JP2008198403A - テーピング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線接続部に対する防水性能の向上を図ったテーピング装置を提供する。
【解決手段】順次繰り出し供給されて所定長さに裁断される粘着テープ片の下方位置で、かつテーピングホイール体18のテープ巻き用溝部18aの開放端近くに、互いに接近離隔操作自在で、その接近状態で電線の電線接続部を押し込み操作自在な押し込み凹溝部25bをテープ巻き用溝部18aの配置方向に沿って形成する対の凹溝構成部材25が備えられる。対の凹溝構成部材25の離隔状態で、シール剤および電線接続部を覆って補助テープ片が貼着された粘着テープ片が、テーピングホイール体18のテープ巻き用溝部18a内に通過可能とされている。
【選択図】図2

Description

この発明は、ワイヤーハーネス等における電線の互いに接続された電線接続部を防水状態で封止するテーピング装置に関するものである。
ワイヤーハーネス等で、被覆を剥取った電線端部を互いに接続した電線接続部(スプライス部)に、絶縁性や防水性を確保する目的で、粘着テープを巻き付けるテーピング装置がある(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
しかしながら、単に、電線接続部に粘着テープを巻き付けるだけでは、巻き付けた粘着テープの隙間から毛管現象等によって水が浸入するおそれがあるため、電線接続部に防水性のシール剤を供給した状態で、粘着テープを巻き付ける方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
例えば、図13に示されるように、テープ巻き用溝部1aが形成されたテーピングホイール体1上に、テープ供給部2から粘着テープ3が順次繰り出されると共に、所定長さに裁断される。この裁断された粘着テープ片3a上に、シール剤吐出器4から所定量のシール剤5が供給される。
一方、互いに接続された電線6の電線接続部6a上に、粘着テープ片3aよりも小さなサイズの補助テープ片7を貼着し、この補助テープ片7が貼着された電線接続部6aを、粘着テープ片3a上のシール剤5に押し付け、電線接続部6aおよびシール剤5が粘着テープ片3aと補助テープ片7とで挟まれた状態で、テーピングホイール体1のテープ巻き用溝部1a内に押し込まれる。なお、粘着テープ片3aのシール剤5上に電線接続部6aをセットした後、電線接続部6aやシール剤5部分を覆って補助テープ片7を貼着し、その後、テーピングホイール体1のテープ巻き用溝部1a内に押し込んでもよい。
この状態で、テーピングホイール体1が所定回数回転されると、粘着テープ片3aが電線接続部6aやその近傍の被覆を有する電線6部分に巻き付き処理されて、最終的に、粘着テープ片3aが電線接続部6aを防水状態で封止したテーピング状態が得られる方法とされていた。
特開平10−87184号公報 特開平10−120312号公報 特開平4−334917号公報
しかしながら、上記従来のテーピング方法によれば、電線接続部6a上の補助テープ片7を貼着した状態でシール剤5に押し付ける方法や、シール剤5上に電線接続部6aをセットしてさらに補助テープ片7を貼着する方法であるため、図14に示されるように、各電線6と補助テープ片7との相互間にシール剤5が回り込みにくい場所8が生じており、電線接続部6aの全周囲にわたるシール剤5の供給が難しく、このような場所8を通じて電線接続部6aに水が浸入し腐食するおそれがあった。
そこで、本発明は、電線接続部に対する防水性能の向上を図ったテーピング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための技術的手段は、順次繰り出されて所定長さに裁断された粘着テープ片上に、シール剤が定量供給されると共に互いに接続された電線の電線接続部が配置され、さらにこれらシール剤および電線接続部を覆って補助テープ片が貼着された状態で、テーピングホイール体に形成されたテープ巻き用溝部内に押し込まれ、テーピングホイール体の回転により粘着テープ片が巻き付き処理されて電線接続部を防水状態で封止するテーピング装置において、前記粘着テープ片の下方位置で、かつ前記テーピングホイール体の前記テープ巻き用溝部の開放端近くに、互いに接近離隔操作自在で、その接近状態で前記電線接続部を押し込み操作自在な押し込み凹溝部をテープ巻き用溝部の配置方向に沿って形成する対の凹溝構成部材が備えられると共に、この対の凹溝構成部材の離隔状態で、前記シール剤および前記電線接続部を覆って前記補助テープ片が貼着された前記粘着テープ片が、テーピングホイール体のテープ巻き用溝部内に通過可能とされている点にある。
また、前記繰り出された粘着テープ片の繰り出し側端部を、上方から解除操作自在に押さえるテープ押さえ部材が配設されている構造としてもよい。
さらに、前記対の凹溝構成部材によって形成された前記押し込み凹溝部に、前記電線の前記電線接続部が押し込み操作された状態の電線を、前記テーピングホイール体の一側部で解除自在に保持する電線保持具が備えられている構造としてもよい。
また、前記粘着テープ片上に、前記シール剤および前記電線接続部を覆って前記補助テープ片が載置された状態で、補助テープ片の周縁部を上方から押し付ける押さえ治具が備えられている構造としてもよい。
本発明のテーピング装置によれば、粘着テープ片の下方位置で、かつテーピングホイール体のテープ巻き用溝部の開放端近くに、互いに接近離隔操作自在で、その接近状態で電線接続部を押し込み操作自在な押し込み凹溝部をテープ巻き用溝部の配置方向に沿って形成する対の凹溝構成部材が備えられると共に、この対の凹溝構成部材の離隔状態で、シール剤および電線接続部を覆って補助テープ片が貼着された粘着テープ片が、テーピングホイール体のテープ巻き用溝部内に通過可能とされているため、接近状態の対の凹溝構成部材上に粘着テープ片が供給されると共にその粘着テープ片上にシール剤が定量供給された状態で、電線接続部をシール剤の上方よりシール剤および粘着テープ片と共に押し込み凹溝部内に押し込み操作すれば、電線接続部の押し込み凹溝部内への移動に伴ってシール剤が電線接続部の上部へ流れ込む。この状態で、補助テープ片を所定位置に貼着し、その後、対の凹溝構成部材の離隔状態となった際に、これら補助テープ片が貼着されたシール剤、電線接続部および粘着テープ片を、テーピングホイール体のテープ巻き用溝部内に押し込み、テーピングホイール体が回転すれば、電線接続部に粘着テープ片が巻き付き処理されて防水状態で封止されたテーピング状態が得られる。そして、電線接続部の押し込み凹溝部内への押し込み操作により、シール剤が電線接続部の上部へも流れ込むため、電線接続部の周囲に隙間なくシール剤が供給でき、信頼性の高い防水性能が確保できる利点がある。
また、繰り出された粘着テープ片の繰り出し側端部を、上方から解除操作自在に押さえるテープ押さえ部材が配設されている構造とすれば、電線接続部を押し込み凹溝部内に押し込む際に粘着テープ片の繰り出し側端部の浮き上がりや位置ズレが有効に防止でき、後工程の作業性向上が図れる。
さらに、対の凹溝構成部材によって形成された押し込み凹溝部に、電線の電線接続部が押し込み操作された状態の電線を、テーピングホイール体の一側部で解除自在に保持する電線保持具が備えられている構造とすれば、押し込み操作後の電線接続部の位置ズレや浮き上がりが有効に防止でき、補助テープ片を貼着する際の作業性が向上する。
また、粘着テープ片上に、シール剤および電線接続部を覆って補助テープ片が載置された状態で、補助テープ片の周縁部を上方から押し付ける押さえ治具が備えられている構造とすれば、補助テープ片のしわの発生が有効に防止できると共に、補助テープ片の周縁部と粘着テープ片との良好な貼着状態が得られ、しわ等によるそれら相互間の隙間等の発生によるシール剤の外部への流出が有効に防止でき、この点からも信頼性の高い防水性能が発揮できるという利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1はテーピング装置11の概略構成を示す側面図であり、図2ないし図6はその要部を示し、図7ないし図12はテーピング工程説明図を示している。
テーピング装置11は、特許文献1や特許文献2に開示の装置と同様、粘着テープ12が巻き収容状態とされているテープリール13が着脱自在に支持されるテープホルダ部14と、テープリール13から粘着テープ12を順次繰り出すためのテープ供給部15と、テープ供給部15によって繰り出された粘着テープ12を所定長さに裁断するテープ裁断部16と、図7ないし図12に示されるように、裁断された粘着テープ片12aを電線17の電線接続部17aに巻き付け処理するためのテーピングホイール体18と、粘着テープ片12aの所定位置に所定量のシール剤19を供給するためのシール剤吐出器20と、繰り出された粘着テープ片12aの繰り出し側端部を上方から解除自在に押さえるテープ押さえ部材21と、図10の仮想線で示されるように、シール剤18や電線接続部17aを覆って粘着テープ片12a上に載置される補助テープ片22の周縁部を上方から適宜押圧力で押し付ける押さえ治具23と、テーピングホイール体18等を駆動制御する図示省略の駆動ユニットを備えている。
なお、図1においては、周知の装置と同様に、複数のテープリール13が支持可能で、択一的もしくは重合状として粘着テープ12を供給可能な構造を示しているが、単一のテープリール13を支持する構造であってもよい。また、テープ供給部15やテープ裁断部16やシール剤吐出器20の各構成は、周知の構成と同様であるので、それらの説明は省略する。さらに、シール剤吐出器20によって供給されるシール剤19もシリコーン樹脂等、従来用いられている同様のシール剤19を適宜採用すればよい。
前記テーピングホイール体18には、図2ないし図4、図6に示されるように、従来同様、テープ巻き用溝部18aが構成されており、テープ巻き用溝部18aの対向面には、テーピングホイール体18の回転駆動による粘着テープ片12aの巻き付け処理に寄与するための適宜長さを有するブラシ体24が適宜、突設配置されている。
そして、テープ巻き用溝部18aの開放端近くの上部には、対の凹溝構成部材25が互いに接近離隔操作自在に備えられた構造とされている。即ち、テーピングホイール体18におけるテープ巻き用溝部18aの配置方向中央部には、外周部で支軸部26を介して揺動自在に支持された揺動アーム体27がそれぞれ備えられており、各揺動アーム体27の上部に各凹溝構成部材25が六角穴付ボルト28等により着脱自在に固定された構造とされている。
また、各揺動アーム体27の下部は、図4に示されるように、二叉状に構成され、その二股部27aの内面側に対向するテーピングホイール体18の対向面部18bには、図2に示されるように、バネ収容凹部18cがそれぞれ形成されている。そして、各バネ収容凹部18cと各揺動アーム体27の下部内面側との相互間に復帰バネ29が圧縮状にそれぞれ装着されている。なお、バネ収容凹部18cは互いに重ならない位置となるように位置ズレ状に配置されている。
そして各復帰バネ29による弾発付勢力により、各揺動アーム体27の下部が外向きに常時付勢され、この付勢力により、各揺動アーム体27が支軸部26回りに回動付勢され、両凹溝構成部材25が互いに接近操作される構造とされている。
各凹溝構成部材25は、互いに対向する対向面の上部側に凹状の切欠段部25aがそれぞれテープ巻き用溝部18aの配置方向に沿って形成されており、両凹溝構成部材25の接近状態で、両切欠段部25aにより電線接続部17aが押し込み操作される適宜溝幅と適宜溝深さを有する押し込み凹溝部25bが、テープ巻き用溝部18aの配置方向に沿って形成される構造とされている。
また、各揺動アーム体27の下部の二股部27a間にわたって、それぞれローラ体30が転動自在に支持されており、各ローラ体30の下方位置に対応して、揺動アーム操作部材31が昇降操作自在に配置されている。この揺動アーム操作部材31は、下方向に互いに内向きに傾斜するローラ体操作面31aがそれぞれ備えられており、揺動アーム操作部材31の上昇操作により、各揺動アーム体27の各ローラ体30が、ローラ体操作面31aに沿って相対的に転動し、図6に示されるように、各復帰バネ29の弾発付勢力に抗して各揺動アーム体27が支軸部26回りに揺動操作され、両凹溝構成部材25が離隔操作されるように構成されている。そして、この両凹溝構成部材25の離隔状態においては、押し込み凹溝部25bが開放状とされて、両凹溝構成部材25間を通じて、テープ巻き用溝部18aが外部に連通状となる構造とされている。
一方、揺動アーム操作部材31の上昇位置より揺動アーム操作部材31が下降操作されれば、各復帰バネ29に蓄勢された弾発付勢力により、図2に示されるように、両凹溝構成部材25が接近状態とされて押し込み凹溝部25bが形成される初期位置に復帰するように構成されている。
また、図3に示されるように、テーピングホイール体18におけるテープ巻き用溝部18aの配置方向一側方には、ホイールカバー体32がテーピング装置11の本体に着脱自在に装着されており、図5にも示されるように、ホイールカバー体32には、テーピングホイール体18のテープ巻き用溝部18aと前記配置方向に連通状となる電線挿入溝32aが対応して形成されている。
そして、ホイールカバー体32の電線挿入溝32a位置に対応した内面側には、電線挿入溝32aの周囲に沿った保持具収容凹部32bが形成されており、この保持具収容凹部32bに、対となる電線保持具33が収容されている。各電線保持具33は保持具収容凹部32bの下部で支軸部34回りに揺動自在に支持され、互いに対向する電線保持具33の一方の下部には、係合突部33aが突設状に備えられ、対向する他方の電線保持具33の下部には、前記係合突部33aが相対摺動自在に嵌合される係合凹部33bが備えられた構造とされている。
また、保持具収容凹部32bの一方の壁部の高さ方向中間部には、スプリングプランジャ35の押動ピン35aが突出状に配設されている。この押動ピン35aによる一方の電線保持具33の電線挿入溝32a方向の弾発付勢により、前記係合突部33aと係合凹部33bとの連動機構を介して、両電線保持具33の上部がそれぞれの支軸部34回りに回動付勢され、両電線保持具33の上端部が電線挿入溝32a内に突出して互いに接離自在に当接した構造とされている。そして、この押動ピン35aの付勢力に抗して電線保持具33の上部に互いに離反する方向の力が作用すれば、両電線保持具33の上端部の当接部分が離反される構造とされている。なお、この両電線保持具33による当接位置は、側方の両凹溝構成部材25が接近状態とされている位置と略同じ高さとなる適宜位置に調整されている。
さらに、テーピングホイール体18におけるテープ巻き用溝部18aの配置方向他側方には、従来同様、テーピングホイール体18を回転駆動するための駆動機構が適宜備えられており、所定のタイミングでテーピングホイール体18が適宜回数、所定の方向に回転駆動されるように構成されている。
前記テープ押さえ部材21は、図2および図3に示されるように、ピン状に構成されており、側面視クランク状に構成された支持レバー体37の上部の両側部にそれぞれ取り付け支持されている。そして、支持レバー体37の下部が支軸部38により軸支され、その下部に突設された操作部37aが連動機構等を介してエアシリンダ等のアクチュエータに連結され、操作部37aの押し引き操作により、支持レバー体37が支軸部38回りに回動操作されて、図2に実線で示されるように、テーピングホイール体18から離隔するテープ押さえ部材21の待機姿勢と、凹溝構成部材25の上面部に回動操作された図2や図3の仮想線で示されるテープ押さえ部材21の押さえ姿勢とに姿勢変更操作自在に構成されている。
また、図3に示されるように、両テープ押さえ部材21間の中央部に位置して、支持レバー体37にピン状の位置合わせガイド39が取り付け支持されている。この位置合わせガイド39はテープ押さえ部材21よりも若干短く形成されており、本実施形態では、粘着テープ片12aの繰り出し側端部に至らない程度の長さとされている。
前記シール剤吐出器20は、テーピング装置11にエアシリンダ等のアクチュエータにより昇降操作自在に支持されており、上位の待機位置から下位のシール剤供給位置に下降操作された状態で、所定量のシール剤19を供給し、その後、上昇操作されて待機位置に戻されるように制御されるように構成されている。また、このシール剤吐出器20によるシール剤19の供給位置は、繰り出し供給された粘着テープ片12aの幅方向中央位置で、かつ押し込み凹溝部25bの上方位置に対応するように設定されている。
また、前記押さえ治具23は、ゴム等の弾性体により構成され、シール剤吐出器20のノズル部20aが挿通状とされる挿通孔23aが中央部に形成された矩形環状に形成されている。そして、押さえ治具23は、シール剤吐出器20側に、エアシリンダ等のアクチュエータ等を介して支持され、シール剤吐出器20の昇降操作に伴って昇降操作されるだけでなく、シール剤吐出器20とは独立して昇降操作可能に構成されている。
補助テープ片22は、従来同様、粘着テープ片12aよりも小さい適宜長さおよび幅を有しており、テーピングホイール体18の一側方等に適宜配置された補助テープ供給装置により、所定の長さに切断された状態で順次繰り出し供給される。
本実施形態は以上のように構成されており、このテーピング装置11によるテーピング作業を説明すると、従来同様、テープ供給部15を通じてテープリール13から粘着テープ12が所定の案内路に沿って順次繰り出され、テーピングホイール体18上に所定長さ供給された状態で、テープ裁断部16によって裁断される。ここに、図7に示されるように、テーピングホイール体18および対の凹溝構成部材25上の所定位置に、所定長さに裁断された粘着テープ片12aが載置上に供給された状態が得られる。なお、各テープホルダ部14にそれぞれテープリール13が支持されていることから、従来同様、繰り出される粘着テープ12を択一的に繰り出したり、重複状態で繰り出すことが可能とされている。
次に、図8に示されるように、支持レバー体37が操作されて、テープ押さえ部材21が待機姿勢から押さえ姿勢に姿勢変更されると共に、シール剤吐出器20が待機位置からシール剤供給位置に下降操作される。そして、シール剤吐出器20の下降後、シール剤吐出器20のノズル部20aからシール剤19が、粘着テープ片12a上の所定位置に定量供給される。この際、シール剤19は、粘着テープ片12aの幅方向中央部で、押し込み凹溝部25bの配置方向中央部に対応して供給されるように構成されており、位置合わせガイド39はその供給位置に対応するように配置されている。
シール剤19の定量供給後、シール剤吐出器20は上昇操作されて待機位置に戻される。その後、従来同様、互いに接続された電線17の電線接続部17aを、粘着テープ片12a上のシール剤19に押し付けて押し込み凹溝部25b内に押し込み操作する。この際、位置合わせガイド39を基準として、シール剤19上に電線接続部17aを位置合わせして押し込み操作すればよい。この電線接続部17aの押し込み凹溝部25bへの押し込み操作により、粘着テープ片12aが押し込み凹溝部25b内へ移動し、この移動に伴ってシール剤19が電線接続部17aの上部へ自然に流れ込み、図9に示されるような状態が得られる。
また、電線接続部17aの押し込み凹溝部25b内への押し込み操作に際して、一側の電線17は、互いに当接状態とされている対の電線保持具33間を通過する。この電線17の通過後、両電線保持具33はスプリングプランジャ35の弾発付勢力により初期の当接状態に戻される。従って、電線接続部17aを押し込み凹溝部25b内に押し込み操作した後に電線17から手を離しても、電線17は両電線保持具33の当接位置部分で保持される。
この状態で、図10に示されるように、補助テープ供給装置により繰り出し供給された補助テープ片22を取り、シール剤19部分および電線接続部17a部分を覆って補助テープ片22を、粘着テープ片12a上に貼着する。この際、位置合わせガイド39を基準として、補助テープ片22を位置合わせして貼着すればよい。その後、押さえ治具23を下降操作すれば、押さえ治具23によって補助テープ片22の周縁部が粘着テープ片12a側に所定の押圧力で押し付けられ、その後、上昇操作されて初期位置に退避される。
押さえ治具23の退避後、揺動アーム操作部材31が上昇操作される。この揺動アーム操作部材31の上昇操作により、図11に示されるように、各揺動アーム体27が揺動操作されて、両凹溝構成部材25が離隔操作される。そして、両凹溝構成部材25が離隔状態とされた段階で、電線接続部17aをさらにテープ巻き用溝部18a内に押し込み操作することによって、補助テープ片22が貼着された粘着テープ片12aがシール剤19および電線接続部17aと共にテープ巻き用溝部18a内に押し込まれた状態が得られる。
この電線接続部17aのテープ巻き用溝部18a内押し込み後、揺動アーム操作部材31が下降操作される。この揺動アーム操作部材31の下降操作により、各揺動アーム体27が初期位置に戻されて、両凹溝構成部材25が接近状態に戻される。そして、揺動アーム操作部材31の下降操作後、テーピングホイール体18が所定方向に所定回数回転駆動され、その後停止する。このテーピングホイール体18の回転駆動により、図12に示されるように、粘着テープ片12aにより電線接続部17aやその近傍の被覆を有する電線17部分、シール剤19および補助テープ片22の周囲に巻き付き処理された状態が得られ、ここに、粘着テープ片12aで電線接続部17aを防水状態で封止したテーピング状態が得られる。
そして、テーピングホイール体18の停止後、図12に示されるように、揺動アーム操作部材31が再度、上昇操作されて、両凹溝構成部材25が離隔操作される。この凹溝構成部材25の離隔状態で、テーピングされた電線接続部17aをテープ巻き用溝部18aから取り出せば、一連のテーピング作業が終了する。以下、同様の作業を繰り返せば、電線接続部17aに粘着テープ片12aがテーピングされた電線17が順次得られる。
以上のように、本実施形態によれば、粘着テープ片12a上にシール剤19が定量供給された状態で、電線17の電線接続部17aをシール剤19の上方より押し込み凹溝部25b内に押し込み操作することによって、シール剤19が電線接続部17aの上部側にも有効に流れ込むため、電線接続部17aの周囲に隙間なくシール剤19が供給でき、粘着テープ片12aが巻き付き処理された際に、良好な防水状態で封止されたテーピング状態が得られ、信頼性(気密性)の高い防水性能が確保できる利点がある。
また、繰り出された粘着テープ片12aの繰り出し側端部を、テープ押さえ部材21で押さえる構造としているため、電線接続部17aを押し込み凹溝部25b内に押し込む際に粘着テープ片12aの繰り出し側端部の浮き上がりや位置ズレが有効に防止でき、その後の作業性向上が図れる。
さらに、テープ押さえ部材21に位置合わせガイド39が備えられているため、位置合わせガイド39を基準に電線接続部17aを位置合わせして押し込み凹溝部25b内に押し込み操作でき、電線接続部17aの配置位置の位置ズレが容易に防止できて、この点からも信頼性の高い防水性能が発揮できると共に作業性が向上する利点がある。
また、補助テープ片22を電線接続部17aやシール剤19を覆って粘着テープ片12aに貼り付ける際にも、位置合わせガイド39を基準に補助テープ片22を位置合わせして粘着テープ片12a上に貼り付ければよく、補助テープ片22の貼り付け位置の位置ズレも容易に防止でき、この点からも信頼性の高い防水性能が発揮できると共に作業性が向上する利点がある。
さらに、テーピングホイール体18の一側方に、押し込み凹溝部25bに対して電線接続部17aが押し込み操作された際に、電線17を保持する電線保持具33が備えられているため、補助テープ片22を貼り付ける際において、電線接続部17aの位置ズレや浮き上がりが有効に防止でき、補助テープ片22を貼り付ける際の作業性が向上する。
また、補助テープ片22の周縁部を粘着テープ片12aに押し付ける押さえ治具23が備えられているため、予め、押さえ治具23により補助テープ片22の周縁部を押さえ付けておくことにより、補助テープ片22のしわの発生が有効に防止できると共に、補助テープ片22の周縁部と粘着テープ片12aとの良好な貼着状態が得られ、粘着テープ片12aの巻き付き処理の際、しわ等によるそれら相互間の隙間等の発生によるシール剤の外部への流出が有効に防止でき、この点からも信頼性の高い防水性能が発揮できるという利点がある。
さらに、各揺動アーム体27に対して各凹溝構成部材25が六角穴付ボルト28等により着脱自在とされているため、各種溝幅や溝深さとなる押し込み凹溝部25bを形成する対の凹溝構成部材25を準備することによって、電線接続部17aの形状や大きさ等に応じて、適宜、対の凹溝構成部材25を交換することにより、各種の電線接続部17aに容易に対応できる。
なお、電線17の電線接続部17aは、端子金具によるものの他、抵抗溶接やはんだ付け等によるものであってもよい。
また、対の凹溝構成部材25をテーピングホイール体18に支持した構造のものを開示されているが、テーピングホイール体18におけるテープ巻き用溝部18aの開放端の上部近傍に位置して、対の凹溝構成部材25をテーピング装置11の本体側に接近離隔操作自在に配置する構造としてもよい。
本発明の実施形態に係るテーピング装置の概略側面図である。 同要部側面説明図である。 テーピングホイール体部分の平面説明図である。 テーピングホイール体部分の正面説明図である。 ホイールカバー体部分の側面説明図である。 テーピングホイール体の動作説明図である。 テーピング工程説明図である。 テーピング工程説明図である。 テーピング工程説明図である。 テーピング工程説明図である。 テーピング工程説明図である。 テーピング工程説明図である。 従来のテーピング工程説明図である。 従来方法によるテーピング工程途中の要部断面説明図である。
符号の説明
11 テーピング装置
12 粘着テープ
12a 粘着テープ片
17 電線
17a 電線接続部
18 テーピングホイール体
18a テープ巻き用溝部
19 シール剤
20 シール剤吐出器
21 テープ押さえ部材
22 補助テープ片
23 押さえ治具
25 凹溝構成部材
25b 押し込み凹溝部
33 電線保持具
39 位置合わせガイド

Claims (4)

  1. 順次繰り出されて所定長さに裁断された粘着テープ片上に、シール剤が定量供給されると共に互いに接続された電線の電線接続部が配置され、さらにこれらシール剤および電線接続部を覆って補助テープ片が貼着された状態で、テーピングホイール体に形成されたテープ巻き用溝部内に押し込まれ、テーピングホイール体の回転により粘着テープ片が巻き付き処理されて電線接続部を防水状態で封止するテーピング装置において、
    前記粘着テープ片の下方位置で、かつ前記テーピングホイール体の前記テープ巻き用溝部の開放端近くに、互いに接近離隔操作自在で、その接近状態で前記電線接続部を押し込み操作自在な押し込み凹溝部をテープ巻き用溝部の配置方向に沿って形成する対の凹溝構成部材が備えられると共に、この対の凹溝構成部材の離隔状態で、前記シール剤および前記電線接続部を覆って前記補助テープ片が貼着された前記粘着テープ片が、テーピングホイール体のテープ巻き用溝部内に通過可能とされていることを特徴とするテーピング装置。
  2. 請求項1に記載のテーピング装置において、
    前記繰り出された粘着テープ片の繰り出し側端部を、上方から解除操作自在に押さえるテープ押さえ部材が配設されていることを特徴とするテーピング装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のテーピング装置において、
    前記対の凹溝構成部材によって形成された前記押し込み凹溝部に、前記電線の前記電線接続部が押し込み操作された状態の電線を、前記テーピングホイール体の一側部で解除自在に保持する電線保持具が備えられていることを特徴とするテーピング装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のテーピング装置において、
    前記粘着テープ片上に、前記シール剤および前記電線接続部を覆って前記補助テープ片が載置された状態で、補助テープ片の周縁部を上方から押し付ける押さえ治具が備えられていることを特徴とするテーピング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107317205A (zh) * 2017-08-11 2017-11-03 攀枝花学院 电线接线器

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