JP2008213532A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温環境下でエアバッグを展開させた場合あっても、リテーナとの締結部におけるカバー体の破断を防止して、正常にエアバッグを展開させるとともに、組立容易なエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】エアバッグ装置10において、カバー体12のエアバッグ展開部の裏面側に形成したカバー体側壁40に、カバー体締結孔48と、カバー体側壁40からリテーナ側壁52側に張り出して形成したカバー体受圧面46とを備えた。また、リテーナ50には、エアバッグ取付面56の裏面側に向けて立設したリテーナ側壁52を備え、当該リテーナ側壁52のリテーナ傾斜面53には、端部にカバー体受圧面46と当接する当接端面58を備えた。また、アシストプレート50のカバー体当接面86には、カバー体受圧面46の裏側からリテーナ側壁52との間でカバー体側壁40を挟持するカバー体挟持面88を備えた。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両の衝突などの衝撃に対して乗員を保護するためのエアバッグ装置に係り、特にエアバッグ及びインフレータを収納するカバー体を、アシストプレートと締結具とを用いてリテーナに挟持一体化する取付構造に関する。
実開平6−44652号公報(特許文献1)には、エアバッグ及びインフレータを収納するカバー体とリテーナとを挟持一体化する取付構造を有するエアバッグ装置が記載されている。
特許文献1に記載されているエアバッグ装置では、先ずリテーナ締結孔とカバー体締結孔とアシストプレート締結孔とを位置合わせして、リベット等の締結具を挿通して締結することにより、リテーナ側壁とカバー体側壁とアシストプレートとを共に挟んで締結している。
この、特許文献1に記載されているエアバッグ装置のカバー体正面に設けられている開裂扉は、略平面形状に形成されている。したがって、エアバッグ膨張時には、エアバッグが未開裂の開裂扉を裏面から略均一に押圧する。未開裂扉が裏面から押圧されると、その力はカバー体側壁を経由して、カバー体とリテーナとを挟持しているリベット取付孔を介してリベットに伝達され、リベットからリテーナに伝達される。この、略平面形状に形成されている開裂扉を備えたエアバッグ装置の場合には、開裂扉の面積が狭かったので、全てのリベット取付孔に略均一な剪断力が加わっていた。したがって、特定のリベット取付孔に対して過大な剪断力が加わるようなことはなかった。
また、特開平10−264758号公報(特許文献2)には、エアバッグとインフレータとを装着したリテーナ側壁に、夫々外側に突出した突起片を形成し、カバー体の裏面側に前記突起片が挿入されてリテーナを係止する係止孔と、下方に突出した舌部とを形成したエアバッグモジュールが開示されている。
特許文献2に記載されているエアバッグモジュールでは、舌部の底面と係止孔の底面とで、係止孔に挿入された該突起片を挟持することにより、容易に且つ確実にカバー体をリテーナに係止することができ、リベット打ちの工程を不要にしている。これにより、エアバッグモジュールの組立工程が大幅に簡略化され、製作コスト低減に大きく貢献するとされている。
特許文献2に記載されているエアバッグモジュールも、カバー体正面に設けられている開裂扉は略平面形状に形成されている。よって、エアバッグ膨張時には、全ての開裂扉の裏面に略均等な押圧力が加わっていたので、全ての係止孔及び全ての突起片に略均等な力が加わっていた。
実開平6−44652号公報 特開平10−264758号公報
従来のエアバッグ装置では、前述のように、カバー体正面に設けられている開裂扉は略平面形状に形成されていた。しかし、近年では、エアバッグによる乗員保護効果の向上を図る目的や、カバー体におけるデザイン面の要求から、カバー体正面の上側開裂扉を、カバー体正面から上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増した形状が採用されつつある。
開裂扉が略平面形状をなしている従来のカバー体の形状では、複数設けられている開裂扉の全てに略均等な力が加わることにより、全てのリベット取付孔内周、又は全ての突起片及び係止孔に略均等な力が加わっていたが、近年の、上側開裂扉を上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増したカバー体では、エアバッグ膨張時に上側開裂扉に対してより多くの力が加わるようになっており、上側開裂扉の直下又は直近に設けられているリベットの取付孔内周、又は係止孔に対し、局部的に大きな力が加わるようになった。
ここで、特許文献1に記載されているエアバッグ装置に、近年要求が増えている上側開裂扉を上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増したカバー体を適用した際の不具合点について検討する。エアバッグ装置によりエアバッグを膨張させると、膨張したエアバッグが、カバー体正面の未開裂の開裂扉を裏面から押圧する。すると、カバー体とリテーナとを引き離そうとする力が生じ、この力は、カバー体をリテーナに締結しているリベット及びリベット取付孔側面に伝達する。上側開裂扉は、カバー体正面から上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増しているので、上側開裂扉直下又は直近のリベット及びリベット取付孔側面に、特に大きな力が加わることになる。
このリベットとリベット取付孔とが接触している部分の接触幅は、直径5mmのリベットを使用した場合には最大で5mm程度であるとともに、カバー体側壁の厚さに相当する接触長さは4mm程度である。また、エアバッグを収納するカバー体の素材として、エアバッグが膨張しない状況における衝撃吸収性や、エアバッグ膨張時に所定の破断線に沿って開裂させることによりエアバッグを膨出させるという要求を満たすために、TPE(熱可塑性エラストマー)等の柔軟性に富んだ合成樹脂が用いられている。
エアバッグが収納されているステアリングホイール中央部やダッシュボード上部は、太陽光が直接照射する部分であり、室内を閉めきった状態で長時間炎天下に車両を放置しておくと、カバー体の温度が上昇し、素材が軟化することに伴って素材の引張強度や許容剪断応力が変化する。
この温度が高い状態でエアバッグを膨張させると、リベット外周とリベット取付孔内周との間に押圧力が加わって、リベット取付孔周辺の素材には剪断力が加わる。この剪断力により、カバー体側壁のリベット取付孔内周の素材に発生する剪断応力が、カバー体側壁を形成している素材の許容剪断応力を超えると、リベット取付孔内周の一部が、リベット外周によって引き裂かれることがある。そのため、エアバッグカバー体に用いる原料として、引張強度などに優れた物性を有する高価な原料を用いるなどしているため、結果としてコストがかかってしまう。
近年の上側開裂扉を上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増したカバー体では、上側開裂扉の上部側面の延長部分とリベット取付孔とが必然的に接近するとともに、エアバッグ装置全体を小型化する要求に加え、カバー体側壁の高さを低くする要求から、上側開裂扉の延長部分がリベット取付孔を覆い隠す形状になる。このように、上側開裂扉の延長部分がリベット取付孔を覆い隠す形状になると、リベット締結工具をエアバッグ装置の中央部付近に置いてリベットの締結作業を行うことになるが、リベット締結工具がエアバッグ取付面の背面と干渉して、リベット締結の作業が困難になるという不具合も生ずることになる。
次に、特許文献2に記載されているエアバッグ装置に、近年要求が増えている上側開裂扉を上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増したカバー体を適用した際の不具合点について検討する。エアバッグ装置のエアバッグを膨張させると、膨張したエアバッグが、カバー体正面の未開裂扉の開裂扉を裏面から押圧する。すると、カバー体をリテーナから離そうとする力が生じ、この力は、カバー体をリテーナに係止している突起片及び係止孔側面に伝達する。上側開裂扉は、カバー体正面から上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増しているので、上側開裂扉直下又は直近の突起片及び係止孔側面に、特に大きな力が加わることにより、その係止孔の底面両端部分で破断しやすくなってしまう。特許文献2に記載されている係止孔底面は、突起片の幅とカバー体側壁の厚さとの範囲で平面形状をなしているが、カバー体側壁を貫通している開口を有するために、係止孔の底面両端部分に応力が集中して破断しやすくなる。そのため、エアバッグカバー体に用いる原料として、引張強度などに優れた物性を有する高価な樹脂原料を用いるなどして対応しているが、コストが高くなってしまう。
また、特許文献2に記載されているエアバッグ装置では、リテーナにカバー体を取り付ける際に、リテーナを斜めにした状態で、カバー体側壁の舌部を外側に広げながら広幅のリテーナの先端部を係止孔に挿入するという作業手順を経る必要があるので、折り畳まれて圧縮したエアバッグを押さえつけながらカバー体のエアバッグ収納部に深く押し込んだ状態で、広幅の先端部を係止孔に挿入しなければならず、作業性が芳しくないという不具合があった。
本発明は、カバー体正面の上側開裂扉をカバー体正面から上部側面にかけて湾曲延長して開裂面積を増したエアバッグ装置に対応するために創出されたものであり、引張強度などに優れた高価な樹脂原料を用いることなく、高温下でエアバッグを膨張させた場合であっても、リテーナからカバー体が外れる不具合を防止することを目的としている。
併せて、カバー体側壁の高さを低くするために、上側開裂扉の延長部分がリベット取付孔を覆い隠す形状を有することになった場合であっても、締結具を用いて当該カバー体をリテーナに容易に締結することが可能なエアバッグ装置を提供することを目的としている。
前述の目的を達成すべく、本発明に係るエアバッグ装置の主な構成は、インフレータ及び折り畳まれたエアバッグを収納するカバー体を、アシストプレートと締結具とを用いて挟持一体化するリテーナを備えてなるエアバッグ装置であって、前記カバー体は、エアバッグ展開部と、当該エアバッグ展開部の裏面側に設けたカバー体側壁とを有し、当該カバー体側壁にはカバー体締結孔とカバー体受圧面とを備え、当該カバー体受圧面は、前記カバー体側壁からリテーナ側壁側に張り出して形成され、前記リテーナは、エアバッグ取付面と当該エアバッグ取付面の裏面側に向けて立設したリテーナ側壁とを有し、当該リテーナ側壁には、リテーナ締結孔とリテーナ傾斜面とを備え、当該リテーナ傾斜面には、端部に前記カバー体受圧面と当接する当接端面を備え、前記アシストプレートは、前記カバー体側壁と当接するカバー体当接面と、アシストプレート締結孔とを有し、当該アシストプレートのカバー体当接面には、前記カバー体受圧面の裏側から前記リテーナ側壁との間で前記カバー体側壁を挟持するカバー体挟持面を備えることを特徴としている。
更に好ましい態様として、前記リテーナ傾斜面を、前記リテーナ側壁の少なくとも一部を外側に傾けて形成したことを特徴としている。また、前記アシストプレート締結孔の周囲に、前記カバー体当接面に対して凹形状に形成されカバー体側壁との接触を避ける凹部を設けたことを特徴としている。
また、他の好ましい態様として、前記リテーナ傾斜面に前記リテーナ締結孔を設け、前記カバー体締結孔の周囲に前記カバー体側壁の少なくとも一部を外側に傾けて形成したカバー体傾斜面を備えるとともに当該カバー体傾斜面の端部に前記カバー体受圧面を備えたことを特徴としている。
本発明に係るエアバッグ装置では、リテーナ側壁の当接端面が、カバー体側壁から張り出したカバー体受圧面に対して所定の面積を持って当接するように構成したので、エアバッグが膨張することにより、未開裂の開裂扉の裏面に加わった圧力による力が、カバー体側壁を経由してカバー体側壁のカバー体受圧面と当接端面との間に加わるようになる。こうすることによって、カバー体受圧面の広さに応じて力が分散し、応力が減少するために、従来の締結構造と比較してカバー体側壁が破断しにくくなる。また、カバー体側壁のカバー体受圧面と当接端面との間、カバー体締結孔内周と締結具との間、及びリテーナとカバー体とアシストプレートとを締結する締結具の接触面を用いて、未開裂の開裂扉の裏面に加わった力を分散してリテーナに伝達することにより、従来と比較してカバー体側壁を破断しにくくすることができる。
また、特許文献2に記載のエアバッグモジュールのカバー体側壁に設けられている係止孔は、貫通した開口を形成しているために、係止孔の底面両端部には極端な応力集中が生じていたが、本発明に係るカバー体側壁のカバー体受圧面近傍には、特許文献2に記載されているような開口は存在しない。したがって、カバー体受圧面近傍には極端な応力集中が発生しないので、カバー体側壁を破断しにくくすることができる。
また、本発明では、アシストプレートのカバー体当接面に、カバー体側壁のカバー体受圧面裏側からリテーナ側壁との間でカバー体側壁を挟持するためのカバー体挟持面を備えているので、カバー体側壁のカバー体受圧面からリテーナの当接端面を外れにくくすることができる。したがって、エアバッグ膨張時において、リテーナからカバー体が外れる不具合を減少させることができる。
更に、リテーナ傾斜面の端部に当接端面を備えるとともに、カバー体傾斜面の端部にカバー体受圧面を備えることにより、カバー体側壁のカバー体受圧面からリテーナの当接端面を外れにくくすることができる。したがって、エアバッグ膨張時において、リテーナからカバー体が外れる不具合を、更に減少させることができる。
また、特許文献2に記載のエアバッグモジュールのように、リテーナにカバー体を取り付ける際に、リテーナを斜めにした状態で、カバー体側壁の舌部を外側に広げながら広幅のリテーナの先端部を係止孔に挿入するという作業手順では、作業性が悪いという不具合があったが、本発明では、リテーナをカバー体に対して裏側から水平に挿入し、リテーナ締結孔とカバー体締結孔との高さを一致させた状態で締結具を挿入すればよいので、組み立て作業が容易となる。
また、他の発明によれば、アシストプレート締結孔の周囲に、カバー体側壁との接触を避けるための凹部を設けたことにより、アシストプレートからカバー体締結孔の周囲に直接熱が伝動することを防止することができる。これにより、車内の温度が高温に遷移しつつある場合に、アシストプレートからカバー体締結孔の周囲に伝導する熱量を減少させて、カバー体締結孔周辺の温度上昇を緩和することができ、カバー体側壁を破断しにくくすることができる。
また、リテーナ締結孔の周囲に、カバー体側壁の少なくとも一部を外側に傾けて形成したカバー体傾斜面を形成することによって、締結具をリテーナの中央部から外側に向かって斜めに下降する方向に挿通させることができる。これにより、締結工具がエアバッグ取付面の裏面と干渉する不具合を防止して、組み立て作業を容易にすることができる。また、近年増加している正面の上側開裂扉を大きく湾曲延長して開裂面積を増したカバー体のように、カバー体におけるリテーナ締結孔が上側開裂扉の延長部分により隠れる形状を有している場合であっても、締結具の挿入と、その締結作業とを容易にすることができる。
以下、本発明に係るエアバッグ装置の代表的な実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本発明に係るエアバッグ装置を正面斜方から見た外観斜視図であり、図2は、図1に示したエアバッグ装置を背面側から見た背面図である。また、図3は、図2に示したエアバッグ装置にインフレータを取り付ける以前における組み立て工程の途中の状態を、図2のIII−III断面で切断してエアバッグ装置の背面斜め方向から見た斜視図であり、図4は、図2に示したIV−IV断面図である。また、図5は、カバー体、エアバッグ、リテーナ、及びアシストプレートの分解斜視図を示している。
なお、図1〜図5では、車両のステアリングホイール中央に装着する運転席用エアバッグ装置についての実施形態を示してあるが、本発明のカバー体及びリテーナを挟持一体化する取付構造を、助手席用エアバッグ装置、サイドエアバッグ装置、その他のエアバッグ装置に適用することが可能である。
図1に示すように、運転席用のエアバッグ装置10の正面側は、カバー体12で覆われている。カバー体12の外観形状は、カバー体12の正面から上部側面22にかけて大きく湾曲した形状にデザインされている。
エアバッグ装置10の背面側には、カバー体側壁40で囲まれた部分に、エアバッグ70(図3、図5参照。)及びインフレータ42(図2参照。)を収納するエアバッグ収納部54(図3参照。)が設けられている。
エアバッグ装置10の正面側は、車両が正面から衝突して所定の衝撃が車両に加わった際にインフレータ42が発生させた大量の高圧ガスをエアバッグ70に充填した際に、開裂することによってエアバッグ70を膨出させるカバー体12で覆われている。カバー体12は、車両のステアリングホイールの中央部分に配置されるため、このカバー体12が車両のホーンスイッチを兼用している。また、カバー体12の正面側には化粧処理が施され、中央部には車両のオーナメント20が配置されている。
図1に示すように、エアバッグ70を膨出させる以前の状態では、カバー体12の正面は連続したなだらかな曲面で形成されているが、車両が衝突したことによりエアバッグ70を膨出させる際には、高圧ガスが充填されたエアバッグ70が、カバー体12の裏面から上側開裂扉18、右下開裂扉28、及び左下開裂扉38を強く押圧する。上側開裂扉18の周囲には、裏面側を薄肉に形成することによりエアバッグ70の膨張時の押圧力によって破断させてエアバッグ70を膨出させる破断線14と、破断線14が破断した際であっても、カバー体12に対して上側開裂扉18を開いた状態に接続しておくヒンジ部16とを備えている。
また、同様に、右下開裂扉28の周囲には、裏面側を薄肉に形成した破断線24、及び、カバー体12に対して右下開裂扉28を開いた状態に接続しておくヒンジ部26とを備え、左下開裂扉38の周囲には、裏面側を薄肉に形成した破断線34、及び、カバー体12に対して左下開裂扉38を開いた状態に接続しておくヒンジ部36とを備えている。
カバー体12の素材は、エアバッグ70が膨張しない状況における衝撃吸収性や、エアバッグ70の膨張時に所定の破断線14、24、34に沿って開裂させることによりエアバッグ70を膨出させるという要求を満たすために、TPE(熱可塑性エラストマー)等の柔軟性に富んだ合成樹脂が用いられている。
従来のエアバッグ装置では、カバー体正面に設けられている開裂扉は略平面形状で形成されていたが、図1に示すような形状を有する近年のエアバッグ装置10では、エアバッグ70による乗員保護の効果の向上を図る目的や、カバー体12のデザイン面から、カバー体12正面の上側開裂扉18を、カバー体12の正面から上部側面22にかけて湾曲延長して開裂面積を増している。
次に、図2を用いてエアバッグ装置10の背面の構成について説明する。図2に示すように、カバー体12の背面には、開裂扉18、28、38の裏面側に向けて、カバー体側壁40が略五角形の形状に立設している。このカバー体側壁40の内側には、車両が衝突して所定の衝撃が車両に加わった際に、エアバッグ70に多量の高圧ガスを供給するインフレータ42と、インフレータ42を固定するリテーナ50とが収納されている。なお、図2示すインフレータ42の紙面裏側には、リテーナ50、カバー体側壁40、及び開裂扉18、28、38で囲まれたエアバッグ収納部54(図3参照。)が設けられており、エアバッグ収納部54には、エアバッグ70が収納されている。
リテーナ50は、エアバッグ70を固定したエアバッグ取付面56(図3参照。)に対して裏面側(図2の紙面手前側。)に向けて立設したリテーナ側壁52を備えている。図2に示す実施例では、リテーナ側壁52はリテーナ50の全周に設けられている。
リテーナ側壁52には、リベット等の締結具60、62を挿通してカバー体12を締結するリテーナ締結孔55(図3〜図5参照。)が複数設けられている。また同様に、カバー体側壁40にも締結具60、62を挿通するカバー体締結孔48(図4、図5参照。)が複数設けられている。
次に、図1及び図2に示したエアバッグ装置10の内部構成について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、エアバッグ装置10のカバー体12、カバー体側壁40、及びリテーナ50のエアバッグ取付面56で囲まれたエアバッグ収納部54には、エアバッグ70が折り畳まれた状態で収納されている。
なお、図3は、リテーナ50にエアバッグ70のアッセンブリーユニットからエアバッグ70の背面側に突出しているエアバッグ固定ボルト72を、リテーナ50のエアバッグ取付面56に開口している固定ボルト孔57に挿通して位置決めし、リテーナ50のリテーナ側壁52を、カバー体側壁40の内面に沿うように挿入して、締結具60及び締結具62を用いてカバー体側壁40と締結する直前の状態を示している。
締結具62は、カバー体側壁40の外側から、カバー体側壁40とリテーナ側壁52とに開口しているカバー体締結孔48及びリテーナ締結孔55に挿通し、カバー体側壁40の外側から締結工具を用いてシャフト61を引き抜いて締結具62の母材裏側をこぶ状に変形させた変形部分63を形成する。図3に示す実施形態では、締結具62として座面の大きなブラインドリベットを用い、そのブラインドリベットの大きな座面を合成樹脂製のカバー体側壁40に当接させ、こぶ状の変形部分63を圧延鋼板で形成したリテーナ側壁52に当接させている。
一方、エアバッグ装置10の上方に配される締結具60は、上側開裂扉18がカバー体12の上部側面22にかけて湾曲延長していることにより、上側開裂扉18の上部側面22の延長部分23と締結具60とが接近するために、カバー体側壁40の外側から締結することができない。これは、エアバッグ装置10の大きさを全体的に小型化する要求に加え、カバー体側壁40の高さを低くする要求から、上部側面22の延長部分23が、締結具60を覆い隠す形状になるからである。
したがって、本実施形態では、締結具60としてブラインドリベットを用い、リテーナ締結孔55(図4、図5参照。)の周囲に外側に傾斜したリテーナ傾斜面53を設け、当該リテーナ傾斜面53に締結具60の締結面を当接させるように、締結具60をリテーナ50の中央部から外側に向かって斜めに下降する方向に挿通させてから、締結工具を用いてシャフト61を引き抜いて締結している。
なお、締結具60は、圧延鋼板で形成したリテーナ側壁52のリテーナ傾斜面53に座面の大きな部分を当接させているために、そのままではこぶ状に変形させた変形部分63は合成樹脂製のカバー体側壁40に当接してしまう。締結具60のこぶ状の変形部分63のみで合成樹脂製のカバー体側壁40を押圧すると、こぶ状の変形部分63がリテーナ側壁52にもぐり込んでしまって、所定の締結力を得ることができないので、本発明の実施形態では、図3〜図5に示すようにカバー体側壁40の延長部分23側からアシストプレート80を座金として当接させている。
また、締結具60を用いて、カバー体側壁40、リテーナ側壁52、及びアシストプレート80を締結する際に、アシストプレート80の位置決めを容易にする目的で、カバー体側壁40の頂部にカバー体側壁突起44を設け、そのカバー体側壁突起44とアシストプレート80の頂部に設けたアシストプレート折曲部82に設けた開口部とを係合させている。
また、エアバッグ70の膨張時の圧力を受けたリテーナ50が、カバー体側壁40から飛び出そうとする力を、締結具60、62を介さずに直接カバー体側壁40に伝達させるために、当接端面59をリテーナ50側に設けるとともに、当該当接端面59が当接する受圧面47を設けてある。受圧面47と当接端面59とを所定の面積をもって当接させることにより力が分散され、カバー体12を形成する合成樹脂に加わる応力を減少させて、カバー体側壁40の破断を防止することができる。
次に、カバー体側壁40とリテーナ側壁52とを締結している締結具60の締結部分の断面について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、カバー体12における上側開裂扉18の延長部分23の裏側には、カバー体側壁40とリテーナ側壁52とを締結している締結具60が接近して配置されている。また、締結具60を締結する際の締結工具がリテーナ50と干渉しないように、締結具60の軸を角度θだけ傾斜させて、Z方向から締結工具を用いて締結作業を行うことができるように構成している。
また本発明では、図4に示すように、リテーナ側壁52とアシストプレート80とで挟み込んで、カバー体側壁40を締結している。リテーナ50のエアバッグ取付面56の裏面側に向けて立設したリテーナ側壁52には、締結具60を挿通するリテーナ締結孔55を設けてある。更に、リテーナ締結孔55の周囲に、リテーナ側壁52の少なくとも一部を外側に傾けて形成したリテーナ傾斜面53を設け、当該リテーナ傾斜面53に締結具60の座面を当接させることによって、アシストプレート80ととの間でカバー体側壁40を挟み込んでいる。また、リテーナ側壁52の端面にカバー体12の一部と当接する当接端面58を備えている。
カバー体12のカバー体側壁40には、締結具60を挿通するカバー体締結孔48を有しており、そのカバー体締結孔48の近くには、カバー体側壁40から略直角にリテーナ側壁52側に張り出した平面を形成するカバー体受圧面46を設けてある。このカバー体受圧面46は、前述の当接端面58と所定の面積をもって当接して、エアバッグ70膨張時にエアバッグ70の背面から圧力を受けたリテーナ50が、カバー体側壁40から飛び出そうとする力を、締結具60を介さずに直接カバー体側壁40に伝達させるためのものである。また、カバー体受圧面46と当接端面58とを所定の面積をもって当接させることによりその力を分散させて、カバー体12を形成している剛性樹脂に加わる応力を減少させることができる。これにより、カバー体締結孔48の内周が締結具60外周によって引き裂かれる不具合を防止することができる。
アシストプレート80は、組立時にカバー体側壁40に嵌合させて位置決めを容易にするアシストプレート折曲部82、83と、締結具60を挿通するアシストプレート締結孔84と、締結具60の変形部分63を当接させる傾斜したアシストプレート締結座面85とを備えている。
また、アシストプレート80は、カバー体側壁40と当接するカバー体当接面86と、アシストプレート締結孔84の周囲にカバー体当接面86に対して凹形状に形成することにより、カバー体締結孔48付近のカバー体12の素材に直接熱が伝わることを防止するための凹部87と、カバー体側壁40のカバー体受圧面46の裏側からカバー体側壁40を挟持するためのカバー体挟持面88を備えている。
なお、図4及び図5に示す実施形態では、アシストプレート80の凹部87は、三角柱形状の空間を形成しているが、四角柱形状、半球形状等の空間部を形成するようにしてもよい。
また、アシストプレート80のカバー体当接面86に、カバー体側壁40のカバー体受圧面46の裏側からリテーナ側壁52との間でカバー体側壁40を挟持するためのカバー体挟持面88を備えたことにより、カバー体側壁40のカバー体受圧面46からリテーナ50の当接端面58を外れにくくすることができる。したがって、エアバッグ70の膨張時において、リテーナ50からカバー体12が外れる不具合を減少させることができる。
次に、図5を用いて当接端面58及びカバー体受圧面46について説明する。図5に示すように、リテーナ締結孔55の周囲に形成したリテーナ傾斜面53の端部には、当接端面58を形成している。また、カバー体側壁40に、カバー体締結孔48の周囲を外側に傾けて形成したカバー体傾斜面49を備えるとともに、当該カバー体傾斜面49の端部に、当接端面58と当接するカバー体受圧面46を形成している。
図5に示すように、リテーナ締結孔55の近傍に当接端面58を備え、カバー体締結孔48の近傍にカバー体受圧面46を備え、締結具60の近傍に当接端面58及びカバー体受圧面46を配置して締結具60を用いて締結することにより、カバー体側壁40のカバー体受圧面46からリテーナ50の当接端面58を外れにくくすることができる。
エアバッグ装置に要求されている環境試験の一つに、高温環境下におけるエアバッグ展開試験がある。このエアバッグ展開試験は、85℃又は100℃に設定した恒温槽の中に4時間エアバッグ装置を置いて温めておき、その後エアバッグを展開させ、エアバッグとしての機能が維持されていることを保証する試験である。
近年増加している、大型の上側開裂扉を有するエアバッグ装置に、従来のカバー体の締結構造、すなわち、エアバッグ膨張時にカバー体に加わる力を全てカバー体締結穴とリベットとの間で伝達している構造を用いると、高温環境下におけるエアバッグ展開試験において、カバー体側壁がカバー体締結孔の部分で破断してしまい、正常にエアバッグを展開することができなかった。本発明のカバー体の締結構造を用いることにより、高温環境下におけるカバー体側壁の破断を減少させることができる。
本発明に係るエアバッグ装置を正面斜方から見た外観斜視図である。 図1に示したエアバッグ装置を背面側から見た背面図である。 図2に示したエアバッグ装置にインフレータを取り付ける以前における組み立て工程の途中の状態を、図2に示したIII−III断面で切断し、エアバッグ装置の背面斜め方向から見た斜視図である。 図2に示したIV−IV断面図である。 カバー体、エアバッグ、リテーナ、及びアシストプレートの分解斜視図である。
符号の説明
10 エアバッグ装置
12 カバー体
14、24、34 破断線
16、26、36 ヒンジ部
18 上側開裂扉(エアバッグ展開部)
20 オーナメント
22 上部側面
23 延長部分
28 右下開裂扉(エアバッグ展開部)
38 左下開裂扉(エアバッグ展開部)
40 カバー体側壁
42 インフレータ
44 カバー体側壁突起
46 カバー体受圧面
47 受圧面
48 カバー体締結孔
49 カバー体傾斜面
50 リテーナ
52 リテーナ側壁
53 リテーナ傾斜面
54 エアバッグ収納部
55 リテーナ締結孔
56 エアバッグ取付面
57 固定ボルト孔
58 当接端面
59 当接端面
60 締結具
61 シャフト
62 締結具
63 変形部分
70 エアバッグ
72 エアバッグ固定ボルト
80 アシストプレート
82 アシストプレート折曲部
83 アシストプレート折曲部
84 アシストプレート締結孔
85 アシストプレート締結座面
86 カバー体当接面
87 凹部
88 カバー体挟持面

Claims (4)

  1. インフレータ及び折り畳まれたエアバッグを収納するカバー体を、アシストプレートと締結具とを用いて挟持一体化するリテーナを備えてなるエアバッグ装置であって、
    前記カバー体は、エアバッグ展開部と、当該エアバッグ展開部の裏面側に設けたカバー体側壁とを有し、
    当該カバー体側壁にはカバー体締結孔と、カバー体受圧面とを備え、
    当該カバー体受圧面は、前記カバー体側壁からリテーナ側壁側に張り出して形成され、
    前記リテーナは、エアバッグ取付面と、当該エアバッグ取付面の裏面側に向けて立設したリテーナ側壁とを有し、
    当該リテーナ側壁には、リテーナ締結孔と、リテーナ傾斜面とを備え、
    当該リテーナ傾斜面には、端部に前記カバー体受圧面と当接する当接端面を備え、
    前記アシストプレートは、前記カバー体側壁と当接するカバー体当接面と、アシストプレート締結孔とを有し、
    当該アシストプレートのカバー体当接面には、前記カバー体受圧面の裏側から前記リテーナ側壁との間で前記カバー体側壁を挟持するカバー体挟持面を備える
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記リテーナ傾斜面は、前記リテーナ側壁の少なくとも一部を外側に傾けて形成したことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記アシストプレートは、前記アシストプレート締結孔の周囲に、前記カバー体当接面に対して凹形状に形成されカバー体側壁との接触を避ける凹部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記リテーナ傾斜面に前記リテーナ締結孔を設け、
    前記カバー体締結孔の周囲に、前記カバー体側壁の少なくとも一部を外側に傾けて形成したカバー体傾斜面を備えるとともに、当該カバー体傾斜面の端部に前記カバー体受圧面を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグ装置。
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