JP2008208786A - オートバイのエンジンオイル給油装置と給油機構の改修方法 - Google Patents

オートバイのエンジンオイル給油装置と給油機構の改修方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンオイルの給油機構を従来構成から僅かに改変することにより、大きなオーバーヒート防止効果を発現させ得るエンジンオイル給油装置を提供する。
【解決手段】クランクケース2からシリンダ4が上向きに突設された空冷式オートバイエンジンE1において、オイルポンプ16からの給油路18がフライホイール1Aのギヤシャフト9内部からフライホイール1A内部へ連設され、給油路末端の噴出口31がフライホイール1Aの周面1a側に開設され、噴出口31からエンジンオイルOをシリンダ4内へ直接に噴射するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、オートバイエンジンにおける潤滑及び冷却を担うエンジンオイルの給油装置と、既存のオートバイエンジンに対する給油機構の改修方法に関する。
オートバイに関しては、ハーレイ・ダビットソンを筆頭に往年の名車の根強いファンが多く、現代でも1920〜1960年代に生産された古い車種が修理と部品改造を重ねて数多く乗り継がれている。しかるに、古い車種では、殆どの場合にエンジンのオーバーヒートが問題になり、長時間走行を行えない大きな要因になっている。
従って、古い車種のオートバイを現役走行させる上で、オーバーヒート対策が非常に重要な課題になる。しかして、オーバーヒートには、空冷や水冷による外部冷却手段の効力と共に、エンジンオイルによるエンジン内部の潤滑・冷却作用も大きく影響する。
図8に、古典的なオートバイエンジンの代表格であるパンヘッドタイプの空冷式V型2気筒エンジンE0と、その給油機構を示す。なお、図示のエンジンE0は縦断正面図であり、図の右側がオートバイ搭乗者にとって左側となる。
このエンジンE0は、一対のフライホイール1A,1Bが配置したクランクケース2から、各々ピストン3を装填した2つのシリンダ4,4(一つは図に表れていない)が上向きV字形に突設されており、両フライホイール1A,1Bを偏心位置で連結するクランプピン5に、両ピストン3,3の連接棒6,6のボス部6a,6bがニードルべアリング7を介して枢着されている。そして、クランクケース2に隣接するギヤケース8には、片側のフライホイール1Aの枢軸であるギヤシャフト9と、これにギヤ係合して連動回転するカムシャフト10とが平行に配置している。また、各シリンダ4のシリンダヘッド4a上には、シリンダ頂部の給排気弁11(給気弁と排気弁を総称)の開閉を担うロッカーアーム12が枢支されると共に、このロッカーアーム12を含むヘッド頂面側全体を覆うヘッドカバー(別称:ロッカーアームカバー)13が取り付けられている。しかして、各シリンダ4に隣接して、バルブプッシュロッド14が下端側でカムフォロワ14aを介して前記カムシャフト10のカム10aに支承されて配置しており、このカム10aの回転に伴うバルブプッシュロッド14の昇降によってロッカーアーム12が揺動動作するようになっている。なお、ロッカーアーム12とバルブプッシュロッド14は、各シリンダ4ごとに給気用と排気用の一対ずつが装備されている。
オイルタンク15に収容されたエンジンオイルOは、羽根型のオイルポンプ16及び逆止弁17を介して給油路16aへ送出され、クランクケース側給油路18とギヤケース側給油路19とに分岐して圧送される。そして、クランクケース側給油路18のエンジンオイルOは、フライホイール1Aのギヤシャフト9の軸心に沿って設けた給油孔20、フライホイール1Aの中心部からクランプピン5に向かう給油孔21、クランプピン5内の給油孔22を順次経て、該クランプピン5の周面に開口した放出口22aよりニードルべアリング7の内側に送出され、連接棒6,6のボス部6a,6bの隙間からクランクケース2及び両シリンダ4,4のシリンダ後室へ放出された後、クランクケース2の下部からギヤケース8内へ入る。また、ギヤケース側給油路19のエンジンオイルOは、各シリンダ4の周壁4b内部を経てロッカーアーム12の枢支部からバルブプッシュロッド14内部を経てギヤケース8内に入る。そして、ギヤケース8内に溜まったエンジンオイルOは、ギヤ型の返送用オイルポンプ23を介して返送路24からオイルタンク15へ戻される。更に、ギヤケース側給油路19に供給されるエンジンオイルOの一部は、ロッカーアーム12の軸受部等よりヘッドカバー13内に漏出するが、シリンダヘッド4aの上面に設けた凹所4cよりシリンダ周壁4bに設けた戻り油孔4dへ入り、該油孔4dの下端よりクランクケース2内へ戻り、クランクケース側給油路18から放出されたエンジンオイルOと合流する。
なお、図8において、25はギヤケース8とオイルタンク13を繋ぐベントパイプ、26はオイルポンプ16に付設した圧力スイッチ26aにて作動する給油指示灯、15aはオイルタンク15のレベルゲージ、27はスパークプラグ、28はフライホイール1B側の枢軸であるスプロケットシャフト、29は該スプロケットシャフト28のモータースプロケット28aに噛合した駆動チェーンである。
本発明者は、上述のようなオートバイエンジンのオーバーヒート対策として、エンジンオイルによるエンジン内部の潤滑・冷却作用に着目し、その給油機構を従来構成から僅かに改変することにより、大きなオーバーヒート防止効果を発現させ得るエンジンオイル給油装置を提供すると共に、古い車種を含めた既存のオートバイエンジンに対して安価で且つ極めて有効な改修手段とを提供することを目的としている。
上記目的を達成する手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係るオートバイのエンジンオイル給油装置は、クランクケース2からシリンダ4が上向きに突設された空冷式オートバイエンジンE1において、オイルポンプ16からの給油路(クランクケース側給油路18)がフライホイール1Aの枢軸であるギヤシャフト9内部からフライホイール1A内部へ連設されると共に、この給油路末端の噴出口31が該フライホイール1Aの周面1a側に開設され、この噴出口31からエンジンオイルOをシリンダ4内へ直接に噴射するように構成されてなる。
請求項2の発明は、上記請求項1のエンジンオイル給油装置において、噴出口31がクランクケース2内の上部側に位置する時に当該噴出口31からエンジンオイルOを噴射させる間欠噴射手段32を備えてなるものとしている。
請求項3の発明は、上記請求項2のエンジンオイル給油装置において、間欠噴射手段32が、ギヤシャフト9の周面に開口した給油孔入口20aと、該ギヤシャフト9に外嵌する非回転ブッシュ33に設けた周方向に沿うスリット状開口部33aとを、シャフト回転に伴って連通状態と非連通状態とに切り換えるものとしている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれかのエンジンオイル給油装置において、フライホイール1A,1Bのクランクピン5に軸受(ニードルべアリング7)を介して2本のピストン連接棒6,6のボス部6a,6bが隣接して嵌装されたV型2気筒エンジンにおいて、両連接棒6,6のボス部6a,6b同士の対向側面60,61の少なくとも一方に、軸受7側から上方へ延びて上向きに開いた凹面部34が形成され、噴射後の落下するエンジンオイルOの一部が該凹面部34を通して軸受7側へ誘導されるように構成されている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかのエンジンオイル給油装置において、ギヤシャフト9とこれに外嵌する非回転ブッシュ33との間にシールリング35が介装されてなる構成としている。
請求項6の発明は、上記請求項1〜5のいずれかのエンジンオイル給油装置において、シリンダヘッド4aに給排気弁11の開閉を担うロッカーアーム12が枢支され、該ロッカーアーム12を揺動動作させるバルブプッシュロッド36と、ギヤシャフト9にギヤ係合して連動回転するカムシャフト10と、このカムシュフト10に固着されてバルブプッシュロッド36を下端で支承して昇降動作させるカム10aと、シリンダヘッド4a外面側の全体を覆うヘッドカバー13とを有する空冷式オートバイエンジンE1に関し、オイルポンプ16からの給油路16aが、ギヤシャフト9内部からフライホイール1A周面側の噴出口31に至るクランクケース側給油路18と、シリンダ周壁4b内を経てロッカーアーム12の枢支部37からバルブプッシュロッド36内部を経て前記ギヤシャフト9及びカムシャフト10が配置するギヤケース8内に至るギヤケース側給油路19とに分岐しており、バルブプッシュロッド36は、内部がオイル溜まり38をなすロッド本体39の下端部(筒状下部39b)に、有底筒体40が摺動自在に外嵌すると共に、オイル溜まり38から逆止弁41を介して有底筒体40内へ至る通油路38bを有し、該有底筒体40の内底とロッド本体39の下端との間に圧縮コイルスプリング42が装填され、カム10aによるバルブプッシュロッド36の突き上げの際に、有底筒体40内のエンジンオイルOが当該有底筒体40とロッド本体38との摺接部の隙間tからギヤケース内へ漏出するように構成されてなるものとしている。
また、請求項7の発明に係るオートバイのエンジンオイル給油機構の改修方法は、クランクケース2からシリンダ4が上向きに突設され、オイルポンプ16からの給油路16aがフライホイール1Aのギヤシャフト9内部からフライホイール1A内部及びクランクピン5内部を経て当該クランクピン5の周面に開口する放出口22aに連通した既存のオートバイエンジンE0に対し、クランクピン5内部の給油路(給油孔22)を閉塞すると共に、フライホイール1Aの穿孔加工により、該フライホイール1A内部の給油路(給油孔30)をフライホイール1A周面1a側に開口した噴出口31に連通させることを特徴としている。
本発明の効果を図面の参照符号を付して示すと、請求項1の発明に係るオートバイのエンジンオイル給油装置によれば、フライホイール1Aの周面1a側に開く噴出口31より、エンジンオイルOがシリンダ内へ直接に噴射されるから、シリンダ4とピストン3との摺接部の高い潤滑作用で円滑なピストン作動が得られることに加え、シリンダ4の内周面からピストン3の後面側がエンジンオイルOとの熱交換で非常に効率よく冷却され、もって優れたオーバーヒート防止効果が発揮される。
請求項2の発明によれば、上記のエンジンオイル給油装置において、間欠噴射手段32により、噴出口31がクランクケース2内の上部側に位置する時に当該噴出口31からエンジンオイルOを噴射させるから、上向きに配置するシリンダ4,4に対して供給するエンジンオイルOを高割合で集中させることができ、当該エンジンオイルOによる潤滑・冷却作用を無駄なく効率よく働かせることができる。
請求項3の発明によれば、上記の間欠噴射手段32は、ギヤシャフト9に外嵌する非回転ブッシュ33の周方向に沿うスリット状開口部33aにて構成することから、機構的に簡素で加工コストが少なくて済み、且つ確実な作動性が得られる。
請求項4の発明によれば、V型2気筒エンジンE1において、2本のピストン連接棒6,6のボス部6a,6b同士の対向側面60,61の少なくとも一方に、軸受7側から上方へ延びて上向きに開いた凹面部34が形成されているから、フライホイール1Aの周面1a側に開く噴出口31から噴射後の落下するエンジンオイルOの一部が該凹面部34を通して軸受7側へ誘導され、もって該軸受7部分での良好な潤滑作用が確保され、エンジン動力が車輪駆動部へ円滑に伝達される。
請求項5の発明によれば、上記のエンジンオイル給油装置において、ギヤシャフト9とこれに外嵌する非回転ブッシュ33との間がシールリング35で油密封止されるから、この摺接部分からのオイル漏れによるエンジンオイル供給圧の低下がなく、もってフライホイール1Aの噴出口31からエンジンオイルを高圧で噴射できる。
請求項6の発明によれば、オイルポンプ15からの給油路が、上記のフライホイール1A周面側の噴出口31に至るクランクケース側給油路18と、シリンダ周壁4a内を経てシリンダ頂部のロッカーアーム12の枢支部37からバルブプッシュロッド36内部を経てギヤケース8内に至るギヤケース側給油路19とに分岐する空冷式オートバイエンジンE1において、カム10aによるバルブプッシュロッド36の突き上げの際に有底筒体40内のエンジンオイルOがロッド本体39との摺接部の隙間tからギヤケース内へ漏出し、この漏出分だけギヤケース側給油路19のエンジンオイルOの供給がなされることから、該ギヤケース側給油路19による給油量が抑えられ、それだけクランクケース側給油路18の送油圧が大きくなり、フライホイール1Aの噴出口31からの噴出圧力を高く確保できる。また、バルブプッシュロッド36内のオイル溜まり38と有底筒体40内とに常時エンジンオイルOが満たされ、エンジン停止下でもギヤケース側給油路19が全体としてオイル保持状態に維持され、エンジン始動時には有底筒体40内からの漏出で直ちにギヤケース8内にエンジンオイルOが放出されるから、エンジン始動時のオイル切れによる給排気系作動部の動作不良が防止される。
請求項7の発明によれば、クランクケース2からシリンダ4が上向きに突設され、オイルポンプ16からの給油路16aがフライホイール1Aのギヤシャフト9内部からフライホイール1A内部及びクランクピン5内部を経て当該クランクピン5の周面に開口する放出口22aに連通した既存のオートバイエンジンE0を対象として、クランクピン5内部の給油路を閉塞すると共に、フライホイール1A内部の給油路21を周面1a側の噴出口31に連通させるだけの簡単な加工により、該噴出口31からエンジンオイルOをシリンダ後室4a側へ直接に噴射させ、もって高い潤滑作用に基づく円滑なピストン作動と、シリンダ4の内周面からピストン3の後面側の効率よい冷却により、優れたオーバーヒート防止効果が得られるように改修できる。しかも、この改修では、フライホイール1Aの周面に噴出口31の小さな孔が生じるだけで、元のエンジンの外観は無論のこと、各パーツを含むエンジン内部の見掛けまで変化させずに済むから、特に往年の名車の如くあからさまな改変を嫌う場合の延命改修手段として非常に適している。
以下、本発明に係るオートバイのエンジンオイル給油装置をパンヘッドタイプの空冷式V型2気筒エンジンに適用した一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1はエンジン本体の縦断正面図、図2はシリンダを含むクランクケース部の概略縦断側面図、図3はギヤシャフトの軸受部の縦断側面図、図4はクランクピン近傍の横断面平面図及び縦断側面図、図5はバルブプッシュロッドの縦断面図、図6はロッカーアーム部分の一部破断平面図、図7はギヤシャフトの右端側軸受部の縦断正面図である。
この実施形態として示すパンヘッドタイプの空冷式V型2気筒エンジンE1は、既述の図8を参照して説明した従来構成のオートバイエンジンE0の一部を改造したものである。従って、この実施形態のオートバイエンジンE1において図8で示すオートバイエンジンE0と共通する各構成部分については、同一符号を付してその説明を省略する。なお、本実施形態において、図1〜図7では図示されないオイルタンク及びオイルポンプ側の構成は、図8による図示構成と同じである。
図1及び図2に示すように、このオートバイエンジンE1においては、オイルポンプ16(図8参照)からの給油路16aから分岐したクランクケース側給油路18は、フライホイール1Aの枢軸であるギヤシャフト9の軸心に沿って設けた給油孔20を経て、フライホイール1A内の中心部から半径方向外側へ延びる給油孔30に連通し、末端が該フライホイール1Aの周面1aで噴出口31として開放している。
従って、クランクケース側給油路18に供給されるエンジンオイルO(矢印で示す)は、該噴出口31からシリンダ4内へ直接に噴射されることになるが、更にギヤシャフト9の給油孔20の入口部分に構成した欠噴射手段32により、フライホイール1Aの回転において当該噴出口31がクランクケース2内の上部側に位置する時のみに噴射を行うようになっている。
すなわち、ギヤシャフト9は、内端側(フライホイール1A側)がニードルべアリング43を介してクランクケース2に枢支されると共に、外端側が非回転ブッシュ33を介してギヤケース8のギヤケースカバー8aに枢支されているが、図2(A)(B)に示すように、非回転ブッシュ33に周方向に沿うスリット状開口部33aを有しており、当該ギヤシャフト9の周面に開口した給油孔入口20aが該スリット状開口部33aを介してクランクケース側給油路18の導入部18aに連通するようになっている。そして、ギヤシャフト9はフライホイール1Aと一体に回転するから、給油孔入口20a及びスリット状開口部33aとフライホイール1Aの給油孔30(噴出口31)の位置関係により、図2(A)の如く給油孔30が上向きになったときに連通状態、図2(B)の如く給油孔30が下向きになったときに非連通状態となるように設定している。
このように、クランクケース側給油路18に供給されるエンジンオイルOがシリンダ4内へ直接に噴射されるから、シリンダ4とピストン3との摺接部にエンジンオイルOが充分に補給され、その高い潤滑作用で円滑なピストン作動が得られることに加え、従来のようにクランクピン5の軸受部分に放出する場合に比較して給油経路での圧損が格段に少なく、高い噴射圧力を実現できるため、シリンダ4の内周面は無論のこと、ピストン3の後面側からピストンピン44の配置する内腔部3aまで、エンジンオイルOが充分な量で行き渡り、このエンジンオイルOとの熱交換で非常に効率よく冷却され、高いオーバーヒート防止効果が得られる。また、間欠噴射手段32により、噴出口31がクランクケース2内の上部側に位置する時にエンジンオイルOを噴射させるから、上向きに配置するシリンダ4,4に対して供給するエンジンオイルOを高割合で集中させることができ、当該エンジンオイルOによる潤滑・冷却作用が無駄なく効率よく働くことになる。
本実施形態のように非回転ブッシュ33の周方向のスリット状開口部33aにて間欠噴射手段32を構成する場合、該スリット状開口部33aの長さは全周の1/6〜1/3程度(軸心に対する開き角度として30〜60度)程度に設定することが推奨される。また、噴出口31からのエンジンオイルOの噴射圧は1〜6kg/cm2 程度に設定するのがよい。そして、このような噴射圧を確保する上で、フライホイール1Aの給油孔30は、図では判り易くするために太く描いているが、実際には噴出口31を含めて径0.5〜2mm程度とする。
なお、この実施形態では、エンジンオイルOの噴射圧を確保するために、クランクケース側給油路18及びギヤケース側給油路19の両方で対策を施している。まず、クランクケース側給油路18では、ギヤシャフト9と非回転ブッシュ33との摺接部を液密封止することにより、該摺接部からの漏出に起因した供給圧力の低下を防止している。すなわち、図7に示すように、非回転ブッシュ33は、ギヤケース8内に臨むフランジ部33aにおいて回り止めピン45でギヤケースカバー8aに固定されているが、該フランジ部33a側の内周縁に設けた環状段部33cにシールリング35を嵌装し、回転するギヤシャフト9との間を液密封止している。
一方、ギヤケース側給油路19では、その給油量の抑制と作動性向上のために、ロッカーアーム12からギヤケース8内への給油経路に、従来構成のオートバイエンジンE0におけるバルブプッシュロッド14とは異なる構造のバルブプッシュロッド36を用いている。すなわち、このバルブプッシュロッド36は、図5で詳細に示すように、内部にオイル溜まり38を有するロッド本体39と、該ロッド本体39の筒状下部39bに摺動自在に外嵌する有底筒体40と、該有底筒体40の下方に配置するカムフォロワ46とで構成されている。
ロッド本体39は、上端がロッカーアーム12のロッド側レバー12bの先端下面に密接する略半球状の吻合部39aをなし、該吻合部39aにロッカーアーム12内の油孔47と内部のオイル溜まり38とを連通させる導入孔38aを有すると共に、下部にオイル溜まり38から筒状下部39b内に至る通油路38bを有している。そして、その筒状下部39b内には、圧縮コイルスプリング48にて導入孔38aの出口側を塞ぐ方向に付勢された円錐状の逆止弁41が配置している。なお、49は逆止弁41の円錐面側に嵌装されたOリング、50はスナップリング50aを介して筒状下部39bに嵌装されたばね受けである。また、逆止弁41の上下部には軸心方向に沿うガイドピン41a,41bが一体形成されており、上部ガイドピン41aが通油路38bに挿嵌すると共に、下部ガイドピン41bがばね受け50を貫通している。
そして、ロッド本体39の下端と有底筒体40の内底との間に圧縮コイルスプリング42が介装され、このばね力によってロッド本体39がロッカーアーム12側へ押接するように上方へ付勢されると共に、有底筒体40の内側に小オイル溜まり51が構成されている。カムフォロワ46は、下端に軸支したローラー46aを介してカムシャフト10のカム10aに転接すると共に、上部に螺挿したボルト52の頭部52aにおいて有底筒体40の下短の突軸部40aを支承しており、ボルト52の捻回によって高さ調整可能となっている。
このバルブプッシュロッド36を用いることにより、ギヤケース側給油路19に送られるエンジンオイルOは、ロッド本体39内のオイル溜まり38と有底筒体40内の小オイル溜まり51とを常時満たす形になる。そして、有底筒体39内の小オイル溜まり51に溜まるエンジンオイルOは、カム10aによるバルブプッシュロッド36の突き上げの際、逆止弁41にてオイル溜まり38への戻りが阻止されるため、ロッド本体39との摺接部の隙間tから外部へ漏出する。このため、ギヤケース側給油路19では、有底筒体39内の小オイル溜まり51からの上記漏出分だけエンジンオイルOの送油が進行することになる。
従って、該ギヤケース側給油路19による給油量が抑えられ、それだけクランクケース側給油路18の送油圧が大きくなるから、フライホイール1Aの噴出口31からの噴出圧力を高く確保できる。また、バルブプッシュロッド36内のオイル溜まり38と有底筒体40内とにエンジンオイルOが常時満たされ、エンジン停止下でもギヤケース側給油路19が全体としてオイル保持状態に維持され、エンジン始動時には有底筒体40内からの漏出で直ちにギヤケース8内にエンジンオイルOが放出されるから、エンジン始動時のオイル切れによる給排気系作動部の動作不良を生じにくく、作動性がより向上する。
更に、従来構成のオートバイエンジンE0ではギヤケース側給油路19に供給されるエンジンオイルOの一部がロッカーアーム12の軸受部等よりヘッドカバー13内に漏出するが、本実施形態のオートバイエンジンE1では該漏出を抑えることでクランクケース側給油路18の送油圧が高くなるように工夫している。
すなわち、図6に示すように、ロッカーアーム12は、互いに反対方向へ張出するバルブ側レバー片12aとロッド側レバー片12bとが軸部12cの両端に一体化され、該軸部12cがシリンダヘッド4a上に設けた枢支部37の基部37aとアーチ型蓋部37bとに挟まれて回転自在に軸支されている。そして、その軸支部の摺接界面を横切って枢支部37側の給油孔19aがロッカーアーム12側の油孔47と連通しているが、枢支部37の軸方向両端部の内周側にOリング53を嵌装することにより、摺接界面から外側へのエンジンオイルOの漏出を防止している。
また、この実施形態のオートバイエンジンE1では、従来構成のオートバイエンジンE0と同様に、クランクピン5にニードルべアリング7を介して、2つのシリンダ4,4に対応した2本のピストン連接棒6,6のボス部6a,6bが隣接して嵌装されているが、既述のようにエンジンオイルOをフライホイール1Aの周面側の噴出口31から噴射することに対応して、クランクピン5の軸受部分の潤滑のために工夫している。すなわち、図4(A)(B)で示すように、クランクピン5の軸受部分では、一方の環状のボス部6aが二股状になった他方のボス部6bの内側に配置し、ボス部6aの両側で互いの対向側面60,61が殆ど接する状態にあるが、両側のそれぞれの対向側面60,61に、ニードルべアリング7側から上方へ延びて上向きに開いた凹面部34を形成している。
しかして、噴出口31から両シリンダ4,4内及びクランクケース2内上部に噴射されたエンジンオイルOは、従来構成のオートバイエンジンE0と同様に油滴D(図2参照)としてクランクケース2内を落下するが、フライホイール1A,1Bが回転しても両ピストン連接棒6,6は常に上向きV字形の配置で凹面部34…が上方へ開放しているため、落下する油滴D…の一部が該凹面部34…を通してニードルべアリング7側へ誘導され、このエンジンオイルOによって該クランクピン5の軸受部分での良好な潤滑作用が確保されることになり、もってエンジン動力が車輪駆動部へ円滑に伝達される。
なお、ギヤシャフト9とカムシャフト10とは、ギヤシャフト9側のピニオン9aとカムシャフト10側の大径ギヤ10bとの噛合により、ギヤシャフト9の回転に対してカムシャフト10が低速で連動回転する。そして、カムシャフト10には、各シリンダ4ごとに給気用と排気用の2本で計4本のバルブプッシュロッド36…に対応して、4枚のカム10a…が固着されている。また、給排気弁11は、シリンダヘッド4a上に突出した弁杆11aの上端をロッカーアーム12のバルブ側レバー片12aの先端部に枢着しており、該弁杆11a側に介装した圧縮コイルスプリング54の弾発力によって閉弁側に付勢され、バルブプッシュロッド36の突き上げによって開弁する。
本発明に係るオートバイのエンジンオイル給油装置は、基本的にはオイルポンプからの給油路がギヤシャフト内及びフライホイール内を経て当該フライホイール周面側の噴出口に至る構成であればよく、既述の実施形態の構成に限らず、バルブプッシュロッドが従来構成であるものや、ギヤシャフト9やロッカーアーム12の枢支部に油密封止を施していない構成であるものも包含する。更に本発明は、例示したパンヘッドタイプの空冷式V型2気筒エンジンE1に限らず、ナックルヘッドタイプ、ショベルヘッドタイプ、JDタイプ、サイドバルブタイプ等の種々の空冷式V型2気筒エンジンにも適用できる他、空冷式単気筒エンジンにも適用可能である。
しかして、本発明によるエンジンオイル給油装置は、オイルポンプからの給油路がギヤシャフト内部からフライホイール内部及びクランクピン内部を経て当該クランクピンの周面に開口する放出口に連通した従来構成の空冷式オートバイエンジンにおけるエンジンオイル給油装置に対し、該給油路の末端側がクランクピン内部ではなくフライホイール周面側に向かい、該周面側で噴出口として開放する点で異なるだけである。従って、この従来構成の既存の空冷式オートバイエンジンに対し、クランクピン内部の給油路を閉塞すると共に、フライホイールの穿孔加工により、該フライホイール内部の給油路をフライホイール周面側に開口した噴出口に連通させるだけで、本発明のエンジンオイル給油装置を持つオートバイエンジンに極めて簡単に改修できる。
そして、上記改修によれば、オーバーヒート対策が難題であった古い車種のオートバイエンジンでも、エンジンオイルのシリンダ内への直接噴射により、高い潤滑作用に基づく円滑なピストン作動と、シリンダ内周面からピストン後面側にわたる効率よい冷却作用により、優れたオーバーヒート防止効果が得られるから、無理なく長時間走行を行えるようになる。従って、本発明に係るエンジンオイル給油機構の改修方法は、古い車種を含めた既存のオートバイエンジンに対し、安価で且つ極めて有効な改修手段となる上、改修によってフライホイール周面に噴出口の小さな孔が生じるだけで、元のエンジンの外観は無論のこと、各パーツを含むエンジン内部の見掛けまで変化させずに済むから、特に往年の名車の如くあからさまな改変を嫌う車種を対象とする場合に極めて好適である。
本発明の一実施形態のエンジンオイル給油装置を適用したパンヘッドタイプの空冷式V型2気筒オートバイエンジンにおけるエンジン本体の縦断正面図である。 同オートバイエンジンのシリンダを含むクランクケース部の概略縦断側面図である。 同オートバイエンジンのギヤシャフトの軸受部分を示し、(A)は給油路の連通状態の縦断側面図、(B)は給油路の非連通状態の縦断側面図である。 同オートバイエンジンのクランクピン近傍を示し、(A)は横断面平面図、(B)は(A)のB−B線の断面矢視図である。 同オートバイエンジンのバルブプッシュロッドの縦断面図である。 同オートバイエンジンのロッカーアーム部分の一部破断平面図である。 同オートバイエンジンのギヤシャフトの軸受部の縦断正面図である。 従来構成のパンヘッドタイプの空冷式V型2気筒オートバイエンジンとエンジンオイル給油経路を示す縦断正面図である。
符号の説明
1A,1B フライホイール
1a 周面
2 クランクケース
3 ピストン
4 シリンダ
4a シリンダヘッド
4b シリンダ周壁
5 クランクピン
6 ピストン連接棒
6a、6b ボス部
60,61 対向側面
7 ニードルべアリング(軸受)
8 ギヤケース
8a ギヤケースカバー
9 ギヤシャフト
10 カムシャフト
11 給排気弁
10a カム
12 ロッカーアーム
13 ヘッドカバー
16 オイルポンプ
16a 給油路
18 クランクケース側給油路
19 ギヤケース側給油路
20〜22 給油孔
20a 給油孔入口
22a 放出口
30 給油孔
31 噴出口
32 間欠噴射手段
33 非回転ブッシュ
34 凹面部
35 シールリング
36 バルブプッシュロッド
37 枢支部
38 オイル溜まり
38b 通油路
39 ロッド本体
39b 筒状下部(下端部)
40 有底筒体
41 逆止弁
42 圧縮コイルスプリング
E0 従来構成の空冷式オートバイエンジン
E1 本発明を適用した空冷式オートバイエンジン
O エンジンオイル
t 隙間

Claims (7)

  1. クランクケースからシリンダが上向きに突設された空冷式オートバイエンジンにおいて、オイルポンプからの給油路がフライホイールの枢軸であるギヤシャフト内部からフライホイール内部へ連設されると共に、この給油路末端の噴出口が該フライホイールの周面側に開設され、該噴出口からエンジンオイルをシリンダ内へ直接に噴射するように構成されてなるオートバイのエンジンオイル給油装置。
  2. 前記噴出口がクランクケース内の上部側に位置する時に当該噴出口からエンジンオイルを噴射させる間欠噴射手段を備えてなる請求項1に記載のオートバイのエンジンオイル給油装置。
  3. 前記の間欠噴射手段が、前記ギヤシャフトの周面に開口した給油孔入口と、該ギヤシャフトに外嵌する非回転ブッシュに設けた周方向に沿うスリット状開口部とを、シャフト回転に伴って連通状態と非連通状態とに切り換えるものである請求項2記載のオートバイのエンジンオイル給油装置。
  4. フライホイールのクランクピンに軸受を介して2本のピストン連接棒のボス部が隣接して嵌装されたV型2気筒エンジンにおいて、両連接棒のボス部同士の対向側面の少なくとも一方に、軸受側から上方へ延びて上向きに開いた凹面部が形成され、前記噴射後の落下するエンジンオイルの一部が該凹面部を通して軸受側へ誘導されるように構成された請求項1〜3のいずれかに記載のオートバイのエンジンオイル給油装置。
  5. 前記ギヤシャフトとこれに外嵌する非回転ブッシュとの間にシールリングが介装されてなる請求項1〜4のいずれかに記載のオートバイのエンジンオイル給油装置。
  6. シリンダヘッドに給排気弁の開閉を担うロッカーアームが枢支され、該ロッカーアームを揺動動作させるバルブプッシュロッドと、前記ギヤシャフトにギヤ係合して連動回転するカムシャフトと、このカムシュフトに固着されて前記バルブプッシュロッドを下端で支承して昇降動作させるカムと、シリンダヘッド外面側の全体を覆うヘッドカバーとを有する空冷式オートバイエンジンにおいて、
    オイルポンプからの給油路が、ギヤシャフト内部からフライホイール周面側の噴出口に至る前記のクランクケース側給油路と、シリンダ周壁内を経てロッカーアームの枢支部からバルブプッシュロッド内部を経て前記ギヤシャフト及びカムシャフトが配置するギヤケース内に至るギヤケース側給油路とに分岐しており、
    前記バルブプッシュロッドは、内部がオイル溜まりをなすロッド本体の下端部に、有底筒体が摺動自在に外嵌すると共に、前記オイル溜まりから逆止弁を介して有底筒体内へ至る通油路を有し、該有底筒体の内底とロッド本体の下端との間に圧縮コイルスプリングが装填され、前記カムによるバルブプッシュロッドの突き上げの際に、有底筒体内のエンジンオイルが当該有底筒体とバルブプッシュロッドとの摺接部の隙間からギヤケース内へ漏出するように構成されてなる請求項1〜5の何れかに記載のオートバイのエンジンオイル給油装置。
  7. クランクケースからシリンダが上向きに突設され、オイルポンプからの給油路がフライホイールの枢軸であるギヤシャフト内部からフライホイール内部及びクランクピン内部を経て当該クランクピンの周面に開口する放出口に連通した既存の空冷式オートバイエンジンに対し、クランクピン内部の給油路を閉塞すると共に、フライホイールの穿孔加工により、該フライホイール内部の給油路をフライホイール周面側に開口した噴出口に連通させることを特徴とするオートバイのエンジンオイル給油機構の改修方法。
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CN104373240A (zh) * 2014-10-29 2015-02-25 力帆实业(集团)股份有限公司 发动机气缸体内活塞裙部的润滑结构
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