JP2008202502A - 送風機 - Google Patents

送風機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008202502A
JP2008202502A JP2007039676A JP2007039676A JP2008202502A JP 2008202502 A JP2008202502 A JP 2008202502A JP 2007039676 A JP2007039676 A JP 2007039676A JP 2007039676 A JP2007039676 A JP 2007039676A JP 2008202502 A JP2008202502 A JP 2008202502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
guide path
passage
air guide
scroll casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007039676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4830899B2 (ja
Inventor
Akira Shiraishi
明 白石
Tomohiro Takeo
友宏 竹尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007039676A priority Critical patent/JP4830899B2/ja
Publication of JP2008202502A publication Critical patent/JP2008202502A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4830899B2 publication Critical patent/JP4830899B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】モータ冷却風量を確保しつつ、冷却風通路の共鳴音に基づく異音を低減することが可能な送風機を提供すること。
【解決手段】渦巻状通風路3の吐出通路14内を流れる空気の一部は、導入口72から滑らかに捩りS字形状に屈曲する導風路73を介して冷却風通路55の流入口に導かれる。冷却風通路55内で発生した共鳴音は、導入口72から冷却風通路55の流入口までの導風路73が複数の屈曲部を有する捩りS字形状となっているため、導風路73を介して吐出通路14内に漏れ難い。
【選択図】図3

Description

本発明は、モータで回転駆動される遠心式ファンを備える送風機に関する。
従来技術として、例えば、下記特許文献1に開示された車両用空調装置に用いられる送風機がある。この送風機は、遠心式ファンと、遠心式ファンを回転駆動するモータと、遠心式ファンの周囲に渦巻状通風路を形成するスクロールケーシングとを備えている。スクロールケーシングのノーズ部近傍には、スクロールケーシングを貫通する貫通孔が設けられ、渦巻状通風路とスクロールケーシング外側で遠心式ファン回転軸方向に延びる縦ダクト内とを連通している。
そして、スクロールケーシング内の空気の一部が、貫通孔から縦ダクト内、および縦ダクトの下流側に接続した底部ダクト内を流れてモータに供給され、モータを冷却するようになっている。
また、貫通孔は渦巻状通風路の底部から上方に離間するように設けられており、スクロールケーシング内に浸入した雨水等が、貫通孔から縦ダクト内に浸入し難くなっている。
特開2003−276419号公報
しかしながら、上記従来技術の送風機では、導入口である貫通孔から冷却風通路である縦ダクト内に流入する空気流れに含まれる振動成分(音成分)が縦ダクト内で共鳴し、共鳴音が導入口から渦巻状通風路を介して車室内に伝達され、乗員等が異音と感じるという不具合を発生する場合がある。
これに対し、導入口近傍にリブ等を設け、冷却風通路内に流入する風圧(圧力エネルギー)を低減して共鳴音を低減する手段もあるが、通風抵抗が増加して冷却風量の低下を招くという問題がある。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、モータ冷却風量を確保しつつ、冷却風通路の共鳴音に基づく異音を低減することが可能な送風機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
回転軸方向より吸引した空気を径外方向に吐出する遠心式ファン(30)と、
遠心式ファン(30)を回転駆動するモータ(40)と、
遠心式ファン(30)の周囲にノーズ部(13)を起点とした渦巻状通風路(3)を形成し、遠心式ファン(30)を回転駆動したときには、回転軸方向の端部に開口する吸入口(11)から吸入した空気を渦巻状通風路(3)の下流端に開口する吐出口(12)から吐出するためのスクロールケーシング(2)と、
スクロールケーシング(2)の外側で回転軸方向に延設され、回転軸方向の一端側の流入口(53)から他端側の流出口(54)に向かう、モータ(40)に供給する冷却風の通路(55)を内部に形成する冷却風通路形成部材(50)と、
スクロールケーシング(2)に開口する導入口(72)から渦巻状通風路(3)内の空気を導入し、冷却風として冷却風通路(55)の流入口(53)に導くための導風路(73)を内部に形成する導風路形成部材(70)とを備え、
導風路形成部材(70)の内部には、導風路(73)が滑らかに屈曲するように形成されていることを特徴としている。
これによると、導風路(73)が滑らかに屈曲するように形成されており通風抵抗を小さくできるため、流入口(53)から冷却風通路(55)内に流入する冷却風量が低下することを抑制することができる。また、導風路(73)が屈曲していることにより、冷却風通路(55)で発生した共鳴音が渦巻状通風路(3)に伝達され難い。
このようにして、モータ(40)への冷却風量を確保しつつ、冷却風通路(55)の共鳴音に基づく異音を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明では、導入口(72)は、スクロールケーシング(2)のノーズ部(13)より吐出口(12)側に部位に開口していることを特徴としている。
これによると、安定した静圧が得られるノーズ部(13)より吐出口(12)方向の下流側に導入口(72)を設けることで、冷却風量を安定して確保することができる。
また、請求項3に記載の発明では、導入口(72)は、スクロールケーシング(2)のノーズ部(13)より吐出口(12)側の部位において、ノーズ部側の面(15)に開口していることを特徴としている。
これによると、導風路(73)を内部に形成する導風路形成部材(70)や冷却風通路(55)を内部に形成する冷却風通路形成部材(50)を、ノーズ部(13)外側のスペースを利用して配置することが可能であるので、送風機(1)の体格をコンパクト化することが可能である。
また、請求項4に記載の発明では、導風路形成部材(70)はスクロールケーシング(2)の内側に突出した突出壁(71)を有し、突出壁(71)とスクロールケーシング(2)との間に導風路(73)の上流側部(731)が形成され、導入口(72)が渦巻状通風路(3)内の空気流れ上流側に向かって開口していることを特徴としている。
これによると、渦巻状通風路(3)内の空気を導入口(72)から導入し易く、冷却風量の確保が容易である。
また、請求項5に記載の発明のように、突出壁(71)は、スクロールケーシング(2)と一体成形することで、容易に形成することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は、車両用空調装置において車室内へ空気を送り込むための遠心式の送風機1の概略構成を示す縦断面図であり、図2は、送風機1の概略構成を示す横断面図である。また、図3は、送風機1の横断面要部拡大図であり、図4は、図3のA−A線概略断面図である。
図1に示すように、送風機1は、スクロールケーシングであるファンケーシング2と、ファンケーシング2内に収納された送風ファン30と、送風ファン30を駆動するモータ40とからなる。
ファンケーシング2は、本体部をなすブロワケース10と、ブロワケース10の底部中央の開口を塞ぐように配置されたモータホルダ20とからなる。ブロワケース10およびモータホルダ20は、ともに樹脂(本例ではポリプロピレン樹脂)により形成されている。
ブロワケース10は、周知のスクロール形状をなしており、上方面に吸入口である空気吸込口11が形成され、側方面に径外方向に延びる吐出口である空気吐出口12が形成されている。
空気吸込口11の上方側には、図示しない周知の内外気切替箱が配置され、空気吸込口11から吸入する空気を、車室外気もしくは車室内気に切り替えるようになっている。一方、空気吐出口12の空気流れ下流側には、図示しない空調ユニットが配置され、空気吐出口12から吐出された空気を温度調節等するようになっている。
なお、ブロワケース10の空気吸込口11には、空気吸込口11から吸入された空気を送風ファン30に案内するために、送風ファン30とほぼ同軸位置に環状のベルマウス111が一体成形されている。
モータホルダ20は、モータ40の外周面を固定支持するための有底筒状の円筒部21と、円筒部21から径外方向に拡がるフランジ部22とが一体成形されており、フランジ部22の外縁部においてブロワケース10に螺着固定されている。
送風機1の小型化等のために、ファンケーシング2の底面部に配置されたモータ40は一部がファンケーシング2内に突出するように配置されている。そして、モータホルダ20のフランジ部22は、ファンケーシング2の底面部の一部を構成している。
モータホルダ20のフランジ部22の下面には、フランジ部22に沿って径方向に延びる横ダクト部(底部ダクト)23が一体成形されている。横ダクト23内には、後述する縦ダクト50内の冷却風通路55に接続する下流側通路が形成されており、内部を流れた冷却風が、モータ40の主にブラシやコンミテータ等からなる回転子への摺動接続給電部位を冷却するようになっている。
送風ファン30は、樹脂製(本例ではポリプロピレン製もしくはポリアミド製)の多翼の遠心式ファン(本例ではシロッコファン)である。送風ファン30は、中央部がモータ40の上方側に突出した回転軸41端部に結合され、モータ40の駆動力が回転軸41を経由して伝達されるようになっている。
図2に示すように、送風ファン30の周囲には、前述したように、送風ファン30を取り囲み、ノーズ部13を起点とし空気吐出口12に向けて徐々に通路断面積が拡がる渦巻状通風路3を形成するファンケーシング2が配置されている。
図2に示すように、本実施形態の送風機1のファンケーシング2の主体部をなすブロワケース10は、下流側の空調ユニットの空調ケース80と一体成形されており、渦巻状通風路3の空気吐出口12は、空調ケース80の空気取入口81でもある。
ファンケーシング2のノーズ部13近傍には、渦巻状通風路3内の空気を導入口72から導入し、縦ダクト50内の冷却風通路55に導くための導風路73が形成されている。
ここで、図3および図4を用いて、冷却風通路55および導風路73の構成について説明する。
図3に示すように、冷却風通路55は、送風ファン30の回転軸方向(紙面表裏方向)に延設された縦ダクト50内に形成されている。本実施形態の縦ダクト50はブロワケース10と一体成形されており、ブロワケース10のノーズ部13から図示右上側に連続する壁部131と、この壁部131の外側面に接続した基端部から断面J字状をなすように突出して先端部がノーズ部13の外方側に位置し、同一断面形状で回転軸方向に延設された延設壁51と、延設壁51の先端部とブロワケース10ノーズ部13の外側面(U字形状の内側面)とを接続するように、図示紙面奥側の底面部52から紙面手前側に立設した立設壁61とにより構成されている。
すなわち、壁部131、延設壁51、および立設壁61からなる構成(縦ダクト50)が本実施形態におけるスクロールケーシングの外側で遠心式ファンの回転軸方向に延設された冷却風通路形成部材であり、冷却風通路形成部材の内部には、回転軸方向の一端側(紙面手前側)の流入口53(図4参照)から他端側(紙面奥側)の流出口54に向かう冷却風通路55が形成されている。
立設壁61を設けて流入口53を流出口54より上部に形成しているのは、前述した図示しない内外気切替箱が外気導入モードであるときに、雨水や洗車水等が外気取入口からファンケーシング2内に浸入した場合であっても、モータ40にまで到達することを防止するためである。
冷却風通路55の下流側には、前述した横ダクト23が接続しており、縦ダクト50の底面部52の流出口54は、横ダクト23の上流端の空気流入口でもある。
一方、導風路73も、送風ファン30の回転軸方向(紙面表裏方向)に延設された導風路形成部材70内に形成されている。本実施形態の導風路形成部材70はブロワケース10と一体成形されており、ブロワケース10のノーズ部13から図示右方側(空気吐出口12側)に連続する壁部132と、ブロワケース10から渦巻状通風路3内に突出するように一体成形された断面J字形状の突出壁71と、突出壁71の基端部と前述の延設壁51の先端部とを接続するように一体成形された接続壁74と、前述の立設壁61とにより構成されている。
これらの導風路形成部材70の構成要素は、いずれも送風ファン30の回転軸方向に延設されており、突出壁71、接続壁74、立設壁61と、壁部132との間に形成される導風路73は、回転軸方向に直交する断面形状がU字形状をなしている。
図3から明らかなように、突出壁71は、渦巻状通風路3のうちブロワケース10のノーズ部13より空気吐出口12方向の下流側部をなす吐出通路14内に突出しており、突出通路14のノーズ部側面15から吐出通路14内の空気流れ上流側に向かって突出している。そして、突出壁71の先端部71aは、壁部132の先端部132aより空気流れ上流側に位置している。
したがって、突出壁71と壁部132との間に形成された導風路73の上流側部731は、上流端の空気の導入口72を、渦巻状通風路3吐出通路14内の空気流れ上流側に向かって開口している。
一方、接続壁74および立設壁61と、壁部132との間に形成された導風路73の下流側部732は、図4にも示すように、上流側部731を流れて壁部132の先端側でUターンした後の冷却風を、立設壁61の上端に形成された冷却風通路55の流入口53まで上昇させる通路である。
このように、導風路形成部材70内に形成された捩りS字形状の導風路73は、導入口72から導入した空気を複数回滑らかにターン(屈曲)させるように形成された滑らかな屈曲構造(湾曲構造)をなしている。
図4に示すように、本実施形態のブロワケース10は、詳細な分割ラインの図示を省略しているが、上ケース101と下ケース102とに分割して形成されている。そして、立設壁61および突出壁71は下ケース102のみに一体成形され、上下ケース101、102を組み合わせる前において、下ケース102に形成された導風路73となる部位は、上方側(上ケース101側)が開放されている。
したがって、導風路73は、導入口72から導入した空気を複数回滑らかにターンさせる構造をなしているが、下ケース102成形時に容易に形成することができる。
次に、上記構成に基づき送風機1の作動について説明する。
送風機1のモータ40に給電されると、モータ40の回転軸41が回転駆動し、回転軸41に結合された送風ファン30を回転する。これに伴い、ファンケーシング2の空気吸込口11からベルマウス111に案内された空気が、送風ファン30の軸線上方側から導入され、送風ファン30の径外方向に放射状に押出される。送風ファン30に押し出された空気は、渦巻状通風路3によって集められ、渦巻状通風路3内で整流され、吐出通路14を通って空気吐出口12に向かって流れていく。
吐出通路14内を流れる空気の一部は、導入口72から滑らかに捩りS字形状に屈曲する導風路73を介して流入口53に導かれる。導入口72から導入された冷却風は、導風路73の上流側部731から下流側部732へ水平面方向に(ほぼ水平面内で)滑らかに第1ターン(第1Uターン)した後、導風路73の下流側部732から冷却風通路55内へ垂直面方向に(ほぼ垂直面内で、第1ターン面にほぼ直交する面内で)滑らかに第2ターン(第2Uターン)して、流入口53から冷却風通路55へ流れ込む。
導風路73のターン部外周面(導風路73の屈曲部の外側面となる導風路形成部材70の内面)は滑らかな曲面として形成されているので、大きな通風抵抗もなく冷却風の向きを変えることができる。
そして、流入口53から縦ダクト50内の冷却風通路55に流入した空気は、冷却風通路55内を下降した後、流出口54から横ダクト23内を流れて、モータ40に供給される。
渦巻状通風路3の吐出通路14内を流れる空気流には、モータ40や送風ファン30の作動等に伴い、広い周波数域の空気振動成分(音成分)が含まれている。その空気振動成分は、導入口72から導入される冷却風にも含まれ、縦ダクト50内において共鳴音を発生する場合がある。
例えば、冷却風通路55の長さ(図4に矢印で示す流入口53から底面部52までの長さ)が170mmである場合には、冷却風に含まれる音のうち、1/4波長が170mmとなる500Hzの音が共鳴音として発生する(増幅される)。
ところが、冷却風通路55内で発生した共鳴音は、導入口72から流入口53までの導風路73が捩りS字形状となっているため、導風路73を介して吐出通路14内に漏れ難い。これは、導風路73が捩りS字形状であるため、共鳴音が冷却風を逆流して伝達される長さが長くなるばかりでなく、共鳴音が導入口72に到達するまでに導入路73内で複数回反射して大きく減衰するためである。
上述の構成および作動によれば、導風路形成部材70の内部には、導風路73が滑らかに2回屈曲するように形成されており、導風路73の通風抵抗を小さくできるため、流入口53から冷却風通路55内に流入する冷却風量が低下することを抑制することができる。また、導風路73が2回屈曲していることにより、冷却風通路55内で発生した共鳴音が導風路73を介して渦巻状通風路3に伝達され難く、空気吐出口12を介して車室内に伝達され難い。したがって、モータ40への冷却風量を確保しつつ、冷却風通路55の共鳴音に基づく異音を低減することができる。
例えば、図5に示すように、導風路973内に突出するリブ(突出壁)971を設け、冷却風通路55内に流入する風圧(圧力エネルギー)を低減して発生する共鳴音を低減する手段を採用した場合には、導風路973の通風抵抗が増加して冷却風量の低下を招いてしまう。これに本実施形態によれば、通風抵抗の増大を抑制することができる。
また、導風路73の導入口72は、安定した静圧が得られるファンケーシング2のノーズ部13より吐出口12側の部位である吐出通路部において、ノーズ部側面15に開口している。したがって、冷却風量を安定して確保することができるとともに、導風路形成部材70や縦ダクト50を、ノーズ部13外側のスペースを利用して配置することができるので、送風機1の体格をコンパクト化することが可能である。
また、導風路形成部材70はファンケーシング2の内側に突出した突出壁71を有し、突出壁71とファンケーシング2との間に導風路73の上流側部731が形成され、導入口72が渦巻状通風路3の吐出通路14内の空気流れ上流側に向かって開口している。したがって、吐出通路14内の空気を冷却風として導入口72から導入し易く、冷却風量の確保が極めて容易である。
また、突出壁71を含む導風路形成部材70および縦ダクト50は、ブロワケース10に一体成形されている。したがって、導風路73および冷却風通路55の形成が極めて容易である。
(他の実施形態)
上記一実施形態では、導風路形成部材70により形成される導風路73は、2回滑らかにターンする捩りS字形状の通路であったが、複数回滑らかにターンする屈曲形状(湾曲形状)であれば、これに限定されるものではない。例えば、同一平面上で複数回ターンする導風路であってもよいし、捩りS字構造に代表されるような三次元的ラビリンス構造の導風路であってもよい。
また、上記一実施形態では、導風路73に冷却風を導入する導入口72は、ファンケーシング2のノーズ部13より吐出口12側のノーズ部側面15から吐出通路14に開口していたが、ノーズ部側面15以外から吐出通路14内に開口するものであってもよい。吐出通路14内に開口するものであれば、吐出通路14内の安定した静圧により冷却風量を安定させることができる。また、導入口の開口方向は空気流れ上流側向きに限定されるものではなく、例えば側方向き(通路内方向き)に開口するものであってもよい。
また、導入口は吐出通路14以外の渦巻状通風路3に開口するものであってもよい。さらに、導風路は渦巻状通風路3内に突出するように形成されるものに限定されるものではない。
また、上記一実施形態では、突出壁71を含む導風路形成部材70および縦ダクト50は、ブロワケース10に一体成形されていたが、これに限定されるものではなく、導風路形成部材70および縦ダクト50を構成する部材の一部もしくは全部をブロワケース10と別体として形成しブロワケース10に組付けるものであってもよい。
また、上記一実施形態では、送風機1は車両用空調装置に適用され車室内に送る空気を送風するものであったが、これに限定されるものではなく、本発明は遠心式の送風機であれば広く適用して有効である。
一実施形態における遠心式の送風機1の概略構成を示す縦断面図である。 送風機1の概略構成を示す横断面図である。 送風機1の横断面要部拡大図である。 図3のA−A線断面図である。 参考例の送風機の要部断面図である。
符号の説明
1 送風機
2 ファンケーシング(スクロールケーシング)
3 渦巻状通風路
11 空気吸込口(吸入口)
12 空気吐出口(吐出口)
13 ノーズ部
14 吐出通路
30 送風ファン(遠心式ファン)
40 モータ
50 縦ダクト(冷却風通路形成部材)
55 冷却風通路
70 導風路形成部材
71 突出壁
72 導入口
73 導風路

Claims (5)

  1. 回転軸方向より吸引した空気を径外方向に吐出する遠心式ファン(30)と、
    前記遠心式ファン(30)を回転駆動するモータ(40)と、
    前記遠心式ファン(30)の周囲にノーズ部(13)を起点とした渦巻状通風路(3)を形成し、前記遠心式ファン(30)を回転駆動したときには、前記回転軸方向の端部に開口する吸入口(11)から吸入した空気を前記渦巻状通風路(3)の下流端に開口する吐出口(12)から吐出するためのスクロールケーシング(2)と、
    前記スクロールケーシング(2)の外側で前記回転軸方向に延設され、前記回転軸方向の一端側の流入口(53)から他端側の流出口(54)に向かう、前記モータ(40)に供給する冷却風の通路(55)を内部に形成する冷却風通路形成部材(50)と、
    前記スクロールケーシング(2)に開口する導入口(72)から前記渦巻状通風路(3)内の空気を導入し、前記冷却風として前記流入口(53)に導くための導風路(73)を内部に形成する導風路形成部材(70)とを備え、
    前記導風路形成部材(70)の内部には、前記導風路(73)が滑らかに屈曲するように形成されていることを特徴とする送風機。
  2. 前記導入口(72)は、前記スクロールケーシング(2)の前記ノーズ部(13)より前記吐出口(12)側に部位に開口していることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記導入口(72)は、前記スクロールケーシング(2)の前記ノーズ部(13)より前記吐出口(12)側の部位において、前記ノーズ部側の面(15)に開口していることを特徴とする請求項2に記載の送風機。
  4. 前記導風路形成部材(70)は前記スクロールケーシング(2)の内側に突出した突出壁(71)を有し、
    前記突出壁(71)と前記スクロールケーシング(2)との間に前記導風路(73)の上流側部(731)が形成され、
    前記導入口(72)が前記渦巻状通風路(3)内の空気流れ上流側に向かって開口していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の送風機。
  5. 前記突出壁(71)は、前記スクロールケーシング(2)と一体成形されていることを特徴とする請求項4に記載の送風機。
JP2007039676A 2007-02-20 2007-02-20 送風機 Expired - Fee Related JP4830899B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007039676A JP4830899B2 (ja) 2007-02-20 2007-02-20 送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007039676A JP4830899B2 (ja) 2007-02-20 2007-02-20 送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008202502A true JP2008202502A (ja) 2008-09-04
JP4830899B2 JP4830899B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=39780261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007039676A Expired - Fee Related JP4830899B2 (ja) 2007-02-20 2007-02-20 送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4830899B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170051750A1 (en) * 2015-08-20 2017-02-23 Hanon Systems Edge-free blower cooling interface
US20210164480A1 (en) * 2016-07-15 2021-06-03 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Blower device and vehicular air-conditioning device
JP2021092171A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 株式会社ヴァレオジャパン 遠心送風機及び遠心送風機が搭載された車両

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03106197A (ja) * 1989-09-19 1991-05-02 Nec Corp タイマ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03106197A (ja) * 1989-09-19 1991-05-02 Nec Corp タイマ装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170051750A1 (en) * 2015-08-20 2017-02-23 Hanon Systems Edge-free blower cooling interface
CN106467002A (zh) * 2015-08-20 2017-03-01 翰昂汽车零部件有限公司 鼓风机壳体中的冷却空气接口
DE102015113785B4 (de) 2015-08-20 2018-11-29 Halla Visteon Climate Control Corporation Kühlluftschnittstelle in einem Gebläsegehäuse
US10302095B2 (en) * 2015-08-20 2019-05-28 Hanon Systems Edge-free blower cooling interface
US20210164480A1 (en) * 2016-07-15 2021-06-03 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Blower device and vehicular air-conditioning device
US11629724B2 (en) 2016-07-15 2023-04-18 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Blower device and vehicular air-conditioning device
JP2021092171A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 株式会社ヴァレオジャパン 遠心送風機及び遠心送風機が搭載された車両
CN113027786A (zh) * 2019-12-09 2021-06-25 法雷奥日本株式会社 离心鼓风机以及搭载有离心鼓风机的车辆
CN113027786B (zh) * 2019-12-09 2022-10-04 法雷奥日本株式会社 离心鼓风机以及搭载有离心鼓风机的车辆
JP7394609B2 (ja) 2019-12-09 2023-12-08 株式会社ヴァレオジャパン 遠心送風機及び遠心送風機が搭載された車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP4830899B2 (ja) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104343727B (zh) 离心送风机及包括该离心送风机的车用空调装置
US8240997B2 (en) Centrifugal impeller and centrifugal blower using the centrifugal impeller
US9186954B2 (en) Blower unit
JP6256720B2 (ja) 渦巻き形状のケーシングを備えた換気デバイス
US20030012649A1 (en) Centrifugal blower
US20030190230A1 (en) Centrifugal blower unit
WO2015115065A1 (ja) 送風機
JP2010084701A (ja) 送風装置
JP3843893B2 (ja) 遠心式送風機
US6971846B2 (en) Centrifugal blower
JP4830899B2 (ja) 送風機
JP2010071170A (ja) 遠心式送風機
JP2009280101A (ja) 車両用空調装置のブロワユニット
US20180149158A1 (en) Centrifugal blower
JP2010127165A (ja) 送風装置
WO2015059884A1 (ja) 遠心送風機および空調装置
JP2006298180A (ja) ブロワモータ冷却構造
JP4273564B2 (ja) 遠心式送風機
JP3876830B2 (ja) 遠心式送風機及び空調装置用の送風機
JP4411724B2 (ja) 遠心式送風機
JP2008232020A (ja) 遠心式送風機
JP7310578B2 (ja) 遠心送風機
JP2005240640A (ja) 送風機
JP2007198280A (ja) 遠心ファン
JP6340225B2 (ja) 遠心ファン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4830899

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees