JP2008203257A - 放射線発生器において放射線を制御する装置 - Google Patents

放射線発生器において放射線を制御する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】X線等の放射線発生器において、絶縁性及び放射線遮蔽性を保ちつつ、容易に調達されて製造され得る放射線遮蔽体を提供する。
【解決手段】放射線発生器(1000)の放射線源(1002)によって発生される電磁放射線の伝達を制御する装置(1025)を提供する。放射線源(1002)は、カソード(1008)に対向するアノード(1010)を含んでいる。装置(1025)は、放射線発生器(1000)のアノード(1010)に締結された少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリ(1030)を含んでいる。プリント回路基板アセンブリ(1030)は少なくとも1層の第一の層(1102)を含んでおり、少なくとも1層の第一の層(1102)は、該少なくとも1層の第一の層(1102)にアノード(1010)を取り付ける機械的装置(1022)を収容するコンジットを含んでいる。
【選択図】図10

Description

本書に記載される主題は一般的には、放射線発生器に関し、さらに具体的には、放射線発生器において発生される放射線を制御するように構成されている放射線制御装置に関する。
様々な形式の放射線発生器が電磁放射線を発生するように開発されている。このようにして発生される電磁放射線は、医用撮像を含めて様々な目的に用いることができる。放射線発生器のかかる一つの例はX線発生器である。典型的なX線発生器は一般的には、射出孔を通して目標に向かってX線を放出するように、電磁放射線(例えばX線)を発生するX線管と、従来の態様でX線管を作動させるように構成されている電源回路とを含んでいる。X線が操作者に無用に達することを防ぐために、X線射出孔の周囲に放射線遮蔽が設けられる。放射線遮蔽は通常は、鉛のような重金属材料を含む遮蔽材によって行なわれる。遮蔽材は絶縁材と混合されて、放射線遮蔽を提供する。
米国特許出願公開第20030081727号
従来のX線発生器の電源回路は一般的には、X線管を作動させるべく高電圧電力を供給するように構成されている高電圧導体を含んでいる。一つのシナリオでは、X線管と電源回路との間に放射線遮蔽体が配置され、高電圧導体が放射線遮蔽体を貫通するので、遮蔽材と共に絶縁性物質の併用を必要とする。高電圧導体と放射線遮蔽体の遮蔽材との間には高い電気応力が存在する。というのは、高電圧を流す高電圧導体が、接地電位に保たれている遮蔽材に極く近接して配置されるからである。遮蔽材の配置及び寸法の制御は、電気応力を安全値に保つのに極めて重要である。これら幾つかの公知の放射線遮蔽体の一つの欠点は、鉛材が絶縁性表面の上に又は絶縁性表面に沿って用いられているときに特に、鉛材の寸法のばらつき及び配置を制御することが困難なことである。この鉛材の配置を制御するときの困難は、高電圧電力の無用の電弧発生の機会を増して、X線発生器の故障を招く。
従来の放射線遮蔽体のもう一つの欠点は、鉛のような重金属材料が絶縁性表面の上に又は絶縁性表面に沿って用いられるときに、かかる重金属材料を接地させることに関連する技術的困難である。鉛を接地させるためのはんだ付け工程は一般的には、鉛材の一部をX線発生器に多用される絶縁油に曝露することにより行なわれ、これにより絶縁油による汚染の可能性が高まる。放射線遮蔽体を製造する工程すなわち絶縁性表面の上に又は絶縁性表面に沿って遮蔽材を配置する工程、及び鉛材を電気的に接地させるために鉛材をはんだ付けする工程はいずれも、高度な熟練を要する作業である。
従って、絶縁性及び放射線遮蔽性を保ちつつ、容易に調達されて製造され得る放射線遮蔽体を提供する必要性が存在している。
以上に述べた必要性は、本書に記載される主題によって取り扱われる。
一実施形態では、放射線発生器の放射線源によって発生される電磁放射線の伝達を制御する装置を提供する。放射線源は、カソードに対向するアノードを含んでいる。装置は、放射線源のアノードに締結されている少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリを含んでいる。プリント回路基板アセンブリは少なくとも1層の第一の層を含んでおり、少なくとも1層の第一の層は、該少なくとも1層の第一の層にアノードを取り付ける機械的装置を収容するコンジットを含んでいる。
もう一つの実施形態では、放射線発生器を提供する。放射線発生器は、電磁放射線を発生するように動作可能な放射線源と、放射線源を作動させる電力を供給するように電気的に結合されている電源回路と、放射線源によって発生される電磁放射線の伝達を減少させるように構成されている放射線制御装置とを含んでいる。放射線制御装置は、放射線源のアノードに締結されている少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリを含んでいる。プリント回路基板アセンブリは少なくとも1層の第一の層を含んでおり、少なくとも1層の第一の層は、該少なくとも1層の第一の層にアノードを取り付ける機械的装置を収容するコンジットを含んでいる。
さらにもう一つの実施形態では、X線発生器を提供する。X線発生器は、電磁放射線を発生するように動作可能なX線管と、X線管を作動させる電力を供給するように電気的に結合されている電源回路と、X線管によって発生される電磁放射線の伝達を減少させる放射線制御装置とを含んでいる。放射線制御装置は、X線管のアノードに締結されている少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリを含んでいる。プリント回路基板アセンブリは少なくとも1層の第一の層を含んでおり、少なくとも1層の第一の層は、該少なくとも1層の第一の層にアノードを取り付ける機械的装置を収容するコンジットを含んでいる。
様々な範囲のシステム及び方法が本書に記載される。この概要に記載された観点及び利点に加えて、さらに他の観点及び利点は、図面を参照すると共に以下の詳細な説明を参照すると明らかとなろう。
以下の詳細な説明では、説明の一部を成す添付図面を参照し、図面には、実施され得る特定の実施形態が説明のために示されている。これらの実施形態は当業者が各実施形態を実施することを可能にするように十分に詳細にわたって説明されており、また実施形態の範囲から逸脱することなく他の実施形態を用い得ること、並びに論理的変形、機械的変形、電気的変形及び他の変形を施し得ることを理解されたい。従って、以下の詳細な説明は、限定する意味で解釈すべきでない。
図1は、電磁放射線を発生するように構成されている放射線源102を含む放射線発生器100の一実施形態を示す。図示の実施形態では、放射線発生器100はX線発生器であり、放射線源102は、X線を発生するように電源回路104に電気的に結合されているX線管である。図示の放射線源102は一般的には、アノード110に対向して放射線源102の中央長手軸109に沿って全体的に整列して位置するカソード108を含んでいる。
電源回路104は一般的には、放射線源102からの電磁放射線(例えばX線)の放出を生ずべく電力を供給するように従来の態様で構成されている1又は複数の電気部品(例えばダイオード、キャパシタ、変圧器、抵抗器等)を含んでいる。図示の電源回路104は、アノード110に電気的に接続されている第一の電力回路部分115と、カソード108に電気的に接続されている第二の電力回路部分116とを含んでいる。アノード110用の第一の電力回路部分115は、カソード108に対向している放射線源102のアノード110から軸方向外向き方向111にアノード110の直に背後に位置している。第二の電力回路部分116は、カソード108の背後に同様の態様で位置している。電源回路104の第一の電力回路部分115は、アノード110に高電圧電位を供給する。アノード110に供給される高電圧電位は40キロボルト〜100キロボルトの範囲にある。しかしながら、この電圧電位の値は変化してよい。
カソード108は一般的には、従来の態様で電子を放出することが可能な電子放出フィラメントを含んでいる。電源回路104によって供給される高電圧電位は、カソード108からアノード110に向かう電子の加速を生ずる。加速された電子はアノード110に衝突して、X線放射を発生する。カソード108及びアノード110は、放射線源102からの電磁放射線の伝達を減少させ又は部分的に減衰させる。影区域120が、部分的に減衰された電磁放射線の予期される範囲の一例を示している。図示の区域120は全体的に円錐形であるが、影区域120の形状は変化してよい。
放射線発生器100はさらに、放射線源102からの電磁放射線の伝達を少なくとも減少させて制御するように構成されている放射線制御装置125を含んでいる。放射線制御装置125は一般的には、電磁放射線の伝達をさらに減少させて制御するように、部分的に減衰された電磁放射線又は散乱した放射線が予期される影区域120の範囲内で放射線源102と電源回路104の第一の電力回路部分115との間に配置された少なくとも一つのプリント回路基板130を含んでいる。プリント回路基板130は、放射線源102の長手軸109に垂直な平面において区域120を完全に横断し又は少なくとも部分的に横断して延在する寸法を有し得る。ここでも、放射線源102に対する放射線制御装置125の位置は変化してよい。
図2は、プリント回路基板202で構成される放射線制御装置200の一実施形態の模式図を掲げる。プリント回路基板202は、基材層205及び媒体層210を含んでいる。媒体層210は、機械的圧着、加熱、加圧噴射、接着剤若しくは他の従来の工程、又はこれらの組み合わせのような様々な工程を用いて基材層205に結合され得る。
基材層205はエポキシ化合物、ウレタン化合物、セラミック、及びシリコン注型材料から成る群から選択される少なくとも一つの絶縁性組成物又は絶縁性物質で構成される。例えば、基材層205は、FR4とも呼ばれるエポキシ積層ガラス布シートを含み得る。但し、他の形式の絶縁性物質を用いてもよい。
媒体層210は、金属、金属の化合物(金属酸化物、金属リン酸塩及び金属硫酸塩等)、並びに金属の合金、又はこれらの組み合わせの少なくとも一つを含む放射線不透過性物質で構成される。媒体層210は、容易に蝕刻又ははんだ付けが可能なものとし、タングステン、カルシウム、タンタル、スズ、モリブデン、黄銅、銅、ストロンチウム、クロム、アルミニウム及びビスマス、又はこれらの組み合わせ若しくは化合物若しくは合金を含む群から選択される。但し、媒体層210の組成は以上に掲げた例に限定されないことを理解されたい。
プリント回路基板202はさらに、放射線源102のアノード110(図1を参照せよ)における電気的接続のために電源回路104からの導体112用の通路を設ける開口又はコンジット又は溝穴215を含んでいる。プリント回路基板202での開口215の位置は変化してよい。基材層205の沿面距離220が導体112と媒体層210との間に設けられて、電気応力、及び電源回路104の第一の電力回路部分115の導体112とプリント回路基板202の媒体層210との間の無用の電弧発生の可能性を小さくして制御するようにしている。プリント回路基板202の製造工程は、構築時、及び導体112に対する基材層205での媒体層210の配置時の寸法制御を強化することができる。
媒体層210は露出した表層であってもよいし、中間の密閉層であってもよい。導体112(図1を参照せよ)は、無用の電弧発生の機会を減少させるように、プリント回路基板202の基材層205に接していてもよいし、又はプリント回路基板202の媒体層210との接点から予め決められた隔設距離を隔ててプリント回路基板202の基材層205に少なくとも密に隣接していてもよい。媒体層210を放射線源102から軸方向外向き方向111(図1を参照せよ)にプリント回路基板202の外部に配置することにより、さらに厚みの厚い媒体層210を用いることが可能になり、プリント回路基板202を介した放射線の伝達を減少させて制御するように、放射線遮蔽の実効性を高めることができる。プリント回路基板202の媒体層210は、1又は複数の前述の放射線不透過性物質の一体形成された単一の層で構成されてもよいし、変化する厚みを有する多数の層で構成されて、基材層205に結合された所望の厚みを有する媒体層210を得るために共に積層され又は重ね合わされてもよい。図示の媒体層210は基材層205の外面に結合されているが、本書に記載される主題は、媒体層210が基材層205の外部に結合され得ること又は基材層205の内部に埋め込まれ得ることを包含するものと理解されたい。
図3は、放射線制御装置300のもう一つの実施形態を示し、放射線制御装置300は、上述のプリント回路基板202の基材層205及び媒体層210と構築が類似している基材層305及び媒体層310を有するプリント回路基板302を含んでいる。媒体層310は、変化する厚みを有する上述の放射線不透過性物質の同じもの又は組み合わせで構成された一連の媒体層315及び320で構成されており、所望の厚みの媒体層310を得るために互いに積層され又は少なくとも部分的に重ね合わされている。上述の媒体層315及び320は、プリント回路基板302への電気的接続又は機械的接続を設けるという課題を単純化するように構成された1又は複数の標準コネクタ325及び330(例えばクリップ、螺子等)の装着を容易にしている。標準コネクタ325及び330は、導体112(図1を参照せよ)への電気的接続を設ける、電気的接続を延長する、又はプリント回路基板300を介した電気的接地接続を設けるように構成されている。例えば、導体112(図1を参照せよ)又はその部分は、上述の開口215と同様に構築された開口335を通して延在することができる。導体112(図1を参照せよ)は、電源回路104の第一の電力回路部分115から放射線源102(例えばX線管)へ電力を供給するように、標準コネクタ325及び330を介して電気的に接続されることができる。標準コネクタ325及び330の各々が、同じ又は異なる媒体層315及び320に装着され得る。標準コネクタ325及び330の位置及び形式は変化してよい。また、2層の媒体層315及び320が図示されているが、媒体層の数は変化してよい。
図4は、多数のプリント回路基板402及び404で構成された放射線制御装置400のもう一つの実施形態を示す。プリント回路基板402及び404は、少なくとも1層の基材層406及び408と、少なくとも1層の媒体層410及び412とでそれぞれ構成されており、これらの層は、上述のプリント回路基板202の基材層205及び媒体層210と構築が類似しており、所望の厚みを得るために変化する厚みを有して、様々な態様で共に組み立てられている。少なくとも1層の基材層406は、放射線源102に面して放射線源102に最も近接して位置する絶縁性表面として構成される。多数の媒体層410及び412が基材層406及び408によってそれぞれ離隔されるようにして多数のプリント回路基板402及び404で構成された放射線制御装置400を構築することにより、媒体層410及び412の各々を互いに異なる電圧電位に保ち、且つ/又は電気的接地とは異なる電圧電位に保つことが可能になる。導体112を収容するための上述の開口215と構築が類似している開口422に加えて、プリント回路基板402及び404の少なくとも一方が、媒体層410及び412の1又は複数への電気的接続又は機械的接続を設けるように構成された少なくとも一つの開口又はポイント・スルー・ホール(PTH)425を含んでいる。例えば、電気的接地接続430が、多数のプリント回路基板402及び404の媒体層410及び412の一方又は両方への電気的接続のために開口425を通して収容され得る。PTH425の一実施形態は、媒体層410及び412への電気的接続を設けるように、PTH425の円周に少なくとも部分的に延在する導電性物質のプレートを含んでいる。
図4の説明をさらに続けると、プリント回路基板402及び404のいずれかに、電源回路104の第一の電力回路部分115(図1を参照せよ)の1又は複数の電気部品435(例えばダイオード、キャパシタ、抵抗器、変圧器等)を装着させることができる。電気部品435の数及び形式は変化してよいことを理解されたい。放射線遮蔽を設けることに加えて、プリント回路基板402及び404は、プリント回路基板402及び404に装着されている電気部品435の1又は複数に跨がる漂遊キャパシタンスを調整すべく電気的遮蔽を設けるように構成され得る。
図5は、多数の媒体層505及び510で構成されたプリント回路基板502を含む放射線制御装置500のもう一つの実施形態を示す。単一の媒体層505が多数の媒体領域515及び520を含んでおり、これらの媒体領域515及び520は、長手軸109(図1を参照せよ)に垂直な単一の平面に全体的に沿って位置しているが、各々が互いとは異なる電圧電位及び/又は電気的接地とは異なる電圧電位にあり得るように離隔している。媒体層510は、媒体層505の媒体領域515及び520から(例えば空気、油又は基材層525によって)所定の距離を隔てて離隔した平面に整列している。但し、図5に示すように、媒体領域515及び520の各々が、放射線源102から軸方向外向き方向111(図1を参照せよ)に見て媒体層510に対して部分的な重なり分布となるように位置する。放射線制御装置500のこの実施形態は、プリント回路基板502に位置する多数の電圧電位を許容しつつ電磁放射線遮蔽を強化する。尚、媒体層505及び510の1又は複数における媒体領域515及び520の数及び構成は変化してよいことを理解されたい。
図1に戻り、放射線制御装置550が、放射線制御装置200と同様に、放射線源102のカソード108から軸方向外向き方向(矢印及び参照番号555によって示す)に位置していてもよい。放射線制御装置550は、上述の放射線制御装置200、300、400及び500の実施形態若しくはこれらの組み合わせの1又は複数と同様の態様で構築され動作し得る。放射線制御装置550は、上述の開口215と同様の態様で構築されて第二の電力回路部分116からカソード108までの導体565を収容するように構成されている少なくとも一つの開口560を含んでいる。
図6は、放射線発生器600のもう一つの実施形態を示しており、放射線発生器600は、カソード608及びアノード610を有する放射線源602(例えばX線管)と組み合わせて、電源回路612と、上述の放射線発生器100と同様の放射線制御装置614とを含んでいる。放射線制御装置614は、電磁放射線の伝達を減少させて制御するように構成されている増倍器回路基板616を含んでいる。増倍器回路基板616は、上述の放射線発生器100の影区域120でのプリント回路基板130の位置と同様に、電磁放射線の減衰の予期される範囲に相当する影区域620の範囲内に位置している。増倍器回路基板616はまた、放射線源602の長手軸625に沿ってアノード610から軸方向外向き方向(矢印及び参照番号622によって示す)に位置する。ここでも、増倍器回路基板616は他の位置(例えば放射線源602の反対側のカソード608の軸方向外向き)に配置されてもよく、また寸法及び形状が変化してよいことを理解されたい。
図7は、増倍器回路基板702を含む放射線制御装置700の一実施形態の模式図を示す。増倍器回路基板702は一般的には、少なくとも1層の基材層705と、基材層705に結合された少なくとも1層の媒体層710と、放射線発生器600の放射線源602(図6を参照せよ)に伝達される電圧電位の範囲を拡大するような態様で電源回路612(図6を参照せよ)の一部として又は電源回路612に加えて電気的に接続されている増倍器回路730の多数の電気部品725とを含んでいる。電気部品725は、少なくとも1層の媒体層710に電気的に接続して取り付けられている。放射線遮蔽を強化することに加え、増倍器回路基板702はまた、増倍器回路基板702の電気部品725に跨がる電気的漂遊キャパシタンスを調整するように電気的遮蔽を強化している。
図7は単一の媒体層710を有する増倍器回路基板702を示しているが、上述のプリント回路基板202の構築と同様に、媒体層の数は変化してよいことを理解されたい。また、単一の増倍器回路基板702を参照して、媒体層710に結合された基材層705を有するものとして図示しているが、放射線制御装置700は、上述のプリント回路基板402の構築と同様に、多数の媒体層710の1又は複数において互いとは異なる及び/又は電気的接地とは異なる電圧電位を保つことができるように、1又は複数の媒体層710を離隔する1又は複数の基材層705を各々が有する多数の増倍器回路基板702で構成されることを包含するものと理解されたい。同様に、増倍器回路基板702の少なくとも1層の媒体層710は、上述のプリント回路基板502の構築と同様に、変化する構築構成及び構築態様(例えば部分的重なり分布、一様な積層整列等)として、同じ一般的な平面に沿って整列し、しかも基材層705によって離隔されている多数の媒体領域で構成されていてもよい。
図8は、多数のプリント回路基板810及び815に組み合わされた少なくとも1枚の増倍器回路基板805を含む放射線制御装置800のもう一つの実施形態を示す。増倍器回路基板805は、上述の増倍器回路基板616及び702に構築が類似している。同様に、プリント回路基板810及び815は、上述のプリント回路基板130、202、302、402及び502に構築が類似しており、電磁放射線の放出又は伝達を減少させて制御するように構成されている。導体820が、電源回路612(図6を参照せよ)及び放射線源602(図6を参照せよ)を上述のような態様で電気的に接続している。導体820は、増倍器回路基板805からプリント回路基板810及び815を通して延在して放射線源602(図6を参照せよ)における電気的接続を設ける。標準コネクタ325(図3を参照せよ)が設けられて、導体820を増倍器回路基板805並びにプリント回路基板810及び815の1又は複数に電気的に接続することができる。プリント回路基板810及び815のそれぞれ媒体層825及び830は、中央長手軸109(図1を参照せよ)に沿って互いに向かって対面するように配向される。放射線制御装置800のこの構成は、絶縁及び放射線遮蔽を強化するばかりでなく、増倍器回路基板805に装着された増倍器回路840の電気部品835に跨がる無用の漂遊電気キャパシタンスの伝達を制御する。ここでも、増倍器回路基板805及びプリント回路基板810及び815の数は変化してよいことを理解されたい。
図9は、放射線制御装置900のもう一つの実施形態を示しており、放射線制御装置900は、上述のプリント回路基板130、202、302、402及び502と構築が類似したプリント回路基板910及び915と組み合わせて、上述の増倍器回路基板616及び702と構築が類似した増倍器回路908の種々の電気部品906(例えば分割抵抗器、高電圧(HV)抵抗器分圧器、及び可変値型ダイオード)を搭載した少なくとも1枚の増倍器回路基板905を含んでいる。導体918が、電源回路612(図6を参照せよ)から放射線源602(図6を参照せよ)へ電力を供給するように、増倍器回路基板905からプリント回路基板910及び915を通して延在している。金属製脚部920が締結具925(例えばボルト及びナット)と組み合わさって、増倍器回路基板905をプリント回路基板910及び915に固定している。1又は多数の座金930がスペーサとして配置されて、少なくとも1枚の増倍器回路基板905並びに/又はプリント回路基板910及び915の間の離隔を設けている。座金930はまた、少なくとも1枚の増倍器回路基板905並びにプリント回路基板910及び915の媒体層の1又は複数を電気的接地接続935に電気的に接続している。
図9の説明をさらに続けると、増倍器回路908の種々の電気部品906の1若しくは複数、及び/又は電源回路612(図6を参照せよ)を、プリント回路基板910及び915の少なくとも1枚に電気的に接続して装着することができる。プリント回路基板910及び915は、電気部品906に跨がる電気的漂遊キャパシタンスを調整することにより、強化された電気的遮蔽を設ける。増倍器回路908の1若しくは複数の電気部品906、及び/又は電源回路612を少なくとも1枚の増倍器回路基板905からプリント回路基板910及び915の1又は複数へ移動して密度を減少させて、これにより放射線制御装置900の関連する熱効率を高めることもできる。
以上、電磁放射線の放出又は伝達を減少させ、遮蔽し又は制御するように構成されている放射線制御装置125、200、300、400、500、614、700、800及び900の様々な実施形態について、放射線源102及び602をそれぞれ有する放射線発生器100及び600と組み合わせて説明した。放射線制御装置125、200、300、400、500、614、700、800及び900の位置の実施形態を示しているが、これらの実施形態は所載の通りに限定される訳ではなく、放射線源102及び602に対する放射線制御装置125、200、300、400、500、614、700、800及び900の位置は変化してよい。また、放射線制御装置125、200、300、400、500、614、700、800及び900の実施形態は異なる応用と共に具現化されてよい。放射線遮蔽における放射線制御装置125、200、300、400、500、614、700、800及び900の応用は、他分野又は他形式の放射線発生器に拡張され得る。以上に説明した放射線制御装置125、200、300、400、500、614、700、800及び900は、様々な形式の電磁放射線を遮蔽する広い概念を提供している。さらに、放射線制御装置125、200、300、400、500、614、700、800及び900は、種々の電気部品435、725、835及び906の装着のために、また種々の電気部品435、725、835及び906に跨がる漂遊キャパシタンスの調整時に用いることができ、様々な形式の放射線発生器100及び600において適応構成することができる。
図10は、放射線発生器1000のもう一つの実施形態の模式図を示す。図示の実施形態では、放射線発生器1000はX線発生器であり、放射線源1002は、X線を発生するように電源回路1004に電気的に結合されているX線管である。図示の放射線源1002は一般的には、アノード1010に対向して、放射線源1002の中央長手軸1011に沿って全体的に整列して位置するカソード1008を含んでいる。放射線発生器1000はまた、放射線源1002を全体的に密閉するハウジング1015を含んでいる。
電源回路1004は一般的には、放射線源1002からの電磁放射線(例えばX線)の放出を生ずべく電力を供給するように従来の態様で構成されている1又は複数の電気部品(例えばダイオード、キャパシタ、変圧器、抵抗器等)を含んでいる。
カソード1008は一般的には、従来の態様で電子を放出することが可能な電子放出フィラメントを含んでいる。電源回路1004によって供給される高電圧電位は、カソード1008からアノード1010に向かう電子の加速を生ずる。加速された電子はアノード1010と衝突して、X線放射を含む電磁放射線を発生する。カソード1008及びアノード1010は、放射線源1002からの電磁放射線の伝達を減少させ又は部分的に減衰させる。影区域1020が、部分的に減衰された電磁放射線の予期される範囲の一例を表わしている。図示の影区域1020は全体的に円錐形であるが、影区域1020の形状は変化してよい。影区域1020における電源回路1004のこの配置は、電源回路1004の一部を成す電気部品(図示されていない)が減衰した電磁放射線に曝露されるため望ましい。
放射線発生器1000はさらに、放射線源1002からの電磁放射線の伝達を少なくとも減少させて制御するように構成されている放射線制御装置1025を含んでいる。放射線制御装置1025の一実施形態は、電磁放射線の伝達をさらに減少させて制御するように、部分的に減衰された電磁放射線又は散乱した放射線が存在する影区域1020の範囲内で放射線源1002と電源回路1004との間に配置された少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリ1030を含んでいる。プリント回路基板アセンブリ1030は、放射線源1002の長手軸1011に垂直な平面において影区域1020を完全に横断し又は少なくとも部分的に横断して延在する寸法を有し得る。図示の放射線制御装置1025はまた、放射線源1002のアノード1010によって装着されて該アノード1010を放射線発生器1000に関して堅固に支持する。このように、放射線制御装置1025は、放射線発生器1000の貴重な狭い空きスペースでの付加的な装着用ブラケット・アセンブリの必要性をなくす。
図11は、プリント回路基板アセンブリ1030の一実施形態を示す。プリント回路基板アセンブリ1030は少なくとも1層の第一の層1102を含んでおり、少なくとも1層の第一の層1102は、積層される態様で少なくとも1層の第二の層1202に結合されており、固定される態様で放射線源1002のアノード1010を装着するように構成されている。X線管1002のアノード1010は、機械的装置1022を用いてプリント回路基板アセンブリ1030に固定されている(図10を参照せよ)。さらに、電源回路1004からの多数の電気的接続が、プリント回路基板アセンブリ1030の反対側の表面に設けられている。アノード1010は、放射線源1002(例えばX線管)に最も近接したプリント回路基板アセンブリ1030の一方の側に電気的に接続されており、プリント回路基板アセンブリ1030の反対側において電気的に接続されている電源回路1004からプリント回路基板アセンブリ1030を介して電力を受け取るように電気的に連絡している。プリント回路基板アセンブリ1030は、多数の導電性要素(例えばトラック、コーティング、ライナ、コネクタ等)を含んでおり、電力を電源回路1004から放射線源1002のアノード1010へ伝達する。
図11の説明をさらに続けると、プリント回路基板アセンブリ1030は、互いに結合された少なくとも1層の第一の層1102(図12)及び少なくとも1層の第二の層1202(図13)の構築を含んでいる。第一の層1102は、機械的圧着、加熱、加圧噴射、接着剤若しくは他の従来の工程、又はこれらの組み合わせのような様々な工程を用いて第二の層1202に結合され得る。言うまでもなく、プリント回路基板アセンブリ1030を構成する第一の層1102及び第二の層1202の数は変化してよいことを理解されたい。
図12を参照して述べると、第一の層1102の一実施形態は一般的には、第一の芯部1105、及び第一の芯部1105に対して半径方向外向きに第一の芯部1105を包囲して位置する第一の周縁部1110を含んでいる。第二の層1202は一般的には、第二の芯部1205、及び第二の芯部1205から半径方向外向きに位置する第二の周縁部1210を含んでいる。このことについては、図13を参照して改めて説明する。
図11〜図12を参照して述べると、第一の芯部1105の一実施形態は、第一の層1102を通して延在するコンジット1135を少なくとも全体的に包囲する中央部1115を含んでいる。第一の芯部1105はさらに、中央部1115に電気的に及び機械的に接続されて中央部1115から半径方向外向きに延在する少なくとも一つの半径方向延長部1120を含んでいる。図11に示すように、半径方向延長部1120は、中央部1115と一体で構築され得る。第一の芯部1105はまた、第一の芯部1105を通して延在する少なくとも一つの溝穴1125を含み得る。図11に示すように、各々の半径方向延長部1120は1又は複数の長手方向延長部1126(例えば円周プレート、線形短冊等)に接続されており、1又は複数の長手方向延長部1126は第一の層1102の各々の溝穴1125に結合して、放射線源1002の中央長手軸1128(図10を参照せよ)に平行な方向にこれらの各々の溝穴1125を少なくとも部分的に通して延在し得る。第一の芯部1105の中央部1115は、アノード1010(図10を参照せよ)に電気的に及び機械的に接続されるように構成されて、中央部1115での電圧電位がアノード1010での電圧電位に略等しくなるようにしている。第一の周縁部1110の一実施形態は、該周縁部1110を通して延在する1又は複数のめっき付きポイント・スルー・ホール(PPTH)1130を含んでいる。
図11〜図13を参照して述べると、第二の層1202の第二の芯部1205の一実施形態は、第一の層1102のコンジット1135及び多数の溝穴1125に全体的に長手方向にそれぞれ整列して、連続体を成すコンジット1135(図11を参照せよ)と、第二の層1202を通して長手方向1128に延在する多数の溝穴1225とを含んでいる。第二の周縁部1210の一実施形態はまた、第一の層1102を通して延在するPPTH1130と全体的に長手方向に整列して、第二の周縁部1210を通して延在する多数のめっき付きポイント・スルー・ホール(PPTH)1230を含んでいる。溝穴1125及び1225並びにPPTH1130及び1230の寸法、形状及び数は変化してよい。
第一の層1102の第一の周縁部1110(図12)及び第二の層1202の第二の芯部1205(図13)は一般的には、熱伝導性及び電気伝導性に全体的に乏しい基材物質で構成される。この基材物質の例としてはエポキシ積層ガラス(例えばFR4)、エポキシ積層紙、セラミック及びポリイミド等がある。
図11〜図13の説明をさらに続けると、第一の層1102の第一の芯部1105を構成する中央部1115、多数の半径方向延長部1120及び多数の長手方向延長部1126、並びに第二の層1202の第二の周縁部1210は、電気伝導性及び熱伝導性が全体的に良好な材料の少なくとも一つの形式の媒体(1又は複数)で構成される。但し、第一の芯部1105は第一の形式の伝導性媒体を含み、第二の周縁部1210は第一の媒体とは異なる第二の形式の伝導性媒体を含み得る。電気伝導性及び熱伝導性が良好な材料の実例としては、銅、モリブデン、金及び銅の複合材又はこれらの組み合わせから成る群から選択される金属がある。
第一の層1102の第一の芯部1105及び第二の層1202の第二の周縁部1210はまた、放射線源1002からの電磁放射線散乱の伝達を遮蔽する又は少なくとも減少させるように適応構成される。例えば、第二の芯部1205に対して第二の層1202の大部分を覆うように第二の周縁部1210を適応構成すると、放射線散乱の制御が強化される。もう一つの例として、放射線散乱の制御は、第二の層1202の第二の周縁部1210を、放射線発生器1000のハウジング1015に極く近接してプリント回路基板アセンブリ1030の全周辺(例えば四辺)を悉く覆うように設計することにより強化される。放射線制御装置1025はまた、第二の層1202の第二の周縁部1210を含む媒体の厚みの選択的構築によって放射線散乱の選択的制御を可能にする。例えば、放射線制御装置1025を通した放射線散乱は、プリント回路基板アセンブリ1030の第二の層1202の数を選択的に増すことにより選択的に低減され得る。
第二の周縁部1210(図13)の実施形態は、ハウジング1015(図10)に極く近接して位置するように構成される。ハウジング1015は、全体的に接地電位に保たれる。プリント回路基板アセンブリ1030の第二の層1202の第二の周縁部1210とハウジング1015との間の電弧発生の可能性を小さくするために、第二の周縁部1210もまた、全体的に接地電位に保たれる。
前述のように、第一の芯部1105は、全体的に高電圧電位に保たれる。第一の芯部1105から第二の周縁部1210への電弧発生の可能性を小さくするために、第一の芯部1105及び第二の周縁部1210は互いから電気的に隔離される。第一の芯部1105及び第二の周縁部1210は、プリント回路基板アセンブリ1030の異なる層1102及び1202にそれぞれ位置する。各々の層1102と層1202との間の物理的空間が、第一の芯部1105の第二の周縁部1210からの望ましい電気的な絶縁及び隔離を提供する。
図11は、電気伝導性及び熱伝導性の両方を同時に提供する第一の層1102及び第二の層1202の両方を含むプリント回路基板アセンブリ1030の模式図を全体的に示す。さらに、これら複数の第二の層1202の第二の周縁部1210の少なくとも一部は、該第二の周縁部1210に位置する多数のPPTH1230の設置を介して、接地電位のような単一の電圧電位に接続され得る。各々のPPTH1230の一実施形態は、PPTH1230の径を画定する銅のような金属でめっきされた外周を含んでいる。各々のPPTH1230の径は、約2ミル〜約40ミルにわたり得る。PPTH1230の深さは、プリント回路基板アセンブリ1030を部分的に貫通して延在するに留まっていてもよいし、又はプリント回路基板アセンブリ1030の全厚を貫通して延在していてもよい。
第二の周縁部1210の第二の媒体の厚みを選択的に変化させることにより、プリント回路基板アセンブリ1030は、放射線源1002から散乱した放射線を実効的に吸収するように構成され得る。プリント回路基板アセンブリ1030の中央部1115及び第二の周縁部1210は、1又は複数の前述の電気伝導性及び熱伝導性の材料(例えば銅のような金属)の一体形成層で構成されていてもよいし、変化する厚みを有する多数の層で構成されて、所望の厚みの媒体を得るために共に積層され又は重ね合わされてもよい。
ここで図10〜図13を参照して述べると、放射線源1002のアノード1010(図10)を装着する放射線制御装置1025を用いることに加え、放射線制御装置1025のプリント回路基板アセンブリ1030はまた、放射線源1002によって発生される熱の放散を強化する。各々の第一の層1102の第一の芯部1105の中央部1115及び半径方向延長部1120は、熱を容易に伝導する物質の媒体で構成される。また、中央部1115に結合されている半径方向延長部1120の形状は、合計表面積を増大させて、放射線源1002によって発生される熱の放散を助ける。図11及び図12に示すように、半径方向延長部1120の一実施形態は、中央部1115から半径方向外向きに延在して溝穴1125の伸長した長さに全体的に平行に整列した指形突起の形状を全体的に成している。また、長手方向延長部1126の一実施形態は、プリント回路基板アセンブリ1030の長手方向長さに部分的に延在する又は全長に延在するように、第二の層1202の1又は複数の溝穴1225を通して延在してもよい。但し、各々の延長部1120及び1126の形状(例えばフィン)は変化してよいことを理解されたい。さらに、各々のプリント回路基板アセンブリ1030は、合計表面積を増大させて熱の放散を助けるために、多数の第一の層1102を含み得る。さらに、実施形態の一例では、第二の層1202の各々が、様々な連続の又は交互の態様又は構成として複数の第一の層1102に関して配置され得る。
ここで図11を参照して述べると、一連の第一の層1102の各々が、コンジット1135(図10)によって少なくとも1層の他の層1102に電気的に接続され得る。コンジット1135の周壁は、一連の層1102及び1202の各々の間に電気的経路を設ける導電性物質(例えば銅のような金属)で構成され得る。
同様の態様で、図11に示すように、一連の第一の層1102の各々は、溝穴1125及び1225の1又は複数並びにPPTH1130及び1230を介して互いに熱伝導性であってよい。従って、溝穴1125及び1225並びにPPTH1130及び1230の選択的構成は、アノード1010(図10)から、層1102と層1202との間の物理的空間、並びに周縁部1110及び1210を介して環境への実効的な熱除去を促進する。
コンジット1135、長手方向延長部1126、PPTH1130及び1230の1又は複数の一実施形態は、熱伝導性及び電気伝導性の物質で構成される媒体層で構成され、被覆され又は内張りされていてよい。これにより、熱伝導性のコンジット1135、長手方向延長部1126、並びにPPTH1130及び1230が、プリント回路基板アセンブリ1030の多数の層1102及び1202を介した熱伝導を強化する。また、導電性PPTH1230は、第二の層1202の1層又は複数層の第二の周縁部1210の電気的接地935(図9)への電気的接続を提供し得る。コンジット1135、長手方向延長部1126、及びPPTH1130、1230のプリント回路基板アセンブリ1030を通した相対的な長さ(例えば部分長又は全長)は変化してよい。
図11〜図13を参照して述べると、半径方向延長部1120又は長手方向延長部1126における高電圧電位と、第二の周縁部1210における接地電位との間の電弧発生の可能性を小さくするために、半径方向延長部1120及び長手方向延長部1126は、それぞれ第一の層1102の多数の溝穴1125の半径方向内辺に沿って配置されている。また、第一の層1102の第一の芯部1105の多数の溝穴1125は、プリント回路基板アセンブリ1030の多数の層1102及び1202を通して走行するように、長手軸1128(図10及び図11を参照せよ)に関して第二の芯部1205の多数の溝穴1225と平行に全体的に整列している。多数の溝穴1125及び1225の多数の層1102及び1202を通した走行の整列はそれぞれ、半径方向延長部1120及び長手方向延長部1126と第二の周縁部1210との間の間隔距離及び絶縁を増大させ、これにより互いの間の電弧発生の確率を減じる。
延長部1120によって運ばれる熱束の量は一般的には、プリント回路基板アセンブリ1030の他の部品に比較して大きい。各々の半径方向延長部1120から環境への熱束の転移を強化するために、熱伝導性流体媒体1255(例えば絶縁油)(図10を参照せよ)が溝穴1125及び1225を通って流れ、半径方向延長部1120の各々に接触する。半径方向延長部1120は、流体媒体1255に接触する表面を増大させ、これにより、流体媒体1255による環境への放散のための熱束転移を増大させる。溝穴1125は、管孔、溝、開口又は他の様々な形状に形成されて、沿面距離について妥協することなく、流体媒体1255による熱吸収を最大限にすることができる。沿面距離は、長手方向延長部1126と第二の周縁部1210との間に望まれる物理的空間である。一般的には、沿面距離は、高電圧電位に保たれている長手方向延長部1126と、接地電位に保たれている第二の周縁部1210との間の電位差によって生ずる電気応力を制御する。一連の溝穴1125は、第一の芯部1105の多数の延長部1120及び1126に結合されており、プリント回路基板アセンブリ1030の多数の層1102及び1202を通した流体媒体1255の流れを促すように、第二の層1202の溝穴1225と全体的に長手方向に整列して走行している。
図10〜図13に示すように、長手方向延長部1126は、半径方向延長部1120の半径方向外辺に全体的に位置して、溝穴1125を流れる流体媒体1255と直接接触するように溝穴1125の一定長さに沿って延在している。長手方向延長部1126は、流体媒体1255を介して熱を放散するときの熱伝導体となる。熱の放散は、半径方向延長部1120当たり結合される長手方向延長部1126の数によって選択的に調整される。半径方向延長部1120当たりの長手方向延長部1126の数を増加させると、溝穴1125を流れる流体媒体1255と熱束を交換する接触面積が増大する。
もう一つの実施形態では、1又は複数の電気部品360(図2を参照せよ)及び365(図3を参照せよ)が、プリント回路基板アセンブリ1030の第一の層1102(図12)及び第二の層1202(図14)の一方又は両方にそれぞれ装着され得る。電子部品360及び365の実例としては、高電圧抵抗器、ダイオード及びキャパシタを含めた電源回路1004(図10)の種々の部品等がある。図2及び図3に示す電気部品360及び365は、図11に示すコンジット1130及びPPTH1230に対し、又はプリント回路基板アセンブリ1030のパッド若しくは他の電気導体(例えば中央部1115の導電性媒体(図12)、第二の周縁部1210の導電性媒体(図13)等)に対し、電気的に接続するようにはんだ付けされ得る。尚、電気部品360及び365(図2及び図3)の数及び形式は変化してよいことを理解されたい。放射線遮蔽を設けることに加え、プリント回路基板アセンブリ1030は、プリント回路基板アセンブリ1030に装着される電気部品360及び365の1又は複数に跨がる漂遊キャパシタンスを調整するように構成され得る。
図12に示す第一の層1102の1又は複数の特徴は、図13に示す第二の層1202の1又は複数の特徴と一体化され得ることを理解されたい。例えば、図14は、プリント回路アセンブリ1300のもう一つの実施形態を示しており、プリント回路アセンブリ1300は、前述の第一の芯部1105(図12)及び第二の周縁部1210(図13)に構築が類似した芯部1305及び周縁部1310を含む一体形成層1302を含んでいる。芯部1305は、図12に示す前述の中央部1115、延長部1120及び1126、並びに溝穴1125に類似した構築として、半径方向延長部1320に電気的に接続された中央部1315と、長手方向延長部1330に結合された溝穴1325とを含んでいる。中央部1315は、前述のコンジット1135と同様のコンジット1335を全体的に包囲している。周縁部1310は、前述のPPTH1230と同様のPPTH1340を含んでいる。中央部1315並びに延長部1320及び1330は、芯部1305の非導電性の絶縁性基材物質によって周縁部1310の導電性媒体から電気的に隔離されるように全体的に隔設されている。
図15は、放射線制御装置1525のもう一つの実施形態の模式図を示す。放射線制御装置1525は一般的には、図9の放射線制御装置900と同様に、プリント回路基板アセンブリ1530と組み合わせて増倍器回路基板1505を含んでいる。増倍器回路基板1505は一般的には、増倍器回路基板905と同様に、電源回路1004(図10を参照せよ)の一部として又は電源回路1004に加えて電気的に接続される増倍器回路908(図9を参照せよ)の多数の電気部品906によって装着される。増倍器回路基板1505は図10の電源回路1004と組み合わせて、放射線発生器1000の放射線源1002に増幅された高電圧電位を発生するように動作可能である。増倍器回路基板1505の一実施形態は、はんだ側1510及び部品側1515を含んでいる。部品側1515は、増倍器回路908(図9を参照せよ)の多数の電気部品906によって装着されるように構成されている。部品側1515の反対側に位置するはんだ側1510は、プリント回路基板アセンブリ1530と対面するように構成され得る。
図15の説明をさらに続けると、放射線源1002のアノード1010(図10を参照せよ)は、放射線源1002(図10を参照せよ)によって発生される放射線の焦点スポットの所望の位置を固定するように、プリント回路基板アセンブリ1530に装着されてプリント回路基板アセンブリ1530から片持ち式の態様で支持される。増倍器回路基板1505は、プリント回路基板アセンブリ1530に隣接して固定的に取り付けられてアノード1010(図10を参照せよ)の片持ち式支持に対し、付加的な機械的強度を与えている。
図15に示すように、プリント回路基板アセンブリ1530と組み合わせた増倍器回路基板1505の構築は、片持ち式支持装着に関連する種々の曲げ応力がアノード1010の無用の移動及び放射線源1002の焦点スポットのそれぞれの位置(図10を参照せよ)に影響を及ぼす可能性を小さくするように、コンパクトにされている。増倍器回路基板1505の典型的な寸法は、60mm〜70mmの範囲にあり、厚みは2.4mmの範囲にある。プリント回路基板アセンブリ1530は全体的に、増倍器回路基板1505に対して平行に整列して配置される。プリント回路基板アセンブリ1530の寸法は、プリント回路アセンブリ1530の全厚が約3.2mmとなるように、増倍器回路基板1505の寸法に略比例し得る。
図示の放射線制御装置1525はさらに、増倍器回路基板1505にプリント回路基板アセンブリ1530を取り付ける1又は複数の締結具1532(例えば螺子付きボルト及びナット)と組み合わせて金属製脚部1520を含み得る。金属製脚部1520の剛性は、焦点スポットの所望の固定された位置の配置を強化するように、放射線制御装置1525の正確な配置を促す。さらに、金属製脚部1520は、増倍器回路基板1505及び/又はプリント回路基板アセンブリ1530への電気的接地接続を設けるために用いられ得る。1又は複数のスペーサ1535が、スペーサ930と同様に、増倍器回路基板1505とプリント回路基板アセンブリ1530との間に一様な離隔を保つように配置され得る。放射線制御装置1525はさらに、増倍器回路基板1505とプリント回路基板アセンブリ1530との間に電気コネクタ(例えばBergスティック・コネクタ)を含み得る。
図15の説明をさらに続けると、増倍器回路基板1505とプリント回路基板アセンブリ1530との間の空間は、プリント回路基板アセンブリ1530においてアノード1010の反対側に取り付けて装着される外部ヒート・シンク1540を収容するように構成される。機械的締結具1545(例えば螺子付きボルト)がコンジット1550(上で説明した図10〜図13に示すコンジット1135及び1235と同様のもの)を通して延在して、プリント回路基板アセンブリ1530において外部ヒート・シンク1540及びアノード1010を互いに対して取り付ける。アノード1010の一実施形態は、螺子付き機械的締結具1545を受け入れる内螺子付き雌アダプタを含む。外部ヒート・シンク1540は、アノード1010及びプリント回路基板アセンブリ1530からの熱を放散する熱伝導性媒体を増大すべく選択的に取り付けられるように構成されている。
増倍器回路基板1505は一般的には、アノード1010の電圧電位と同調して高電圧電位を供給するように設計されており、これにより増倍器回路基板1505とプリント回路基板アセンブリ1530との間の絶縁構成の必要性を減じる。というのは、プリント回路基板アセンブリ1530の第一の層1102(図12)の第一の芯部1105はアノード1010と同じ電圧電位に保たれるからである。しかしながら、プリント回路基板アセンブリ1530の挿入装着面積と増倍器回路基板1505の何らかの点との間での電弧の可能性を小さくするために、プリント回路基板アセンブリ1530と増倍器回路基板1505との間に絶縁構成を用いることができる。増倍器回路基板1505とプリント回路基板アセンブリ1530との間に設けられる絶縁構成及びスペーサ1535は、熱可塑性エラストマー、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリフェニレンオキシド、並びにポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート及びポリフェニレンオキシドの配合物から成る群から選択される少なくとも一つの高分子材料を含む絶縁性物質で形成され得る。
もう一つの実施形態では、増倍器回路515(図9)若しくは電源回路1004(図10)の一部を形成して、又はこれら増倍器回路515若しくは電源回路1004に加えて、1又は複数の電気部品906(図9)を、プリント回路基板アセンブリ1530(図15)に装着されるように移動させることができる。電気部品906は例えば、分割抵抗器、高電圧(HV)抵抗器分圧器、及び可変値型ダイオードであってよい。放射線制御装置1525は、増倍器回路515及び/又は電源回路1004の1又は複数の電気部品を増倍器回路基板1505における装着からプリント回路基板アセンブリ1530へ移動させることを可能にする。増倍器回路基板1505からプリント回路基板アセンブリ1530への電気部品の移動によって、増倍器回路基板1505における空間的密度及び関連する発熱密度が減少し、これにより放射線発生器1000(図1を参照せよ)の関連する熱効率を高めることができる。
放射線制御装置1025及び1525の上述の実施形態は、放射線源1002(例えばX線管)のアノード1010を支持する固定された装着用アセンブリを提供しつつ、同時に様々な形式の電磁放射線散乱の放出又は伝達を減少させ、遮蔽し又は制御する。放射線制御装置1025及び1525の位置の特定の実施形態を示しているが、これらの実施形態は所載の通りに限定される訳ではなく、放射線源1002に対する放射線制御装置1025及び1525の位置は変化してよい。また、放射線制御装置1025及び1525の実施形態は、異なる応用と共に具現化されてもよい。放射線散乱を制御することにおける放射線制御装置1025及び1525の応用は、医用イメージング・システム、工業用検査システム、保安用スキャナ、粒子加速器等のような他の放射線発生システムにも拡張され得る。
以上に述べた必要性に加えて、放射線制御装置1025は、放射線発生器1000の熱放散を促し、種々の電気部品の装着を可能にし、種々の電気部品に跨がる漂遊キャパシタンスの調整を強化し、これらのことは様々な形式の放射線発生器1000と共に用いられるように適応構成され得る。従って、本書に記載される主題は、放射線発生器1000の単純で簡潔で効率が高く経費実効性が高く製造者に親しみ易い構築を提供する。さらに、放射線制御装置1025の以上に述べた実施形態は、プリント回路基板アセンブリ1030の絶縁構築(例えばFR4のようなエポキシ積層ガラス板等)を製造する際に用いられる十分に制御された工程の利用を可能にする。
本書の記載は、実例を用いて、最良の態様を含めて発明を開示すると共に任意の当業者が発明を作製して利用することを可能にしている。特許付与可能な発明の範囲は特許請求の範囲によって画定されており、当業者に想到される他の実例を含み得る。かかる他の実例は、特許請求の範囲の書記言語と異ならない構造要素を有する場合、又は特許請求の範囲の書記言語と僅かな差しかないような等価の構造要素を含む場合には、特許請求の範囲内にあるものと看做される。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
プリント回路基板を含む放射線制御装置を有する放射線発生器の一実施形態の模式図である。 放射線制御装置の一実施形態の模式図である。 放射線制御装置のもう一つの実施形態の模式図である。 放射線制御装置のさらにもう一つの実施形態の模式図である。 放射線制御装置のさらにもう一つの実施形態の模式図である。 増倍器回路基板を含む放射線制御装置を有する放射線発生器のもう一つの実施形態の模式図である。 増倍器回路基板の一実施形態の模式図である。 プリント回路基板と組み合わせて増倍器回路基板を含む放射線制御装置の一実施形態の模式図である。 プリント回路基板と組み合わせて増倍器回路基板を含む放射線制御装置のもう一つの実施形態の模式図である。 放射線発生器のアノードに取り付けられたプリント回路基板アセンブリを含む放射線制御装置を有する放射線発生器の一実施形態の模式図である。 図10の放射線制御装置の断面図の詳細な模式図である。 図11の放射線制御装置の第一の層の一実施形態の模式図である。 図11の放射線制御装置の第二の層の一実施形態の模式図である。 放射線制御装置のさらにもう一つの実施形態の模式図である。 プリント回路基板アセンブリと組み合わせて増倍器回路基板を含む放射線制御装置の一実施形態の模式図である。
符号の説明
100 放射線発生器
102 放射線源
104 電源回路
108 カソード
109 中央長手軸
110 アノード
111 外向き軸方向
112 導体
115 電源回路104の第一の部分
116 電源回路104の第二の部分
120 影区域
125 制御装置の一実施形態
130 少なくとも一つのプリント回路基板の一実施形態
200 放射線制御装置のもう一つの実施形態
202 プリント回路基板
205 基材層
210 媒体層
215 開口
220 沿面距離
300 放射線制御装置のもう一つの実施形態
302 プリント回路基板
305 基材層
310 媒体層
315 媒体層
320 媒体層
325 標準コネクタ
330 標準コネクタ
335 開口
400 放射線制御装置のもう一つの実施形態
402 プリント回路基板
404 プリント回路基板
406 基材層
408 基材層
410 媒体層
412 媒体層
422 導体を収容する開口
425 ポイント・スルー・ホール(PTH)
430 電気的接地
435 電気部品
500 放射線制御装置のもう一つの実施形態
502 プリント回路基板
505 媒体層
510 媒体層
515 媒体領域
520 媒体領域
525 基材層
550 放射線制御装置
555 軸方向外向き方向
560 少なくとも一つの開口
565 導体
600 放射線発生器
602 放射線源
608 カソード
610 アノード
612 電源回路
614 放射線遮蔽体
616 増倍器回路基板
620 影区域
622 軸方向外向き方向
625 長手軸
700 制御装置のもう一つの実施形態
702 増倍器回路基板
705 少なくとも1層の基材層
710 少なくとも1層の媒体層
725 多数の電気部品
730 増倍器回路
800 放射線制御装置のもう一つの実施形態
805 少なくとも1枚の増倍器回路基板
810 プリント回路基板
815 プリント回路基板
820 導体
825 媒体層
830 媒体層
835 電気部品
840 増倍器回路
900 放射線制御装置
905 少なくとも1枚の増倍器回路基板
906 種々の電気部品
908 増倍器回路
910 プリント回路基板
915 プリント回路基板
918 導体
920 金属製脚部
925 締結具
930 座金
935 電気的接地接続
1000 放射線発生器
1002 放射線源
1004 電源回路
1008 カソード
1010 アノード
1011 中央長手軸
1015 ハウジング
1020 影区域
1022 機械的装置
1025 放射線制御装置
1030 プリント回路基板アセンブリ
1102 少なくとも1層の第一の層
1105 第一の芯部
1110 第一の周縁部
1115 中央部
1130 めっき付きポイント・スルー・ホール(PPTH)
1120 少なくとも一つの半径方向延長部
1125 溝穴
1126 長手方向延長部
1128 中央長手軸
1135 コンジット
1202 少なくとも1層の第二の層
1205 第二の芯部
1210 第二の周縁部
1225 第二の層1202の溝穴
1230 めっき付きポイント・スルー・ホール(PPTH)
1255 熱伝導性流体媒体(例えば絶縁油)
1300 プリント回路アセンブリ
1302 一体形成層
1305 芯部
1310 周縁部
1315 中央部
1320 半径方向延長部
1325 溝穴
1330 長手方向延長部
1335 コンジット
1340 PPTH
1505 増倍器回路基板
1510 はんだ側
1515 部品側
1520 金属製脚部
1525 放射線制御装置
1530 プリント回路基板アセンブリ
1532 締結具
1535 スペーサ
1540 外部ヒート・シンク
1545 機械的締結具

Claims (10)

  1. 放射線発生器(1000)の放射線源(1002)により発生される電磁放射線の伝達を制御する装置(1025)であって、前記放射線源(1002)は、カソード(1008)に対向するアノード(1010)を含んでおり、当該装置(1025)は、
    前記放射線源(1002)の前記アノード(1010)に締結されており、少なくとも1層の第一の層(1102)を含む少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリ(1030)であって、前記少なくとも1層の第一の層(1102)は、該少なくとも1層の第一の層(1102)に前記アノード(1010)を取り付ける機械的装置(1022)を収容するコンジット(1135)を含んでいる、少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリ(1030)
    を備えた装置(1025)。
  2. 前記第一の層(1102)は、第一の芯部(1105)と、該第一の芯部(1105)の半径方向外向きに該第一の芯部(1105)を包囲して位置し、エポキシ積層ガラス板、エポキシ積層紙、セラミック及びポリイミドから成る群から選択される第一の基材物質を含む第一の周縁部(1110)とをさらに含んでいる、請求項1に記載の装置(1025)。
  3. 前記プリント回路基板アセンブリ(1030)は、前記第一の層(1102)に結合されている少なくとも1層の第二の層(1202)をさらに含んでおり、該少なくとも1層の第二の層(1202)は、第二の芯部(1205)と、該第二の芯部(1205)に対して半径方向外向きに該第二の芯部(1205)を包囲して位置する第二の周縁部(1210)とを含んでいる、請求項2に記載の装置(1025)。
  4. 前記第一の芯部(1105)は、導電性材料で構成される中央部(1115)を含んでいる、請求項3に記載の装置(1025)。
  5. 前記第一の芯部(1105)は、前記中央部(1115)と一体形成されている複数の半径方向延長部(1120)であって、指形に成形されて前記中央部(1115)から半径方向外向きに延在している半径方向延長部(1120)をさらに含んでいる、請求項4に記載の装置(1025)。
  6. 前記第一の芯部(1105)は、前記複数の半径方向延長部(1120)の1又は複数に結合された少なくとも一つの溝穴(1125)をさらに含んでいる、請求項5に記載の装置(1025)。
  7. 前記第二の芯部(1205)は、前記第一の芯部(1105)の前記少なくとも一つの溝穴(1125)に全体的に長手方向に整列して位置する少なくとも一つの溝穴(1225)を含んでいる、請求項6に記載の装置(1025)。
  8. 前記第一の芯部(1105)は、前記半径方向延長部(1120)に電気的に接続して結合されている少なくとも一つの長手方向延長部(1126)を含んでおり、該長手方向延長部(1126)は前記半径方向延長部(1120)に垂直に整列している、請求項5に記載の装置(1025)。
  9. 前記中央部(1115)、並びに前記複数の横方向延長部(1120)及び長手方向延長部(1126)は、導電性物質の媒体で構成されている、請求項8に記載の装置(1025)。
  10. アノード(1010)を含んでおり、電磁放射線を発生するように動作可能な放射線源(1002)と、
    該放射線源(1002)を作動させるための電力を供給するように電気的に結合されている電源回路(1004)と、
    前記放射線源(1002)により発生される電磁放射線の伝達を減少させるように構成されており、前記放射線源(1002)の前記アノード(1010)に締結された少なくとも一つのプリント回路基板アセンブリ(1030)を含んでいる放射線制御装置(1025)であって、前記プリント回路基板アセンブリ(1030)は少なくとも1層の第一の層(1102)を含んでおり、該少なくとも1層の第一の層(1102)は、当該少なくとも1層の第一の層(1102)に前記アノード(1010)を取り付ける機械的装置(1022)を収容するコンジット(1135)を含んでいる、放射線制御装置(1025)と
    を備えた
    放射線発生器(1000)。
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