JP2008201041A - 繊維強化複合材料の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トリガとなるための他の材料を取り付けることなく、しかも温度管理が容易となる繊維強化複合材料の製造方法を提供する。
【解決手段】 プリプレグ10を硬化させることにより、繊維強化複合材料本体と、繊維強化複合材料本体より強度が低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造する。繊維強化複合材料本体は、デバルク温度下でプリプレグ10にバック圧をかけ、所定の含浸温度下で所定の含浸時間保持する含浸工程と、所定の硬化温度で所定の硬化時間保持する硬化工程を経て製造される。また、脆弱性繊維強化複合材料は、繊維強化複合材料本体を製造する際に含浸工程を省いて製造される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、繊維強化複合材料の製造方法に係り、特に、衝撃吸収体などに用いられ、所定の強度を有する繊維強化複合材料本体と、この繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を有する繊維強化複合材料の製造方法に関する。
自動車などの車両においては、衝突時などにおける衝突エネルギーを吸収する衝撃吸収体が用いられている。このような衝撃吸収体としては、衝突エネルギーを吸収する衝撃吸収体本体のほか、衝撃吸収体本体よりも強度が低く、衝突の際に破壊されることによって衝突による衝突エネルギーを吸収するトリガが設けられているものがある(たとえば、特許文献1)。
また、このような衝撃吸収体は、繊維強化複合材料によって製造されることが多い。繊維強化複合材料においては、原材料を溶融成形する際に溶融温度の調整することにより、強度を調整することが行われている(たとえば、特許文献2)。
特開平8−219215号公報 特開2003−291141号公報
しかし、上記特許文献1に開示された衝撃吸収体用材料では、本体として繊維強化複合材料を用い、トリガとして繊維強化複合材料よりも低強度の衝撃吸収部を取り付けている。このため、繊維強化複合材料の形状が複雑化した場合に、その取り付けに手間がかかるとともに、品質の確保が難しくなるという問題があった。
また、繊維強化複合材料に上記特許文献2に開示された方法によって強度を調整することが考えられる。ところが、上記特許文献2に開示された方法では、温度を調整することによって空隙率を調整している。このため、脆弱性繊維強化複合材料を形成するための温度管理が複雑化してしまうという問題があった。
そこで、本発明の課題は、トリガとなるための他の材料を取り付けることなく、しかも温度管理が容易となる繊維強化複合材料の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法は、加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、バック圧がかけられたプリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、プリプレグを硬化させる硬化工程と、を含んで製造される繊維強化複合材料本体とともに用いられ、繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、繊維強化複合材料本体を製造する際における含浸工程を省いて脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする。
本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法では、脆弱性繊維強化複合材料を設けている。この脆弱性繊維強化複合材料を設けることにより、トリガとなるための他の材料を取り付ける必要がなくなる。また、脆弱性繊維強化複合材料を製造するにあたり、繊維強化複合材料本体を製造する際における含浸工程を省いている。このように含浸工程を省いて脆弱性繊維強化複合材料を製造することにより、たとえば硬化温度などは繊維強化複合材料本体を製造する場合と同様とすることができる。したがって、繊維強化複合材料を製造する際の温度管理が容易となる。
また、上記課題を解決した本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法は、加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、バック圧がかけられたプリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、プリプレグを硬化させる硬化工程と、を含んで製造される繊維強化複合材料本体とともに用いられ、繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、繊維強化複合材料本体を製造する際におけるデバルク工程のデバルク温度を所定のデバルク温度よりも高くして脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする。
本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法では、脆弱性繊維強化複合材料を設けている。この脆弱性繊維強化複合材料を設けることにより、トリガとなるための他の材料を取り付ける必要がなくなる。また、脆弱性繊維強化複合材料を製造する際におけるデバルク工程のデバルク温度を所定のデバルク温度よりも高くしている。デバルク工程のデバルク温度を所定のデバルク温度よりも高くして脆弱性繊維強化複合材料を製造することにより、たとえば含浸温度や硬化温度などは繊維強化複合材料本体を製造する場合と同様とすることができる。したがって、繊維強化複合材料を製造する際の温度管理が容易となる。
さらに、上記課題を解決した本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法は、加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、バック圧がかけられたプリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、プリプレグを硬化させる硬化工程と、を含んで製造される繊維強化複合材料とともに用いられ、繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、繊維強化複合材料本体を製造する際におけるデバルク工程、含浸工程、および硬化工程でかけられるバック圧を、所定のバック圧よりも低くして脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする。
本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法では、脆弱性繊維強化複合材料を設けている。この脆弱性繊維強化複合材料を設けることにより、トリガとなるための他の材料を取り付ける必要がなくなる。また、脆弱性繊維強化複合材料を製造する際におけるデバルク工程、含浸工程、および硬化工程でかけられるバック圧を、所定のバック圧よりも低くしている。デバルク工程、含浸工程、および硬化工程でかけられるバック圧を、所定のバック圧よりも低くして脆弱性繊維強化複合材料を製造することにより、たとえば含浸温度や硬化温度などは繊維強化複合材料本体を製造する場合と同様とすることができる。したがって、繊維強化複合材料を製造する際の温度管理が容易となる。
そして、上記課題を解決した本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法は、加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、バック圧がかけられたプリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、プリプレグを硬化させる硬化工程と、を含んで製造される繊維強化複合材料本体とともに用いられ、繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、繊維強化複合材料本体を製造する際におけるデバルク工程を省き、かつ含浸工程および硬化工程でかけるバック圧を0にして脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする。
本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法では、脆弱性繊維強化複合材料を設けている。この脆弱性繊維強化複合材料を設けることにより、トリガとなるための他の材料を取り付ける必要がなくなる。また、脆弱性繊維強化複合材料を製造する際におけるデバルク工程を省いている。デバルク工程を省き、かつ含浸工程および硬化工程でかけるバック圧を0にして脆弱性繊維強化複合材料を製造することにより、たとえば含浸温度や硬化温度などは繊維強化複合材料本体を製造する場合と同様とすることができる。したがって、繊維強化複合材料を製造する際の温度管理が容易となる。
本発明に係る繊維強化複合材料の製造方法によれば、トリガとなるための他の材料を取り付けることなく、しかも温度管理が容易となるようにすることができる。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態に係る繊維強化複合材料は、たとえば図1に示す形状をなしている。繊維強化複合材料1は、繊維強化複合材料本体2と、繊維強化複合材料本体2よりも強度が低い脆弱性繊維強化複合材料3を備えている。この繊維強化複合材料1は、たとえば車両の衝撃吸収体として用いられ、脆弱性繊維強化複合材料3が衝突による衝突エネルギーを吸収するトリガとなる。
以下に、繊維強化複合材料本体2の製造工程について説明し、続いて脆弱性繊維強化複合材料3の製造工程について説明する。
図2に示すように、繊維強化複合材料本体2を製造する際には、まず、繊維強化複合材料本体2の製造準備を行う。製造準備では、熱硬化性樹脂および繊維束を備える複数枚のプリプレグ基材(強化基材)を積層したプリプレグ10を用意する。このプリプレグ10をアルミ板11上に載置する。このとき、アルミ板11とプリプレグ10との間に離型フィルム12を介在させる。続いて、プリプレグ10をバックフィルム13で覆う。ここで、プリプレグ10とバックフィルム13との間にも離型フィルム12を介在させる。
プリプレグ10をバックフィルム13で覆ったら、バックフィルム13の周囲とアルミ板11との間にシーラント14を介在させ、アルミ板11とバックフィルム13との間を密閉する。さらに、バックフィルム13にバキュームバルブ15を取り付け、バキュームバルブ15に図示しない真空ポンプを接続する。以後、硬化工程が終了するまで、バック圧を付与したままとする。
こうして、繊維強化複合材料本体2の製造準備が済んだら、図3に示すタイムチャートに沿ってプリプレグ10を硬化させて繊維強化複合材料本体2の製造を行う。プリプレグ10を硬化させる際、まずデバルク工程を行う。デバルク工程では、所定のデバルク温度である室温(25℃)下で真空ポンプを30分間作動させ、アルミ板11とバックフィルム13との間のエアを吸引してアルミ板11とバックフィルム13との間に0.1MPaのバック圧を付与する。このため、プリプレグ10には、0.1MPaのバック圧がかかることになる。その後、プリプレグ10をアルミ板11およびバックフィルム13等とともにオーブンに入れ、再度、成形品を取り出すまでの間、バック圧が0.1MPaになるように真空ポンプで吸引する。
デバルク工程が済んだら、続いて含浸工程に移行する。含浸工程では、プリプレグ10をオーブンに投入し、4℃/minの昇温レートで昇温させ、16分をかけて所定の含浸温度である90℃まで昇温させる。プリプレグ10を90℃まで昇温させたら、そのまま所定の含浸時間である60分間保持する。この含浸工程において、プリプレグ10における繊維束に熱硬化性樹脂が十分に含浸する。
含浸工程が済んだら、続いて硬化工程に移行する。硬化工程では、プリプレグ10を4℃/minの昇温レートで昇温させ、10分をかけて所定の硬化温度である130℃まで昇温させる。プリプレグ10を130℃まで昇温させたら、そのまま所定の硬化時間である90分間保持する。この硬化工程において、プリプレグ10が十分に硬化する。
硬化工程が済んだら、自然冷却によってプリプレグ10の温度を室温まで低下させる。その後、アルミ板11からバックフィルム13を剥がし、アルミ板11から成形品を取り出す。この成形品が繊維強化複合材料本体2となる。このようにして、繊維強化複合材料本体2が製造される。こうして製造された繊維強化複合材料本体2は、プリプレグ基材間にボイドや層間剥離がほとんど生じていない強度の高いものとして製造される。
次に、繊維強化複合材料本体2よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料3の製造工程について説明する。脆弱性繊維強化複合材料3の製造工程としては、第1工程から第4工程がある。以下、各工程について順次説明する。
<第1工程>
脆弱性繊維強化複合材料3の第1工程では、まず上記の繊維強化複合材料本体2の製造工程における製造準備と同様の製造準備を行う。続いて、図4に示すタイムチャートに沿ってプリプレグ10を硬化させて脆弱性繊維強化複合材料3の製造を行う。プリプレグ10を硬化させる際、デバルク工程を行う。デバルク工程では、所定のデバルク温度である室温(25℃)下で真空ポンプを30分間作動させ、アルミ板11とバックフィルム13との間のエアを吸引してアルミ板11とバックフィルム13との間に0.1MPaのバック圧を付与する。このため、プリプレグ10には、所定のバック圧である0.1MPaのバック圧がかかることになる。その後、プリプレグ10をアルミ板11およびバックフィルム13等とともにオーブンに入れ、再度、成形品を取り出すまでの間、バック圧が0.1MPaになるように真空ポンプで吸引する。
デバルク工程が済んだら、含浸工程を経ることなく、硬化工程に移行する。硬化工程では、プリプレグ10を4℃/minの昇温レートで昇温させ、26分をかけて所定の硬化温度である130℃まで昇温させる。プリプレグ10を130℃まで昇温させたら、含浸工程を省いた分、所定の硬化時間に所定の含浸時間を加えた150分間そのまま保持する。この硬化工程において、プリプレグ10が硬化する。
硬化工程が済んだら、自然冷却によってプリプレグ10の温度を室温まで低下させる。その後、アルミ板11からバックフィルム13を剥がし、アルミ板11から成形品を取り出す。この成形品が脆弱性繊維強化複合材料3となる。このようにして、脆弱性繊維強化複合材料3が製造される。
こうして製造された脆弱性繊維強化複合材料3の製造工程では、繊維強化複合材料本体2を製造する工程と比較して、含浸工程が省かれている。含浸工程が省かれることにより、プリプレグ10における繊維束に熱硬化性樹脂が完全に含浸する前に熱硬化性樹脂の硬化が促進される。このため、繊維束内部に小ボイドが多数発生する。このように小ボイドが発生することにより、繊維強化複合材料本体2に対して、脆弱性繊維強化複合材料3の強度を低下させることができる。
<第2工程>
脆弱性繊維強化複合材料3の第2工程では、まず上記の繊維強化複合材料本体2の製造工程における製造準備と同様の製造準備を行う。続いて、図5に示すタイムチャートに沿ってプリプレグ10を硬化させて脆弱性繊維強化複合材料3の製造を行う。プリプレグ10を硬化させる際、デバルク工程を行う。デバルク工程では、所定のデバルク温度である室温よりも高い温度、たとえば30℃〜80℃の温度下で真空ポンプを30分間作動させ、アルミ板11とバックフィルム13との間のエアを吸引してアルミ板11とバックフィルム13との間に0.1MPaのバック圧を付与する。このため、プリプレグ10には、所定のバック圧である0.1MPaのバック圧がかかることになる。その後、プリプレグ10をアルミ板11およびバックフィルム13等とともにオーブンに入れ、再度、成形品を取り出すまでの間、バック圧が0.1MPaになるように真空ポンプで吸引する。
デバルク工程が済んだら、続いて含浸工程に移行する。含浸工程では、プリプレグ10をオーブンに投入し、4℃/minの昇温レートで昇温させ、16分をかけて所定の含浸温度である90℃まで昇温させる。プリプレグ10を90℃まで昇温させたら、そのまま所定の含浸時間である60分間保持する。この含浸工程において、プリプレグ10における繊維束に熱硬化性樹脂が含浸する。
含浸工程が済んだら、続いて硬化工程に移行する。硬化工程では、プリプレグ10を4℃/minの昇温レートで昇温させ、10分をかけて所定の硬化温度である130℃まで昇温させる。プリプレグ10を130℃まで昇温させたら、そのまま所定の硬化時間である90分間保持する。この硬化工程において、プリプレグ10が硬化する。
硬化工程が済んだら、自然冷却によってプリプレグ10の温度を室温まで低下させる。その後、アルミ板11からバックフィルム13を剥がし、アルミ板11から成形品を取り出す。この成形品が脆弱性繊維強化複合材料3となる。このようにして、脆弱性繊維強化複合材料3が製造される。
こうして製造された脆弱性繊維強化複合材料3の製造工程では、繊維強化複合材料本体2を製造する工程と比較して、デバルク工程におけるデバルク温度が高くされている。デバルク工程では、プリプレグ10における層間に内在する大きな空気層を排出するが、デバルク温度が高くされると、熱硬化性樹脂の粘性が低下する。このため、繊維束間に存在する中程度の空気玉を排出するルートが閉ざされるため、繊維束間に中ボイドが発生することとなる。この中ボイドが発生することにより、繊維強化複合材料本体2に対して、脆弱性繊維強化複合材料3の強度を低下させることができる。
<第3工程>
脆弱性繊維強化複合材料3の第3工程では、まず上記の繊維強化複合材料本体2の製造工程における製造準備と同様の製造準備を行う。続いて、図6に示すタイムチャートに沿ってプリプレグ10を硬化させて脆弱性繊維強化複合材料3の製造を行う。プリプレグ10を硬化させる際、デバルク工程を行う。デバルク工程では、所定のデバルク温度である室温(25℃)下で真空ポンプを30分間作動させ、アルミ板11とバックフィルム13との間のエアを吸引してアルミ板11とバックフィルム13との間に0.075MPa以下のバック圧を付与する。このため、プリプレグ10には、繊維強化複合材料本体2を製造する際における所定のバック圧である0.1MPaよりも低い0.075MPa以下のバック圧がかけられることになる。その後、プリプレグ10をアルミ板11およびバックフィルム13等とともにオーブンに入れ、再度、成形品を取り出すまでの間、バック圧が0.075MPa以下になるように真空ポンプで吸引する。
デバルク工程が済んだら、続いて含浸工程に移行する。含浸工程では、プリプレグ10をオーブンに投入し、4℃/minの昇温レートで昇温させ、16分をかけて所定の含浸温度である90℃まで昇温させる。プリプレグ10を90℃まで昇温させたら、そのまま所定の含浸時間である60分間保持する。この含浸工程において、プリプレグ10における繊維束に熱硬化性樹脂が含浸する。
含浸工程が済んだら、続いて硬化工程に移行する。硬化工程では、プリプレグ10を4℃/minの昇温レートで昇温させ、10分をかけて所定の硬化温度である130℃まで昇温させる。プリプレグ10を130℃まで昇温させたら、そのまま所定の硬化時間である90分間保持する。この硬化工程において、プリプレグ10が硬化する。
これらの含浸工程および硬化工程においてかけられるバック圧は、所定のバック圧である0.1MPaよりも低い0.075MPa以下とされている。
硬化工程が済んだら、自然冷却によってプリプレグ10の温度を室温まで低下させる。その後、アルミ板11からバックフィルム13を剥がし、アルミ板11から成形品を取り出す。この成形品が脆弱性繊維強化複合材料3となる。このようにして、脆弱性繊維強化複合材料3が製造される。
こうして製造された脆弱性繊維強化複合材料3の製造工程では、繊維強化複合材料本体2を製造する工程と比較して、デバルク工程、含浸工程、および硬化工程でかけられるバック圧が低くされている。デバルク工程では、プリプレグ10における層間に内在する大きな空気層を排出するが、バック圧が低くされると、繊維束間における大きな空気層を押し出しきれなくなる。このため、繊維束間に大ボイドが発生することとなる。この大ボイドが発生することにより、繊維強化複合材料本体2に対して、脆弱性繊維強化複合材料3の強度を低下させることができる。
<第4工程>
脆弱性繊維強化複合材料3の第4工程では、プリプレグ10にバック圧をかけることなくプリプレグ10を加熱する。このため、脆弱性繊維強化複合材料3の製造準備としては、まず、プリプレグ10とアルミ板11とを用意し、アルミ板11上にプリプレグ10を載置する。このとき、アルミ板11とプリプレグ10との間に離型フィルム12を介在させる。こうして製造準備が終了する。
製造準備が終了したら、続いて、図7に示すタイムチャートに沿ってプリプレグ10を硬化させて脆弱性繊維強化複合材料3の製造を行う。この製造工程では、製造準備が終了した後、デバルク工程を経ることなくそのまま含浸工程へと移行する。含浸工程では、プリプレグ10およびアルミ板11をオーブンに入れ、4℃/minの昇温レートで昇温させ、16分をかけて所定の含浸温度である90℃まで昇温させる。プリプレグ10を90℃まで昇温させたら、そのまま所定の含浸時間である60分間保持する。この含浸工程において、プリプレグ10における繊維束に熱硬化性樹脂が含浸する。
含浸工程が済んだら、続いて硬化工程に移行する。硬化工程では、プリプレグ10を4℃/minの昇温レートで昇温させ、20分をかけて所定の硬化温度である130℃まで昇温させる。プリプレグ10を130℃まで昇温させたら、そのまま所定の硬化時間である90分間保持する。この硬化工程において、プリプレグ10が硬化する。
これらの含浸工程および硬化工程においてかけられるバック圧は0とされている。
硬化工程が済んだら、自然冷却によってプリプレグ10の温度を室温まで低下させる。その後、アルミ板11から成形品を取り出す。この成形品が脆弱性繊維強化複合材料3となる。このようにして、脆弱性繊維強化複合材料3が製造される。
こうして製造された脆弱性繊維強化複合材料3の製造工程では、繊維強化複合材料本体2を製造する工程と比較して、デバルク工程が省かれている。デバルク工程では、プリプレグ10における層間に内在する大きな空気層を排出するが、デバルク工程が省かれることにより、プリプレグ10における層間に大きな空気層が内在されたままとなる。この空気層の存在により、プリプレグ10における層間剥離が生じる。この層間剥離により、繊維強化複合材料本体2に対して、脆弱性繊維強化複合材料3の強度を低下させることができる。
これらの第1工程〜第4工程のいずれかの工程を経て製造された脆弱性繊維強化複合材料3を、たとえば衝突エネルギーを吸収するトリガとすることにより、トリガとなるための他の材料を取り付けることなく、繊維強化複合材料を製造することができる。また、脆弱性繊維強化複合材料の製造においては、いずれも繊維強化複合材料本体を製造する際の温度管理と類似する温度管理を行えばよいので、その温度管理を容易なものとすることができる。
以下、本実施形態における各製造工程で製造した繊維強化複合材料本体2および脆弱性繊維強化複合材料3の強度について説明する。繊維強化複合材料本体2および脆弱性繊維強化複合材料3の強度を調べるため、本発明者らは次の実験を行った。実験では、炭素繊維/エポキシからなり、積層構成が[45/−45/0/90/45/−45]であるプリプレグを用いた。このプリプレグに対して、上記各工程によって繊維強化複合材料本体2および脆弱性繊維強化複合材料3をそれぞれ7回製造し、それぞれ強度を測定した。なお、第2工程における30℃〜80℃のデバルク温度として、70℃のデバルク温度を設定した。また、第3工程における0.075MPa以下のバック圧として、0.05MPaのバック圧をかけた。その測定結果を図8に示す。
図8から分かるように、第1工程によって製造した脆弱性繊維強化複合材料3は、繊維強化複合材料本体2と比較して、層間せん断強さが約3%低下した。ここで、脆弱性繊維強化複合材料3における層間には多数の小ボイドが確認された。また、第2工程によって製造した脆弱性繊維強化複合材料3は、繊維強化複合材料本体2と比較して、層間せん断強さが約5%低下した。ここで、脆弱性繊維強化複合材料3における層間には多数の中ボイドが確認された。
さらに、第3工程によって製造した脆弱性繊維強化複合材料3は、繊維強化複合材料本体2と比較して、層間せん断強さが約20%低下した。ここで、脆弱性繊維強化複合材料3における層間には多数の大ボイドが確認された。そして、第4工程によって製造した脆弱性繊維強化複合材料3は、繊維強化複合材料本体2と比較して、層間せん断強さが約40%低下した。ここで、脆弱性繊維強化複合材料3における層間には層間剥離が確認された。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、所定のデバルク温度やバック圧、含浸温度や硬化温度、さらには含浸時間や硬化時間をそれぞれ規定しているが、これらの温度や圧力、時間等は、製造される繊維強化複合材料に求められる強度や形状などの性状等に応じて適宜決定することができる。また、上記実施形態では、繊維強化複合材料を衝撃吸収体に用いる例について説明したが、たとえば非破壊検査における供試体(試験片)に用いる態様とすることもできる。
繊維強化複合材料の斜視図である。 繊維強化複合材料を製造する際の状態を模式的に示す側断面図である。 繊維強化複合材料本体を製造する工程のタイムチャートである。 脆弱性繊維強化複合材料を製造する第1工程のタイムチャートである。 脆弱性繊維強化複合材料を製造する第2工程のタイムチャートである。 脆弱性繊維強化複合材料を製造する第3工程のタイムチャートである。 脆弱性繊維強化複合材料を製造する第4工程のタイムチャートである。 繊維強化複合材料本体および脆弱性繊維強化複合材料の層間せん断強さを示すグラフである。
符号の説明
1…繊維強化複合材料、2…繊維強化複合材料本体、3…脆弱性繊維強化複合材料、10…プリプレグ、11…アルミ板、12…離型フィルム、13…バックフィルム、14…シーラント、15…バキュームバルブ。

Claims (4)

  1. 加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、
    前記バック圧がかけられた前記プリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、前記含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、前記プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、
    前記含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、前記所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、前記プリプレグを硬化させる硬化工程と、
    を含んで製造される繊維強化複合材料本体とともに用いられ、前記繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、
    前記繊維強化複合材料本体を製造する際における前記含浸工程を省いて前記脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする繊維強化複合材料の製造方法。
  2. 加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、
    前記バック圧がかけられた前記プリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、前記含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、前記プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、
    前記含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、前記所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、前記プリプレグを硬化させる硬化工程と、
    を含んで製造される繊維強化複合材料本体とともに用いられ、前記繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、
    前記繊維強化複合材料本体を製造する際における前記デバルク工程のデバルク温度を前記所定のデバルク温度よりも高くして前記脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする繊維強化複合材料の製造方法。
  3. 加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、
    前記バック圧がかけられた前記プリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、前記含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、前記プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、
    前記含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、前記所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、前記プリプレグを硬化させる硬化工程と、
    を含んで製造される繊維強化複合材料とともに用いられ、前記繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、
    前記繊維強化複合材料本体を製造する際における前記デバルク工程、前記含浸工程、および前記硬化工程でかけられるバック圧を、前記所定のバック圧よりも低くして前記脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする繊維強化複合材料の製造方法。
  4. 加熱されることによって硬化するプリプレグに対して、所定のデバルク温度下で所定のバック圧をかけるデバルク工程と、
    前記バック圧がかけられた前記プリプレグを所定の含浸温度に昇温させ、前記含浸温度で所定の含浸時間保持することにより、前記プリグレグにおける硬化樹脂を強化繊維に含浸させる含浸工程と、
    前記含浸工程を経たプリプレグを所定の硬化温度に昇温させ、前記所定の硬化温度で所定の硬化時間保持することにより、前記プリプレグを硬化させる硬化工程と、
    を含んで製造される繊維強化複合材料本体とともに用いられ、前記繊維強化複合材料本体よりも強度の低い脆弱性繊維強化複合材料を備える繊維強化複合材料を製造するにあたり、
    前記繊維強化複合材料本体を製造する際における前記デバルク工程を省き、かつ前記含浸工程および硬化工程でかけるバック圧を0にして前記脆弱性繊維強化複合材料を製造することを特徴とする繊維強化複合材料の製造方法。
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