JP2008207858A - シュリンクラベル付きガラスびん - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラスびんの胴部に少なくとも縦方向に連通する凹部を形成し、該胴部を、内面に多数の突部を形成することで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成したシュリンクラベルで被覆する。びんの凹部とラベルの凹部により、びんとラベルの間に流路が確保され、漏れ出た内溶液がラベル外部に流出する。ラベルにも凹部が設けられるので、ラベルの孔とびんの凹部の位置合わせが不要となり、びんの凹部の深さを浅くしてびんを軽量化できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ガラスびんの胴部に凹凸を多数形成することで縦方向及び横方向に連通する凹部を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、ガラスびんの胴部に、少なくとも上下方向に連通する溝を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、ガラスびん胴部に突起を多数設けることにより形成されているシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、不定形な微細な凹凸を組み合わせた梨地状のものであるシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜4のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに任意の色の地色印刷を施したことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜5のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの上端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の上端よりも下方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜6のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの下端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の下端よりも上方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜7のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに、その周方向に沿って複数の孔を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜8のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部の深さが4μm以上であり、該凹部の合計面積が突部を形成した領域の面積の5〜90%(以下「凹部面積率」という)であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。なお、凹部面積率の算定にあたって、突部を形成した領域の面積は、ラベル面積から突部を形成しない領域(例えば、ラベル両端に接着剤層を設け、該接着剤層を設ける領域に突部を形成しない場合の該領域)の面積を除外した面積である。
また本発明は、前記請求項1〜9のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が上下方向の縞状であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜10のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が不定形の突部を多数設けることにより形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜11のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部は、該ラベルの上下方向の全長に亘って連通することを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜12のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの突部は、隆起インキ、発泡インキ、または樹脂ビーズを含有するスウェード調インキを、基材フィルムの内側にパターン状に印刷して形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項13のガラスびんにおいて、前記基材フィルムは、延伸ポリエステル系フィルム、延伸ポリスチレン系フィルム、延伸ポリオレフィン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルム、不織布と収縮フィルムとのラミネートフィルムおよび延伸ポリエステル−ポリスチレン共押出しフィルムからなる群から選択される1種以上のフィルムであることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜14のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルにデザイン印刷層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
また本発明は、前記請求項1〜15のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの表面側に外層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
シュリンクラベルの突部及び凹部の形状は、凹部が少なくとも上下方向に連通するように形成されていることを条件に、特に限定されるものではない。例えば、凹部をシュリンクラベルの上下方向に縞状に構成したものや、不定形の突部を多数設けることにより凹部を形成したものとすることができる。また、シュリンクラベルの凹部は、必ずしも、該ラベルの上下方向の全長に亘って連通していることを要しないが、全長に亘って連通している方が、漏れ出た内容液が容易にラベル外に流出するので好ましい。
一方、本発明のラベルが、シュリンクラベルとしての効果を奏するには、延伸方向に対する熱収縮率が5〜60%であることが好ましい。なお、本発明における熱収縮率とは、テンター方式で基材フィルムの流れに対して一軸延伸した場合、その直角方向(幅方向)の熱収縮率が、100℃の沸騰水による熱収縮率とし、その算出は次の式に従うものとする。
熱収縮率(%)=((加熱前の寸法−加熱後の寸法)/(加熱前の寸法))×100
なお、基材フィルムの厚みは、特に限定されないが、耐熱性、剛性、機械適性、外観等を損なわない範囲で適宜選択され、10〜250μm程度が好ましい。
更に、上記の基材フィルムには、必要に応じて、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤を添加してもよい。また、基材フィルムの表面には、印刷性を向上させるため、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理などの慣用の表面処理を施してもよい。
突部のパターンとしては、例えば図3、4に例示した態様に限定されず、網状や格子状のパターンや、ランダムなドットのパターン等であってもよい。更に、突部又は凹部によってラベル全域に亘る文字や絵などの図柄を形成してもよい。この図柄は、例えばドットの集合によって形成したものであってもよい。このパターンを形成する線やドットのピッチ等は、適宜変更することができ、例えば、前記ドットの大きさは、等価円に換算して150〜250μmで絵柄を構成することができる。なお、凹部は深さ4μm以上であり、より好ましくは4〜150μm、特に好ましくは5〜60μmである。
バインダーを溶解する溶剤は、バインダーの種類と、印刷方法とによって選択されるが、例えば、グラビア印刷の場合は速乾性の溶剤を、シルクスクリーン印刷等の枚葉印刷の場合は、遅乾性の溶剤を主として配合される。
例えば、速乾性の溶剤としては、トルオール、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エタノール、イソプロピルアルコール等があり、遅乾性の溶剤としては、キシロール、酢酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル、メチルイソブチルケトン、ブチルアルコール等のなかから、バインダーの種類による溶解性や、印刷手段とにより適宜選択して使用することができる。
また、発泡インキのバインダーが、合成樹脂ディスパージョン、メチルセルロース、ヒドロキシセルロース、澱粉等の水溶性の場合は、溶媒を水を主体にすることができる。
上記の発泡インキに含有させる発泡剤は、低沸点炭化水素をインサイト重合法により、塩化ビニリデン、アクリロニトリルなどの共重合体の殻壁でマイクロカプセル化した熱膨張性微小球である。
そして、その膨張倍率は、20〜70倍のものである。これを含むインキは、発泡剤の膨張倍率が20〜70倍(厚さに換算すれば、2.7〜4.1倍)の高倍率である。なお、発泡インキのバインダー溶液に、例えば、熱分解型発泡剤を分散させて作製することができる。
シュリンクラベルを熱収縮させる場合、熱収縮の加熱条件での発泡性を実現するため、発泡剤には低沸点炭化水素を芯物質とし、ポリ塩化ビニリデン系共重合体、または、ポリアクリロニトリル系共重合体を壁物質としてマイクロカプセル化した球状粒子を用いることが好ましく、その粒径、5〜40μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。
前記芯物質の低沸点炭化水素としては、例えば、n−ブタン、イソブタン、シクロペンタン、n−ペンタン、プロパンなどを使用することができる。このようなマイクロカプセルによる発泡剤は、例えば、粒径10〜30μmのもので最高膨張倍率を20〜70倍とすることができる。
このようなマイクロカプセルによる発泡剤を用いて、例えば、グラビア印刷用の低温加熱で発泡するインキを作製する場合、溶剤に酢酸エチルやメチルエチルケトンなどを大量に使用すると、マイクロカプセルが壊れる恐れがあるため、このようなエステル系およびケトン系溶剤は、できるだけ、使用しないことが好ましい。そのためには、発泡性インキのバインダーに関しても、例えば、トルエンとイソプロピルアルコール(以下、「IPA」という。)の混合系などの溶剤で溶液化でき、且つ、比較的広範囲の樹脂フィルムに接着性のよいアクリル樹脂などを用いて、その溶液に前記のマイクロカプセルを分散させて、グラビア印刷用の低温加熱発泡性インキを作製することができる。なお、発泡性インキの厚みは、4〜40μm程度が好ましい。
バインダーとしては、一般的に包装材料において使用されている樹脂を使用でき、例えば、ニトロセルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ケトン樹脂等を使用することができる。
スウェード調インキに含有させる樹脂ビーズ(マット剤)としては、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の微粒子や、バインダーの溶剤に溶解しない樹脂の微粒子等を使用することができる。
かかる樹脂ビーズの平均粒子径としては、5〜50μmのものを使用することが好ましく、30μm程度がより好ましい。樹脂ビーズの平均粒子径が、上記の範囲内にあると、容易に上記深さの凹部を形成することができる。なお、樹脂ビーズの平均粒子径が、5μm未満の場合には、凹部の深さが5μmとなる場合があり、凹部の形成が困難となる場合がある。
また、前記の樹脂ビーズをバインダー中に分散させたマット剤の添加量としては、10〜20質量%程度が好ましく、17質量%程度がより好ましい。マット剤の添加量が、上記の範囲内にあると、コーティングを容易に行うことができる。
また、かかるスウェード調インキのコーティング方法としては、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等のインキ転移量が多い印刷方式が好ましい。グラビア版の版深、5〜60μm程度のものを使用して印刷することにより、インキ膜厚10〜30μm程度にコーティングして突起を形成することができる。
なお、上記突起は、前記インキを用いて通常の印刷法でできるが、多色(9〜11色)のグラビア印刷機等を使用することにより、色彩による絵柄を形成することもできる。
印刷方法に限定はなく、例えばグラビア印刷で印刷層を形成することができる。印刷層としては、樹脂と溶媒から通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を調製し、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の助剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整して得たインキ組成物を使用することができる。
このようなインキビヒクルとしては、公知のもの、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、その他などの1種または2種以上を併用することができる。インクビヒクルは、版から被印刷物に着色剤を運び、被膜として固着させる働きをする。
また、溶剤によってインキの乾燥性が異なる。印刷インキに使用される主な溶剤は、トルエン、MEK、酢酸エチル、IPAであり、速く乾燥させるために沸点の低い溶剤を用いるが、乾燥が速すぎると印刷物がかすれたり、うまく印刷できない場合があり、沸点の高い溶剤を適宜混合することができる。これによって、細かい文字もきれいに印刷できるようになる。着色剤には、溶剤に溶ける染料と、溶剤には溶けない顔料とがあり、グラビアインキでは顔料を使用する。顔料は無機顔料と有機顔料に分けられ、無機顔料としては酸化チタン(白色)、カーボンブラック(黒色)、アルミ粉末(金銀色)などがあり、有機顔料としてはアゾ系のものを好適に使用することができる。
上記は、グラビア印刷で説明したが、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式であってもよい。また、印刷は、裏印刷でも、表印刷でもよい。
なお、本発明において接着剤層の形成は、シュリンクラベル原反ロールを所定サイズに切断した後に接着剤層を形成してもよく、接着剤層を形成した後に所定サイズに切断してもよい。
次に、平均粒径約20μmのアクリル樹脂ビーズをアクリル樹脂からなるバインダーに分散させたスウェード調インキ(大日精化株式会社製、製品名「OS−MスエードOPニス」、添加剤:VYS、スウェードDP添加剤)を、前記デザイン印刷層の上に、版深60μmのグラビアコーティングにて凹部の深さ12μm、凹部面積率が30%となるように塗工して突部を形成した。
次いで、フィルムを反転し、前記基材フィルム層のラベル外側に、厚さ3μmのOPニス層を形成した。
得られた広巾印刷フィルムを4列にスリットし、同時にミシン刃を使用して貼り合わせ部を挟んで12mm間隔で2本、1mmの孔と1mmのつなぎのピッチでミシン目を入れた。その後、シロキサンを塗布してラベル両端を筒状に貼り合わせており径114mmのラベルを作成した。
得られたロール状ラベルをラベル貼着機に装着し、ロータリー式カッターで160mmピッチでカットし、同時に上から20mm、下から20mmの位置に1mm孔と1mmつなぎのピッチで貫通孔を入れた。次いで、このラベルを、直径60mmの円形ガラスびん(図10の縦溝付きガラスびん:溝幅2mm、溝深さ0.5mm、溝中心ピッチ10mm)に外嵌し、熱収縮処理を行ってシュリンクラベル付ガラスびんを調製した。
このガラスびんに装着されたラベルには、深さ12μm、凹部面積率30%の凹部が形成されていた。
このシュリンクラベル付きガラスびんに水を封入した後、衝撃を与えて破損させて観察した結果、内溶液が速やかにラベル外部に漏れ出すことが判明した。
前記の積層フィルムの裏面に、両端の接着剤層以外の箇所にグラビア印刷インキを使用し、グラビア印刷方式にて、文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の印刷を裏刷り印刷してデザイン印刷層を形成した。
次に、ウレタン樹脂系の盛り上げインキ(製品名「KKBキュアUマットメジウム」、大日精化株式会社製)を、前記デザイン印刷層の上に、グラビアコーティングにて凹部の深さ12μm、凹部面積率が30%となるように塗工して突部を形成した。
得られた広巾印刷フィルムを4列にスリットし、同時にミシン刃を使用して貼り合わせ部を挟んで12mm間隔で2本、1mmの孔と1mmのつなぎのピッチでミシン目を入れた。その後、シロキサンを塗布してラベル両端を筒状に貼り合わせており径114mmのラベルを作成した。
得られたロール状ラベルをラベル貼着機に装着し、ロータリー式カッターで160mmピッチでカットし、同時に上から20mm、下から20mmの位置に1mm孔と1mmつなぎのピッチで孔を入れた。次いで、このラベルを、直径60mmの円形ガラスびん(図10の縦溝付きガラスびん:溝幅2mm、溝深さ1mm、溝中心ピッチ10mm)に外嵌し、熱収縮処理を行ってシュリンクラベル付ガラスびんを調製した。
このガラスびんに装着されたラベルには、深さ12μm、凹部面積率30%の凹部が形成されていた。
このシュリンクラベル付きガラスびんに水を封入した後、衝撃を与えて破損させて観察した結果、内溶液が速やかにラベル外部に漏れ出すことが判明した。
2 シュリンクラベル
3 突起
4 凹部
5 連通孔
6 梨地状の凹凸
7 槌目模様状の凹部
8 星形の凹部
9 突部
10 凹部
11 溝
12 デザイン印刷層
13 地色印刷層
Claims (16)
- ガラスびんの胴部に凹凸を多数形成することで縦方向及び横方向に連通する凹部を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- ガラスびんの胴部に、少なくとも上下方向に連通する溝を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、ガラスびん胴部に突起を多数設けることにより形成されているシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、不定形な微細な凹凸を組み合わせた梨地状のものであるシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜4のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに任意の色の地色印刷を施したことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜5のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの上端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の上端よりも下方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜6のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの下端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の下端よりも上方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜7のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに、その周方向に沿って複数の孔を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜8のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部の深さが4μm以上であり、該凹部の合計面積が前記突部を形成した領域の面積の5〜90%であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜9のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が上下方向の縞状であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜10のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が不定形の突部を多数設けることにより形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜11のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部は、該ラベルの上下方向の全長に亘って連通することを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜12のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの突部は、隆起インキ、発泡インキ、または樹脂ビーズを含有するスウェード調インキを、基材フィルムの内側にパターン状に印刷して形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項13のガラスびんにおいて、前記基材フィルムは、延伸ポリエステル系フィルム、延伸ポリスチレン系フィルム、延伸ポリオレフィン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルム、不織布と収縮フィルムとのラミネートフィルムおよび延伸ポリエステル−ポリスチレン共押出しフィルムからなる群から選択される1種以上のフィルムであることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜14のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルにデザイン印刷層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
- 請求項1〜15のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの表面側に外層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
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