JP2008209941A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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克則 山崎
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Abstract

【課題】反射層において高い反射率を得ることができ、明るい表示が可能な液晶装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】液晶層50は、素子基板110に設けた共通電極72と画素電極78との間に生じる電界によって駆動される。共通電極72および画素電極78上には、コレステリック層からなる反射層625が設けられている。そのため共通電極72および画素電極78上においても光が反射するため明るい表示が可能となる。
【選択図】図11

Description

本発明は、液晶装置及び電子機器に関する。
携帯端末等の電子機器に搭載されている液晶装置を駆動する方式として、液晶層に基板平面方向の電界を印加し液晶分子の配向を制御する方式(横電界方式)が知られている。横電界方式には、例えば電極を同一層に設けて一平面上に電圧を印加させるIPS(In-Plane Switching)方式や、電極を異なる層に設けて段差のある電極間で電圧を印加させるFFS(Fringe-Field Switching)方式等がある(例えば、特許文献1参照)。
横電界方式の液晶装置において、外光を利用することで省エネ化を図るため、例えばアルミニウム等の光反射率の高い金属で反射層が設けられた反射型、半透過反射型の液晶装置が案出されている。
特開2004−279793号公報
一方で、反射型、半透過反射型の液晶装置において明るい表示を可能とするため、反射層でより高い反射率が得られるようにすることが求められている。特に、横電界方式の液晶装置においては視野角が広いため、広い角度に十分に光を射出する必要がある。
このような事情に鑑み、本発明の目的は、反射層において高い反射率を得ることができ、明るい表示が可能な液晶装置及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の主たる観点に係る液晶装置は、液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、前記第1基板の前記液晶層側に設けられた第1電極及び第2電極とを備え、前記第1電極と前記第2電極との間に生じる電界によって前記液晶層を駆動すると共に、反射層が少なくともサブ画素領域内に設けられた液晶装置であって、前記反射層がコレステリック液晶層からなることを特徴とする。
ここで、「コレステリック液晶層」は、少なくとも1種類のコレステリック液晶層によって構成された層を意味しており、所定の波長・回転方向の円偏光を選択的に反射・透過する性質を有している。具体的には、自身を構成する液晶分子の螺旋ピッチに屈折率を乗じた長さと同じ長さの波長を有し、かつ、螺旋の巻き方向と回転方向が同じである円偏光を反射する。また、自身を構成する液晶分子の螺旋ピッチにその屈折率を乗じた長さと同じ長さの波長を有していても、螺旋の巻き方向とは回転方向が異なる円偏光については反射せずに透過する。また、所定の回転方向を持つ円偏光のうちの一部を反射させ、一部を透過させることもできる。
金属膜等を用いた従来の反射層とコレステリック液晶層を用いた本発明の反射層との大きな違いは、金属膜からなる反射層の場合は反射時に円偏光の回転方向が逆になる点にある。すなわち右円偏光が反射すると左円偏光に変わるのに対して、コレステリック液晶を用いた反射層の場合、反射時に円偏光の回転方向は変わらず、右円偏光が反射しても右円偏光のままとなる。
本発明の構成では、反射層がこのようなコレステリック液晶層からなるので、アルミニウム等の金属に比べて高い反射率を得ることができ、明るい表示が可能となる。また、コレステリック液晶層において、反射モード及び透過モードの両方を行うことができる。また、例えばアルミニウム等の金属により半透過反射型の表示を実現するには、例えばアルミニウムの膜の一部に光を透過する開口部を設ける必要があり、そのためにパターニングしなければならないが、本実施形態では、サブ画素領域の全部に反射層を設けた場合であってもコレステリック液晶自体が反射モード・透過モードの両方を行えるので、パターニングの必要が無く、容易に製造することができるという利点もある。
また、液晶装置が複数のサブ画素領域を有する場合、1つのサブ画素領域に一定の螺旋ピッチを有するコレステリック液晶層を設けることにより、各サブ画素領域では赤、緑、青の3色のいずれか一色が反射され、その色が表示されることになる。このように、反射層がコレステリック層である場合、カラーフィルタを設けなくてもサブ画素領域から3色の光を表示することが可能になるという利点もある。
なお、本発明は、第1電極と第2電極とが同一層に設けられている、いわゆるIPS方式の液晶装置、及び、第1電極と第2電極とが異なる層に設けられている、いわゆるFFS方式の液晶装置のいずれも含むものである。
また、前記第1電極と前記第2電極とが同一層に設けられており、前記反射層が、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられていることが好ましい。
第1電極と第2電極とが同一層に設けられている、いわゆるIPS方式の液晶装置においては、電圧を印加したとき、電極間に位置する液晶分子は、電極上に配置された液晶分子に比べて駆動されやすく、表示も明るくなる。本発明では、このような第1電極と第2電極との間の領域に反射層を設けているので、低コストで、かつ、光の利用効率の高い液晶装置を得ることができる。
また、前記第1電極と前記第2電極とが同一層に設けられており、前記反射層が、前記第1電極及び前記第2電極を覆うように設けられていることが好ましい。
本発明では、第1電極及び第2電極を覆うように反射層を設けたので、第1電極及び第2電極が形成されている領域においても光の反射が可能となる。つまり、電極上の領域も反射表示に寄与することが可能となる。これにより、光の利用効率を高めることができる。なお、反射層がアルミニウム等の金属の場合には、電極上に直接反射層を形成することはできなかったが、本発明では、反射層をコレステリック液晶層にしたことによって、反射層を第1電極又は第2電極上に直接形成することが可能となる。
また、前記第1電極と前記第2電極とが異なる層に設けられており、前記反射層が、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられていることが好ましい。
本発明では、第1電極と第2電極とが異なる層に設けられている、いわゆるFFS方式の液晶装置において、第1電極の設けられた層と第2電極の設けられた層との間に誘電体であるコレステリック層が設けられているので、第1電極と第2電極との間に絶縁膜を別途形成する必要は無く、製造が容易になり、その分のコストを低減させることができる。
また、前記第1電極と前記第2電極とが異なる層に設けられており、前記反射層が、前記第2電極に対して前記第1電極とは反対側に設けられていることが好ましい。
本発明では、第1電極と第2電極とが異なる層に設けられている、いわゆるFFS方式の液晶装置において、第1電極の設けられた層と第2電極の設けられた層との間に設ける誘電体と反射層であるコレステリック層が個別に設けられているので、第1電極と第2電極との間の絶縁膜の成膜条件をFFS方式の最適駆動条件に設定することができる。
また、前記反射層には、前記液晶とは反対側の面に凹凸が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、反射層の面に設けられた凹凸によって、入射された光を散乱させることができるため、表示をより明るくすることができる。
また、前記反射層が、前記サブ画素領域の全部を覆うように設けられていることが好ましい。
本発明によれば、反射層がサブ画素領域の全部分を覆うように設けられているので、電極の位置にかかわらずコレステリック層による反射層がサブ画素領域の全部分を覆うことができる。これにより、ドット領域の広い範囲で光を反射させることができ、光の利用効率を高めることができる。
また、前記反射層が、前記サブ画素領域の一部分を覆うように設けられており、前記サブ画素領域の他部分には光透過層が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、反射層がサブ画素領域の一部分を覆うように設けられ、サブ画素領域の他部分には透過表示を行うための光透過層が設けられる構成とすることにより、反射層及び透過層の誘電率を別個に設定することができ、反射領域の液晶と透過領域の液晶とを別個に駆動することができる。これにより、駆動の最適化を図ることができる。
本発明の別の観点に係る電子機器は、上記の液晶装置を搭載したことを特徴とする。
本発明の構成によれば、反射層において高い反射率を得ることができ、明るい表示が可能な液晶装置が搭載されているので、明所、暗所を問わず、どのような環境であっても表示が良好な電子機器を得ることができる。
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態を図面に基づき説明する。以下の各図面においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に適宜縮尺を異ならせてある。
図1は本発明の液晶装置1の一実施形態を示す平面構成図である。本実施形態において説明する液晶装置1は、FFS(Fringe Field Switching)方式のものである。また本実施形態では、バックライト(図2の符号130等参照)からの光を表示光として用いると共に、外光を反射して表示光とすることが可能な半透過反射型の液晶装置であって、スイッチング素子としてTFT(Thin Film Transistor)素子を用いたアクティブマトリクス方式のものである。
図1に示すように、本実施形態に係る液晶装置1は、対をなす素子基板(第1基板)110と対向基板(第2基板)120とが紫外線硬化性のシール材52によって貼り合わされ、シール材52によって区画された領域内に液晶層50が封入・保持された構成になっている。シール材52は、基板面内において閉ざされた環状(枠状)に形成されている。シール材52に囲まれた領域内には、画像や動画等を表示する表示領域111が設けられている。この表示領域111内には、サブ画素領域114がマトリクス状に設けられている。サブ画素領域114は、表示領域111の最小表示単位となる1サブ画素を構成している。
図1に示す平面構成では、対向基板120よりも素子基板110の外形寸法の方が大きくなっている。素子基板110の周縁部には、対向基板120の一辺端部(図1における下辺部)から張り出した張出領域90が形成されている。張出領域90には、素子基板110側に形成されたサブ画素領域114を駆動するための第1駆動回路61と第2駆動回路62とが実装されている。なお、各駆動回路61、62には図示しない外部接続端子が形成されており、当該液晶装置1に接続された外部機器から表示制御信号等を受信可能になっている。
図2は、図1のA−A線に沿う断面であり、1つのサブ画素領域における断面を示す図である。図3は素子基板110の表示領域111の平面構成を示す図である。
図2に示すように、バックライト130側に設けられた素子基板110には、基板本体110A上に、例えばITO等の透明な導電材料により形成された共通電極(第1電極)42が設けられている。また、共通電極42を覆うように、反射層25及び絶縁層26が同一層に設けられている。反射層25の構成については、後で詳述する。絶縁層26は、例えばポリイミド樹脂等の透明な材料で形成されている。
反射層25が設けられている領域が、外光L1(図示せず)を反射して表示する反射表示領域である。また、絶縁層26が設けられている領域が、バックライト130の光L2(図示せず)を透過して表示する透過表示領域である。この反射層25及び絶縁層26を含む層上には、例えばITO等の透明な導電材料により形成された画素電極(第2電極)48や図示しない配線等が形成されている。
また、素子基板110の平面構成について説明すると、図3に示すように、サブ画素領域114には、データ線6aと、走査線3aと、走査線3aに隣接して走査線3aと平行に延びる容量線3bとが形成されている。データ線6aと走査線3aとの交差部の近傍にTFT30が設けられている。TFT30は走査線3aの平面領域内に部分的に形成されたアモルファスシリコンからなる半導体層35と、半導体層35と一部平面的に重なって形成されたソース電極6b、及びドレイン電極132とを備えている。走査線3aは半導体層35と平面的に重なる位置でTFT30のゲート電極として機能する。共通電極42は、画像表示領域全体にベタ状態に設けられている。また、画素電極48は、平面視櫛歯状を成すように設けられている。具体的には、コンタクト部48aと、当該コンタクト部48aに接続されていると共にX軸方向に延在する基端部48bと、当該基端部48bからY側に延びる4本の帯状電極48cとを有している。共通電極42と画素電極48とは平面的に重なるように配置されている。
TFT30のソース電極6bは、データ線6aから分岐されて半導体層35に延びる平面視略L形に形成されており、ドレイン電極132は、平面視略矩形状の容量電極131と一体的に形成されている。容量電極131上には、画素電極48のコンタクト部48aが延在して配置されており、平面的に重なる位置に設けられた画素コンタクトホール45を介して容量電極131と画素電極48とが電気的に接続されている。また容量電極131は、容量線3bの平面領域内に配置されており、当該位置に、厚さ方向で対向する容量電極131と容量線3bとを電極とする蓄積容量70が形成されている。
図2に戻って、対向基板120には、基体である基板本体120Aの液晶層側に、カラーフィルタ層22が形成されている。カラーフィルタ層22には、各サブ画素領域114について、例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)のうち1つの色層が設けられている。3色の色層が1組になるように設けられており、このような3つのサブ画素によって1つの画素を構成している。
基板本体120Aの外側(液晶層50とは反対側)の表面に、λ/4位相差板27が貼り付けられており、当該λ/4位相差板27の外側の表面には、偏光板28が貼り付けられている。偏光板28は、液晶装置1に入射する光のうち一方向の直線偏光を透過する。λ/4位相差板27は、偏光板28を透過した直線偏光を円偏光に変換する。
基板本体110Aの外側(液晶層50とは反対側)の表面に、λ/4位相差板29が貼り付けられており、当該λ/4位相差板29の外側の表面には、偏光板30が貼り付けられている。偏光板30は、バックライト130からの光のうち一方向の直線偏光を透過する。λ/4位相差板29は、偏光板28を透過した直線偏光を円偏光に変換する。
なお、本実施形態では、対向基板120側、素子基板110側の双方について、偏光板28、30の透過軸を図2の紙面に平行な方向とし、この方向の直線偏光がλ/4位相差板27、29に入射された場合に、右円偏光が射出されるものとする。
液晶層50は、選択電界印加の有無により、当該液晶層50に入射した円偏光の極性(回転方向)を反転させるものである。
例えば、非選択電圧印加時(液晶オフ時)に液晶分子が寝た状態でλ/2(λ:入射光の波長)の位相差を有するものとなる。液晶オフ時には、液晶層50に右円偏光が入射した場合、液晶層50を透過した後左円偏光に変化する。また、液晶層50に左円偏光が入射した場合、透過後は右円偏光に変化する。
一方、選択電圧印加時(液晶オン時)に液晶分子が立った状態では位相差が0になる。液晶オン時には、円偏光の極性(回転方向)は変化しない。
ここで、反射層25の構成を説明する。反射層25は、コレステリック液晶層によって構成されており、図3に示すように、液晶装置1を基板側から平面視したときに、例えばサブ画素領域114の図中ほぼ下半分の領域に設けられている。コレステリック液晶層は、所定の回転方向を持つ円偏光のうちの一部を反射させ、一部を透過させるものである。本実施形態では、例えば右回りの円偏光(以下、右円偏光という)のうち、80%を反射させ、20%を透過させるものとする。なお、コレステリック液晶層を用いた反射層25の場合、反射時に円偏光の回転方向は変わらず、右円偏光が反射しても右円偏光のままとなる。
また、図2に示すように、反射層25のうち基板本体110A側の面には凹凸25aが形成されており、当該反射層25で光が散乱するようになっている。凹凸25aは、例えば反射層25の下地に形成することができる。
次に、液晶装置1における反射表示モード及び透過表示モードのそれぞれの表示原理を、図4をもとにして説明する。図4は、液晶装置1を模式的に示した断面図である。同図においては、説明をわかりやすくするため、共通電極42及び画素電極48を省略している。偏光板28、偏光板30の透過軸は紙面に平行な方向とする。
まず、反射表示領域における表示原理を説明する。
反射モードでの表示を行う場合、外光が対向基板120の外側から液晶装置1に入射し、この光が表示に寄与する光となる。
図4の領域(1)は、液晶層50内の液晶の位相差が0の場合を示している。対向基板120の外側から入射した光は、偏光板28を透過し、紙面に平行な偏光軸を有する直線偏光となり、この直線偏光がλ/4位相差板27を透過して右円偏光となる。さらに、この右円偏光は、液晶層50に入射する。液晶の位相差が0であるため、液晶層50に入射した光は、右円偏光のまま当該液晶層50を透過する。
反射層25では、右円偏光の80%が反射し、再び対向基板120へ向けて液晶層50を透過する。このときも液晶の位相差が0であるため、液晶層50を透過しても、偏光状態は右円偏光のままで変わらない。その後、λ/4位相差板27を透過することによって、紙面に平行な偏光軸を有する直線偏光に変化する。この直線偏光が偏光板28を透過し、外部(観察者側)に射出されるので、この場合は明表示となる。
図4の領域(3)は、液晶層903内の液晶の位相差がλ/2の場合を示している。対向基板120の外側から入射した光は、領域(1)と同様に、液晶層50に入射するときには、右円偏光になっている。液晶の位相差がλ/2であるため、液晶層50に入射した右円偏光は、液晶層50を透過すると左円偏光になる。この左円偏光のうち大部分は、反射層25では反射されずに当該反射層25を透過する。その後、素子基板110側のλ/4位相差板29を透過して紙面に垂直な偏光軸を有する直線偏光に変化する。この直線偏光は偏光板30で吸収されるので、外部(観察者側)へは射出されず、この場合は暗表示となる。
一方、透過モードでの表示を行う場合、バックライト130から射出された光が素子基板110の外側から液晶装置1に入射し、この光が表示に寄与する光となる。
図4の領域(2)は、液晶層50内の液晶の位相差が0になっている。バックライト130から射出された光は、素子基板110側から入射する。入射光は、偏光板30を透過することにより紙面に平行な偏光軸を有する直線偏光となり、λ/4位相差板29を透過することにより右円偏光になる。この右円偏光のうちの20%が反射層25を透過する。
液晶の位相差が0であるため、反射層25を透過した20%の右円偏光がその偏光状態を維持したまま液晶層50を透過し、対向基板120側に到達する。その後、右円偏光が上λ/4位相差板27を透過することにより紙面に平行な偏光軸を有する直線偏光に変化する。この直線偏光は偏光板28を透過し、外部(観察者側)に射出され、この場合は明表示となる。
図4の領域(4)では、液晶層50内の液晶の位相差がλ/2になっている。領域(2)と同様に、バックライト130から射出された光は、素子基板110側から入射し、偏光板30を透過して直線偏光になり、λ/4位相差板29を通過して右円偏光になり、当該右円偏光のうちの20%がコレステリック液晶からなる反射層25を透過する。
液晶の位相差がλ/2であるため、液晶層50を透過した時点で左円偏光となるものの、λ/4位相差板27を透過することにより紙面に垂直な偏光軸を有する直線偏光に変化し、この直線偏光が偏光板28で吸収されるので、外部(観察者側)へは射出されず、領この場合は暗表示となる。
領域(2)及び領域(4)では、λ/4位相差板29を通過した右円偏光のうち、80%が反射層25で素子基板110側へ反射される。この場合の反射光は右円偏光のままである。この右円偏光がλ/4位相差板29を透過すると、紙面に平行な偏光軸を有する直線偏光になる。この直線偏光は、紙面に平行な透過軸を有する偏光板30を透過する。このようにして、偏光板30の透過軸と同じ偏光軸を有する直線偏光が素子基板110側から射出されることになる。この光については、例えばバックライト130に反射板を備え、当該反射板により反射させることにより、素子基板110側に再度入射させて再利用することができる。
なお、バックライト130に反射板等を設けた場合、例えば領域(1)では、対向基板120側から入射した右円偏光の20%が反射層50を透過し、素子基板110側から一旦、バックライト130側に射出された光についても、再利用することができる。このように、反射モードにおいても明るく表示できるようになっている。
次に、透過表示領域における表示原理を説明する。
図4の領域(5)では、液晶層50内の液晶の位相差が0になっている。バックライト130から射出された光は、素子基板110側から入射し、偏光板30を透過して直線偏光になり、λ/4位相差板29を通過して右円偏光になって、液晶層50に入射する。液晶の位相差が0であるため、液晶層50に入射した光は、右円偏光のまま当該液晶層50を透過する。その後、λ/4位相差板27を透過することによって、紙面に平行な偏光軸を有する直線偏光に変化する。この直線偏光が偏光板28を透過し、外部(観察者側)に射出されるので、この場合は明表示となる。
図4の領域(6)では、液晶層50内の液晶の位相差がλ/2になっている。バックライト130から射出された光は、素子基板110側から入射し、偏光板30を透過して直線偏光になり、λ/4位相差板29を通過して右円偏光になって、液晶層50に入射する。液晶の位相差がλ/2であるため、液晶層50を透過した時点で左円偏光となるものの、λ/4位相差板27を透過することにより紙面に垂直な偏光軸を有する直線偏光に変化し、この直線偏光が偏光板28で吸収されるので、外部(観察者側)へは射出されず、領この場合は暗表示となる。
このように、本実施形態では、反射層25がこのようなコレステリック液晶層からなるので、アルミニウム等の金属に比べて高い反射率を得ることができ、明るい表示が可能となる。また、本実施形態のように反射層25がサブ画素領域114の一部分を覆うように設けられ、サブ画素領域114の他部分には透過表示を行うための絶縁層26が設けられる構成とすることにより、反射層25及び絶縁層26の誘電率を別個に設定することができ、反射領域の液晶層50と透過領域の液晶層50とを別個に駆動することができる。これにより、駆動の最適化を図ることができる。
なお、FFS方式で不可欠な共通電極(第1電極)42と画素電極(第2電極)の間の誘電体(絶縁体)として、本実施例では反射層25及び絶縁層26で兼用させているが、兼用させずに、別の材料、例えば窒化珪素等を成膜してこの誘電体を形成し、反射層としてのコレステリック液晶層を画素電極(第2電極)の上に形成しても良い。これにより、成膜工数は増えるが、FFS方式の駆動条件を左右する誘電体層の厚さ等を最適化することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図5及び図6を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。図5は、液晶装置201のうち1つのサブ画素領域における断面を示す図であり、第1実施形態の図2に対応している。図6は素子基板110側の表示領域111の平面構成を示す図であり、第1実施形態の図3に対応している。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、反射層の構成が第1実施形態とは異なるため、かかる点を中心に説明する。
本実施形態で説明する液晶装置201は、第1実施形態と同様にFFS方式のものである。また、本実施形態では、外光を反射することにより画像を表示する反射型の液晶装置について説明する。なお、スイッチング素子としてTFT素子を用いたアクティブマトリクス方式のものである点は、第1実施形態と同様である。
図5に示すように、液晶装置201は、素子基板110及び対向基板120を有している。素子基板110には、基体である基板本体110A上に形成された共通電極(第1電極)42を覆うように、サブ画素領域114のほぼ全部分に反射層225が設けられている。反射層225は、第1実施形態と同様のコレステリック液晶層によって構成されており、図6に示すように、サブ画素領域114のほぼ全部分に設けられている。反射層225の上層には、絶縁層226が形成されている。
コレステリック液晶層では、反射モード及び透過モードの両方を行うことができるため、本実施形態のように、サブ画素領域114に反射層225をベタ状に設けた場合であっても、半透過反射型の表示が可能となる。この場合、パターニングの必要も無いため、容易に製造することができるという利点もある。また、反射層225の上に絶縁層226を設けた構成となっており、液晶装置201を製造するのが容易になる。また、本実施形態に係る液晶装置201はいわゆる反射型ではあるが、反射モードにおいても明るく表示するため、第1実施形態と同様に、素子基板110側にバックライトを別途設ける構成とすることも可能である。
(第3実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。図7は、液晶装置301のうち1つのサブ画素領域における断面を示す図であり、第1実施形態の図2に対応している。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、反射層の構成が第1実施形態とは異なるため、かかる点を中心に説明する。
本実施形態で説明する液晶装置301は、第1実施形態と同様にFFS方式のものである。また、本実施形態では、外光を反射することにより画像を表示する反射型の液晶装置について説明する。なお、スイッチング素子としてTFT素子を用いたアクティブマトリクス方式のものである点は、第1実施形態と同様である。
図7に示すように、液晶装置301は、素子基板110及び対向基板120を有している。素子基板110には、基体である基板本体110A上に形成された共通電極(第1電極)42を覆うように、反射層325が設けられている。反射層325は、第1実施形態と同様のコレステリック液晶層によって構成されている。
本実施形態のように、サブ画素領域114内のほぼ全部分に反射層325を設け、当該反射層325が絶縁層を兼ねるようにすることも可能である。これにより、絶縁層を別途設け無くても済むため、その分のコストを削減することができる。また、本実施形態に係る液晶装置301はいわゆる反射型ではあるが、反射モードにおいても明るく表示するため、第1実施形態と同様に、素子基板110側にバックライトを別途設ける構成とすることも可能である。
(第4実施形態)
次に、図8を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。図8は、液晶装置401のうち1つのサブ画素領域における断面を示す図であり、第1実施形態の図2に対応している。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施形態では、対向基板の構成等が第1実施形態とは異なるため、かかる点を中心に説明する。本実施形態で説明する液晶装置401は、第1実施形態と同様にFFS方式のものである。
図8に示すように、液晶装置401は、素子基板110及び対向基板120が、液晶層450を挟持する構成になっている。対向基板120には、基体である基板本体120Aの液晶層側に、カラーフィルタ層22が形成されている。カラーフィルタ層22には、各サブ画素領域114について、例えば、R(赤)、G(緑)、B(青)のうち1つの色層が設けられている。
また、基板本体120Aの外側(液晶層450とは反対側)の表面にはλ/4位相差板は貼り付けられておらず、基板本体120Aの外側の表面に、偏光板28が直接貼り付けられている。
液晶層450では、非選択電圧印加時に液晶分子が寝た状態で3λ/4(λ:入射光の波長)の位相差を有するものとなる。液晶オフ時には、液晶層50に直線偏光が入射した場合、液晶層50を透過した後左円偏光に変化する。
一方、選択電圧印加時(液晶オン時)に液晶分子が立った状態では位相差がλ/4になる。液晶オン時には、液晶層50に直線偏光が入射した場合、液晶層50を透過した後右円偏光に変化する。
本実施形態のように、λ/4位相差板を設けない代わりに、液晶層450内で位相差を3λ/4とλ/4とを切り替えるようにすることよって、λ/4位相差板を設けた場合と同一に、直線偏光を右円偏光又は左円偏光に変化させることができる。また、偏光板28とλ/4位相差板と間での光の損失を無くすことができ、光を効率よく利用することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る液晶装置について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、本実施形態の液晶装置501における任意の1サブ画素領域を示す断面構成図である。図10は、素子基板110側の表示領域111の平面構成を示す図である。本実施形態で説明する液晶装置501は、第1実施形態とは異なり、IPS(In-Plane Switching)方式のものである。また、本実施形態では、外光を反射することにより画像を表示する反射型の液晶装置を例に挙げて説明する。また、スイッチング素子としてTFD(Thin Film Diode)素子を用いている点でも、第1実施形態とは異なっている。
図9に示すように、液晶装置501は、素子基板110及び対向基板120が液晶層50を挟持した構成になっている。素子基板110について、基体である基板本体110A上には、共通電極(第1電極)72及び画素電極(第2電極)78が同一層に形成されている。
同一層に形成された画素電極78と共通電極72との間には、絶縁層526が設けられている。この絶縁層526は、画素電極78と共通電極72との間に誘電体として設けられている。共通電極72、画素電極78及び絶縁層526が設けられた層を平坦化するように、サブ画素領域114のほぼ全部分には、反射層525が設けられている。反射層525は、第1実施形態と同様のコレステリック液晶層によって構成されている。
素子基板110の平面構成については、図10に示すように、図中縦方向に共通電極線71が延在し、図中横方向に信号線77が延在し、当該共通電極線71及び信号線77は、相互に交差するように設けられている。また、共通電極線71においては、その途中から分岐して共通電極(第1電極)72が形成されている。これら共通電極線71及び共通電極72は、例えばタンタル(Ta)等の金属から構成されている。
さらに、図10に示すように、1つのサブ画素領域114における共通電極線71と信号線77の交差部の近傍にはTFD素子(薄膜ダイオード)73が形成されている。TFD素子73の概略構成としては、下部電極と上部電極との間に絶縁膜が挟持されたものとなっている。TFD素子73を具体的に説明すると、下部電極74と、下部電極74の上面を覆う素子絶縁膜76と、素子絶縁膜76を介して下部電極74と対向するように設けられた信号線77及び画素電極(第2電極)78とによってTFD素子73は構成されている。
つまり、信号線77や画素電極78がそのままTFD素子73の上部電極として機能させている。なお、信号線77や画素電極78と電気的に接続された上部電極を別途設けてもよい。このようなTFD素子73は、2つのダイオードが背中合わせに接続された、いわゆるバック・トゥー・バック(Back-to-Back)構造のTFD素子となっている。
TFD素子73を構成する下部電極74の一端側には、下部電極74と交差するように信号線77が形成されている。一方、下部電極74の他端側には、下部電極74と交差するように画素電極78が形成されている。画素電極78は、図中下部電極74と交差する側で横方向に延びる基端部78aと、当該基端部78aから分岐して縦方向に延びる2本の帯状電極78cとを有している。この中で帯状電極78cが主に画素電極として機能する。信号線77および画素電極78は、例えばクロム(Cr)等の金属から構成されている。
また、図10中斜線で示した領域が反射層525であり、各電極・配線が形成された領域以外のほぼ全領域で、外光を反射可能となっている。
本実施形態によれば、共通電極72及び画素電極78を覆うように反射層525を設けたので、これら共通電極72及び画素電極78が形成されている領域においても光の反射が可能となる。これにより、光の利用効率を高めることができる。なお、反射層をアルミニウム等の金属によって形成する場合には、当該電極上に直接反射層を形成することはできないが、本発明では、反射層525をコレステリック液晶層にしたことによって、当該反射層525を共通電極72及び画素電極78上に直接形成することが可能となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係る液晶装置について、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態の液晶装置601における任意の1サブ画素領域を示す断面構成図である。本実施形態で説明する液晶装置601は、第5実施形態と同様に、IPS方式のものである。第5実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、スイッチング素子としてTFD素子を用いている点でも、第5実施形態と同様である。
図11に示すように、液晶装置601は、素子基板110及び対向基板120が液晶層50を挟持した構成になっている。素子基板110について、基体である基板本体110A上には、共通電極(第1電極)72及び画素電極(第2電極)78が同一層に形成されている。
一方、図11を参照して、反射層625が、画素電極78及び共通電極72の間の領域を埋めると共に、当該画素電極78及び共通電極72を覆うように設けられている。この反射層625は、第1実施形態と同様のコレステリック液晶層によって構成されている。また、共通電極72、画素電極78の間に他の絶縁層は設けられておらず、反射層625が絶縁層を兼ねるようになっている。
本実施形態おいても、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。IPS方式の液晶装置601において、反射層625によって、共通電極72及び画素電極78の設けられた層が平坦化されるので、平坦化膜等を別途形成する必要は無く、製造が容易になり、その分のコストを低減させることができる。
また、反射層625が絶縁層を兼ねているため、絶縁層を別途設ける必要がなく、その分のコストを削減することができる。さらに、本実施形態に係る液晶装置601においても、素子基板110側にバックライトを別途設ける構成とすることも可能である。これにより、反射層625において、より明るい表示が可能となる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態に係る液晶装置について、図12を参照して説明する。図12は、本実施形態の液晶装置701における任意の1サブ画素領域を示す断面構成図である。本実施形態で説明する液晶装置701は、第5実施形態と同様に、IPS方式のものである。第5実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、スイッチング素子としてTFD素子を用いている点でも、第5実施形態と同様である。
図12に示すように、液晶装置701は、素子基板110及び対向基板120が液晶層50を挟持した構成になっている。素子基板110について、基体である基板本体110A上には、共通電極(第1電極)72及び画素電極(第2電極)78が同一層に形成されている。
一方、画素電極78と共通電極72との間には、第1実施形態と同様のコレステリック液晶層によって構成された反射層725が設けられている。反射層725は、画素電極78と共通電極72との間の領域を埋めるように設けられており、画素電極78と共通電極72との間が面一状態になっている。
本実施形態のように、例えば画素電極78と共通電極72との間の領域等、サブ画素領域114のうちの限られた領域にコレステリック液晶層を配置する場合には、例えばコレステリックシール等を用いることが好ましい。また、本実施形態においても、共通電極72、画素電極78の間に他の絶縁層は設けられておらず、反射層725が絶縁層を兼ねるようになっている。
IPS方式の液晶装置は、電圧を印加したとき、共通電極と画素電極との間に配置されている液晶分子は、電極上に配置されている液晶分子に比べて水平になる傾向が強く、表示も明るくなる。本実施形態では、共通電極72と画素電極78との間、すなわち、液晶分子が水平になる傾向が強く、光が透過しやすい領域に反射層725を設けているので、低コストで、かつ、光の利用効率の高い液晶装置を得ることができる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態に係る液晶装置について、図13を参照して説明する。図13は、本実施形態の液晶装置801における任意の1サブ画素領域を示す断面構成図である。本実施形態で説明する液晶装置801は、第5実施形態と同様に、IPS方式のものである。第5実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、スイッチング素子としてTFD素子を用いている点でも、第5実施形態と同様である。
図13に示すように、液晶装置801は、素子基板110及び対向基板120が液晶層50を挟持した構成になっている。素子基板110について、基体である基板本体110A上には、反射層825が設けられている。反射層825は、第1実施形態と同様のコレステリック液晶層によって構成されている。反射層825上には、共通電極(第1電極)72及び画素電極(第2電極)78が同一層に形成されている。
本実施形態によれば、反射層825上に、共通電極72及び画素電極78を直接設けた構成であるため、液晶装置801を容易に製造することができる。なお、反射層をアルミニウム等の金属によって形成する場合には、当該反射層上に直接電極を形成することはできないが、本発明では、反射層825をコレステリック液晶層にしたことによって、当該反射層825上に共通電極72及び画素電極78上を直接形成することが可能となる。
また、本実施形態に係る液晶装置801においても、素子基板110側にバックライトを別途設ける構成とすることも可能である。
(電子機器)
次に、本発明に係る電子機器について、携帯電話を例に挙げて説明する。
図14は、携帯電話300の全体構成を示す斜視図である。
携帯電話300は、筺体305、複数の操作ボタンが設けられた操作部302、画像や動画、文字等を表示する表示部303を有する。表示部303には、本発明に係る液晶装置1が搭載されている。
このように、反射層において高い反射率を得ることができ、明るい表示が可能な液晶装置1を搭載したので、明所、暗所を問わず、どのような環境であっても表示が良好な電子機器(携帯電話300)を得ることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
例えば、1つのサブ画素領域114に設けられる反射層25を、赤、緑、青の3色のいずれか一色のみを反射するコレステリック液晶層で構成することも可能である。当該構成によれば、各サブ画素領域では赤、緑、青の3色のいずれか一色が反射され、その色が表示されることになる。このように、反射層がコレステリック層である場合、カラーフィルタ層22を設けなくてもサブ画素領域から3色の光を表示することが可能になるという利点がある。
また、上記実施形態では、反射表示領域と透過表示領域とで液晶層50の厚さを一定にした構成であったが、これに限られることは無く、反射表示領域と透過表示領域とで液晶層50の厚さを変えるようにしても良い。また、赤色、緑色、青色を表示するサブ画素領域114ごとに、液晶層50の厚さを変えるようにしても良い。
本発明の実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 本実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 液晶装置の素子基板の構成を示す平面図である。 本発明に係る液晶装置の表示原理を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 本実施形態に係る液晶装置の構成を示す平面図である。 本発明の第6実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 本発明の第7実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 本発明の第8実施形態に係る液晶装置の構成を示す断面図である。 本発明に係る電子機器の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1,201,301,401,501,601,701,801…液晶装置、25,225,325,525,625,725,825…反射層、42,72…共通電極、48,78…画素電極、50,450…液晶層、110…素子基板、114…サブ画素領域、120…対向基板、300…携帯電話。

Claims (9)

  1. 液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、前記第1基板の前記液晶層側に設けられた第1電極及び第2電極とを備え、前記第1電極と前記第2電極との間に生じる電界によって前記液晶層を駆動すると共に、反射層が少なくともサブ画素領域内に設けられた液晶装置であって、
    前記反射層がコレステリック液晶層からなることを特徴とする液晶装置。
  2. 前記第1電極と前記第2電極とが同一層に設けられており、前記反射層が、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  3. 前記第1電極と前記第2電極とが同一層に設けられており、前記反射層が、前記第1電極及び前記第2電極を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶装置。
  4. 前記第1電極と前記第2電極とが異なる層に設けられており、前記反射層が、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  5. 前記第1電極と前記第2電極とが異なる層に設けられており、前記反射層が、前記第2電極に対して前記第1電極とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液晶装置。
  6. 前記反射層には、前記液晶とは反対側の面に凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか一項に記載の液晶装置。
  7. 前記反射層が、前記サブ画素領域の全部を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか一項に記載の液晶装置。
  8. 前記反射層が、前記サブ画素領域の一部分を覆うように設けられており、前記サブ画素領域の他部分には光透過層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちいずれか一項に記載の液晶装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のうちいずれか一項に記載の液晶装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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