JP2008213166A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクジェット方式の画像形成装置において、DCモータを使用しつつ、簡素かつ安価な構成で電源のオン状態を表示可能にする。
【解決手段】給紙ローラ32の回転量を検知するためのロータリエンコーダ35のエンコーダ本体部35dを透光性材料にて形成し、発光ダイオード35bから出射されエンコーダ本体部35dを透過する光を筐体8の出射用窓部8aに導くための導光部材36を設ける。画像形成装置の電源が投入されると、発光ダイオード35bが発光し、その光がエンコーダ本体部35d及び導光部材36を透過して、出射用窓部8aから筐体8の外部に出射され、電源がオン状態である旨表示する。
【選択図】図2
【解決手段】給紙ローラ32の回転量を検知するためのロータリエンコーダ35のエンコーダ本体部35dを透光性材料にて形成し、発光ダイオード35bから出射されエンコーダ本体部35dを透過する光を筐体8の出射用窓部8aに導くための導光部材36を設ける。画像形成装置の電源が投入されると、発光ダイオード35bが発光し、その光がエンコーダ本体部35d及び導光部材36を透過して、出射用窓部8aから筐体8の外部に出射され、電源がオン状態である旨表示する。
【選択図】図2
Description
本発明は、記録紙にインクを吐出させることにより画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置に関するものである。
従来からインクジェット方式の画像形成装置においては、記録紙を搬送するためにDCモータが採用されている。例えば、特許文献1に示された画像形成装置においては、記録紙を搬送する給紙ローラの回転量を検知するためにロータリエンコーダが組み込まれている。ロータリエンコーダは、フィードローラと共に回転するエンコーダホイールと、エンコーダホイールに光を照射する発光ダイオードと、エンコーダホイールに形成されているスリットを透過した光を検知するフォトダイオードと、エンコーダホイールの外縁部を挟んで両側において発光ダイオードとフォトダイオードを支持するエンコーダ本体を有している。エンコーダ本体は、フォトダイオードに外光が入射しないように、通常、黒色で形成されている。
また、特許文献2,3には、キャリッジの移動量を検知するためのリニアエンコーダを備えた画像形成装置が示されている。
特開2006−170745号公報
特開2000−270166号公報
特開平10−19604号公報
一方、画像形成装置においては、装置の電源スイッチを操作するための操作ボタンと、装置の電源のオン状態を表示するための発光ダイオードが別途設けられている。このため、少なくとも2個の発光ダイオードが必要となり、また、発光ダイオードを駆動する回路が複雑となりコストアップを招来している。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、DCモータを使用しつつ、簡素かつ安価な構成で電源のオン状態を表示可能なインクジェット方式の画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、
装填された記録紙を保持する給紙トレイと、この給紙トレイによって保持されている記録紙を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段によって画像が形成された後、排出された記録紙を保持する排紙トレイと、前記記録紙搬送機構及び画像形成手段を制御する制御手段と、前記記録紙搬送手段、画像形成手段及び制御手段に電力を供給する電力供給手段と、上記各部を収容する筐体とを備え、
前記記録紙搬送機構は、前記給紙トレイに対向して配置され、該給紙トレイによって保持されている記録紙を送出するピックローラと、このピックローラによって送出された記録紙を前記画像形成手段の対向位置に搬送する給紙ローラと、この給紙ローラによって搬送された後、前記画像形成手段によって画像が形成された記録紙を前記排紙トレイに排出する排紙ローラと、前記ピックローラ、給紙ローラ及び排紙ローラに駆動力を付与するDCモータと、前記給紙ローラの回転量を検知するロータリエンコーダとを有し、
前記画像形成手段は、インクを貯蔵するインクタンク及びこのインクタンクに貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッドを有するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持すると共に、記録紙の搬送方向に略直交する方向に搬送するキャリアと、このキャリアを駆動するためのキャリア駆動手段とを有し、
前記筐体は、前記電力供給手段のオン/オフ状態を表示する光を出射するための出射用窓部を有する画像形成装置において、
前記ロータリエンコーダは、前記給紙ローラの回転軸に設けられたエンコーダホイールと、画像形成装置の電源がオンされているとき前記エンコーダホイールに向けて常時光を照射する発光ダイオードと、この発光ダイオードから出射され前記エンコーダホイールを透過した光を受光するフォトダイオードと、前記発光ダイオード及びフォトダイオードを保持する透光性材料で形成されたエンコーダ本体部とを有し、
前記エンコーダ本体部を基端として前記筐体の出射用窓部に亘って形成された導光部材をさらに備え、
前記発光ダイオードから出射された光は、前記エンコーダ本体部に入射した後、該エンコーダ本体部を及び前記導光部材を透過した後、該導光部材の先端から前記筐体の外部に出射されることによって、画像形成装置の電源のオン状態を表示可能としたものである。
装填された記録紙を保持する給紙トレイと、この給紙トレイによって保持されている記録紙を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段によって画像が形成された後、排出された記録紙を保持する排紙トレイと、前記記録紙搬送機構及び画像形成手段を制御する制御手段と、前記記録紙搬送手段、画像形成手段及び制御手段に電力を供給する電力供給手段と、上記各部を収容する筐体とを備え、
前記記録紙搬送機構は、前記給紙トレイに対向して配置され、該給紙トレイによって保持されている記録紙を送出するピックローラと、このピックローラによって送出された記録紙を前記画像形成手段の対向位置に搬送する給紙ローラと、この給紙ローラによって搬送された後、前記画像形成手段によって画像が形成された記録紙を前記排紙トレイに排出する排紙ローラと、前記ピックローラ、給紙ローラ及び排紙ローラに駆動力を付与するDCモータと、前記給紙ローラの回転量を検知するロータリエンコーダとを有し、
前記画像形成手段は、インクを貯蔵するインクタンク及びこのインクタンクに貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッドを有するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持すると共に、記録紙の搬送方向に略直交する方向に搬送するキャリアと、このキャリアを駆動するためのキャリア駆動手段とを有し、
前記筐体は、前記電力供給手段のオン/オフ状態を表示する光を出射するための出射用窓部を有する画像形成装置において、
前記ロータリエンコーダは、前記給紙ローラの回転軸に設けられたエンコーダホイールと、画像形成装置の電源がオンされているとき前記エンコーダホイールに向けて常時光を照射する発光ダイオードと、この発光ダイオードから出射され前記エンコーダホイールを透過した光を受光するフォトダイオードと、前記発光ダイオード及びフォトダイオードを保持する透光性材料で形成されたエンコーダ本体部とを有し、
前記エンコーダ本体部を基端として前記筐体の出射用窓部に亘って形成された導光部材をさらに備え、
前記発光ダイオードから出射された光は、前記エンコーダ本体部に入射した後、該エンコーダ本体部を及び前記導光部材を透過した後、該導光部材の先端から前記筐体の外部に出射されることによって、画像形成装置の電源のオン状態を表示可能としたものである。
請求項2の発明は、
記録紙を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記記録紙搬送機構及び画像形成手段を制御する制御手段と、上記各部を収容する筐体と、前記記録紙搬送手段、画像形成手段及び制御手段に電力を供給する電力供給手段とを備え、
前記記録紙搬送機構は、記録紙を前記画像形成手段の対向位置に搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラに駆動力を付与するローラ駆動手段とを有し、
前記画像形成手段は、インクを貯蔵するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持すると共に、記録紙の搬送方向に略直交する方向に搬送するキャリアと、このキャリアを駆動するためのキャリア駆動手段とを有し、
前記給紙ローラの回転量又は前記キャリアの移動量のいずれかを検知するためのエンコーダをさらに有する画像形成装置において、
前記エンコーダは、光を出射する発光部と、この発光部から出射された光を受光する受光部と、前記発光部及び受光部を保持する透光性材料からなるエンコーダ本体部とを有し、
前記発光部から出射された光を前記エンコーダ本体部を透過させて前記筐体に設けられている出射用窓部から出射させることにより、電源オン状態を表示可能にしたものである。
記録紙を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記記録紙搬送機構及び画像形成手段を制御する制御手段と、上記各部を収容する筐体と、前記記録紙搬送手段、画像形成手段及び制御手段に電力を供給する電力供給手段とを備え、
前記記録紙搬送機構は、記録紙を前記画像形成手段の対向位置に搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラに駆動力を付与するローラ駆動手段とを有し、
前記画像形成手段は、インクを貯蔵するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持すると共に、記録紙の搬送方向に略直交する方向に搬送するキャリアと、このキャリアを駆動するためのキャリア駆動手段とを有し、
前記給紙ローラの回転量又は前記キャリアの移動量のいずれかを検知するためのエンコーダをさらに有する画像形成装置において、
前記エンコーダは、光を出射する発光部と、この発光部から出射された光を受光する受光部と、前記発光部及び受光部を保持する透光性材料からなるエンコーダ本体部とを有し、
前記発光部から出射された光を前記エンコーダ本体部を透過させて前記筐体に設けられている出射用窓部から出射させることにより、電源オン状態を表示可能にしたものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、
前記エンコーダ本体部を基端として前記筐体の出射用窓部に亘って形成された導光部材をさらに備えたものである。
前記エンコーダ本体部を基端として前記筐体の出射用窓部に亘って形成された導光部材をさらに備えたものである。
請求項1の発明によれば、電源オン状態のとき発光ダイオードから出射された光が、透光性を有するエンコーダ本体部に入射し、該エンコーダ本体部及び導光部材を透過した後、該導光部材の先端から筐体の外部に出射される。これにより、ロータリエンコーダの発光ダイオードから出射される光を利用して画像形成装置の電源オン状態を表示することが可能となり、従来の画像形成装置において必要とされていた電源のオン状態を表示するための発光ダイオード及びを駆動する回路が不要となり、装置の簡素化とコストダウンを図ることができる。また、導光部材によってエンコーダ本体部から出射用窓部に光を導くので、エンコーダ本体部の内部を透過する光の利用効率を高めることができる。さらに、導光部材の形状を適宜設定することにより、エンコーダ本体部の配置にかかわらず出射用窓部の位置を自由に設定することができ、画像形成装置のデザイン性と機能性を損ねることがない。例えば、従来の画像形成装置と同様に、電源スイッチの近傍に出射用窓部を設けることができる。
請求項2の発明によれば、エンコーダ本体部を透光性材料から形成することによってエンコーダの発光部から出射される光を利用して画像形成装置の電源オン状態を表示することが可能となり、従来の画像形成装置において別途必要とされていた電源のオン状態を表示するための発光部及びをそれ駆動する回路が不要となり、装置の簡素化とコストダウンを図ることができる。
請求項3の発明によれば、また、導光部材によってエンコーダ本体部から出射用窓部に光を導くので、エンコーダ本体部の内部を透過する光の利用効率を高めることができる。
本発明を実施するための最良の実施形態による画像形成装置の一例としてインクジェット方式の画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は画像形成装置を示している。画像形成装置1は、装填された記録紙Pを保持する給紙トレイ2と、この給紙トレイ2に保持された記録紙Pを搬送する記録紙搬送機構3と、この記録紙搬送機構3によって搬送された記録紙Pに画像を形成する画像形成部(画像形成手段)4と、画像形成部4によって画像が形成された記録紙Pが保持される排紙トレイ5と、記録紙搬送機構3及び画像形成部4の制御を司る制御部(制御手段)6と、記録紙搬送機構3、画像形成部4及び制御部6に電力を供給する電源回路(電力供給手段)7と、記録紙搬送機構3及び画像形成部4、制御部6及び電源回路7を収容する筐体8等によって構成されている。
記録紙搬送機構3は、給紙トレイ2に対向して配置され、給紙トレイ2によって保持されている記録紙Pを送出するピックローラ31と、ピックローラ31によって送出された記録紙Pを画像形成部4の対向位置に搬送する給紙ローラ32と、この給紙ローラ32によって搬送された後、画像形成部4によって画像が形成された記録紙Pを排紙トレイ5に排出する排紙ローラ33と、ピックローラ31、給紙ローラ32及び排紙ローラ33に駆動力を付与するDCモータ(ローラ駆動手段)34と、給紙ローラ32の回転量を検知するロータリエンコーダ35等を有している。
画像形成部4は、インクカートリッジ40と、インクカートリッジ40を支持すると共に、記録紙Pの搬送方向(副走査方向)Aに略直交する主走査方向B(図2参照)に搬送するキャリア41と、キャリア41を駆動するためのDCモータ(キャリア駆動手段)42と、主走査方向におけるキャリア41の移動量を検知するためのリニアエンコーダ45等を有している。インクカートリッジ40は、インクを貯蔵するインクタンク43及びこのインクタンク43に貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッド44を有している。
図2は、ロータリエンコーダ35とその周辺部の構成を示している。ロータリエンコーダ35は、給紙ローラ32の回転軸32aに設けられたエンコーダホイール35aと、エンコーダホイール35aに向けて光を照射する発光ダイオード(発光部)35bと、発光ダイオード35bから出射されエンコーダホイール35aを透過した光を受光するフォトダイオード(受光部)35cと、発光ダイオード35b及びフォトダイオード35cを保持するエンコーダ本体部35dとを有している。エンコーダホイール35aの外縁近傍には、等間隔のスリット35eが形成されている。発光ダイオード35bとフォトダイオード35cは、エンコーダホイール35aを挟んで互いに対向するように配置され、発光ダイオード35bから出射され、スリット35eを透過した光がフォトダイオード35cによって受光され、電気信号に変換される。制御部6は、フォトダイオード35cから出力された電気信号に基づいてエンコーダホイール35a、すなわち給紙ローラ32の回転量を検出する。
エンコーダ本体部35dは透光性材料からなり、発光ダイオード35bから出射された光の一部がエンコーダ本体部35dに入射する。エンコーダ本体部35dに入射した光は、エンコーダ本体部35dの内部を透過し、その一部がエンコーダ本体部35dの表面で反射され、さらに、エンコーダ本体部35dの内部を透過する。なお、エンコーダ本体部35dの内部を透過した光は、フォトダイオード35cに直接入射しないので、給紙ローラ32の回転量の検知に悪影響を及ぼすことはない。
ロータリエンコーダ35の近傍には、透光性を有する材料からなる導光部材36が設けられている。導光部材36は、エンコーダ本体部35dの側面を基端として筐体8に亘って形成されている。エンコーダ本体部35dの内部を透過する光の一部は、導光部材36に入射し、導光部材36の内部を透過した後、その先端部36aから出射される。先端部36aから出射された光を筐体8の外部から視認できるように、筐体8には出射用窓部8aが形成されている。ロータリエンコーダ35の発光ダイオード35bは、電源回路7の起動に伴い発光を開始するので、これに伴う出射用窓部8aの内側にある導光部材36の先端部36aの発光により、ユーザは電源回路7のオン/オフ状態、すなわち画像形成装置1の電源状態を確認することができる。
電源回路7の起動は、筐体8に設けられている電源スイッチ用ボタン37の操作によってなされる。電源スイッチ用ボタン37は、通常、ユーザが操作し易いように、画像形成装置1の正面、すなわち排紙トレイ5が設けれる筐体側面に配設されている。ユーザが画像形成装置1の電源状態を感覚的に認識できるように、出射用窓部8aは、電源スイッチ用ボタン37の近傍に配設することが望ましい。ところが、インクジェット方式の画像形成装置1おいては、排紙トレイ5と給紙ローラ32との間に排紙ローラ33等を配設する必要があることから、出射用窓部8aに近接してロータリエンコーダ35のエンコーダ本体部35dを配置するのが困難となる。しかしながら、本発明にあっては、エンコーダ本体部35dと出射用窓部8aとの間に配設されている導光部材36によって光を導く構成を採用しているので、エンコーダ本体部35dと出射用窓部8aとが離れている場合であっても、発光ダイオード35bから出射された光を効率よく出射用窓部8aから出射させることができる。なお、導光部材36の形状は、エンコーダ本体部35d、出射用窓部8a及び排紙ローラ33の配置等に応じて適宜設定することができる。従って、導光部材36と排紙ローラ33等とが干渉する場合には、導光部材36を湾曲又は屈曲させて構成することにより、排紙ローラ33等を回避することができる。また、画像形成装置1が一定時間運転されずにスリープモード(節電モード)に移行した場合には、ロータリエンコーダ35の発光ダイオード35bから光が出射されないので、導光部材36の先端部36aは発光しない。よって、ユーザは、先端部36aの発光状態を確認することにより画像形成装置1がスリープモードに移行したか否かを容易に認識することができる。
図3は、リニアエンコーダ45とその周辺部の構成を示している。リニアエンコーダ45は、キャリア41の近傍において主走査方向Bに平行に配設されたエンコーダプレート45aと、エンコーダプレート45aに光を照射する発光ダイオード45bと、発光ダイオード45bから出射されエンコーダプレート45aを透過した光を受光するフォトダイオード45cと、発光ダイオード45b及びフォトダイオード45cを保持するエンコーダ本体部45dとを有している。エンコーダプレート45aの側面には、等間隔のスリット45eが形成されている。発光ダイオード45bとフォトダイオード45cは、エンコーダプレート45aを挟んで互いに対向するように配置され、発光ダイオード45bから出射され、スリット45eを透過した光がフォトダイオード45cによって受光され、電気信号に変換される。制御部6は、フォトダイオード45cから出力された電気信号に基づいてエンコーダ本体部45dすなわちキャリア41の移動量を検知する。
エンコーダ本体部45dは透光性材料からなり、キャリア41に装着されている。発光ダイオード45bから出射された光の一部は、エンコーダ本体部45dに入射し、エンコーダ本体部45dの内部を透過した後、その一部がエンコーダ本体部45dの表面で反射され、さらに、エンコーダ本体部45dの内部を透過する。なお、エンコーダ本体部45dの内部を透過した光は、フォトダイオード45cに直接入射しないので、キャリア41の移動量を検知に悪影響を及ぼすことはない。
リニアエンコーダ45の近傍には、透光性を有する材料からなる導光部材46が設けられている。導光部材46は、キャリア41の移動方向すなわち主走査方向Bに平行に、エンコーダ本体部45dの上端面を基端として筐体8に亘って形成されている。エンコーダ本体部45dの内部を透過する光の一部は、導光部材46に入射し、導光部材46の内部を透過した後、その先端部46aから出射される。先端部46aから出射された光を筐体8の外部から視認できるように、筐体8には出射用窓部8bが形成されている。導光部材46の先端部46aのうち、リニアエンコーダ45の発光ダイオード45bの近傍がより強く発光し、かつ発光ダイオード45bは、キャリア41の移動に伴い主走査方向Bに移動するので、ユーザが電源回路7のオン状態、すなわち画像形成装置1の電源状態を確認することができるだけでなく、導光部材46の発光部分が素早く移動することから画像形成装置1の天面のデザイン性を高めることができる。
以上のような構成を有する本実施形態の画像形成装置1によれば、発光ダイオード35b、45bから出射された光が、透光性を有するエンコーダ本体部35d、45dに入射し、エンコーダ本体部35d、45d及び導光部材36、46を透過した後、導光部材36、46の先端部36a、46aから筐体8の外部に出射する。これにより、例えばエンコーダ35、45の発光ダイオード35b、45bから出射される光を利用して画像形成装置1の電源状態を表示することが可能となり、従来の画像形成装置において必要とされていた電源のオン状態を表示するための発光ダイオード及びを駆動する回路が不要となり、装置の簡素化とコストダウンを図ることができる。また、導光部材36、46によってエンコーダ本体部35d、45dから出射用窓部8a、8bに光を導くので、エンコーダ本体部35d、45dの内部を透過する光の利用効率を高めることができる。さらに、導光部材36、46の形状を適宜設定することにより、エンコーダ本体部35d、45dの配置にかかわらず出射用窓部8a、8bの位置を自由に設定することができ、画像形成装置のデザイン性と機能性を損ねることがない。例えば、従来の画像形成装置と同様に、電源スイッチの操作ボタン37の近傍に出射用窓部8aを設けることができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくともロータリエンコーダ35又はリニアエンコーダ45のエンコーダ本体部35d、45dを透光性材料で形成し、発光ダイオード35b、45bから出射された光を利用して画像形成装置1の電源状態を表示するように構成されていればよい。また、本実施形態においては、透過型のロータリエンコーダ及びリニアエンコーダを用いているが、反射型のロータリエンコーダ及びリニアエンコーダを用いてもよい。また、導光部材36、46の形状及び配置は、図2、3に示したものに限られることなく、画像形成装置1を構成する他の部品との関係に応じて適宜設定することができる。
1 画像形成装置
34 給紙ローラ
35 ロータリエンコーダ
35a エンコーダホイール
35b 発光ダイオード
35c フォトダイオード
35d エンコーダ本体部
34 給紙ローラ
35 ロータリエンコーダ
35a エンコーダホイール
35b 発光ダイオード
35c フォトダイオード
35d エンコーダ本体部
Claims (3)
- 装填された記録紙を保持する給紙トレイと、この給紙トレイによって保持されている記録紙を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段によって画像が形成された後、排出された記録紙を保持する排紙トレイと、前記記録紙搬送機構及び画像形成手段を制御する制御手段と、前記記録紙搬送手段、画像形成手段及び制御手段に電力を供給する電力供給手段と、上記各部を収容する筐体とを備え、
前記記録紙搬送機構は、前記給紙トレイに対向して配置され、該給紙トレイによって保持されている記録紙を送出するピックローラと、このピックローラによって送出された記録紙を前記画像形成手段の対向位置に搬送する給紙ローラと、この給紙ローラによって搬送された後、前記画像形成手段によって画像が形成された記録紙を前記排紙トレイに排出する排紙ローラと、前記ピックローラ、給紙ローラ及び排紙ローラに駆動力を付与するDCモータと、前記給紙ローラの回転量を検知するロータリエンコーダとを有し、
前記画像形成手段は、インクを貯蔵するインクタンク及びこのインクタンクに貯蔵されたインクを吐出して記録紙に画像を形成する記録ヘッドを有するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持すると共に、記録紙の搬送方向に略直交する方向に搬送するキャリアと、このキャリアを駆動するためのキャリア駆動手段とを有し、
前記筐体は、前記電力供給手段のオン/オフ状態を表示する光を出射するための出射用窓部を有する画像形成装置において、
前記ロータリエンコーダは、前記給紙ローラの回転軸に設けられたエンコーダホイールと、画像形成装置の電源がオンされているとき前記エンコーダホイールに向けて常時光を照射する発光ダイオードと、この発光ダイオードから出射され前記エンコーダホイールを透過した光を受光するフォトダイオードと、前記発光ダイオード及びフォトダイオードを保持する透光性材料で形成されたエンコーダ本体部とを有し、
前記エンコーダ本体部を基端として前記筐体の出射用窓部に亘って形成された導光部材をさらに備え、
前記発光ダイオードから出射された光は、前記エンコーダ本体部に入射した後、該エンコーダ本体部を及び前記導光部材を透過した後、該導光部材の先端から前記筐体の外部に出射されることによって、画像形成装置の電源のオン状態を表示可能としたことを特徴とする画像形成装置。 - 記録紙を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、前記記録紙搬送機構及び画像形成手段を制御する制御手段と、上記各部を収容する筐体と、前記記録紙搬送手段、画像形成手段及び制御手段に電力を供給する電力供給手段とを備え、
前記記録紙搬送機構は、記録紙を前記画像形成手段の対向位置に搬送する給紙ローラと、前記給紙ローラに駆動力を付与するローラ駆動手段とを有し、
前記画像形成手段は、インクを貯蔵するインクカートリッジと、このインクカートリッジを支持すると共に、記録紙の搬送方向に略直交する方向に搬送するキャリアと、このキャリアを駆動するためのキャリア駆動手段とを有し、
前記給紙ローラの回転量又は前記キャリアの移動量のいずれかを検知するためのエンコーダをさらに有する画像形成装置において、
前記エンコーダは、光を出射する発光部と、この発光部から出射された光を受光する受光部と、前記発光部及び受光部を保持する透光性材料からなるエンコーダ本体部とを有し、
前記発光部から出射された光を前記エンコーダ本体部を透過させて前記筐体に設けられている出射用窓部から出射させることにより、電源オン状態を表示可能にしたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記エンコーダ本体部を基端として前記筐体の出射用窓部に亘って形成された導光部材をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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JP2007050212A Withdrawn JP2008213166A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008213166A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011125198A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Sinfonia Technology Co Ltd | 計測装置およびダイナモ試験装置 |
JP2014231206A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
CN104512702A (zh) * | 2013-09-26 | 2015-04-15 | 大福自动化洁净设备公司 | 辊驱动组件及具备其的辊输送装置 |
-
2007
- 2007-02-28 JP JP2007050212A patent/JP2008213166A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011125198A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Sinfonia Technology Co Ltd | 計測装置およびダイナモ試験装置 |
JP2014231206A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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KR101536770B1 (ko) * | 2013-09-26 | 2015-07-13 | 크린팩토메이션 주식회사 | 롤러 구동 어셈블리 및 그를 구비하는 롤러 컨베이어 장치 |
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