JP2008200276A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体に隙間がある場合でも、その隙間から冷たい外気が筐体内に流れ込んで乾燥室を冷やすことを防止することにより、乾燥性能を向上させる。
【解決手段】排気路16にあってファン19から送り出された空気(排気)が到来する位置に、筐体1内面と乾燥室3外面との間の空隙21と排気路16内とを連通する連通口22を設ける。ファン19が作動されると乾燥室3内から吐き出された排気の一部が連通口22を通して空隙21に流れ込むため、空隙21の空気圧は機外の空気圧よりも若干高くなる。その差圧によって筐体1に隙間があった場合でも、その隙間を通して外気が筐体1内に流れ込むことを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は衣類乾燥機に関する。
クリーニング店舗等の業務用途としては、例えば特許文献1に記載のような構成のドラム式衣類乾燥機が利用されている。即ち、この衣類乾燥機では、水平軸を中心に回転自在であるドラムを内装した乾燥室内にスチームラジエータ等の熱源で加熱した空気を送り込み、ドラム内で濡れた洗濯物と熱交換することで湿った空気を乾燥室内から取り出してリントフィルタを通して機外に排出する。乾燥室内への加熱空気の吹出口は乾燥室の後部上方に設けられ、乾燥室内からの湿った空気の吐出口は、ドラムの軸方向に上記吹出口とは離れている乾燥室の前部下方に設けられている。これにより、吹出口から乾燥室内に送り込まれた加熱空気はドラム周面に多数穿孔された通気孔からドラム内に流入してドラム内を通過し易くなっている。
こうした衣類乾燥機において乾燥効率を向上させるには、熱源により与えられた熱量が乾燥機の構造体の温度上昇に費やされるのをできるだけ抑えるように構造体の熱容量を小さくすることが望ましい。こうしたことから、業務用の衣類乾燥機の筐体、乾燥室、ドラムなどは比較的薄い板金で形成されることが多い。衣類乾燥機の筐体は基本的に密閉構造であるが、上記のような板金構造であるために板金の継ぎ目など比較的隙間が多い。そのために、この隙間を通して冷たい外気が筐体内に侵入し、乾燥室をその周囲から冷却し、つまりは乾燥室内に充満している加熱空気の熱を奪うことになる。これが乾燥効率を低下させ、ひいては乾燥時間を長引かせる一因となる。
また乾燥室を形成する仕切板も板金構造である場合、筐体内面と乾燥室外面との間の空隙に流れ込んだ冷たい外気が仕切板の継ぎ目等の隙間を通して乾燥室内に流れ込み、より直接的に乾燥室内の空気の温度を低下させ、乾燥効率を下げる原因ともなり得る。
特開2002−35491号公報
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その主な目的は、乾燥室が冷たい空気で冷やされたり、冷たい空気が乾燥室内に漏れ込んだりすることによる乾燥効率の低下を防止し、高い乾燥性能を達成することができる衣類乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するために成された第1発明は、略密閉構造である筐体と、該筐体の内部に形成され洗濯物が内部に収容される乾燥室と、該乾燥室内に加熱空気を送り込むための吸気路と、前記乾燥室内で洗濯物との熱交換を行った後の空気を機外に排出するための排気路と、を具備する衣類乾燥機において、
前記排気路を通して機外に排出される排気の一部を前記筐体と前記乾燥室との間の空隙に供給するために、前記排気路内と前記空隙とを連通する連通部を有することを特徴としている。
上記連通部を通して排気路内から上記空隙に空気が流れるようにするためには、その連通部の排気路側の空気圧が空隙側の空気圧よりも高くなるようにする必要がある。そこで、第1発明に係る衣類乾燥機の一態様として、前記吸気路から前記乾燥室を経て前記排気路に流れる空気流を生成するために前方から吸い込んだ空気を側方へ送り出すファンを前記排気路内に備え、該ファンの側方に前記排気路内と前記空隙とを連通する連通口を前記連通部として有する構成とすることができる。
第1発明に係る衣類乾燥機において、連通部を通して排気(乾燥室内で洗濯物と熱交換を行った後の空気)の一部が筐体と乾燥室との間の空隙に供給されると、この空隙内の空気圧は機外、つまりは筐体外の空気圧よりも若干高くなる。そのため、筐体に隙間があっても、その内外の差圧によって外気が筐体内に侵入することが妨げられる。また、洗濯物との熱交換等によって熱が奪われるものの、通常、排気の温度は外気の温度に比べれば高いため、冷たい外気が乾燥室の周囲に存在することで乾燥室壁面を通して奪われる熱量を減らすことができ、乾燥効率を改善することができる。
また、第1発明に係る衣類乾燥機では、前記排気路から前記連通部を通して前記空隙に供給された空気を前記乾燥室内に戻すために前記空隙と前記乾燥室内又は前記吸気路内とを連通する循環用開口部と、該循環用開口部を開閉する開閉手段と、をさらに備える構成とすることができる。
この構成では、開閉手段が循環用開口部を開放させると、前述のように空隙に供給された排気の一部が乾燥室内に戻され、吸気路を経て供給される高温の加熱空気と混じって洗濯物との熱交換に寄与する。乾燥運転の後半、即ち、洗濯物がかなり乾いてきた状態では、排気の温度は高く湿度は低いため、排気を乾燥室内に戻すことで洗濯物との熱交換に寄与する熱量を増加させることができる。それにより乾燥効率を向上させ、例えば乾燥時間を短縮化することができる。
一方、乾燥運転の前半、即ち、洗濯物が未だかなり湿っている状態では、乾燥室内で洗濯物との熱交換が盛んに行われるため、排気の温度は低く湿度は高い。そのため、前述のように排気を乾燥室内に戻すと、乾燥室内の空気の温度を下げて本来の意図とは逆に乾燥性能を落としてしまうおそれがある。
そこで、第1発明に係る衣類乾燥機において好ましくは、乾燥運転の前半には前記開閉手段により前記循環用開口部を閉鎖し、乾燥運転の後半に前記循環用開口部を開放するように前記開閉手段を制御する制御手段をさらに備える構成とするとよい。これにより、排気を乾燥室内に戻して乾燥性能が落ちる可能性がある期間には排気を戻さず、乾燥性能の向上に寄与する場合に排気を乾燥室内に戻すことができる。
また、洗濯物の乾き具合は排気の温度で判定することが可能であるから、この温度に基づいて乾燥室内に排気を戻すか否かを決めるほうが、乾燥性能を改善する上でより確実な制御が行える。そこで、第1発明に係る衣類乾燥機の好ましい他の態様として、前記乾燥室内で洗濯物との熱交換を行った後の空気の温度を検出する温度検出手段と、乾燥運転の初期には前記開閉手段により前記循環用開口部を閉鎖し、前記温度検出手段による検出温度が所定値に達した以降に前記循環用開口部を開放するように前記開閉手段を制御する制御手段と、をさらに備える構成とするとよい。
また上記課題を解決するために成された第2発明は、略密閉構造である筐体と、該筐体の内部に形成され洗濯物が内部に収容される乾燥室と、該乾燥室内に加熱空気を送り込むための吸気路と、前記乾燥室内で洗濯物との熱交換を行った後の空気を機外に排出するための排気路と、を具備する衣類乾燥機において、
前記吸気路から前記乾燥室を経て前記排気路に流れる空気流を生成するために前記排気路内にファンが配設され、
前記筐体と前記乾燥室との間の空隙にある空気を前記排気路内に吸引するべく、前記排気路内と前記空隙とを連通する連通部を該排気路にあって前記ファンの上流側に有することを特徴としている。
第2発明に係る衣類乾燥機では、筐体に隙間があった場合にその隙間を通して筐体と乾燥室との間の空隙に冷たい外気が流れ込むが、空隙に存在する空気はファンの動作により排気路内に積極的に吸引されるため、乾燥室の壁面に隙間があった場合でも外気はその隙間を経て乾燥室内に漏れ込むことはない。即ち、乾燥室の周囲に冷たい外気が存在するものの、その外気が乾燥室内に漏れ込むことを防止することができる。それによって、乾燥室内の空気の温度が下がることを抑制でき、乾燥性能を向上させることができる。
第1発明に係る衣類乾燥機によれば、加熱空気が供給される乾燥室が冷たい外気で周囲から冷やされることを防止することができるので、従来よりも乾燥効率を向上させ、例えば乾燥時間の短縮化を図ることができる。
また第2発明に係る衣類乾燥機によれば、加熱空気が供給される乾燥室内に冷たい外気が入り込むことを防止することができるので、従来よりも乾燥効率を向上させ、例えば乾燥時間の短縮化を図ることができる。
[第1実施例]
第1発明に係る衣類乾燥機の一実施例(第1実施例)であるドラム式衣類乾燥機について、図1〜図3に基づいて説明する。図1は本実施例のドラム式衣類乾燥機の概略正面縦断面図、図2は図1中のA−A’矢視切断線での側面概略縦断面図、図3は図1中のB−B’矢視切断線での側面概略縦断面図である。
この衣類乾燥機の外形を成す略直方体箱形状の筐体1の内部には略円筒形状の乾燥室3が形成され、その乾燥室3の内部には略水平で前後方向に延伸する主軸5により片持ち支持された周面円筒形状のドラム4が配置されている。ドラム4はその前端面に大きな開口が衣類投入口41として設けられ、乾燥対象の衣類は筐体1前面のドア2が開放された状態で、衣類投入口41を通してドラム4内に投入される。またドラム4の周面には多数の小さな通気孔42が穿設されている。
主軸5は筐体1の後壁(乾燥室3の後壁でもある)に設けられた軸受6により回転自在に支承され、該軸受6より後方に突出した主軸5の先端には大プーリ7が取り付けられている。筐体1の背後に設置された駆動源としてのドラムモータ8の回転駆動力はモータプーリ9、タイミングベルト10を介して大プーリ7に伝達され、これによりドラム4は主軸5を中心に回転駆動される。なお、このようなベルトドライブ方式ではなく、ダイレクトドライブ方式を採用する等の駆動方式の適宜の変更が可能であることは当然である。
乾燥室3の後部上面には吹出口11が設けられ、乾燥室3の上部には後方に開放した吸気口13を入口とし上記吹出口11を出口とする吸気路12が配設されている。この吸気路12の内部には、吸気口13から取り込まれた空気(外気)を加熱するための加熱源14が設置されている。業務用途の衣類乾燥機の場合、加熱源14は高温の蒸気が流通されるスチームラジエータであることが多いが、加熱方式はこれに限るものではなく電気ヒータや都市ガス又はLPガスを用いたガスヒータ等を利用してもよい。
ドラム4の軸方向(この例では前後方向)に上記吹出口11と離れた位置である乾燥室3の前部下面には吐出口15が配置され、乾燥室3の下部には、この吐出口15を入口とし後方に開放した排気口17を出口とする排気路16が形成されている。この排気路16内には、衣類から出る糸屑等の浮遊物を捕集するためのリントフィルタ18と、ファンモータ20により回転駆動されるファン19と、が設置されている。ファン19は所定方向に回転駆動されるときに、前方から空気を吸い込んで側方(全周)に空気を吐き出すように構成されたもの(例えばシロッコファン)である。
而して、ファンモータ20によりファン19が所定方向に回転駆動されると、吸気口13から吸気路12内に外気が吸引され、吸気路12→吹出口11→乾燥室3→吐出口15→排気路16を通過して排気口17から機外へと排出される空気流が生起される。その際に加熱源14が作動していれば、吹出口11から乾燥室3内に供給される空気は高温の加熱空気となる。
筐体1は基本的には密閉構造であるが、板金を継ぎ合わせた構造体であるために比較的隙間が多い。そのために、この隙間を通して、筐体1内面と乾燥室3の外面との間に形成されている空隙21に外気が出入りし易い。通常、外気の温度は低いため、乾燥運転中に空隙21に存在する空気が冷たい外気と入れ替わり易いと、乾燥室3を周りから冷やすことになり、乾燥室3内に供給された加熱空気が持つ熱を奪うことになって乾燥効率を低下させる。そこで、本実施例のドラム式衣類乾燥機では、特徴的な構成として、排気路16と空隙21とを隔てている壁面23に本発明における連通部としての連通口22を設けている。この連通口22はちょうどファン19の側方に位置しており、ファン19が駆動されたときに該ファン19から送り出される空気流を受けるようになっている。
本実施例のドラム式衣類乾燥機において乾燥運転が実行される際には、ファンモータ20によりファン19が駆動され、上述したように、吸気路12→乾燥室3→排気路16と流れる空気流が生起される。また、加熱源14であるスチームラジエータには高温蒸気が供給され、乾燥室3に供給される空気を加熱する。さらにまた、ドラムモータ8が駆動され、その回転駆動力によりドラム4は低速で回転される。
乾燥室3から排気路16にはドラム4内で洗濯物と熱交換を行った後の排気が流れ込み、この排気がファン19によって側方に押し出される。その吐出圧は機外の大気圧よりも高いため、排気の多くは排気口17を通して機外に流出するが、排気の一部は連通口22を経て空隙21に流れ込む。上述のように筐体1には隙間があるものの、基本的には密閉構造であるため、空隙21に排気が送り込まれると空隙21の空気圧は機外の大気圧よりも若干高くなる。そのため、筐体1に隙間があった場合、この隙間を通して空隙21から機外へと排気が漏出する。即ち、排気よりも温度の低い外気が隙間を通して筐体1内、つまり空隙21に流れ込むことを防止することができる。それによって乾燥室3内の加熱空気の熱が奪われにくくなるため、乾燥性能を向上させることができる。
[第2実施例]
次に、第1発明に係る衣類乾燥機の他の実施例(第2実施例)であるドラム式衣類乾燥機について、図4〜図6に基づいて説明する。図4は本実施例のドラム式衣類乾燥機の概略正面縦断面図、図5は本実施例のドラム式衣類乾燥機の電気系ブロック構成図、図6は乾燥運転時の特徴的な動作を説明するための図である。
図4において上記第1実施例によるドラム式衣類乾燥機と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。この第2実施例の衣類乾燥機が第1実施例の衣類乾燥機と異なる点は、加熱源14よりも下流側の吸気路12に、該吸気路12内と空隙21とを連通する循環用開口部24を設けるとともに、本発明における開閉手段として循環用開口部24を開閉するダンパ25を備える点である。なお、ここでは吸気路12の壁面に循環用開口部24を設けているが、乾燥室3の壁面に循環用開口部24を設けることもできる。
ダンパ25が閉鎖された場合には循環用開口部24はないのと同じであるから、第1実施例のドラム式衣類乾燥機と全く同じ動作となる。つまり、ファン19の動作により排気の一部が空隙21に供給され、筐体1外の外気が空隙21に侵入することを防止する。
一方、ダンパ25が開放された場合には、循環用開口部24を通して空隙21と吸気路12内とが連通する。ファン19が回転駆動されて上記のように吸気路12→乾燥室3→排気路16と流れる空気流が生起されている状態でダンパ25が開くと、ファン19による吸引によって空気圧が若干下がっている吸気路12内よりも空隙21内のほうが空気圧が高いため、循環用開口部24を通して空隙21内から吸気路12内へと排気が流入し、この排気と吸気路12の上流側から送られてくる加熱空気とが合流して乾燥室3に入る。つまり、乾燥室3(ドラム4)内で洗濯物と熱交換を行った後の排気の一部を乾燥室3に循環させる構成となる。
図5により本実施例のドラム式衣類乾燥機の電気系の構成を説明すると、制御の中心にCPU等を含む制御部30が据えられ、操作部32からのキー入力信号、ドアスイッチ34によるドア2の開閉検知信号、例えば排気路16の入口に設置された排気温度を検出する排気温度センサ35の温度検知信号などが制御部30に入力される。制御部30には制御プログラムが予め格納されており、上記のような各入力信号を受けつつ制御プログラムをCPUで実行することにより、負荷駆動部31を介してドラムモータ8、ファンモータ20、加熱源14、及び上記ダンパ25を制御する。加熱源14がスチームラジエータである場合には、該ラジエータに高温蒸気を供給するバルブの開度を調整することにより加熱能力を制御することができる。
次に、本実施例のドラム式衣類乾燥機において、制御部30の制御の下で実行される運転上の特徴的な動作について説明する。
作業者は例えば洗濯済みの衣類を衣類投入口41からドラム4内に投入し、ドア2を閉めて操作部32により所定の操作を行う。制御部30はこの操作を受け、ドアスイッチ34によりドア2が閉鎖されたことを確認した上で乾燥運転を開始する。運転の開始に伴い、ドラムモータ8、ファンモータ20がそれぞれ駆動され、加熱源14であるスチームラジエータに高温蒸気が供給される。ファンモータ20によりファン19が回転駆動され、加熱源14が空気を加熱することで、上述したように乾燥室3に加熱空気が供給される。また、ドラムモータ8が駆動されてドラム4は低速で回転されるので、ドラム4内の衣類はゆっくりと撹拌される。
乾燥運転の開始時点ではダンパ25は閉鎖される。従って、従来の乾燥運転と同様に、吸気路12を通して供給される加熱空気と洗濯物との熱交換がドラム4内で行われ、温度が下がる一方、洗濯物から吐き出された水蒸気を含む湿った排気が排気路16を経て機外に排出される。また、その排気の一部が連通口22を経て空隙21に供給され、該空隙21内の空気圧が高まって筐体1の隙間から空隙21に流入する外気を遮断できることは第1実施例と同じである。
乾燥運転の実行中、制御部30は排気温度センサ35による検出温度を監視する。洗濯物の湿り気が多い間は、排気温度センサ35により検知される排気温度は図6(a)に示すように緩やかに上昇するだけである。これは、加熱空気の熱量が衣類に含まれる水蒸気を蒸発させるために殆ど使用されるからである。そして、衣類の乾燥が或る程度進行してくると、ドラム4内で衣類との熱交換に利用される熱量が減少するため、排気温度の上昇が急になる。また、排気温度が上昇するようになると、排気に含まれる水蒸気も少なくなる。
こうした状況下で、制御部30は排気温度センサ35により検知される排気温度が予め設定した上限温度T1になると、加熱を抑えるように加熱源14を制御する。具体的には、スチームラジエータに供給する高温蒸気の流量を減らすようにバルブの開度を調節する。それ以降、制御部30は排気温度が上限温度T1を大きく越えずに且つ所定の温度範囲に収まるように加熱源14の加熱能力を調整する。それと共に制御部30は、排気温度が上限温度T1に達したならば負荷駆動部31を介してダンパ25を開放させる。
前述したようにダンパ25が開くと循環用開口部24を通して空隙21内に満ちていた排気が吸気路12内に流入し、加熱空気とともに乾燥室3内に循環する。このとき、排気の温度は高く且つその湿り気は少ないため、加熱空気が持つ熱量に加えて排気が持つ熱量が洗濯物との熱交換に寄与する。それによって、乾燥性能を上げることができる。即ち、従来であれば、機外に排出して無駄になっていた排熱を有効に利用することで、洗濯物の乾燥性能を上げることができる。
なお、上記実施例では排気温度に応じてダンパ25を閉鎖から開放に転じるタイミングを決めていたが、例えば乾燥運転開始からの経過時間によって上記タイミングを決めるようにすることもできる。また、ダンパ25の開き量によって乾燥室3内に循環する排気の量、つまりは、吸気路12を通して供給する加熱空気量と循環させる排気の量との割合を調節することができる。従って、ダンパ25の開き量を細かく調節することで、乾燥性能をより一層高めるようにしてもよい。
[第3実施例]
第2発明に係る衣類乾燥機の一実施例(第3実施例)であるドラム式衣類乾燥機について、図7に基づいて説明する。図7は本実施例のドラム式衣類乾燥機の概略正面縦断面図である。図7において上記第1実施例によるドラム式衣類乾燥機と同じ構成要素には同じ符号を付して説明を省略する。
上記第1実施例のドラム式衣類乾燥機では、排気路16にあってファン19の下流側(ファン19の側方)に排気路16内と空隙21とを連通する連通口22が設けられているのに対し、この第3実施例のドラム式衣類乾燥機では、排気路16にあってファン19の上流側に排気路16内と空隙21とを連通する連通口26が設けられている。ファン19が駆動されたとき、このファン19の入口側では空気圧が下がる(負圧になる)から、乾燥室3内の空気のみならず、連通口26を通して空隙21内の空気も排気路16内に吸引される。
これにより空隙21内の空気圧が下がるため、筐体1の隙間を通して外気が空隙21に流れ込むが、流れ込んだ冷たい外気は連通口26を通して排気路16に吸い込まれる。従って、乾燥室3の壁面に隙間があった場合でも、その隙間を通して乾燥室3内に冷たい空気が漏れ込むことを軽減することができる。それによって、乾燥室3内の空気の温度の低下を防止し、高い乾燥性能を達成することが可能となる。
なお、上記各実施例は一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変形や修正、追加を行っても本願特許請求の範囲に包含されることは明らかである。
本発明の一実施例(第1実施例)であるドラム式衣類乾燥機の概略正面縦断面図。 図1中のA−A’矢視切断線での側面概略縦断面図。 図1中のB−B’矢視切断線での側面概略縦断面図。 第2実施例のドラム式衣類乾燥機の概略正面縦断面図。 第2実施例のドラム式衣類乾燥機の電気系ブロック構成図。 第2実施例のドラム式衣類乾燥機における乾燥運転時の特徴的な動作を説明するための図。 第3実施例のドラム式衣類乾燥機の概略正面縦断面図。
符号の説明
1…筐体
2…ドア
3…乾燥室
4…ドラム
5…主軸
6…軸受
7…大プーリ
8…ドラムモータ
9…モータプーリ
10…タイミングベルト
11…吹出口
12…吸気路
13…吸気口
14…加熱源
15…吐出口
16…排気路
17…排気口
18…リントフィルタ
19…ファン
20…ファンモータ
21…空隙
22、26…連通口
23…壁面
24…循環用開口部
25…ダンパ
30…制御部
31…負荷駆動部
35…排気温度センサ

Claims (6)

  1. 略密閉構造である筐体と、該筐体の内部に形成され洗濯物が内部に収容される乾燥室と、該乾燥室内に加熱空気を送り込むための吸気路と、前記乾燥室内で洗濯物との熱交換を行った後の空気を機外に排出するための排気路と、を具備する衣類乾燥機において、
    前記排気路を通して機外に排出される排気の一部を前記筐体と前記乾燥室との間の空隙に供給するために、前記排気路内と前記空隙とを連通する連通部を有することを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 前記吸気路から前記乾燥室を経て前記排気路に流れる空気流を生成するために、前方から吸い込んだ空気を側方へ送り出すファンを前記排気路内に備え、該ファンの側方に前記排気路内と前記空隙とを連通する連通口を前記連通部として有することを特徴とする請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記排気路から前記連通部を通して前記空隙に供給された空気を前記乾燥室内に戻すために前記空隙と前記乾燥室内又は前記吸気路内とを連通する循環用開口部と、該循環用開口部を開閉する開閉手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の衣類乾燥機。
  4. 乾燥運転の前半には前記開閉手段により前記循環用開口部を閉鎖し、乾燥運転の後半に前記循環用開口部を開放するように前記開閉手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記乾燥室内で洗濯物との熱交換を行った後の空気の温度を検出する温度検出手段と、乾燥運転の初期には前記開閉手段により前記循環用開口部を閉鎖し、前記温度検出手段による検出温度が所定値に達した以降に前記循環用開口部を開放するように前記開閉手段を制御する制御手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の衣類乾燥機。
  6. 略密閉構造である筐体と、該筐体の内部に形成され洗濯物が内部に収容される乾燥室と、該乾燥室内に加熱空気を送り込むための吸気路と、前記乾燥室内で洗濯物との熱交換を行った後の空気を機外に排出するための排気路と、を具備する衣類乾燥機において、
    前記吸気路から前記乾燥室を経て前記排気路に流れる空気流を生成するために前記排気路内にファンが配設され、
    前記筐体と前記乾燥室との間の空隙にある空気を前記排気路内に吸引するべく、前記排気路内と前記空隙とを連通する連通部を該排気路にあって前記ファンの上流側に有することを特徴とする衣類乾燥機。
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