JP2008206828A - ウエラブルロボットアーム用支持具 - Google Patents

ウエラブルロボットアーム用支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP2008206828A
JP2008206828A JP2007047781A JP2007047781A JP2008206828A JP 2008206828 A JP2008206828 A JP 2008206828A JP 2007047781 A JP2007047781 A JP 2007047781A JP 2007047781 A JP2007047781 A JP 2007047781A JP 2008206828 A JP2008206828 A JP 2008206828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot arm
shoulder
base material
support
sliding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007047781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5148898B2 (ja
Inventor
Shigeki Toyama
茂樹 遠山
Junichiro Beitake
淳一郎 米竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyama Shigeki
Original Assignee
Toyama Shigeki
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyama Shigeki filed Critical Toyama Shigeki
Priority to JP2007047781A priority Critical patent/JP5148898B2/ja
Publication of JP2008206828A publication Critical patent/JP2008206828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5148898B2 publication Critical patent/JP5148898B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】ロボットアーム装着によって人体にかかる負担を軽減する事ができるだけでなく、ロボットアーム装着時における腕の横方向への上げ下げをより自然且つ容易に行う事を支援することができる支持具を提供する。
【解決手段】少なくとも、ほぼ肩に沿い実質的に変形しない肩基材、該肩基材を両肩に装着すると共にその上部にロボットアームを系止し得る一対の肩装着部材、及び、前記肩基材のほぼ中央から背骨に沿って前記肩基材とほぼT字型を形成する如く延びる、前後に弾性変形可能な弾性板状基材、とからなる着脱可能なウエラブルロボットアーム用支持具。前記弾性板状基材は、使用時にその下端が腰ベルトで上下に摺動可能に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明はウエラブルロボット着用時の活動容易性を改善する補助具に関し、特にアームの横方向への上げ下げを容易にする、ウエラブルロボットアーム用支持具に関する。
近年、義足や義手などの非健常者のためのロボット部品とは別に、健常者の重労働を支援するための、着脱自在のウエラブルロボットの研究が盛んになってきた。これは、電気・機械部品に生命体と同等の機能を持たせる事の困難性に加え、高齢化社会の進行と共に介護など重労働の担い手が現実に必要となるに至ったこと、或いは、物流の進展に伴う単純重労働者の不足に対処するために、ロボットを、人間を支援し協同する装置として役立たせようという視点が認識されてきたからである。
また、人間の作業に伴う筋肉の変化などを検知してその作業内容を把握し、人間の作業を支援する装置は、例え前記筋肉の変化等が障害のために不完全であったとしても、消失した体部分の作業を代わりに実行させるより遥かに容易であり、実現可能である(例えば特許文献1,2参照)。
特開04-174692号公報 特開05-095561号公報
このような技術動向の中で、本発明者等はロボットアーム装着時の負担の軽減、及び、特に横方向の腕の上げ下げ容易性について改善すべく鋭意研究した結果、背骨に沿った弾性板状基材を有するロボットアーム用支持具を用い、この支持具の両端に摺動自在にロボットアームを系止することによって良好な結果を得ることができることを見出し、本発明に到達した。
従って本発明の第1の目的は、ロボットアーム装着時の人体への負担の軽減を図る事のできる、ロボットアーム用支持具を提供することにある。
本発明の第2の目的は、ロボットアーム装着時における、腕の横方向への上げ下げをより自然且つ容易に行う事のできる、ロボットアーム用支持具を提供することにある。
本発明の上記の諸目的は、少なくとも、ほぼ肩に沿い実質的に変形しない肩基材、該肩基材を両肩に装着すると共にその上部にロボットアームを系止するための一対の肩装着部材、及び、前記肩基材のほぼ中央から背骨に沿って前記肩基材とほぼT字型を形成する如く延び、前後に弾性変形可能な弾性板状基材、とからなることを特徴とする着脱可能なウエラブルロボットアーム用支持具によって達成された。
本発明においては、前記肩装着部材とロボットアームの系止が、腕を横方向に上げられるようにロボットアームの系止端部が摺動可能となる摺動系合部材を介してなされることが好ましく、また、腕を横に上げる場合の負荷を軽減するように、前記肩装着部材に系止されるロボットアームとの系合部が有する摺動部の、摺動を助けるバネ手段が設けられていることが好ましい。更に、軽量化を図る観点から、前記肩部材および弾性板状基材がともにプラスチックで形成されることが好ましく、特に両者が一体成型されていることが好ましい。
本発明によれば、従来よりも自然且つ負担なくロボットアームを装着できるだけでなく、ロボットアーム装着時における、特に横方向の腕の上げ下げが容易となるので、作業性が従来よりも大幅に向上する。
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は、本発明のロボットアーム用支持具20の概念図(A図)および本発明の支持具の下端を腰で支えるために、腰ベルトが有する支持部材の例(B図)である。図2は肩装着部材3にロボットアームを摺動可能に系止した、本発明のロボットアーム用支持具20の斜め上面図である。図1中、符合1は肩基材、2は弾性板状基材、3は肩装着部材、4は肩基材1と肩装着部材3を固定する、ボルトナットのような固着手段である。また、弾性板状基材2の下部に設けられている穴は、腰ベルトが有する固定部材と上下に摺動可能に系合する部材を取り付けるために適宜設けられる。
図2中の符合5は、前記肩装着部材3にロボットアームを取り付けるための系止部材、6は、該系止部材5に取り付けた、ロボットアームと直接系合する摺動系合部材である。右肩部には、該摺動系合部材6を構成する、摺動部8の内部で摺動する系合部9に更にロボットアームが系止されている。この図から分かるように、系止部材5と摺動系合部材6は、本発明のロボットアーム用支持具20の肩装着部材3とロボットアームとの間に取り外し可能に配される。また、符号7および7’は、ロボットアームの横方向への上げ下げを支援するためのバネである。このバネは、腕を上げるときの前記摺動を支援する。使用時には、バネ7’も7と同じように使用する。
図3は前記摺動系合部材6の平面図であり、この摺動部8の内側に、ロボットアームの横方向の上げ下げを支援するコイルバネ10を有する系合部9が摺動可能に配されている。前記バネ7および7’は、ロボットアームの肩側端部の摺動を支援するが、上記コイルバネ10は系合部9に、該系合部に系止されたロボットアームの重量に対抗する反力を付与することによって、ロボットアームを上げ易くする作用を有する。
図4は、前記コイルバネ10を内蔵する摺動系合部材6の内部構造を表す、系合部9を省略した平面図、図5は、系止部材5に固着された前記摺動系合部材6の側面図、図6は前記肩装着部材3に、順次系止部材5及びコイルバネ10を内蔵する摺動系合部材6が摺動可能に固着された状態を表す説明図である。点線で表した系合部9は、腕を上げたときの摺動後の位置を表す。符号11は肩装着部材3の内側湾曲部に密着するスペーサー、12はボルトの頭部が肩に直接あたるのを防ぐ緩衝材、13はロボットアームの系止端部である。
本発明においてはロボットアーム用支持具20の弾性板状基材2の下端を、腰ベルトの背側中央に設けた支持具(図1B図参照)に、上下に摺動可能に固定する。前記摺動は、本装置の装着者が前かがみになる場合が生じる事を想定したものである。
また、背筋を伸ばしたときの弾性板状基材2の下端が、そのときの位置以上に下がる事がないように、腰ベルトでその位置を固定する事が好ましい。このようにすることによって、ロボットアーム装着者の重心が後ろになり過ぎて不安定な姿勢になる事を防止する事ができるだけでなく、不安定になるような力が加わった場合に、弾性板状基材2が撓んでバネのように作用するので、ロボットアームの重量を肩だけでなく腰でも支えることが可能となる。これによって、肩にかかるロボットアームの重量感を軽減し、姿勢が不安定になることを防止する事ができる。
このようなロボットアーム用支持具と腰ベルトの系合は、腰ベルトの前記支持具(図1B図)に、本発明のロボットアーム用支持具20における、弾性板状部材2の下端を挿入する事のできる薄箱型系合部を設ける事によって容易に行う事ができる。また上記のように、弾性板状基材2にバネ作用を持たせるためだけではなく、ロボットアーム用支持具20の軽量化の観点からも、上記ロボットアーム用支持具20はプラスチック製であることが好ましく、製造適正の観点から肩基材1と弾性板状基材2をプラスチックで一体成形することが好ましい。
本発明のロボットアーム用支持具は、ロボットアーム装着によって人体にかかる負担を軽減する事ができるだけでなく、ロボットアーム装着時における腕の横方向への上げ下げをより自然且つ容易に行う事を支援することができるので、ロボットアームを実用する上で極めて有用である。
A図は、本発明のロボットアーム用支持具の概念図であり、B図は、本発明の支持具を腰で支えるための腰ベルトが有する支持部材の例である。 図2は肩装着部材にロボットアームを摺動可能に系止した、本発明のロボットアーム用支持具の斜め上面外観図である。 図3は本発明で使用する摺動系合部材の平面外観図である。 図4は、本発明で使用する、コイルバネを内蔵する摺動系合部材の内部構造を説明する、系合部を省略した平面概略図である。 図5は系止部材に固着させた摺動系合部材の側面図である。 図6は本発明のロボットアーム用支持具の肩装着部材に、順次系止部材及びコイルバネを内蔵する摺動系合部材が系合した状態を表す説明図である。
符号の説明
1 肩基材
2 弾性板状基材
3 肩装着部材
4 固着手段
5 系止部材
6 摺動系合部材
7,7’ バネ
8 摺動部
9 系合部
10 コイルバネ
11 スペーサー
12 緩衝材
13 ロボットアームの系止端部
20 ロボットアーム用支持具

Claims (5)

  1. 少なくとも、ほぼ肩に沿い実質的に変形しない肩基材、該肩基材を両肩に装着すると共にその上部にロボットアームを系止するための一対の肩装着部材、及び、前記肩基材のほぼ中央から背骨に沿って前記肩基材とほぼT字型を形成する如く延び、前後に弾性変形可能な弾性板状基材、とからなることを特徴とする着脱可能なウエラブルロボットアーム用支持具。
  2. 前記肩装着部材が、ロボットアームを横に上げられるように、ロボットアームの系止端部が摺動可能となる摺動系合部材を更に有する、請求項1に記載された着脱可能なウエラブルロボットアーム用支持具。
  3. 腕を横に上げる場合の負荷を軽減するように、前記摺動系合部材の摺動部と肩基材を系合するバネ手段を有する、請求項2に記載された着脱可能なウエラブルロボットアーム用支持具。
  4. 前記肩基材および弾性板状基材がともにプラスチックで形成されている、請求項1〜3の何れかに記載された着脱可能なウエラブルロボットアーム用支持具。
  5. 前記肩基材および弾性板状基材がプラスチックで一体成型されてなる、請求項4に記載された着脱可能なウエラブルロボットアーム用支持具。
JP2007047781A 2007-02-27 2007-02-27 ウエラブルロボットアーム用支持具 Expired - Fee Related JP5148898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007047781A JP5148898B2 (ja) 2007-02-27 2007-02-27 ウエラブルロボットアーム用支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007047781A JP5148898B2 (ja) 2007-02-27 2007-02-27 ウエラブルロボットアーム用支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008206828A true JP2008206828A (ja) 2008-09-11
JP5148898B2 JP5148898B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=39783641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007047781A Expired - Fee Related JP5148898B2 (ja) 2007-02-27 2007-02-27 ウエラブルロボットアーム用支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5148898B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014172129A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Japan Marine United Corp 作業支援装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163181U (ja) * 1986-03-20 1986-10-09
JPH07227791A (ja) * 1994-02-22 1995-08-29 Mitsubishi Electric Corp ロボット装置
JP2000051289A (ja) * 1998-08-14 2000-02-22 Koganei Corp 介護用筋力補助装置およびそれに用いる空気圧アクチュエータ
JP2003220102A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Hitachi Ltd 動作支援装置
WO2004087033A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Hitachi Medical Corporation 着用形関節駆動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163181U (ja) * 1986-03-20 1986-10-09
JPH07227791A (ja) * 1994-02-22 1995-08-29 Mitsubishi Electric Corp ロボット装置
JP2000051289A (ja) * 1998-08-14 2000-02-22 Koganei Corp 介護用筋力補助装置およびそれに用いる空気圧アクチュエータ
JP2003220102A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Hitachi Ltd 動作支援装置
WO2004087033A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Hitachi Medical Corporation 着用形関節駆動装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
米竹淳一郎、遠山茂樹: "超音波モータを用いたパワーアシストスーツの開発-モータ開発と駆動制御-", ライフサポート, vol. 18, no. 4, JPN6011061998, 30 December 2006 (2006-12-30), JP, pages 142 - 147, ISSN: 0002078989 *
超音波モータを応用したパワーアシストスーツ: "遠山茂樹、米竹淳一郎", バイオメカニズム学会誌, vol. 30(4), JPN6011061999, 1 November 2006 (2006-11-01), JP, pages 189 - 193, ISSN: 0002078990 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014172129A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Japan Marine United Corp 作業支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5148898B2 (ja) 2013-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220176548A1 (en) Methods and apparatuses for exoskeleton attachment
CN107847379B (zh) 转移辅助装置
KR20170039670A (ko) 동작 지원 장치
JP2014172129A (ja) 作業支援装置
JP5945215B2 (ja) 折畳みベッド
CN109093604A (zh) 弯腰助力外骨骼设备
JP2016064124A (ja) 動作支援システム、動作支援システムの制御方法、ロボット、及び、プログラム
JP2016052702A (ja) 上肢補助装置
JP2014113666A (ja) 姿勢保持具
AU2015401983B2 (en) Care Robot
JP2010142352A (ja) 動作補助装置
JP6183793B2 (ja) 点滴スタンド連結具
JP5148898B2 (ja) ウエラブルロボットアーム用支持具
JP2019196567A (ja) 筋力補助具
KR200472407Y1 (ko) 2족 보행 로봇
JP2012200828A (ja) 作業用補助具
JP2018033878A (ja) 姿勢保持装置
KR20150039640A (ko) 아기 캐리어
JP2018175386A (ja) 介護ベッド及びヘッド・ギャッジアップ・アタッチメント
JP2010201105A (ja) 体躯装着型補助器具
JP2007215636A (ja) 歩行補助車
JPH1128220A (ja) 上体支持装置
JP2011010703A (ja) 移乗支援機
JP2017023186A (ja) ストレッチャ
CN109561764A (zh) 床垫错位防止件及床装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121022

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees