JP2008199224A - デジタル放送受信装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

デジタル放送受信装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】チャンネル切替後、目的チャンネルの番組が表示されないためのユーザの不満を緩和するデジタルTV放送受信装置を提供する。
【解決手段】デジタル放送受信装置90は、複数のチューナ及びデコーダの組(100、104)及び(102、106)、その出力を選択しディスプレイ92に出力する切替回路118、及び指定された映像信号を表示するよう複数のチューナ及びデコーダの組(100、104)及び(102、106)と切替回路118とを制御するCPU110を含む。複数のチューナ及びデコーダの組(100、104)及び(102、106)は、別のチャンネルが指定されるまで復号を継続する。CPU110は、チャンネル切替があると、指定された映像信号を復号中のデコーダがあるか否かを判定し、あれば切替回路118にその出力を選択させる。
【選択図】 図3

Description

この発明はテレビジョン(以下「テレビ」と呼ぶ)の映像表示の改善技術に関し、特に、デジタルテレビ放送においてチャンネルを切替えたときの映像表示を改善する技術に関する。
これまでのアナログテレビ放送に代わり、すべてのテレビ放送がデジタル化されつつある。テレビ放送がデジタル化されることにより、電波の帯域を有効に利用しながら、ノイズの影響を受けることの少ない多くのチャンネルを利用することが可能になる。
帯域を有効に使用するために、デジタルテレビ放送では画像の符号化が行なわれている。画像の符号化には、フレーム内予測符号化、フレーム間予測符号化などの予測符号化技術が採用されている。このような技術を採用することにより、送信されるデータ量を少なくしながら、鮮明な画質のデジタルテレビ放送を行なうことができる。
しかし、予測符号化方式を採用したことにより、次のような不都合が生じている。すなわち、予測符号化技術を採用しているため、あるフレームの画像を作成するためには、時間的にそれに先立つ画像が必要とされることがある。そのため、ある放送局のデジタルテレビ放送信号を最初に受信し、これをデコードするためにはある時間が必要とされる。この間に受信される信号のみから映像を再構成することはできない。そのため、チャンネルの切替があった後、前の画像に依存しない特定の画像フレームを受信するまでの間、画面には何も表示されないことになる。この時間はわずかではあるが、チャンネルを切替えた直後に画面が真っ暗になるため、ユーザにパニックを引起こすという問題がある。
こうした問題を解決するために、後述する特許文献1には、チャンネルの切替後、目的チャンネルの映像表示が可能になるまでの間、「チャンネル切替中です」などのメッセージを画面に表示する技術が開示されている。こうしたメッセージを表示することにより、少なくともユーザは、テレビ受像機が故障してはいないことについて理解することができる。
一方、特許文献1に開示の技術でも、チャンネル切替後、一定の時間の間は映像を楽しむことができないという問題がある。こうした問題を解決するための1つの方策が、後掲の特許文献2に開示されている。特許文献2に開示のデジタル放送受信装置は、2つのチューナを持ち、一方のチューナである放送局の放送を受信している間、他方のチューナで、別の放送のチャンネルの番組をバッファリングしておく。チャンネルの切替があってバッファリングされているチャンネルが選択された場合、バッファリングされている映像を直ちに出力する。したがってこの場合、画面が真っ暗になることは避けられる。ただし、チャンネル切替後、バッファリングされている放送局とは異なる放送局が選択された場合、やはりある時間の間は画面が表示されないという問題点は残る。
特開2006−50553号公報 特開2006−67599号公報
特許文献1に開示の装置では、チャンネルを切替えた後、メッセージが表示されるために、装置が故障したとユーザが誤解する恐れは少なくなる。しかし、目的となるチャンネルが表示されるまでの間、本来であれば楽しむことができたはずのテレビ放送を見逃してしまったという不満が生ずる。
一方、特許文献2に開示の装置では、ユーザが選択したチャンネルが装置のバッファリングしていたチャンネルと一致した場合には直ちに映像の表示が行なわれるため、ユーザにとっては不満は生じない。しかし、予測が外れた場合には、相変わらず映像が全く表示されないことになり、この場合もユーザにとっては不満が生ずることになる。
したがって本発明の目的は、切替先のチャンネルがどのようなものであろうとも、チャンネル切替後のある時間期間において、目的とするチャンネルの番組が表示されないことにより生ずるユーザの不満を緩和することができるデジタルテレビ放送の受信装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係るデジタル放送受信装置は、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号するための複数の映像復号手段と、これら複数の映像復号手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、複数の映像復号手段から出力される映像信号から、選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力し、次の選択信号が与えられるまで、先行する選択信号による選択を維持するための選択手段と、ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、複数の映像復号手段及び選択手段を制御して、チャンネル切替指示により指示されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための制御手段とを含み、制御手段は、複数の映像復号手段のうちに、当該チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための判定手段と、チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段があると判定されたことに応答して、選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるための選択制御手段とを含む。
このデジタル放送受信装置においては、複数の映像復号手段はそれぞれ、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号する。選択手段は、ユーザから選択信号が与えられるまで、先行する選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力する。制御手段は、ユーザからチャンネル切替指示を受けると、指定されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための処理を実行する。すなわち、制御手段は、複数の映像復号手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがあるか否かを判定し、もしあれば、選択手段に選択信号を与え、その映像復号手段の出力を選択させる。もとの映像復号手段の出力は選択されなくなるが、復号自体は継続する。
ユーザがもとのチャンネルに戻す切替指示を行なった場合、もとの映像復号手段が、そのチャンネルの映像信号の復号を継続しているので、制御手段はその映像復号手段の出力を選択するように選択手段を制御する。その結果、切替指示後、瞬時に指示チャンネルの映像が表示される。したがって、もとのチャンネルへの切替中、表示部に表示される画面が真っ暗になることが避けられ、チャンネル切替に伴なって何の情報も与えられない、というユーザの不満を緩和できる。
好ましくは、制御手段はさらに、チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段がないと判定されたことに応答して、選択手段により出力が選択されていない映像復号手段のいずれかにチャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させ、かつ、当該復号による映像表示が可能になったことに応答して、選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるための選択制御手段を含む。
制御手段は、複数の映像復号手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがないと判定された場合、その出力が選択されていない第1の映像復号手段に、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させる。ただしこの間も、選択手段は、チャンネル切替指示がある前に選択されていた第2の映像復号手段の出力を選択して出力している。第1の映像復号手段が正常な映像信号を出力することが可能になると、制御手段は選択手段に選択信号を与え、第1の映像復号手段の出力を選択させる。
ユーザがチャンネル切替指示を行なったときに、複数の映像復号手段のうち、いずれも指定チャンネルの映像信号を復号していなかった場合、切替先のチャンネルの映像信号の表示が可能になるまでの間、切替前のチャンネルの映像が表示される。したがって、チャンネル切替の間に表示部に表示される画面が真っ暗になることが避けられる。その結果、チャンネル切替操作後に画面が真っ暗になって装置が故障したとユーザが誤解したりすることが防止できる。
本発明の第2の局面に係るデジタル放送受信装置の制御方法は、デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号するための複数の映像復号手段と、複数の映像復号手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、複数の映像復号手段から出力される映像信号から、選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力し、次の選択信号が与えられるまで、先行する選択信号による選択を維持するための選択手段と、ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、複数の映像復号手段及び選択手段を制御して、チャンネル切替指示により指示されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための制御手段とを含むデジタル放送受信装置において、チャンネルを変更するための、デジタル放送受信装置の制御方法であって、制御手段が、複数の映像復号手段のうちに、当該チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するステップと、制御手段が、チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段があると判定されたことに応答して、選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるステップとを含む。
このデジタル放送受信装置においては、複数の映像復号手段はそれぞれ、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号する。選択手段は、ユーザから選択信号が与えられるまで、先行する選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力する。制御手段は、ユーザからチャンネル切替指示を受けると、指定されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための処理を実行する。すなわち、制御手段は、複数の映像復号手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがあるか否かを判定する。ある復号手段が指定チャンネルの映像信号を復号していると判定された場合、制御手段は選択手段に選択信号を与え、その映像復号手段の出力を選択させる。もとのチャンネルの映像復号手段は、そのチャンネルの映像信号の復号を継続する。
ユーザがチャンネル切替指示を行なったときに、ある映像復号手段が指定チャンネルを復号中の場合、表示をその映像復号手段の出力へ直ちに切替える。したがって、チャンネル切替の間に表示部に表示される画面が真っ暗になることが避けられる。その結果、チャンネル切替操作後に画面が真っ暗になって装置が故障したとユーザが誤解したりすることが防止できる。加えて、チャンネル切替に伴なって何の情報も与えられない、というユーザの不満を緩和できる。
本発明の第3の局面に係るコンピュータプログラムは、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号するための複数の映像復号手段と、複数の映像復号手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、複数の映像復号手段から出力される映像信号から、選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力し、次の選択信号が与えられるまで、先行する選択信号による選択を維持するための選択手段と、複数の映像復号手段及び選択手段を制御するためのコンピュータとを含むデジタル放送受信装置において、コンピュータにより実行されることによって、チャンネルを変更するための制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、複数の映像復号手段のうちに、当該チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための手段と、チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段があると判定されたことに応答して、選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるための手段として機能させることを特徴とする。
この発明によれば、複数の映像復号手段はそれぞれ、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号する。選択手段は、ユーザから選択信号が与えられるまで、先行する選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力する。制御手段は、ユーザからチャンネル切替指示を受けると、指定されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための処理を実行する。すなわち、制御手段は、複数の映像復号手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがあるか否かを判定する。ある映像復号手段が指定チャンネルの映像信号を復号していると判定された場合、制御手段は選択手段に選択信号を与え、その映像復号手段の出力を選択させる。
ユーザがチャンネル切替指示を行なったときに、ある映像復号手段が指定チャンネルを復号中の場合、表示をその映像復号手段の出力へ直ちに切替える。したがって、チャンネル切替の間に表示部に表示される画面が真っ暗になることが避けられる。その結果、チャンネル切替操作後に画面が真っ暗になって装置が故障したとユーザが誤解したりすることが防止できる。加えて、チャンネル切替に伴なって何の情報も与えられない、というユーザの不満を緩和できる。
以上のように本発明によれば、ユーザがもとのチャンネルへの切替指示を行なった場合、表示をもとのチューナ出力へ切り替えることにより瞬時に指示チャンネルの映像を表示することが可能である。その結果、画面が完全に真っ暗になってしまうことがなくなり、従来では無駄なものになっていた時間に、切替後のチャンネルの映像を見ることができる。そのため、装置が故障したというパニックをユーザが起こす恐れが少なく、また、全く映像が見られない、というユーザの不満を解消することができる。
さらに、チャンネル切替によりデコードに時間を要する場合も、切替先のチャンネルの映像信号の表示が可能になるまでの間、切替前のチャンネルの映像が表示される。これにより、チャンネル切替の際、ブランク画面を表示することがなくなり、故障と誤解される恐れが少なくなる。
以下、本発明の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置について説明する。以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同一である。したがって、それらについての詳しい説明は繰返さない。
図1に、従来の技術による複数回のチャンネル切替操作と映像表示のシーケンス20との関係を示す。図1を参照して、最初にユーザが第1チャンネル(CH1)を視聴しており、映像30が表示されていたものとする。あるタイミングでユーザがチューナに対して第2チャンネル(CH2)を選択したものとする。アナログテレビ放送の場合であれば、この操作に応じて直ちに第2チャンネルの映像34が画面に表示される。しかしデジタルテレビ放送の場合には、チャンネル切替後直ちに第2チャンネルの映像34が表示されることはなく、ある時間の間真っ暗な画面32が表示される。この間は、前述したように第2チャンネルの映像信号を受信し、正常なデコード(復号)が開始されるまでの時間期間であり、放送されるデジタル放送信号の符号化方式と、チャンネル切替の指示のタイミングとに主に依存してその長さが変化する。
次に、ユーザがチャンネルを再び第1チャンネルに切替える指示を出したものとする。前述した理由により、切替後直ちに第1チャンネルの映像38が映し出されるわけではなく、ある時間の間真っ暗な画面36が表示される。また、切替指示から映像38が表示されるまでの間、ユーザは視聴したい第1チャンネルのプログラムを見ることができない。
[第1の実施の形態]
図2に、以下に説明する本願発明の第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置におけるチャンネル切替の際の表示映像シーケンス50を示す。第1の実施の形態では、後述するように第1のチューナ及び第2のチューナの2つのチューナを用いているユーザが第1チャンネルの映像60を最初に見ているものとする。この映像は第1のチューナにより受信され、デコードされたものである。
あるタイミングでユーザがチャンネルを第2チャンネルに切替える指示を出したものとする。このようなチャンネル切替指示の際、本実施の形態では、指示チャンネルを受信し復号しているチューナがあるか否かをまず判定し、指示チャンネルを受信し復号しているチューナがある場合は、該当チューナの出力へ表示を切り替えることを特徴とする。一方、指示チャンネルを受信し復号しているチューナがない場合は、現在その出力が表示されていないチューナにより指示チャンネルの信号を受信し、復号する。この場合、その映像が表示されるまでの間、チャンネル切替前のチャンネルの映像を表示する。
図2を参照して、ユーザが指示した第2チャンネルが、第1のチューナ、第2のチューナのいずれによっても受信していないものとする。この場合、その出力が表示されていない第2のチューナにて、第2チャンネルの信号を受信し、復号する。その映像64が表示されるまでの期間80は、切替前に選択していた第1のチューナの出力を表示する。さらに、チャンネルの切替操作中であることを明らかにするために、第1チャンネルの映像の表示を、画像62により示されるように、徐々に縮小していくように加工しながら行なう。
なお、第1のチューナは、表示切替の後も、切替前に選択していた、第1チャンネルの受信とデコードとを、チャンネル切替の指示を新たに受けるまで継続する。
次に、ユーザがチャンネルを再び第1チャンネルに切替える指示を出したものとする。この場合、本実施の形態では、第1のチューナは、第1チャンネルの受信とデコードとを継続しているので、表示を第2のチューナの出力である映像64から第1のチューナの出力である映像66へ瞬時に切替えることが可能である。したがって、図1のように真っ暗な画面のシーケンス36を表示することが無い。これにより、ユーザは映像表示までの無駄な待ち時間を感じることがなく、加えて、チャンネル切替の際にプログラムを見逃す時間を軽減することができる。
〈構成〉
図3に、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置90の構成をブロック図形式で示す。図3を参照して、このデジタルテレビ放送受信装置90は、液晶表示装置(LCD)からなるディスプレイ92、及び音声信号を音声に変換するスピーカ96のためのアンプ94に接続されて使用されるものである。
デジタルテレビ放送受信装置90は、それぞれ図示しないアンテナにより受信されたデジタルテレビ放送信号を受けるように接続され、外部から与えられたチャンネル選局信号により指定されたチャンネルのデジタル放送信号を選局して出力するためのデジタル放送フロントエンド処理部チューナ100及び102(以下それぞれ「第1のチューナ100」及び「第2のチューナ102」と呼ぶ。)と、第1のチューナ100の出力を受けるように接続され、与えられたデジタル放送信号をデコードし、映像信号を1フレームずつ音声信号とともに出力するための第1のデコーダ104と、第2のチューナ102の出力を受けるように接続され、与えられたデジタル放送信号をデコードし、そのチャンネルの映像を1フレームずつ音声信号とともに出力するための第2のデコーダ106と、デコーダ104及び106の出力にそれぞれ接続された第1及び第2の入力を有し、第1及び第2の入力のうち、指定された一方の入力信号に対し、図2に示される映像62のような縮小表示を行なって出力する処理を行なうようにプログラムされたデジタルシグナルプロセッサ(DSP)114とを含む。
デジタルテレビ放送受信装置90はさらに、第1のデコーダ104の出力、第2のデコーダ106の出力、及びDSP114の出力をそれぞれ受ける3つの入力を有し、与えられた選択信号に応じて、これら3つの入力のいずれかを選択し出力するための切替回路118と、切替回路118から出力される映像信号を記憶し、ディスプレイ92に与えるためのVRAM(ビデオ・ランダム・アクセス・メモリ)116と、チューナ100及び102、デコーダ104及び106、DSP114、並びに切替回路118を制御し、図2に示されるようなチャンネル切替時の映像表示を実行するための所定のプログラムを実行するCPU110と、図示しないリモコンからのチャンネル選択指示の赤外線信号を受光し、CPU110に対しチャンネル切替コードとして与えるための赤外線受光部108と、CPU110が実行するプログラム及びCPU110がプログラム実行の際に使用する作業変数等を記憶するためのメモリ112とを含む。
DSP114は、予めプログラムされており、第1の入力及び第2の入力のうち、外部から指定されたいずれか一方から与えられる映像信号を、チャンネル切替信号を受信した時刻からの経過時間に応じて縮小して切替回路118に与える機能を有する。切替回路118は、切替信号を受信した後は、次の切替信号を受信するまで、直前の受信信号により指定された入力の選択を維持する機能を持つ。
図4は、図3に示すCPU110により実行されるチャンネルメイン制御プログラムと、チューナ100及び102で実行される選局プログラムのフローチャート、及び相互の間の通信を示す図である。
図4を参照して、CPU110が実行するチャンネルメイン制御のためのプログラムは、図3に示す赤外線受光部108からチャンネル切替コードを受信するまで待機するステップ140と、ステップ140においてチャンネル切替コードが受信されたと判定されたことに応答して実行され、チューナ100又は102に対しチャンネル切替指示を行なうべきか否かを判定し、必要であればチューナ100及び102のいずれかに対し、指定されたチャンネルを選局するようチャンネル切替指示を送信するステップ142と、ステップ142の後に実行され、ステップ142における処理の結果、図3に示される切替回路118による入力の切替が必要か否かを判定し、必要であれば後続のステップに進み、必要がなければステップ140に処理を分岐させるためのステップ144とを含む。
チャンネルメイン制御プログラムはさらに、ステップ144において切替回路118による切替があると判定されたことに応答して実行され、図3に示すDSP114による映像信号の縮小表示が必要か否かを判定し、判定結果に応じて処理を分岐させるステップ146と、ステップ146においてDSP114を使用すると判定されたことに応答して、DSP114に対し、デコーダ104及び106のうち、現在受信中のチャンネルのデコードを行なっている方を指定し、その出力する映像信号に対し図2に示すような縮小処理を行なって切替回路118に与えるように画面切替指示を出力するステップ148と、ステップ148の後に実行され、一定の条件が充足した後に、DSP114で処理している映像信号を出力したデコーダとは異なるデコーダの出力に切替回路118の入力を切替えるためのスイッチ切替プロセスを起動し、その後ステップ140に処理を戻すステップ150と、ステップ146においてDSP114が使用されないと判定されたことに応答して実行され、切替回路118を、新たに選局されたチャンネルに対応するデコーダからの入力に直ちに切替えるように制御するステップ152とを含む。ステップ152の後、制御はステップ140に戻る。
なお、このプログラムを実行した場合、CPU110は、電源投入直後には第1のデコーダ104の出力を選択するように切替回路118を制御するものとする。
第1のチューナ100及び第2のチューナ102で実行される処理は、互いに同じである。以下、第1のチューナ100で実行されるプログラムについて説明する。
第1のチューナ100で実行されるプログラムは、電源投入後、受信チャンネルを初期設定のチャンネルに設定するためのステップ180と、ステップ180の後に実行され、チャンネルメイン制御プログラムからチャンネル切替指示を受取ったか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるためのステップ182と、ステップ182においてチャンネル切替指示を受取ったと判定されたことに応答して実行され、CPU110から与えられたチャンネル切替指示により指定されたチャンネルの信号を選択するステップ184と、ステップ184の後、又はステップ182においてチャンネル切替指示がなかったと判定されたことに応答して実行され、設定されたチャンネルの映像信号の受信を行ない、ステップ182に制御を戻すステップ186とを含む。
第2のチューナ102が実行するプログラムも、ステップ180、ステップ182、ステップ184及びステップ186にそれぞれ対応するステップ200、ステップ202、ステップ204及びステップ206を有する。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
なお、チャンネルメイン制御プログラムのステップ142において第1のチューナ100に対しチャンネル切替指示を与えると判定された場合には、第1のチューナ100に対してチャンネル切替指示が与えられ、ステップ182の判定結果はYESとなる。同様に、ステップ142において第2のチューナ102に対しチャンネル切替指示を与えるよう判定された場合には、ステップ202における判定結果がYESとなる。
図5は、図4のステップ142の詳細を示すフローチャートである。図5を参照して、図4のステップ142で実行される処理は、ステップ140において受信したチャンネル切替コードによって指示されたチャンネルを第1のチューナ100が受信中か否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ220と、ステップ220において、第1のチューナが指示チャンネルを受信中と判定されたことに応答して実行され、図3に示す切替回路118が第1のデコーダ104の出力を選択し、ディスプレイ92に表示させているか否かを判定し、その判定結果に応じて制御を分岐させるステップ222と、ステップ222において第1のデコーダ104の出力を表示中であると判定されたことに応答して実行され、第1のデコーダ104の出力の表示を継続することを決定するステップ224と、ステップ222において、第1のデコーダ104の出力を表示中ではないと判定されたことに応答して実行され、第1のデコーダ104の出力を選択するように切替回路118を切替えるステップ226とを含む。ステップ224及びステップ226の後、このステップ142の処理は終了する。
ステップ142はさらに、チャンネル切替コードによって指示されたチャンネルを第1のチューナ100が受信中ではないとステップ220で判定されたことに応答して実行され、チャンネル切替コードによって指示されたチャンネルを第2のチューナ102が受信中であるか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ228と、ステップ228において、指示チャンネルを第2のチューナ102が受信中であると判定されたことに応答して実行され、切替回路118が第2のデコーダ106の出力を選択しているか否かを判定し、判定結果に応答して制御を分岐させるステップ230と、ステップ230において第2のデコーダ106の出力を切替回路118が選択していると判定されたことに応答して実行され、第2のデコーダ106の出力の表示を継続することを決定するステップ232と、ステップ230において切替回路118が第2のデコーダ106の出力を表示中ではないと判定されたことに応答して実行され、切替回路118の入力を、第2のデコーダ106の出力の表示に切替える処理を行なうステップ234とを含む。ステップ232及びステップ234の後、ステップ142は終了する。
ステップ142で実行される処理はさらに、ステップ228において、指示チャンネルを第2のチューナ102が受信中ではないと判定されたことに応答して実行され、第1のデコーダ104の出力を選択するように切替回路118が設定されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御を分岐させるステップ236と、ステップ236において、第1のデコーダ104の出力を選択するように切替回路118が設定されていると判定されたことに応答して実行され、第1のデコーダ104のフレームメモリに随時書込まれる映像信号の縮小表示をしながら、指示されたチャンネルを選択するように第2のチューナ102に選局信号を与え、第2のデコーダ106の出力の表示に切替えるよう、DSP114及び切替回路118を制御するように決定するステップ238と、ステップ236において、切替回路118が、第1のデコーダ104の出力を表示中ではないと判定されたことに応答して実行され、第2のデコーダ106のフレームメモリに書込まれる映像信号の縮小表示をしながら、指示されたチャンネルを選択するように第1のチューナ100に選局信号を与え、第1のデコーダ104の出力の表示に切替えるよう、DSP114及び切替回路118を制御することを決定するステップ240とを含む。ステップ238及びステップ240の後、ステップ142は終了する。
なお、ステップ224、ステップ226、ステップ232、ステップ234、ステップ238及びステップ240では、図4に示すステップ144、及び146での判定のための情報と、ステップ148、ステップ150及びステップ152でのスイッチの切替及びDSPの画面縮小表示において、どちらのデコーダの出力からどちらのデコーダの出力に表示を切替えるかを決定するための情報を作成するという処理を行なう。
図6は、図4のステップ150において起動されるスイッチ切替プロセスのフローチャートである。図6を参照して、このプログラムは、図3に示す切替回路118の入力を、DSP114の出力を選択するように切替えるステップ250と、ステップ250の後に実行され、図4のステップ142において、切替後のチャンネルを選局しデコードするよう決定されたデコーダのフレームメモリに、完全な1フレーム分の映像が作成されたか否かを判定し、1フレーム分の映像が作成されるまでこの判定を繰返すステップ252と、ステップ252において、選局後のチャンネルのデコーダのフレームメモリに、1フレーム分の映像が完全に作成され書込まれたと判定されたことに応答して実行され、選局チャンネルに対応するデコーダの出力を選択するように切替回路118を制御するステップ254とを含む。ステップ254の後、この処理は終了する。
図6に示す処理では、このプロセスに対し、どちらのデコーダからどちらのデコーダに出力を切替えるかを指定する信号が与えられる。ステップ252及びステップ254では、この情報を用いて図3に示すデコーダ104及び106のうち一方のフレームメモリをチェックし、そのフレームメモリ内に完全な1フレーム分の画像が準備されたことがわかると、そのデコーダの出力を選択するように切替回路118を制御する。
〈動作〉
以上に構成を説明したこのデジタル放送受信装置90は、以下のように動作する。図3を参照して、デジタルテレビ放送受信装置90の電源が投入されると、チューナ100及び102は初期化され、それぞれ初期設定されたチャンネルの信号の受信を開始する。これら信号はデコーダ104及び106に与えられる。一方、CPU110は、メモリ112に格納されたプログラムの実行を開始する。本実施の形態の場合、CPU110は、電源投入直後には第1のデコーダ104の出力を選択するように切替回路118を制御する。
第1のデコーダ104は、第1のチューナ100の出力する符号化されたデジタル放送信号をデコードし、その信号を図示しないフレームメモリを介して切替回路118に与える。第2のデコーダ106も同様に、第2のチューナ102の出力する符号化されたデジタル放送信号をデコードし、その出力をフレームメモリを介して切替回路118に与える。切替回路118は、CPU110の制御に従い、第1のデコーダ104の出力を選択してVRAM116に与える。また音声信号はアンプ94に与えられる。ディスプレイ92は、VRAM116に書込まれた各フレームの映像信号を所定の時間間隔で読出し、表示する。アンプ94に与えられた音声信号はアンプ94で増幅され、スピーカ96に与えられる。
ユーザが、第1のチューナ100により選局されているチャンネルから、別のチャンネルに変更するよう図示しないリモートコントローラを操作したものとする。リモートコントローラは、このチャンネル切替指示を示す赤外線を出力する。図3に示す赤外線受光部108は、この赤外線を受光し、指定されたチャンネルに切替えるよう指示するチャンネル切替コードをCPU110に与える。
以下、図2に示すチャンネル切替え操作を仮定し、図4を参照してCPU110及びチューナ100、102の動作について説明する。チャンネル切替コードが受信されると、図4のステップ140の判定結果はYESとなる。その結果ステップ142の処理が実行される。
図5を参照して、この処理のステップ220では、ユーザにより指示されたチャンネルを第1のチューナ100が受信中か否かを判定する。ここでは、ユーザにより指定されたチャンネルが、第1のチューナ100により受信されている第1チャンネルとは異なる、第2チャンネルであるとする。その結果、ステップ220での判定結果はNOとなり、制御はステップ228に進む。ステップ228では、ユーザにより指示されたチャンネルを、第2のチューナ102が受信中か否かを判定する。ここでは、第2のチューナ102は第2チャンネルとは異なる、別のチャンネルを受信していると仮定する。その結果、ステップ228の判定はNOとなり、ステップ236の処理が実行される。ステップ236では、切替回路118が、第1のデコーダ104の出力を表示中か否かを判定する。ここでは、第1のデコーダ104の出力を表示中とする。ステップ236の判定はYESとなり、ステップ238へ進む。
ステップ238では、指示されたチャンネル(ここでは第2チャンネル)の信号を選局するよう、第2のチューナ102に対し選局信号を与えることと、第1のデコーダ104の出力する映像を、チャンネル指示の切替があってからの経過時間に応じた縮小比率で縮小しながら表示した後、第2のデコーダ106の出力に切替えるようにDSP114及び切替回路118を制御することとが決定される。ステップ238の後、ステップ142の処理を終了する。
図4を参照して、ステップ144では、切替回路118を用いた出力の切替があるか否かを判定する。ここでは、ステップ144の判定結果はYESとなり、ステップ146へ進む。ステップ146では、DSP114を使用するか否かが判定され、本仮定においては判定結果はYESとなり、ステップ148へ進む。ステップ148では、DSP114に対し、どちらの入力からどちらの入力に映像信号を切替えるか、という情報とともに、映像の縮小表示を開始するプログラムを起動する命令が与えられる。これに応じてDSP114は、指定された入力から与えられる映像信号を、切替指示が与えられた時間からの経過時間に応じた縮小比率で縮小表示されるよう映像信号を加工し、切替回路118に与える処理を開始する。ここでは、DSP114は第1のデコーダ104の出力を縮小表示されるように加工しながら切替回路118にその信号を与える。
続いてステップ150では、CPU110内に、切替回路118の切替プロセスを起動する処理が行なわれる。本仮定においては、この切替プロセスにより、第1のデコーダ104から第2のデコーダ106へ表示を切替えるよう処理が行われる。
切替プロセスでは以下のような動作が実行される。図6を参照して、ステップ250では、切替回路118の入力を、DSP114の出力へ切替える処理が実行される。この結果、DSP114から出力される、図2に示される映像信号62のような縮小表示を実現する映像がVRAM116に書込まれ、ディスプレイ92に表示される。
ステップ252では、選局後のチャンネルのデコーダ(この仮定では第2のデコーダ106)内のフレームメモリに、1フレーム分の映像が準備できたか否かを判定する処理が行なわれる。1フレーム分の映像ができるまでこの判定が繰返される。そして、1フレーム分の映像が準備できればステップ254に進む。ステップ254では、切替回路118を制御し、DSP114の出力から、第2のデコーダ106の出力に入力を切替えさせる。その結果、切替回路118からは、第2のデコーダ106の出力が出力され、VRAM116に書込まれる。したがってディスプレイ92には、第2のチューナ102により選局されたチャンネルの映像が表示されることになる。ここで切替処理は終了する。
なお、ディスプレイ92の表示映像が第2のチューナ106へ切替られた後も、第1のチューナ100は、第1チャンネルを受信し、受信信号は第1のデコーダ104によりデコードされ、切替回路118へ与えられる。
次に、ここで、ユーザがチャンネルを再び第1チャンネルに切替える指示を出したものとする。図4を参照して、ステップ140において、チャンネル切替コードを受信したか否かの判定結果はYESとなり、ステップ142へ進む。図5を参照して、ステップ220において、ステップ140において受信したチャンネル切替コードによって指示されたチャンネルを第1のチューナ100が受信中か否かを判定する。ここでは、第1のチューナは第1チャンネルを受信中であるため、ステップ220の判定結果はYESとなり、ステップ222へ進む。ステップ222では、第1のデコーダ104の出力を表示中か否かが判定される。ここではNOと判定され、ステップ226へ進む。
ステップ226では、ディスプレイ92の表示を第1のデコーダ104の出力に切替えることが決定され、図に示すステップ142を終了する。
図4を参照して、次に、ステップ144では、切替回路118を用いた出力の切替があるか否かを判定する。ここでは、ステップ144の判定結果はYESとなりステップ146へ進む。
続いてステップ146では、DSP114を使用するか否かが判定される。本仮定において、ステップ146における判定結果はNOとなり、制御はステップ152に進む。
ステップ152では、切替回路118の制御が行われ、切替回路118は第2のデコーダ106から第1のデコーダ104へ、入力の選択を変更する。その結果、切替回路118からは、第1のデコーダ104の出力が出力され、VRAM116に書込まれる。したがって、ここでは、ディスプレイ92に表示される映像は、第2のチューナ102により選局されたチャンネルの映像から第1のチューナ100により選局されたチャンネルの映像に直ちに切り替えられることになる。このため、チャンネル切替の際に、真っ暗な画面が表示されることはなく、DSPによる縮小表示を行う必要も無い。ステップ152の後、制御はステップ140へ戻る。
以上のように本実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置90によれば、表示中のチャンネルから他のチャンネルに切替えるようユーザの指示があった場合、以下の2つの方法で処理を行う。すなわち、デコードに時間を要する場合、切替先のチャンネルの映像信号の表示が可能になるまでの間、切替前のチャンネルの映像が表示されるか、あるいは、表示を別のチューナ出力へ切り替えることにより瞬時に指示チャンネルの映像を表示する。その結果、画面が完全に真っ暗になってしまうことがなくなり、従来では無駄なものになっていた時間に、切替前、または切替後のチャンネルの映像を見ることができる。その結果、装置が故障したというパニックを起こす恐れが少なく、また、全く映像が見られない、というユーザの不満を解消することができる
以上のとおり、本実施の形態によればチャンネル切替の際に、装置が故障したという誤解のためにユーザにパニックを生じさせたり、チャンネル切替後の映像の表示が可能になるまでの間、ユーザに無駄な時間をすごさせるということがなくなる。その結果、デジタル放送のチャンネル切替時におけるユーザの不満を緩和することが可能になる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
従来の技術によるチャンネル切替時の映像シーケンスを示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置による、チャンネル切替時の映像シーケンスを模式的に示す図である。 第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置90の概略ブロック図である。 デジタルテレビ放送受信装置90のCPU110で実行されるチャンネルメイン制御プログラム、及び第1及び第2のチューナ100及び102で実行されるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図4に示すチャンネルメイン制御プログラムのステップ142で実行される処理のフローチャートである。 図4のステップ150において起動される、切替回路の切替プロセスを実現するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
90 デジタルテレビ放送受信装置
100 第1デジタル放送フロントエンド処理部チューナ(第1のチューナ)
102 第2デジタル放送フロントエンド処理部チューナ(第2のチューナ)
104、106 デコーダ
108 赤外線受光部
110 CPU
112 メモリ
114 DSP
116 VRAM
118 切替回路

Claims (4)

  1. デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号するための複数の映像復号手段と、
    前記複数の映像復号手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、前記複数の映像復号手段から出力される映像信号から、前記選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力し、次の選択信号が与えられるまで、先行する選択信号による選択を維持するための選択手段と、
    ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、前記複数の映像復号手段及び前記選択手段を制御して、前記チャンネル切替指示により指示されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を前記表示部に出力させるための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、
    前記複数の映像復号手段のうちに、当該チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための判定手段と、
    前記チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段があると判定されたことに応答して、前記選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるための選択制御手段とを含む、デジタル放送受信装置。
  2. 前記制御手段はさらに、
    前記チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段がないと判定されたことに応答して、前記選択手段により出力が選択されていない映像復号手段のいずれかに前記チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させ、かつ、当該復号による映像表示が可能になったことに応答して、前記選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるための選択制御手段を含む、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号するための複数の映像復号手段と、
    前記複数の映像復号手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、前記複数の映像復号手段から出力される映像信号から、前記選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力し、次の選択信号が与えられるまで、先行する選択信号による選択を維持するための選択手段と、
    ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、前記複数の映像復号手段及び前記選択手段を制御して、前記チャンネル切替指示により指示されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を前記表示部に出力させるための制御手段とを含むデジタル放送受信装置において、チャンネルを変更するための、デジタル放送受信装置の制御方法であって、
    前記制御手段が、前記複数の映像復号手段のうちに、当該チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するステップと、
    前記制御手段が、前記チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段があると判定されたことに応答して、前記選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるステップとを含む、デジタル放送受信装置の制御方法。
  4. デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を別のチャンネルが指定されるまで復号するための複数の映像復号手段と、
    前記複数の映像復号手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、前記複数の映像復号手段から出力される映像信号から、前記選択信号により指定された映像復号手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力し、次の選択信号が与えられるまで、先行する選択信号による選択を維持するための選択手段と、
    前記複数の映像復号手段及び前記選択手段を制御するためのコンピュータとを含むデジタル放送受信装置において、前記コンピュータにより実行されることによって、チャンネルを変更するための制御装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、
    前記複数の映像復号手段のうちに、当該チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための手段と、
    前記チャンネル切替指示により指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像復号手段があると判定されたことに応答して、前記選択手段を制御して当該映像復号手段の出力を選択させるための手段として機能させる、コンピュータプログラム。
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