JP2008207105A - 溶剤の回収装置 - Google Patents

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Kenji Morikawa
健司 森川
Kiyoshi Morikawa
潔 森川
Noriyuki Oya
範行 大矢
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Abstract

【課題】溶剤を含有する溶剤含有ガスから溶剤を効率よく回収する。
【解決手段】溶剤含有ガスから溶剤を回収するための回収装置は、溶剤含有ガスを凝縮するための凝縮器4と、該凝縮器4に冷媒を供給するための冷媒供給手段6、7、8と、溶剤含有ガスを予冷却するための予冷脚手段3とを供えると共に、冷媒供給手段6、7、8は、凝縮器の温度が約0℃になるよう冷媒の供給をするものとし、予冷脚手段3は、凝縮器4で溶剤回収されたガスが冷媒として供給されるよう凝縮器4に接続されているものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄溶剤や反応溶剤等の溶剤(溶媒)、特に沸点が150〜250℃と高沸点のパラフィン系炭化水素や、数千ppm以上の高濃度の溶剤を含有する溶剤含有ガスからの溶剤の回収に好適な溶剤の回収装置の技術分野に属するものである。
ところでこのような有機溶剤は、化学工場、塗装工場、印刷工場、薬品工場、半導体製造工場、精密機械製造工場等の各種施設において、反応、抽出、コーティング、脱脂洗浄等の各種工程で広く溶剤として採用されている。そしてこのような溶剤の多くは、高沸点であるが故、液体としてそのまま回収されるが、一部が気化して空気と混じるものがあり、このようなものをそのまま大気に放出することは公害発生の要因となり、そこで何らかのかたちで回収することが必要になる。
そこでこのような大気に混じった溶剤を回収する手段として、ゼオライトや活性炭等の吸着剤を用い、これらに溶剤を吸脱着して回収するようにしたもの(例えば特許文献1、2)が知られているが、ゼオライト等の吸着剤は高価であるため、経済的な面での負担が大変であるという問題がある。またゼオライトや活性炭は、良い吸脱着媒体であると同時に優れた触媒機能を有しており、このため、溶剤を吸脱着するあいだに酸化する等して変質させてしまうという問題があり、特に沸点が200℃以上のような高沸点の溶剤の場合、脱着する際に高温雰囲気下での処理が必要になってより酸化が進行し、溶剤が早期に変質してしまうだけでなく、吸着剤の劣化も早く、溶剤および活性炭の繰り返しての使用回数が少なくなるという問題がある。
そこで、VOCガスがを、冷却器に冷媒が供給されていない側の第一凝縮器(熱交換器)に供給した後、冷却器に冷媒が供給されている側の第二凝縮器(熱交換器)に供給することを交互に繰返すようにし、第二凝縮器内では、ガス中に含まれる水分(水蒸気)が含有溶剤を取り込む状態で凍結して付着させる一方、第一凝縮器内では、前回凍結した水分を供給される溶剤含有ガスで昇温させて解凍し、溶剤含有液体として回収すると共に、該供給された溶剤含有ガスの前冷却をするようにしたものを提唱した(特許文献3参照)。
特開平5−15724号公報 特開平5−15725号公報 特開2006−167543号公報
前記提唱したものは、高い回収能力を発揮し、溶剤回収の手段として有効であったが、このものは二塔の凝縮器を必要とするため装置全体が大型化すると共に、設備費も高騰することになって中小企業や零細企業のように資金的にも厳しく、また広い設置スペースを確保できないようなところでは設置するのに難しいという問題があり、ここに本発明が解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、溶剤含有ガスから溶剤を回収するための回収装置であって、該回収装置は、溶剤含有ガスを凝縮するための凝縮器と、該凝縮器に冷媒を供給するための冷媒供給手段と、溶剤含有ガスを予冷却するための予冷脚手段とを供えると共に、冷媒供給手段は、凝縮器の温度が約0℃になるよう冷媒の供給をするものとし、予冷脚手段は、凝縮器で溶剤回収されたガスが冷媒として供給されるよう凝縮器に接続されていることを特徴とする溶剤の回収装置である。
本発明とすることにより、凝縮器が1塔でありながら、該凝縮器内が凍結閉鎖のない状態で長時間の運転ができると共に、凝縮器で溶剤回収されたガスが予冷却手段の冷媒として有効利用できることになって、溶剤回収装置の小型化、低価格化が達成できると同時にエネルギー効率の高いものにできることになる。
次ぎに、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図中、1は気化した溶剤が混入していて溶剤回収が必要な溶剤含有ガスの流路であって、該流路1は、冷媒を冷水とする水冷却器(水冷凝縮器)2、予冷却器(予冷凝縮器)3を経由してメインの凝縮器(熱交換器)4に至るようになっている。そして凝縮器4の出口側流路1aにはブロア5が設けられているが、該ブロア5の吸排気作動によって、溶剤含有ガスを凝縮器4に吸引し、そして後述するように凝縮器4で溶剤回収がなされた処理済みガスを前記予冷却器3の冷媒として供給した後、排気するようになっている。
6は冷媒タンクであって、該冷媒タンク6に貯留される冷媒は、冷凍機7によって冷却される冷却器8に対し、ポンプ9の駆動によって供給されて冷却されたものが、前記冷却器4の冷媒として供給されるようになっている。
また10は前記凝縮器4で回収された凝縮液タンクであって、該凝縮液タンク10に回収された凝縮液は、ポンプ11の駆動によって図示しない水分除去装置に供給され、該水分が除去された溶剤が回収されるようになっている。
次に、具体的に溶剤回収の手段について説明するが、溶剤含有ガスには、沸点約200℃の炭化水素系溶剤が1000ppmの濃度で含むものとし、そして50℃で前記流路1に供給される。そして該供給された溶剤含有ガスを、凝縮器4で凝縮して溶剤回収をすることになるが、凝縮器4の運転開始温度が18℃であり、ここに0℃に冷却した冷媒を供給すると、約2時間で凝縮器4の温度が0℃になった。この状態を維持して溶剤の回収率を測定したところ、回収率は92%であった。そしてこの場合に、凝縮器4内において、溶剤含有ガスに含有する水分の凍結現象は運転開始から7時間を経ても発現せず、更なる運転が可能であった。
これに対し、運転開始温度が9℃の凝縮器4に−5℃の冷媒を供給して前記溶剤含有ガスの溶剤回収を試みたところ、凝縮器4が約2時間で凍結状態になって閉塞し、これ以上の運転は不可能になった。
このように、本発明が実施されたものにおいては、凝縮器4が1塔でありながら、該凝縮器4内の温度が約0℃に維持されることになって凝縮器4内は水分の凍結による閉塞がなく、長時間に亘って高回収率での回収運転ができることになる。しかも凝縮器1によって溶剤回収されたガスは、予冷却器3を冷却するための冷媒として有効利用される。
この結果、1塔の冷却器4を用いて高効率の溶剤回収ができることになって設備の小型化、低廉化が達成できると共に、エネルギー効率も向上できることになる。
溶剤回収装置の回路図である。 0度の冷媒供給をした場合の凝縮器内の温度変化を示すグラフ図である。 −5℃の冷媒供給をした場合の凝縮器内の温度変化を示すグラフ図である。
符号の説明
1 流路
2 水冷却器
3 予冷却器
4 凝縮器
5 冷媒タンク

Claims (1)

  1. 溶剤含有ガスから溶剤を回収するための回収装置であって、該回収装置は、溶剤含有ガスを凝縮するための凝縮器と、該凝縮器に冷媒を供給するための冷媒供給手段と、溶剤含有ガスを予冷却するための予冷脚手段とを供えると共に、冷媒供給手段は、凝縮器の温度が約0℃になるよう冷媒の供給をするものとし、予冷脚手段は、凝縮器で溶剤回収されたガスが冷媒として供給されるよう凝縮器に接続されていることを特徴とする溶剤の回収装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0739717A (ja) * 1993-07-28 1995-02-10 Toray Ind Inc 有機溶剤回収装置
JPH119952A (ja) * 1997-06-18 1999-01-19 Toyo Eng Works Ltd 溶剤回収装置

Patent Citations (2)

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