JP2008207675A - トラックの荷台構造 - Google Patents

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Ritsu Uehara
律 上原
Hiroshi Akama
洋 赤間
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Abstract

【課題】トラックの荷積みスペースを犠牲にすることなく荷台床部の剛性を高めて防振性の向上を図る。
【解決手段】キャブ後方に荷台空間を有し、該荷台空間側の車台ベース部(シャーシフレーム2)上に荷台床部(フロアパン5)が設置されるトラックの荷台構造であって、前記荷台床部は、前記車体ベース部へ向かう側壁部10aを備えた立体構造を有するので、側壁部10aによって積荷スペースを犠牲にすることなく荷台床部の剛性を高め、防振性能などを向上させる。上記立体構造は、エアタンク10の構成などに利用することができ、スペース効率を向上させる。新たにエアタンクを設置しなければならない小型トラックに対し、現状のフレーム内構造を変更することなくエアタンクを配置できるだけでなく、荷台の振動低減において重要な荷台床部の剛性を同時に向上できる。
【選択図】図4

Description

この発明は、キャブ後方に荷台空間を有するトラックの荷台構造に関するものであり、特に小型のトラックに好適なものである。
荷台に発生する振動を低減することで積荷の傷みを防止するためには、防振構造が必要とされる。このような防振構造でトラックで発生する荷台の振動を効率的に防振しようとした場合、防振構造の共振周波数を低く設定する必要があり、一般的には空気バネを用いた防振方法が採用されている(例えば特許文献1参照)。空気バネの機能を活かすためには高圧空気の供給システムが必要であり、空気バネ用の高圧空気の供給システムにおいては、コンプレッサから供給される高圧空気を貯蔵しておくエアタンクが必要となる。
大型トラックでエアブレーキを使用するタイプでは、エアブレーキ用エアタンクの高圧空気を上記空気バネに利用することが可能であるが、一般的に小型トラックはエアブレーキ等を使用しないため、車両にエアタンクは無く、新たにエアタンクを設置する必要がある。さまざまな架装への対応が必要となる小型トラックでは、エアタンクの配置については、フレームとフロアパンの間のデッドスペースに扁平なエアタンクを設置する方法が考えられる。
特開平2−262438号公報
一方、荷台の防振を考える上でフロアパンの荷台床部の剛性を高くする必要がある。しかし、防振構造のための空気バネやショックアブソーバといった部品があるため一般的な荷台よりフロアパンが高い位置にあり、剛性向上のための板厚増加は荷室スペースを狭くしてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、荷台床部の剛性を効果的に高めるとともに、剛性向上のための構造を防振用のエアタンクなどの構成に利用可能なトラックの荷台構造を提供することを目的とする。
すなわち、本発明のトラックの荷台構造のうち、請求項1記載の発明は、キャブ後方に荷台空間を有し、該荷台空間側の車台ベース部上に荷台床部が設置されるトラックの荷台構造であって、前記荷台床部は、前記車体ベース部へ向かう側壁部を備えた立体構造を有することを特徴とする。
請求項2記載のトラックの荷台構造の発明は、請求項1記載の発明において、前記荷台床部の前部側が前記車台ベース部にピッチング方向のみに回動可能に取り付けられる一方、前記荷台床部の後部側が前記車台ベース部に弾性的に取り付けられていることを特徴とする。
請求項3記載のトラックの荷台構造の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記立体構造によりエアタンクが構成されていることを特徴とする。
すなわち、本発明によれば、荷台床部の剛性が車体ベースへ向かう側壁部によって高められ、防振性能などにおいて優れた効果を発揮する。これにより板厚を増大させることなく剛性を向上できるので、荷台の積荷スペースを犠牲にすることがない。
また、防振性において、特に荷台床部の前部側が車台ベース部にピッチング方向のみに回動可能に取り付けられ、前記荷台床部の後部側が前記車台ベース部に弾性的に取り付けられているものは、荷台床部の剛性向上と相俟って優れた性能を示す。
すなわち、上記発明では、荷台前側を回転方向には動きやすいヒンジとすることにより、荷台の動きをピッチング方向に許容する構造とした上で、荷台後側に防振構造を備えることでピッチング共振周波数を主な入力周波数(問題となる後輪のバネ下共振周波数は10〜15Hz程度)よりも小さくすることで、入力された振動を剛性の高い荷台に伝達しにくくする構造となる。
また、車台ベースと荷台床部との弾性的な取付は、気体バネや気体バネとショックアブソーバの並列配置によって行うことができる。
さらに上記気体バネを介在させる場合、該気体バネに用いる高圧空気のエアタンクを荷台床部に設けた側壁部で構成することにより、デッドスペースなどを効率よく利用することができ、スペース効率が向上する。
なお、本発明の荷台床部としては、荷台の底部側であったり、荷台に設置したフロアパンなどを対象にすることができ、車台ベース部としては、これら荷台床部が設置されるシャーシフレームや荷台底部が対象となる。
また本発明は、前記したように輸送用トラックに適用を限定するものであるが、キャブオーバ型やセミキャブオーバ型などのトラックに好適に適用される。
以上説明したように、本発明のトラックの荷台構造によれば、キャブ後方に荷台空間を有し、該荷台空間側の車台ベース部上に荷台床部が設置されるトラックの荷台構造であって、前記荷台床部は、前記車体ベース部へ向かう側壁部を備えた立体構造を有するので、該側壁部によって積荷スペースを犠牲にすることなく荷台床部の剛性を高め、防振性能などを向上させる効果がある。また、上記立体構造は、エアタンクの構成などに利用することができ、スペース効率を向上させる。
すなわち、本発明は、新たにエアタンクを設置しなければならない小型トラックに対し、現状のフレーム内構造を変更することなくエアタンクの配置ができるだけでなく、荷台の振動低減において重要なフロアパンなどの荷台床部の剛性を同時に向上させることができる効果がある。
以下に、本発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
トラック1は、キャブ3と荷台4とを有しており、荷台4の下方部には、荷台床部に相当する中空構造のフロアパン5が設けられている。これらキャブ3、荷台4およびフロアパン5は、車両ベース部に相当するシャーシフレーム2上に前後方向に並べて設置されている。
また、フロアパン5の下面側には、フロアパン5からシャーシフレーム2に向かい、平面方向において2重線で井桁状となるように配置された側壁10aによってエアタンク10の外周壁が構成されている。エアタンク10は、フロアパン5の上板および下板で閉鎖された空間を有しており、高圧空気の貯蔵、供給が可能になっている。
すなわち、上記側壁10aによって厚みのあるフロアパン5内部に扁平で上記形状のエアタンク10を配置することができる。これにより、エアタンク10の側壁部分がフロアパン5内部の梁の役割を果たし、フロアパン5自体の剛性を高くすることができる。
前記フロアパン5の前方側は、前記シャーシフレーム2にヒンジ6を介してピッチング方向に回転可能に取り付けられており、該回転方向以外の方向への移動は規制されている。なお、本発明としては荷台床部の回転取り付けがヒンジに限定されるものではなく、機械的な連結によって回転方向にのみ回転可能となっているものであってもよく、また、回転機能を有しないものであってもよい。
また、フロアパン5の後方側端部は、気体バネに相当する空気バネ7を介してシャーシフレーム2に取り付けられており、空気バネ7の下方側はシャーシフレーム2に固定されている。荷台後側の左右に各1個の2個セットで使用される空気バネ7、7は、フロアパン5に許容される質量を考慮したうえで、その共振周波数がフロアパン5の防振効果を得られる充分に低い周波数となるように選定されている。ただし、本発明としては空気バネの個数が限定されるものではない。
さらにフロアパン5とシャーシフレーム2との間には、図1、2に示すようにフロアパン5の後方側端部において、前記空気バネ7、7と並列にエア式のショックアブソーバ8、8が介設されており、その下端側はシャーシフレーム2に固定されている。
なお、上記空気バネ7、ショックアブソーバ8の構成は本発明としては特に限定されるものではなく、上下方向にストローク可能な状態で取付けられているものであればよい。
上記空気バネ7およびショックアブソーバ8には、それぞれ空気圧供給配管(図示しない)が接続されており、該空気圧供給配管は前記したエアタンク10に接続されている。この結果、該エアタンク10から空気圧供給配管を通して前記空気バネ7およびショックアブソーバ8に高圧空気を供給することができる。
前記フロアパン5は、エアタンク10の配置に伴って板厚を厚くするだけでは、さらに、空気バネ7、ショックアブソーバ8の配置により荷台の床が高くなってしまい、荷室スペースの狭小化を招いてしまう。このため、上記空気バネ7やショックアブソーバ8などの受け位置をエアタンク10がない位置でフロアパン5に凹部を設けて空気バネ受け7a、ショックアブソーバ受け8aとすることにより、フロアパン5の床を高くすることなく、防振構造を収めることが可能になる。またヒンジ部も同様に、エアタンク10のない位置でフロアパン5に凹部6aを作り、ヒンジの中心軸を設けるのが望ましい。
次に、上記トラックの荷台構造の作用について説明する。
空気バネ7にエアタンク10より空気圧供給配管より空気を導入することで、フロアパン5はリフトアップされるとともに、空気バネ7とショックアブソーバ8とによって支持されてシャーシフレーム2に対し所定の間隙を有し、上下にストロークが可能とされる。
上記の状態で、トラック1が走行すると、荷台空間側でピッチング現象が生じる。これにより、積荷を積載するフロアパン5の前側は、ヒンジ6によってシャーシフレーム2に対して車両ピッチング方向にのみ回転し、荷台の後側は空気バネ7がストロークし、前記フロアパン5を上方向に持ち上げ、ショックアブソーバ8によって上下方向に振動に対する衝撃緩和と振動吸収がなされ、ピッチングに伴う振動が効果的に低減される。
しかも、上記のように、フロアパン5の前方側は、ヒンジ6によってピッチング方向の回転以外では機械的に拘束され、かつフロアパン5の剛性は、前記エアタンク10の外周壁を構成する側壁10aによって高められており、フロアパン5の姿勢を安定して保持することができる。
すなわち、本発明では、荷台床部の姿勢の安定支持と振動の低減という通常は相反する作用を同時に得ることができる。
なお、上記実施形態では、側壁を井桁状に配することでエアタンクの側壁を兼用するようにした。本発明は、荷傷み防止構造を施す上で、特に問題となる周波数は比較的低い周波数帯域であるため、局所的な振動に対する剛性アップを目指すのではなく、荷台床部全体の曲げ共振といったグローバルな振動モードに対応できればよい。局所的な振動モード対策への作り込みを必要としないため、エアタンクの形状や配置の自由度は比較的高いものになる。
すなわち、本発明としては平面方向において側壁をどの位置に配置するか限定されるものではなく、荷台床部の剛性を効果的に向上させるものが望ましい。図5は、側壁の配置方法を変更したフロアパン50を示すものであり、側壁11aを縦横に複数列で配置して内部をセル構造としたものであり、縦横の最も外側に位置する側壁11aによってエアタンク11の外側壁が構成されている。なお、エアタンク11内部に位置する側壁11aには、各側壁11aで囲まれた空間(セル)を互いに連通させる連通穴11bを設けてエアタンク11の容積を確保している。この形態の側壁では、荷台床部の剛性をより効果的に向上させることができるとともに、エアタンクの容積も十分に確保することができる。なお、この荷台構造の作用は、前記で説明した形態と同様であるのでその説明は省略する。
さらに、図6の例は、フロアパン51の内部にX字のエアタンク12を設けたものである。形状が単純で、エアタンクの側壁となる部分の枚数は少ないが、斜め方向に側壁12aを設けることで縦横両方向の曲げに対して剛性が増すことが期待できる。側壁は、必要以上の作り込みは重量増加やコスト増加などの悪影響を及ぼすため、車両の大きさや空気バネに必要な圧縮空気の容量等必要に応じた設計が望ましい。この荷台構造の作用も、前記で説明した形態と同様であるのでその説明は省略する。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の説明の内容に限定をされるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲で適宜の変更が可能である。
本発明の一実施形態の荷台構造を有するトラックを示す側面概略図である。 同じく、シャーシフレームの平面図である。 同じく、フロアパンの斜視図である。 同じく、荷台構造を示す平面図である。 本発明の他の実施形態の荷台構造を示す斜視図である。 同じく、さらに他の実施形態の荷台構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 トラック
2 シャーシフレーム
3 キャビン
4 荷台
5 フロアパン
50 フロアパン
51 フロアパン
6 ヒンジ
7 空気バネ
8 ショックアブソーバ
10 エアタンク
10a 側壁
11 エアタンク
11a 側壁
12 エアタンク
12a 側壁

Claims (3)

  1. キャブ後方に荷台空間を有し、該荷台空間側の車台ベース部上に荷台床部が設置されるトラックの荷台構造であって、前記荷台床部は、前記車体ベース部へ向かう側壁部を備えた立体構造を有することを特徴とするトラックの荷台構造。
  2. 前記荷台床部の前部側が前記車台ベース部にピッチング方向のみに回動可能に取り付けられる一方、前記荷台床部の後部側が前記車台ベース部に弾性的に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のトラックの荷台構造。
  3. 前記立体構造によりエアタンクが構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のトラックの荷台構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5660219B2 (ja) * 2011-08-10 2015-01-28 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両用駆動装置

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