近傍において小さくなるように構成した請求項1〜3のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  5. 整流板の起点部近傍から下端部に向かい複数のリブを形成した請求項1〜4のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  6. 整流板の起点部から下端部に向かう両サイドに、立ち上がった第1のフランジ部を設けた請求項1〜5のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  7. フード部の上下端部に折り返し部を設けた請求項1〜6のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  8. フード部の上端部分を傾斜した請求項1〜7のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  9. フード部の上端部分に対候性を有する軟質材を設けた請求項1〜8のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  10. 筒状部の設けられるベース部に格子状のガラリまたは網状のネットを設けた請求項1〜9のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  11. フード部の下部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設けた請求項1〜10のいずれかに記載の外壁端末換気口。
  12. フード部の上部開口に格子状のガラリまたは網状のネットを設けた請求項1〜11のいずれかに記載の外壁端末換気口。
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