JP2008206495A - 培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造 - Google Patents

培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、キャリアケース内に先端部から挿入される培養容器用ホルダーの誤挿入を防止する培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造に関し、培養容器用ホルダーの誤挿入を防止することを目的とする。
【解決手段】 キャリアケース内に先端部から挿入される培養容器用ホルダーの誤挿入を防止する培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記培養容器用ホルダーを前記キャリアケース内に後端部から挿入した時に、前記先端部の前記キャリアケース内への挿入を阻止する挿入阻止手段を有することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、キャリアケース内に先端部から挿入される培養容器用ホルダーの誤挿入を防止する培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造に関する。
従来、所定の雰囲気に維持されるチャンバー内に、多数の棚を備えたスタッカーを配置し、各棚に収容される培養容器内の細胞を培養する培養装置が知られている。そして、このような培養装置では、培養容器の搬入および搬出がチャンバー内に配置される搬送装置により行われている。
一方、このような培養装置では、培養容器には、ウェルプレート、フラスコ、ディッシュ等のように種々の形状および大きさの培養容器が使用されており、搬送装置による搬送を容易にするために培養容器を培養容器用ホルダーに保持して搬送することが行われている。また、培養容器用ホルダーに培養容器を保持した状態で、搬送装置により培養容器用ホルダーを観察ステージに搬送し、培養容器内の細胞を顕微鏡により観察することが行われている。さらに、培養装置の外部のクリーンベンチ等において、予め複数の培養容器用ホルダーをキャリアケース内に収容し、培養装置のキャリア保持台に載置することにより、キャリアケース内の培養容器用ホルダーを搬送装置により培養装置内に搬入することが行われている。
特開2004−180675号公報
しかしながら、培養容器用ホルダーをキャリアケース内に挿入する時に、培養容器用ホルダーの挿入方向を間違えると、観察ステージの所定の位置に培養容器用ホルダーを確実に位置決めすることが困難になるという問題がある。
すなわち、培養容器用ホルダーの先端部には、観察ステージ上で培養容器用ホルダーの位置決めを行う位置決め部が形成されており、培養容器用ホルダーの挿入方向を間違えると、観察ステージの所定の位置に培養容器用ホルダーを確実に位置決めすることが困難になる。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、キャリアケース内に先端部から挿入される培養容器用ホルダーの誤挿入を防止することができる培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造を提供することを目的とする。
第1の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、キャリアケース内に先端部から挿入される培養容器用ホルダーの誤挿入を防止する培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記培養容器用ホルダーを前記キャリアケース内に後端部から挿入した時に、前記先端部の前記キャリアケース内への挿入を阻止する挿入阻止手段を有することを特徴とする。
第2の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第1の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記培養容器用ホルダーは、培養装置の観察ステージに搬送手段により搬送され、前記先端部には、前記観察ステージ上で前記培養容器用ホルダーの位置決めを行う位置決め手段が形成されていることを特徴とする。
第3の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第2の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記位置決め手段は、前記培養容器用ホルダーに形成された凹部からなり、前記観察ステージの位置決めピンに係合することを特徴とする。
第4の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第2または第3の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記培養容器用ホルダーには、前記搬送手段の搬送アームが係合される係合部が挿入方向に延在して形成されていることを特徴とする。
第5の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第4の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記挿入阻止手段は、前記挿入方向に非対称に形成される前記係合部と、前記キャリアケースに配置され、前記培養容器用ホルダーを前記キャリアケース内に前記後端部から挿入した時に、前記係合部に衝突し前記先端部の前記キャリアケース内への挿入を阻止する挿入阻止部材とを有することを特徴とする。
第6の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第5の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記係合部の前記先端部側に、前記挿入阻止部材への衝突を回避する切欠部を形成してなることを特徴とする。
第7の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第3または第4の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記挿入阻止手段は、前記培養容器用ホルダーを前記キャリアケース内に前記先端部から挿入完了した時に、前記培養容器用ホルダーに形成された前記凹部内に位置するように前記キャリアケースに配置される挿入阻止部材を有することを特徴とする。
第8の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第1ないし第7のいずれか1の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記培養容器用ホルダーに前記キャリアケースへの挿入方向を表記してなることを特徴とする。
第9の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造は、第1ないし第8のいずれか1の発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、前記キャリアケースに前記培養容器用ホルダーの挿入方向を表記してなることを特徴とする。
本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造では、キャリアケース内に先端部から挿入される培養容器用ホルダーの誤挿入を防止することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第1の実施形態が適用される培養装置を示している。
この培養装置は、恒温および恒湿の雰囲気に維持されるチャンバー11を有している。
チャンバー11内には、スタッカー13、搬送装置15および観察装置17が配置されている。
スタッカー13は、基台19上に配置され、棚13aにより上下方向に仕切られている。棚13aの上面には、培養容器用ホルダー(以下ホルダーという)21が載置されている。各ホルダー21には、細胞を培養する培養容器23が保持されている。
搬送装置15は、基台19上に配置されるフレーム25を有している。フレーム25の中心には、上下方向に螺子軸27が配置されている。螺子軸27には移動部材29が螺合されており、第1のモータ31により螺子軸27を回転すると上下方向に移動可能とされている。移動部材29の下側には、移動部材29とともに上下に移動する搬送アーム33が配置されている。この搬送アーム33は第2のモータ35により作動される駆動機構(不図示)により水平方向に移動可能とされている。
観察装置17は、観察部36と観察ステージ37とを有している。観察部36には、顕微鏡39が配置されている。この顕微鏡39は、倒立型の顕微鏡とされている。観察部36上には、搬送アーム33により搬送されたホルダー21を載置する観察ステージ37が配置されている。観察ステージ37は、ベース部材40と試料台41を有している。この試料台41に培養容器23をホルダー21とともに載置することにより培養容器23内の細胞が観察される。
チャンバー11の側面の顕微鏡39の上方となる位置には、搬出入口43が形成されている。この搬出入口43の奥側には、第3のモータ45により開閉されるドア47が配置されている。搬出入口43の内側には、キャリアケース49を載置するキャリア保持台51が配置されている。キャリアケース49は、クリーンベンチ等との間においてホルダー21を搬送するために使用される。
チャンバー11の側面の外側には、各種情報を入力する情報入力部53が設けられている。この情報入力部53は、液晶表示部55およびタッチセンサ(不図示)を有している。
情報入力部53の下側には、搬送アーム33を移動するための制御部57が設けられている。この制御部57は、第1および第2のモータ31,35を制御することにより搬送アーム33の移動を行う。また、第3のモータ45を駆動してドア47の開閉を行う。
情報入力部53に、観察装置17により観察すべきホルダー21の管理番号が入力されると、搬送アーム33を移動して、管理番号に対応するホルダー21を、スタッカー13の棚13aから観察装置17の試料台41上に搬送する。また、情報入力部53に、キャリア保持台51にキャリアケース49が載置されたことが入力されると搬送アーム33を作動し、キャリアケース49内のホルダー21を、所定のスタッカー13の棚13aに搬入する。
図2は、培養容器23を保持するホルダー21を示している。
ホルダー21は白色透明の樹脂により形成されている。なお、ホルダー21の材質は限定されるものではなく例えば金属でも良い。金属の場合には観察用の穴部が形成される。ホルダー21の底部21aには、培養容器23が載置される。底部21aの両側には、上方に突出して壁部21bが形成されている。壁部21bの上端には、搬送アーム33(詳細は後述する)を係合するための係合部21c,21dが外側に突出して形成されている。係合部21c,21dは、キャリアケース49(詳細は後述する)内への挿入方向Sに延在して形成されている。係合部21c,21dは、挿入方向Sに間隔を置いて形成されている。係合部21c,21dは、ホルダー21の挿入方向Sの中心線Lを中心にして対称に形成されている。そして、係合部21dに切欠部21eを形成することにより、挿入方向Sの中心線Lを中心にしてに非対称な形状とされている。
ホルダー21の底部21aの壁部21bが形成されない両側には、突出部21f,21hが形成されている。ホルダー21の先端部21A側の底部21aおよび突出部21hには、矩形状および三角状の凹部21i,21jが間隔を置いて形成されている。
図3は、キャリアケース49を示している。図3の(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は上面図である。
キャリアケース49は、直方体状をしている。キャリアケース49の上面49aには、キャリアケース49を搬送するための取っ手49bが固定されている。キャリアケース49の側面および正面には、軽量化を図るための肉抜き穴49cが形成されている。キャリアケース49の一側(図3の(a)の左側)には、開口部49dが形成されている。ホルダー21は開口部49dからキャリアケース49内に挿入される。
図4および図5は、キャリアケース49内にホルダー21を正しい方向から挿入した状態を示している。この状態では、ホルダー21の先端部21Aに形成される凹部21i,21jが開口部49dと反対側に位置している。
キャリアケース49には、支持部材61が配置されている。支持部材61は、上下方向に所定間隔を置いて水平に配置されている。支持部材61は、ホルダー21の挿入方向Sの両側に一対配置されている。支持部材61の上面には、ホルダー21の係合部21c,21dが載置される。支持部材61とホルダー21との間には、搬送アーム33(詳細は後述する)を挿入するための間隙部Kが形成されている。
ホルダー21の係合部21dに形成される切欠部21eの段部21kの内側となる位置には、挿入阻止部材63が配置されている。挿入阻止部材は、段部21kに当接されている。挿入阻止部材63はキャリアケース49の上下方向に支持部材61を貫通して配置されている。挿入阻止部材63は、ホルダー21の挿入方向Sの両側に一対配置されている。
図6および図7は、キャリアケース49内にホルダー21を誤挿入した状態を示している。この状態では、ホルダー21の先端部21Aに形成される凹部21i,21jが開口部49d側に位置している。
この状態では、ホルダー21の後端部21B側に形成される係合部21cの端面が、挿入阻止部材63に衝突し、キャリアケース49へのホルダー21の挿入が阻止されている。そして、ホルダー21の先端部21Aのキャリアケース49内への挿入が阻止され、先端部21Aに形成される凹部21i,21jがキャリアケース49から突出している。
図8は、観察ステージ37の詳細を模式的に示している。
観察ステージ37のベース部材40上には、試料台41が配置されている。試料台41は、ベース部材40に対して水平方向(XおよびY方向)に移動可能とされている。試料台41には、付勢部材67が配置されている。この付勢部材67は、トグルバネ(不図示)により支点69を中心にして回動可能に付勢されている。試料台41の付勢部材67と反対側には、位置決めピン71,73が配置されている。試料台41には、顕微鏡39により下方から観察するための窓部41aが形成されている。試料台41の位置決めピン71,73の間には、赤外線センサ75が配置されている。なお、赤外線センサ75に限定されるものではなく、例えばファイバーセンサを用いても良い。
ベース部材40には、試料台41に配置される付勢部材67の回動を阻止する回動阻止部材77が配置されている。この回動阻止部材77は、図8の(a)に示すように、試料台41がベース部材40の左側に移動している時には、試料台41の付勢部材67に当接し付勢部材67の回動を阻止する。
この観察ステージ37では、図8の(a)に示すように、ホルダー21の係合部21c,21dの下側に、搬送装置15の搬送アーム33を係止した状態で、ホルダー21が培養容器23とともに搬送される。この状態では、試料台41がベース部材40の左側の位置に位置されている。これにより、試料台41の付勢部材67が回動阻止部材77に当接し付勢部材67の回動が阻止されている。
そして、この状態で、図8の(b)に示すように、搬送アーム33により搬送されて来たホルダー21が試料台41上の所定位置に載置される。ホルダー21が試料台41上に載置されたか否かは、赤外線センサ75により検出される。すなわち、ホルダー21が試料台41上の所定位置に載置されている場合には、赤外線センサ75からの赤外光がホルダー21の突出部21eで反射されるため、この反射光を赤外線センサ75により検出することにより、ホルダー21の有無を検出することができる。
そして、図8の(c)に示すように、試料台41をベース部材40の右側に移動すると、試料台41の付勢部材67が回動阻止部材77から離間する。これにより、付勢部材67が支点69を中心にして回動し、付勢部材67がホルダー21の突出部21fを押圧する。この押圧によりホルダー21が試料台41上を右側に移動され、ホルダー21の凹部21i,21jに位置決めピン71,73が係合する。これにより、ホルダー21が付勢部材67と位置決めピン71,73との間に固定され、試料台41の所定の位置に位置決めされる。
上述した培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造では、ホルダー21の係合部21dに、挿入阻止部材63への衝突を回避する切欠部21eを形成し、キャリアケース49に、ホルダー21をキャリアケース49内に後端部21Bから挿入した時に係合部21cに衝突し先端部21Aのキャリアケース49内への挿入を阻止する挿入阻止部材63を配置したので、ホルダー21の誤挿入を確実に認識することが可能になり、キャリアケース49内に先端部21Aから挿入されるホルダー21の誤挿入を防止することができる。
(第2の実施形態)
図9および図10は、本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第2の実施形態を示している。なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9および図10は、キャリアケース49内にホルダー21を正しい方向から挿入した状態を示している。この状態では、ホルダー21の先端部21Aに形成される凹部21i,21jが開口部49dと反対側に位置している。
この実施形態では、ホルダー21の係合部21dには、切欠部21eが形成されておらず、係合部21c,21dは、中心線Lを中心にして挿入方向Sに対称に形成されている。
一方、キャリアケース49には、挿入阻止部材79が配置されている。挿入阻止部材79はキャリアケース49の上下方向に配置されている。挿入阻止部材79は、ホルダー21をキャリアケース49内に先端部21Aから挿入完了した時に、ホルダー21に形成された凹部21i,21jの内側に当接する位置に配置されている。このように、挿入阻止部材79を凹部21i,21jの内側に当接させることによりホルダー21の位置決めを確実に行うことが可能になる。
図11および図12は、キャリアケース49内にホルダー21を誤挿入した状態を示している。この状態では、ホルダー21の先端部21Aに形成される凹部21i,21jが開口部49d側に位置している。
この状態では、ホルダー21の後端部21B側に形成される突出部21fが、挿入阻止部材79に衝突し、キャリアケース49へのホルダー21の挿入が阻止されている。そして、ホルダー21の先端部21Aのキャリアケース49内への挿入が阻止され、先端部21Aに形成される凹部21i,21jがキャリアケース49から突出している。従って、ホルダー21の誤挿入を確実に認識することができる。
この実施形態の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造では、キャリアケース49に、ホルダー21をキャリアケース49内に先端部21Aから挿入完了した時に、ホルダー21に形成された凹部21i,21j内に位置する挿入阻止部材79を配置したので、キャリアケース49内に先端部21Aから挿入される培養容器用ホルダー21の誤挿入を防止することができる。また、挿入阻止部材79を凹部21i,21jに当接したので、ホルダー21の位置決めを確実に行うことができる。
(第3の実施形態)
図13は、本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第3の実施形態を示している。なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態では、キャリアケース49への挿入方向Sが、ホルダー21に矢印81で表記されている。矢印81は、凹部21i,21jが形成される先端部21A側の係合部21dの上面に表記されている。
この実施形態では、ホルダー21の矢印81の方向を先端側にして、ホルダー21をキャリアケース49の開口部49d側から挿入することにより、ホルダー21の誤挿入を防止することができる。
(第4の実施形態)
図14は、本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第4の実施形態を示している。なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部分には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
この実施形態では、ホルダー21のキャリアケース49への挿入方向Sが、キャリアケース49の上面49aに表記されている。キャリアケース49の上面49aの開口部49d側には、ホルダー21の上面図83が表記されている。上面図83の係合部21dには、図13と同様に挿入方向Sが矢印81で表記されている。上面図83の開口部49dと反対側には、矢印85で挿入方向Sが表記されている。
この実施形態では、上面図83に表記されるように、凹部21i,21jが形成されるホルダー21の先端部21Aを先端にして、ホルダー21を開口部49d側から矢印85の方向に挿入することにより、ホルダー21の誤挿入を防止することができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のような形態でも良い。
(1)上述した第1の実施形態では、係合部21dに切欠部21eを形成して係合部21c,21dの形状を挿入方向Sに非対称にした例について説明したが、切欠部21eを形成することなく係合部21c,21dの位置をずらして非対称にしても良い。
(2)上述した実施形態では、挿入阻止部材63,79を上下方向に一体で配置した例について説明したが、挿入阻止部材を複数に分割して配置しても良い。
(3)上述した実施形態では、顕微鏡39の上方に試料台41を設け下方から細胞を観察した例について説明したが、顕微鏡の下方に試料台を設け上方から細胞を観察するようにしても良い。
本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の実施形態が適用される培養装置を示す説明図である。 図1のホルダーを示す斜視図である。 図1のキャリアケースを示す側面図である。 図5のA−A線に沿う横断面図である。 本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図4においてホルダーを誤挿入した状態を示す説明図である。 図5においてホルダーを誤挿入した状態を示す説明図である。 図2のホルダーの観察ステージへの位置決め構造を示す説明図である。 図10のA−A線に沿う横断面図である。 本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第2の実施形態を示す縦断面図である。 図9においてホルダーを誤挿入した状態を示す説明図である。 図10においてホルダーを誤挿入した状態を示す説明図である。 本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第3の実施形態を示す説明図である。 本発明の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造の第4の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
21…ホルダー、21A…先端部、21B…後端部、21c,21d…係合部、21e…切欠部、23…培養容器、33…搬送アーム、37…観察ステージ、21i,21j…凹部、49…キャリアケース、63,79…挿入阻止部材、71,73…位置決めピン、81,85…矢印、83…上面図。

Claims (9)

  1. キャリアケース内に先端部から挿入される培養容器用ホルダーの誤挿入を防止する培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記培養容器用ホルダーを前記キャリアケース内に後端部から挿入した時に、前記先端部の前記キャリアケース内への挿入を阻止する挿入阻止手段を有することを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  2. 請求項1記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記培養容器用ホルダーは、培養装置の観察ステージに搬送手段により搬送され、
    前記先端部には、前記観察ステージ上で前記培養容器用ホルダーの位置決めを行う位置決め手段が形成されていることを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  3. 請求項2記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記位置決め手段は、前記培養容器用ホルダーに形成された凹部からなり、前記観察ステージの位置決めピンに係合することを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  4. 請求項2または請求項3記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記培養容器用ホルダーには、前記搬送手段の搬送アームが係合される係合部が挿入方向に延在して形成されていることを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  5. 請求項4記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記挿入阻止手段は、
    前記挿入方向に非対称に形成される前記係合部と、
    前記キャリアケースに配置され、前記培養容器用ホルダーを前記キャリアケース内に前記後端部から挿入した時に、前記係合部に衝突し前記先端部の前記キャリアケース内への挿入を阻止する挿入阻止部材と、
    を有することを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  6. 請求項5記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記係合部の前記先端部側に、前記挿入阻止部材への衝突を回避する切欠部を形成してなることを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  7. 請求項3または請求項4記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記挿入阻止手段は、前記培養容器用ホルダーを前記キャリアケース内に前記先端部から挿入完了した時に、前記培養容器用ホルダーに形成された前記凹部内に位置するように前記キャリアケースに配置される挿入阻止部材を有することを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記培養容器用ホルダーに前記キャリアケースへの挿入方向を表記してなることを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造において、
    前記キャリアケースに前記培養容器用ホルダーの挿入方向を表記してなることを特徴とする培養容器用ホルダーの誤挿入防止構造。
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