JP2008204326A - 携帯型情報処理装置、携帯型情報処理装置の通信処理方法、および携帯型情報処理装置の通信処理プログラム - Google Patents

携帯型情報処理装置、携帯型情報処理装置の通信処理方法、および携帯型情報処理装置の通信処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を選択する際の入力操作を少なくしてユーザの負担を軽減するとともにユーザの利便性の向上の工夫が施された携帯型情報処理装置、携帯型情報処理装置の通信処理方法、および携帯型情報処理装置の通信処理プログラムを提供する。
【解決手段】 上記目的を達成する本発明の携帯型情報処理装置は、通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う無線通信手段を介して、予め設定された複数種類の通信処理が実行可能な通信処理部と、ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する把持状態情報検出部と、上記把持状態情報検出部で検出された把持状態情報に基づいて、上記通信処理部で実行される通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定する通信処理設定部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、外部機器と非接触にてデータの送受信を行う非接触通信手段を備えた携帯型情報処理装置、その携帯型情報処理装置の通信処理方法、および携帯型情報処理装置に組み込まれて動作する通信処理プログラムに関する。
近年、プラスチックカードにIC(Integrated Circuit:集積回路)を埋め込んだICカードが普及している。そして、ICカードの種類によっては、クレジットカード機能、定期・乗車券機能、電子マネー機能、電子キー機能など、様々なアプリケーション機能からなる通信処理が1枚のICカードに搭載されているものもある。
従来、ICカードは、外部機器との間でデータ送受信を行う場合に、大きく分けて、接点端子を通じて行う接触型と、近距離無線通信により行う非接触型とが知られている。携帯型情報処理装置の一つである携帯電話には、非接触型ICカード機能を搭載したものが近年普及してきている(例えば、特許文献1)。
この特許文献1によれば、アプリケーション機能を複数有する非接触型ICカードを搭載した携帯電話において、携帯電話の表示画面にアプリケーション機能の名前を複数表示させ、ユーザは、操作に応じて所望のアプリケーション機能を選択できる。この場合、実行可能な複数のアプリケーション機能の内の1つを親アプリ機能と定義し、この親アプリ機能に関連のあるアプリケーション機能を優先アプリ機能として定義して、両者を関連付けておく。例えば、クレジットカード機能と、電子マネー機能と、定期・乗車券機能などといったアプリケーション機能を親アプリ機能として設定し、さらに、それぞれの親アプリ機能ごとに、優先アプリ機能を設定しておく。また、これらの親アプリ機能は、所定のエリアごとに使い分けて使用される。
このようにすることにより、ユーザが、例えば、定期・乗車券機能を使って、所定のエリアに入場が許可された後、そのエリア内では、定期・乗車券機能における優先アプリ機能の表示項目が携帯電話の表示画面に表示され、ユーザは、アプリケーション機能の選択が容易になる。
しかしながら、所定のエリアごとに設定された優先順位でアプリケーション機能が選択され実行されるため、同一エリア内で複数の親アプリ機能が必要とされる状況においては、ユーザにとって、所望のアプリケーション機能の項目が表示画面に選択表示されない場合があるという問題が生じる。また、所望のアプリケーション機能の項目が表示画面に選択表示されない場合には、その都度、ユーザがアプリケーション機能の選択のための入力操作をし直さなければならず、複数のアプリケーション機能を有するICカードを搭載した携帯電話のアプリケーション選択において、ユーザの負担がかかるという問題が生じる。
ところで、上記特許文献1の技術とは別に、アプリケーション機能を有するICカードを搭載した携帯型情報処理装置において、その携帯型情報処理装置本体の傾きを検出することにより、傾きに応じてアプリケーション機能の実行を無効する携帯型情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献2)。
特許文献2には、上記携帯型情報処理装置の一つである携帯電話において、非接触型ICカードに対する無線アクセス信号を検出したとき、傾きを計測するセンサにより検出された傾きが所定の範囲内である場合に外部からのアクセスを受け入れ、所定の範囲外の場合には非接触型ICカードの機能を無効化する技術が提案されている。これにより、携帯電話が所定の傾きの範囲外である場合には、第3者によって不正なアクセスをされても防ぐことができる。
しかしながら、この携帯電話本体の傾きが所定の範囲外である場合、非接触型ICカードのアプリケーション機能を無効にしてしまうと、アプリケーション機能を使用したい場合、一旦、アプリケーション機能を有効にしてから所望のアプリケーション機能を選択するため、入力操作が増えるなどしてユーザに負担がかかるという問題が生じる。
特開2003−076958号公報 特開2006−340069号公報
本発明は、上記事情に鑑み、複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を選択する際の入力操作を少なくしてユーザの負担を軽減するとともにユーザの利便性の向上の工夫が施された携帯型情報処理装置、携帯型情報処理装置の通信処理方法、および携帯型情報処理装置の通信処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の携帯型情報処理装置は、
通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う無線通信手段を備えた携帯型情報処理装置であって、
上記外部機器と上記無線通信手段を介して、予め設定された複数種類の通信処理が実行可能な通信処理部と、
ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する把持状態情報検出部と、
上記把持状態情報検出部で検出された把持状態情報に基づいて、上記通信処理部で実行される通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定する通信処理設定部と、を備えたことを特徴とする。
ここでは、上述した、クレジットカード機能、電子マネー機能、電子キー機能、定期・乗車券機能など、様々なアプリケーション機能が本発明にいう通信処理の一例に相当する。
本発明の携帯型情報処理装置によれば、上記通信処理部にて、複数種類の通信処理が予め設定されており、通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行うことができる状態になっている。そして、ユーザが携帯型情報処理装置本体を外部機器との間で通信処理を行わせようとした際、上記把持状態情報検出部は、ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する。すると、上記通信処理設定部は、上記把持状態情報検出部で検出された把持状態情報に基づいて、上記通信処理部で実行される通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定する。
したがって、携帯型情報処理装置の把持状態に基づいて、自動的にアプリケーションが作動可能なよう設定される。そのため、ユーザが、実際の使用時に表示画面を見てアプリケーション機能を選択して入力キーを押すなどという操作をせずに済む。その結果、入力キーによる入力操作が少なくなるのでユーザの負担が軽減され、ユーザの利便性の向上が図られる。
また、上記本発明の携帯型情報処理装置において、上記通信処理設定部は、外部機器との間で上記通信処理を行う直前の把持状態情報検出部の検出結果に応じて、上記通信処理部で行われる複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を設定する、ことが好ましい。
上記構成によれば、把持状態情報検出部では、ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態に関して、外部機器との間で上記通信処理を行う直前の把持状態を検出する。そして、上記通信処理設定部は、把持状態情報検出部の検出結果に応じて、通信処理を設定し、上記通信処理部は、上記通信処理設定部で設定された通信処理を実行する。このようにすると、ユーザは、外部機器に携帯型情報処理装置に近接するときのみ、所定の把持状態にすればよい。
また、上記把持状態情報は、上記外部機器に対する携帯型情報処理装置本体の動作、及び/又は、姿勢を表す情報である、ことが好ましい。
これにより、外部機器に対する携帯型情報処理装置本体の動作、及び/又は、姿勢を表す情報に対応付けて複数の通信処理の実行を行わせることができる。
また、上記本発明の携帯型情報処理装置において、携帯型情報処理装置本体の予め定められた基準となる姿勢からの傾きを表す情報である、ことが好ましい。
これにより、傾きを表す情報に対応付けて複数の通信処理の実行を行わせることができる。例えば、傾きを表す情報を、携帯型情報処理装置本体の予め定められた基準となる姿勢から傾けた角度とした場合、傾けた角度を段階的に的に分けて、それぞれの段階に対応する通信処理を設定することができる。ユーザは、携帯型情報処理装置本体の傾きの角度を所定の角度に変えるだけで、異なる通信処理を行わせることができ、ユーザの利便性が図られる。
また、上記本発明の携帯型情報処理装置において、上記把持状態情報は、携帯型情報処理装置本体の加速度を表す情報である、ことが好ましい。
これにより、加速度を表す情報に対応付けて複数の通信処理の実行を行わせることができる。例えば、加速度の大きさを、加速度を表す情報とした場合、加速度の大きさを段階的に分けて、それぞれの段階に対応する通信処理を設定することができる。ユーザは、すばやく外部機器に近づけた場合とゆっくりと外部機器に近づけた場合とで異なる通信処理を行わせることができ、ユーザの利便性が図られる。
また、上記本発明の携帯型情報処理装置において、上記把持状態情報検出部が、上記把持状態情報を検出する加速度センサである、ことが好ましい。
加速度センサを用いると、上述した、加速度を表す情報や傾きを表す情報を容易に検出することができる。
また、上記本発明の携帯型情報処理装置において、上記通信処理が利用可能な地域を表す地域情報を記憶する地域情報記憶部と、
現在位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
上記位置情報が上記地域情報のいずれかに属するかを判断する判断手段と、さらに備え、
上記通信処理設定部は、上記判断手段で得られた判断結果に応じて、通信処理が作動するよう設定する、ことが好ましい。
上記構成によれば、上記地域情報記憶部は、例えば、クレジット機能と、電子マネー機能と、定期・乗車券機能と、電子キー機能といったアプリケーション機能である通信処理が利用可能な地域を表す地域情報を予め記憶しておく。そして、上記位置情報取得手段は、現在位置を表す位置情報を取得し、上記判断手段にて、上記位置情報が上記地域情報のいずれかに属するかを判断し、上記通信処理設定部は、上記判断手段で得られた判断結果に応じて、通信処理が作動するよう設定する。
これにより、上記位置情報取得手段によって取得された現在位置に応じて、地域情報の通信処理の設定を行うことができる。
さらに、上記地域情報記憶部は、ユーザの入力に応じて、上記地域情報を設定する地域情報設定手段を備えることが好ましい。
これにより、ユーザが必要に応じて、上記地域情報を設定できるので、ユーザの利便性が図られる。
ここで、上記目的を達成する本発明の携帯型情報処理装置の通信処理方法は、
通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う無線通信手段を備えた携帯型情報処理装置の通信処理方法であって、
ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する把持状態情報検出工程と、
上記把持状態情報検出工程で検出された把持状態情報に基づいて、上記外部機器と前記無線通信手段を介して実行される予め設定された複数種類の通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定する通信処理設定工程と、
この通信処理設定工程にて設定された通信処理を実行する通信処理工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の携帯型情報処理装置の通信処理方法によれば、ユーザが携帯型情報処理装置本体を外部機器との間で近距離通信を行わせようとした際、まず、上記把持状態情報検出工程にて、ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する。続いて、上記通信処理設定工程にて、上記把持状態情報検出工程で検出された把持状態情報に基づいて、上記通信処理工程で実行される通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定する。続いて、上記通信処理工程にて、上記通信処理設定工程で設定された通信処理を作動させて通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う。
上記構成によれば、複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を設定する際の入力操作において、上記把持状態情報検出工程で検出された把持状態情報に基づいて、自動的にアプリケーション機能が設定される。そのため、外部機器との間で近距離通信を行う場合、ユーザは、例えば、携帯型情報処理装置の一つである携帯電話の表示画面を見て、アプリケーション機能を選択して入力キーを押下するという操作をせずに済む。したがって、アプリケーション機能の使用時に入力キーによる入力操作が少なくなるのでユーザの負担が軽減され、ユーザの利便性の向上が図られる。
ここで、上記目的を達成する本発明の通信処理プログラムは、携帯型情報処理装置に、
ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する把持状態情報検出手段と、
上記把持状態情報検出手段で検出された把持状態情報に基づいて、通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う無線通信手段を介して実行される予め設定された複数種類の通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定するよう設定する通信処理設定手段と、を実現する。
本発明によれば、複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を選択する際の入力操作を少なくしてユーザの負担を軽減するとともにユーザの利便性の向上の工夫が施された携帯型情報処理装置、携帯型情報処理装置の通信処理方法、および携帯型情報処理装置の通信処理プログラムが提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ここでは、本発明の通信処理プログラムに基づいて動作する携帯型情報処理装置、その携帯型情報処理装置で実行される本発明の携帯型情報処理装置の通信処理方法について説明する。なお、以下では、外部機器と近距離無線通信を行う非接触型ICを搭載した携帯電話を本発明の携帯型情報処理装置を例に挙げて説明する。但し、これは一例であって、携帯電話に限られず、上記特徴を有する他の携帯型情報処理装置(例えば、PDA(Personal Digital Assistant)など)であってもよい。
[構成]
図1は、本発明の一実施形態としての携帯電話の正面図である。本発明における携帯電話1は、互いに開閉自在な上部筐体10と下部筐体11とから構成されている折り畳み式の携帯電話である。上部筐体10には、表示部12、スピーカ発音口13が設けられている。そして、表示部12は、液晶表示用の液晶LCD(LCD:Liquid CrystalDisplay)からなり、携帯電話1のメニュー等を表示するものである。なお、表示部12に表示されている内容については後ほど説明する。また、スピーカ発音口13は、携帯電話内部に設けられているスピーカの音声を聞き取るものである。
一方、下部筐体11には、操作部14、受話口15、およびメニュー切替え実行キー16が設けられている。この操作部14には、電源キー、クリアキー、通話キー、1から0までのテンキー、*キー、および#キーなどの操作キー141が設けられている。この操作部14は、操作キーの操作を受け付けて後、後述するCPU(Central processing Unit)に各操作キーの処理の命令を出すものである。また、受話口15は、内部に設けられたマイクにユーザの声を導くものである。
また、メニュー切替・実行キー16は、4つのメニュー切替キー(161a〜161d)と実行キー162から構成されており、ユーザは、メニュー切替キー(161a〜161d)により表示部12に表示されるメニュー等を自在に切り替えて設定条件を選択し、実行キー162を押下することで選択条件の操作を実行させる。
図2は、図1に示す携帯電話の内部構成を示す図である。この携帯電話1には、CPU3、加速度センサ4、記憶部5、および非接触型ICカード6が設けられている。加速度センサ4は、3次元方向(相互に直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸方向)の加速度を計測するセンサである。この加速度センサ4にて検出された、各軸方向における検出値はデータバス20を介してCPU3に送信される。この加速度センサ4が本発明にいう把持状態情報検出部の一例に相当する。
また、記憶部5は、不揮発性メモリであって、CPU3で実行する通信処理プログラム等を記憶しておくものである。この記憶部5には、対応付けリストデータベース50が設けられている。この対応付けリストデータベース50は、パラメータ範囲(傾き角度の範囲)とアプリケーション機能との対応付けリストが記憶されている。ユーザが、この対応付けリストを見たい場合には、メニュー切替・実行キー16を用いて、表示部12に表示することができる。図1の表示部12には、対応付けリストが表示されている。
また、CPU3は、この携帯電話1の動作をデータバス20を介して総合的に制御するものである。
図3は、本発明の一実施形態である通信処理プログラムがCPUに組み込まれたときの内部構成図である。図4は、把持状態情報処理部にて検出される携帯電話本体の予め定められた基準となる姿勢を説明するための図である。CPU3には、通信処理プログラムが組み込まれることによって、把持状態情報処理部31と、アプリケーション機能選択部32と、通信処理指示部33と、が構築されている。以下、各処理部31〜33の構成について説明する。
把持状態情報処理部31は、加速度センサ4の計測データに基づいて、携帯電話本体の予め定められた基準となる姿勢からの傾き角度を検出するものである。本実施例では、携帯電話本体の予め定められた基準となる姿勢について、以下のように定義している。
図4(a)は、ユーザ(不図示)によって携帯電話1の下部筐体面が地面G(水平面)に対して水平に保たれている状態を示す図である。また、図4(b)は、ユーザ(不図示)によって携帯電話1の下部筐体面が地面G(水平面)に対して30度未満に保たれている状態を示す図である。
本実施例では、携帯電話1の下部筐体面が地面G(水平面)に対して水平に保たれている状態を基準となる姿勢とする。そして、携帯電話1の傾きを表す傾き角度は、携帯電話1の下部筐体面が地面G(水平面)となす角度とする。本実施例では、説明をわかりやすくするため、図14(a)に示すように、地面G(水平面)に対して、鉛直方向をZ軸とし、水平方向をX軸とする。また、ユーザは、携帯電話1の下部筐体面と後述するリーダ/ライタ端末機器のリーダ/ライタ面とが合わさるように近づけるため、X軸、Z軸と直交するY軸方向の傾きは無視できるものとする。すると、X方向の加速度成分に含まれる角度に基づいて、地面G(水平面)となす角度が導かれる。したがって、把持状態情報処理部31は、加速度センサ4の検出結果に基づいて、X方向の加速度成分に含まれる角度から携帯電話1の上記傾き角度を求める。この傾き角度が、本発明にいう把持状態情報の一例に相当する。
アプリケーション機能選択部32は、データバス20を介して、後述する非接触型ICカード6の通信処理部から通信設定の要求の信号を受信した後、把持状態情報処理部31で得られた携帯電話1の傾き角度に基づいて、記憶部5の対応付けリストデータベース50を参照して、検出された角度が納まる範囲のアプリケーション機能を選択する。続いて、選択したアプリケーション機能に必要な情報を記憶部5から抽出し、後述する通信処理部611で実行されるアプリケーション機能が作動するよう設定するものである。例えば、定期・乗車券機能では、Suica(登録商標)の機能が設定され、現在使用可能な残額が必要な情報として設定される。
通信処理指示部33は、アプリケーション処理選択部32にてアプリケーション機能の設定後、後述する非接触型ICカード6にアプリケーション処理選択部32で設定されたアプリケーション機能の実行の指示を出すものであり、アプリケーション機能を実行するために必要な情報を非接触型ICカード6の送信処理部611にデータバス20を介して送信する。ここで、アプリケーション処理選択部32および通信処理指示部33の処理が、本発明にいう通信処理設定部の一例に相当する。
非接触型ICカード6は、後述するリーダ/ライタ端末機器100と近距離無線通信を行う無線通信手段を備えたものである。
図5は、図2に示す非接触型ICカードの内部構成を示す図である。非接触型ICカード6には、非接触型ICカード用CPU61、無線部62、記憶部63、および非接触型ICカード用アンテナ64が設けられている。非接触型ICカード用CPU61は、非接触型ICカード6の動作を総合的に制御するものであり、本発明の一実施形態である通信処理プログラムが組み込まれることによって、通信処理部611が構築される。
この非接触型ICカード6は、携帯電話1がリーダ/ライタ端末機器100と近距離無線通信をすることができる範囲に置かれて、リーダ/ライタ端末機器100からの送信信号を検出すると、通信処理部611は、リーダ/ライタ端末機器100がアプリケーション機能を実行するための通信処理に先立って、データバス20を介して、図3に示すアプリケーション処理選択部32に対して、アプリケーション機能が作動するよう通信処理設定要求の信号を送信する。
また、通信処理部611は、通信処理指示部33からアプリケーション処理選択部32で設定されたアプリケーション機能を実行するために必要な情報をデータバス20を介して受信する。例えば、定期・乗車券機能が選択された場合は、上述した通り、Suica(登録商標)の機能が設定され、現在使用可能な残額が必要な情報として設定される。
すると、通信処理部611は、そのアプリケーション機能を実行するために必要な情報に基づいて、近距離無線通信の相手となるリーダ/ライタ端末機器100との間で通信処理を行う。なお、このリーダ/ライタ端末機器100が、本発明にいう外部機器の一例に相当する。
また、無線部62は、リーダ/ライタ端末機器100との間でアンテナ64を介して近距離無線通信を行うものであり、記憶部63は、不揮発性メモリであって、非接触型ICカード用CPU61で実行する通信処理プログラム等を記憶しておくものである。
ここで、図2に戻って、さらに携帯電話1の内部構成について説明を続ける。この携帯電話1には、既に説明した、表示部12、および操作部14が設けられており、また、音声処理部17、電源18、無線部19、および携帯無線用アンテナ191が設けられている。音声処理部17は、携帯電話で話す際の音声をマイクに集音したり、携帯電話で話す際に相手の声を発する際のスピーカの音声を処理するものである。また、電源18は、携帯電話1に電力を供給するものである。なお、本実施例では、折り畳み式の携帯電話を使用しているが、必ずしも折り畳み式の携帯電話でなくてもよく、折り畳み式以外の携帯電話であってもよい。
[動作]
次に携帯電話1の動作について説明する。
図6は、携帯電話の傾き角度とアプリケーション機能とを対応付ける処理を表すフローチャートである。まず、ユーザが携帯電話1の電源をONして、上記対応付けを行いたい場合は、通信処理設定を行うための特定キーとして割り振られたキー(本実施例では、“#”キー)を押下する。このフローチャートにおいては、常に“#”キーが押下されるか否かを監視し(ステップS100)、所定時間以上連続して押下されているかの判定がなされる(ステップS101)。
所定時間以上、“#”キーが押下されない場合には(ステップS101:No)、再びステップS100に戻る。一方、所定時間以上、“#”キーが押下された場合には(ステップS101:Yes)、表示部12に、パラメータ範囲(傾き角度の範囲)と機能の対応リストの画面表示が図1に表示される(ステップS102)。
続いて、‘*’キーが所定時間内に押下されたか否かが判定される(ステップS103)。‘*’キーが所定時間内に押下されなかった場合には(ステップS103:No)、この処理ルーチンを終了する。この場合、ユーザが単に上記対応リストの内容を確認するだけでいいことを意味する。
一方、所定時間以上、“*”キーが押下された場合には(ステップS103:Yes)、以下に説明アプリケーション機能の選択がなされる(ステップS104)。ここでは、ユーザが、図1に示す表示部12に表示された対応リストを変更しようとするときには、メニュー切替キー161a〜161dを操作して、アプリケーション機能の項目に挙げられている、「定期・乗車券機能」と、「電子マネー機能」と、「電子キー機能」と、「クレジットカード機能」といった4つのアプリケーション機能のいずれかを選択する。
例えば、図1に示す表示部12に表示された、対応付けリストデータベース50に記憶されている対応付けリストでは、「クレジットカード機能」に対応付けられている傾き角度の項目が、「未設定」になっている。この場合、ユーザが、メニュー切替キー161a〜161dを操作して、「クレジットカード機能」を選択して、実行キー162を押下すると、「クレジットカード機能」に対応付けられる角度として、「〜30度未満」「30度以上〜60度未満」「60度以上〜」のいずれかの項目をメニュー切替キー161a〜161dにて選択することができる。
そして、例えば、ユーザが「60度以上〜」を選択して、実行キー162を押下すると、「クレジットカード機能」に対応付けられる角度が「60度以上〜」に変更されるとともに、「電子キー機能」に対応付けられる角度が「未設定」に変更される(ステップS105)。このようにして、入力設定部31にて、携帯電話の傾き角度とアプリケーション機能とを対応付けがなされ、対応付けられたリストは、記憶部5の対応付けリストデータベース50に記憶される。
次に、ユーザが、実際に所定のアプリケーション機能を用いてリーダ/ライタ端末機器と近距離無線通信を行うときの携帯電話1の動作について説明する。
図7は、携帯電話の傾き角度が検出され、通信処理部で通信処理が行われる動作を表すフローチャートである。
まず、ユーザにより携帯電話1の電源ONがなされた後、図7に示すフローチャートの処理ルーチンが開始され、まず、加速度センサ4が作動する(ステップS200)。本実施例では、ユーザにより電源がONされて後OFFされるまで、加速度センサ4が作動しているものとする。把持状態情報処理部31は、加速度センサ4の計測に基づいて携帯電話1の傾き角度を検出する。このステップS200にて行われる傾き角度の検出が、本発明にいう把持状態情報検出工程の一例に相当する。
そして、アプリケーション処理選択部32は、常時、リーダ/ライタ端末機器から送信信号を受信するか否かを監視している(ステップS201)。この送信信号は、通信処理設定要求を表す信号であって、この送信信号が受信されない場合には(ステップS201:No)、ステップS200に戻る。このような監視下のもとで、携帯電話1が、リーダ/ライタ端末機器100と近距離無線通信をすることができる範囲に置かれると、図6に示す非接触型ICカード6の通信処理部611が、リーダ/ライタ端末機器から送信信号を受信し、図3に示すアプリケーション処理選択部32に対して、アプリケーション機能が作動するよう通信処理設定要求を表す信号を送信する。アプリケーション処理選択部32は、通信処理部611から通信処理設定要求を表す信号を受け付けると(ステップS201:Yes)、現時点の傾き角度を参照する(ステップS202)。傾き角度が30度未満の場合には(ステップS203:Yes)、アプリケーション処理選択部32は、記憶部5の対応付けリストデータベース50を参照して、定期・乗車券機能を設定する(ステップS204)。
一方、傾き角度が30度未満でない場合には(ステップS203:No)、アプリケーション機能選択部32は、傾き角度が30度以上60度未満か否かの判定を行う(ステップS204)。傾き角度が30度以上60度未満の場合には(ステップS205:Yes)、アプリケーション機能選択部32は、記憶部5の対応付けリストデータベース50を参照して、電子マネー機能を設定する(ステップS206)。一方、傾き角度が30度以上60度未満でなく、60度以上の場合には(ステップS205:No)、アプリケーション機能選択部32は、記憶部5の対応付けリストデータベース50を参照して、電子キー機能を設定する(ステップS207)。
このようにして、アプリケーション機能選択部32にて、アプリケーション機能が設定されると、通信処理指示部33は、非接触型ICカード6の通信処理部611にアプリケーション機能の実行に必要な情報を送信する(ステップS208)。通信処理部611は、通信処理指示部33からアプリケーション機能を実行するために必要な情報をデータバス20を介して受信すると、そのアプリケーション機能を実行するために必要な情報に基づいて、近距離無線通信の相手となるリーダ/ライタ端末機器100との間で通信処理を行う(ステップS209)。ここで、ステップS202からステップS208までに行われる処理が本発明にいう通信処理設定工程の一例に相当し、ステップS209の処理が本発明にいう通信処理工程の一例に相当する。そして、電源がOFFされない場合には(ステップS210)、再び、傾き角度検出の処理(ステップS200)に戻り、次回の通信処理に備える。一方、通信処理実行後、電源がオフされた場合には、この処理ルーチンは終了する。
ここでは、まず、定期・乗車券機能が設定された場合について、通信処理部611の処理を説明する。
図8は、定期・乗車券機能が実行された場合のイメージ図である。図8(a)では、ユーザ(不図示)が、自動改札口201に搭載された自動改札口用リーダ/ライタ端末機器200との間で近距離通信可能な範囲内に携帯電話1を近づけた場合を示している。図8(b)は、自動改札口用リーダ/ライタ端末機器200の拡大図である。この場合、上述したように、ユーザが、自動改札口用リーダ/ライタ端末機器のリーダ/ライタ面202に携帯電話1の下部筐体面を合わせるようにかざしていくと、自動改札口用リーダ/ライタ端末機器200と携帯電話1との間で近距離無線の動作範囲内において、図10(b)に示すように傾き角度は30度未満になるので、把持状態情報処理部31は、傾き角度30度未満を検出する。
続いて、アプリケーション機能選択部32は、定期・乗車券機能アプリケーションを設定し、通信処理指示部33が、図3に示す非接触型ICカード6内の通信処理部611に、定期・乗車券機能の実行に必要な情報を送信する。
そして、通信処理部611は、定期・乗車券機能の実行に必要な情報を受信すると、通信処理部611では、無線部62の非接触型ICカード用アンテナ64を介して、近距離無線通信の相手となる自動改札口用リーダ/ライタ端末機器200との間で無線交信がなされ、ユーザは、自動改札口201を通ることができる。
したがって、ユーザが、自動改札口用リーダ/ライタ端末機器のリーダ/ライタ面202に携帯電話1の下部筐体面を合わせるようにかざしていくと、自動的に携帯電話1の傾き角度が30度未満の状態下に置かれてしまうので、ユーザは、その都度、携帯電話1の傾き角度を気にする必要がなく、アプリケーション機能選択の際の入力操作をしなくて済み、ユーザの負担が軽減されるとともにユーザの利便性の向上が図られる。
次に、電子マネー機能が設定された場合について、通信処理部611の処理を説明する。
図9は、電子マネー機能が実行された場合のイメージ図である。図9では、ユーザ(不図示)が携帯電話1を、電子マネー機能を搭載した店舗用リーダ/ライタ端末機器300に向けて近づけていき、この店舗用リーダ/ライタ端末機器300との間で近距離通信可能な範囲内に、この携帯電話1をかざしている状態を表している。ここでは、店舗用リーダ/ライタ端末機器300のリーダ/ライタ面302が、地面Gとなす角度が45度であるとする。
この場合、ユーザが店舗用リーダ/ライタ端末機器300のリーダ/ライタ面302に合わせるようにして携帯電話1の下部筐体面をかざそうとすると、傾き角度は、略45度になる。したがって、把持状態情報処理部31は、傾き角度として略45度を検出することになり、傾き角度は30度以上60度未満になるので、アプリケーション機能選択部32は、電子マネー機能を設定し、通信処理指示部33が、図3に示す非接触型ICカード6内の通信処理部611に、電子マネー機能の実行に必要な情報を送信する。
そして、通信処理部611は、電子マネー機能に必要な情報を受信すると、通信処理部611では、無線部62の非接触型ICカード用アンテナ64を介して、近距離無線通信の相手となる店舗用リーダ/ライタ端末機器300との間で無線交信がなされる。このようにすることにより、ユーザは、電子マネーによる商取引をすることができる。
次に、電子キー機能が設定された場合について、通信処理部611の処理を説明する。
図10は、電子キー機能が実行された場合のイメージ図である。図10では、ユーザ(不図示)が、電子キーによって入退出可能なセキュリティ・ドア401の近傍に設置されている電子キー用リーダ/ライタ端末機器400のリーダ/ライタ面402に、携帯電話1を近づけている場合を表しており、ユーザが近距離通信可能な範囲内に携帯電話1を把持している。ここでは、電子キー用リーダ/ライタ端末機器400のリーダ/ライタ面402が、地面Gとなす角度が90度であるとする。
この場合、ユーザが電子キー用リーダ/ライタ端末機器400のリーダ/ライタ面402に合わせるようにして携帯電話1の下部筐体面を近づけると、傾き角度は、略90度になる。
したがって、把持状態情報処理部31は、傾き角度として略90度を検出することになり、傾き角度は60度以上になるので、アプリケーション機能選択部32は、電子キー機能を設定し、通信処理指示部33が、図3に示す非接触型ICカード6内の通信処理部611に、電子キー機能の実行に必要な情報を送信する。
そして、通信処理部611は、電子キー機能に必要な情報を受信すると、通信処理部611では、無線部62の非接触型ICカード用アンテナ64を介して、近距離無線通信の相手となる電子キー用リーダ/ライタ端末機器400との間で無線交信がなされ、ユーザは、セキュリティ・ドア401が開き、内部に入ることができる。
なお、本実施例においては、上記アプリケーション機能選択部32は、リーダ/ライタ端末機器との間で通信処理を行う直前の加速度センサ6の検出結果に応じて、通信処理部611で行われる複数のアプリケーション機能のうち少なくとも1つのアプリケーション機能設定することにしているが、アプリケーション機能選択部32の設定方法は、上記方法に限られるものではない。
例えば、ユーザが、携帯電話1を傾け始めて最終的にリーダ/ライタ面で接触して静止状態に至ったときに加速度センサ4が傾き角度を検出してもよい。この場合は、その傾き角度に応じてアプリケーション機能が設定され、その設定がなされた後に通信処理部611がリーダ/ライタ端末機器との間で近距離無線を開始することで、上記実施例と同様の効果を得られる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。なお、本発明の第1の実施例と本発明の第2の実施例とでは、内部構成が一部異なるが、それ以外はほぼ同様の構成を有するため、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、実施例1と異なる構成について詳細に説明する。
[構成]
本発明の第2の実施例では、加速度センサ4が、携帯電話1の傾き角度の検出の代わりに、携帯電話本体に加えられる加速度を検出し、通信処理設定部31が加速度の大きさに応じてアプリケーション機能を設定することを特徴とする。本実施例では、加速度センサ4は、上述した通り、3次元方向(相互に直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸方向)の加速度を計測するセンサである。この加速度センサ4にて検出された、各軸方向における検出値はデータバス20を介してCPU3に送信される。なお、3軸方向の加速度の合成値は、加速度センサ4で検出される加速度について、X軸方向をAx、Y軸方向をAy、Z軸方向をAzとすると、以下の数式で求められる。
図11は、表示部に表示された携帯電話本体に加えられた加速度とアプリケーション機能とを対応付けるリストの一例を示す図である。第2の実施例では、ユーザが携帯電話1に加える加速度(3軸方向の加速度の合成値)を「大」、「中」、「小」に区分けする。ここでは、携帯電話1をリーダ/ライタ端末機器に向けて近づけたとき、予め定めた所定の加速度を超えた場合を「大」と定義する。
また、携帯電話1をリーダ/ライタ端末機器に向けて近づけたとき、予め定めた所定の加速度範囲内である場合を、「中」と定義する。さらに、携帯電話1をリーダ/ライタ端末機器に向けて近づけとき、予め定めた所定の加速度未満の場合を、「小」と定義する。また、本実施例では、加速度が「大」の場合を定期・乗車券機能に対応付づけ、加速度が「中」の場合を電子マネー機能に対応付け、加速度が「小」の場合を電子キー機能に対応付ける。さらに、未設定の場合をクレジットカード機能に対応付ける。この未設定の場合は、加速度センサ4に基づいて通信処理を行わないことを意味する。
なお、このような対応付けは一例であって、上記対応付けに限定されるものではない。
[動作]
次に本発明の第2の実施例における携帯電話1の動作について説明する。
図12は、携帯電話の加速度が検出され、通信処理部で通信処理が行われる動作を表すフローチャートである。まず、ユーザにより携帯電話1の電源ONがなされた後、図12に示すフローチャートの処理ルーチンが開始され、まず、加速度センサ4が作動する(ステップS300)。把持状態情報処理部31は、加速度センサ4の計測に基づいて携帯電話1に加えられる加速度を検出する。このステップS200にて行われる加速度の検出が、本発明にいう把持状態情報検出工程の一例に相当する。
そして、アプリケーション処理選択部32は、常時、リーダ/ライタ端末機器から送信信号を受信するか否かを監視している(ステップS301)。この送信信号(通信処理設定要求を表す信号)が受信されない場合には(ステップS301:No)、ステップS300に戻る。このような監視下のもとで、携帯電話1が、リーダ/ライタ端末機器100と近距離無線通信をすることができる範囲に置かれると、図6に示す非接触型ICカード6の通信処理部611が、リーダ/ライタ端末機器から送信信号を受信し、図3に示すアプリケーション処理選択部32に対して、アプリケーション機能が作動するよう通信処理設定要求を表す信号を送信する。アプリケーション処理選択部32は、通信処理部611から通信処理設定要求を表す信号を受け付けると(ステップS301:Yes)、加速度センサ4における現時点の加速度を参照する(ステップS02)。加速度が「大」の場合には(ステップS303:Yes)、アプリケーション処理選択部32は、記憶部5の対応付けリストデータベース50を参照して、定期・乗車券機能を設定する(ステップS304)。
一方、加速度が「大」でなく(ステップS303:No)、「中」の場合には(ステップS305:Yes)、アプリケーション機能選択部32は、記憶部5の対応付けリストデータベース50を参照して、電子マネー機能を設定する(ステップS306)。
また、加速度が「小」の場合には(ステップS305:No)、アプリケーション機能選択部32は、記憶部5の対応付けリストデータベース50を参照して、電子キー機能を設定する(ステップS307)。
このようにして、アプリケーション機能選択部32にて、アプリケーション機能が設定されると、通信処理指示部33は、非接触型ICカード6の通信処理部611にアプリケーション機能の実行に必要な情報を送信する(ステップS308)。通信処理部611は、通信処理指示部33からアプリケーション機能を実行するために必要な情報をデータバス20を介して受信すると、そのアプリケーション機能を実行するために必要な情報に基づいて、近距離無線通信の相手となるリーダ/ライタ端末機器100との間で通信処理を行う(ステップS309)。ここで、ステップS302からステップS308までに行われる処理が本発明にいう通信処理設定工程の一例に相当し、ステップS309の処理が本発明にいう通信処理工程の一例に相当する。そして、電源がOFFされない場合には(ステップS310)、再び、傾き角度検出の処理(ステップS300)に戻り、次回の通信処理に備える。一方、通信処理実行後、電源がオフされた場合には、この処理ルーチンは終了する。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。本実施例においても、本発明の第1の実施例とでは、内部構成が一部異なるが、それ以外は、ほぼ同様の構成を有するため、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、実施例1と異なる構成について詳細に説明する。
第3の実施例では、上述したアプリケーション機能が利用可能な地域を表す地域情報を予め携帯電話1内に記憶しておく。さらに、携帯電話1が、GPS(Global Positioning System)機能を搭載して現在位置の位置情報を取得し、後述する判断部にて、この位置情報が地域情報のいずれかに属するかを判断し、判断結果に応じて、上述したアプリケーション機能と傾き角度との対応付けを変更することを特徴とする。その後の処理は、実施例1と同様の処理が行われる。
[構成]
図13は、図1に示す携帯電話の内部構成を示す図である。図14は、第3の実施例におけるCPUの内部構成図である。
本実施例では、図3に示す携帯電話の内部構成と比較して、CPU3内に判断部34、記憶部5内に地域情報データベース51、およびGPS機能部7が新たに設けられている。GPS機能部7は、人工衛星(不図示)からユーザが現在いる場所の位置情報を取得するものである(位置情報取得手段)。地域情報データベース51は、アプリケーション機能が利用可能な地域を表す地域情報を記憶するデータベースである。判断部34は、GPS機能部7で取得したユーザが現在いる位置情報に応じて、地域情報データベース51に記憶されている地域情報のいずれかに属するかを判断し、携帯電話1の傾き角度とアプリケーション機能の対応付けを決定する(判断手段)。
図15は、地域情報データベースに基づいて設定される、傾き角度とアプリケーション機能の対応付けリストの一例を示す図である。図15(a)では、図1に示す表示部12の表示画面には、地域情報として、「横浜駅周辺」の文字が表示されている。これは、ユーザが、一例として、横浜駅から半径何百メートル以内で携帯電話1のアプリケーション機能を利用する場合、傾き角度30度未満が、定期・乗車券機能に対応付けられており、傾き角度30度以上60度未満が電子マネー機能に対応付けられており、傾き角度60度以上が、電子キー機能に対応付けられている。
他方、図15(b)では、地域情報として、「会社周辺」の文字が表示されている。これは、ユーザが、一例として、ユーザが勤務する会社から半径何百メートル以内で携帯電話1のアプリケーション機能を利用する場合、傾き角度30度未満が、電子決済可能なOO銀行カード機能に対応付けられており、傾き角度30度以上60度未満の場合、ユーザの勤務する社員食堂の食事代の電子決済可能な食堂カード機能に対応付けられており、傾き角度60度以上が、ユーザが勤務する会社の電子キー機能に対応付けられている。
なお、これらの傾き角度とアプリケーション機能の対応付けの設定は、ユーザが第1の表示画面上でメニュー切替・実行キー16を操作することで、設定変更がなされる。また、本実施例では、地域情報データベース61の地域情報の登録については、ユーザが、第1の表示画面上でメニュー切替・実行キー16を操作することで、地域情報を入力し、マニュアル設定するものとする。
[動作]
次に本発明の第3の実施例における携帯電話1の動作について説明する。
図16は、地域情報に基づいて通信処理を行う場合の動作を表すフローチャートである。まず、ユーザにより携帯電話1の電源ONがなされた後、GPS機能部7は、人工衛星(不図示)からユーザが現在いる場所の位置情報を取得する(ステップS400)。
続いて、判断部34が、地域情報データベースを参照し、位置情報に基づいて、傾き角度とアプリケーション機能の対応付けを判断する(ステップS401)。例えば、ユーザが横浜駅周辺にいた場合には、図14(a)の示す、傾き角度とアプリケーション機能の対応付けとなる。この対応付けに基づいて、上述した、図7で示す処理ルーチン(ステップS202〜ステップS206に相当:通信処理設定工程)と同様の処理が実行されて通信処理設定がなされる(ステップS402)。
そして、図7示す処理ルーチン(ステップS207に相当:通信処理工程)が実行されて通信処理がなされる(ステップS403)。そして、この図16に示す処理ルーチンは終了する。
以上より、複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を選択する際の入力操作を少なくしてユーザの負担を軽減するとともにユーザの利便性の向上の工夫が施された携帯型情報処理装置、携帯型情報処理装置の通信処理方法、および携帯型情報処理装置の通信処理プログラムが提供される。
なお、本発明においては、傾き角度の検出と加速度の検出に分けて、アプリケーション機能を対応付けたが、加速度センサが、傾き角度の検出と加速度の検出との両方を行って、加速度と傾き角度の検出結果を組み合わせることで、さらに、多くのアプリケーション機能を対応付けてもよい。
本発明は、複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を選択する際の入力操作を少なくしてユーザの負担を軽減するとともにユーザの利便性の向上の工夫が施された携帯型情報処理装置に利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
本発明の一実施形態としての携帯電話の正面図である。 図1に示す携帯電話の内部構成を示す図である。 本発明の一実施形態である通信処理プログラムがCPUに組み込まれたときの内部構成図である。 把持状態情報処理部にて検出される携帯電話本体の予め定められた基準となる姿勢を説明するための図である。 図2に示す非接触ICカードの内部構成を示す図である。 携帯電話の傾き角度とアプリケーション機能とを対応付ける処理を表すフローチャートである。 携帯電話の傾き角度が検出され、通信処理部で通信処理が行われる動作を表すフローチャートである。 定期・乗車券機能が実行された場合のイメージ図である。 電子マネー機能が実行された場合のイメージ図である。 電子キー機能が実行された場合のイメージ図である。 表示部に表示された携帯電話本体に加えられた加速度とアプリケーション機能とを対応付けるリストの一例を示す図である。 携帯電話の加速度が検出され、通信処理部で通信処理が行われる動作を表すフローチャートである。 図1に示す携帯電話の内部構成を示す図である。 第3の実施例におけるCPUの内部構成図である。 地域情報データベースに基づいて設定される、傾き角度とアプリケーション機能の対応付けリストの一例を示す図である。 地域情報に基づいて通信処理を行う場合の動作を表すフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話
3 CPU
4 加速度センサ
5 記憶部
6 非接触型ICカード
7 GPS機能部
10 上部筐体
11 下部筐体
12 表示部
13 スピーカ発音口
14 操作部
15 受話口
16 メニュー切替・実行キー
20 データバス
31 把持状態情報処理部
32 アプリケーション機能選択部
33 通信処理指示部
32 判断部
50 対応付けリストデータベース
51 地域情報データベース
61 非接触型ICカード用CPU
62 無線部
63 記憶部
64 非接触型ICカード用アンテナ
100 リーダ/ライタ端末機器
141 操作キー
161a、161b、161c、161d メニュー切替キー
162 実行キー
200 自動改札口用リーダ/ライタ端末機器
201 自動改札口
202、301、402 リーダ/ライタ面
300 店舗用リーダ/ライタ端末機器
400 電子キー用リーダ/ライタ端末機器
401 セキュリティ・ドア
611 通信処理部

Claims (10)

  1. 通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う無線通信手段を備えた携帯型情報処理装置であって、
    前記外部機器と前記無線通信手段を介して、予め設定された複数種類の通信処理が実行可能な通信処理部と、
    ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する把持状態情報検出部と、
    前記把持状態情報検出部で検出された把持状態情報に基づいて、前記通信処理部で実行される通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定する通信処理設定部と、を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  2. 前記通信処理設定部は、外部機器との間で前記通信処理を行う直前の把持状態情報検出部の検出結果に応じて、前記通信処理部で行われる複数の通信処理のうち少なくとも1つの通信処理を設定する、ことを特徴とする請求項1記載の携帯型情報処理装置。
  3. 前記把持状態情報は、前記外部機器に対する携帯型情報処理装置本体の動作、及び/又は、姿勢を表す情報であることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯型情報処理装置。
  4. 前記把持状態情報は、携帯型情報処理装置本体の予め定められた基準となる姿勢からの傾きを表す情報である、ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1記載の携帯型情報処理装置。
  5. 前記把持状態情報は、携帯型情報処理装置本体の加速度を表す情報である、ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1記載の携帯型情報処理装置。
  6. 前記把持状態情報検出部が、前記把持状態情報を検出する加速度センサである、ことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1項記載の携帯型情報処理装置。
  7. 前記通信処理が利用可能な地域を表す地域情報を記憶する地域情報記憶部と、
    現在位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記位置情報が前記地域情報のいずれかに属するかを判断する判断手段と、さらに備え、
    前記通信処理設定部は、前記判断手段で得られた判断結果に応じて、通信処理が作動するよう設定する、ことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか記載の携帯型情報処理装置。
  8. 前記地域情報記憶部は、ユーザの入力に応じて、前記地域情報を設定する地域情報設定手段を備えた、ことを特徴とする請求項7記載の携帯型情報処理装置。
  9. 通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う無線通信手段を備えた携帯型情報処理装置の通信処理方法であって、
    ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する把持状態情報検出工程と、
    前記把持状態情報検出工程で検出された把持状態情報に基づいて、前記外部機器と前記無線通信手段を介して実行される予め設定された複数種類の通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定する通信処理設定工程と、
    この通信処理設定工程にて設定された通信処理を実行する通信処理工程と、を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置の通信処理方法。
  10. 携帯型情報処理装置に、
    ユーザによる携帯型情報処理装置本体の把持状態を表す把持状態情報を検出する把持状態情報検出手段と、
    前記把持状態情報検出手段で検出された把持状態情報に基づいて、通信相手となる外部機器と近距離無線通信を行う無線通信手段を介して実行される予め設定された複数種類の通信処理うち少なくとも1つの通信処理が作動するよう設定するよう設定する通信処理設定手段と、を実現するための通信処理プログラム。
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