JP2008212420A - 補償フィルタの駆動装置及び駆動方法 - Google Patents

補償フィルタの駆動装置及び駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008212420A
JP2008212420A JP2007054694A JP2007054694A JP2008212420A JP 2008212420 A JP2008212420 A JP 2008212420A JP 2007054694 A JP2007054694 A JP 2007054694A JP 2007054694 A JP2007054694 A JP 2007054694A JP 2008212420 A JP2008212420 A JP 2008212420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compensation filter
visible region
compensating filter
filter
compensation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007054694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kojima
剛 小嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007054694A priority Critical patent/JP2008212420A/ja
Publication of JP2008212420A publication Critical patent/JP2008212420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】補償フィルタのスライド時の操作性を向上させ、及び、補償フィルタをスライドさせながら行う診察の迅速化を図ることができる補償フィルタの駆動装置及び駆動方法を提供することである。
【解決手段】補償フィルタの駆動装置において、X線管とX線検出器との間に配置され、X線検出器により検出される検出範囲のうち表示部に表示される可視領域Aの内外へ移動可能に設けられ、X線の強度を部分的に減衰させる補償フィルタ13と、補償フィルタ13を可視領域Aの内外へ移動させる駆動部と、可視領域Aを判断する可視領域判断手段と、補償フィルタ13が可視領域A外に位置するとともに補償フィルタ13の一部が可視領域Aに接する位置で補償フィルタ13の移動動作を停止させる停止手段と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、X線診断装置で使用される補償フィルタの駆動装置及び駆動方法に関する。
下記特許文献1に記載されているように、X線管から出射されるX線を患者の患部に透過させ、患部を透過したX線をX線検出器で検出することにより患部を透視するX線診断装置が普及している。このようなX線診断装置において、透視領域内にX線の吸収差が大きい部分が存在すると、X線の透視像を表示部に表示した場合、X線吸収の少ない部分がハレーションを起こし、表示部に表示される透視像が見えにくくなるという問題がある。例えば、心臓はX線吸収率が高く、心臓の周りに位置する肺は心臓に比べてX線吸収率が低い。このため、心臓を透視した透視像を表示部に表示した場合、心臓の周囲の部分においてハレーションが生じ、心臓の表面の環状動脈等の像が見えにくくなる。
そこで、このようなハレーションを防止するため、X線の強度を部分的に遮蔽する補償フィルタを用いてX線吸収率の少ない部分、つまり、ハレーションの発生原因となる部分を覆っている。
なお、補償フィルタは、X線検出器により透視像が検出される検出範囲のうち、モニタに表示される可視領域の内外に移動する方向、及び、可視領域の周りに回転する方向に移動可能に設けられている。
図9は、X線検出器により検出される検出範囲のうちの表示部に表示される可視領域Aと、一対の補償フィルタ100との位置関係を示す模式図である。
尚、この補償フィルタ100は心臓を透視する場合に使用されるもので、一対の補償フィルタ100には、これらの補償フィルタ100を当接する位置に移動させた場合に心臓の輪郭と略同じ形状となる凹部101が形成されている。
心臓を透視する場合は、可視領域Aの中央部に心臓が位置するようにX線管とX線検出器とを移動させ、図9(a)に示すように一対の補償フィルタ100を近接する方向(矢印B方向)にスライドさせ、2つの凹部101に囲まれた領域内に心臓を位置させる。
補償フィルタ100の凹部101に囲まれた領域内に位置する心臓の透視像は、表示部に表示される。心臓の周囲であってX線吸収率が低い部分が補償フィルタ100により覆われているため、表示部に表示された透視像にはハレーションが生じない。
X線診断装置による診断においては、同一箇所、例えば心臓を異なる方向から複数回透視し、及び、透視したそれぞれの方向から必要な撮影を行う。
1回目の透視及び必要な撮影を行った後は、補償フィルタ100を互いに離反する方向(矢印B´方向)にスライドさせて可視領域A外に移動させる。
補償フィルタ100を可視領域A外へスライドさせた後、可視領域A内の全体を表示部で見ながらX線管とX線検出器とを移動させ、2回目の心臓の透視を行う方向を決定する。2回目の透視方向を決定した後、補償フィルタ100を再び矢印B方向にスライドさせて可視領域A内に移動させ、心臓の透視及び必要な撮影を行う。
以上のように、心臓の透視及び必要な撮影と、透視方向の変更とを複数回繰り返し、様々な方向から心臓の診断を行う。
特開2004−275792号公報
しかしながら、前述のX線診断装置においては、以下の点について配慮がなされていない。
補償フィルタ100を矢印B´方向にスライドさせて可視領域A外に移動させた場合、補償フィルタ100は図9(b)に示すように待機位置まで移動する。待機位置に移動した補償フィルタ100と可視領域Aとの間には、補償フィルタ100の移動方向に沿った寸法“C”の隙間が生じる。補償フィルタ100を再度可視領域A内に移動させる場合は、補償フィルタ100は待機位置からスタートする。
オペレータが表示部に表示されている可視領域Aを見ながら補償フィルタ100の操作部を操作し、補償フィルタ100を可視領域A内にスライドさせる場合、操作部を操作してから補償フィルタ100が寸法“C”の隙間部分を進行している間は、補償フィルタ100は表示部に表示されない。
このため、操作部を操作するオペレータは、補償フィルタ100を可視領域A内に移動させる操作をしたにも係わらず補償フィルタ100が可視領域A内に表示されないため、補償フィルタ100の動作不良が発生したのではないか、操作部の操作方向を間違えたのではないか、等と考え、補償フィルタ100のスライド動作を一旦停止させる場合がある。
このような事態の発生は、オペレータによるX線診断装置の使い勝手を低下させ、補償フィルタ100をスライドさせながら行う診断を遅延させることになる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、補償フィルタのスライド時の操作性を向上させることができ、及び、補償フィルタをスライドさせながら行う診察の迅速化を図ることができる補償フィルタの駆動装置及び駆動方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、補償フィルタの駆動装置において、X線管とX線検出器との間に配置され、前記X線検出器により検出される検出範囲のうち表示部に表示される可視領域の内外へ移動可能に設けられ、X線の強度を部分的に減衰させる補償フィルタと、前記補償フィルタを前記可視領域の内外へ移動させる駆動部と、前記可視領域を判断する可視領域判断手段と、前記補償フィルタが前記可視領域外に位置するとともに前記補償フィルタの一部が前記可視領域に接する位置で前記補償フィルタの移動動作を停止させる停止手段と、を備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、補償フィルタの駆動方法において、補償フィルタの現在位置を確認するステップと、X線検出器により検出される検出範囲のうち表示部に表示される可視領域の範囲を判断するステップと、前記補償フィルタの内側縁部が前記可視領域の縁部に到達するまでの寸法を演算するステップと、前記補償フィルタを前記可視領域の外側又は前記可視領域に近付く側に向けて移動させるステップと、補償フィルタの内側縁部が前記可視領域の縁部に到達する位置で前記補償フィルタの移動を停止させるステップと、を備えることである。
本発明によれば、補償フィルタのスライド時の操作性を向上させることができ、及び、補償フィルタをスライドさせながら行う診察の迅速化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明の一実施の形態に係るX線診察装置は、寝台の天板1の上方にX線管2とX線絞り装置3と補償フィルタ装置4とが配置され、天板1の下方にX線検出器であるイメージインテンシファイア5とタンデムレンズ光学系6とテレビカメラ7とが配置されている。
天板1上には患者Pが載置され、天板1上の患者Pの患部にX線が照射され、患部を透過したX線をイメージインテンシファイア5で検出することにより患部が透視される。天板1にはこの天板1をスライドさせるステッピングモータ(図示せず)が設けられ、このステッピングモータが天板ドライバ8を介してシステムコントローラ9に接続されている。
X線管2には高電圧発生装置10が接続され、高電圧発生装置10はX線コントローラ11を介してシステムコントローラ9に接続されている。X線コントローラ11を介してシステムコントローラ9により高電圧発生装置10が制御され、高電圧発生装置10からX線管2に対して高電圧が印加される。この高電圧の印加により、X線管2からX線が出射される。
X線絞り装置3は、可動式の鉛製の羽根板(図示せず)と、羽根板を駆動させるステッピングモータ(図示せず)とを備えている。ステッピングモータは、絞りドライバ12を介してシステムコントローラ9に接続されている。ステッピングモータを駆動して羽根板をスライドさせることにより、患者に対して照射されるX線の領域を絞ることができ、患者に照射されるX線量の低減を図ることができる。
補償フィルタ装置4は、一対の補償フィルタ13と、補償フィルタ13をスライドさせる駆動部である第1ステッピングモータ14と、補償フィルタ13を回転させる第2ステッピングモータ15とを備えている。第1・第2ステッピングモータ14、15は、フィルタドライバ16を介してシステムコントローラ9に接続されている。補償フィルタ13は、透視する患部の周囲にX線吸収率の低い部分がある場合、そのX線吸収率の低い部分を覆ってX線の強度を部分的に減衰させ、患部を透視した場合におけるハレーションの発生を防止している。
イメージインテンシファイア5は、X線管2から出射されて患者Pの患部を透過したX線を入力し、光学像に変換する。イメージインテンシファイア5は、イメージインテンシファイアコントローラ(I.Iコントローラ)17を介してシステムコントローラ9に接続されている。
テレビカメラ7は、カメラコントローラ18を介してシステムコントローラ9に接続されている。また、システムコントローラ9とテレビカメラ7との間には、表示部であるディスプレイ装置19が設けられている。イメージインテンシファイア5で変換された光学像は、タンデムレンズ光学系6を介してテレビカメラ7により撮像され、電気信号に変換される。電気信号に変換された光学像は、可視像としてディスプレイ装置19に表示される。
図2は、補償フィルタ13の駆動機構部分を示すブロック図である。補償フィルタ13には、第1ステッピングモータ14と第2ステッピングモータ15とが連結され、これらの第1・第2ステッピングモータ14、15はフィルタドライバ16を介してシステムコントローラ9に接続されている。システムコントローラ9には、補償フィルタ13を移動させる操作を行う操作部20が接続されている。操作部20はX線診察装置の操作パネル上に設けられており、操作部20を操作することにより、システムコントローラ9とフィルタドライバ16とを介して第1ステッピングモータ14と第2ステッピングモータ15との少なくとも一方が駆動され、補償フィルタ13がスライドし、又は、回動する。
図3は、イメージインテンシファイア5により検出される検出範囲のうちのディスプレイ装置19に表示される可視領域Aと、一対の補償フィルタ13との位置関係を示す模式図である。尚、この補償フィルタ13は心臓を透視する場合に使用されるもので、一対の補償フィルタ13には、これらの補償フィルタ13を図3(a)に示す当接位置に移動させた場合に心臓の輪郭と略同じ形状となる凹部21が形成されている。
図3(b)は、補償フィルタ13を可視領域A外に向けて移動させ、可視領域A外で停止させた状態を示している。可視領域A内から矢印B´方向にスライドした補償フィルタ13は、補償フィルタ13が可視領域A外に位置するとともに、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aと接する位置で停止されている。
図4は、可視領域A内に位置する補償フィルタ13を可視領域A外に移動させる場合の動作について説明するフローチャートである。
まず、補償フィルタ13を可視領域A外に移動させる向きに操作部20が操作されたか否かが判断される(S1)。
補償フィルタ13を可視領域A外に移動させる向きに操作部20が操作された場合は(S1のYES)、補償フィルタ13の現在位置の確認(S2)と、イメージインテンシファイア5により検出される検出範囲のうちディスプレイ装置19に表示される可視領域Aの範囲の判断(S3)とが行われる。
ステップS2の現在位置の確認は、補償フィルタ13を基準位置から駆動させた第1ステッピングモータ14の駆動パルス数を加算することにより行われる。または、補償フィルタ13の位置を検出するセンサを設け、センサの検出結果に基づいて行われる。
ステップS3の可視領域Aの範囲の判断は、表示画像の拡大率に基づいて行われ、ここに、可視領域判断手段が実行される。可視領域Aの範囲は表示画面の拡大率を変えることにより変更され、例えば、拡大率を大きくした場合は可視領域Aが小さくなる。
ステップS2の現在位置の確認が行われ、及び、ステップS3の可視領域Aの範囲が判断された後、補償フィルタ13が可視領域A外に位置するとともに補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aの縁部に到達するまでの寸法が演算される(S4)。
ステップS4における演算終了後、その演算値に応じて第1ステッピングモータ14が駆動され、補償フィルタ13が可視領域Aの外側に向けてスライドする(S5)。
可視領域Aの外側に向けてスライドした補償フィルタ13は、ステップS4において演算された位置である補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aの縁部に到達する位置で停止させる(S6)。ここに、補償フィルタ13が可視領域A外に位置するとともに補償フィルタ13の内側縁部の一部が可視領域Aに接する位置で補償フィルタ13のスライド動作を停止させる停止手段が実行される。
図5は、ディスプレイ装置19に表示される画像の拡大率を大きくすることにより、イメージインテンシファイア5により検出される検出範囲のうちディスプレイ装置19に表示される可視領域A´が小さくなった場合において、可視領域A´と補償フィルタとの位置関係を示す模式図である。
図5(a)は、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aと接する位置で補償フィルタ13が停止されている状態を示している。図5(b)は、図5(a)の状態から、ディスプレイ装置19に表示される画像の拡大率を大きくすることにより、イメージインテンシファイア5により検出される検出範囲のうちディスプレイ装置19に表示される可視領域A´が小さくなった状態を示している。この場合は、可視領域A´と補償フィルタ13との間には寸法“D”の隙間が生じる。図5(c)は、補償フィルタ13が可視領域A´に近付く側へ自動的にスライドし、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域A´に接する位置で補償フィルタ13が停止した状態を示している。
図6は、ディスプレイ装置19に表示される画像の拡大率を大きくすることにより、可視領域A´の大きさが変わった場合の補償フィルタ13の動作を説明するフローチャートである。
まず、ディスプレイ装置19に表示される画像の拡大率が変更されたか否かが判断される(S11)。
画像の拡大率が変更された場合は(S11のYES)、補償フィルタ13の現在位置の確認(S2)と、イメージインテンシファイア5により検出される検出範囲のうちディスプレイ装置19に表示される可視領域A´の範囲の判断(S3)とが行われる。
ステップS2の現在位置の確認が行われ、ステップS3の可視領域A´の範囲が判断された後、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域A´の縁部に到達するまでの寸法が演算される(S4)。
ステップS4における演算終了後、その演算値に応じて第1ステッピングモータ14が駆動され、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域A´の縁部に向けてスライドする(S5)。
スライドした補償フィルタ13は、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域A´の縁部に到達する位置で停止させる(S6)。ここに、補償フィルタ13が可視領域A´外に位置するとともに補償フィルタ13の内側縁部の一部が可視領域A´に接する位置で補償フィルタ13のスライド動作を停止させる停止手段が実行される。
なお、ここでは、ディスプレイ装置19に表示される画像の拡大率を大きくすることに伴って可視領域A´が小さくなった場合を例に挙げて説明したが、ディスプレイ装置19に表示される画像の拡大率を小さくした場合には、可視領域が大きくなってこの可視領域内に補償フィルタ13が入り込む。この場合には、それに対応して補償フィルタ13が可視領域外に移動する方向に自動的にスライドされる。
図7は、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aと接する位置で補償フィルタ13が停止されている状態(a)から、第2ステッピングモータ15を駆動させ、補償フィルタ13を回動させた場合(b)における可視領域Aと補償フィルタ13との位置関係を示す模式図である。補償フィルタ13を回動させることにより、図7(b)に示すように補償フィルタ13が可視領域A内に入り込んだ場合は、第1ステッピングモータ14が駆動され、補償フィルタ13は図7(c)に示すように、補償フィルタ13が可視領域A外に位置するとともに補償フィルタ13の内側縁部の一部が可視領域Aに接する位置にスライドする。
図8は、補償フィルタ13を回動させた場合において、可視領域A内に入り込んだ補償フィルタ13が可視領域A外に自動的に移動する場合の動作について説明するフローチャートである。
まず、補償フィルタ13を回動させる向きに操作部20が操作されたか否かが判断される(S21)。
補償フィルタ13を回動させる向きに操作部20が操作された場合は(S21のYES)、補償フィルタ13の現在位置の確認(S2)と、イメージインテンシファイア5により検出される検出範囲のうちディスプレイ装置19に表示される可視領域Aの範囲の判断(S3)とが行われる。
ステップS2の現在位置の確認が行われ、ステップS3の可視領域Aの範囲が判断された後、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aの縁部に到達するまでの寸法が演算される(S4)。
ステップS4における演算終了後、その演算値に応じて第1ステッピングモータ14が駆動され、補償フィルタ13が可視領域Aの外側に向けてスライドする(S5)。
可視領域Aの外側に向けてスライドした補償フィルタ13は、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aの縁部に到達する位置で停止させる(S6)。ここに、補償フィルタ13が可視領域A外に位置するとともに補償フィルタ13の内側縁部の一部が可視領域Aに接する位置で補償フィルタ13のスライド動作を停止させる停止手段が実行される。
なお、ここでは、補償フィルタ13を回動させることにより補償フィルタ13が可視領域A内に入り込んだ場合の補償フィルタ13のスライド制御を例に挙げて説明したが、補償フィルタ13を回動させることにより補償フィルタ13が可視領域Aと接する位置から離れる場合もある。この場合には、補償フィルタ13の内側縁部が可視領域Aと接する位置に向けて補償フィルタ13が内方向きにスライドされる。
このような構成において、この実施の形態によれば、X線診断中に補償フィルタ13が停止して待機する場合、補償フィルタ13は内側縁部を可視領域A、A´に接する位置で停止されている。このため、操作部20を操作して補償フィルタ13を可視領域A、A´内に移動させる場合、操作部20を操作した直後に補償フィルタ13が可視領域A、A´内に入り込み、ディスプレイ装置19に表示される。したがって、ディスプレイ装置19を見ながら操作部20を操作するオペレータは、操作部20の操作に連動した補償フィルタ13の動作を速やかに確認することができ、補償フィルタ13のスライド操作時の操作性を向上させることができ、及び、補償フィルタ13をスライドさせながら行う診察の迅速化を図ることができる。
本発明の一実施の形態のX線診断装置の概略を示すブロック図である。 補償フィルタの駆動機構部分を示すブロック図である。 イメージインテンシファイアにより検出される検出範囲のうちの可視領域Aと、一対の補償フィルタとの位置関係を示す模式図である。 可視領域内に位置する補償フィルタを可視領域外に移動させる場合の動作を説明するフローチャートである。 ディスプレイ装置に表示される画像の拡大率を大きくすることにより小さくなった可視領域と、一対の補償フィルタとの位置関係を示す模式図である。 画像の拡大率の変更により可視領域の大きさが変わった場合の補償フィルタの動作を説明するフローチャートである。 補償フィルタを回動させた場合における可視領域と補償フィルタとの位置関係を示す模式図である。 補償フィルタを回動させた場合に、可視領域内に入り込んだ補償フィルタが可視領域A外に自動的に移動する場合の動作について説明するフローチャートである。 従来例における可視領域Aと補償フィルタとの位置関係を示す模式図である。
符号の説明
2 X線管
3 X線検出器
13 補償フィルタ
14 駆動部
19 表示部
20 操作部
A、A´ 可視領域

Claims (3)

  1. X線管とX線検出器との間に配置され、前記X線検出器により検出される検出範囲のうち表示部に表示される可視領域の内外へ移動可能に設けられ、X線の強度を部分的に減衰させる補償フィルタと、
    前記補償フィルタを前記可視領域の内外へ移動させる駆動部と、
    前記可視領域を判断する可視領域判断手段と、
    前記補償フィルタが前記可視領域外に位置するとともに前記補償フィルタの一部が前記可視領域に接する位置で前記補償フィルタの移動動作を停止させる停止手段と、
    を備えることを特徴とする補償フィルタの駆動装置。
  2. 前記駆動部を作動させる操作部を有することを特徴とする請求項1記載の補償フィルタの駆動装置。
  3. 補償フィルタの現在位置を確認するステップと、
    X線検出器により検出される検出範囲のうち表示部に表示される可視領域の範囲を判断するステップと、
    前記補償フィルタの内側縁部が前記可視領域の縁部に到達するまでの寸法を演算するステップと、
    前記補償フィルタを前記可視領域の外側又は前記可視領域に近付く側に向けて移動させるステップと、
    補償フィルタの内側縁部が前記可視領域の縁部に到達する位置で前記補償フィルタの移動を停止させるステップと、
    を備えることを特徴とする補償フィルタの駆動方法。
JP2007054694A 2007-03-05 2007-03-05 補償フィルタの駆動装置及び駆動方法 Pending JP2008212420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007054694A JP2008212420A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 補償フィルタの駆動装置及び駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007054694A JP2008212420A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 補償フィルタの駆動装置及び駆動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008212420A true JP2008212420A (ja) 2008-09-18

Family

ID=39833197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007054694A Pending JP2008212420A (ja) 2007-03-05 2007-03-05 補償フィルタの駆動装置及び駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008212420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020054759A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線診断装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290705A (ja) * 2004-07-23 2004-10-21 Toshiba Corp X線診断装置及びx線診断装置の制御方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004290705A (ja) * 2004-07-23 2004-10-21 Toshiba Corp X線診断装置及びx線診断装置の制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020054759A (ja) * 2018-10-04 2020-04-09 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線診断装置
JP7154095B2 (ja) 2018-10-04 2022-10-17 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 X線診断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9848840B2 (en) X-ray diagnostic apparatus comprising an X-ray filter movable along an imaging axis of X-rays
JP5500766B2 (ja) X線画像撮影装置
JP5873812B2 (ja) 移動型x線装置
JP2009077759A (ja) X線診断装置
US10271804B2 (en) X-ray image diagnosis apparatus
JP2010035984A (ja) X線撮影装置
JP2001104299A (ja) X線透視撮影台
JP2007313252A (ja) 回診用x線装置
JPWO2009019935A1 (ja) X線透視撮影装置
JP4044205B2 (ja) X線透視撮影装置
JP6512144B2 (ja) 放射線撮影装置
JP6540399B2 (ja) 放射線透視撮影装置
US8475043B2 (en) Radiation imaging apparatus and processing method therefor
JP2008212420A (ja) 補償フィルタの駆動装置及び駆動方法
JP2006122448A (ja) X線映像装置
WO2016103361A1 (ja) X線撮影装置
JP5004416B2 (ja) 医用x線透視撮影装置
JP3607408B2 (ja) X線診断装置
JP4772615B2 (ja) X線診断装置
JP2020116187A (ja) X線撮影装置
JPS60108040A (ja) X線撮影装置
JPH09117446A (ja) 医用x線透視装置
JP3993588B2 (ja) X線診断装置
JP6277951B2 (ja) X線撮影装置
CN103747738A (zh) X射线诊断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100303

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100809

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100908

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120612