JP2008207858A - シュリンクラベル付きガラスびん - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラスびんが割れたことを容易に発見でき、シュリンクラベルの位置合わせが不要で、びんの軽量化が可能なシュリンクラベル付きガラスびんとする。
【解決手段】ガラスびんの胴部に少なくとも縦方向に連通する凹部を形成し、該胴部を、内面に多数の突部を形成することで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成したシュリンクラベルで被覆する。びんの凹部とラベルの凹部により、びんとラベルの間に流路が確保され、漏れ出た内溶液がラベル外部に流出する。ラベルにも凹部が設けられるので、ラベルの孔とびんの凹部の位置合わせが不要となり、びんの凹部の深さを浅くしてびんを軽量化できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガラスびんが割れたことを容易に発見できるシュリンクラベル付きガラスびんに関する。
胴部にシュリンクラベルを被覆したガラスびんは、胴部に割れが発生して内溶液が漏れ出した場合、漏れた液がシュリンクラベルの内側に留まり、発見しにくいという難点がある。びんの割れを容易に発見できるシュリンクラベル付きガラスびんは、例えば下記の特許文献1に開示されている。これは、びん胴部に多数の縦溝を形成しておき、胴部を覆ったシュリンクラベルの縦溝の位置の上下に、縦溝と外部を連通する連通孔を設けたものである。びん割れが発生してびん胴部外面に内溶液が漏れ出すと、その内溶液が上記連通孔からシュリンクラベルの外部に流れ出し、びん割れを発見しやすい構成となっている。
特開2005−239246
上記従来のシュリンクラベル付きガラスびんは、漏れ出した内溶液が、縦溝と外部を連通する連通孔から外部に出てくる構成であるため、シュリンクラベルに形成した連通孔が確実に全ての縦溝の位置に来るように位置合わせをしなければならず、シュリンクラベルを装着する工程が煩雑になる。連通孔の位置が合っていないものは不良品となり、シュリンクラベルを剥がして再び装着し直さなければならない。連通孔を非常に細かいピッチで設ければ位置合わせは不要となるが、シュリンクラベルの連通孔を設けた部分が脆弱になり、流通過程で切断されてしまうおそれがあり、見栄えがきわめて悪くなるという問題がある。
また、びんに形成する縦溝は、内溶液が流れ落ちるのに十分な深い溝としなければならず、溝形成による断面欠損を補うために、ガラスびん全体の肉厚を厚く形成しなければならず、ガラスびんの軽量化の要請に逆行し、ガラス資源の無駄使いとなるばかりでなく、コスト高となっていた。
本発明は上記の従来技術の問題点を解決し、シュリンクラベルの位置合わせが不要で、しかも、シュリンクラベルが流通段階で切断してしまうおそれがなく、びんを全体として肉薄に形成できるシュリンクラベル付きガラスびんを開発することを課題とする。
〔請求項1〕
本発明は、ガラスびんの胴部に凹凸を多数形成することで縦方向及び横方向に連通する凹部を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項2〕
また本発明は、ガラスびんの胴部に、少なくとも上下方向に連通する溝を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項3〕
また本発明は、前記請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、ガラスびん胴部に突起を多数設けることにより形成されているシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項4〕
また本発明は、前記請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、不定形な微細な凹凸を組み合わせた梨地状のものであるシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項5〕
また本発明は、前記請求項1〜4のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに任意の色の地色印刷を施したことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項6〕
また本発明は、前記請求項1〜5のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの上端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の上端よりも下方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項7〕
また本発明は、前記請求項1〜6のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの下端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の下端よりも上方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項8〕
また本発明は、前記請求項1〜7のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに、その周方向に沿って複数の孔を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項9〕
また本発明は、前記請求項1〜8のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部の深さが4μm以上であり、該凹部の合計面積が突部を形成した領域の面積の5〜90%(以下「凹部面積率」という)であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。なお、凹部面積率の算定にあたって、突部を形成した領域の面積は、ラベル面積から突部を形成しない領域(例えば、ラベル両端に接着剤層を設け、該接着剤層を設ける領域に突部を形成しない場合の該領域)の面積を除外した面積である。
〔請求項10〕
また本発明は、前記請求項1〜9のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が上下方向の縞状であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項11〕
また本発明は、前記請求項1〜10のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が不定形の突部を多数設けることにより形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項12〕
また本発明は、前記請求項1〜11のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部は、該ラベルの上下方向の全長に亘って連通することを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項13〕
また本発明は、前記請求項1〜12のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの突部は、隆起インキ、発泡インキ、または樹脂ビーズを含有するスウェード調インキを、基材フィルムの内側にパターン状に印刷して形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項14〕
また本発明は、前記請求項13のガラスびんにおいて、前記基材フィルムは、延伸ポリエステル系フィルム、延伸ポリスチレン系フィルム、延伸ポリオレフィン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルム、不織布と収縮フィルムとのラミネートフィルムおよび延伸ポリエステル−ポリスチレン共押出しフィルムからなる群から選択される1種以上のフィルムであることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項15〕
また本発明は、前記請求項1〜14のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルにデザイン印刷層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
〔請求項16〕
また本発明は、前記請求項1〜15のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの表面側に外層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびんである。
本発明は、シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成されているので、従来のびんのみに縦溝があるものに比べて、ガラスびん外面とシュリンクラベル内面の間に空気及び内容液が通過する凹部が確保され、内容液がスムースにシュリンクラベルの外部に流れ出る。したがって、従来よりもびん外面に設ける凹凸又は溝の深さを浅くし、間隔を大きくしても、同等又はそれ以上の効果を上げることができ、びん外面に溝を形成することによる断面欠損を少なくし、ガラスびんの肉厚を薄くして軽量化を実現できる。また、ラベル内面の突部が緩衝材として作用し、衝撃が加わった際ガラスびんが割れにくくなる。
ガラスびんの胴部に凹凸を多数形成することで縦方向及び横方向に連通する凹部を形成した場合、凹部が縦方向のみならず横方向にも連通しているので、びん割れが生じた場合、びん外面に漏れ出した内溶液が縦方向のみならず横方向にも拡がって胴部下端近傍から外部に流れ出すので、内溶液の漏れを更に発見しやすい。シュリンクラベルに孔を設ける場合でも、ラベルに凹部が設けられているので孔の位置合わせが不要となる。
シュリンクラベルに地色印刷を施すと、ガラスびんが割れて内溶液がびん外面とシュリンクラベルの間に染み出てきたとき、その部分の地色印刷の色合いが変化するので、内容液がシュリンクラベル外部に流れ出る前にびん割れを発見することができる。地色印刷の色は特に制限されないが、白色に近い明るい色とすることで、漏れ出た内溶液を容易に発見することができる。
本発明において、シュリンクラベルの上端は、必ずしも、ガラスびんの凹凸又は溝を形成した領域の上端よりも下方にする必要はない。シュリンクラベルの内側に形成した突部により、ガラスびん外面とシュリンクラベル内面の間に凹部が確保され、これによりびんとラベルの間に空気が進入できるからである。しかし、シュリンクラベルの上端をガラスびんの凹凸又は溝を形成した領域の上端よりも下方にすることで、びんとラベルの間により一層空気が進入しやすくなり、好適である。
本発明において、シュリンクラベルの下端は、必ずしも、ガラスびんの凹凸又は溝を形成した領域の下端よりも上方とする必要はない。シュリンクラベルの内側に形成した突部により、ガラスびん外面とシュリンクラベル内面の間に凹部が確保され、これによりびんとラベルの間から内容液が流れ出るからである。しかし、シュリンクラベルの下端をガラスびんの凹凸又は溝を形成した領域の下端よりも上方とすることで、内容液の流れ出しが、より一層確実なものとなり、好適である。
本発明において、シュリンクラベルには、必ずしも、孔を設ける必要はない。シュリンクラベルの内側に形成した突部により、ガラスびん外面とシュリンクラベル内面の間に凹部が確保されるからである。しかし、シュリンクラベルに、その周方向に沿って複数の孔を設けると、その孔からラベルとびん外面の間への空気の侵入が助長され、また、その孔から内容液が流れ出てびん割れを発見しやすくなる。孔を形成する高さに制限はない。孔をラベルの上端付近に形成すると、その孔は主にラベルとびん外面の間への空気の進入を助長する作用効果を有し、ラベル下端付近に形成すると、主にその孔から内容液が流れ出てびん割れを発見しやすくなる作用効果を有する。ラベルの中央付近に形成すると、ラベル上端付近に形成した場合と下端付近に形成した場合の中間的な作用効果を有することとなる。孔は複数段(例えばラベル上端付近と下端付近)に形成してもよい。なお、ガラスびん外面に縦溝を形成した場合において、縦溝と孔の位置合わせは特に必要ない。
シュリンクラベルの凹部の深さは4μm以上、好ましく6〜150μm、特に好ましくは6〜60μmである。深さが4μm未満であると、びんとシュリンクラベル間の間隔が不十分となる場合がある。また、前記凹部面積率は、5〜90%、特に好ましくは40〜70%である。5%を下回ると、びんが破損した場合の内容物の流路が十分に確保できない場合があり、90%を超えると、凹部がびん外面と接触して実質的に流路を形成することができない場合がある。
シュリンクラベルの突部及び凹部の形状は、凹部が少なくとも上下方向に連通するように形成されていることを条件に、特に限定されるものではない。例えば、凹部をシュリンクラベルの上下方向に縞状に構成したものや、不定形の突部を多数設けることにより凹部を形成したものとすることができる。また、シュリンクラベルの凹部は、必ずしも、該ラベルの上下方向の全長に亘って連通していることを要しないが、全長に亘って連通している方が、漏れ出た内容液が容易にラベル外に流出するので好ましい。
シュリンクラベルを構成する基材フィルムとしては、熱処理によって収縮できるものを広く使用することができ、更には、機械的、物理的、化学的強度、印刷適性を有するフィルムを使用することが好ましい。このようなフィルムは、シュリンクラベルの用途によって適宜選択することができる。例えば、ポリ乳酸系フィルム、ポリスチレン系フィルム、ポリエステル系フィルム、低密度ポリエチレンフィルム、中密度ポリエチレンフィルム、高密度ポリエチレンフィルム、低密度直鎖状ポリエチレンフィルム、環状ポリオレフィンフィルム、ポリプロピレンフィルム、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体等の樹脂から製膜された延伸ポリオレフィンフィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルム、不織布と収縮フィルムとのラミネートフィルム、ポリエステル−ポリスチレン共押出フィルム、6ナイロンフィルム、6,6ナイロンフィルム等のポリアミドフィルム、塩素化ポリエチレン,塩素化ポリプロピレンなどの樹脂から製膜された変性ポリオレフィンフィルム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体の樹脂から製膜されたフィルム、アクリル系樹脂フィルム等が使用できる。
上記フィルムは、それを構成する樹脂の1種または2種以上を使用し、押し出し法、キャスト成形法、Tダイ法、切削法、インフレーション法、その他等の製膜化法を用いて単層で製膜化したもの、または2種以上の樹脂を使用して共押し出しなどで多層製膜したもの、または2種以上の樹脂を混合使用して製膜し、テンター方式やチューブラー方式等で1軸ないし2軸方向に延伸してなる各種の樹脂フィルムを使用することができるが、シュリンクフィルムとして好適なものは、延伸フィルムであって流れ方向の一軸延伸フィルムである。また、これらフィルムは、発泡フィルムであってもよい。
本発明では、延伸ポリエステル系フィルム、延伸ポリスチレン系フィルム、延伸ポリオレフィン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、延伸ポリエステル−ポリスチレン共押出しフィルムまたは発泡ポリスチレン系フィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルムなどを好適に使用することができ、または不織布と前記フィルムとの積層フィルムであってもよい。これらの中でも、延伸ポリエステル系フィルム、延伸ポリスチレン系フィルム、延伸ポリオレフィン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルム、不織布と収縮フィルムとのラミネートフィルム、延伸ポリエステル−ポリスチレン共押出しフィルムからなる群から選択される1種以上のフィルムが好ましい。なお、延伸フィルムは、一軸延伸であっても二軸延伸であってもよく、一軸延伸フィルムの場合は縦一軸延伸であっても横一軸延伸であってもよい。ただし、予めシュリンクラベルを筒状にして容器に装着し、次いで熱収縮処理を行うシュリンクラベルでは、横一軸延伸フィルムが好適であるのに対し、本願発明のシュリンクラベルは、シュリンクラベルとして使用する場合であっても、横一軸延伸フィルムの限定されるものでなく、横一軸延伸、縦一軸延伸、二軸延伸フィルムのいずれをも好適に使用することができる。
一方、本発明のラベルが、シュリンクラベルとしての効果を奏するには、延伸方向に対する熱収縮率が5〜60%であることが好ましい。なお、本発明における熱収縮率とは、テンター方式で基材フィルムの流れに対して一軸延伸した場合、その直角方向(幅方向)の熱収縮率が、100℃の沸騰水による熱収縮率とし、その算出は次の式に従うものとする。
熱収縮率(%)=((加熱前の寸法−加熱後の寸法)/(加熱前の寸法))×100
なお、基材フィルムの厚みは、特に限定されないが、耐熱性、剛性、機械適性、外観等を損なわない範囲で適宜選択され、10〜250μm程度が好ましい。
更に、上記の基材フィルムには、必要に応じて、滑剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、着色剤等の各種添加剤を添加してもよい。また、基材フィルムの表面には、印刷性を向上させるため、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理などの慣用の表面処理を施してもよい。
基材フィルムに突部を形成する方法に特に制限はない。しかしながら、シュリンクラベルとしての特性を発揮するためには、突部が隆起インキ、発泡インキ、または樹脂ビーズを含有するスウェード調インキなどのコーティング材料によって形成されることが好ましい。このようなコーティング材料によって突部を形成する場合には、印刷技術によることができ、かつ既存の印刷装置を使用することができるからである。
突部のパターンとしては、例えば図3、4に例示した態様に限定されず、網状や格子状のパターンや、ランダムなドットのパターン等であってもよい。更に、突部又は凹部によってラベル全域に亘る文字や絵などの図柄を形成してもよい。この図柄は、例えばドットの集合によって形成したものであってもよい。このパターンを形成する線やドットのピッチ等は、適宜変更することができ、例えば、前記ドットの大きさは、等価円に換算して150〜250μmで絵柄を構成することができる。なお、凹部は深さ4μm以上であり、より好ましくは4〜150μm、特に好ましくは5〜60μmである。
本発明で好適に使用できる隆起インキとしては、ポリ塩化ビニルゾル、アミノアルキッド樹脂等よりなるインキ、ウレタンアクリレート等による紫外線、または、電子線硬化性のインキ、ポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂よりなり、必要に応じて硬化剤、重合促進剤等を添加したものを用いることができる。かかるコーティング方法は、また、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等のインキ転移量が多い印刷方式が好ましく、版深35〜80μm以上のグラビア版で印刷することが好ましい。
本発明で好適に使用できる発泡インキの材料としては、一般のグラビアインキ、シルクスクリーン用インキに用いられる、天然樹脂、合成樹脂類のいずれからも選択が可能であり、例えば、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ゴム、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ニトロセルロース等のバインダーを使用することができる。
バインダーを溶解する溶剤は、バインダーの種類と、印刷方法とによって選択されるが、例えば、グラビア印刷の場合は速乾性の溶剤を、シルクスクリーン印刷等の枚葉印刷の場合は、遅乾性の溶剤を主として配合される。
例えば、速乾性の溶剤としては、トルオール、メチルエチルケトン、酢酸エチル、エタノール、イソプロピルアルコール等があり、遅乾性の溶剤としては、キシロール、酢酸ブチル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル、メチルイソブチルケトン、ブチルアルコール等のなかから、バインダーの種類による溶解性や、印刷手段とにより適宜選択して使用することができる。
また、発泡インキのバインダーが、合成樹脂ディスパージョン、メチルセルロース、ヒドロキシセルロース、澱粉等の水溶性の場合は、溶媒を水を主体にすることができる。
上記の発泡インキに含有させる発泡剤は、低沸点炭化水素をインサイト重合法により、塩化ビニリデン、アクリロニトリルなどの共重合体の殻壁でマイクロカプセル化した熱膨張性微小球である。
そして、その膨張倍率は、20〜70倍のものである。これを含むインキは、発泡剤の膨張倍率が20〜70倍(厚さに換算すれば、2.7〜4.1倍)の高倍率である。なお、発泡インキのバインダー溶液に、例えば、熱分解型発泡剤を分散させて作製することができる。
なお、本発明では基材フィルムは液体用容器に装着した後に熱収縮工程を経るものである。このため、前記発泡インキは、シュリンクラベルを熱収縮させる際の加熱条件で発泡できることが好ましく、シュリンクラベルに使用する基材フィルムの材質により、その熱収縮温度が異なるため一律ではないが、発泡温度、50〜120℃の範囲が好ましく、70〜100℃の範囲がより好ましい。
シュリンクラベルを熱収縮させる場合、熱収縮の加熱条件での発泡性を実現するため、発泡剤には低沸点炭化水素を芯物質とし、ポリ塩化ビニリデン系共重合体、または、ポリアクリロニトリル系共重合体を壁物質としてマイクロカプセル化した球状粒子を用いることが好ましく、その粒径、5〜40μmが好ましく、10〜30μmがより好ましい。
前記芯物質の低沸点炭化水素としては、例えば、n−ブタン、イソブタン、シクロペンタン、n−ペンタン、プロパンなどを使用することができる。このようなマイクロカプセルによる発泡剤は、例えば、粒径10〜30μmのもので最高膨張倍率を20〜70倍とすることができる。
このようなマイクロカプセルによる発泡剤を用いて、例えば、グラビア印刷用の低温加熱で発泡するインキを作製する場合、溶剤に酢酸エチルやメチルエチルケトンなどを大量に使用すると、マイクロカプセルが壊れる恐れがあるため、このようなエステル系およびケトン系溶剤は、できるだけ、使用しないことが好ましい。そのためには、発泡性インキのバインダーに関しても、例えば、トルエンとイソプロピルアルコール(以下、「IPA」という。)の混合系などの溶剤で溶液化でき、且つ、比較的広範囲の樹脂フィルムに接着性のよいアクリル樹脂などを用いて、その溶液に前記のマイクロカプセルを分散させて、グラビア印刷用の低温加熱発泡性インキを作製することができる。なお、発泡性インキの厚みは、4〜40μm程度が好ましい。
本発明で使用できるスウェード調インキとしては、バインダーに樹脂ビーズを練り込み、基材フィルム層のラベル内側に凹凸形状を形成するものである。
バインダーとしては、一般的に包装材料において使用されている樹脂を使用でき、例えば、ニトロセルロース樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ケトン樹脂等を使用することができる。
スウェード調インキに含有させる樹脂ビーズ(マット剤)としては、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等の微粒子や、バインダーの溶剤に溶解しない樹脂の微粒子等を使用することができる。
かかる樹脂ビーズの平均粒子径としては、5〜50μmのものを使用することが好ましく、30μm程度がより好ましい。樹脂ビーズの平均粒子径が、上記の範囲内にあると、容易に上記深さの凹部を形成することができる。なお、樹脂ビーズの平均粒子径が、5μm未満の場合には、凹部の深さが5μmとなる場合があり、凹部の形成が困難となる場合がある。
また、前記の樹脂ビーズをバインダー中に分散させたマット剤の添加量としては、10〜20質量%程度が好ましく、17質量%程度がより好ましい。マット剤の添加量が、上記の範囲内にあると、コーティングを容易に行うことができる。
また、かかるスウェード調インキのコーティング方法としては、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等のインキ転移量が多い印刷方式が好ましい。グラビア版の版深、5〜60μm程度のものを使用して印刷することにより、インキ膜厚10〜30μm程度にコーティングして突起を形成することができる。
なお、上記突起は、前記インキを用いて通常の印刷法でできるが、多色(9〜11色)のグラビア印刷機等を使用することにより、色彩による絵柄を形成することもできる。
シュリンクラベルにはデザイン印刷層を設けることができる。デザイン印刷層は商品名などの情報や装飾を印刷した層である。デザイン印刷層は基材フィルムの内側面又は外側面に設けることができる。
印刷方法に限定はなく、例えばグラビア印刷で印刷層を形成することができる。印刷層としては、樹脂と溶媒から通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を調製し、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の助剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整して得たインキ組成物を使用することができる。
このようなインキビヒクルとしては、公知のもの、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム、その他などの1種または2種以上を併用することができる。インクビヒクルは、版から被印刷物に着色剤を運び、被膜として固着させる働きをする。
また、溶剤によってインキの乾燥性が異なる。印刷インキに使用される主な溶剤は、トルエン、MEK、酢酸エチル、IPAであり、速く乾燥させるために沸点の低い溶剤を用いるが、乾燥が速すぎると印刷物がかすれたり、うまく印刷できない場合があり、沸点の高い溶剤を適宜混合することができる。これによって、細かい文字もきれいに印刷できるようになる。着色剤には、溶剤に溶ける染料と、溶剤には溶けない顔料とがあり、グラビアインキでは顔料を使用する。顔料は無機顔料と有機顔料に分けられ、無機顔料としては酸化チタン(白色)、カーボンブラック(黒色)、アルミ粉末(金銀色)などがあり、有機顔料としてはアゾ系のものを好適に使用することができる。
上記は、グラビア印刷で説明したが、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式であってもよい。また、印刷は、裏印刷でも、表印刷でもよい。
本発明のシュリンクラベルでは、前記基材フィルムの表面側に更に外層を設けてもよい。このような外層としては、シュリンクラベルの用途や意匠性などによって適宜選択することができ、ラベル表面の滑り性を付与する場合にはOPニスを、ラベルを触ったときの触感を付与する場合にはスエードインキによる印刷層を、マット感を付与する場合にはマットOPなどを使用することが好ましい。
本発明では、上記シュリンクラベルのいずれかの層の形成に先立ち、予め表面処理を行った後に他の層を形成し、または積層してもよい。このような表面処理としては、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガス若しくは窒素ガス等を用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理、化学薬品等を用いて処理する酸化処理、その他等の前処理などがある。また、このような表面処理として、プライマーコート剤、アンダーコート剤、アンカーコート剤、接着剤、あるいは、蒸着アンカーコート剤等を任意に塗布し、表面処理としてもよい。
本発明におけるシュリンクラベルが、基材フィルムの内側面にデザイン印刷層などの印刷層を有する場合には、印刷層と共に、前記突部をインラインで印刷してもよい。これにより生産効率よく生産できる。なお、基材フィルム層のラベル外側に外層を有する場合には、予め基材フィルムにデザイン印刷層、突部を形成した後に反転させて、例えば硝化綿、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、これらの2種類以上を混合した樹脂などの透明ニスなどによる印刷を行うことで形成することができる。このような外層の厚さは、0.5〜5μmで十分である。
シュリンクラベルに貫通孔を設け、またはラベルの開封用にミシン目を刻設する場合には、例えば、レーザー光を用いてシュリンクラベルの厚さ方向に所定深さまで切り込みをいれて形成させる方法、周囲に切断部と非切断部とが繰り返し形成された円板状の刃物を押し当てて形成させる方法等により行うことができる。該貫通孔やミシン目の形成は、ラベルを製造する工程で、適宜の段階で施すことができる。なお、ラベル開封用に刻設する場合には、切離開始部を起点として、2条の縦ミシン目を設けてもよく、該ミシン目によりラベルを容易に破断することが可能である。なお、該ミシン目は、2条に限らず、1条、あるいは、3条以上の複数条を設けることも可能である。
本発明では、例えば、前記シュリンクラベルの両端に設けた接着剤層を介して筒状に張り合わせ、これをガラスびんに装着し、その後、ラベルを熱収縮させることでシュリンクラベル付きガラスびんを製造することができる。シュリンクラベルは、突部を有する点に特徴があり、他は従来のシュリンクラベルと共通するため、従来のラベル貼着装置を使用して、シュリンクラベル付きガラスびんを製造することができる。
ラベル両端に接着剤層を形成するには、ダイレクトロールやグラビアロールなどを用いたロールコーター方式やエクストルージョンコーター方式やスリットオリフィスコーター方式などがあり、本発明ではどのような塗工方法でも差し支えなく、溶剤に溶解し塗工した後溶剤を取り除いても構わない。例えば、シュリンクラベルのラベル両端に接着剤層を形成するには、予め基材フィルム層にデザイン印刷層、流路形成層や外層を形成した積層フィルムに接着剤コーターや接着剤アプリケーターを用いて接着剤を塗工する方法を採用することができる。
なお、本発明において接着剤層の形成は、シュリンクラベル原反ロールを所定サイズに切断した後に接着剤層を形成してもよく、接着剤層を形成した後に所定サイズに切断してもよい。
図1は、実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの略側面図で、ガラスびん1の胴部には、多数の突起3を設けることで凹凸が形成され、その凹部4は縦方向及び横方向に連続している。凹凸が形成されている領域Aは、ガラスびんの全周であるが、図1では省略して表している。ガラスびん1の胴部はシュリンクラベル2で被覆し、シュリンクラベル2の上端2aは凹凸を形成した領域Aの上端よりも上方、シュリンクラベル2の下端2bは凹凸を形成した領域Aの下端よりも下方となっている。
図2は、図1のシュリンクラベル付きガラスびんの胴部の略横断面図である。ガラスびん1の胴部表面に突起3が形成されることにより、縦横に連続する凹部4が形成されている。また、シュリンクラベル2の内側面には多数の突部9が設けられ、これにより少なくとも上下方向に連通する凹部10が形成されている。ガラスびん1の胴部をシュリンクラベル2で被覆すると、凹部4が、縦横に連通する、空気及び漏れた内溶液の通路となる。さらに、凹部10が少なくとも上下方向に連通する、空気及び漏れた内溶液の通路となる。びん割れが生じて内溶液が漏れ出した場合、漏れた内溶液が凹部4、10を通り、シュリンクラベル下端から外部に流れ出すので、びん割れを容易に発見することができる。
本発明において、ガラスびん胴部に形成する凹凸は、平坦なガラス表面に凸部を設けて形成しても、凹部を設けて形成しても、凹部と凸部の双方を設けて形成してもよい。平坦なガラス表面に凸部を設ける例としては、突起を所定間隔で、又はランダムに多数設ける方法がある。突起の大きさは平均直径が1〜5mm程度、突起の高さは0.1〜3mm程度、突起の間隔は中心と中心が2〜10mm程度が適当である。平坦なガラス表面に凹部を設ける例としては、ガラス表面を槌目模様状にする方法がある。槌目模様とは、表面に槌で叩いたような凹部が多数形成された模様である。槌目の大きさは平均直径で3〜10mm程度が適当である。また、網目状に交差する溝を設ける方法もある。凹部と凸部の双方を設ける例としては、ガラス表面を梨地状にする方法などがある。梨地とは、不定形な微細な凹凸を無秩序に組み合わせた模様で、平坦なガラス表面に放電処理やエッチング処理などを施すことで得ることができる。
図3は、シュリンクラベル2の内側面に円形の突部9を所定間隔で設けたパターンの説明図である。突部9以外の部分が凹部10となっており、凹部10は上下方向及び左右方向に連通している。突部の直径は例えば1〜5mm、間隔は中心で3〜20mm程度とすることができる。なお、凹部10は少なくとも上下方向に連通していればよいが、その意味は、漏れ出した内容液が凹部10を伝って下方向に流れればよいということである。
図4は、シュリンクラベル2の内側面に、突部9を縦方向の突条を所定間隔で設けることにより形成したパターンの説明図である。突部9以外の部分が凹部10となっており、凹部10は上下方向の縦縞状となっている。突部9の幅は例えば1〜5mm、凹部10の幅は例えば2〜10mmとすることができる。突部9のパターンは図3、4に限るものではなく、要するに、凹部が少なくとも上下方向に連通するように形成されていればよい。
図5は、図1のシュリンクラベル付きガラスびんのシュリンクラベル2上端を凹凸を形成した領域Aの上端よりも下方、シュリンクラベル2の下端2bを凹凸を形成した領域Aの下端よりも上方としたものである。これにより、図1のものに比べて、シュリンクラベル2の上端からラベルとびん外面との間に空気が入りやすく、シュリンクラベル2の下端からは漏れ出した内容液が流出しやすくなっている。
図6は、図5のシュリンクラベル付きガラスびんのシュリンクラベル2の中間部(中央部)に、その周方向に沿って複数の孔を設けたものである。孔の直径は例えば1〜3mm、孔の間隔は例えば中心で3〜10mmとすることができる。これにより、例えばびんが孔5よりも上で割れた場合、内容液が孔5から流れ出し、びん割れを早く発見できる。びんが孔5よりも下で割れた場合、孔5から空気がラベルとびんの間に進入して内溶液の流れをスムースにし、内溶液が早くラベル下端2bから流れ出て、やはり、びん割れを早く発見できる。このような作用効果を得るために孔をシュリンクラベルの中間部に設ける場合は、孔を、シュリンクラベルの高さ方向の中央から上下方向にそれぞれH/8(Hはシュリンクラベルの高さ)の範囲内に設けるのがよい。
図7〜9は、実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの略側面図で、ガラスびん胴部に形成する凹凸の他例を説明するためのものである。図7はガラスびん1の胴部に梨地状の凹凸6が形成されている例である。図8はガラスびん1の胴部に槌目模様状の凹部7が形成されている例である。図8はガラスびん1の胴部に星形の凹部8を形成することで凹凸を形成した例である。このように、凹凸の形状で意匠的効果をあげることもできる。
図10は実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの略側面図で、ガラスびん胴部に上下方向の溝11(縦溝)を形成した例を示している。ガラスびんに形成する溝は縦溝に限らず、斜め方向、斜め方向が交叉したもの、縦方向・横方向が交叉したものなど、少なくとも上下方向に連通する(漏れ出た内溶液が下方に流れる)溝となっていればよい。
図11はシュリンクラベル2の断面の一例を示すものである。この例においては、基材フィルム2’の内面にデザイン印刷層12、その上に地色印刷層13、その上に突部9を設けている。デザイン印刷層12は商品名や装飾を印刷した層である。地色印刷層13はデザイン印刷層12のない部分、すなわち本来透明となる部分に地色を入れ、透明部分を無くすものである。地色印刷層はラベルの全面に設けてもよいし、デザイン印刷層がない部分のみに設けてもよい。また、デザイン印刷層は基材フィルム2’の外面に設けてもよい。また、デザイン印刷層及び地色印刷層を突部9の上側(内面側)に設けることもできる。
基材フィルムとして、厚さ45μmの1軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(東洋紡株式会社製、製品名「S7542」)を準備した。前記の1軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムの裏面に、両端の接着剤層以外の箇所にグラビア印刷インキを使用し、グラビア印刷方式にて、文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の印刷を裏刷り印刷してデザイン印刷層を形成した。
次に、平均粒径約20μmのアクリル樹脂ビーズをアクリル樹脂からなるバインダーに分散させたスウェード調インキ(大日精化株式会社製、製品名「OS−MスエードOPニス」、添加剤:VYS、スウェードDP添加剤)を、前記デザイン印刷層の上に、版深60μmのグラビアコーティングにて凹部の深さ12μm、凹部面積率が30%となるように塗工して突部を形成した。
次いで、フィルムを反転し、前記基材フィルム層のラベル外側に、厚さ3μmのOPニス層を形成した。
得られた広巾印刷フィルムを4列にスリットし、同時にミシン刃を使用して貼り合わせ部を挟んで12mm間隔で2本、1mmの孔と1mmのつなぎのピッチでミシン目を入れた。その後、シロキサンを塗布してラベル両端を筒状に貼り合わせており径114mmのラベルを作成した。
得られたロール状ラベルをラベル貼着機に装着し、ロータリー式カッターで160mmピッチでカットし、同時に上から20mm、下から20mmの位置に1mm孔と1mmつなぎのピッチで貫通孔を入れた。次いで、このラベルを、直径60mmの円形ガラスびん(図10の縦溝付きガラスびん:溝幅2mm、溝深さ0.5mm、溝中心ピッチ10mm)に外嵌し、熱収縮処理を行ってシュリンクラベル付ガラスびんを調製した。
このガラスびんに装着されたラベルには、深さ12μm、凹部面積率30%の凹部が形成されていた。
このシュリンクラベル付きガラスびんに水を封入した後、衝撃を与えて破損させて観察した結果、内溶液が速やかにラベル外部に漏れ出すことが判明した。
基材フィルムとして、厚さ40μmのフィルム(三菱樹脂株式会社製、製品名「DL301s」、ポリエチレンテレフタレート樹脂・ポリスチレン樹脂共押出し多層フィルム)の熱収縮フィルムを準備した。
前記の積層フィルムの裏面に、両端の接着剤層以外の箇所にグラビア印刷インキを使用し、グラビア印刷方式にて、文字、記号、図形、絵柄等からなる所定の印刷を裏刷り印刷してデザイン印刷層を形成した。
次に、ウレタン樹脂系の盛り上げインキ(製品名「KKBキュアUマットメジウム」、大日精化株式会社製)を、前記デザイン印刷層の上に、グラビアコーティングにて凹部の深さ12μm、凹部面積率が30%となるように塗工して突部を形成した。
得られた広巾印刷フィルムを4列にスリットし、同時にミシン刃を使用して貼り合わせ部を挟んで12mm間隔で2本、1mmの孔と1mmのつなぎのピッチでミシン目を入れた。その後、シロキサンを塗布してラベル両端を筒状に貼り合わせており径114mmのラベルを作成した。
得られたロール状ラベルをラベル貼着機に装着し、ロータリー式カッターで160mmピッチでカットし、同時に上から20mm、下から20mmの位置に1mm孔と1mmつなぎのピッチで孔を入れた。次いで、このラベルを、直径60mmの円形ガラスびん(図10の縦溝付きガラスびん:溝幅2mm、溝深さ1mm、溝中心ピッチ10mm)に外嵌し、熱収縮処理を行ってシュリンクラベル付ガラスびんを調製した。
このガラスびんに装着されたラベルには、深さ12μm、凹部面積率30%の凹部が形成されていた。
このシュリンクラベル付きガラスびんに水を封入した後、衝撃を与えて破損させて観察した結果、内溶液が速やかにラベル外部に漏れ出すことが判明した。
実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの側面図である。 図1の略横断面図である。 シュリンクラベルの突部9のパターンの例の説明図である。 シュリンクラベルの突部9のパターンの例の説明図である。 実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの側面図である。 実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの側面図である。 実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの側面図である。 実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの側面図である。 実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの側面図である。 実施例のシュリンクラベル付きガラスびんの側面図である。 シュリンクラベルの断面図である。
符号の説明
1 ガラスびん
2 シュリンクラベル
3 突起
4 凹部
5 連通孔
6 梨地状の凹凸
7 槌目模様状の凹部
8 星形の凹部
9 突部
10 凹部
11 溝
12 デザイン印刷層
13 地色印刷層

Claims (16)

  1. ガラスびんの胴部に凹凸を多数形成することで縦方向及び横方向に連通する凹部を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  2. ガラスびんの胴部に、少なくとも上下方向に連通する溝を形成し、該胴部をシュリンクラベルで被覆したシュリンクラベル付きガラスびんであって、前記シュリンクラベルの内側に多数の突部を設けることで少なくとも上下方向に連通する凹部が形成され、ガラスびんの胴部に割れが生じた場合、胴部外表面に漏れ出した内溶液がシュリンクラベル下端から外部に流れ出るようにしたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  3. 請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、ガラスびん胴部に突起を多数設けることにより形成されているシュリンクラベル付きガラスびん。
  4. 請求項1のガラスびんにおいて、前記ガラスびんの凹凸が、不定形な微細な凹凸を組み合わせた梨地状のものであるシュリンクラベル付きガラスびん。
  5. 請求項1〜4のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに任意の色の地色印刷を施したことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  6. 請求項1〜5のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの上端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の上端よりも下方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  7. 請求項1〜6のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの下端をガラスびんの前記凹凸又は溝を形成した領域の下端よりも上方としたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  8. 請求項1〜7のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルに、その周方向に沿って複数の孔を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  9. 請求項1〜8のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部の深さが4μm以上であり、該凹部の合計面積が前記突部を形成した領域の面積の5〜90%であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  10. 請求項1〜9のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が上下方向の縞状であることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  11. 請求項1〜10のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部が不定形の突部を多数設けることにより形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  12. 請求項1〜11のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの凹部は、該ラベルの上下方向の全長に亘って連通することを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  13. 請求項1〜12のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの突部は、隆起インキ、発泡インキ、または樹脂ビーズを含有するスウェード調インキを、基材フィルムの内側にパターン状に印刷して形成されていることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  14. 請求項13のガラスびんにおいて、前記基材フィルムは、延伸ポリエステル系フィルム、延伸ポリスチレン系フィルム、延伸ポリオレフィン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルム、不織布と収縮フィルムとのラミネートフィルムおよび延伸ポリエステル−ポリスチレン共押出しフィルムからなる群から選択される1種以上のフィルムであることを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  15. 請求項1〜14のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルにデザイン印刷層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
  16. 請求項1〜15のいずれかのガラスびんにおいて、前記シュリンクラベルの表面側に外層を設けたことを特徴とするシュリンクラベル付きガラスびん。
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