JP2008196884A - 時計の巻印残量表示機構及び巻印残量表示機構付時計 - Google Patents

時計の巻印残量表示機構及び巻印残量表示機構付時計 Download PDF

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Abstract

【課題】 基本構造を変えることなく表示の仕方を変え得る時計の巻印残量表示機構及び該機構付時計を提供すること
【解決手段】 機械式時計2の巻印残量表示機構1は、ぜんまいの巻上げ残量の変化に応じて回転する出力歯車121と、該出力歯車121に噛合した扇形歯車部44、及び該扇形歯車部44の回転中心Dから該扇形歯車部の扇形部分とは異なる向きに延びた腕部43を一体的に備える駆動レバー40と、該駆動レバー40の前記腕部の先端部に回転自在に支持された駆動歯車部52及び該駆動歯車部52の回転中心Eから離れた部位において該駆動歯車部52に一体的に形成された表示真55を備える表示部材50と、該表示部材50の前記駆動歯車部52の歯部が噛合する固定歯部71を備えた固定歯車70とを有する。該固定歯車70は、典型的には、内歯歯車71の形態を採る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、時計の巻印残量表示機構及び巻印残量表示機構付時計に係る。
駆動源の少なくとも一部がぜんまいである時計において、巻印残量ないしパワーリザーブ量(ぜんまい巻上げ残量ないしぜんまい残量)の表示に趣向をこらす試みは提案されている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1は、セグメントないしセクタ歯車部(扇形歯車部)を複数個一体的に備えた歯車(ここでは、セグメント歯車という)を用いて、ぜんまいの巻上げ残量の変化に応じて回転する出力歯車から離れたところで、巻印表示車を駆動してぜんまい残量を表示させるようにした巻印残量表示機構について開示している。
これによって、表示領域を選択し得るものの、表示自体は、従来の円弧状ないし扇形の表示に変わりはなく、また、該表示における円弧ないし扇の中心は時計の拡がりの範囲内にあることから、外観だけが見えるユーザに対して変化(趣向)を感じさせ難い。
特許文献2は、直線状表示が行われる点では表示に斬新さがあるものの、該直線状表示のために雄ねじと雌ねじとを組合わせたものであり、直線以外の形態の表示は実際上できない。
特許文献3は、10時間単位の表示とそれよりも小さい時間間隔の表示との両方を行うものである点で従来の一般的表示と異なるものの、表示指針が夫々の中心の周りで回転される点では従来の一般的な表示と変らない。
特開2005−214655号公報 特開2006−234432号公報 特開2006−234433号公報
本発明は前記諸点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、基本構造を変えることなく表示の仕方を変え得る時計の巻印残量表示機構及び該機構付時計を提供することにある。
本発明の時計の巻印残量表示機構は、前記目的を達成すべく、ぜんまいの巻上げ残量の変化に応じて回転する出力歯車と、該出力歯車に噛合した扇形歯車部、及び該扇形歯車部の回転中心から該扇形歯車部の扇形部分とは異なる向きに延びた腕部を一体的に備える駆動レバーと、該駆動レバーの前記腕部に回転自在に支持された駆動歯車部及び該駆動歯車部の回転中心から離れた部位において該駆動歯車部に一体的に形成された表示真を備える表示部材と、該表示部材の前記駆動歯車部の歯部が噛合する固定歯部を備えた固定歯車とを有する。
本発明の時計の巻印残量表示機構では、上記の構造ないし構成を有することにより、ぜんまいの巻上げ残量の変化に応じた出力歯車の回転が、該回転に応じた駆動レバーの回動に変換され、また該駆動レバーの回動が駆動歯車部の回転に変換され、更に該駆動歯車部の回転が最終的には表示真の軌跡として表示される。
なお、表示真は、典型的には、文字板に形成されたスリット(軌跡の形状)を貫通して文字板の前面側に突出し、文字板上において該スリットに沿って形成された残量表示目盛に対して巻印残量(ぜんまい残量ないしパワーリザーブ量)を表示する。表示真の突出端には、典型的には、巻印残量表示板が取付けられる。
上記のような本発明の時計の巻印残量表示機構では、表示真の軌跡は、広義のサイクロイドないしトロコイドである。固定歯車が凸状すなわち外歯歯車である場合、表示真の軌跡は外トロコイド(エピトロコイド)になり、固定歯車が凹状すなわち内歯歯車(内歯車)である場合、表示真の軌跡は内トロコイド(ハイポトロコイド)になる。前記表示真から前記駆動歯車部の回転中心までの距離が、前記駆動歯車部のピッチ円の半径に一致する場合、外トロコイドおよび内トロコイドは、夫々、外サイクロイド(エピサイクロイド)および内サイクロイド(ハイポサイクロイド)になる。固定歯車が直線状のラック歯である場合、表示真の軌跡は狭義のサイクロイドになる。
従って、表示真から駆動歯車部の回転中心までの距離を、駆動歯車部のピッチ円の半径に対して、異なる所望の大きさに設定することにより、表示真の軌跡を、例えば、従来どおり時計の外向き凸の曲線状にし得るだけでなく、直線状にすることも、時計の内向きに凸の曲線状にすることも可能になり、また円弧状曲線の曲率半径を変えることも可能になる。ここで、「円弧状」とは、曲率半径が一定の厳密な円弧である代わりに、大まかに見て、円弧に近い曲線状(擬似円弧状)であってもよい。なお、表示真は、上記の軌跡のうちの一部分の軌跡を現せば足りることから、例えばハイポトロコイドが厳密に直線になる条件ではなく直線に近似できる部分を有する場合その部分を利用することにより、直線状表示を行うことも可能である。
なお、以上において、駆動レバーの前記腕部に関して、向きが「扇形歯車の扇形部分とは異なる」とは、扇形歯車の扇形部分からなる腕部とは別に駆動レバーの前記腕部が形成されていることをいう。また、駆動歯車部は、典型的には、完全な円形ではなくて円弧の一部が表示真取付用の腕部になっているけれども、所望ならば、完全な円形であってもよい。その場合、表示真取付用の腕部が駆動歯車部から例えばS字状に突設されて該駆動歯車部の厚さ方向にずれた位置に形成される。
本発明の時計の巻印残量表示機構では、典型的には、固定歯車が内歯歯車(内歯車)からなる。これにより、直線状表示(擬似直線状表示であってもよい)や時計の文字板側から見て内に凸の曲線状等の斬新な表示が可能になる。但し、本発明の時計の巻印残量表示機構において、所望ならば、固定歯車が外歯歯車(外歯車)であってもよい。
また、本発明の時計の巻印残量表示機構では、表示真から駆動歯車部の回転中心までの距離が、例えば、駆動歯車部のピッチ円の半径よりも小さい。
その場合、従来と比較して斬新な表示を与え得る。すなわち、例えば、表示真の軌跡(表示真による表示)が擬似直線状であったり、内に凸で比較的曲率半径の大きい円弧状(擬似円弧状)で該円弧の中心が時計ないしムーブメントよりも外側に位置するような表示が可能である。
また、本発明の時計の巻印残量表示機構では、表示真から駆動歯車部の回転中心までの距離が、例えば、駆動歯車部のピッチ円の半径よりも大きくてもよい。
その場合、従来と比較して斬新な表示になり易く、例えば、表示真により形成される軌跡が円弧状で該円弧の中心が時計ないしムーブメントよりも外側に位置するような表示が可能である。
別の観点で規定すれば、本発明の時計の巻印残量表示機構では、駆動歯車部のピッチ円の半径と固定歯車部のピッチ円の半径との比を変えることにより、軌跡が所望の形態に変更され得る。
例えば、本発明の時計の巻印残量表示機構において、駆動歯車部のピッチ円の半径が固定歯車部のピッチ円の半径の1/2であり、前記表示真から前記駆動歯車部の回転中心までの距離が、前記駆動歯車部のピッチ円の半径に等しい。その場合、表示真の軌跡は、文字通り直線になる。
また、本発明の時計の巻印残量表示機構では、典型的には、前記駆動レバーの回転中心が、前記固定歯車と前記出力歯車とを結ぶ線によって規定される領域の内側にある。その場合、出力歯車の位置とは直径方向のほぼ反対側に表示真の軌跡が表示される。
但し、その代わりに、本発明の時計の巻印残量表示機構において、前記固定歯車と前記出力歯車とを結ぶ線によって規定される領域の外側にあってもよい。その場合、出力歯車の位置に対して横向きに(例えばほぼ90度異なるような位置に)、表示真の軌跡が表示される。
以上において、駆動レバー等の腕部の長さを最大限長くするためには、駆動レバーはその回転中心が典型的には時計ないしムーブメントの中心又はその近傍に位置するように配置される。但し、巻印表示機構に関わる部品を時計ないしムーブメントの一部の領域に局在させたり表示の向きに変化を与えるために、駆動レバーの回転中心を時計ないしムーブメントの中心から離れたところに設けてもよい。同様に、固定歯車は、該固定歯車が内歯歯車(内歯車)からなる場合、典型的には、時計ないしムーブメントの外周近傍に配置されるけれども、所望ならば、時計ないしムーブメントの中央部に配置されてもよい。
また、以上において、駆動レバーおよび固定歯車は、典型的には、地板その他の静置支持体によって支持される。但し、所望ならば、駆動レバー及び固定歯車のうちの少なくとも一方を指示するために、専用の静置支持体を配設してもよい。ここで、静置支持体とは、地板のごとく時計のケースに対して静置されて時計部品を支えるものをいう。
本発明の巻印残量表示機構付時計は、前記目的を達成すべく、上記のような巻印残量表示機構を備える。
本発明の好ましい実施の形態のいくつかを添付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
図1〜図3には、本発明の好ましい一実施例の巻印残量表示機構1を備えた機械式時計2の本体部ないしムーブメント3が示されている。
時計2のムーブメント3は、図2に示したように、香箱10を備え、巻印残量表示機構1は、図1からわかるように、遊星車機構ないし遊星ユニット100及び巻印残量表示機構本体部5を有する。この例では、ムーブメント3は、静置支持体として、地板21、香箱受22、第二地板23、第二輪列受24や二番受25(図3)等を含む。
香箱10はぜんまい11を内部に備え、ぜんまい11は、角穴ねじ12で香箱真13に固定された角穴車14の回転に応じて巻上げられる。ぜんまい11の巻上げの際には、香箱真13に取付けられた香箱真かな15が回転され、ぜんまい11の巻き戻しの際には香箱かな16が香箱歯車17と共に回転される。
遊星ユニット100は、香箱かな16に噛合した第一太陽歯車111及び第一太陽かな112を備えた第一太陽車110、第二太陽歯車121及び第二太陽かな122を備え第一太陽車110と同心の第二太陽車120、遊星中間歯車131及びスペーサ132,132(図1)を備え第一及び第二太陽車110,120と同心の遊星中間車130、第一太陽かな112に噛合され遊星中間車130に回転自在に支持された第一遊星歯車141及び第二太陽かな122に噛合され第一遊星歯車141と同軸でかつこれより小径の第二遊星歯車142からなる遊星車140を有する。遊星中間歯車131は、遊星伝え車150を介して香箱真かな15に噛合されている。遊星伝え車150は、遊星中間歯車131に噛合された遊星伝え歯車151及びこれと一体の遊星伝えかな152からなる。
従って、ぜんまい11の巻上げに伴う香箱真かな15のA方向回転に応じて、遊星ユニット100の第二太陽歯車121がB2方向に回転され、ぜんまい11の巻き戻しに伴う香箱かな16のA方向回転に応じて、遊星ユニット100の第二太陽歯車121がB1方向に回転される。ここで、遊星ユニット100の第二太陽歯車121が巻印残量表示機構1の出力歯車として働く。巻印残量表示機構1の出力歯車は、ぜんまい11の巻上げ及び巻戻しに応じて逆向きに回転される限り、遊星ユニット100の第二太陽車121の代わりに他のどのようなものでもよい。
なお、機械式時計2のムーブメント3は、図3に示したように、筒車31、筒かな37、二番車32及び四番車33を同軸に備え、該車31,32及び37には、夫々、時針34、分針35及び秒針36が取付けられている。従って、ぜんまい11の巻き戻しに応じて、筒かな37を含む中間の輪列(図示せず)を介して筒車31、二番車32及び四番車33が回転され、文字板7の前面において回転する時針34、分針35及び秒針36により時刻が表示される。
巻印残量表示機構1の本体部5は、主として図1からわかるように、回動軸41のまわりでD1,D2方向に回動可能に第二地板23(図3)に支持された駆動レバー40と、回動軸51のまわりでE1,E2方向に回転自在に駆動レバー40に支持された表示部材50と、第二地板23(図3)に固定された固定歯車70とを備える。以下では、回動軸41の回動中心軸線をDで表し、回動軸51の回転中心軸線をEで表す。
駆動レバー40は、回動軸41の一方の側に短い腕部42を備え、該腕部42に対してほぼ直径方向反対側(より詳しくは腕部42に対して150度〜170度程度傾いた向きに長い腕部43を備える。この例では、駆動レバー40は、第二地板23の環状凸部により形成された回動軸41に回動軸受容穴47で嵌合されることにより、第二地板23に対して、中心軸線Dのまわりで回動自在になっている。これにより、機械式時計2の中心を駆動レバー40の回動中心軸線Dとし得る。但し、時計2の中心からずれたところに駆動レバー40を配置する場合には、所望ならば、駆動レバー40の回動軸41を腕42,43等と一体的な軸部とし、該軸部を回動自在に支える穴部を静置支持体に形成しておいてもよい。また、この例では、第二地板23が、駆動レバー40を回動可能に受容する凹部26を有する。短い腕部42の端縁には、出力歯車としての第二太陽歯車121に噛合した扇形歯車部(すなわちセクタ歯車部ないしセグメント歯車部)44が形成されている。長い腕部43の先端部近傍では、回動軸51を介して表示部材50を回転自在に支持する。なお、第二地板23に植設された度決めピン45が、駆動レバー40のD2方向の回動範囲を規制して、駆動レバー40の初期位置を規定する。
固定歯車70は、この例では、ピッチ円の半径がR1の円弧状の内歯歯車(内歯車)71からなる。固定歯車71のピッチ円の中心は、回動中心軸線Dに一致する。
表示部材50は、回転中心軸線Eを中心とする半径R2の円弧状ピッチ円を備えた駆動歯車部52と、該駆動歯車部52の回動軸51のところから駆動歯車部52とは直径方向反対向きに延びた表示腕部53の先端部54に取付けられた表示真55とを有する。この例では、第二地板23は、駆動歯車部52の回動軸51の突出端部を受容し該突出端部の円弧状移動を許容する円弧状溝部27を備える。
表示真55の中心Fと回転中心軸線Eとの距離はR3である。より詳しくは、図3からわかるように、この例では、表示部材50は、腕部53に表示真取付穴57,57Aを有する。表示真取付穴57Aは回転中心軸線Eの近傍に位置し、表示真取付穴57は穴57Aよりも回転中心軸線Eから離れたところにある。図1〜図3の例では、表示真55は、表示真取付穴57に嵌着されている。文字板7には、表示真55の中心Fの軌跡に沿ったスリット56が形成され、表示真55は、文字板7のスリット56を貫通して時計2の厚さ方向に延びている。表示真55のうち、文字板7の前面側に延びた端部には残量表示板61が取付けられている。
中心軸線D,E,Fは、いずれも、時計2の主面ないし文字板7の延在面に対して垂直である。この例では、R3>R2である。
以上の如く構成された巻印残量表示機構1の本体部5では、表示真55の中心すなわち動点Fの軌跡は、内トロコイド(ハイポトロコイド)になる。ここで、定円の半径がR1で、動円の半径がR2で、動点Fからその回転中心Eまでの距離がR3である。
以上の如く構成された巻印残量表示機構1は、ぜんまい11をいっぱいに巻上げたフル巻上げ状態S1において、図1に示す初期状態をとる。この初期状態ないしフル巻上げ状態では、駆動レバー40は、その短い腕部42の側縁46が度当たりピン45に当接してそれ以上のD2方向回動が禁止された位置P1を採る。このフル巻上げ状態S1においては、図1およびその一部を拡大して示した図4からわかるように、表示部材50は、その駆動歯車部52が初期位置Q1として固定歯車70のD2方向端部73と噛合するD2方向極端位置を採り、表示部材50の腕部53がE2方向に倒れて表示真55の中心Fが初期位置U1としてG2方向極端位置を採る。
ぜんまい11の巻き戻しに応じた遊星ユニット100の動作に従って第二太陽歯車121がB1方向に回転されると、該第二太陽車121のB1方向回転に応じて駆動レバー40が図5に示したようにD1方向に回動されて位置P2に達すると、該駆動レバー40のD1方向回動に応じて表示部材50の駆動歯車部52が図5に示したように固定歯車70に沿ってD1方向に転動して位置Q2に達する。表示部材50は、そのD1方向転動に際して、図5に示したように、中心軸線EのまわりでE1方向に回動される。その結果、表示真55の中心Fは、図5に示したように、ハイポトロコイド曲線を形成する軌跡Gに沿ってG1方向に揺動して位置U2に達する。
ぜんまい11の更なる巻戻しに応じて、図6に示すように、駆動レバー40が位置P3に達すると、表示部材50の駆動歯車部52が位置Q3に達し、表示真55の中心Fがハイポトロコイド曲線を形成する軌跡Gに沿ってG1方向に更に揺動して位置U3に達する。
更に、ぜんまい11の巻戻しに応じて、図7に示すように、駆動レバー40が位置P4に達すると、表示部材50の駆動歯車部52が位置Q4に達し、表示真55の中心Fがハイポトロコイド曲線を形成する軌跡Gに沿ってG1方向に揺動して位置U4に達する。
ぜんまい11の巻戻しが実際上完全に行われてほどけてしまと、図8に示すように、駆動レバー40が最終位置P5に達し、表示部材50の駆動歯車部52が最終位置Q5に達し、表示真55の中心Fがハイポトロコイド曲線を形成する軌跡Gに沿ってG1方向に揺動して最終位置U5に達する。
従って、図8からわかるように、ぜんまい11の巻き戻しに応じて、表示真55の中心Fが、ハイポトロコイド曲線Gに沿って、位置U1から、位置U2,U3,U4を通って最終位置U5に移動する。
ぜんまい11の巻上げの際には、該ぜんまい11の巻上げに応じて、表示真55の中心Fが、ハイポトロコイド曲線Gに沿って、位置U5から、位置U4,U3,U2を通って初期位置U1に戻る。
従って、図9に示したように、残量表示板61は、文字板7に形成されたハイポトロコイド曲線Gの形態のスリット56に沿って、G1,G2方向に移動する。図9では、フル巻上げ状態S1に対応するフル巻上げ位置U1が50時間、完全にほどけた残量ゼロの状態S5に対応する残量ゼロ位置U5が0として、文字板7において、スリット56に沿ってぜんまい残量目盛62が付されている。符号8はぜんまい11の巻上げに利用されるリュウズを示す。なお、ぜんまい11は自動巻機構(図示せず)をも備えていてもよく、また、自動巻機構のみによって巻き上げられるようになっていてもよい。
図9の機械式時計2における残量表示板61の移動スリット56及び残量目盛62や、図8の軌跡Gからわかるように、この機械式時計2では、スリット56は、中心が時計2のケース9の外ないしムーブメント3の外にあるような円弧状(より詳しくは、擬似円弧状ないし実質的に円弧状)の形状を有する。
次に、円弧状表示の代わりに、直線状表示を行い得るようにした本発明の変形例の巻印残量表示機構1A及び該機構1Aを備えた機械式時計2Aについて、図10〜図12及び図4〜図8に基づいて、説明する。
この変形例の残量表示機構1Aは、表示真55Aを図10からわかるように、表示部材50の回転中心Eの近傍に有する。すなわち、この例では、表示真55Aは、表示部材50の表示真取付穴57の代わりに回転中心Eの近傍に位置する表示真取付穴57Aに嵌着されている。表示真55Aの中心FAと表示部材50の回転中心Eとの距離(離心長)R3Aは駆動歯車部52のピッチ円の半径R2と比較して小さい(R3A/R2<<1)。
なお、より詳しくは、例えば、駆動歯車部52が図10や図4に示したように初期位置Q1にあるときに固定歯車70と噛合する噛合い位置J1と図8に示したように終点位置Q5にあるときに固定歯車70と噛合する噛合い位置J5とを結ぶ仮想線Vと中間位置Q3にあるときに固定歯車70と噛合する噛合い位置J3との距離H(より厳密には、中心軸線Dから中心軸線Eまでの距離(R1−R2)と固定歯車70のピッチ円の半径R1との比((R1−R2)/R1)を更に乗じたもの)が、「表示真55Aの離心長R3A」と「駆動歯車部52が図10や図4に示したように初期位置Q1にあるときに表示真55Aの中心FAがとる位置U1Aと回転中心Eとの距離(但し上記仮想線Vに直角な方向の距離)K」との差と同程度になるように、離心長R3Aが選択される。式で表すと、
H*(R1−R2)/R1≒R3A−K
但し、ここでは、駆動歯車部52は、初期位置Q1にある場合と終点位置Q5にある場合とで、上記仮想線Vに直角で中心Dを通る仮想線に関して対称な状態を採る場合を想定している。
言い換えれば、表示部材50の回転中心Eの軌跡を描き(図示なし)、U1とU5を結んだ線(G)との最大の距離(図6におけるF(FA)とEの距離、もしくは中立位置でのGとEとの距離といいかえても可)がR3Aと等しくなるようR3Aを選ぶことにより、擬似直線の軌跡を得る。
図10、図11及び図12において、図1、図3及び図9と同様な部材や要素には同一の符号が付され、変更のある部材や要素には対応する部材や要素の参照符号の末尾に添字Aが付されている。
以上のように表示部材50Aの穴57Aに表示真55Aが取付けられ、該表示真55Aの先端に残量表示板61Aが取付けられてなる残量表示機構1Aでは、ぜんまい11の巻き戻しに伴う駆動レバー40のD1方向回動に応じた駆動歯車52のE1方向回動に応じて、表示真55Aの中心FAが、図4から図8に示したように、初期位置U1A(図4)から、軌跡GAに沿って、位置U2A(図5)、位置U3A(図6)及び位置U4A(図7)を通って最終位置U5A(図8)までGA1方向に擬似直線的に(実際上直線的に)変位する。ぜんまい11の巻上げの際には、軌跡GAに沿って、逆方向GA2に擬似直線的に、位置U5A,U4A,U3A,U2A,U1Aと変位する。
このように、表示部材50の腕部53に対して表示真55又は55Aを取付ける位置を穴57から穴57Aに変更するだけで、表示真55が描く軌跡を擬似円弧状から擬似直線状に変更し得る。
従って、この巻印残量表示機構1Aを備えた機械式時計2Aでは、図12に示したように、軌跡GAに対応する直線状スリット56Aを備え、表示真55A及び残量表示板61Aが、ぜんまい11の巻き戻し及び巻上げに応じて、該直線状スリット56Aに沿ってGA1,GA2方向に実際上直線的に変位される。
なお、図10〜図12に示した実施例の機械式時計2Aのムーブメント3Aの巻印表示機構1Aでは、固定歯車70のピッチ円の半径R1と比較して十分に小さい範囲内で表示真55A及び残量表示板61Aが変位されることからその変位が直線で近似され得るけれども、固定歯車70のピッチ円の半径R1と比較して相当程度の範囲にわたって表示真55A及び残量表示板61Aが直線的に変位されるようにするためには、ハイポトロコイドないしハイポサイクロイド曲線に従い、駆動歯車部52のピッチ円の半径R2の2倍が固定歯車70のピッチ円の半径R1に一致するようにしておくと共に、表示真55Aの中心FAが中心軸線Eから距離R2だけ離れた位置にくるように、表示真55Aの取付穴57Aを表示部材50Aに形成しておけばよい。その場合、スリット56Aが図12に示したように文字板7の中央部分ではなく文字板7の外周近傍に位置するようにするためには、駆動レバー40の回動中心軸線Dを時計ケース9の中心からズレた位置(図12の例でいえば、中心から6時の側にズレた位置)にしておけばよい。
なお、遊星ユニット100の配置がムーブメントを構成する他の部品の配置により規制されて変更し難い場合であっても、駆動レバーの構造を変更することにより、残量表示板による巻印残量の表示位置を変更し得る。
図1〜図9の例及び図10〜図12の例は、いずれも、ハイポトロコイドの例である。従って、一般的には、例えば、図1で表示真55の向きを考慮して、軌跡G(X,Y)は、
X=(R1−R2)cosθ−R3cos((R1−R2)θ/R2)
Y=(R1−R2)sinθ+R3sin((R1−R2)θ/R2)
として表される。但し、X,Yは図1に示したように駆動レバー40の回転中心を原点とする直交座標で、図6の位置P3において腕部43の伸びている向き(図1において固定レバー40の中心Dと固定歯車70の中点(図10の位置J3)とを結ぶ向きが+X方向に対応する。θは反時計回りの駆動レバー40の腕部43の角度で、図6の位置P3にあるときθ=0度である。また、後述のように固定歯車が外歯歯車(外歯車)からなる場合、R1→−R1並びにX→−X及びY→−Yと読替えればよい。
図13及び図14には、遊星ユニット100が12時の位置にある場合において、9時の位置において、巻印残量を円弧状表示するようにした例を示す。すなわち、図13及び図14に示した巻印残量表示機構1Bを備えた機械式時計2Bでは、円弧状表示が6時の位置の代わりに9時の位置で行われる点で、図1〜図9に示した巻印残量表示機構1を備えた機械式時計2とは異なり、その他の点では、図1〜図9に示した巻印残量表示機構1を備えた機械式時計2と同様に構成される。
図13及び図14において、図1〜図9に示した部材ないし要素と同じ部材ないし要素には同一の符号が付され、異なる点があるけれども対応する部材ないし要素には、参照符号の最後に添字Bが付されている。
機械式時計2Bのムーブメント3Bの巻印残量表示機構1Bでは、駆動レバー40Bが、短い腕部42と、該腕部42に対して約75度程度の角度をなす長い腕部43Bとを有する。換言すれば、駆動レバー40Bでは、腕部43Bが駆動レバー40の腕部43に対して時計回りに90度ズレた角度位置にある点で、駆動レバー40と異なり、その他の点では、駆動レバー40と実際上同一に構成されている。すなわち、この例では、駆動レバー40の回転中心Dが、固定歯車70と出力歯車121とを結ぶ線によって規定される領域の内側にある図1から図12の例とは異なり、駆動レバー40Bの回転中心が、固定歯車70Bと出力歯車121とを結ぶ線によって規定される領域の外側にある。なお、この例では、駆動レバー40Bの腕部43Bの角度は、90度程度折れ曲がる代わりに鋭角に折れ曲がっていても、鈍角に折れ曲っていてもよく、鋭角や鈍角の向きが9時の側の代わりに3時の側であってもよい。
駆動レバー40Bの長い腕部43Bに対する表示部材50Bの相対位置は、駆動レバー40の長い腕部43に対する表示部材50の相対位置と同一である。従って、表示部材50Bは、図1〜図9の表示部材50に対して時計回りに90度ズレた角度位置にある点で、表示部材50と異なり、その他の点では、表示部材50と実際上同一に構成されている。同様に、駆動レバー40Bの長い腕部43Bに対する固定歯車70Bの相対位置は、駆動レバー40の長い腕部43に対する固定歯車70の相対位置と同一である。従って、固定歯車70Bは、図1〜図9の固定歯車70に対して時計回りに90度ズレた角度位置にある点で、固定歯車70と異なり、その他の点では、固定歯車70と実際上同一に構成されている。
また、表示真55Bやスリット56Bや残量表示板61Bも、図1〜図9の表示真55やスリット56や残量表示板61と比較して、時計回りに90度ズレた角度位置にある点で異なり、その他の点では実際上同一に構成されている。なお、残量表示目盛62Bも残量表示目盛62に対して時計回りに90度ズレた角度位置にある点は他の要素と同一である。但し、残量表示目盛62Bは、6時の位置が下になり12時の位置が上になる通常の時計表示を視認し易い向き、目盛の数値が付されている。
この機械式時計2Bでは、9時の位置において軌跡GBに沿って延びた内向き円弧状のスリット56Bに沿って残量表示板61BがGB1,GB2方向に変位することにより、巻印残量が表示される。
図15及び図16には、遊星ユニット100が12時の位置にある場合において、9時の位置において、巻印残量を直線状表示するようにした例を示す。すなわち、図15及び図16に示した巻印残量表示機構1Cを備えた機械式時計2Cでは、円弧状表示が6時の位置の代わりに9時の位置で行われる点で、図10〜図12に示した巻印残量表示機構1Aを備えた機械式時計2Aとは異なり、その他の点では、図10〜図12に示した巻印残量表示機構1Aを備えた機械式時計2Aと同様に構成される。また、図15及び図16に示した巻印残量表示機構1Cを備えた機械式時計2Cでは、直線状状表示が行われる点で図13〜図14に示した巻印残量表示機構1Bを備えた機械式時計2Bとは異なり、その他の点では、図13〜図14に示した巻印残量表示機構1Aを備えた機械式時計2Aと同様に構成される。
図15及び図16において、図1〜図9或いは図10〜図12或いは図13〜図14に示した部材ないし要素と同じ部材ないし要素には同一の符号が付され、異なる点があるけれども対応する部材ないし要素には、参照符号の最後に添字Cが付されている。
機械式時計2Cのムーブメント3Cの巻印残量表示機構1Cでは、機械式時計2Bの巻印残量表示機構1Bと同様に、駆動レバー40Bが、短い腕部42と、該腕部42に対して約75度程度の角度をなす長い腕部43Bとを有する。
駆動レバー40Bの長い腕部43Bに対する表示部材50Cの相対位置は、巻印表示機構1Aの駆動レバー40の長い腕部43に対する表示部材50Aの相対位置と同一である。従って、表示部材50Cは、図10〜図12の表示部材50Aに対して時計回りに90度ズレた角度位置にある点で、表示部材50Aと異なり、その他の点では、表示部材50Aと実際上同一に構成されている。同様に、駆動レバー40Bの長い腕部43Bに対する固定歯車70Bの相対位置は、駆動レバー40の長い腕部43に対する固定歯車70の相対位置と同一である。従って、固定歯車70Bは、図10〜図12の固定歯車70に対して時計回りに90度ズレた角度位置にある点で、固定歯車70と異なり、その他の点では、固定歯車70と実際上同一に構成されている。
また、表示真55Cやスリット56Cや残量表示板61Cも、図10〜図12の表示真55Aやスリット56Aや残量表示板61Aと比較して、時計回りに90度ズレた角度位置にある点で異なり、その他の点では実際上同一に構成されている。なお、残量表示目盛62Cも残量表示目盛62Aに対して時計回りに90度ズレた角度位置にある点は他の要素と同一である。但し、残量表示目盛62Cは、6時の位置が下になり12時の位置が上になる通常の時計表示を視認し易い向きに目盛の数値が付されている。
この機械式時計2Cでは、9時の位置において軌跡GCに沿って延びた直線状のスリット56Cに沿って残量表示板61CがGC1,GC2方向に変位することにより、巻印残量が表示される。
表示真の軌跡の種類は限定的になるけれども、所望ならば、固定歯車が内歯歯車(内歯車)の代わりに外歯歯車(外歯車)であってもよい。
図17〜図20には、平歯車の一部をなす円弧状の外歯歯車の形態の固定歯車70Dを備えた巻印残量表示機構1Dを有する機械式時計2Dが示されている。
図17から図20に示した巻印残量表示機構1Dを有する機械式時計2Dにおいて、図1〜図9に示した部材ないし要素と同じ部材ないし要素には同一の符号が付され、異なる点があるけれども対応する部材ないし要素には、参照符号の最後に添字Dが付されている。
機械式時計2Dのムーブメント3Dの巻印残量表示機構1Dでは、図19からわかるように、円弧状外歯車71Dの形態の固定歯車70Dが第二地板23に固定され、駆動レバー40Dの長い腕部43Dが固定歯車70Dを越えて延びている。腕部43Dの先端部に中心軸線EDのまわりでED1,ED2方向に回動自在に装着された表示部材50Dは、駆動歯車部52Dで固定歯車70Dの円弧状外歯車部71Dに噛合している。
図17に示したように、表示部材50Dは、その駆動歯車部52Dが固定歯車70Dの円弧状外歯車部71Dに噛合していることから、表示部材50Dの表示真55Dが中心軸線EDよりも時計2Dの外周側に位置し、ED1,ED2方向に回動する点を除き、機械式時計2の巻印残量表示機構1の表示部材50と実質的に同様に構成されている。
この機械式時計2Dの巻印残量表示機構1Dでは、図18からわかるように、ぜんまい11の巻き戻しに伴う駆動レバー40DのD1方向回動に応じて、表示部材50Dの駆動歯車52DがED1方向に回転しながら外歯歯車71Dの形態の固定歯車70に沿って転動する。従って、初期位置U1Dにあった表示真55Dが、外に凸の円弧状軌跡GDに沿って、GD1方向に変位し、中間位置U3Dを通って最終位置U5Dに達する。なお、ぜんまい11の巻上げの際には、駆動レバー40DのD2方向回動に応じて、表示真55Dが、位置U5Dから軌跡GDに沿って中間位置U3Dを通って初期位置U1Dに戻る。
従って、機械式時計2Dでは、図20に示したように、外に凸の円弧状軌跡GDに一致するように形成された外に凸の円弧状スリット56Dに沿って、残量表示板61DがGD1,GD2方向に変位して、文字板7に示された巻印残量表示目盛62Dに基づく巻印残量を表示する。
本発明の好ましい一実施例の巻印残量表示機構を備えた機械式時計の平面説明図。 図1の機械式時計のうち香箱及び遊星ユニットと巻印残量表示機構の駆動レバーとのつながりを示した断面説明図。 図1の機械式時計の巻印残量表示機構の部分を主として示した断面説明図。 図1の巻印残量表示機構の動作状態を示したもので、初期状態にある巻印残量表示機構の一部拡大平面説明図。 ぜんまいの一部が巻き戻された状態にある図1の巻印残量表示機構についての図4と同様な一部拡大平面説明図。 ぜんまいの半分程度が巻き戻された状態にある図1の巻印残量表示機構についての図4と同様な一部拡大平面説明図。 ぜんまいの大半の部分が巻き戻された状態にある図1の巻印残量表示機構についての図4と同様な一部拡大平面説明図。 ぜんまいが完全に巻き戻された状態にある図1の巻印残量表示機構についての図4と同様な一部拡大平面説明図。 図1の機械式時計を文字板側から見た平面説明図。 本発明の別の好ましい一実施例の巻印残量表示機構を備えた機械式時計についての図1と同様な平面説明図。 図10の機械式時計についての図3と同様な断面説明図。 図10の機械式時計についての図9と同様な平面説明図。 本発明の更に別の好ましい一実施例の巻印残量表示機構を備えた機械式時計についての図1と同様な平面説明図。 図13の機械式時計についての図9と同様な平面説明図。 本発明の更に別の好ましい一実施例の巻印残量表示機構を備えた機械式時計についての図1と同様な平面説明図。 図15の機械式時計についての図9と同様な平面説明図。 本発明の更に別の好ましい一実施例の巻印残量表示機構を備えた機械式時計についての図1と同様な平面説明図。 図17の巻印残量表示機構の動作状態についての図4〜図8と同様な一部拡大平面説明図。 図17の機械式時計についての図3と同様な断面説明図。 図17の機械式時計についての図9と同様な平面説明図。
符号の説明
1,1A,1B,1C,1D 巻印残量表示機構
2,2A,2B,2C,2D 機械式時計
3,3A,3B,3C,3D ムーブメント
5 巻印残量表示機構本体部
7 文字板
8 リュウズ
9 時計ケース
10 香箱
11 ぜんまい
15 香箱真かな
16 香箱かな
21 地板
22 香箱受
23 第二地板
24 第二輪列受
25 二番受
31 筒車
32 二番車
33 四番車
34 時針
35 分針
36 秒針
40,40B,40D 駆動レバー
41 回動軸
42 腕部
43,43B 腕部
44 扇形歯車部
45 度決めピン
50,50A,50B,50C,50D 表示部材
51,51D 回動軸
52,52D 駆動歯車部
53,53D 表示腕部
55,55A,55B,55C,55D 表示真
56,56A,56B,56C,56D スリット
57,57A,57B 取付穴
61,61A,61B,61C,61D 残量表示板
62,62A,62B,62C,62D 残量表示目盛
70,70B,70C,70D 固定歯車
71 内歯歯車部
71D 外歯歯車部
100 遊星ユニット(遊星車機構)
110 第一太陽車
111 第一太陽歯車
112 第一太陽かな
120 第二太陽車
121 第二太陽歯車
122 第二太陽かな
130 遊星中間車
131 遊星中間歯車
132 スペーサ
140 遊星車
141 第一遊星歯車
142 第二遊星歯車
150 遊星伝え車
151 遊星伝え歯車
152 遊星伝えかな
A 回転方向
B1,B2 回転方向
D,E,ED,F,FA,FD 中心
D1,D2 回動方向
E1,E2,ED1,ED2 回動方向
G,GA,GB,GC,GD 軌跡
G1,G2,GA1,GA2,GB1,GB2,GC1,GC2,GD1,GD2 変位方向
H,K 距離
J1,J3,J5 位置
P1,P2,P3,P4,P5 位置
Q1,Q2,Q3,Q4,Q5 位置
R1,R2 半径
R3,R3A 距離
S1,S5 状態
U1,U1A,U2,U2A,U3,U3A,U4,U4A,U5,U5A,U1D,U3D,U5D 位置

Claims (10)

  1. ぜんまいの巻上げ残量の変化に応じて回転する出力歯車と、
    該出力歯車に噛合した扇形歯車部、及び該扇形歯車部の回転中心から該扇形歯車部の扇形部分とは異なる向きに延びた腕部を一体的に備える駆動レバーと、
    該駆動レバーの前記腕部に回転自在に支持された駆動歯車部及び該駆動歯車部の回転中心から離れた部位において該駆動歯車部に一体的に形成された表示真を備える表示部材と、
    該表示部材の前記駆動歯車部の歯部が噛合する固定歯部を備えた固定歯車と
    を有する時計の巻印残量表示機構。
  2. 前記固定歯車が内歯歯車である請求項1に記載の時計の巻印残量表示機構。
  3. 前記表示真から前記駆動歯車部の回転中心までの距離が、前記駆動歯車部のピッチ円の半径よりも小さい請求項1又は2に記載の時計の巻印残量表示機構。
  4. 前記表示真により形成される軌跡が擬似直線状である請求項3に記載の巻印残量表示機構。
  5. 前記表示真から前記駆動歯車部の回転中心までの距離が、前記駆動歯車部のピッチ円の半径よりも大きい請求項1又は2に記載の時計の巻印残量表示機構。
  6. 前記表示真により形成される軌跡が円弧状であり、且つ該円弧の中心が時計の外周よりも外側に位置する請求項5に記載の時計の巻印残量表示機構。
  7. 前記固定歯車が外歯歯車である請求項1に記載の時計の巻印残量表示機構。
  8. 前記駆動レバーの回転中心が、前記固定歯車と前記出力歯車とを結ぶ線によって規定される領域の内側にある請求項1から7までのいずれか一つの項に記載の時計の巻印残量表示機構。
  9. 前記駆動レバーの回転中心が、前記固定歯車と前記出力歯車とを結ぶ線によって規定される領域の外側にある請求項1から7までのいずれか一つの項に記載の時計の巻印残量表示機構。
  10. 請求項1から9までのいずれか一つの項に記載の巻印残量表示機構を備えた巻印残量表示機構付時計。
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